JPH0927175A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
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- JPH0927175A JPH0927175A JP17347695A JP17347695A JPH0927175A JP H0927175 A JPH0927175 A JP H0927175A JP 17347695 A JP17347695 A JP 17347695A JP 17347695 A JP17347695 A JP 17347695A JP H0927175 A JPH0927175 A JP H0927175A
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- Japan
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- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リニアモータにおける給電部材の可動部への
反力の影響を解消し、可動部の適正な駆動を実現するこ
と。 【解決手段】 フレキシブルプリント基板(24)を、
可動部(7)への取り付け端に作用する力(f2)が可動
部ガイド部材の軸受の略中心に向くように設ける。ま
た、フレキシブルプリント基板(24)を、可動部
(7)への取り付け端が可動部ガイド部材の軸受の略中
心と一致するように設ける。さらに、フレキシブルプリ
ント基板(24)を、可動部(7)への取り付け端近傍
に、低剛性部を設けることにより、可動部(7)に反力
(f2)が生じても傾かずに適正に駆動するようにしたも
の。
反力の影響を解消し、可動部の適正な駆動を実現するこ
と。 【解決手段】 フレキシブルプリント基板(24)を、
可動部(7)への取り付け端に作用する力(f2)が可動
部ガイド部材の軸受の略中心に向くように設ける。ま
た、フレキシブルプリント基板(24)を、可動部
(7)への取り付け端が可動部ガイド部材の軸受の略中
心と一致するように設ける。さらに、フレキシブルプリ
ント基板(24)を、可動部(7)への取り付け端近傍
に、低剛性部を設けることにより、可動部(7)に反力
(f2)が生じても傾かずに適正に駆動するようにしたも
の。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)、光磁気ディスク、ハードディスク、光カー
ド等の情報記録及び/又は再生装置の記録及び/又は再
生ヘッドの移動に用いられるリニアモータに関するもの
で、特に可動部に給電するフレキシブルプリント基板等
の取り付け構成に関するものである。
ディスク)、光磁気ディスク、ハードディスク、光カー
ド等の情報記録及び/又は再生装置の記録及び/又は再
生ヘッドの移動に用いられるリニアモータに関するもの
で、特に可動部に給電するフレキシブルプリント基板等
の取り付け構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録及び/又は再生装置の記録及び
/又は再生ヘッドの移動に用いられるリニアモータは、
可動部に配設されたコイルや光検出器等への給電のため
に可動部と固定部をフレキシブルプリント基板、フラッ
トケーブル等の給電部材によって連結する必要がある。
こうしたリニアモータとして、特開平1−319193
号公報に開示されているものがある。図13では、平行
なガイド軸100が光カード101を搬送するシャトル
102を摺動自在に支持し、シャトル102の下部にコ
イルが巻かれたボビンが取り付けられ、コイルの内部を
挿通するヨーク103とでリニアモータを構成してい
る。
/又は再生ヘッドの移動に用いられるリニアモータは、
可動部に配設されたコイルや光検出器等への給電のため
に可動部と固定部をフレキシブルプリント基板、フラッ
トケーブル等の給電部材によって連結する必要がある。
こうしたリニアモータとして、特開平1−319193
号公報に開示されているものがある。図13では、平行
なガイド軸100が光カード101を搬送するシャトル
102を摺動自在に支持し、シャトル102の下部にコ
イルが巻かれたボビンが取り付けられ、コイルの内部を
挿通するヨーク103とでリニアモータを構成してい
る。
【0003】また、コイル両端からのリード線104
a,104bはシャトル102の下部に取り付けられ、
断面L字形の固定部材105に沿ってシャトル102の
側部まで導かれ、固定部材105の鉛直面においてフレ
キシブルフラットケーブル106に接続されている。こ
のフレキシブルフラットケーブル106は一端を固定部
材105の鉛直面に、他端を本体の接続コネクタ107
に固定され、ガイド軸100に沿って片側方向にU字形
に曲げられている。
a,104bはシャトル102の下部に取り付けられ、
断面L字形の固定部材105に沿ってシャトル102の
側部まで導かれ、固定部材105の鉛直面においてフレ
キシブルフラットケーブル106に接続されている。こ
のフレキシブルフラットケーブル106は一端を固定部
材105の鉛直面に、他端を本体の接続コネクタ107
に固定され、ガイド軸100に沿って片側方向にU字形
に曲げられている。
【0004】そして、光カード101の情報トラックと
ガイド軸100とが平行になるようにシャトル102が
ガイド軸100に沿って直線移動すると、光ビームスポ
ットが光カード101の表面上を相対的に移動する。な
お、情報の記録又は再生は前記直線移動時にのみ行わ
れ、往復反転時には光ビームスポットは情報トラックを
横切る方向に移動して、引き続き他の情報トラックに対
して光ビームスポットが直線移動することになる。
ガイド軸100とが平行になるようにシャトル102が
ガイド軸100に沿って直線移動すると、光ビームスポ
ットが光カード101の表面上を相対的に移動する。な
お、情報の記録又は再生は前記直線移動時にのみ行わ
れ、往復反転時には光ビームスポットは情報トラックを
横切る方向に移動して、引き続き他の情報トラックに対
して光ビームスポットが直線移動することになる。
【0005】図14に示したリニアモータでは、フレキ
シブルフラットケーブル108はループ状に形成され、
固定部材105の鉛直面及び往復移動路の中央付近に配
設されている接続コネクタ107に固定されている。ま
た、フレキシブルフラットケーブル108はガイド軸1
00の延在方向において、両側がU字形に曲げられてい
る。
シブルフラットケーブル108はループ状に形成され、
固定部材105の鉛直面及び往復移動路の中央付近に配
設されている接続コネクタ107に固定されている。ま
た、フレキシブルフラットケーブル108はガイド軸1
00の延在方向において、両側がU字形に曲げられてい
る。
【0006】図15に示したリニアモータでは、固定部
材105に代えて平板状の固定部材109が設けられ、
フレキシブルフラットケーブル108の端子が固定部材
105の水平面に固定され、コイル両端からのリード線
104a,104bと接続されている。さらに、フレキ
シブルフラットケーブル108の接続コネクタ107と
の接続方向も水平方向となっている。また、フレキシブ
ルフラットケーブル108のループ形状は図14に示し
たリニアモータと同様であるが、往復運動方向を軸とし
て90°回転させたものとなっており、フレキシブルフ
