JP4481742B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナとして単体で用いられたり、複写機やファクシミリ等に搭載されたりして、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
一般に、画像読取装置は、原稿に対して光を照射し、その反射光を複数のミラーで反射させながら集光レンズを通してCCD等の読取デバイスに導き入れ、この読取デバイスで原稿の画像を電気信号として取得する(読み取る)ようになっている。
ここで、この様な画像読取装置においては、装置を輸送する際に画像読取装置内に設けられた光学系移動ユニットが激しく揺さぶられたり、振動したりして変形・破損する恐れがある。
そこで、上記不都合を回避すべく、従来より、上記光学系移動ユニットを装置本体に固定するための構造を有する画像読取装置が提案されている。この画像読取装置においては、光学系移動ユニットの移動方向と平行となるように、外装カバー、及び内部筐体に形成された挿通孔に対して、光学系移動ユニットを固定するための固定部材を装置本体の外部より挿通するとともに、光学系移動ユニットの移動方向と平行となるように光学系移動ユニットに形成されたネジ孔に上記固定部材をねじ込み、当該固定部材の締付力により光学系移動ユニットを装置本体に固定するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特公平7−104558公報(第2−3頁、第2−4図)
しかし、上記従来の画像読取装置においては、挿通孔が形成された外装カバー、及び内部筐体の各側面と、ネジ孔が形成された光学系移動ユニットの側面が平行となるように設計されているものの、角度公差のバラツキ(±3°程度)が存在するため、これらの外装カバー、内部筐体、及び光学系移動ユニットの各側面は、必ずしも平行とはなっていないのが現状である。従って、このような状態で、固定部材を用いて光学系移動ユニットを装置本体に固定してしまうと、当該固定時に、光学系移動ユニットが浮かび上がってしまい、結果として、装置を輸送する際に、光学系移動ユニットが、例えば、コンタクトガラスに接触し、当該コンタクトガラスに損傷が生じてしまう等の不都合が生じていた。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、光学系移動ユニットを固定する際の当該光学系移動ユニットの浮き上がりを防止するとともに、当該浮き上がりに起因する光学系移動ユニット及びその周辺の部品の損傷を回避することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿からの反射光を更に反射させるミラーを保持する光学系移動ユニットと、装置本体の外装カバーと、装置本体の内部筐体とを備えるとともに、光学系移動ユニットを固定するための固定部材を光学系移動ユニット、外装カバー、及び内部筐体の各々に形成された孔に挿通し、固定部材を光学系移動ユニットに取り付けることにより、光学系移動ユニットを装置本体に固定する画像読取装置であって、光学系移動ユニットには、光学系移動ユニットを装置本体に固定する際に、内部筐体における光学系移動ユニットの固定面と当接する折曲部が形成されており、折曲部のなす角度が鈍角であることを特徴とする。
ここで、本発明の画像読取装置においては、折曲部のなす角度は、90度より大きく95度以下であるものとすることができる。
又、本発明の画像読取装置は、原稿からの反射光を更に反射させるミラーを保持する光学系移動ユニットと、装置本体の外装カバーと、装置本体の内部筐体とを備えるとともに、光学系移動ユニットを固定するための固定部材を光学系移動ユニット、外装カバー、及び内部筐体の各々に形成された孔に挿通し、固定部材を光学系移動ユニットに取り付けることにより、光学系移動ユニットを装置本体に固定する画像読取装置であって、内部筐体における、光学系移動ユニットの往復移動方向に平行な面と、光学系移動ユニットの固定面のなす角度が鈍角であることを特徴とする。
ここで、本発明の画像読取装置においては、内部筐体における、光学系移動ユニットの往復移動方向に平行な面と、光学系移動ユニットの固定面のなす角度は、90度より大きく95度以下であるものとすることができる。
更に、本発明の画像読取装置は、原稿からの反射光を更に反射させるミラーを保持する光学系移動ユニットと、装置本体の外装カバーと、装置本体の内部筐体とを備えるとともに、光学系移動ユニットを固定するための固定部材を光学系移動ユニット、外装カバー、及び内部筐体の各々に形成された孔に挿通し、固定部材を光学系移動ユニットに取り付けることにより、光学系移動ユニットを装置本体に固定する画像読取装置において、外装カバーの表面と、内部筐体における光学系移動ユニットの固定面との距離が、孔の上方から下方にかけて徐々に長くなるように、外装カバーに段差が設けられているものとすることができる。
本発明の画像読取装置によれば、光学系移動ユニットには、光学系移動ユニットを装置本体に固定する際に、内部筐体における前記光学系移動ユニットの固定面と当接する折曲部が形成されており、折曲部のなす角度が鈍角である構成としている。従って、簡単な構成で、光学系移動ユニットを装置本体に固定する際の、光学系移動ユニットの浮き上がりを完全に防止することが可能になるとともに、当該浮き上がりに起因する光学系移動ユニット及びその周辺の部品の損傷を回避することができる。
又、本発明の画像読取装置によれば、内部筐体における、光学系移動ユニットの往復移動方向に平行な面と、光学系移動ユニットの固定面のなす角度が鈍角である構成としている。従って、簡単な構成で、光学系移動ユニットを画像読取装置本体に固定する際の、光学系移動ユニットの浮き上がりを完全に防止することが可能になるとともに、当該浮き上がりに起因する光学系移動ユニット及びその周辺の部品の損傷を回避することができる。
