JP2005026578A - 光電検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】透光カバーに反射防止膜を設けることなく内面反射の影響を抑制でき、低コストで高画質の光電変換装置を提供する。
【解決手段】被検出物を照明する照明手段と、被検出物の像を光電変換するラインセンサと、前記ラインセンサの受光面の前方に取り付けられる透光カバーとを備え、前記照明手段および前記ラインセンサあるいは前記被検出物を、前記ラインセンサの走査方向と直交する副走査方向に移動させて1画面分の画像データを取得する光電検出装置であって、前記透光カバーは、前記ラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】被検出物を照明する照明手段と、被検出物の像を光電変換するラインセンサと、前記ラインセンサの受光面の前方に取り付けられる透光カバーとを備え、前記照明手段および前記ラインセンサあるいは前記被検出物を、前記ラインセンサの走査方向と直交する副走査方向に移動させて1画面分の画像データを取得する光電検出装置であって、前記透光カバーは、前記ラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明手段およびラインセンサにより画像データを取得する光電検出装置において、特に透光カバーの反射光による画像データの画質劣化を防止する光電検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、原稿などの被検出物の透過光または反射光を光電変換して、画像データを取得する光電検出装置は、スキャナや半導体露光装置などをはじめとして広い用途で用いられている。
これらの光電変換装置では、ラインセンサの一度の読み込みで、ラインセンサの走査方向(ラインセンサの長手方向)の1ライン分の画像データを生成する。その後、被検出物またはラインセンサを副走査方向(走査方向と直交する方向)に移動させて、次の走査方向1ライン分の画像データを順次生成することで1画面分の画像データを取得している。
【0003】
この光電変換装置のラインセンサは、光電変換を行う受光素子を保護するために、箱体状のパッケージと透光カバーで密閉された構造となっている(図7、図8参照)。そして、光電検出装置の読み取り時には、被検出物の透過光または反射光が、透光カバーを通過してラインセンサに入射する。
しかし、上記の光電検出装置の読み取り時には、ラインセンサの入射光がラインセンサの表面で反射することで、パッケージの内部に反射光が発生することがある。この反射光は、さらに透光カバーで反射してラインセンサに再入射することがある(図9参照)。このように反射光が再入射した場合には、受光素子に一旦読み込まれた画像情報が別の受光素子で重畳して読み込まれるため、読み取り画像にゴースト等の悪影響が生じ、鮮明な画像データが得られないという問題があった。
【0004】
かかるパッケージ内部での反射光の対策としては、透光カバーに反射防止膜を追加したり、パッケージの内面に反射防止処理を施すこと等が考案されている。また、特許文献1には、ラインセンサを光軸に対して傾斜状態に配置して、パッケージ内部の反射光がラインセンサに再入射するのを防止する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−274016号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来技術には以下の点で改善の余地があった。まず、透光カバーに反射防止膜を設ける場合には、反射防止膜の微少な傷などが画像データの精度を左右するため、その取り扱いが困難である。また、反射防止膜の分だけコスト高となってしまう。
【0007】
また、パッケージの内面に反射防止処理を施す場合、この処置のみでは、ラインセンサ表面で反射した反射光が、さらに透光カバーで反射してラインセンサに再入射することを完全に防ぐことはできない。
さらに、上記特許文献1の技術では、光軸に対して傾斜した角度に従ってラインセンサの見かけ上の開口面積が減少するので感度の低下が発生する。そのため、読み取り速度の低下や、ノイズの増加などが発生しうる点でなお改善の余地がある。
【0008】
本発明は上記従来技術の課題を解決するためにされたものであり、その目的は、透光カバーの反射光による画像データの画質劣化を低コストで効果的に防止する光電検出装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、被検出物を照明する照明手段と、被検出物の像を光電変換するラインセンサと、前記ラインセンサの受光面の前方に取り付けられる透光カバーとを備え、前記照明手段および前記ラインセンサあるいは前記被検出物を、前記ラインセンサの走査方向と直交する副走査方向に移動させて1画面分の画像データを取得する光電検出装置であって、前記透光カバーは、前記ラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記透光カバーの光軸直交面からの傾き角θと、前記透光カバーのラインセンサ側表面の光線通過点から前記ラインセンサの光線入射点までの距離aと、前記ラインセンサ表面に位置する光線入射点から前記ラインセンサの端部までの距離bとが、下式(1)の関係にあることを特徴とする。