ラットケーブル108の下面を本体の底面と接触するよ
うに配設することができるので、往復反転時に生じるフ
レキシブルフラットケーブル108の振動を抑制するこ
とができる。
材105に代えて平板状の固定部材109が設けられ、
フレキシブルフラットケーブル108の端子が固定部材
105の水平面に固定され、コイル両端からのリード線
104a,104bと接続されている。さらに、フレキ
シブルフラットケーブル108の接続コネクタ107と
の接続方向も水平方向となっている。また、フレキシブ
ルフラットケーブル108のループ形状は図14に示し
たリニアモータと同様であるが、往復運動方向を軸とし
て90°回転させたものとなっており、フレキシブルフ
ラットケーブル108の下面を本体の底面と接触するよ
うに配設することができるので、往復反転時に生じるフ
レキシブルフラットケーブル108の振動を抑制するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報記録及
び/又は再生装置の記録及び/又は再生ヘッドの移動に
用いられるリニアモータは、可動部の適正な駆動が要求
される。つまり、光ピッツアップにおいては、軸受の端
部のエッジがガイドレールに当たり、ガイドレールと軸
受の接触状態が変化し安定した移動特性が得られない、
あるいは光ピックアップの光軸が傾き対物レンズによる
光スポットが傾いてしまいコマ収差が生じ、トラッキン
グ信号のオフセット、記録再生信号のC/Nが劣化する
等の問題を招いてしまうのである。
び/又は再生装置の記録及び/又は再生ヘッドの移動に
用いられるリニアモータは、可動部の適正な駆動が要求
される。つまり、光ピッツアップにおいては、軸受の端
部のエッジがガイドレールに当たり、ガイドレールと軸
受の接触状態が変化し安定した移動特性が得られない、
あるいは光ピックアップの光軸が傾き対物レンズによる
光スポットが傾いてしまいコマ収差が生じ、トラッキン
グ信号のオフセット、記録再生信号のC/Nが劣化する
等の問題を招いてしまうのである。
【0008】この点、図13に示したリニアモータで
は、フレキシブルフラットケーブル106はPの位置で
可動部であるシャトル102に固定されている。しか
し、フレキシブルフラットケーブル106はU字状に曲
げられているため、矢印fの方向に反力が作用しシャト
ル102をZ軸回りの矢印Mの方向に回転させようと
し、シャトル102はZ軸回りに傾いてしまう。
は、フレキシブルフラットケーブル106はPの位置で
可動部であるシャトル102に固定されている。しか
し、フレキシブルフラットケーブル106はU字状に曲
げられているため、矢印fの方向に反力が作用しシャト
ル102をZ軸回りの矢印Mの方向に回転させようと
し、シャトル102はZ軸回りに傾いてしまう。
【0009】この問題を解決する方法としては、図14
に示すリニアモータのように、フレキシブルフラットケ
ーブル108をシャトル102からX方向に対称に出せ
ばよい。しかし、この方法によると高価なフレキシブル
フラットケーブル108を2本要し、また、面積の大き
なフレキシブルフラットケーブル用のスペースを2倍要
し、装置全体の大型化を招いてしまうという問題が生じ
る。
に示すリニアモータのように、フレキシブルフラットケ
ーブル108をシャトル102からX方向に対称に出せ
ばよい。しかし、この方法によると高価なフレキシブル
フラットケーブル108を2本要し、また、面積の大き
なフレキシブルフラットケーブル用のスペースを2倍要
し、装置全体の大型化を招いてしまうという問題が生じ
る。
【0010】また、図15に示すリニアモータのように
フレキシブルフラットケーブル108を対称に出す構成
では、図14で指摘したような問題の他に、フレキシブ
ルフラットケーブル108の曲げの反力がfのように作
用する。このためシャトル102は、X軸回りの矢印M
の方向に傾いてしまう。このように従来例は、給電部材
の反力、可動部への取り付け位置についての考慮がなさ
れていないための種々の問題があった。
フレキシブルフラットケーブル108を対称に出す構成
では、図14で指摘したような問題の他に、フレキシブ
ルフラットケーブル108の曲げの反力がfのように作
用する。このためシャトル102は、X軸回りの矢印M
の方向に傾いてしまう。このように従来例は、給電部材
の反力、可動部への取り付け位置についての考慮がなさ
れていないための種々の問題があった。
【0011】本発明は、前記問題を解決すべく提案され
るもので、リニアモータにおける給電部材の可動部への
反力の影響を解消し、可動部の傾きを防止して可動部の
適正な駆動を実現するリニアモータを提供することを目
的としたものである。
るもので、リニアモータにおける給電部材の可動部への
反力の影響を解消し、可動部の傾きを防止して可動部の
適正な駆動を実現するリニアモータを提供することを目
的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、 1.可動部と、この可動部を第1の方向へ移動可能に支
持するデッキベースに固定されたガイド部材と、前記可
動部に固定され延在または離間した軸受と、一端を前記
可動部に他端を前記デッキベースに固定され前記可動部
から一方向に延在し前記可動部の移動とともに変形動す
るフレキシブルプリント基板を有するリニアモータにお
いて、前記フレキシブルプリント基板を、前記可動部に
作用する力が前記延在する軸受の長さの中点又は離間す
る軸受の距離の中点に向くように設けた。
成するために、 1.可動部と、この可動部を第1の方向へ移動可能に支
持するデッキベースに固定されたガイド部材と、前記可
動部に固定され延在または離間した軸受と、一端を前記
可動部に他端を前記デッキベースに固定され前記可動部
から一方向に延在し前記可動部の移動とともに変形動す
るフレキシブルプリント基板を有するリニアモータにお
いて、前記フレキシブルプリント基板を、前記可動部に
作用する力が前記延在する軸受の長さの中点又は離間す
る軸受の距離の中点に向くように設けた。
【0013】2.可動部と、この可動部を第1の方向へ
移動可能に支持するデッキベースに固定されたガイド部
材と、前記可動部に固定され第2の方向へ延在又は離間
した軸受と、一端を前記可動部に他端を前記デッキベー
スに固定され前記可動部から一方向に延出し前記可動部
の移動とともに変形動するフレキシブルプリント基板を
有するリニアモータにおいて、前記フレキシブルプリン
ト基板を、前記可動部への取り付け箇所が前記軸受の略
中心と一致するように設けた。
移動可能に支持するデッキベースに固定されたガイド部
材と、前記可動部に固定され第2の方向へ延在又は離間
した軸受と、一端を前記可動部に他端を前記デッキベー
スに固定され前記可動部から一方向に延出し前記可動部
の移動とともに変形動するフレキシブルプリント基板を
有するリニアモータにおいて、前記フレキシブルプリン
ト基板を、前記可動部への取り付け箇所が前記軸受の略
中心と一致するように設けた。
【0014】3.可動部と、この可動部を第1の方向へ
移動可能に支持しデッキベースに固定されたガイド部材
と、前記可動部に固定され第2の方向へ延在又は離間し
た軸受と、一端を前記可動部に他端を前記デッキベース
に固定され前記可動部の移動とともに変形動するフレキ
シブルプリント基板を有するリニアモータにおいて、前
記フレキシブルプリント基板の前記可動部への取り付け
端近傍に、低剛性部を設けた。
移動可能に支持しデッキベースに固定されたガイド部材