更に、本発明の画像読取装置によれば、外装カバーの表面と、内部筐体における光学系移動ユニットの固定面との距離が、孔の上方から下方にかけて徐々に長くなるように、外装カバーに段差を設ける構成としている。従って、簡単な構成で、光学系移動ユニットを画像読取装置本体に固定する際の、光学系移動ユニットの浮き上がりを完全に防止することが可能になるとともに、当該浮き上がりに起因する光学系移動ユニット及びその周辺の部品の損傷を回避することができる。

以下に、本発明の画像読取装置の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の駆動機構を示す縦断面図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の光学上の構成を示す縦断面図である。
図1、及び図2に示すように、画像読取装置1は、例えば、デジタル複写機に設けられ、原稿の画像を読み取るものであり、例えば、金属板や樹脂により成形された外装カバー2から外形が構成され、当該外装カバー2は、左側板2a、右側板2bを有している。又、外装カバー2の内側には、内部筐体7が設けられており、当該外装カバー2と内部筐体7により、画像読取装置本体1aが構成されている。又、外装カバー2の上面には、原稿が載置されるコンタクトガラス3が設けられている。又、外装カバー2内(又は、内部筐体7内)には、コンタクトガラス3に平行(即ち、矢印Xの方向)に往復移動可能となるように、相互に独立した第1、第2の光学系移動ユニット4、5が支持されている。
ここで先ず、光学上の詳細な構成について説明する。図1、及び図2に示すように、第1の光学系移動ユニット4は、各種部品を保持する第1の光学系支持部材40を有している。そして、この第1の光学系支持部材40が、コンタクトガラス3に載置された原稿に光を照射する光源であるランプ41と、このランプ41からの光を効率よく原稿に照射させるための反射板42と、原稿からの反射光(以下、「原稿反射光」と記すことがある)を第2の光学系移動ユニット5に向けて更に反射させる第1のミラー43とを備えている。他方、第2の光学系移動ユニット5は、各種部品を保持する第2の光学系支持部材50を有している。そして、この第2の光学系支持部材50が、第1のミラー43からの原稿反射光を更に反射させて後述の画像読取ユニット6に導く第2、第3のミラー51、52を備えてなる。尚、図2において、原稿反射光の光路を一点鎖線で示す。
また、図2に示す様に、外装カバー2内(又は、内部筐体7内)の中央よりやや右側板2b寄りには、上記した原稿反射光の光路の上流側から順に集光レンズ60、及び読取デバイスであるCCD基板61を有する画像読取ユニット6が配設されている。
この画像読取ユニット6は、集光レンズ60及びCCD基板61を含む各種部品が取り付けられる取付台63を保持する基台62を有しており、この基台62が外装カバー2の底板上にネジ等で固定されている。基台62の上面には、取付台63がビス等で固定されており、この取付台63の上面には、集光レンズ60が固定された不図示のレンズ固定板と、CCD基板61が固定されたCCD固定板64を連結したCCD連結板65とが取り付けられている。
但し、これらのレンズ固定板とCCD連結板65は、集光レンズ60で集光された原稿反射光のCCD基板61に対する焦点距離が一律になるように、それぞれ原稿反射光の光軸方向に調整が可能になっている。また、原稿反射光の光軸に対するCCD基板61の高さ調整用として、CCD固定板64を貫通してCCD連結板65に螺合する高さ調整ネジ66と、この高さ調整ネジ66を挿通させつつCCD固定板64とCCD連結板65との間に介装された圧縮コイルバネ67とが設けられている。そして、高さ調整ネジ66のねじ込み度合いにより、CCD固定板64が圧縮コイルバネ67の弾発力を受けながらCCD連結板65に対して上下移動することで、結果としてCCD基板61の高さが調整されるようになっている。尚、CCD固定板64には、CCD基板61を取り囲むCCDカバー68がガスケット69を介して固定されている。
次に、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の往復移動を駆動するための詳細な構成について説明する。第1、第2の光学系移動ユニット4、5は、原稿全域に亘って走査すべく往復移動せられるわけであるが、その際、第1の光学系移動ユニット4は、第2の光学系移動ユニット5に対して常時2倍の速度で往復移動するようになっており、これにより原稿反射光のCCD基板61に対する焦点距離、すなわち原稿反射光の光路長が常に一定にされている。このような往復移動は、以下に示す構成で達成できる。
図1、図2に示すように、画像読取ユニット6の後方(右側板2b寄り)には、回転可能に支持された回転軸8が配設されている。この回転軸8の近傍には、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の往復移動を司るワイヤ9が巻き付けられたドラム80が、同軸状で一体的に固定されている。
更に、回転軸8の一端部には、ジョイントプーリ81が連結されており、このジョイントプーリ81に張架されたベルト11によって駆動モータ等の駆動源から駆動が伝達される。即ち、外装カバー2の後側(図1では紙面の奥側)の外方には、回転軸8の回転の駆動源となる駆動モータ10が配設されるとともに、この駆動モータ10の出力軸には、回転軸8に連結されたジョイントプーリ81との間で、ベルト11が張架されており、このベルト11によって駆動モータ10の回転出力が回転軸8に伝達される。なお、ジョイントプーリ81、及びベルト11に代えて、歯車で駆動力伝達媒体を構成する場合もある。
また、外装カバー2内の左方側から順に、内部筐体7の左側板7aに突設された第1の掛け具12、外装カバー2の前後両側板(不図示)に軸支された第1のプーリ13、第2の光学系支持部材50に軸支された第2のプーリ14、画像読取ユニット6の基台62に突設された第2の掛け具15、及び右側板2bに突設されて軸支された第3のプーリ16が設けられている。更に、第1、第2の光学系移動ユニット4、5各々の往復移動をガイドするガイドレール17が、コンタクトガラス3と平行に延在するよう設けられている。