【数2】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記透光カバー内の入射光の屈折に対応して生じる前記画像データの前記副走査方向のズレを補正する補正処理部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記補正処理部は、赤、緑、青の各色光ごとに独立して、前記画像データの前記副走査方向のズレを補正することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明において、前記ラインセンサは、前記透光カバー内の入射光の屈折に対応して、前記透光カバーに入射する前の光線の光軸からずれた位置に配置されていることを特徴とする。
【0012】
(作用)
請求項1の発明では、透光カバーが、ラインセンサのライン延長方向に対して直交方向に傾斜配置されており、ラインセンサで反射した反射光は傾斜配置された透光カバーに入射して、ラインセンサの受光部から外れた位置に反射する。
【0013】
請求項2の発明では、透光カバーの光軸直交面からの傾き角θが、透光カバーのラインセンサ側表面の光線通過点からラインセンサの光線入射点までの距離aと、ラインセンサ表面に位置する光線入射点からラインセンサの端部までの距離bで決定される。
【0014】
請求項3の発明では、透光カバー内の入射光の屈折に対応した画像データの副走査方向のズレが、補正処理部で補正される。
請求項4の発明では、赤、緑、青の各色光ごとに独立して、画像データの副走査方向のズレが補正される。
請求項5の発明では、ラインセンサが、透光カバーに入射前の光線の光軸からずれた位置に配置され、透光カバー内の入射光の屈折が補正されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態の構成)
図1は、第1実施形態の光電検出装置100の概要を示した図である(請求項1から請求項5に対応する)。第1実施形態の光電検出装置100はフイルムスキャナの例であって、アダプタ部1、読み取り光学系2、ライン移動機構3、フォーカシング機構4、制御部5とから構成される。この光電検出装置100は、ホストコンピュータ200に接続され、ホストコンピュータ200のドライバにより操作される。
【0016】
アダプタ部1は、読み取り光学系2が原稿(フイルム)6を検出する位置に原稿6を保持固定するものである。このアダプタ部1は原稿6の種類に応じて差し替えることが可能である。
読み取り光学系2は、照明LEDブロック7と、反射ミラー8と、投影レンズ9と、読み取り部10とから構成されている。照明LEDブロック7は、走査方向に延伸するように配置された複数のLEDで構成されている。LEDは、赤、緑、青の3原色からなり、照明LEDブロック7は赤、緑、青の各色光を選択的に発光できるようになっている。
【0017】
読み取り光学系2の反射ミラー8は、アダプタ部1を隔てて照明LEDブロック7の反対側に配置され、原稿6の透過光を反射して投影レンズ9に入射させる。投影レンズ9は、原稿6の透過光が長手方向に広がる状態となるように、原稿6の透過光を読み取り部10に結像させる。
【0018】
読み取り部10は、ラインセンサ11と、パッケージ12および透光カバー13とから構成されている。ラインセンサ11は、CCD等の受光素子を走査方向に配列して構成されている。パッケージ12は、その一面が開口されて開口面となっている箱体状の容器であって、パッケージ12の開口面に相対する底面部にラインセンサ11が取り付けられている。このパッケージ12の開口面側には、ガラス等で形成された平板の透光カバー13が装着されている。したがって、ラインセンサ11はパッケージ12および透光カバー13によって覆われており、ラインセンサ11は、ゴミや埃、あるいは接触による破損などから保護されている。
【0019】
この読み取り部10は、透光カバー13およびラインセンサ11の受光面が投影レンズ9に相対するように配置される。そして、反射ミラー8および投影レンズ9を経て入射する原稿6の透過光は、透光カバー13を通過してラインセンサ11で光電変換され、走査方向1ライン分の画像データが生成される。
ここで、読み取り部10の透光カバー13は、ラインセンサ11のライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されている。これにより、本発明では、ラインセンサ11の表面反射光は、傾斜配置された透光カバー13によって反射して、ラインセンサ11から外れた位置に入射する。すなわち、本発明では、ラインセンサ11の表面反射光が、透光カバー13で再度反射してラインセンサ11に再入射することはない。
【0020】
具体的には、透光カバー13を配置する角度は、以下の要領で決定される。すなわち、透光カバー13の光軸直交面からの傾き角θは、透光カバー13のラインセンサ11側表面の光線通過点O2からラインセンサ11の光線入射点Aまでの距離aと、ラインセンサ11表面に位置する光線入射点Aからラインセンサ11の端部Bまでの距離bとから、下式(1)により求められる。
【数3】
