JP2023062306A - 画像読取装置 - Google Patents

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Shinya Kawabata
忠重 山岸
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Abstract

【課題】筐体内を原稿台に沿って移動する読取部からケーブルが延び出す側に形成されるケーブルの湾曲部が大きくなる虞がある。【解決手段】スキャナー1は、原稿Sが載置される載置面4Sと、載置面4Sの反対側の面である読取面4Yと、を有する原稿台4と、読取面4Yに対向し、読取面4Yに沿って延びる支持部21と、載置面4Sに載置された原稿Sを読み取る読取部6であって、読取面4Yと支持部21との間に設けられ、読取面4Yに沿う移動方向に移動可能な読取部6と、読取部6から読取部6の前記移動方向における一方向側に向かって延び出すケーブル40と、を備え、読取部6は、支持部21の法線方向において支持部21に向かう成分および読取部6の前記移動方向において前記一方向側に向かう成分を含む案内方向GDに、読取部6から延び出すケーブル40を案内する案内部9を有する。【選択図】図8

Description

本開示は、画像読取装置に関する。
特許文献1には、原稿台に載置される原稿に向けて照射した光の反射光をイメージセンサで受光する読取部の一例である光学ユニットを備える画像読取装置の一例であるスキャナーユニットが開示されている。筐体の一例である装置フレーム内を原稿台に沿って移動する光学ユニットは、制御ユニットとフラットケーブルで接続されている。また、ケーブルの一例であるフラットケーブルは、光学ユニットの移動方向に沿う方向に延伸するように引き回されている。
特開2006-58401号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるスキャナーユニットでは、フラットケーブルは、光学ユニットから光学ユニットの移動方向に沿う方向に延び出している。この場合、例えば、光学ユニットが移動方向における端から中央に向かって移動すると、光学ユニットから延び出す側に形成されるフラットケーブルの湾曲部が大きくなる虞がある。
画像読取装置は、原稿が載置される載置面と、前記載置面の反対側の面である読取面と、を有する原稿台と、前記読取面に対向し、前記読取面に沿って延びる延在面と、前記載置面に載置された前記原稿を読み取る読取部であって、前記延在面の法線方向において前記読取面と前記延在面との間に設けられ、前記読取面に沿う幅方向に延び、前記読取面に沿い前記幅方向と交差する移動方向に移動可能な前記読取部と、前記読取部から出力される信号を伝送するケーブルと、を備え、前記ケーブルは、前記読取部から前記移動方向における一方向側に向かって延び出し、前記一方向側に向かって延伸する向きが変わる湾曲部を形成し、前記延在面に沿って前記移動方向における他方向側に向かって延伸するように、前記移動方向に沿って配線され、前記読取部は、前記ケーブルが接続される接続部と、前記読取部から延び出す前記ケーブルを案内方向に案内する案内部と、を有し、前記案内部は、前記延在面の法線方向において前記延在面に向かう成分および前記移動方向において前記一方向側に向かう成分を含む前記案内方向に、前記ケーブルを案内する。
本開示の一実施形態としての画像読取装置の概略構成を示す斜視図。 筐体の概略構成を示す斜視図。 筐体の概略構成を示す上面図。 筐体の内部を示す平面図。 図3に示したV-V断面を示す断面図。 読取部およびケーブルを示す斜視図。 読取部を示す上面図。 図5に示した要部VIIIを示す部分断面図。 図7に示したIX-IX断面を示す部分断面図。 図7に示したX-X断面を示す部分断面図。 読取部の案内部周辺を示す斜視図。 ケーブルの配線を示す斜視図。 読取部が筐体の一方向側に位置する状態を示す部分断面図。
以下、本開示を実施形態に基づいて説明する。各図において同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、本明細書において、「同じ」、「同一」とは、完全に同じであることを指すのみならず、測定誤差を考慮して同じである場合、部材の製造ばらつきを考慮して同じである場合、および、機能を損なわない範囲で同じである場合を含むものとする。よって、例えば、「両者の寸法が同じである」とは、測定誤差、部材の製造ばらつきを考慮し、両者の寸法差が、一方の寸法の±10パーセント以内、さらに好ましくは±5パーセント以内、特に好ましくは±3パーセント以内であることを指す。
また、各図においてX、Y、Zは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向とする。向きを特定する場合には、正の方向を「+」、負の方向を「-」として、方向表記に正負の符合を併用し、各図の矢印が向かう向きを+方向、矢印の反対方向を-方向として説明する。
また、Z軸方向は、重力方向を示し、+Z方向は鉛直下向き、-Z方向は鉛直上向きを示す。また、X軸,Y軸を含む平面をX-Y面、X軸,Z軸を含む平面をX-Z面、Y軸,Z軸を含む平面をY-Z面として説明する。また、X-Y面は水平面となる。さらに、正方向及び負方向を限定しない3つのX、Y、Zの空間軸については、X軸、Y軸、Z軸として説明する。
1.実施形態1
本実施形態において、スキャナー1は、フラットベッドタイプのスキャナーである。スキャナー1は、画像読取装置の一例である。図1から図5に示すように、スキャナー1は、筐体2と、原稿台開閉部10と、読取部6と、ケーブル40と、データ処理部15と、を備える。なお、説明のため、原稿台開閉部10の内部に設けられるデータ処理部15を、図2、図3に二点鎖線で示している。
