JP5018034B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読み取り装置に関し、より特定的には、インバータがキャビネットに搭載された画像読み取り装置に関する。
近年、ミラースキャンタイプの画像読み取り装置で用いられる光源としては、照度安定性、立ち上がり特性及び効率に優れた希ガス蛍光灯が主流である。この希ガス蛍光灯の点灯には、電源電圧を高周波電圧に変換するためのインバータが必要である。
ところで、前記蛍光灯が適用された画像読み取り装置において、小型化の要求が高まっている。このような要求にこたえるべく、画像読み取りの際に、原稿面を走査する第1スライダに搭載されていた蛍光灯のインバータを第1スライダの外部に設置することが考えられる。これにより、第1スライダを薄型化でき、画像読み取り装置を薄型化できる。
しかしながら、インバータを第1スライダから取り外して薄型化を図ったために、読み取った画像の画質が劣化する問題が発生した。以下に、詳しく説明する。
画像読み取り装置は、第1スライダの蛍光灯から出射され原稿面において反射された光を読み取ることにより、1ラインずつ画像データを得ている。そのため、原稿面を照射する光は、第1スライダの蛍光灯から出射された光及び該蛍光灯から出射された光を原稿面に集光するための反射鏡において反射された光のみであることが好ましい。
しかしながら、第1スライダの蛍光灯から出射された光の一部は、第1スライダから外部に漏れて、画像読み取り装置の筐体内において反射した後に、有害光として原稿面を照射してしまう。特に、筐体の底面で反射した光は、筐体の底面が平坦でないため、第1スライダの位置によって有害光の光量が変化してしまい、画像の画質を劣化させる大きな原因となっている。そして、画像読み取り装置を薄型化した場合には、原稿面と筐体の底面との距離が小さくなるので、底面からの有害光の問題はより顕著なものとなる。
また、従来、第1スライダに配置されていたインバータにより遮られていた有害光が、インバータが取り除かれることにより原稿面に入射してしまうことも、画像の画質を劣化させる原因となっていた。
更に、インバータを第1スライダの外部に設置した場合、第1スライダが原稿面を高速で走査する際に、第1スライダの前部が浮き上がったり振動したりする問題も発生した。これは、第1スライダからインバータを取り外したことにより、第1スライダが軽量化されすぎてしまったためである。このような浮き上がりや振動は、読み取り画像の画質の劣化に繋がる。
なお、有害光を遮光する読取装置が特許文献1及び特許文献2に記載されているが、特許文献1及び特許文献2には、画像読み取り装置の薄型化や第1スライダの高速化についての記載は存在しない。更に、第1スライダを高速で走査可能とする原稿読取装置が特許文献3に記載されているが、前記画像の画質の劣化についての記載は存在しない。
特開昭63−20957号公報 特開平10−319519号公報 特開平9−244156号公報
そこで、本発明の目的は、有害光による画質の劣化を低減でき、安定して原稿面を走査できる画像読み取り装置を提供することである。
発明は、上面に原稿が載置される本体と、前記本体内を移動し、前記原稿を走査する第1スライダと、前記第1スライダに連動して前記本体内を移動する第2スライダと、前記本体に設置されたインバータと、を備えた画像読み取り装置であって、前記第1スライダは、前記インバータから電力の供給を受けて、前記原稿を照射するランプと、前記原稿において反射した光を、前記第2スライダへと導くミラーと、前記ランプ及び前記ミラーを保持するフレームと、前記フレームに取り付けられており、前記本体の底面側から見て該フレームと前記ミラーとの継ぎ目を覆い、前記ミラーと前記原稿との間の光の経路への前記本体の底面からの反射光を遮光する遮光部材と、を含むことを特徴とする。
発明によれば、本体の底面からの反射光がミラーと原稿との間の光の経路に入射しないように遮光のための部材が設けられるので、原稿に前記反射光が照射されることが抑制される。その結果、読み取り画像の画質が向上する。
発明において、前記部材は、前記第1スライダの底面の一部を覆うように、該第1スライダに設けられることが好ましい。
本体の底面からの反射光は、第1スライダの底面から入射するので、第1スライダの底面の一部を部材により覆うことにより、効果的に有害光による悪影響を抑制できる。