図5に示すように、透光カバー13の光軸直交面からの傾き角θと、光軸に沿って透光カバーに入射した光線の入射角i1と、ラインセンサ11表面で反射した光線の透光カバー13への入射角i2およびその反射角i3(それぞれ透光カバー13表面の法線と光線とがなす角)とは、スネルの法則により相等しい。そのため、i2およびi3を合計した角度(傾き角θの2倍の角度)が、角AO2Bより大きい角度となれば、ラインセンサ11からの反射光はラインセンサ11から外れた位置に反射する。したがって、距離aおよび距離bの関係から傾き角θが導出される。
【0021】
また、図5では、光線入射点Aがラインセンサ11の中央部に位置する例で便宜上説明したが、距離aおよび距離bの位置関係はこの例に限定されず、設計に応じて適宜変更できる。例えば、ラインセンサ11の受光部の周囲にアルミ蒸着膜などが形成され、ラインセンサ11の受光部周囲でも反射光が発生する場合では、この反射光がラインセンサ11の受光部に入射するのを防止する必要がある。この場合は、図6に示すように、ラインセンサ11の一端(下端)に入射する光線を想定して、その反射光がラインセンサ11の他端(上端)に入射しないように距離aおよび距離bを設定し、上記式により傾き角θを決定すればよい。
【0022】
さらに、図5に示すように、透光カバー13が光軸直交面に対して傾斜配置されているため、透光カバー13内では入射光の屈折が起こり、透光カバー13に入射前の光線と透光カバー13から射出後の光線とでは光軸が平行にシフトする。そのため、第1実施形態では、透光カバー13内の入射光の屈折に対応して、ラインセンサ11が、透光カバー13から射出後の光線の光軸に合致する位置(透光カバー入射前の光線の光軸からずれた位置)に配置されている。
【0023】
ライン移動機構3は、読み取り光学系2を副走査方向(走査方向と直交する方向)に移動させる。このライン移動機構3は、ステッピングモータ14と、ステッピングモータ14により回転されるリードねじ15と、読み取り光学系2の下側に設けられたナット部16との組み合わせによるねじ対偶機構で構成されている。
【0024】
フォーカシング機構4は、原稿ごとのばらつきやフイルムのカールによるばらつきによって、フイルム面の位置が変化するため、読み取り光学系2の垂直方向位置を調整するために設けられている。
制御部5は、光電検出装置100の各部を制御し、また読み取り光学系2からの電気信号を信号処理して画像データを生成する。制御部5は、A/D変換回路17、信号処理回路18、補正処理回路19、メモリ20、外部インターフェース回路21、CPU22とから構成されている。
【0025】
A/D変換回路17では、ラインセンサ11から出力されたアナログ信号の画像データがデジタル信号に変換される。信号処理回路18では、シェーディング補正やガンマ補正等の信号処理が行われる。さらに、補正処理回路19では、透光カバー13内での屈折に対応する画像データの副走査方向のズレが、赤色、緑色、青色の各色光ごとに独立してそれぞれ補正される。
【0026】
また、メモリ20には信号処理された画像データが蓄積される。外部インターフェース回路21はホストコンピュータ200との間の信号レベルの調節を行う。さらに、CPU22は、ホストコンピュータ200のドライバからの指示によって光電検出装置100の各部を制御し、画像データのホストコンピュータへ200の転送などを実行する。
【0027】
(第1実施形態の作用)
第1実施形態の光電検出装置100は上記のように構成され、以下、第1実施形態の光電検出装置の動作説明を行う。
まず、ユーザーはフイルム6のセットされたアダプタ部1を光電検出装置100に挿入し、ホストコンピュータ200から画像データ生成の指示を出す。光電検出装置100のCPU22は、フォーカシング機構4に、読み取り光学系2とフイルム面との相対距離を微調整する指示を出す。次にCPU22は、濃度情報を取得するためのプリスキャン実行の指示を出し、プリスキャンの終了後に画像データを生成するためのスキャン実行の指示を出す。
【0028】
そして、CPU22は、照明LEDブロック7に赤色光を発光する指示を出す。フイルム6に照射された赤色の透過光は、反射ミラー8および投影レンズ9を経て、透光カバー13を通過してラインセンサ11に入射する。なお、ラインセンサ11に入射した光はラインセンサ11の表面で反射するが、このラインセンサ11の表面反射光は、傾斜配置された透光カバー13で反射して、ラインセンサ11の受光部から外れた位置にそらされる。
【0029】
一方、ラインセンサ11は入射した赤色の透過光を光電変換して、1ライン分のアナログ信号の画像データをA/D変換回路17に出力する。この1ライン分の画像データは、A/D変換回路17でデジタル変換され、信号処理回路18で所定の信号処理が施される。
信号処理後の画像データは、補正処理回路19によって副走査方向のズレが補正される。これは、透光カバー13の傾斜配置によって透光カバー13内で入射光の屈折が生じ、画像データに副走査方向のズレが生じることから、このズレを補正するものである。これらの処理の後、1ライン分の赤色の画像データはメモリ20に記録される。
【0030】