筐体2は、ケース20と、原稿台4と、フレーム3と、により構成される。ケース20は、-Z方向側が開口する箱形状をしており、筐体2の内部底面2D、内部側面2F,2B,2R,2Lを構成する。内部底面2Dは筐体2の内部空間における+Z方向側を画定する。内部側面2Fは筐体2の内部空間における+Y方向側を画定する。内部側面2Bは筐体2の内部空間における-Y方向側を画定する。内部側面2Rは筐体2の内部空間における+X方向側を画定する。内部側面2Lは筐体2の内部空間における-X方向側を画定する。-X方向側は一方向側の一例である。原稿台4と、フレーム3と、がケース20の開口を蓋うように設けられることで、筐体2の内部空間が形成される。
原稿台4は、透明なガラス板である。原稿台4は、原稿Sが載置される載置面4Sと、搬送面4Tと、読取面4Yと、を有する。搬送面4Tは載置面4Sの-X方向側に位置する。載置面4Sおよび搬送面4Tの外縁は、原稿台4における-Z方向側の面の一部をフレーム3で覆うことで形成される。すなわち、フレーム3は載置面4Sおよび搬送面4Tの外縁を画定する。読取面4Yは、原稿台4の+Z方向側の面である。換言すると、読取面4Yは、載置面4Sおよび搬送面4Tの反対側の面である。載置面4S、搬送面4T、および読取面4Yは、X-Y面に沿う面である。原稿台4は、筐体2に対して回動可能な原稿台開閉部10によって覆われる閉状態と、原稿Sを載置可能な開状態と、を取り得る。
本実施形態の原稿台開閉部10は、自動原稿読取機構を備える。このため、本実施形態のスキャナー1は、原稿Sを載置面4Sに載置し、原稿Sを読み取る態様と、原稿台開閉部10の原稿セット部10Sに原稿Sをセットし、自動原稿読取機構を起動することで、搬送面4Tに搬送される原稿Sを読み取る態様と、を取り得る。
ケース20の内部底面2Dには、ケーブル40を支持する支持部21が設けられる。支持部21は、内部底面2Dより+Z方向側に位置する。支持部21、および内部底面2Dは、X-Y面に沿う面である。支持部21は、読取面4Yに対向し、読取面4Yに沿って、X軸方向に延びる。支持部21は、Y軸方向において、内部底面2Dの中央より-Y方向側に位置する。支持部21は、Y軸方向において、フレーム3とオーバーラップする位置に設けられる。換言すると、-Z方向側から+Z方向に見た場合に、支持部21は、フレーム3と重なっている。支持部21は、延在面の一例である。また、Z軸方向は、支持部21の法線方向の一例である。また、+Z方向側は、支持部21の法線方向における支持部21側の一例である。また、-Z方向側は、支持部21の法線方向における読取面4Y側の一例である。
図4から図8に示すように、読取部6は、載置面4Sに載置される原稿Sを読み取り可能に筐体2の内部に設けられる。読取部6は、搬送面4Tに搬送される原稿Sを読み取り可能に筐体2の内部に設けられる。また、読取部6は、Z軸方向において、読取面4Yと支持部21との間に設けられる。読取部6は、読取ユニット7と、キャリッジ8と、バネ88,89と、を含む。読取ユニット7は、照射部70,75と、受光部78と、読取側回路基板12と、センサー筐体79と、を含む。照射部70,75、受光部78、および読取側回路基板12は、センサー筐体79の内部に設けられる。
読取部6は、Y軸方向に延びるように、筐体2の内部空間に設けられる。読取部6は、Z軸方向において、読取面4Yと支持部21との間に設けられる。Y軸方向は幅方向の一例である。読取ユニット7は、バネ88,89によって、読取面4Yに向けて押されている。図8に示すように、読取ユニット7は、センサー筐体79に設けられる摺動突起79a,79b,79c,79dが読取面4Yに接触することで、Z軸方向における位置が規定される。摺動突起79a,79b,79c,79dは、読取部6、および読取ユニット7の-Z方向側の端である。
図7に示すように、摺動突起79a,79bは、センサー筐体79の+Y方向側の端部に設けられる。摺動突起79aは、X軸方向において、センサー筐体79の中央より-X方向側に設けられる。摺動突起79bは、X軸方向において、センサー筐体79の中央より+X方向側に設けられる。摺動突起79c,79dは、センサー筐体79の-Y方向側の端部に設けられる。摺動突起79cは、X軸方向において、センサー筐体79の中央より-X方向側に設けられる。摺動突起79dは、X軸方向において、センサー筐体79の中央より+X方向側に設けられる。
照射部70,75は、載置面4Sに載置される原稿Sに向けて光を照射する。照射部70,75は、Y軸方向に延びるように設けられる。照射部70は、受光部78の+X方向側に設けられる。照射部75は、受光部78の-X方向側に設けられる。
照射部70は、光を発する光源71と、光源71が発する光を載置面4Sに載置される原稿Sに向けて導く導光体72と、を備える。導光体72は、Y軸方向に延びるように設けられる。光源71は、導光体72の-Y方向側の端部に設けられる。照射部75は、光を発する光源76と、光源76が発する光を載置面4Sに載置される原稿Sに向けて導く導光体77と、を備える。導光体77は、Y軸方向に延びるように設けられる。光源76は、導光体77の+Y方向側の端部に設けられる。よって、光源71,76は、導光体72,77のY軸方向の端部に設けられる。光源71,76は、例えば、LED(Light Emitting Diode)により構成される。
