JP2009037073A - 光源装置および原稿読み取り装置 - Google Patents

光源装置および原稿読み取り装置

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ユー ケン ロイ
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スィー ヘン ヨー
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Abstract

【課題】可視光と赤外光とを共通の開口部から射出させること。
【解決手段】透過用光源装置20は、基板211、白色発光ダイオード221、赤外発光ダイオード222、反射部23、開口部24を備えている。白色発光ダイオード221を光源とする射出光および赤外発光ダイオード222を光源とする射出光はそれぞれ、反射部23によって反射、拡散され、開口部24へと導かれる。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光ダイオードを光源として有する光源装置およびその光源装置を備える原稿読み取り装置に関する。
原稿読み取り装置、すなわち、スキャナにおいて、ネガフィルムやポジフィルムといった透過原稿を読み取る原稿読み取り装置が実用化されている。透過原稿を読み取る原稿読み取り装置では、赤外光を用いて透過原稿を読み取り、ノイズ源の位置を特定し、可視光により読み取った透過原稿の画像データを補修ことで透過原稿上の傷やゴミといったノイズ源の影響を除去している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−130123号公報
しかしながら、従来の原稿読み取り装置では、可視光光源と赤外光光源とは異なる開口部から光を射出するように配置されていた。すなわち、可視光光源の光路と赤外光光源の光路とが異なっていた。したがって、赤外光を用いた透過原稿の読み取りと、可視光を用いた透過原稿の読み取りを別々に行わなければならなかった。また、各光源に合わせて開口部を2つ備えなければならないので、光源装置の小型化が容易でなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、可視光と赤外光とを共通の開口部から射出させることを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は以下の種々の態様を採る。
本発明の第1の態様は、光源装置を提供する。本発明の第1の態様に係る光源装置は、光を射出するための開口部と、前記開口部から可視光を射出する可視光発光ダイオードと、前記開口部から赤外光を射出する赤外光発光ダイオードとを備える。
本発明の第1の態様に係る光源装置によれば、可視光と赤外光とを共通の開口部から射出させることができる。また、光源装置を小型化することができる。
本発明の第1の態様に係る光源装置はさらに、入射光を前記開口部に向けて反射させる反射部を備え、前記可視光発光ダイオードおよび前記赤外光発光ダイオードは、射出した前記可視光および前記赤外光がそれぞれ、前記反射部を介して前記開口部から射出されるよう配置されていても良い。この場合には、開口部から反射光を射出することができるので、光量の均一化を図ることができる。
本発明の第1の態様に係る光源装置において、前記可視光発光ダイオードと前記赤外光発光ダイオードは同一の基板上に備えられていても良い。この場合には、光源装置に対する基板、すなわち、光源の実装を簡易化することができる。
本発明の第1の態様に係る光源装置において、前記可視光発光ダイオードと前記赤外光発光ダイオードは異なる基板上に備えられていても良い。この場合には、光源装置の構成に合わせて可視光発光ダイオードを搭載した基板および赤外光発光ダイオードを搭載した基板をそれぞれ実装することができる。
本発明の第1の態様に係る光源装置において、前記可視光発光ダイオードを備える基板と前記赤外光発光ダイオードを備える基板は、前記開口部に対して対称に配置されていても良い。この場合には、可視光および赤外光の波長に合わせた光路設計を行うことができる。
本発明の第2の態様は、原稿読み取り装置を提供する。本発明の第2の態様に係る原稿読み取り装置は、本発明の第1の態様に係る光源装置と、原稿の読み取りを実行する原稿読み取り部と、前記原稿読み取り部、前記可視光および前記赤外光を用いて前記原稿上のノイズを検出するノイズ検出部とを備える。