1ライン分の赤色の画像データを取得した後、CPU22は、照明LEDブロック7に緑色光を発光する指示を出し、1ライン分の緑色の画像データを同様の手順で生成する。さらに、1ライン分の緑色の画像データを生成した後、CPU22は、照明LEDブロック7に青色光を発光する指示を出し、同様の手順で1ライン分の青色の画像データを生成する。ここで、赤色、緑色、青色の各色光はそれぞれ屈折率が異なるため、補正処理回路19は各色光ごとに別々に画像データの副走査方向のズレを補正する。以上の手順により、1ライン分の3原色の画像データの生成が終了する。
【0031】
1ライン分の3原色の画像データの生成が完了した後に、CPU22は、ライン移動機構3を駆動させて、読み取り光学系2を副走査方向に1ライン分移動させる。そして、同様の手順で次の1ライン分の3原色の画像データを生成する。この手順を順次繰り返して、最終的に1画面分の画像データが生成される。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、透光カバーがラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜配置されており、ラインセンサの表面反射光は、傾斜配置された透光カバーによってラインセンサの受光部から外れた位置に反射する。したがって、第1実施形態では、ラインセンサの表面反射光がラインセンサに再入射することはなく、受光素子に一旦読み込まれた画像情報が別の受光素子で重畳して読み込まれることはない。
【0032】
また、第1実施形態では、ラインセンサが、透光カバーから射出後の光線の光軸に合致する位置に配置されており、透光カバー内での入射光の屈折にも対応している。
さらに、第1実施形態では、赤色、緑色、青色の各色光ごとに異なる画像データの副走査方向のズレが、補正処理回路によって補正され、高い精度の画像データを得ることができる。
【0033】
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上記の実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態では、赤色光、緑色光、青色光を照明手段で用いたが、画質向上などの目的でこれ以外の波長の光を用いてもよい。また、第1実施形態の光電変換装置は原稿の透過光をラインセンサで読み取る構成であるが、その用途に応じて、照明手段を読み取り部側に配置して原稿の反射光をラインセンサで読み取るようにしてもよい。
【0034】
さらに、本発明の光電変換装置は、実施形態のフイルムスキャナに限定されることなく、例えば、半導体露光装置などの他の用途にも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明では、透光カバーに反射防止膜を設けることなく内面反射の影響を抑制でき、低コストで高画質の光電変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の光電検出装置の概要図である。
【図2】第1実施形態の読み取り部の斜視図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】第1実施形態の読み取り部に光線が入射した状態を示すための斜視図である。
【図5】第1実施形態の透光カバーとラインセンサとの位置関係と、入射光の光路とを示すための側面図である。
【図6】第1実施形態の透光カバーとラインセンサとの位置関係の他の例を示す図である。
【図7】従来例の読み取り部の斜視図である。
【図8】図6の縦断面図である。
【図9】従来例の読み取り部に光線が入射した状態を示すための斜視図である。
【符号の説明】
1 アダプタ部
2 読み取り光学系
3 ライン移動機構
4 フォーカシング機構
5 制御部
6 原稿(フイルム)
7 照明LEDブロック
8 反射ミラー
9 投影レンズ
10 読み取り部
11 ラインセンサ
12 パッケージ
13 透光カバー
14 ステッピングモータ
15 リードねじ
16 ナット部
17 A/D変換回路
18 信号処理回路
19 補正処理回路
20 メモリ
21 外部インターフェース回路
22 CPU
23 読み取り部(従来例)
100 光電検出装置
200 ホストコンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明手段およびラインセンサにより画像データを取得する光電検出装置において、特に透光カバーの反射光による画像データの画質劣化を防止する光電検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、原稿などの被検出物の透過光または反射光を光電変換して、画像データを取得する光電検出装置は、スキャナや半導体露光装置などをはじめとして広い用途で用いられている。
これらの光電変換装置では、ラインセンサの一度の読み込みで、ラインセンサの走査方向(ラインセンサの長手方向)の1ライン分の画像データを生成する。その後、被検出物またはラインセンサを副走査方向(走査方向と直交する方向)に移動させて、次の走査方向1ライン分の画像データを順次生成することで1画面分の画像データを取得している。
【0003】