図7、図8に示すように、受光部78は、光を受光する受光センサー78Sと、載置面4Sに載置される原稿Sに反射される光を受光センサー78S上に結像させるレンズ78Lと、を備える。レンズ78Lは、例えば複数のレンズがY軸方向に並ぶことで形成される。受光センサー78Sは、レンズ78Lの+Z方向側に設けられる。受光センサー78Sは、レンズ78Lに対応し、Y軸方向に延びるように設けられる。受光センサー78Sは、例えば、Y軸方向に並ぶ複数の受光素子により構成される。受光素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)が採用できる。
図7、図9に示すように、読取側回路基板12には、光源71を駆動するための駆動回路(不図示)や、受光センサー78Sを駆動するための駆動回路(不図示)が設けられる。読取側回路基板12は、Z軸方向において、読取ユニット7の中央より+Z方向側に設けられる。読取側回路基板12には、コネクター11が設けられる。コネクター11は、接続部の一例である。
コネクター11は、X軸方向において、読取ユニット7の中央より+X方向側に設けられる。コネクター11は、X軸方向において、読取部6の中央より+X方向側に設けられる。コネクター11は、Y軸方向において、読取ユニット7の中央より-Y方向側に設けられる。コネクター11は、Y軸方向において、読取部6の中央より-Y方向側に設けられる。コネクター11は、Z軸方向において、読取ユニット7の中央より+Z方向側に設けられる。また、コネクター11の+Z方向側の面は、センサー筐体79の+Z方向側の端より+Z方向側に位置する。
ケーブル40が接続されるコネクター11の挿入口11Cは、コネクター11の-X方向側の面に設けられ、-X方向に向かって開口する。よって、コネクター11の挿入口11Cは、X軸方向において、読取ユニット7の中央より+X方向側に位置する。コネクター11の挿入口11Cは、X軸方向において、読取部6の中央より+X方向側に位置する。また、コネクター11の挿入口11Cは、Y軸方向において、読取ユニット7の中央より-Y方向側に位置する。コネクター11の挿入口11Cは、Y軸方向において、読取部6の中央より-Y方向側に位置する。また、コネクター11の挿入口11Cは、Z軸方向において、読取ユニット7の中央より+Z方向側に位置する。また、コネクター11の挿入口11Cは、Z軸方向において、センサー筐体79とオーバーラップする位置にある。換言すると、+Y方向側から-Y方向に見た場合に、コネクター11の挿入口11Cはセンサー筐体79と重なっている。
図4に示すように、キャリッジ8は、ケース20の内部底面2Dに設けられるガイド部5Gに案内されて、X軸方向に往復移動する。X軸方向は移動方向の一例である。本実施形態において、キャリッジ8は、+X方向および-X方向に移動する。キャリッジ8には、搬送ベルト5Bが固定されている。搬送ベルト5Bは、プーリー5Pとベルト駆動部5Mとの間に巻き掛けられている。ベルト駆動部5Mを駆動することにより、キャリッジ8は、ガイド部5Gに案内されて、X軸方向に往復移動する。よって、読取部6は、筐体2の内部に、X軸方向に移動可能に設けられる。
図6から図11に示すように、キャリッジ8には、読取ユニット7を保持する保持部80と、ガイド部5Gに案内される摺動部85と、ケーブル40を案内する案内部9が設けられる。保持部80は、底壁8Dと、前側壁8Fと、後側壁8Bと、右側壁8Rと左側壁8Lと、を有する。底壁8Dは、保持部80の+Z方向側の側壁である。前側壁8Fは、保持部80の+Y方向側の側壁である。後側壁8Bは、保持部80の-Y方向側の側壁である。右側壁8Rは、保持部80の+X方向側の側壁である。左側壁8Lは、保持部80の-X方向側の側壁である。
図9に示すように、Z軸方向において、キャリッジ8の底壁8Dと読取ユニット7のセンサー筐体79との間には、バネ88,89が設けられる。図7に示すように、バネ88,89は、X軸方向において、センサー筐体79の中央を押圧する位置に設けられる。バネ88は、Y軸方向において、センサー筐体79の中央より+Y方向側の端部寄りを押圧する位置に設けられる。バネ88は、Y軸方向において、センサー筐体79の中央と摺動突起79a,79bとの間を押圧する位置に設けられる。バネ89は、Y軸方向において、センサー筐体79の中央より-Y方向側の端部寄りを押圧する位置に設けられる。バネ89は、Y軸方向において、センサー筐体79の中央と摺動突起79c,79dとの間を押圧する位置に設けられる。
図4、図6、図7に示すように、摺動部85は、Y軸方向において、キャリッジ8の中央に設けられる。図10に示すように、摺動部85は、底壁8Dの+Z方向側に設けられる。摺動部85は、ガイド部5Gに案内されてガイド部5G上を摺動するスライダー86,87を有する。スライダー86とスライダー87とは、X軸方向に間隔を置いて設けられる。スライダー86は、X軸方向において、底壁8Dとオーバーラップし、底壁8Dの中央より右側壁8Rに近い位置に設けられる。スライダー87は、X軸方向において、左側壁8Lの-X方向側に設けられる。
図6、図7、図8、図11、図13に二点鎖線の矢印で示すように、案内部9は、ケーブル40が読取部6から延び出す方向を案内方向GDに案内する。案内部9は、Y軸方向において、保持部80の中央より-Y方向側に設けられる。案内部9は、保持部80の左側壁8Lから-X方向に延びるように設けられる。案内部9は、A案内面91と、A案内面91から続くB案内面92と、B案内面92から続くC案内面93と、案内リブ94,95と、規制部96,97,98,99と、を有する。各規制部96,97,98,99は、それぞれ規制面96f,97f,98f,99fを備える。なお、図11の破線は、A案内面91とB案内面92の境界を示す。