本発明の第2の態様に係る原稿読み取り装置によれば、可視光と赤外光とを共通の開口部から射出させることができるので、原稿読み取り装置を小型化することができる。
本発明の第2の態様に係る原稿読み取り装置において、前記ノイズ検出部は、一度の原稿読み取り処理において、前記ノイズを検出しても良い。この場合には、ノイズ検出に要する時間を短縮することができる。
本発明の第2の態様に係る原稿読み取り装置はさらに、前記ノイズ検出処理の結果に基づいて、前記ノイズの影響を除去した画像データを生成する画像データ生成部を備えても良い。この場合には、ノイズの影響が除去または低減された画像データを得ることができる。また、ノイズの影響が除去または低減された画像データを得るために要する時間を短縮することができる。
以下、本発明に係る光源装置および原稿読み取り装置について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
・第1の実施例:
・原稿読み取り装置の構成
図1は本実施例に係る原稿読み取り装置の概略構成を模式的に示す説明図である。図2は本実施例に係る原稿読み取り装置が備える制御部の機能構成を示す説明図である。本実施例に係る原稿読み取り装置10は、反射用光源12、原稿載置ガラス111、原稿カバー112、走査ユニット13、可動ミラーユニット14、光学レンズユニット15、撮像ユニット16、透過用光源装置20、制御装置30を備えている。
透過用光源装置20は、ネガフィルム、ポジフィルムといった透過原稿に対して用いられる光源装置である。透過用光源装置20には、可視光光源と赤外光光源とが備えられており、両光源は、透過原稿に対して同一の開口部から光を射出する。透過用光源装置20の詳細な構成は後述する。透過用光源装置20は原稿カバー112内に、反射用光源12は走査ユニット13内に配置されている。透過用光源装置20は、図示しない駆動機構によって、走査ユニット13と連動して、原稿カバー112内において矢印方向(副走査方向)に移動することができる。
走査ユニット13には、反射用光源112の他に反射鏡131が備えられている。走査ユニット13は、図示しない駆動機構によって、矢印方向に移動して、原稿載置ガラス121上に載置されている原稿40を走査して、原稿40の読み取り処理を実行する。
可動ミラーユニット14は反射鏡141、142を備えている。可動ミラーユニット14もまた、走査ユニット13と連動して、図示しない駆動機構によって、原稿読み取りの際には矢印方向へ移動する。駆動機構としては、例えば、タイミングベルトを用いた周知の駆動機構を用いることができる。
光学レンズユニット15は、1または複数のレンズを備え、可動ミラーユニット14から入力された光を撮像ユニット16上に集光させる。本実施例における光学レンズユニット15は、撮像ユニット16上における赤外光の焦点位置と可視光の焦点位置のずれを低減させる焦点性能を有している。すなわち、可視光と、可視光よりも波長の長い赤外光とを用いた場合に、波長の相違による撮像ユニット16上における焦点位置のずれを抑制するレンズ性能を有している。
撮像ユニット16は、受光量に応じた電圧値を出力する半導体素子であり、一般的に、入射光を電荷に変換する受光素子と、受光素子において発生した電荷を転送するための素子を備える。撮像ユニット16としては、例えば、転送回路に電荷結合素子(CCD)を用いたCCDセンサ、相補形金属酸化膜半導体(CMOS)を用いたCMOSセンサを用いることができる。本実施例では、撮像ユニット16に複数の受光素子が水平方向に配列されており、各受光素子に対しては、R、G、Bのカラーフィルタが装着されている。
制御装置30は、透過用光源装置20における可視光光源、赤外光光源のオン・オフ、反射用光源12のオン・オフ、走査ユニット13および可動ミラーユニット14の動作を制御する。制御装置30は、撮像ユニット16を介して読み取った原稿40の画像データを取得する。
制御装置30は、図2に示すように、双方向バス34によって相互に接続されている中央処理装置(CPU)31、メモリ32、入出力インターフェース33を備えている。入出力インターフェース33は、透過用光源装置20、反射用光源12、走査ユニット13、可動ミラーユニット14および撮像ユニット16と接続されている。CPU31は、メモリ32に格納されている各種プログラム、モジュールを実行する。メモリ32は、例えば、揮発性、不揮発性の記憶素子、ハードディスクドライブといった大容量記憶装置を含む。撮像ユニット16によって読み取られ、生成された画像データはメモリ12に記録される。メモリ32は、透過原稿上のノイズを検出するための赤外線走査実行モジュールM1を備えている。CPU31が赤外線走査実行モジュールM1を実行することによって、ノイズ検出部が実現される。