この光電変換装置のラインセンサは、光電変換を行う受光素子を保護するために、箱体状のパッケージと透光カバーで密閉された構造となっている(図7、図8参照)。そして、光電検出装置の読み取り時には、被検出物の透過光または反射光が、透光カバーを通過してラインセンサに入射する。
しかし、上記の光電検出装置の読み取り時には、ラインセンサの入射光がラインセンサの表面で反射することで、パッケージの内部に反射光が発生することがある。この反射光は、さらに透光カバーで反射してラインセンサに再入射することがある(図9参照)。このように反射光が再入射した場合には、受光素子に一旦読み込まれた画像情報が別の受光素子で重畳して読み込まれるため、読み取り画像にゴースト等の悪影響が生じ、鮮明な画像データが得られないという問題があった。
【0004】
かかるパッケージ内部での反射光の対策としては、透光カバーに反射防止膜を追加したり、パッケージの内面に反射防止処理を施すこと等が考案されている。また、特許文献1には、ラインセンサを光軸に対して傾斜状態に配置して、パッケージ内部の反射光がラインセンサに再入射するのを防止する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−274016号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来技術には以下の点で改善の余地があった。まず、透光カバーに反射防止膜を設ける場合には、反射防止膜の微少な傷などが画像データの精度を左右するため、その取り扱いが困難である。また、反射防止膜の分だけコスト高となってしまう。
【0007】
また、パッケージの内面に反射防止処理を施す場合、この処置のみでは、ラインセンサ表面で反射した反射光が、さらに透光カバーで反射してラインセンサに再入射することを完全に防ぐことはできない。
さらに、上記特許文献1の技術では、光軸に対して傾斜した角度に従ってラインセンサの見かけ上の開口面積が減少するので感度の低下が発生する。そのため、読み取り速度の低下や、ノイズの増加などが発生しうる点でなお改善の余地がある。
【0008】
本発明は上記従来技術の課題を解決するためにされたものであり、その目的は、透光カバーの反射光による画像データの画質劣化を低コストで効果的に防止する光電検出装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、被検出物を照明する照明手段と、被検出物の像を光電変換するラインセンサと、前記ラインセンサの受光面の前方に取り付けられる透光カバーとを備え、前記照明手段および前記ラインセンサあるいは前記被検出物を、前記ラインセンサの走査方向と直交する副走査方向に移動させて1画面分の画像データを取得する光電検出装置であって、前記透光カバーは、前記ラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記透光カバーの光軸直交面からの傾き角θと、前記透光カバーのラインセンサ側表面の光線通過点から前記ラインセンサの光線入射点までの距離aと、前記ラインセンサ表面に位置する光線入射点から前記ラインセンサの端部までの距離bとが、下式(1)の関係にあることを特徴とする。
【数2】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記透光カバー内の入射光の屈折に対応して生じる前記画像データの前記副走査方向のズレを補正する補正処理部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記補正処理部は、赤、緑、青の各色光ごとに独立して、前記画像データの前記副走査方向のズレを補正することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明において、前記ラインセンサは、前記透光カバー内の入射光の屈折に対応して、前記透光カバーに入射する前の光線の光軸からずれた位置に配置されていることを特徴とする。
【0012】
(作用)
請求項1の発明では、透光カバーが、ラインセンサのライン延長方向に対して直交方向に傾斜配置されており、ラインセンサで反射した反射光は傾斜配置された透光カバーに入射して、ラインセンサの受光部から外れた位置に反射する。
【0013】
請求項2の発明では、透光カバーの光軸直交面からの傾き角θが、透光カバーのラインセンサ側表面の光線通過点からラインセンサの光線入射点までの距離aと、ラインセンサ表面に位置する光線入射点からラインセンサの端部までの距離bで決定される。
【0014】
請求項3の発明では、透光カバー内の入射光の屈折に対応した画像データの副走査方向のズレが、補正処理部で補正される。
請求項4の発明では、赤、緑、青の各色光ごとに独立して、画像データの副走査方向のズレが補正される。
請求項5の発明では、ラインセンサが、透光カバーに入射前の光線の光軸からずれた位置に配置され、透光カバー内の入射光の屈折が補正されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態の構成)
図1は、第1実施形態の光電検出装置100の概要を示した図である(請求項1から請求項5に対応する)。第1実施形態の光電検出装置100はフイルムスキャナの例であって、アダプタ部1、読み取り光学系2、ライン移動機構3、フォーカシング機構4、制御部5とから構成される。この光電検出装置100は、ホストコンピュータ200に接続され、ホストコンピュータ200のドライバにより操作される。