そして、実際に第1、第2の光学系移動ユニット4、5の往復移動を司るワイヤ9は、図1に示すように、第1の掛け具12に一端が固定され、一旦第2のプーリ14に掛けられた後、第1のプーリ13に掛けられる。そして、更に回転軸8のドラム80に複数回巻き付けられた後、第3のプーリ16に掛けられて戻り、次いで、第1の光学系支持部材40が固着され、再び第2のプーリ14に掛けられて、第2の掛け具15に他端が固定され、張設されてなる。
この様な構成のもと、駆動モータ10の出力軸が正回転又は逆回転することにより、回転軸8とともにドラム80が正回転又は逆回転し、これに伴ってワイヤ9が移動せしめられ、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が、所定の速度比を維持しながら往復移動する。これにより、原稿全域に亘って、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が原稿面と平行に往復移動し、原稿の画像が読み取られる構成となっている。
尚、上記した画像読取装置1は、実際に走査する光学系移動ユニットとは別体に、読取デバイスであるCCD基板61(集光レンズ60も含む)が外装カバー2に固定された、いわゆる別体型のものであるが、CCD基板61が光学系移動ユニットに固定されてこれと一体的に走査する、いわゆる一体型のものもある。
次に、本発明の実施形態に係る画像読取装置における光学系移動ユニットの固定について、図面を参照しながら詳述する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の固定機構を示す縦断面図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の光学系移動ユニットを装置本体に固定した状態を示す縦断面図である。
本実施形態においては、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を固定する際の固定部材として止めネジ18、19を用い、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を固定する際に、当該止めネジ18、19を第1、第2の光学系移動ユニット4、5の往復移動方向(図中のX方向)に平行な方向から取り付ける構成となっている。以下に、当該取り付け機構について説明する。
図3に示す様に、外装カバー2の左側板2aには、挿通孔30、31が形成されており、内部筐体7の左側板7aには、挿通孔32、33が形成されている。又、止めネジ18、19は、各々ネジ部18a、19aを有している。
又、第1の光学系支持部材40には、当該第1の光学系移動ユニット4を画像読取装置本体1aに固定する際に、内部筐体7における第1の光学系移動ユニット4の固定面24と当接する折曲部21が形成されており、当該折曲部21には、挿通孔32に対応する位置にネジ孔22が形成されている。又、同様に、第2の光学系支持部材50には、当該第2の光学系移動ユニット5を画像読取装置本体1aに固定する際に、内部筐体7における第2の光学系移動ユニット5の固定面24と当接する折曲部35が形成されており、当該折曲部35には、挿通孔33に対応する位置にネジ孔36が形成されている。
そして、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を固定する際には、まず、外装カバー2の外部から、止めネジ18を挿通孔30、32に挿通するとともに、止めネジ19を挿通孔31、33に挿通する。次いで、第1の光学系支持部材40に形成されたネジ孔22にネジ部18aを螺合させることにより、止めネジ18をネジ孔22に挿通させ、第1の光学系支持部材40を内部筐体7に対して取り付けることにより、第1の光学系移動ユニット4を画像読取装置本体1aに固定する。又、同様に、第2の光学系支持部材50に形成されたネジ孔36にネジ部19aを螺合させることにより、止めネジ19をネジ孔36に挿通させ、第2の光学系支持部材50を内部筐体7に対して取り付けることにより、第2の光学系移動ユニット5を画像読取装置本体1aに固定する構成となっている。第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに固定した状態を図4に示す。
又、本実施形態においては、図3に示す様に、外装カバー2の裏面(即ち、左側板2aの裏面2c)に、挿通孔30、31を各々シールするための弾性シール部材70、71を設ける構成としている。この弾性シール部材70、71は、例えば、樹脂やゴム等により形成されており、図3に示す様に、一端部70a、71aが、各々、上述の外装カバー2の裏面に貼り付けられている。
そして、止めネジ18、19を取り付けて、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を固定した状態においては、上述のごとく、弾性シール部材70、71の一端側70a、71aのみが、各々、左側板2aの裏面2cに貼り付けられる構成としている。従って、図4に示す様に、止めネジ18、19を、各々、外装カバー2に形成された挿通孔30、31に挿通する際に、弾性シール部材70、71は、止めネジ18、19に押されて撓み、止めネジ18、19が、各々、外装カバー2に形成された挿通孔30、31に挿通されることを許容する位置に上記弾性シール部材70、71がくる構成となっている。
従って、この構成によれば、止めネジ18、19を取り外して第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定状態を解除し、画像読取装置1を使用する場合において、弾性シール部材70、71が挿通孔30、31を各々シールしているため、ゴミや埃等が内部筐体7内に入るのを防止することができる。従って、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が備える第1、第2、及び第3ミラー43,51、52に対する当該ゴミや埃等の付着を防止することが可能になるため、結果として、画像の劣化を防止することができるようになる。