と、前記可動部に固定され第2の方向へ延在又は離間し
た軸受と、一端を前記可動部に他端を前記デッキベース
に固定され前記可動部の移動とともに変形動するフレキ
シブルプリント基板を有するリニアモータにおいて、前
記フレキシブルプリント基板の前記可動部への取り付け
端近傍に、低剛性部を設けた。
【0015】前記第1項により、可動部が移動するとフ
レキシブルプリント基板も変形動する。この場合、フレ
キシブルプリント基板の可動部への取り付け端に作用す
る力は可動部に固定された軸受の略中心を向き、可動部
は傾くことなく移動する。前記第2項により、可動部が
移動するとフレキシブルプリント基板も変形動する。こ
の場合、フレキシブルプリント基板の可動部への取り付
け端が可動部に固定された軸受の略中心と一致している
ので、可動部は傾くことなく移動する。前記第3項によ
り、可動部が移動するとフレキシブルプリント基板も変
形動する。この場合、フレキシブルプリント基板の取り
付け端近傍に低剛性部が設けてあるので可動部に作用す
るフレキシブルプリント基板の反力を小さくでき、可動
部は傾くことなく移動する。
レキシブルプリント基板も変形動する。この場合、フレ
キシブルプリント基板の可動部への取り付け端に作用す
る力は可動部に固定された軸受の略中心を向き、可動部
は傾くことなく移動する。前記第2項により、可動部が
移動するとフレキシブルプリント基板も変形動する。こ
の場合、フレキシブルプリント基板の可動部への取り付
け端が可動部に固定された軸受の略中心と一致している
ので、可動部は傾くことなく移動する。前記第3項によ
り、可動部が移動するとフレキシブルプリント基板も変
形動する。この場合、フレキシブルプリント基板の取り
付け端近傍に低剛性部が設けてあるので可動部に作用す
るフレキシブルプリント基板の反力を小さくでき、可動
部は傾くことなく移動する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明していく。図1〜図7は、本発明の
第1実施例を示したもので、このうち図1は光ディスク
を情報記録媒体とする情報記録及び/又は再生装置の斜
視図であり、図2は同可動部近傍の縦断面図である。図
示のように、デッキベース1上に光ディスク2を回転さ
せるスピンドルモータ3が固定されている(図1)。な
お、光ディスク2はカートリッジ4の中に保持されてい
る(図2)。また、光ディスク2の情報記録面2aに光
スポット5を結ばせる対物レンズ6を有する可動部7
が、デッキベース1に対してx方向(トラッキング方
向)に駆動可能に配設されている(図2)。
の実施の形態を説明していく。図1〜図7は、本発明の
第1実施例を示したもので、このうち図1は光ディスク
を情報記録媒体とする情報記録及び/又は再生装置の斜
視図であり、図2は同可動部近傍の縦断面図である。図
示のように、デッキベース1上に光ディスク2を回転さ
せるスピンドルモータ3が固定されている(図1)。な
お、光ディスク2はカートリッジ4の中に保持されてい
る(図2)。また、光ディスク2の情報記録面2aに光
スポット5を結ばせる対物レンズ6を有する可動部7
が、デッキベース1に対してx方向(トラッキング方
向)に駆動可能に配設されている(図2)。
【0017】また、図1に示すように、デッキベース1
のx(−)側に固定光学系8が設けられている。この固
定光学系8は、レーザ光源9、ビームスプリッタ10、
コリメートレンズ11、エラー検出用ホログラム12、
フォトディテクタ13等を有する。そして、レーザ光源
9から出た光はビームスプリッタ10を透過した後、コ
リメートレンズ11で平行光にされ、可動部7に形成さ
れた開口を通った後、ミラー14で反射され対物レンズ
6で集光されて光ディスク2の情報記録面2aに光スポ
ット5を結ぶ(図2)。
のx(−)側に固定光学系8が設けられている。この固
定光学系8は、レーザ光源9、ビームスプリッタ10、
コリメートレンズ11、エラー検出用ホログラム12、
フォトディテクタ13等を有する。そして、レーザ光源
9から出た光はビームスプリッタ10を透過した後、コ
リメートレンズ11で平行光にされ、可動部7に形成さ
れた開口を通った後、ミラー14で反射され対物レンズ
6で集光されて光ディスク2の情報記録面2aに光スポ
ット5を結ぶ(図2)。
【0018】ここで反射された光は、前記ビームスプリ
ッタ10まで逆の経路をとる。ビームスプリッタ10で
反射された光は、エラー検出用ホログラム12で回折を
受けフォトディテクタ13へ入射する。そして、フォト
ディテクタ13からの出力信号により、再生信号、トラ
ッキングエラー信号、フォーカスエラー信号を得るよう
になっている(図1)。
ッタ10まで逆の経路をとる。ビームスプリッタ10で
反射された光は、エラー検出用ホログラム12で回折を
受けフォトディテクタ13へ入射する。そして、フォト
ディテクタ13からの出力信号により、再生信号、トラ
ッキングエラー信号、フォーカスエラー信号を得るよう
になっている(図1)。
【0019】次に、前記した可動部7について説明する
と、対物レンズ6は液晶ポリマー等のプラスチックで成
形されたホルダ15の中央部に固着されている。このホ
ルダ15のy方向両側面に、アルミ線又は銅クラッドア
ルミ線をロの字状に巻回したフォーカスコイル16が固
着されている(図2)。また、可動部7の他方向から見
た縦断面図である図3に示すように、ホルダ15のx
(−)方向側のz方向両側にはフォーカスバネ17,1
8の一端が固着され、他端は保持部材19の固定面19
a,19bに固着されている。
と、対物レンズ6は液晶ポリマー等のプラスチックで成
形されたホルダ15の中央部に固着されている。このホ
ルダ15のy方向両側面に、アルミ線又は銅クラッドア
ルミ線をロの字状に巻回したフォーカスコイル16が固
着されている(図2)。また、可動部7の他方向から見
た縦断面図である図3に示すように、ホルダ15のx
(−)方向側のz方向両側にはフォーカスバネ17,1
8の一端が固着され、他端は保持部材19の固定面19
a,19bに固着されている。
【0020】また、フォーカスバネ17,18は、駆動
部7の分解斜視図である図4に示すように、略長方形で
その両端にバネ定数調整用及びフォーカスバネ17,1
8の組み立て治具への位置決め用孔17a,17b,1
8a,18bが形成されている。そして、フォーカスバ
ネ17,18は互いに平行に位置しx方向に延在してい
る。なお、フォーカスバネ17,18は、t20μm程
度の薄い非磁性ステンレス板をエッチング加工して形成
する。このように、フーカス駆動部7aは対物レンズ
6、ホルダ15、フォーカスコイル16により構成され
フォーカス駆動されるようになっている。
部7の分解斜視図である図4に示すように、略長方形で
その両端にバネ定数調整用及びフォーカスバネ17,1
8の組み立て治具への位置決め用孔17a,17b,1
8a,18bが形成されている。そして、フォーカスバ
ネ17,18は互いに平行に位置しx方向に延在してい
る。なお、フォーカスバネ17,18は、t20μm程
度の薄い非磁性ステンレス板をエッチング加工して形成
する。このように、フーカス駆動部7aは対物レンズ
6、ホルダ15、フォーカスコイル16により構成され
フォーカス駆動されるようになっている。
【0021】また、図3に示すように、保持部材19の
固定面19a,19bに連続してダンパー形成部19
c、19dが、フォーカスバネ17,18との間に0.