発明において、前記部材は、前記ミラーと前記原稿との間の光の経路よりも走査方向の下流側に設けられることが好ましい。
ミラーと原稿との間の光の経路よりも走査方向の下流側に部材が設けられるので、該部材がない場合に比べて第1スライダの重心を走査方向の下流側に位置させることができる。その結果、第1スライダを高速に平行移動させた場合であっても、第1スライダの進行方向の前部が振動したり浮き上がったりすることが抑制される。
発明において、前記部材は、前記第1スライダのフレームと同じ素材で作製されていることが好ましい。これにより、部材と第1スライダとの熱膨張係数をそろえることができる。その結果、第1スライダ及び部材が高温となっても、これらの間で歪みが生じにくくなる。
発明において、前記ミラーの長手方向の長さと、前記部材の長手方向の長さとは略等しくてもよい。
発明において、前記部材を取り付ける前の前記第1スライダの長手方向における重心位置と、該部材を取り付けた後の該第1スライダの長手方向における重心位置とは同じであることが好ましい。これにより、第1スライダが安定して平行移動できるようになる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置について図面を参照しながら説明する。
(画像読み取り装置の概要について)
図1(a)は、本実施形態に係る画像読み取り装置の上視図である。図1(b)は、該画像読み取り装置の断面構造図である。該画像読み取り装置は、図1に示すように、キャビネット1、プラテンガラス2、インバータ3、第1スライダ4、第2スライダ5、光学ユニット6及び撮像素子7を備える。
キャビネット1は各種部材を格納する筐体である。プラテンガラス2は、キャビネット1の上部開口に、原稿を載置するために取り付けられる。このプラテンガラス2に対しては、読み取るべき画像を下向きにして原稿(不図示)がセットされる。インバータ3は、キャビネット1に固定的に設置され、高周波電圧を生成する回路である。
第1スライダ4は、蛍光灯41、反射鏡42、第1ミラー43及びフレーム44を含む。蛍光灯41は、前記インバータ3により電力の供給を受けて、プラテンガラス2上にセットされた原稿(被読み取り物)に光を照射する。反射鏡42は、蛍光灯41と対向する位置に設けられ、本のような立体物の陰に対しても光を照射できるように、蛍光灯41からの光を反射する役割を果たす。第1ミラー43は、原稿からの反射光を、側方に反射させて第2スライダ5へと導く。フレーム44は、蛍光灯41、反射鏡42及び第1ミラー43を保持する役割を果たし、金属板を屈曲して形成される。
第2スライダ5は、第2ミラー51及び第3ミラー52を含む。第2ミラー51は、第1ミラー43からの反射光を下方に反射させる。第3ミラー52は、第2ミラー51からの反射光を側方に反射させる。
第1スライダ4は、図1に示す走査方向にキャビネット1内を速度Vで平行移動して、原稿を走査する。一方、第2スライダ5は、第1スライダ4と連動して、図1に示す走査方向に速度V/2で平行移動する。これにより、移動中における原稿面と撮像素子7との間の光の経路Lの長さが一定となる。
光学ユニット6は、内部に複数のレンズを有しており、原稿からの反射光によって得られる光学像を撮像素子7に結像させる。撮像素子7は、一次元状の撮像領域を有し、光学ユニット6によって結像された光学像を撮像領域が延びる方向と直交する方向に走査して原稿像を読み取るCCD等のラインセンサ(読み取り手段)である。
以上のように構成された画像読み取り装置において、原稿の画像が読み取られる場合には、蛍光灯41から発せられた光及び反射鏡42によって反射された光が原稿に照射され、これによって得られた原稿からの光学像(反射光)が第1ミラー43、第2ミラー51及び第3ミラー52によって順次反射される。そして、第3ミラー52で反射された光学像は光学ユニット6内のレンズに入射し、この光学ユニット6内のレンズを透過した後、撮像素子7上で結像される。撮像素子7は、各々の画素ごとに入射光の強さに応じて光電変換を行い、これによって原稿画像に対応した画像信号(RGB信号)を生成する。
(第1スライダ及び第2スライダの構成について)