【0016】
アダプタ部1は、読み取り光学系2が原稿(フイルム)6を検出する位置に原稿6を保持固定するものである。このアダプタ部1は原稿6の種類に応じて差し替えることが可能である。
読み取り光学系2は、照明LEDブロック7と、反射ミラー8と、投影レンズ9と、読み取り部10とから構成されている。照明LEDブロック7は、走査方向に延伸するように配置された複数のLEDで構成されている。LEDは、赤、緑、青の3原色からなり、照明LEDブロック7は赤、緑、青の各色光を選択的に発光できるようになっている。
【0017】
読み取り光学系2の反射ミラー8は、アダプタ部1を隔てて照明LEDブロック7の反対側に配置され、原稿6の透過光を反射して投影レンズ9に入射させる。投影レンズ9は、原稿6の透過光が長手方向に広がる状態となるように、原稿6の透過光を読み取り部10に結像させる。
【0018】
読み取り部10は、ラインセンサ11と、パッケージ12および透光カバー13とから構成されている。ラインセンサ11は、CCD等の受光素子を走査方向に配列して構成されている。パッケージ12は、その一面が開口されて開口面となっている箱体状の容器であって、パッケージ12の開口面に相対する底面部にラインセンサ11が取り付けられている。このパッケージ12の開口面側には、ガラス等で形成された平板の透光カバー13が装着されている。したがって、ラインセンサ11はパッケージ12および透光カバー13によって覆われており、ラインセンサ11は、ゴミや埃、あるいは接触による破損などから保護されている。
【0019】
この読み取り部10は、透光カバー13およびラインセンサ11の受光面が投影レンズ9に相対するように配置される。そして、反射ミラー8および投影レンズ9を経て入射する原稿6の透過光は、透光カバー13を通過してラインセンサ11で光電変換され、走査方向1ライン分の画像データが生成される。
ここで、読み取り部10の透光カバー13は、ラインセンサ11のライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されている。これにより、本発明では、ラインセンサ11の表面反射光は、傾斜配置された透光カバー13によって反射して、ラインセンサ11から外れた位置に入射する。すなわち、本発明では、ラインセンサ11の表面反射光が、透光カバー13で再度反射してラインセンサ11に再入射することはない。
【0020】
具体的には、透光カバー13を配置する角度は、以下の要領で決定される。すなわち、透光カバー13の光軸直交面からの傾き角θは、透光カバー13のラインセンサ11側表面の光線通過点O2からラインセンサ11の光線入射点Aまでの距離aと、ラインセンサ11表面に位置する光線入射点Aからラインセンサ11の端部Bまでの距離bとから、下式(1)により求められる。
【数3】
図5に示すように、透光カバー13の光軸直交面からの傾き角θと、光軸に沿って透光カバーに入射した光線の入射角i1と、ラインセンサ11表面で反射した光線の透光カバー13への入射角i2およびその反射角i3(それぞれ透光カバー13表面の法線と光線とがなす角)とは、スネルの法則により相等しい。そのため、i2およびi3を合計した角度(傾き角θの2倍の角度)が、角AO2Bより大きい角度となれば、ラインセンサ11からの反射光はラインセンサ11から外れた位置に反射する。したがって、距離aおよび距離bの関係から傾き角θが導出される。
【0021】
また、図5では、光線入射点Aがラインセンサ11の中央部に位置する例で便宜上説明したが、距離aおよび距離bの位置関係はこの例に限定されず、設計に応じて適宜変更できる。例えば、ラインセンサ11の受光部の周囲にアルミ蒸着膜などが形成され、ラインセンサ11の受光部周囲でも反射光が発生する場合では、この反射光がラインセンサ11の受光部に入射するのを防止する必要がある。この場合は、図6に示すように、ラインセンサ11の一端(下端)に入射する光線を想定して、その反射光がラインセンサ11の他端(上端)に入射しないように距離aおよび距離bを設定し、上記式により傾き角θを決定すればよい。
【0022】
さらに、図5に示すように、透光カバー13が光軸直交面に対して傾斜配置されているため、透光カバー13内では入射光の屈折が起こり、透光カバー13に入射前の光線と透光カバー13から射出後の光線とでは光軸が平行にシフトする。そのため、第1実施形態では、透光カバー13内の入射光の屈折に対応して、ラインセンサ11が、透光カバー13から射出後の光線の光軸に合致する位置(透光カバー入射前の光線の光軸からずれた位置)に配置されている。
【0023】
ライン移動機構3は、読み取り光学系2を副走査方向(走査方向と直交する方向)に移動させる。このライン移動機構3は、ステッピングモータ14と、ステッピングモータ14により回転されるリードねじ15と、読み取り光学系2の下側に設けられたナット部16との組み合わせによるねじ対偶機構で構成されている。
【0024】
フォーカシング機構4は、原稿ごとのばらつきやフイルムのカールによるばらつきによって、フイルム面の位置が変化するため、読み取り光学系2の垂直方向位置を調整するために設けられている。