CPU31は、赤外線走査実行モジュールM1を実行することによって、透過原稿上のノイズを検出し、修正する。具体的には、赤外光光源からの赤外光によって得られた画像データを用いて傷、汚れといったノイズ位置を特定し、特定したノイズ位置に対して補正処理を施すことによって可視光光源からの可視光によって得られた画像データを補修する。画像データの補修は、例えば、ノイズ特定箇所の周囲の画素値を用いてノイズ特定箇所の画素値を置換する処理、ノイズ特定箇所の画素を注目画素とする平滑化処理によって実行される。この結果、ノイズが除去された、あるいは、ノイズが低減された画像データを得ることができる。なお、画像データの補修は、ノイズの影響が除去または低減された画像データの生成ということも可能であり、CPU31が赤外線走査実行モジュールM1を実行することによって、画像データ生成部が実現される。
本実施例では、後述するように、赤外光光源と可視光光源とが同一の開口部を使用する透過用光源装置20を用いるので、赤外光による画像データの生成と可視光による画像データの生成を同一走査パスにおいて実行することができる。すなわち、本実施例における光学レンズユニット15は、赤外光を用いた場合と可視光を用いた場合における、撮像ユニット16上における焦点位置のずれを低減する特性を有している。しがたって、例えば、可視光光源を点灯し、赤外光光源を消灯して透過原稿を1ライン分読み取り、続いて、可視光光源を消灯し、赤外光光源を点灯して透過原稿の同一1ライン分を読み取ることを繰り返し実行することによって、同一読み取りパス(走査パス)において、赤外光による画像データの生成と可視光による画像データの生成を行うことができる。この結果、ノイズ検出、ノイズ除去処理に要する時間を短縮することができる。なお、赤外線光源を用いた透過原稿の走査では、例えば、Gフィルタが装着された受光素子を用いて、透過光量の検出(透過原稿の読み取り)が実行される。
・透過用光源装置20の構成:
図3は第1の実施例に係る透過用光源装置の外観構成の一部を模式的に示す説明図である。図4は第1の実施例に係る透過用光源装置を図3の4−4切断線にて切断した断面の概略構成を模式的に示す説明図である。図5は本実施例に係る透過用光源装置が備える光源の概略構成を示す説明図である。
透過用光源装置20は、図3に示すように、平面視において略長方形形状を有している。すなわち、原稿読み取り装置10の主走査方向に延伸する形状を有している。透過用光源装置20は、図4に示すように、光源21、反射部23および開口部24を備え、制御装置30と制御信号線を介して接続されている。透過用光源装置20は、光源21から射出された光を、開口部24から対象物に対して照射(射出)する。
本実施例の光源21は、基板211、可視光光源としての白色発光ダイオード221(可視光発光ダイオードとも言う。)および赤外光光源としての赤外発光ダイオード222(赤外光発光ダイオードとも言う。)を備えている。基板211の一端には、電流回路と接続するためのコネクタ212が備えられている。図4の例では、長尺状の基板211の長手方向に沿って所定間隔で白色発光ダイオード221と赤外発光ダイオード222とが交互に基板211上に実装されている。既述の通り、各発光ダイオード221、222は側面発光型の発光ダイオードであり、発光面が基板211の長辺近傍に位置するように基板211の中心線に対してオフセットして配置されている。ここで、本実施例では、長尺状の基板211に対する発光ダイオード221、222の実装を容易にするため、各発光ダイオード221、222の実装時には複数の基板211が一体化された原基板が用いられる。したがって、各基板211の切り離し時に発光ダイオード221、222が損傷を受けないよう、発光ダイオード221、222は、基板211の外縁部上には配置されていない。
基板211における各発光ダイオード221、222の実装面は、反射面としても作用するように白色に塗られている。なお、基板211の実装面の色は白色に限られず、銀色、緑色等の色であっても良い。