本実施形態においては、以上の構成により、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに固定するとともに、輸送時における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の移動を規制するようになっている。
しかしながら、外装カバー2の左側板2aにおける止めネジ18、19の取付面(即ち、外装カバー2の表面)2d、及び、内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24においては、上述の角度公差のバラツキが存在するため、これらの取付面2dと固定面24は必ずしも平行とはなっていない。従って、上記構成のままでは、画像読取装置本体1aに固定する際の第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することは困難であると言える。
そこで、本実施形態においては、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の折曲部21、35の折り曲げ角度を所定の範囲に設定した点に特徴がある。以下に図面を参照して、本特徴について詳細に説明する。
図5は、光学系移動ユニットの折曲部の角度を説明するための部分拡大図であり、図6は、光学系移動ユニットの折曲部の角度が鋭角である状態を説明するための部分拡大図であり、図7は、光学系移動ユニットの折曲部の角度が鋭角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。又、図8は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置における光学系移動ユニットの折曲部の角度を説明するための部分拡大図であり、図9は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置における光学系移動ユニットの折曲部の角度が鈍角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。尚、図5、図6、及び図8においては、説明の便宜上、第1の光学系移動ユニット4の折曲部21のみを図示しており、第2の光学系移動ユニット5の折曲部35は図示していない。
図5において、外装カバー2の左側板2aにおける止めネジ18、19の取付面2dと内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24は平行になっている。
より具体的には、挿通孔30、32、及びネジ孔22の上方における外装カバー2の表面2dと内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離Cが、挿通孔30、32、及びネジ孔22の下方における外装カバー2の表面2dと内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離Dと等しくなる様に(即ち、表面2dと固定面24との距離C、Dが、挿通孔30、32、及びネジ孔22の上方から下方にかけて等しくなる様に)構成されている。
又、同様に、挿通孔31、33、及びネジ孔36の上方における外装カバー2の表面2dと内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離C'が、挿通孔31、33、及びネジ孔36の下方における外装カバー2の表面2dと内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離D'と等しくなる様に(即ち、表面2dと固定面24との距離C'、D'が、挿通孔31、33、及びネジ孔36の上方から下方にかけて等しくなる様に)構成されている(図4参照)。
又、図5において、内部筐体7の折曲部23のなす角度(即ち、内部筐体7における、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の往復移動方向Xと平行な面7bと、固定面24のなす角度)Aは、直角に設定されている。
以上の構成の下、図4、図5に示す、第1の光学系移動ユニット4の折曲部21、及び第2の光学系移動ユニット5の折曲部35の各々がなす角度(即ち、第1の光学系移動ユニット4においては、第1の光学系支持部材40の側面部21aと底面部21bのなす角度、第2の光学系移動ユニット5においては、第2の光学系支持部材50の側面部35aと底面部35bのなす角度)Bについて検討する。
まず、図5に示す様に、当該角度Bを直角に設定した場合を考える。この場合、上述の角度公差にバラツキが生じていない場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに対して固定しても、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりは生じない。しかし、角度公差にバラツキが生じている場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに対して固定すると、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮かび上がる場合がある。
又、図6に示す様に、上記角度Bを鋭角(即ち、B<90°)に設定すると、角度公差にバラツキが生じていない場合であっても、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定時に、当該角度Bを直角にした場合に比し、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5が更に浮かび上がってしまう。即ち、図7に示す様に、外装カバー2の表面2dと内部筐体7における固定面24が平行であり、かつ、角度Aを直角に設定した場合であって、角度公差にバラツキが生じていない場合の第1、第2の光学系移動ユニット4、5の傾きの基準をLとすると、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が当該基準Lよりも角度Eだけ上方に傾くことになり、結果として、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がることになる。