2〜1mm程度の凹みとして形成されている。そこで、
ダンパー形成部19cに熱硬化性で硬化前のシリコンゲ
ル等のダンパー20を注入して表面張力により保持させ
た後加熱して硬化させる。すると、保持部材19に固定
されるフォーカスバネ17はダンピングをとられること
になる。フォーカスバネ18についても同様である。
固定面19a,19bに連続してダンパー形成部19
c、19dが、フォーカスバネ17,18との間に0.
2〜1mm程度の凹みとして形成されている。そこで、
ダンパー形成部19cに熱硬化性で硬化前のシリコンゲ
ル等のダンパー20を注入して表面張力により保持させ
た後加熱して硬化させる。すると、保持部材19に固定
されるフォーカスバネ17はダンピングをとられること
になる。フォーカスバネ18についても同様である。
【0022】また、保持部材19のx(−)側には、先
端が対物レンズ6のノーダルポイントに中心を有し球面
の一部である接触点19e,19f(19fは2点)が
形成されている。そして、これら接触点3点がキャリッ
ジ21に形成された円筒面の一部である取り付け面21
aに当接している。この取り付け面21aの中心は、対
物レンズ6のノーダルポイントと一致する。
端が対物レンズ6のノーダルポイントに中心を有し球面
の一部である接触点19e,19f(19fは2点)が
形成されている。そして、これら接触点3点がキャリッ
ジ21に形成された円筒面の一部である取り付け面21
aに当接している。この取り付け面21aの中心は、対
物レンズ6のノーダルポイントと一致する。
【0023】また、非磁性ステンレスのバネ36を図3
に示すように駆動部7の略中央に配設し、バネ36の背
面のy方向両側36aをキャリッジ21の略中央に形成
された凸部21bのx(−)側面に、さらに先端部36
bを保持部材19の略中央からx(+)方向に突出して
いる凸部19gのy方向両側に形成された溝19hのx
(+)側の面に当接させる(図3、図4)。
に示すように駆動部7の略中央に配設し、バネ36の背
面のy方向両側36aをキャリッジ21の略中央に形成
された凸部21bのx(−)側面に、さらに先端部36
bを保持部材19の略中央からx(+)方向に突出して
いる凸部19gのy方向両側に形成された溝19hのx
(+)側の面に当接させる(図3、図4)。
【0024】そして、保持部材19、キャリッジ21を
押すようにすることにより、保持部材19の接触点19
e,19f3点を取り付け面21aに押し当てる。そこ
で、キャリッジ21に対して保持部材19をx軸回りに
回転又はz方向に移動させることにより、キャリッジ2
1に対する対物レンズ6のx軸回り又はy軸回りの傾き
調整を行うことができる。
押すようにすることにより、保持部材19の接触点19
e,19f3点を取り付け面21aに押し当てる。そこ
で、キャリッジ21に対して保持部材19をx軸回りに
回転又はz方向に移動させることにより、キャリッジ2
1に対する対物レンズ6のx軸回り又はy軸回りの傾き
調整を行うことができる。
【0025】このようにして傾き調整を行った後、取り
付け面21aと保持部材19のx(−)側の面の間に接
着剤を注入して硬化させる。さらに、凸部19gのy方
向両側面とその対向面との間に0.2mm程度の間隙を
形成しておく。また、キャリッジ21に形成された凸部
21cと保持部材19との間にも接着剤を注入して硬化
させる。したがって、保持部材19はその後方のx
(−)側の面と先端部のx(+)側の2箇所の計3箇所
で、キャリッジ21に接着固定されることになる。な
お、キャリッジ21はプラスチックの一体成形品であ
り、素材としては例えば球状シリカ入りのエポキシ樹
脂、カーボンファイバー30%入りの熱可塑性ポリイミ
ド樹脂を用いればよい。
付け面21aと保持部材19のx(−)側の面の間に接
着剤を注入して硬化させる。さらに、凸部19gのy方
向両側面とその対向面との間に0.2mm程度の間隙を
形成しておく。また、キャリッジ21に形成された凸部
21cと保持部材19との間にも接着剤を注入して硬化
させる。したがって、保持部材19はその後方のx
(−)側の面と先端部のx(+)側の2箇所の計3箇所
で、キャリッジ21に接着固定されることになる。な
お、キャリッジ21はプラスチックの一体成形品であ
り、素材としては例えば球状シリカ入りのエポキシ樹
脂、カーボンファイバー30%入りの熱可塑性ポリイミ
ド樹脂を用いればよい。
【0026】また、キャリッジ21の略中央部で対物レ
ンズ6のz(−)側に45°の傾斜面21dが形成さ
れ、ここにミラー14が固着されている。さらに、ミラ
ー14の両側方でキャリッジ21のy方向両側にはコイ
ル取り付け部21eが形成され、ここに四角柱状に巻回
したトラッキングコイル22の2辺が接合固着されてい
る。また、キャリッジ21のz(−)側面略中央に、y
方向に着磁されたマグネット23が固着されている(図
2、図4)。
ンズ6のz(−)側に45°の傾斜面21dが形成さ
れ、ここにミラー14が固着されている。さらに、ミラ
ー14の両側方でキャリッジ21のy方向両側にはコイ
ル取り付け部21eが形成され、ここに四角柱状に巻回
したトラッキングコイル22の2辺が接合固着されてい
る。また、キャリッジ21のz(−)側面略中央に、y
方向に着磁されたマグネット23が固着されている(図
2、図4)。
【0027】また、キャリッジ21のz(−)側下面に
前記フォーカスコイル16、トラッキングコイル22に
給電するFPC(フレキシブルプリント基板)24の一
端24aが固着され、トラッキングコイル22のy
(+)側にはFPC24の補強板24bが固着されてい
る。この固着部から可動部7がx方向に移動する時に屈
曲変形する屈曲部24cがU字状に一方向延出し、延出
部の先端はデッキベース1に立ち上げ形成された凸壁1
a面にガイドされるようになっている(図1、図4)。
前記フォーカスコイル16、トラッキングコイル22に
給電するFPC(フレキシブルプリント基板)24の一