本実施例における光源21の回路構成について説明する。白色発光ダイオード221および赤外発光ダイオード222はそれぞれ直列に接続されている。直列接続されている白色発光ダイオード221のグループおよび赤外発光ダイオード222のグループには、コネクタ23を介して、それぞれ別個の定電流源が接続されている。したがって、1つの定電流源を用いる場合における、電流制限抵抗を用いた各グループに対する個別の電流調整が不要となる。また、電流制限抵抗を別途要しないので、電流制限抵抗を実装することによる発光ダイオードの点灯不良、すなわち、基板に対する電流制限抵抗の実装(半田付け)の不具合に起因する発光ダイオードの点灯不良を抑制または防止することができる。
反射部23は、透過用光源装置20の筐体を形成すると共に、光源21から射出された射出光を予め予定されている開口部24へと導く反射板として機能する。具体的には、反射部23は、白色発光ダイオード221を光源とする射出光および赤外発光ダイオード222を光源とする射出光の双方を反射、拡散によって開口部24の方向へ収束させる。すなわち、本実施例において、開口部24は、白色発光ダイオード221および赤外発光ダイオード222の双方に共通して用いられる開口部である。
本実施例では、光路LPには、反射光等の間接光のみを入射させると共に、光源21のメインビームの一次反射光が光路LPに入射しないよう光源21を反射部23に配置することによって、点光源である発光ダイオード光源に起因する光量分布の局在化の抑制、光量分布の均一化が図られている。なお、一次反射光とは、反射部23によって反射された光源21からの直接光の反射光を意味する。
以上説明した第1の実施例に係る原稿読み取り装置10および透過用光源装置20によれば、白色発光ダイオード221からの射出光と赤外発光ダイオード222からの射出光の双方が、同一の開口部24を介して、透過用光源装置20の外部に射出される。したがって、1回の原稿読み取り走査によって、赤外光による画像データの生成と可視光による画像データの生成を行うことができる。この結果、赤外光を用いた透過原稿上のノイズ検出およびノイズ抑制またはノイズ除去処理に要する時間を低減することができる。
第1の実施例に係る透過用光源装置20によれば、白色発光ダイオード光源および赤外発光ダイオード光源に対して、共通の開口部24を用いることができるので、透過用光源装置20を小型化することができる。したがって、原稿読み取り装置10の小型化に寄与することができる。
さらに、第1の実施例に係る透過用光源装置20によれば、白色発光ダイオード221および赤外発光ダイオード222が同一の基板211上に実装されているので、1の光源21を用いて、赤外光による画像データの生成と可視光による画像データの生成を行うことができる。したがって、透過用光源装置20をさらに小型化することが可能となり、原稿読み取り装置10の更なる小型化に寄与することができる。
以下、本実施例に係る原稿読み取り装置10に適用可能な第2および第3の実施例に係る透過用光源装置について説明する。
・第2の実施例:
・透過用光源装置20aの構成:
図6は第2の実施例に係る透過用光源装置の概略構成を模式的に示す説明図である。図7は第2の実施例に係る透過用光源装置が備える光源の概略構成を示す説明図である。
第2の実施例に係る透過用光源装置20aは、第1の実施例に係る透過用光源装置20と同様に、原稿読み取り装置10の主走査方向に延伸する長尺形状体である。第2の実施例に係る透過用光源装置20aは、白色発光ダイオード光源21aと赤外発光ダイオード光源21bとを別々に備えている点において、第1の実施例に係る透過用光源装置20と異なる。以下の説明では、第1の実施例に係る透過用光源装置20と異なる点を中心に説明する。
第2の実施例に係る透過用光源装置20aは、図6に示すように、白色発光ダイオード光源21a、赤外発光ダイオード光源21b、反射部23aおよび開口部24aを備え、制御装置30と制御信号線を介して接続されている。透過用光源装置20aは、各光源21a、21bから射出された光を、共通の開口部24aを介して対象物に対して照射(射出)する。
図7に示すように、本実施例の白色発光ダイオード光源21aは、基板211a、可視光光源としての白色発光ダイオード221を備えている。赤外発光ダイオード光源21bは、基板211b、赤外光光源としての赤外発光ダイオード222を備えている。本実施例において白色発光ダイオード光源21aと赤外発光ダイオード光源21bとは、開口部24aに対して対称に配置されている。各基板211a、211bの一端には、電流回路と接続するためのコネクタ212が備えられている。長尺状の各基板211a、211bには、それぞれ、その長手方向に沿って所定間隔で白色発光ダイオード221または赤外発光ダイオード222が実装されている。既述の通り、各発光ダイオード221、222は側面発光型の発光ダイオードであり、発光面が基板211a、211bの長辺近傍に位置するように基板211a、211bの中心線に対してオフセットして配置されている。