A案内面91は、コネクター11の挿入口11Cの-X方向側となる位置に設けられる。B案内面92は、A案内面91の-Y方向側となる位置に設けられる。C案内面93は、B案内面92の-X方向側となる位置に設けられる。A案内面91、およびB案内面92の+X方向側端部は、Z軸方向において、読取部6の中央より-Z方向側に位置する。換言すると、A案内面91、およびB案内面92の+X方向側の端は、Z軸方向において、読取部6の支持部21側となる+Z方向側の端よりも読取面4Y側となる-Z方向側に位置する。また、A案内面91、およびB案内面92は、Z軸方向において、挿入口11Cより-Z方向側に位置する。
A案内面91、およびB案内面92は、-X方向側の端が+X方向側の端より+Z方向側に位置する傾斜面である。B案内面92は、+Z方向側からケーブル40に接触することで、ケーブル40が読取部6から延び出す方向を案内方向GDに案内する。よって、図8、図13に示すように、B案内面92を+Y方向から平面視したとき、B案内面92に沿い、B案内面92の+X方向側の端から-X方向側の端に向かう方向が案内方向GDになる。B案内面92の-X方向側の端は、Z軸方向において、読取部6の+Z方向側の端よりも読取面4Y側に位置する。換言すると、B案内面92の案内方向GD側の端は、Z軸方向において、読取部6の+Z方向側の端よりも読取面4Y側に位置する。B案内面92は、傾斜部の一例である。
案内方向GDは、+Z方向成分および-X方向成分を含む。+Z方向成分は、Z軸方向において、支持部21に向かう成分の一例である。-X方向成分は、移動方向の一例であるX軸方向において、-X方向に向かう成分の一例である。
C案内面93の+X方向側の端は、B案内面92の-X方向側の端から続く。C案内面93はB案内面92の案内方向GD側に続き、-X方向側の端が+X方向側の端より+Z方向側に位置する傾斜面である。具体的には、C案内面93は、Y軸に沿う軸を中心軸とする円筒面の一部である。円筒面の中心軸は、C案内面93の+X方向側の端より+Z方向側に位置し、かつC案内面93の-X方向側の端より+X方向側に位置する。換言すると、C案内面93は、B案内面92と比較して+Z方向成分を多く含む傾斜面である。C案内面93は、B案内面92を第1傾斜部としたときの第2傾斜部の一例である。
図7に示すように、案内リブ94,95は、読取部6から延びだすケーブル40のY軸方向における位置を規制する。案内リブ94は、B案内面92およびC案内面93の+Y方向側に設けられる。案内リブ95は、B案内面92およびC案内面93の-Y方向側に設けられる。また、案内リブ94は、照射部70の光源71の+Y方向側に設けられる。また、案内リブ95は、照射部70の光源71の-Y方向側に設けられる。よって、案内部9は、Y軸方向において、照射部70の光源71とオーバーラップする位置に設けられる。
Y軸方向における案内リブ94と案内リブ95との間の寸法は、ケーブル40の幅寸法と同じかそれより大きく設定されている。案内リブ94,95は、載置面4Sの-Y方向側に位置する。案内リブ94,95は、Y軸方向において、フレーム3とオーバーラップする位置に設けられる。換言すると、-Z方向側から+Z方向に見た場合に、案内部9は、フレーム3と重なっている。よって、案内部9の案内リブ94,95は、Y軸方向においてケーブル40とフレーム3とがオーバーラップする位置に、ケーブル40を案内する。案内リブ94,95の-X方向側の端は、C案内面93の-X方向側の端より-X方向側に位置する。
図7、図9に示すように、規制部96,97は、各規制部96,97が備える規制面96f,97fとA案内面91との間にケーブル40を保持可能に設けられる。規制部97は、A案内面91の+X方向側の外縁に設けられる。規制部96は、A案内面91の+Y方向側の外縁に設けられる。図7、図8に示すように、規制部98,99は、各規制部98,99が備える規制面98f,99fとB案内面92との間にケーブル40を保持可能に設けられる。規制部98は、案内リブ94に設けられる。規制部99は、案内リブ95に設けられる。
規制部98の規制面98fにおける-X方向側の端は、B案内面92の-X方向側の端より-X方向側に位置する。換言すると、規制部98の規制面98fにおける案内方向GD側の端は、B案内面92の案内方向GD側の端より-X方向側に位置する。また、規制部98の規制面98fは、C案内面93の-X方向側の端より-X方向側に位置する。
規制部98,99の規制面98f,99fは、B案内面92に沿う傾斜面である。規制部98,99の規制面98f,99fは、-Z方向側からケーブル40に接触することで、ケーブル40が読取部6から延び出す方向を案内方向GDに規制する。よって、図8に示すように、規制部98,99を+Y方向から平面視したとき、規制面98f,99fに沿い、規制面99fの+X方向側の端から規制面98fの-X方向側の端に向かう方向が案内方向GDになる。
読取部6は、キャリッジ8のX軸方向への移動に伴って、読取ユニット7の照射部70から原稿台4に載置される原稿Sに光を照射し、原稿Sからの反射光を受光部78によって受光する。受光部78の受光センサー78Sから出力される信号は、読取側回路基板12、コネクター11、およびケーブル40を介して、データ処理部15に伝送される。
データ処理部15は、読取部6から伝送される出力信号を画像データに変換する。本実施形態では、データ処理部15は、筐体2の外部となる原稿台開閉部10の内部に備えられる。図2、図3に示すように、データ処理部15には、コネクター16が設けられる。