端24aが固着され、トラッキングコイル22のy
(+)側にはFPC24の補強板24bが固着されてい
る。この固着部から可動部7がx方向に移動する時に屈
曲変形する屈曲部24cがU字状に一方向延出し、延出
部の先端はデッキベース1に立ち上げ形成された凸壁1
a面にガイドされるようになっている(図1、図4)。
【0028】また、可動部7に固着された屈曲部24c
の固定端の中心点Pは、y方向から見て可動部7の重心
G及び可動部7の移動方向であるx方向に離間した後述
する基準側の軸受25,25の中心と一致するようにな
っている。したがって、屈曲部24cの曲げの反力及び
慣性力により可動部7が傾くことを抑止される(図
2)。
の固定端の中心点Pは、y方向から見て可動部7の重心
G及び可動部7の移動方向であるx方向に離間した後述
する基準側の軸受25,25の中心と一致するようにな
っている。したがって、屈曲部24cの曲げの反力及び
慣性力により可動部7が傾くことを抑止される(図
2)。
【0029】図5に示すように、キャリッジ21及びト
ラッキングコイル22の上面(z(+)側の面)には、
非磁性ステンレスの薄板をプレス加工したカバー27が
接着固定される。このカバー27の取り付け部27a
は、キャリッジ21の開口部21fを塞いでキャリッジ
21を補強する。また、取り付け部27aは、トラッキ
ングコイル22のz(+)側の面とキャリッジ21とを
連結するようにそれぞれに接着固定されているので、ト
ラッキングコイル22のz(+)側の面を補強する。ま
た、カバー27には、キャリッジ21のy方向を繋ぐよ
うに連結部27bが形成されているので、可動部7のy
軸回りのねじれ剛性等を向上させる。
ラッキングコイル22の上面(z(+)側の面)には、
非磁性ステンレスの薄板をプレス加工したカバー27が
接着固定される。このカバー27の取り付け部27a
は、キャリッジ21の開口部21fを塞いでキャリッジ
21を補強する。また、取り付け部27aは、トラッキ
ングコイル22のz(+)側の面とキャリッジ21とを
連結するようにそれぞれに接着固定されているので、ト
ラッキングコイル22のz(+)側の面を補強する。ま
た、カバー27には、キャリッジ21のy方向を繋ぐよ
うに連結部27bが形成されているので、可動部7のy
軸回りのねじれ剛性等を向上させる。
【0030】また、図2に示すようにキャリッジ21の
y(+)寄りにx方向の貫通孔が形成され、貫通孔のx
方向の離間した位置に基準側の軸受25がキャリッジ2
1と一体に設けられている。この軸受25は、貫通孔に
挿入されるガイドレール28の断面円形より0.1〜
0.4mm程度大きめの円筒の円周方向斜めの4箇所を
平面でカットした形状でこの斜面の4つの平面とガイド
レール28とは5〜30μm程度のクリアランスを形成
している。さらに、キャリッジ21のy(−)寄りにも
x方向の貫通孔が形成され、そのx方向中央に従動側の
軸受26がキャリッジ21と一体に設けられている。こ
の軸受26は、断面円形のz方向両側を平面でカットし
てその平面とガイドレール29とは5〜30μm程度の
クリアランスを形成している(図2)。
y(+)寄りにx方向の貫通孔が形成され、貫通孔のx
方向の離間した位置に基準側の軸受25がキャリッジ2
1と一体に設けられている。この軸受25は、貫通孔に
挿入されるガイドレール28の断面円形より0.1〜
0.4mm程度大きめの円筒の円周方向斜めの4箇所を
平面でカットした形状でこの斜面の4つの平面とガイド
レール28とは5〜30μm程度のクリアランスを形成
している。さらに、キャリッジ21のy(−)寄りにも
x方向の貫通孔が形成され、そのx方向中央に従動側の
軸受26がキャリッジ21と一体に設けられている。こ
の軸受26は、断面円形のz方向両側を平面でカットし
てその平面とガイドレール29とは5〜30μm程度の
クリアランスを形成している(図2)。
【0031】前記軸受25,26は、ガイドレール2
8,29と接する面の表面粗さが6.3S以下の0.3
〜3S程度に滑らかに形成されている。また、ガイドレ
ール28,29は、その材質がSUS304等の非磁性
ステンレスの棒でその表面にフッ素系のコーティングを
施した後、さらに0.4S程度に研磨しコーティング厚
が5〜20μmとなるようにしてある。なお、ガイドレ
ール28,29の長さ方向両側は、デッキベース1の取
り付けコーナー1bにバネ30を介して固定されてい
る。このように構成されることにより、ガイドレール2
8は軸受25に、ガイドレール29は軸受26に挿入当
接され、x方向に摺動することによって可動部7が移動
することになる。
8,29と接する面の表面粗さが6.3S以下の0.3
〜3S程度に滑らかに形成されている。また、ガイドレ
ール28,29は、その材質がSUS304等の非磁性
ステンレスの棒でその表面にフッ素系のコーティングを
施した後、さらに0.4S程度に研磨しコーティング厚
が5〜20μmとなるようにしてある。なお、ガイドレ
ール28,29の長さ方向両側は、デッキベース1の取
り付けコーナー1bにバネ30を介して固定されてい
る。このように構成されることにより、ガイドレール2
8は軸受25に、ガイドレール29は軸受26に挿入当
接され、x方向に摺動することによって可動部7が移動
することになる。
【0032】図1、図2、図7に示すように、ガイドレ
ール28,29に併設されるようにy方向両側にセンタ
ーヨーク31がトラッキングコイル22に挿通配設さ
れ、センターヨーク31の中央にはショートリング32
が固定されている。また、センターヨーク31の長さ方
向両側は、デッキベース1の取り付け部1cにビスで固
定されている。センターヨーク31のz(+)側上方で
かつカートリッジ4の開口部4aに位置するように、略
コの字状のサイドヨーク33が配設され、そのz(−)
側にz方向に着磁されているマグネット34a,34b
が固着されている。サイドヨーク33の両側はセンター
ヨーク31に当接し、このセンターヨーク31、サイド