基板211a、211bにおける各発光ダイオード221、222の実装面は、反射面としても作用するように白色に塗られている。なお、基板211a、211bの実装面の色は白色に限られず、銀色、緑色等の色であっても良い。
本実施例における各光源21a、21bにおいて、白色発光ダイオード221および赤外発光ダイオード222はそれぞれ直列に接続されている。各光源21a、21bの白色発光ダイオード221および赤外発光ダイオード222には、コネクタ23を介して、それぞれ別個の定電流源が接続されている。
反射部23aは、透過用光源装置20aの筐体を形成すると共に、光源21a、21bから射出された射出光を共通の開口部24aへと導く反射板として機能する。具体的には、反射部23aは、白色発光ダイオード光源21aからの射出光および赤外発光ダイオード光源21bからの射出光の双方を反射、拡散によって開口部24の方向へ収束させる。
本実施例では、光路LPには、反射光等の間接光のみを入射させると共に、各光源21a、21bのメインビームの一次反射光が光路LPに入射しないよう各光源21a、21bを反射部23aに配置することによって、点光源である発光ダイオード光源に起因する光量分布の局在化の抑制、光量分布の均一化が図られている。
以上説明した第2の実施例に係る透過用光源装置20aによれば、白色発光ダイオード光源21aからの射出光と赤外発光ダイオード光源21bからの射出光の双方が、同一の開口部24aを介して、透過用光源装置20aの外部に射出される。したがって、1回の原稿読み取り走査において、白色発光ダイオード光源21aと、赤外発光ダイオード光源21bとを、選択的に点灯することによって、赤外光による画像データの生成と可視光による画像データの生成を行うことができる。この結果、赤外光を用いた透過原稿上のノイズ検出およびノイズ抑制またはノイズ除去処理に要する時間を低減することができる。なお、ノイズ検出およびノイズ低減または除去処理については第1の実施例において説明したので説明を省略する。
第2の実施例に係る透過用光源装置20aによっても、白色発光ダイオード光源21aおよび赤外発光ダイオード光源21bに対して、共通の開口部24aを用いることができるので、透過用光源装置20aを小型化することができる。したがって、原稿読み取り装置10の小型化に寄与することができる。
・第3の実施例:
・透過用光源装置20cの構成:
図8は第3の実施例に係る透過用光源装置の概略構成を模式的に示す説明図である。図9は第3の実施例に係る透過用光源装置が備える光源の概略構成を示す説明図である。
第3の実施例に係る透過用光源装置20cは、第1の実施例に係る透過用光源装置20と同様に、原稿読み取り装置10の主走査方向に延伸する長尺形状体である。第3の実施例に係る透過用光源装置20cは、白色発光ダイオード221cと赤外発光ダイオード221cとを基板上211cに並列して備えている点において、第1の実施例に係る透過用光源装置20と異なる。以下の説明では、第1の実施例に係る透過用光源装置20と異なる点を中心に説明する。
第3の実施例に係る透過用光源装置20cは、図8に示すように、光源21c、反射部23cおよび開口部24cを備え、制御装置30と制御信号線を介して接続されている。透過用光源装置20cは、光源21cにおける、白色発光ダイオード221cと赤外発光ダイオード221cから射出された光を、共通の開口部24cを介して対象物に対して照射(射出)する。
図9に示すように、本実施例の光源21cは、基板211c、可視光光源としての白色発光ダイオード221c、赤外光光源としての赤外発光ダイオード222cを備えている。基板211cの一端には、電流回路と接続するためのコネクタ212が備えられている。長尺状の基板211cには、その長手方向に沿って所定間隔で白色発光ダイオード221cおよび赤外発光ダイオード222cが直列に実装されている。本実施例における、各発光ダイオード221c、222cは平面発光型の発光ダイオードであり、図8において、上方に光を射出する。
基板211cにおける各発光ダイオード221c、222cの実装面は、反射面としても作用するように白色に塗られている。なお、基板211cの実装面の色は白色に限られず、銀色、緑色等の色であっても良い。
本実施例における光源21cにおいて、白色発光ダイオード221cおよび赤外発光ダイオード222cはそれぞれ直列に接続されている。基板211c上の白色発光ダイオード221cおよび赤外発光ダイオード222cには、コネクタ23を介して、それぞれ別個の定電流源が接続されている。