図4から図6に示すように、ケーブル40は、複数の導線(不図示)を複数有する薄板状の配線材であり、所謂フレキシブルフラットケーブルである。導線は、樹脂などの絶縁体で被覆されている。端末部40a,40bは、ケーブル40の一端と他端を示し、端末部40a,40bにおける導線は、絶縁体で一方の面が被覆され、他方の面が露出している。ケーブル40は、複数の導線がY軸方向に並び、ケーブル40の端末部40a側がX軸方向に延びるように、筐体2の内部に設けられる。
コネクター11にケーブル40の一端である端末部40aを挿入し、コネクター16にケーブル40の他方の一端である端末部40bを挿入することで、読取部6とデータ処理部15とが電気的に接続される。
図5、図8、図9、図12、図13に示すように、ケーブル40には、第1領域41と、第1領域41から続く第2領域42と、第2領域42から続く第3領域43と、第3領域43から続く第4領域44と、第4領域44から続く第5領域45と、第5領域45から続く第6領域46と、が形成される。第2領域42、第3領域43、第4領域44、および第5領域45は、X軸方向に沿って延伸する。
第1領域41は、コネクター11と接続される端末部40aから第2領域42までをつなぐ領域であり、中継部の一例である。第1領域41は、端末部40aから-X方向に延びる領域41a、領域41aから-Z方向に延びる領域41b、領域41bから折り返される領域41c、および領域41cから-Y方向に延びる領域41dを含む。換言すると、第1領域41は、案内方向GDと異なる方向に延びる領域41a,41b,41dを含む。
第1領域41から続く第2領域42は、案内部9に案内される領域である。第2領域42が案内部9に案内されることで、ケーブル40が読取部6から延び出す方向を案内方向GDに案内される。第2領域42は、第1領域41の領域41dから続き、折り返される領域42a、および領域42bを含む。領域42aは、B案内面92が+Z方向側からケーブル40に接触する領域である。領域42bは、規制部98,99の規制面98f,99fが-Z方向側からケーブル40に接触する領域である。
第2領域42から続く第3領域43は、案内部9から案内方向GDに延び出す領域を含む。第3領域43は、X軸方向における読取部6の位置に対応して長さが変化する領域である。例えば、X軸方向において、読取部6が移動可能領域の中央より+X方向側に位置するときの第3領域43の長さは、読取部6が移動可能領域の中央に位置するときの第3領域43の長さより長い。
第3領域43から続く第4領域44は、ケーブル40の-X方向に向かって延伸する向きが変わる湾曲領域44aを含む領域であり、湾曲部の一例である。第3領域43の-X方向側に膨らむ湾曲形状の大きさは、X軸方向における読取部6の位置に対応して変化する。例えば、X軸方向において、読取部6が移動可能領域の-X方向の端から移動可能領域の中央に向かって移動するにつれて、第4領域44の-Z方向への膨らみが大きくなる。ケーブル40の長さは、読取部6が移動可能領域の-X方向の端から+X方向の端まで移動可能であり、かつ、読取部6が移動可能領域の-X方向の端に位置するとき、第4領域44の-X方向への膨らみが内部側面2Lに接触しない長さに設定される。
第4領域44から続く第5領域45は、支持部21に沿って+X方向に向かって延伸する領域である。第5領域45において、ケーブル40は、支持部21に支持される。第5領域45は、X軸方向における読取部6の位置に対応して長さが変化する領域である。例えば、X軸方向において、読取部6が移動可能領域の中央より+X方向側に位置するときの第5領域45の長さは、読取部6が移動可能領域の中央に位置するときの第5領域45の長さより短い。
第6領域46は、第5領域45から続き、端末部40bを端とする領域である。第6領域46は、第5領域45から折り返される領域46a、領域46aから-Y方向に延びる領域46b、および領域46bから-Z方向に延びる領域46cを含む。本実施形態では、領域46cの途中からケーブル40は、筐体2の外部空間を介して、原稿台開閉部10の内部に延び、データ処理部15に設けられるコネクター16に端末部40bが接続される。
ケーブル40が案内部9に案内される案内方向GDは、+Z方向成分を含む。これにより、読取部6から延伸するケーブル40には、ケーブル40を+Z方向に向かって押す力が作用する。
読取部6から延伸するケーブル40に、ケーブル40を+Z方向に向かって押す力が作用することにより、本実施形態のスキャナー1によれば、ケーブル40が読取部6から水平方向となる-X方向に延伸する場合と比較して、以下の効果を得ることができる。例えば、X軸方向において読取部6が移動可能領域の-X方向の端より中央に位置するときに第4領域44が-Z方向に膨らむ程度を小さくしやすい。また、例えば、読取部6がX軸方向に移動するときに、ケーブル40がZ軸方向に揺れることを抑制できる。よって、読取部6がX軸方向に移動するときの負荷の変動を低減できる。
また、例えば、図13に示すように、X軸方向において読取部6が移動可能領域の-X方向の端に位置するとき、案内部9から第3領域43が形成されることなく第4領域44が形成されるように、ケーブル40の長さを調整するとする。このとき、ケーブル40が案内部9に案内される案内方向GDが、+Z方向成分を含む方向であることにより、ケーブル40が案内部9から水平方向となる-X方向に延伸する場合と比較して、第4領域44が-X方向に膨らむ程度を小さくしやすい。これにより、移動可能領域の-X方向の端に位置するときの読取部6と筐体2の内部側面2Lとの間のX軸方向における距離を短くしやすくなる。よって、筐体2およびスキャナー1のX軸方向における寸法を小さくしやすい。