ヨーク33、マグネット34a,34bによって磁気回
路を形成している。
ール28,29に併設されるようにy方向両側にセンタ
ーヨーク31がトラッキングコイル22に挿通配設さ
れ、センターヨーク31の中央にはショートリング32
が固定されている。また、センターヨーク31の長さ方
向両側は、デッキベース1の取り付け部1cにビスで固
定されている。センターヨーク31のz(+)側上方で
かつカートリッジ4の開口部4aに位置するように、略
コの字状のサイドヨーク33が配設され、そのz(−)
側にz方向に着磁されているマグネット34a,34b
が固着されている。サイドヨーク33の両側はセンター
ヨーク31に当接し、このセンターヨーク31、サイド
ヨーク33、マグネット34a,34bによって磁気回
路を形成している。
【0033】また、前記マグネット23はそのy方向の
磁極が、マグネット34a,34bと同極となるように
着磁されているので、マグネット34aのN極とマグネ
ット23のN極、マグネット34bのS極とマグネット
23のS極が反発し、可動部7をz(−)方向に押す。
したがって、軸受25のz(+)側の2面がガイドレー
ル28の面28aに、さらに軸受26のz(+)側の1
面26aがガイドレール29に押し当てられガタが防止
される。
磁極が、マグネット34a,34bと同極となるように
着磁されているので、マグネット34aのN極とマグネ
ット23のN極、マグネット34bのS極とマグネット
23のS極が反発し、可動部7をz(−)方向に押す。
したがって、軸受25のz(+)側の2面がガイドレー
ル28の面28aに、さらに軸受26のz(+)側の1
面26aがガイドレール29に押し当てられガタが防止
される。
【0034】そして、マグネット34a,34bからの
有効磁束は、トラッキングコイル22のz(+)側の面
とy方向でキャリッジ21側の面に向かい、センターヨ
ーク31に至る。すると、トラッキングコイル22に
は、主に前記2面にトラッキング方向(x方向)の力が
発生する。したがって、トラッキング方向に発生する合
力はトラッキングコイル22のz(+)側の面よりやや
z(−)側に下がった点Fとなる。この点Fは、x方向
から見て可動部7の重心Gと一致させてある。また、
F,GのZ方向高さはガイドレール28,29の上端、
つまり予圧を受けた軸受25,26がガイドレール2
8,29と接する点に略一致している。したがって、駆
動中心F、重心G、軸受とガイドレールとの間に発生す
る摩擦力の中心点とが略一致し、可動部7をx方向に駆
動した時のy軸回りの回転が抑止される。
有効磁束は、トラッキングコイル22のz(+)側の面
とy方向でキャリッジ21側の面に向かい、センターヨ
ーク31に至る。すると、トラッキングコイル22に
は、主に前記2面にトラッキング方向(x方向)の力が
発生する。したがって、トラッキング方向に発生する合
力はトラッキングコイル22のz(+)側の面よりやや
z(−)側に下がった点Fとなる。この点Fは、x方向
から見て可動部7の重心Gと一致させてある。また、
F,GのZ方向高さはガイドレール28,29の上端、
つまり予圧を受けた軸受25,26がガイドレール2
8,29と接する点に略一致している。したがって、駆
動中心F、重心G、軸受とガイドレールとの間に発生す
る摩擦力の中心点とが略一致し、可動部7をx方向に駆
動した時のy軸回りの回転が抑止される。
【0035】また、フォーカスコイル16は、そのz
(−)側の辺がマグネット27の磁極面と、さらに、z
(+)側の辺がサイドヨーク33と、それぞれz方向の
高さが略同じで近接するように配設されている。そし
て、マグネット27の磁極面からサイドヨーク33に向
かう磁束は図2に示す矢印のようになるので、フォーカ
スコイル16のz方向の2辺に作用する磁束は、y方向
において逆向きとなりこの2辺にはz方向において同じ
方向の力が発生する(図2)。
(−)側の辺がマグネット27の磁極面と、さらに、z
(+)側の辺がサイドヨーク33と、それぞれz方向の
高さが略同じで近接するように配設されている。そし
て、マグネット27の磁極面からサイドヨーク33に向
かう磁束は図2に示す矢印のようになるので、フォーカ
スコイル16のz方向の2辺に作用する磁束は、y方向
において逆向きとなりこの2辺にはz方向において同じ
方向の力が発生する(図2)。
【0036】以上のごとく構成されているので、2枚の
フォーカスバネ17,18がz方向にたわむことにより
対物レンズ6をz方向に移動可能に支持しており、2個
のフォーカスコイル16にフォーカスエラー信号に応じ
た電流を流すと、z方向の2辺にz方向の力が発生し対
物レンズ6をz方向に駆動する(図2、図3)。また、
保持部材19はフォーカスバネ17,18の保持部材側
固定面19a,19bに近くかつ傾き調整用の当接部で
あるx(−)側の接触点19e,19f近傍をキャリッ
ジ21の取り付け面である円筒面21aに接着固定され
ている。したがって、円筒面21aと保持部材19の固
定箇所、保持部材固定面19a,19b近傍の変形する
箇所の剛性が上がり共振周波数を向上させることができ
る(図3)。
フォーカスバネ17,18がz方向にたわむことにより
対物レンズ6をz方向に移動可能に支持しており、2個
のフォーカスコイル16にフォーカスエラー信号に応じ
た電流を流すと、z方向の2辺にz方向の力が発生し対
物レンズ6をz方向に駆動する(図2、図3)。また、
保持部材19はフォーカスバネ17,18の保持部材側
固定面19a,19bに近くかつ傾き調整用の当接部で
あるx(−)側の接触点19e,19f近傍をキャリッ
ジ21の取り付け面である円筒面21aに接着固定され
ている。したがって、円筒面21aと保持部材19の固
定箇所、保持部材固定面19a,19b近傍の変形する
箇所の剛性が上がり共振周波数を向上させることができ
る(図3)。
【0037】次に、トラッキングコイル22にトラッキ
ングエラー信号等を流すと、マグネット27a,27b
に発生する磁束と協動しx方向の力を発生させ、可動部