制御部5は、光電検出装置100の各部を制御し、また読み取り光学系2からの電気信号を信号処理して画像データを生成する。制御部5は、A/D変換回路17、信号処理回路18、補正処理回路19、メモリ20、外部インターフェース回路21、CPU22とから構成されている。
【0025】
A/D変換回路17では、ラインセンサ11から出力されたアナログ信号の画像データがデジタル信号に変換される。信号処理回路18では、シェーディング補正やガンマ補正等の信号処理が行われる。さらに、補正処理回路19では、透光カバー13内での屈折に対応する画像データの副走査方向のズレが、赤色、緑色、青色の各色光ごとに独立してそれぞれ補正される。
【0026】
また、メモリ20には信号処理された画像データが蓄積される。外部インターフェース回路21はホストコンピュータ200との間の信号レベルの調節を行う。さらに、CPU22は、ホストコンピュータ200のドライバからの指示によって光電検出装置100の各部を制御し、画像データのホストコンピュータへ200の転送などを実行する。
【0027】
(第1実施形態の作用)
第1実施形態の光電検出装置100は上記のように構成され、以下、第1実施形態の光電検出装置の動作説明を行う。
まず、ユーザーはフイルム6のセットされたアダプタ部1を光電検出装置100に挿入し、ホストコンピュータ200から画像データ生成の指示を出す。光電検出装置100のCPU22は、フォーカシング機構4に、読み取り光学系2とフイルム面との相対距離を微調整する指示を出す。次にCPU22は、濃度情報を取得するためのプリスキャン実行の指示を出し、プリスキャンの終了後に画像データを生成するためのスキャン実行の指示を出す。
【0028】
そして、CPU22は、照明LEDブロック7に赤色光を発光する指示を出す。フイルム6に照射された赤色の透過光は、反射ミラー8および投影レンズ9を経て、透光カバー13を通過してラインセンサ11に入射する。なお、ラインセンサ11に入射した光はラインセンサ11の表面で反射するが、このラインセンサ11の表面反射光は、傾斜配置された透光カバー13で反射して、ラインセンサ11の受光部から外れた位置にそらされる。
【0029】
一方、ラインセンサ11は入射した赤色の透過光を光電変換して、1ライン分のアナログ信号の画像データをA/D変換回路17に出力する。この1ライン分の画像データは、A/D変換回路17でデジタル変換され、信号処理回路18で所定の信号処理が施される。
信号処理後の画像データは、補正処理回路19によって副走査方向のズレが補正される。これは、透光カバー13の傾斜配置によって透光カバー13内で入射光の屈折が生じ、画像データに副走査方向のズレが生じることから、このズレを補正するものである。これらの処理の後、1ライン分の赤色の画像データはメモリ20に記録される。
【0030】
1ライン分の赤色の画像データを取得した後、CPU22は、照明LEDブロック7に緑色光を発光する指示を出し、1ライン分の緑色の画像データを同様の手順で生成する。さらに、1ライン分の緑色の画像データを生成した後、CPU22は、照明LEDブロック7に青色光を発光する指示を出し、同様の手順で1ライン分の青色の画像データを生成する。ここで、赤色、緑色、青色の各色光はそれぞれ屈折率が異なるため、補正処理回路19は各色光ごとに別々に画像データの副走査方向のズレを補正する。以上の手順により、1ライン分の3原色の画像データの生成が終了する。
【0031】
1ライン分の3原色の画像データの生成が完了した後に、CPU22は、ライン移動機構3を駆動させて、読み取り光学系2を副走査方向に1ライン分移動させる。そして、同様の手順で次の1ライン分の3原色の画像データを生成する。この手順を順次繰り返して、最終的に1画面分の画像データが生成される。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、透光カバーがラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜配置されており、ラインセンサの表面反射光は、傾斜配置された透光カバーによってラインセンサの受光部から外れた位置に反射する。したがって、第1実施形態では、ラインセンサの表面反射光がラインセンサに再入射することはなく、受光素子に一旦読み込まれた画像情報が別の受光素子で重畳して読み込まれることはない。
【0032】
また、第1実施形態では、ラインセンサが、透光カバーから射出後の光線の光軸に合致する位置に配置されており、透光カバー内での入射光の屈折にも対応している。
さらに、第1実施形態では、赤色、緑色、青色の各色光ごとに異なる画像データの副走査方向のズレが、補正処理回路によって補正され、高い精度の画像データを得ることができる。
【0033】
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上記の実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態では、赤色光、緑色光、青色光を照明手段で用いたが、画質向上などの目的でこれ以外の波長の光を用いてもよい。また、第1実施形態の光電変換装置は原稿の透過光をラインセンサで読み取る構成であるが、その用途に応じて、照明手段を読み取り部側に配置して原稿の反射光をラインセンサで読み取るようにしてもよい。