図2は、該画像読み取り装置の第1スライダ4及び第2スライダ5の斜視図である。図2には、第1スライダ4、第2スライダ5、レール8a,8b,8c,8d、モータ9、ベルト10、プーリ11、シャフト12、プーリ13a,13b、プーリ14a,14b及びワイヤ15a,15bが記載されている。
第1スライダ4は、前記の通り、蛍光灯41、反射鏡42、第1ミラー43(図2では記載せず)及びフレーム44を含む。フレーム44の両端はそれぞれ、レール8a,8bにより支持されている。第2スライダ5は、第2ミラー51、第3ミラー52及びフレーム53を含む。フレーム53の両端はそれぞれ、レール8c,8dにより支持されている。
レール8a〜8dは、キャビネット1の一部を構成し、走査方向に延びるように金属板を屈曲させて形成される。モータ9は、キャビネット1に固定されている。ベルト10は、プーリ11とモータ9の回転軸との間に張り渡されており、モータ9の駆動力をプーリ11に伝達する。シャフト12は、走査方向と垂直な方向に延びるように配置され、プーリ11、プーリ13a,13bが取り付けられている。プーリ13a,13bはそれぞれ、レール8a,8bの走査方向の下流側の端部近傍に配置される。また、プーリ14a,14bは、レール8a,8bの走査方向の上流側の端部近傍に配置される。ワイヤ15a,15bはそれぞれ、プーリ13a,13bとプーリ14a,14bとの間に張り渡されている。そして、フレーム44及びフレーム53は、図示しない部材により、ワイヤ15a,15bに固定されている。
以上のような構成によれば、モータ9が駆動することにより、プーリ11、プーリ13a,13bが回転し、ワイヤ15a,15bがプーリ13a,13bとプーリ14a,14bとの間で回転する。これにより、ワイヤ15a,15bに固定された第1スライダ4及び第2スライダ5がレール8a〜8dに沿って平行移動する。
(第1スライダについて)
図3は、第1スライダ4の分解斜視図である。図4は、第1スライダ4の断面構造図である。
第1スライダ4は、詳細には、図3に示すように、蛍光灯41、反射鏡42、第1ミラー43、フレーム44、遮光部材45、滑動支持部材46a〜46d及び板ばね47a,47bからなる。
フレーム44は、レール8a,8bに載置される2つの平坦部44a,44bと、この平坦部44a,44bの間をつなぐ2本の橋架け部44c,44dとからなる。そして、平坦部44a,44bと橋架け部44c,44dとに囲まれるように、開口44oが形成されている。
フレーム44の右端に位置する平坦部44aの下面には、滑動支持部材46a,46cが取り付けられる。フレーム44の左端に位置する平坦部44bの下面には、滑動支持部材46b,46dが取り付けられる。滑動支持部材46a〜46dは、摩擦係数が小さな半球状の部材であり、レール8a,8bに接触して、第1スライダ4が滑らかに平行移動することを助ける役割を果たす。そのため、滑動支持部材46a〜46dの表面には、グリスなどの潤滑油が塗布される。
平坦部44a,44bの上面にはそれぞれ、蛍光灯41の両端が螺子により取り付けられる。蛍光灯41の表面は、蛍光灯41が出射した光の少なくとも一部を吸収する部材により覆われている。そして、図4に示すように、反射鏡42と対向する部分から原稿と対向する部分の間には、開口41oが形成されている。これにより、光が出射される方向を規制し、有害光の発生を防止している。
走査方向の下流側において左右に延びる橋架け部44dの上面には、反射鏡42が螺子等により取り付けられる。これにより、図4に示すように、蛍光灯41と反射鏡42とが対向し、蛍光灯41から出射された光が反射鏡42において反射され原稿面へと導かれるようになる。
橋架け部44dの下面には、遮光部材45が螺子等により長手方向に少なくとも3点以上で取り付けられる。遮光部材45は、フレーム44と同じ材料の金属板を屈曲して形成され、第1ミラー43の長手方向と略同じ長さを有する。遮光部材45の断面形状は、図4に示すように、走査方向に対して垂直な上下方向のみならず、走査方向の下流側にも延びるような、時計回りに90°回転させたL字形状である。更に、図4において、遮光部材45の上下方向の厚みは、フレーム44の厚みと同程度である。
更に、遮光部材45を取り付ける前と遮光部材45を取り付けた後における、第1スライダ4の長手方向の重心位置は一致している。そして、この重心の位置は、レール8a,8bの中心線状に位置する。