7つまり対物レンズ6からの光スポット5をx方向に移
動させる。この場合、可動部7は2本の平行なガイドレ
ール28,29と軸受25,26とが摺動することによ
ってx方向にガイドされる。なお、本実施例では対物レ
ンズ6からの光スポット5をx方向に移動させる手段は
一つであるので、トラッキングコイル22には記録トラ
ックのx方向の微細な偏心、振れ信号に対応したトラッ
キング信号に加え、光ディスク2の全記録トラック範囲
にわたってキャリッジ21を移動させるアクセス信号に
応じた電流を流すようにしてある。このように、トラッ
キング手段が単一であるので、装置構成の簡素化、小型
化を実現できる。
ングエラー信号等を流すと、マグネット27a,27b
に発生する磁束と協動しx方向の力を発生させ、可動部
7つまり対物レンズ6からの光スポット5をx方向に移
動させる。この場合、可動部7は2本の平行なガイドレ
ール28,29と軸受25,26とが摺動することによ
ってx方向にガイドされる。なお、本実施例では対物レ
ンズ6からの光スポット5をx方向に移動させる手段は
一つであるので、トラッキングコイル22には記録トラ
ックのx方向の微細な偏心、振れ信号に対応したトラッ
キング信号に加え、光ディスク2の全記録トラック範囲
にわたってキャリッジ21を移動させるアクセス信号に
応じた電流を流すようにしてある。このように、トラッ
キング手段が単一であるので、装置構成の簡素化、小型
化を実現できる。
【0038】次に、図2、図6に基づいて可動部7、F
PC24の作用及び効果について説明する。FPC24
はその屈曲部24cがU字状に形成されている。したが
って、可動部7はFPC24の固定端の中心点Pにより
f2方向の曲げ反力を受ける。この中心点Pは、可動部7
の移動方向に離間した位置に形成された2つの軸受25
間の長さLの中点、つまりFPC24の曲げ反力f2の方
向に対して直交する方向に当接している長さLの中点に
位置している。また、可動部7のz軸回りの位置決め
は、2つの軸受25とガイドレール28によってなされ
る。したがって、可動部7は、FPC24の曲げ反力f2
によってz軸回りに回転することを抑止される。
PC24の作用及び効果について説明する。FPC24
はその屈曲部24cがU字状に形成されている。したが
って、可動部7はFPC24の固定端の中心点Pにより
f2方向の曲げ反力を受ける。この中心点Pは、可動部7
の移動方向に離間した位置に形成された2つの軸受25
間の長さLの中点、つまりFPC24の曲げ反力f2の方
向に対して直交する方向に当接している長さLの中点に
位置している。また、可動部7のz軸回りの位置決め
は、2つの軸受25とガイドレール28によってなされ
る。したがって、可動部7は、FPC24の曲げ反力f2
によってz軸回りに回転することを抑止される。
【0039】また、重心Gと軸受25,25の距離の中
点をx方向において一致させたので、軸受25,25に
かかるキャリッジ21の自重が均等に加わるので、それ
ぞれの軸受の摩耗も均等になり、駆動特性が急激に変化
するといったことがなくなる。また、前記中心点Pのz
方向の位置は、軸受25とガイドレール28、軸受26
とガイドレール29とが当接するz方向の高さ位置とも
一致している。したがって、可動部7は、FPC24の
曲げ反力f2によってx軸回りに回転することを抑止され
る。このように、可動部7に作用するFPC24の曲げ
反力f2に対して、この反力f2と直交するx方向、z方向
の軸受とガイドレールとが当接する中心を一致させるよ
うにしてあるので、可動部7は反力f2と直交する方向の
x軸、z軸回りに回転モーメントを受けず傾くのを抑止
される。なお、図6において2点鎖線で示すように、可
動部7が移動しても(7′)可動部7に対するFPC2
4の曲げ反力 f2(f2′)の位置は変わらない。
点をx方向において一致させたので、軸受25,25に
かかるキャリッジ21の自重が均等に加わるので、それ
ぞれの軸受の摩耗も均等になり、駆動特性が急激に変化
するといったことがなくなる。また、前記中心点Pのz
方向の位置は、軸受25とガイドレール28、軸受26
とガイドレール29とが当接するz方向の高さ位置とも
一致している。したがって、可動部7は、FPC24の
曲げ反力f2によってx軸回りに回転することを抑止され
る。このように、可動部7に作用するFPC24の曲げ
反力f2に対して、この反力f2と直交するx方向、z方向
の軸受とガイドレールとが当接する中心を一致させるよ
うにしてあるので、可動部7は反力f2と直交する方向の
x軸、z軸回りに回転モーメントを受けず傾くのを抑止
される。なお、図6において2点鎖線で示すように、可
動部7が移動しても(7′)可動部7に対するFPC2
4の曲げ反力 f2(f2′)の位置は変わらない。
【0040】また、可動部7がx方向に移動した時、F
PC24の質量によりFPC24の可動部7への固定端
でFPC24の重心の高さ位置でもある中心点Pに慣性
力f1を受ける。この慣性力f1は、x方向から見て可動部
7の重心G及び駆動中心Fとz方向の位置を一致させて
ある。したがって、慣性力f1によって可動部7がy軸回
りにねじれる力を受けないので、可動部7がy軸回りに
傾いたりFPC24が取り付けてあるトラッキングコイ
ル22がy軸回りにねじれ変形することを抑止できる。
PC24の質量によりFPC24の可動部7への固定端
でFPC24の重心の高さ位置でもある中心点Pに慣性
力f1を受ける。この慣性力f1は、x方向から見て可動部
7の重心G及び駆動中心Fとz方向の位置を一致させて
ある。したがって、慣性力f1によって可動部7がy軸回
りにねじれる力を受けないので、可動部7がy軸回りに
傾いたりFPC24が取り付けてあるトラッキングコイ
ル22がy軸回りにねじれ変形することを抑止できる。
【0041】ところで第1実施例は以上の構成に限定さ
れるものではなく、以下のような構成としてもよい。例
えば、トラッキングとアクセス用の支持駆動機構を単一