【0034】
さらに、本発明の光電変換装置は、実施形態のフイルムスキャナに限定されることなく、例えば、半導体露光装置などの他の用途にも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明では、透光カバーに反射防止膜を設けることなく内面反射の影響を抑制でき、低コストで高画質の光電変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の光電検出装置の概要図である。
【図2】第1実施形態の読み取り部の斜視図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】第1実施形態の読み取り部に光線が入射した状態を示すための斜視図である。
【図5】第1実施形態の透光カバーとラインセンサとの位置関係と、入射光の光路とを示すための側面図である。
【図6】第1実施形態の透光カバーとラインセンサとの位置関係の他の例を示す図である。
【図7】従来例の読み取り部の斜視図である。
【図8】図6の縦断面図である。
【図9】従来例の読み取り部に光線が入射した状態を示すための斜視図である。
【符号の説明】
1 アダプタ部
2 読み取り光学系
3 ライン移動機構
4 フォーカシング機構
5 制御部
6 原稿(フイルム)
7 照明LEDブロック
8 反射ミラー
9 投影レンズ
10 読み取り部
11 ラインセンサ
12 パッケージ
13 透光カバー
14 ステッピングモータ
15 リードねじ
16 ナット部
17 A/D変換回路
18 信号処理回路
19 補正処理回路
20 メモリ
21 外部インターフェース回路
22 CPU
23 読み取り部(従来例)
100 光電検出装置
200 ホストコンピュータ
Claims (5)
- 被検出物を照明する照明手段と、被検出物の像を光電変換するラインセンサと、前記ラインセンサの受光面の前方に取り付けられる透光カバーとを備え、前記照明手段および前記ラインセンサあるいは前記被検出物を、前記ラインセンサの走査方向と直交する副走査方向に移動させて1画面分の画像データを取得する光電検出装置であって、
前記透光カバーは、前記ラインセンサのライン延長方向に対して直交する方向に傾斜して配置されていることを特徴とする光電検出装置。 - 前記透光カバー内の入射光の屈折に対応して生じる前記画像データの前記副走査方向のズレを補正する補正処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電検出装置。
- 前記補正処理部は、赤、緑、青の各色光ごとに独立して、前記画像データの前記副走査方向のズレを補正することを特徴とする請求項3に記載の光電検出装置。
- 前記ラインセンサは、前記透光カバー内の入射光の屈折に対応して、前記透光カバーに入射する前の光線の光軸からずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光電検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192269A JP2005026578A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 光電検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003192269A JP2005026578A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 光電検出装置 |
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JP2005026578A true JP2005026578A (ja) | 2005-01-27 |
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ID=34189616
Family Applications (1)
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JP2003192269A Pending JP2005026578A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 光電検出装置 |
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JP (1) | JP2005026578A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017015250A (ja) * | 2015-07-06 | 2017-01-19 | マツダ株式会社 | 手動変速機 |
-
2003
- 2003-07-04 JP JP2003192269A patent/JP2005026578A/ja active Pending
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