そこで、本実施形態においては、図8に示す様に、上記角度Bを鈍角(即ち、B>90°)に設定した点に特徴がある。
この場合、図9に示す様に、上述の角度公差にバラツキが生じていない場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が上述の基準Lよりも角度Fだけ下方に傾くことになり、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することが可能になる。
又、仮に角度公差にバラツキが生じる場合であっても、当該角度公差によるバラツキを予め考慮して、上記角度Bを所定の鈍角に設定しておくことにより、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がりを防止することが可能になる。例えば、上述のごとく、角度公差によるバラツキは±3度程度であるため、角度Bを93度に設定しておけば、当該角度公差のバラツキによる影響を回避でき、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がりを防止することが可能になる。
尚、本実施形態においては、当該角度Bを、90度より大きく95度以下に設定するのが好ましく、上述の角度公差を考慮すると、93度に設定するのが特に好ましいと言える。
以上に説明した様に、本実施形態においては、第1、第2の光学系移動ユニット4、5に、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに固定する際に、内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24と当接する折曲部21、35を形成するとともに、折曲部21、35のなす角度を鈍角に設定する構成としている。従って、簡単な構成で、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに固定する際の、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することが可能になるとともに、当該浮き上がりに起因する第1、第2の光学系移動ユニット4、5及びその周辺の部品の損傷を回避することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図10は、内部筐体の折曲部のなす角度が鋭角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図であり、図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置における内部筐体の折曲部のなす角度が鈍角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す部分拡大図である。又、図12は、本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置における内部筐体の折曲部のなす角度が鈍角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。尚、本実施形態においては、上記第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。又、画像読取装置の全体構成についても、上述の第1の実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、上述の第1、第2の光学系移動ユニット4、5の折曲部21、35のなす角度Bを直角に設定している(図5参照)。
以上の構成の下、図5において説明した、内部筐体7の折曲部23のなす角度Aについて検討する。
まず、当該角度Aを直角に設定した場合を考える。この場合は、上述の図5において説明した場合と同様に、外装カバー2の取付面2dと内部筐体7における固定面24が平行であって、角度公差にバラツキが生じていない場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を装置本体1aに対して固定しても、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりは生じないことになる。しかし、角度公差にバラツキが生じている場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を装置本体1aに対して固定すると、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮かび上がる場合がある。
又、図10に示す様に、上記角度Aを鋭角(即ち、A<90°)に設定すると、角度公差にバラツキが生じていない場合であっても、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定時に、当該角度Aを直角に設定した場合に比し、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5が更に浮かび上がってしまう。
即ち、上述の距離Cが距離Dよりも短くなり、上向きに斜行した内部筐体7の固定面24に、第1の光学系移動ユニット4が固定されることになる。又、同様に、上述の距離C'が距離D'よりも短くなり、上向きに斜行した内部筐体7の固定面24に、第2の光学系移動ユニット5が固定されることになる。