反射部23cは、透過用光源装置20cの筐体を形成すると共に、光源21cから射出された射出光を共通の開口部24cへと導く反射板として機能する。具体的には、反射部23cは、白色発光ダイオード221cからの射出光および赤外発光ダイオード光源222cからの射出光の双方を反射、拡散によって開口部24の方向へ収束させる。
本実施例では、光路LPには、反射光等の間接光のみを入射させると共に、光源21cのメインビームの一次反射光が光路LPに入射しないよう光源21cを反射部23cに配置することによって、点光源である発光ダイオード光源に起因する光量分布の局在化の抑制、光量分布の均一化が図られている。
以上説明した第3の実施例に係る透過用光源装置20cによれば、白色発光ダイオード221cからの射出光と赤外発光ダイオード222cからの射出光の双方が、同一の開口部24cを介して、透過用光源装置20cの外部に射出される。したがって、1回の原稿読み取り走査において、白色発光ダイオード221cと、赤外発光ダイオード222cとを、選択的に点灯することによって、赤外光による画像データの生成と可視光による画像データの生成を行うことができる。この結果、赤外光を用いた透過原稿上のノイズ検出およびノイズ抑制またはノイズ除去処理に要する時間を低減することができる。なお、ノイズ検出およびノイズ低減または除去処理については第1の実施例において説明したので説明を省略する。
第3の実施例に係る透過用光源装置20cによっても、白色発光ダイオード221cおよび赤外発光ダイオード222cに対して、共通の開口部24cを用いることができるので、透過用光源装置20cを小型化することができる。したがって、原稿読み取り装置10の小型化に寄与することができる。
・その他の実施例:
(1)第1および第2の実施例では、基板211、211a上に一列に並ぶ発光ダイオード221、222を光源21、21a、21bの一例として説明したが、各発光ダイオード221、222は2列以上の複数列であってもよく、あるいは、ブロック状に固まりをなして配置されていてもよい。また、第3の実施例において、各発光ダイオード221、222がそれぞれ複数列配置されていても良い。いずれの場合にも、各発光ダイオード221、222からの間接射出光が共通の開口部24、24a、24cを介して透過原稿等の対象物に射出されれば良い。
(2)上記各実施例では、白色の発光ダイオード221を可視光光源として用いているが、例えば、赤色、緑色、青色の発光ダイオードを可視光光源として用いても良い。
(3)第1の実施例に係る原稿読み取り装置10では、走査ユニット13が移動することによって原稿40の読み取りが行われているが、固定されている走査ユニット上を原稿10が移動しても良い。すなわち、原稿と走査ユニット(読み取り部)とが相対的に移動すれば良い。また、原稿とは、文書、画像その他、読み取りの対象となる対象を意味する。
(4)上記実施例では、透過用光源装置20、20a、20cが原稿読み取り装置10に適用される例を説明したが、この他にも、ファクシミリ、複写機、複合機といった、透過用光源装置20、20a、20cを用いることによって、透過原稿を読み取り可能な種々の装置に用いることができる。
(5)第1の実施例では、焦点性能の高いレンズユニットを用いたが、これに代えて、通常のレンズユニットを用いると共に、レンズユニットと撮像ユニットとの間に可動式の焦点位置調整用のフィルタ、例えば、ガラス板を配置しても良い。この場合には、透過用光源装置20の小型化、原稿読み取り装置10の小型化を図ることができる。また、可視光光源を用いた画像データの生成および赤外光光源を用いた画像データの生成のタイミングに合わせて、フィルタを光路に配置、光路から除去させることによって、1回の原稿読み取り走査において、可視光光源を用いた画像データの生成および赤外光光源を用いた画像データの生成を実行することができる。
(6)上記各実施例では、開口部24、24a、24cから間接光を射出する構成を備えているが、例えば、可視光および赤外光の少なくとも一方の光路に拡散フィルタを配置し、開口部24、24a、24cから直接光を射出する構成としても良い。この場合には、光源装置20、20a、20cの内部または外部に拡散フィルタ等の光を拡散させるための部材を配置することによって、光量の均一化を図ることができる。また、この構成においては反射部を備えなくても良い。この構成例においても、可視光光源と赤外光光源に対して共通の開口部を用いることができる点に変わりはない。