遮光部材45と橋架け部44dとの間には、鏡面が開口44oを介して原稿を臨むように第1ミラー43が設けられている。これにより、原稿で反射された光は、開口44oを通過して第1ミラー43により反射されて第2スライダ5へと導かれる(図4の経路L参照)。なお、第1ミラー43は、板ばね47a,47bにより遮光部材45と橋架け部44dとに押し付けられることにより、フレーム44に固定されている。
ここで、第1ミラー43は、図4に示すように、少なくとも一部が滑動支持部材46a〜46dよりも上方に位置するように配置される。更に、遮光部材45の下端は、第1ミラー43の下端よりも上方に位置するように配置される。
以上のように、遮光部材45をフレーム44の下面と第1ミラー43の下面との継ぎ目(すなわち、第1スライダ4の底面の一部)を覆うように取り付けることにより、キャビネット1の底面で反射した光が、該継ぎ目及び開口44oを介して第1ミラー43と原稿との間の経路Lに入射することを防止している。すなわち、原稿に有害光が照射されることを防止している。その結果、画像読み取り装置で読み取られる画像の画質が向上する。
更に、遮光部材45をフレーム44の下面と第1ミラー43の下面との継ぎ目を覆うように取り付けることにより、第1スライダ4から蛍光灯41の光がキャビネット1に漏れることを防止できる。その結果、第1スライダ4から漏れた光がキャビネット1内で反射して有害光として原稿を照射することを防止できる。
また、図3及び図4に示すように、前記遮光部材45は、経路Lよりも走査方向の下流側に配置されている。そのため、第1スライダ4の重心は、遮光部材45がない場合よりも走査方向の下流側に位置するようになる。その結果、該第1スライダ4が高速で平行移動したとしても、第1スライダ4の前部(下流側の部分)が浮き上がったり振動したりすることが抑制される。
また、遮光部材45に遮光機能と錘としての機能とを果たさせているので、部品点数を増加させることなく所望の2つの機能を得ることができる。
また、フレーム44と遮光部材45とが同じ材料にて作製されるので、両者の線膨張係数を等しくでき、画像読み取り装置の性能を向上させることができる。これは、蛍光灯41付近が、100度近くまで温度が上昇することがあるので、両者の線膨張係数に差があると、フレーム44と遮光部材45との間に歪みが生じ、画像読み取り装置の性能に悪影響を及ぼすからである。
また、遮光部材45の形状が、図4に示すように、走査方向に対して垂直な上下方向のみならず、走査方向の下流側にも延びるような形状であるので、第1スライダ4の上下方向の厚みを大きくすることなく、遮光部材45を取り付けることが可能となる。更に、遮光部材45が走査方向の下流側に延びているので、重心を下流側に位置させることができる。
また、遮光部材45が、長手方向に少なくとも3点以上で橋架け部44dに取り付けられるので、びびりによる騒音を効果的に防止できる。
また、遮光部材45を取り付ける前と遮光部材45を取り付けた後における、第1スライダ4の長手方向の重心位置が、レール8a,8bの中心線状に位置するので、第1スライダ4が安定して平行移動できる。
また、図4に示すように、第1ミラー43の少なくとも一部が滑動支持部材46a〜46dよりも上方に位置しているので、第1スライダ4を薄型化できる。これは、通常、第1ミラー43は、滑動支持部材46a〜46dよりも下方に位置しており、第1スライダ4の厚みを増加させる原因となっているからである。更に、遮光部材45の下端が第1ミラー43の下端よりも上方に位置しているので、第1スライダ4の厚みを薄くできる。
(遮光部材45の詳細について)
前記の通り、遮光部材45は、有害光が原稿に照射されることを防止することに加えて、第1スライダ4の錘の役割も果たしている。そこで、以下では、図5を参照しながら、遮光部及び錘として機能するための遮光部材45の取り付け位置及び重さの関係について説明する。図5は、第1スライダ4の断面構造を示した図である。図5中のXmは、原稿からの反射光が第1ミラー43に入射する目線位置の座標を示している。また、X0は、遮光部材45を取り付けていないときの第1スライダ4の重心の座標を示している。X1は、遮光部材45の重心の座標を示している。Xは、第1スライダ4全体の重心の座標である。m0は、遮光部材45を除いた第1スライダ4の重量である。Mは、遮光部材45の重量である。