従って、図10に示す様に、外装カバー2の表面2dと内部筐体7における固定面24が平行であり、かつ、角度Bを直角に設定した場合であって、角度公差にバラツキが生じていない場合の第1、第2の光学系移動ユニット4、5の傾きの基準をMとすると、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が当該基準Mよりも角度Gだけ上方に傾くことになり、結果として、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がることになる。
そこで、本実施形態においては、図11に示す様に、上記角度Aを鈍角(即ち、B>90°)に設定した点に特徴がある。
この場合、上述の距離Cは、距離Dよりも長くなり、又、上述の距離C'は距離D'よりも長くなるため、下向きに斜行した内部筐体7の固定面24に、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が固定されることになる。
従って、図12に示す様に、上述の角度公差にバラツキが生じていない場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が上述の基準Mよりも角度Hだけ下方に傾くことになり、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することが可能になる。
又、仮に角度公差にバラツキが生じる場合であっても、当該角度公差によるバラツキを予め考慮して、上記角度Aを所定の鈍角に設定しておくことにより、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がりを防止することが可能になる。例えば、上述のごとく、角度公差によるバラツキは±3度程度であるため、角度Aを93度に設定しておけば、当該角度公差のバラツキによる影響を回避でき、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がりを防止することが可能になる。
尚、本実施形態においては、第1の実施形態における角度Bと同様に、角度Aを、90度より大きく95度以下に設定するのが好ましく、上述の角度公差を考慮すると、93度に設定するのが特に好ましいと言える。
以上に説明した様に、本実施形態においては、内部筐体7における、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の往復移動方向Xに平行な面7bと、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24のなす角度Aを鈍角に設定する構成としている。従って、簡単な構成で、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに固定する際の、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することが可能になるとともに、当該浮き上がりに起因する第1、第2の光学系移動ユニット4、5及びその周辺の部品の損傷を回避することが可能になる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図13は、外装カバーに上向きの段差を設けた場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図であり、図14は、本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置における外装カバーに下向きの段差を設けた場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す部分拡大図である。又、図15は、本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置における外装カバーに下向きの段差を設けた場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。尚、本実施形態においても、上記実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。又、画像読取装置の全体構成についても、上述の実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、内部筐体7の折曲部23のなす角度A、及び、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の折曲部21、35のなす角度Bを直角に設定している(図5参照)。
以上の構成の下、本実施形態においては、上述の距離CとDの関係、及び距離C'と距離D'の関係について検討する。
まず、距離Cと距離Dが等しく、かつ、距離C'と距離D'が等しい場合を考える。この場合は、上述の図5において説明した場合と同様に、外装カバー2の取付面2dと内部筐体7における固定面24が平行となる。従って、角度公差にバラツキが生じていない場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を装置本体1aに対して固定しても、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりは生じないことになる。しかし、角度公差にバラツキが生じている場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を装置本体1aに対して固定すると、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮かび上がる場合がある。
次に、図13に示す様に、外装カバーの表面2dと、内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離が、孔の上方から下方にかけて徐々に短くなるように、外装カバー2に段差90、91を設ける場合を考える。より具体的には、外装カバー2には、上述の距離Cが距離Dよりも長くなるように、外装カバー2における止めネジ18の取付面2dに上向きの段差90が設けられている。又、同様に、外装カバー2には、上述の距離C'が距離D'よりも長くなるように、外装カバー2における止めネジ19の取付面2dに上向きの段差91が設けられている。