なお、図8、図13に示すように、X軸方向と案内方向GDのなす角度をθgとしたとき、ケーブル40を+Z方向に向かって押す力を安定的に作用させる観点から、角度θgは10度より大きいことが望ましい。一方、ケーブル40から読取部6が受ける反力が大きくなると読取部6をX軸方向に移動させるときの負荷が大きくなる。このため、ケーブル40から読取部6が受ける反力が大きくなることを抑制する観点から、角度θgは45度より小さいことが望ましく、30度より小さいことがより望ましい。本実施形態における角度θgは21度に設定される。
以上述べたように、実施形態1に係るスキャナー1によれば、以下の効果を得ることができる。
スキャナー1は、原稿Sが載置される載置面4Sと、載置面4Sの反対側の面である読取面4Yと、を有する原稿台4と、読取面4Yに対向し、読取面4Yに沿って延びる支持部21と、載置面4Sに載置された原稿Sを読み取る読取部6であって、Z軸方向において読取面4Yと支持部21との間に設けられ、読取面4Yに沿うY軸方向に延び、読取面4Yに沿いY軸方向と交差するX軸方向に移動可能な読取部6と、読取部6から出力される信号を伝送するケーブル40と、を備える。そして、ケーブル40は、読取部6からX軸方向における-X方向側に向かって延び出し、-X方向側に向かって延伸する向きが変わる第4領域44を形成し、支持部21に沿ってX軸方向における+X方向側に向かって延伸するように、X軸方向に沿って配線される。そして、読取部6は、ケーブル40が接続されるコネクター11と、読取部6から延び出すケーブル40を案内方向GDに案内する案内部9と、を有し、案内部9は、Z軸方向において支持部21に向かう成分およびX軸方向において-X方向に向かう成分を含む案内方向GDに、ケーブル40を案内する。これによれば、読取部6から延伸するケーブル40に対して、ケーブル40を+Z方向に向かって押す力を作用させることができる。よって、ケーブル40が読取部6から水平方向となる-X方向に延伸する場合と比較して、例えば、X軸方向において読取部6が移動可能領域の-X方向の端より中央に位置するときに第4領域44が-Z方向に膨らむ程度を小さくしやすい。また、例えば、読取部6がX軸方向に移動するときに、ケーブル40がZ軸方向に揺れることを抑制できる。よって、読取部6をX軸方向に移動させるための負荷の変動を低減できる。
案内部9の+X方向側の端は、Z軸方向において、読取部6の+Z方向側の端よりも読取面4Y側に位置する。これによれば、ケーブル40を、読取面4Yと支持部21との間の空間に引き回す場合に、Z軸方向において読取部6の少なくとも一部とオーバーラップする空間を有効に使用できる。よって、筐体2およびスキャナー1のZ軸方向における寸法を小さくしやすい。
案内部9は、案内方向GDに沿うB案内面92であって、+Z方向側からケーブル40に接触するB案内面92を備える。これによれば、ケーブル40を案内方向GDに案内できる。特に、読取部6がX軸方向における-X方向側の端に位置するとき、加えてケーブル40の長さがばらつき等により短い場合に、ケーブル40を案内方向GDに規制しやすい。
B案内面92の案内方向GD側の端は、Z軸方向において、読取部6の+Z方向側の端よりも読取面4Y側に位置する。これによれば、ケーブル40の案内部9からの延び出し位置が原稿台4の読取面4Yに近い位置に設けられるので、ケーブル40を、読取面4Yと支持部21との間の空間に引き回す場合に、Z軸方向において読取部6の少なくとも一部とオーバーラップする空間を有効に使用できる。よって、筐体2およびスキャナー1のZ軸方向における寸法を小さくしやすい。
案内部9は、+Z方向側からケーブル40に接触する規制部98,99を備える。これによれば、案内部9は、規制部98,99がケーブル40に-Z方向側から接触することで、ケーブル40の延び出し方向を案内方向GDに案内しやすい。また、ケーブル40に対してケーブル40を+Z方向に向かって押す力を作用させることができる。
規制部98の案内方向GD側の端は、B案内面92の案内方向GD側の端よりも-X方向側に位置する。これによれば、読取部6がX軸方向において-X方向側の端より+X方向側に位置するときに、ケーブル40の第4領域44が-Z方向側に膨らむことを規制部98で規制できる。
B案内面92と比較して支持部21に向かう成分を多く含むC案内面93が、B案内面92の案内方向GD側に続いて設けられる。これによれば、例えば、読取部6がX軸方向において-X方向側の端に位置し、加えてケーブル40の長さがばらつき等により短い場合に、B案内面92およびC案内面93のいずれかがケーブル40に接触することで、ケーブル40にダメージを与えることを抑制できる。
ケーブル40は、コネクター11に接続される端末部40aからケーブル40のうち案内部9に案内される第2領域42までをつなぐ第1領域41を有し、第1領域41は案内方向GDと異なる方向に延びる領域41a,41b,41dを含む。これによれば、読取部6のX軸方向への移動によって、ケーブル40のうち案内部9に案内される第2領域42が揺動したり、案内部9に案内される第2領域42に外力が作用したりする場合も、その揺動や外力が、端末部40a、およびコネクター11のいずれかに伝わることを低減できる。換言すると、第1領域41は、第2領域42に作用する外力を緩衝する緩衝部としての機能を有する。
X軸方向と案内方向GDのなす角度θgは30度より小さく、かつ10度より大きい。これによれば、ケーブル40から読取部6が受ける反力が大きくなることを抑制しつつ、読取部6から延伸するケーブル40に対してケーブル40を+Z方向に向かって押す力を安定的に作用させることができる。
読取部6は、載置面4Sに載置される原稿Sに向けて光を照射する照射部70,75であって、Y軸方向に延びるように設けられる照射部70を備え、案内部9は、Y軸方向において、照射部70,75の少なくとも一部とオーバーラップする位置に設けられる。これによれば、案内部9を設けることによって、Y軸方向における読取部6の寸法が大きくなることを抑制でき、筐体2およびスキャナー1のY軸方向の寸法を小さくしやすい。