(7)上記第2の実施例では、白色発光ダイオード光源21aと赤外発光ダイオード光源21bとを開口部24aに対して対称に備えているが、開口部24aに対して、白色発光ダイオード光源21aと赤外発光ダイオード光源21bとを同一の側に配置しても良い。この場合には、例えば、白色発光ダイオード光源21aと赤外発光ダイオード光源21bとをタンデム状に配置すれば良い。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
第1の実施例に係る原稿読み取り装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 第1の実施例に係る原稿読み取り装置が備える制御部の機能構成を示す説明図である。 第1の実施例に係る透過用光源装置の外観構成の一部を模式的に示す説明図である。 第1の実施例に係る透過用光源装置を図3の4−4切断線にて切断した断面の概略構成を模式的に示す説明図である。 第1の実施例に係る透過用光源装置が備える光源の概略構成を示す説明図である。 第2の実施例に係る透過用光源装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 第2の実施例に係る透過用光源装置が備える光源の概略構成を示す説明図である。 第3の実施例に係る透過用光源装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 第3の実施例に係る透過用光源装置が備える光源の概略構成を示す説明図である。
符号の説明
10…原稿読み取り装置
12…反射用光源
111…原稿載置ガラス
112…原稿カバー
13…走査ユニット
131…反射鏡
14…可動ミラーユニット
141、142…反射鏡
15…レンズユニット
16…撮像ユニット
20、20a、20c…光源装置
21、21c…光源
21a…白色発光ダイオード光源
21b…赤外発光ダイオード光源
211、211a、211b、211c…基板
221、221c…白色発光ダイオード
222、222c…赤外発光ダイオード
23、23a、23c…反射部
23…コネクタ
24、24a、24c…開口部
30…制御回路
31…中央処理装置(CPU)
32…メモリ
33…入出力インターフェース
34…双方向バス
M1…赤外線走査実行モジュール
LP…光路

Claims (8)

  1. 光源装置であって、
    光を射出するための開口部と、
    前記開口部から可視光を射出する可視光発光ダイオードと、
    前記開口部から赤外光を射出する赤外光発光ダイオードと
    を備える光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置はさらに、
    入射光を前記開口部に向けて反射させる反射部を備え、
    前記可視光発光ダイオードおよび前記赤外光発光ダイオードは、射出した前記可視光および前記赤外光がそれぞれ、前記反射部を介して前記開口部から射出されるよう配置されている光源装置。
  3. 請求項1または2に記載の光源装置において、
    前記可視光発光ダイオードと前記赤外光発光ダイオードは同一の基板上に備えられている光源装置。
  4. 請求項1または2に記載の光源装置において、
    前記可視光発光ダイオードと前記赤外光発光ダイオードは異なる基板上に備えられている光源装置。
  5. 請求項4に記載の光源装置において、
    前記可視光発光ダイオードを備える基板と前記赤外光発光ダイオードを備える基板は、前記開口部に対して対称に配置されている光源装置。
  6. 原稿読み取り装置であって、
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の光源装置と、
    原稿の読み取りを実行する原稿読み取り部と、
    前記原稿読み取り部、前記可視光および前記赤外光を用いて前記原稿上のノイズを検出するノイズ検出部とを備える原稿読み取り装置。
  7. 請求項6に記載の原稿読み取り装置において、
    前記ノイズ検出部は、一度の原稿読み取り処理において、前記ノイズを検出する原稿読み取り装置。
  8. 請求項6または7に記載の原稿読み取り装置はさらに、
    前記ノイズ検出処理の結果に基づいて、前記ノイズの影響を除去した画像データを生成する画像データ生成部を備える原稿読み取り装置。
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