この場合、図13に示す様に、段差90、91により、取付面2dが上向きに傾斜しているため、止めネジ18、19は、当該取付面2dの傾斜に沿って上向きに取り付けられることになり、当該止めネジ18、19により、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が固定されることになる。
従って、角度公差にバラツキが生じていない場合であっても、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定時に、外装カバー2における止めネジ18、19の取付面2dに段差を設けない場合に比し、当該第1、第2の光学系移動ユニット4、5が更に浮かび上がってしまうことになる。
より具体的には、角度A、Bを直角に設定し、かつ、外装カバー2の表面2dと内部筐体7における固定面24が平行であって、角度公差にバラツキが生じていない場合の第1、第2の光学系移動ユニット4、5の傾きの基準をNとすると、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が当該基準Nよりも角度Iだけ上方に傾くことになり、結果として、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が浮き上がることになる。
そこで、本実施形態においては、図14に示す様に、外装カバーの表面2dと、内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離が、孔の上方から下方にかけて徐々に長くなるように、外装カバーに段差90、91を設けた点に特徴がある。
即ち、本実施形態においては、上述の距離Cが距離Dよりも短くなるように、外装カバー2における止めネジ18の取付面2dに下向きの段差92が設けられている。又、同様に、上述の距離C'が距離D'よりも短くなるように、外装カバー2における止めネジ19の取付面2dに下向きの段差93が設けられている。
この場合、図15に示す様に、段差92、93により、取付面2dが下向きに傾斜しているため、止めネジ18、19は、当該取付面2dの傾斜に沿って下向きに取り付けられることになり、当該止めネジ18、19により、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が固定されることになる。
従って、図15に示す様に、上述の角度公差にバラツキが生じていない場合は、第1、第2の光学系移動ユニット4、5が上述の基準Nよりも角度Jだけ下方に傾くことになり、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することが可能になる。
又、仮に角度公差にバラツキが生じる場合であっても、当該角度公差によるバラツキを予め考慮して、上記段差92、93を形成しておくことにより、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを防止することが可能になる。
以上に説明した様に、本実施形態においては、外装カバーの表面2dと、内部筐体7における第1、第2の光学系移動ユニット4、5の固定面24との距離が、孔の上方から下方にかけて徐々に長くなるように、外装カバーに段差92、93を設ける構成としている。従って、簡単な構成で、第1、第2の光学系移動ユニット4、5を画像読取装置本体1aに固定する際の、第1、第2の光学系移動ユニット4、5の浮き上がりを完全に防止することが可能になるとともに、当該浮き上がりに起因する第1、第2の光学系移動ユニット4、5及びその周辺の部品の損傷を回避することが可能になる。
尚、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上述の各実施形態の内容を、適宜、組み合わせることにより、光学系移動ユニットを画像読取装置本体に固定する際の、光学系移動ユニットの浮き上がりを防止する構成としても良い。例えば、上述の折曲部21、35のなす角度Bを鈍角にするとともに、折曲部23のなす角度Aを鈍角にする構成とすることができる。
又、上記実施形態においては、第1、第2の光学系支持部材40、50に形成されたネジ孔22、36に止めネジ18、19を挿通させる構成としたが、上記止めネジ18、19の代わりに係止ピンを用いるとともに、上記ネジ孔22、36の代わりに係止穴を形成し、当該係止穴に係止ピンを係脱させることにより、第1、第2の光学系支持部材40、50を内部筐体7に対して取り付け、画像読取装置本体1aに対する固定、及び固定解除を行う構成としても良い。
又、上記止めネジ18、19にスリワリ(不図示)を形成し、ドライバー等の回転用工具を用いて、これらの止めネジ18、19を回動する構成としても良いし、回転用工具を用いることなく、手で回動可能な構成としても良い。
更に、上記実施形態においては、画像読取装置として、デジタル複写機に設けられるものを用いて説明したが、本発明は、スキャナやファクシミリ装置に設けられる画像読取装置においても適用可能であることは言うまでもない。
本発明の活用例としては、スキャナとして単体で用いられたり、複写機やファクシミリ等に搭載されたりして、原稿の画像を読み取る画像読取装置が挙げられる。