照射部70は、光源71と、光源71が発する光を載置面4Sに載置される原稿Sに向けて導く導光体72と、を備え、導光体72はY軸方向に延び、光源71は導光体72のY軸方向の端部に設けられ、案内部9は、Y軸方向において、光源71の少なくとも一部とオーバーラップする位置に設けられる。Y軸方向において読取部6の光源71が設けられる部分は原稿Sの読取に使用されない部分である。Y軸方向において読取部6の光源71が設けられる部分とオーバーラップする位置に案内部9を設けるので、読取部6のうち原稿Sの読取に使用されない部分を有効に使用できる。よって、Y軸方向における読取部6の寸法が大きくなることを抑制でき、筐体2およびスキャナー1のY軸方向の寸法を小さくしやすい。
スキャナー1は、載置面4Sの外縁を画定するフレーム3を備え、案内部9は、Y軸方向においてケーブル40とフレーム3とがオーバーラップする位置に、ケーブル40を案内する。これによれば、ケーブル40はY軸方向においてフレーム3とオーバーラップする位置に配線されるので、ケーブル40がフレーム3に隠れることで見栄えが良くなる。
本開示の上記実施形態に係るスキャナー1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。また、上記実施形態および以下に説明する他の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。以下、他の実施形態について説明する。
上記実施形態において、データ処理部15は原稿台開閉部10に設けられなくてもよい。例えば、データ処理部15は、筐体2の内部に設けられてもよい。また、例えば、スキャナー1を、媒体としての用紙に画像を形成する画像形成装置と原稿Sを読み取る画像読取装置とにより構成される複合機の画像読取装置に適用し、データ処理部15を画像形成装置に設けてもよい。この場合、ケーブル40は、筐体2の外部空間を介して、画像形成装置の内部に延び、データ処理部15に設けられるコネクター16に端末部40bが接続されてもよい。
上記実施形態において、X軸方向において読取部6が移動可能領域の-X方向の端より中央に位置するときに、ケーブル40の第4領域44が原稿台4の読取面4Yに接触するように、ケーブル40の長さを設定してもよい。この場合も、例えば、読取部6がX軸方向に移動するときに、ケーブル40がZ軸方向に揺れることを抑制できる。よって、読取部6をX軸方向に移動するときの負荷の変動を低減できる。また、ケーブル40が読取部6から水平方向となる-X方向に延伸する場合と比較して、例えば、X軸方向において読取部6が移動可能領域の-X方向の端に位置するとき、第4領域44が-X方向に膨らむ程度を小さくしやすい。
上記実施形態において、照射部70,75の光源71,76を、導光体72,77のY軸方向の端部に設けなくてもよい。例えば、光源71,76を、導光体72,77に沿ってY軸方向に延びるように設けてもよい。この場合、例えば、光源71,76を、Y軸方向に並ぶ複数のLEDにより構成してもよい。また、この場合、案内部9の案内リブ94は、光源71の-Y方向側に位置してもよい。
上記実施形態において、案内部9は、B案内面92および規制面98f,99fのいずれかに粘着部材を有してもよい。例えば、B案内面92に粘着部材を有する場合、粘着部材を有するB案内面92が+Z方向側からケーブル40に接触する。
上記実施形態において、ケーブル40は、第2領域42の+Z方向側の面および-Z方向側の面のいずれかに粘着部材を有してもよい。例えば、第2領域42における+Z方向側の面に粘着部材を有する場合、B案内面92は粘着部材を有する第2領域42に+Z方向側から接触する。また、例えば、第2領域42における-Z方向側の面に粘着部材を有する場合、規制面98f,99fは粘着部材を有する第2領域42に-Z方向側から接触する。
上記実施形態において、規制部99を、X軸方向において、規制部98と同じ位置に設けてもよい。この場合、規制部98の規制面98fおよび規制部99の規制面99fにおける-X方向側の端は、B案内面92の-X方向側の端より-X方向側に位置する。換言すると、規制部98の規制面98fおよび規制部99の規制面99fにおける案内方向GD側の端は、B案内面92の案内方向GD側の端より-X方向側に位置する。また、規制部98の規制面98fおよび規制部99の規制面99fは、C案内面93の-X方向側の端より-X方向側に位置する。
上記実施形態において、ケーブル40を支持する支持部21は、内部底面2Dより+Z方向側に位置しなくてもよい。例えば、支持部21は、内部底面2Dより-Z方向側に位置してもよい。この場合、支持部21はケース20と別部材であってもよい。
上記実施形態において、支持部21はなくてもよい。そして、例えば、支持部21に代えて、ケース20の内部底面2Dがケーブル40を支持してもよい。この場合、内部底面2Dは延在面の一例である。