ここで、第1スライダ4が高速で走査方向に平行移動したとしても、第1スライダ4の前部が浮き上がったり振動したりしないためには、第1スライダ4全体の重心の位置Xが、目線位置Xmよりも走査方向の下流側(図5では右側)に位置することが好ましい。この場合、以下の式(1)に示すような関係式が成立する。
X=Xm×(X0m0+X1M)/(m0+M)>Xm・・・(1)
前記式(1)をMについて解くと以下の式(2)のようになる。
M>m0(Xm−X0)/(X1−Xm)・・・(2)
以下に、前記式(2)を用いて、本願発明者が作製した試作品において、遮光部材45に必要な重さを計算する。本願発明者が作製した試作品における各座標及び重さは以下の通りである。なお、X軸の基準は、第1スライダ4の上流端とする。
X0=26mm、Xm=30mm、X1=50mm、m0=380g
各パラメータを式(2)に代入すると、遮光部材45は、76gより大きい重さが必要であることが求まる。そこで、91gの鉄を用いて、横280mm、縦26mmの遮光部材45を作製した場合、遮光部材45の厚みは1.6mmとなる。
一方、遮光機能を十分果たすのに必要な鉄板の厚さは0.8mmである。そこで、必要最低限の厚みで前記と同様の遮光部材を作製した場合、該遮光部材の重さは45gにしかならない。この場合、該遮光部材は錘としての機能を果たさない。
以上より、本願発明者は、遮光部材45を単に遮光機能だけのために設けたのではなく、遮光機能を得ると共に、錘としての機能も得るために、前記のような試作品を作製し、本願発明を行ったと言える。
図1(a)は、本実施形態に係る画像読み取り装置の上視図である。図1(b)は、該画像読み取り装置の断面構造図である。 前記画像読み取り装置の第1スライダ及び第2スライダの斜視図である。 前記第1スライダの分解斜視図である。 前記第1スライダの断面構造図である。 前記第1スライダの断面構造図である。
符号の説明
1 キャビネット
3 インバータ
4 第1スライダ
5 第2スライダ
41 蛍光灯
42 反射鏡
43 第1ミラー
44 フレーム
45 遮光部材
51 第2ミラー
52 第3ミラー

Claims (6)

  1. 上面に原稿が載置される本体と、
    前記本体内を移動し、前記原稿を走査する第1スライダと、
    前記第1スライダに連動して前記本体内を移動する第2スライダと、
    前記本体に設置されたインバータと、
    を備えた画像読み取り装置であって、
    前記第1スライダは、
    前記インバータから電力の供給を受けて、前記原稿を照射するランプと、
    前記原稿において反射した光を、前記第2スライダへと導くミラーと、
    前記ランプ及び前記ミラーを保持するフレームと、
    前記フレームに取り付けられており、前記本体の底面側から見て該フレームと前記ミラーとの継ぎ目を覆い、前記ミラーと前記原稿との間の光の経路への前記本体の底面からの反射光を遮光する遮光部材と、
    を含むことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記遮光部材は、前記第1スライダの底面の一部を覆うように設けられること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記遮光部材は、前記ミラーと前記原稿との間の光の経路よりも走査方向の下流側に設けられること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  4. 前記遮光部材は、前記第1スライダの前記フレームと同じ素材で作製されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  5. 前記ミラーの長手方向の長さと、前記遮光部材の長手方向の長さとは略等しいこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  6. 前記遮光部材を取り付ける前の前記第1スライダの長手方向における重心位置と、該遮光部材を取り付けた後の該第1スライダの長手方向における重心位置とは同じであること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像読み取り装置。
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