本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の駆動機構を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の光学上の構成を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の固定機構を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の固定機構を示す縦断面図である。 光学系移動ユニットの折曲部の角度を説明するための部分拡大図である。 光学系移動ユニットの折曲部の角度が鋭角である状態を説明するための部分拡大図である。 光学系移動ユニットの折曲部の角度が鋭角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置における光学系移動ユニットの折曲部の角度を説明するための部分拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置における光学系移動ユニットの折曲部の角度が鈍角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。 内部筐体の折曲部のなす角度が鋭角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置における内部筐体の折曲部のなす角度が鈍角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置における内部筐体の折曲部のなす角度が鈍角である場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。 外装カバーに上向きの段差を設けた場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置における外装カバーに下向きの段差を設けた場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す部分拡大図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像読取装置における外装カバーに下向きの段差を設けた場合の光学系移動ユニットの固定状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 画像読取装置
1a 画像読取装置本体
2 外装カバー
2a 左側板
2d 外装カバーの表面
3 コンタクトガラス
4 第1の光学系移動ユニット
5 第2の光学系移動ユニット
6 画像読取ユニット
7 内部筐体
7a 左側板
7b 往復移動方向と平行な面
8 回転軸
9 ワイヤ
10 駆動モータ
11 ベルト
12 第1の掛け具
13 第1のプーリ
14 第2のプーリ
15 第2の掛け具
16 第3のプーリ
17 ガイドレール
18、19 止めネジ
21 第1の光学系移動ユニットの折曲部
22 ネジ孔
23 内部筐体の折曲部
24 固定面
30、31 挿通孔
32、33 挿通孔
35 第2の光学系移動ユニットの折曲部
36 ネジ孔
40 第1の光学系支持部材
41 ランプ
42 反射板
43 第1のミラー
50 第2の光学系支持部材
51 第2のミラー
52 第3のミラー
60 集光レンズ
61 CCD基板
62 基台
63 取付台
64 CCD固定板
65 CCD連結板
66 高さ調整ネジ
67 圧縮コイルバネ
68 CCDカバー
69 ガスケット
70、71 弾性シール部材
80 ドラム
81 ジョイントプーリ
90〜93 段差
A 内部筐体の折曲部の角度
B 光学系移動ユニットの折曲部の角度
C、D 外装カバーの表面と内部筐体における固定面との距離
E〜J 基準と光学系移動ユニットのなす角度
L〜N 基準
X 往復移動方向

Claims (5)

  1. 原稿からの反射光を更に反射させるミラーを保持する光学系移動ユニットと、装置本体の外装カバーと、装置本体の内部筐体とを備えるとともに、前記光学系移動ユニットを固定するための固定部材を前記光学系移動ユニット、外装カバー、及び内部筐体の各々に形成された孔に挿通し、前記固定部材を前記光学系移動ユニットに取り付けることにより、前記光学系移動ユニットを前記装置本体に固定する画像読取装置において、
    前記光学系移動ユニットには、前記光学系移動ユニットを前記装置本体に固定する際に、前記内部筐体における前記光学系移動ユニットの固定面と当接する折曲部が形成されており、前記折曲部のなす角度が鈍角であることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記折曲部のなす角度は、90度より大きく95度以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 原稿からの反射光を更に反射させるミラーを保持する光学系移動ユニットと、装置本体の外装カバーと、装置本体の内部筐体とを備えるとともに、前記光学系移動ユニットを固定するための固定部材を前記光学系移動ユニット、外装カバー、及び内部筐体の各々に形成された孔に挿通し、前記固定部材を前記光学系移動ユニットに取り付けることにより、前記光学系移動ユニットを前記装置本体に固定する画像読取装置において、
    前記内部筐体における、前記光学系移動ユニットの往復移動方向に平行な面と、前記光学系移動ユニットの固定面のなす角度が鈍角であることを特徴とする画像読取装置。
  4. 前記角度は、90度より大きく95度以下であることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 原稿からの反射光を更に反射させるミラーを保持する光学系移動ユニットと、装置本体の外装カバーと、装置本体の内部筐体とを備えるとともに、前記光学系移動ユニットを固定するための固定部材を前記光学系移動ユニット、外装カバー、及び内部筐体の各々に形成された孔に挿通し、前記固定部材を前記光学系移動ユニットに取り付けることにより、前記光学系移動ユニットを前記装置本体に固定する画像読取装置において、
    前記外装カバーの表面と、前記内部筐体における前記光学系移動ユニットの固定面との距離が、前記孔の上方から下方にかけて徐々に長くなるように、前記外装カバーに段差が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
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