1…スキャナー、2…筐体、2D…内部底面、2F,2B,2R,2L…内部側面、3…フレーム、4…原稿台、4S…載置面、4T…搬送面、4Y…読取面、5B…搬送ベルト、5G…ガイド部、5M…ベルト駆動部、5P…プーリー、6…読取部、7…読取ユニット、8…キャリッジ、8B…後側壁、8D…底壁、8F…前側壁、8L…左側壁、8R…右側壁、9…案内部、10…原稿台開閉部、10S…原稿セット部、11…コネクター、11C…挿入口、12…読取側回路基板、15…データ処理部、16…コネクター、20…ケース、21…支持部、40…ケーブル、40a,40b…端末部、41…第1領域、41a,41b,41c,41d,42a,42b…領域、42…第2領域、43…第3領域、44…第4領域、44a…湾曲領域、45…第5領域、46…第6領域、46a,46b,46c…領域、70,75…照射部、71,76…光源、72,77…導光体、78…受光部、78L…レンズ、78S…受光センサー、79…センサー筐体、79a,79b,79c,79d…摺動突起、80…保持部、85…摺動部、86,87…スライダー、88,89…バネ、91…A案内面、92…B案内面、93…C案内面、94,95…案内リブ、96,97,98,99…規制部、96f,97f,98f,99f…規制面、GD…案内方向、θg…角度。

Claims (12)

  1. 原稿が載置される載置面と、前記載置面の反対側の面である読取面と、を有する原稿台と、
    前記読取面に対向し、前記読取面に沿って延びる延在面と、
    前記載置面に載置された前記原稿を読み取る読取部であって、前記延在面の法線方向において前記読取面と前記延在面との間に設けられ、前記読取面に沿う幅方向に延び、前記読取面に沿い前記幅方向と交差する移動方向に移動可能な前記読取部と、
    前記読取部から出力される信号を伝送するケーブルと、
    を備え、
    前記ケーブルは、前記読取部から前記移動方向における一方向側に向かって延び出し、前記一方向側に向かって延伸する向きが変わる湾曲部を形成し、前記延在面に沿って前記移動方向における他方向側に向かって延伸するように、前記移動方向に沿って配線され、
    前記読取部は、前記ケーブルが接続される接続部と、前記読取部から延び出す前記ケーブルを案内方向に案内する案内部と、を有し、
    前記案内部は、前記延在面の法線方向において前記延在面に向かう成分および前記移動方向において前記一方向側に向かう成分を含む前記案内方向に、前記ケーブルを案内する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記案内部の前記他方向側の端は、前記延在面の法線方向において、前記読取部の前記延在面側の端よりも前記読取面側に位置する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記案内部は、前記案内方向に沿う傾斜部であって、前記延在面の法線方向における前記延在面側から前記ケーブルに接触する前記傾斜部を備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記傾斜部の前記案内方向側の端は、前記延在面の法線方向において、前記読取部の前記延在面側の端よりも前記読取面側に位置する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像読取装置において、
    前記案内部は、前記延在面の法線方向における前記読取面側から前記ケーブルに接触する規制部を備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置において、
    前記規制部の前記案内方向側の端は、前記傾斜部の前記案内方向側の端よりも前記一方向側に位置する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項3から請求項6の何れか一項に記載の画像読取装置において、
    前記傾斜部を第1傾斜部としたとき、
    前記第1傾斜部と比較して前記延在面に向かう成分を多く含む第2傾斜部が、前記第1傾斜部の前記案内方向側に続いて設けられる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の画像読取装置において、
    前記ケーブルは、前記接続部に接続される端部から前記ケーブルのうち前記案内部に案内される領域までをつなぐ中継部を有し、前記中継部は前記案内方向と異なる方向に延びる領域を含む
    ことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の画像読取装置において、
    前記移動方向と前記案内方向のなす角度は30度より小さく、かつ10度より大きい
    ことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項1から請求項9の何れか一項に記載の画像読取装置において、
    前記読取部は、前記載置面に載置される前記原稿に向けて光を照射する照射部であって、前記幅方向に延びるように設けられる前記照射部を備え、
    前記案内部は、前記幅方向において、前記照射部の少なくとも一部とオーバーラップする位置に設けられる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置において、
    前記照射部は、光源と、前記光源が発する前記光を前記原稿に向けて導く導光体と、を備え、
    前記導光体は前記幅方向に延び、前記光源は前記導光体の前記幅方向の端部に設けられ、
    前記案内部は、前記幅方向において、前記光源の少なくとも一部とオーバーラップする位置に設けられる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1から請求項11の何れか一項に記載の画像読取装置において、
    前記載置面の外縁を画定するフレームを備え、
    前記案内部は、前記幅方向において前記ケーブルと前記フレームとがオーバーラップする位置に、前記ケーブルを案内する
    ことを特徴とする画像読取装置。
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