としているがこれを2つとし、固定光学系にガルバノミ
ラーを設けたり又はキャリッジに対して対物レンズをフ
ォーカス、トラッキングの2方向に移動可能にしてもよ
い。また、可動部に光源等を設けてもよい。
れるものではなく、以下のような構成としてもよい。例
えば、トラッキングとアクセス用の支持駆動機構を単一
としているがこれを2つとし、固定光学系にガルバノミ
ラーを設けたり又はキャリッジに対して対物レンズをフ
ォーカス、トラッキングの2方向に移動可能にしてもよ
い。また、可動部に光源等を設けてもよい。
【0042】また、軸受25は移動方向に分離した2つ
の軸受としているが、移動方向に長い2つの軸受を連結
したようなものでもよい。この場合、長い1つの軸受の
中心をFPC24の固定端とすればよい。また、軸受2
5は滑り軸受としているが、例えば6個等の複数のラジ
アルベアリングを有する軸受としてもよい。また、給電
部材としてのFPCに代えてフラットケーブル等を用い
てもよい。また、FPCの一端をデッキベースに固定し
たが、他端が可動部に対して固定されていれば、サイド
ヨーク等の適宜な箇所であってよい。
の軸受としているが、移動方向に長い2つの軸受を連結
したようなものでもよい。この場合、長い1つの軸受の
中心をFPC24の固定端とすればよい。また、軸受2
5は滑り軸受としているが、例えば6個等の複数のラジ
アルベアリングを有する軸受としてもよい。また、給電
部材としてのFPCに代えてフラットケーブル等を用い
てもよい。また、FPCの一端をデッキベースに固定し
たが、他端が可動部に対して固定されていれば、サイド
ヨーク等の適宜な箇所であってよい。
【0043】図8(平面図)、図9(側面図)は、本発
明の第2実施例を示したもので、第1実施例と対応する
箇所には同一符号を付した。この実施例は第1実施例の
変形例であり、基準側のガイドレール28の軸受25は
x方向に長い1つの軸受であり、FPC24は可動部7
のz(−)側面に固定してある。そして、中心点Pのx
方向の位置を軸受25のx方向の中心と一致させてい
る。したがって、可動部7に対するFPC24の曲げ反
力f2により可動部7がy軸回りに傾いてしまうのを抑止
できる。また、中心点Pはy方向に離間した2つの軸受
25,26の中心、つまり2本のガイドレール28,2
9の中心と一致しているので、可動部7はx軸回りにも
回転することがない。他の構成、効果については、第1
実施例と同様である。
明の第2実施例を示したもので、第1実施例と対応する
箇所には同一符号を付した。この実施例は第1実施例の
変形例であり、基準側のガイドレール28の軸受25は
x方向に長い1つの軸受であり、FPC24は可動部7
のz(−)側面に固定してある。そして、中心点Pのx
方向の位置を軸受25のx方向の中心と一致させてい
る。したがって、可動部7に対するFPC24の曲げ反
力f2により可動部7がy軸回りに傾いてしまうのを抑止
できる。また、中心点Pはy方向に離間した2つの軸受
25,26の中心、つまり2本のガイドレール28,2
9の中心と一致しているので、可動部7はx軸回りにも
回転することがない。他の構成、効果については、第1
実施例と同様である。
【0044】図10(側面図)は、本発明の第3実施例
を示したものである。この実施例も第1実施例の変形例
であり、FPC24はその一端がx方向側面で2本のガ
イドレール28,29の中央に固定に固定してある。そ
して、中心点Pはガイドレール28,29と軸受25,
26と当接する点、つまり可動部7をz(−)方向に予
圧をかけているのでガイドレール28,29のz(+)
側の位置と一致している。したがって、可動部7に対す
るFPC24の曲げ反力f2により可動部7がy軸回りに
傾いてしまうのを抑止できる。
を示したものである。この実施例も第1実施例の変形例
であり、FPC24はその一端がx方向側面で2本のガ
イドレール28,29の中央に固定に固定してある。そ
して、中心点Pはガイドレール28,29と軸受25,
26と当接する点、つまり可動部7をz(−)方向に予
圧をかけているのでガイドレール28,29のz(+)
側の位置と一致している。したがって、可動部7に対す
るFPC24の曲げ反力f2により可動部7がy軸回りに
傾いてしまうのを抑止できる。
【0045】また、中心点Pは可動部7の重心G、駆動
中心Fのz方向位置と一致し、慣性力f1は重心G、駆動
中心Fを通るようになっている。したがって、可動部7
は慣性力f1によりy軸回りに傾いてしまうのを抑止でき
る。他の構成、効果については、第1実施例と同様であ
る。
中心Fのz方向位置と一致し、慣性力f1は重心G、駆動
中心Fを通るようになっている。したがって、可動部7
は慣性力f1によりy軸回りに傾いてしまうのを抑止でき
る。他の構成、効果については、第1実施例と同様であ
る。
【0046】図11(平面図)は、本発明の第4実施例
を示したものである。この実施例も第1実施例の変形例
であり、FPC24の一端の可動部7への固定端近傍に
折り曲げくせをつけた折り曲げ部24dを形成してい
る。この折り曲げ部24dによってFPC24の曲げ反
力f2の方向の剛性が低くなり、反力f2を小さくできる。
また、装置をy方向に加振した時や可動部7をx方向に
駆動した時、FPC24の屈曲部24cは、破線表示部
24c′のように変形する振動を生じる。この場合、屈
曲部24cがこの方向に振動する共振周波数frが高い
と、共振周波数frまでの周波数では屈曲部24cの振動
が可動部7にそのまま伝わり、可動部7をz軸回りに回
転させてしまう。しかし、共振周波数fr以上の周波数で
は屈曲部24cの振動は可動部7に伝わらないため、可
動部7は回転しない。
を示したものである。この実施例も第1実施例の変形例
であり、FPC24の一端の可動部7への固定端近傍に
折り曲げくせをつけた折り曲げ部24dを形成してい
る。この折り曲げ部24dによってFPC24の曲げ反
力f2の方向の剛性が低くなり、反力f2を小さくできる。
また、装置をy方向に加振した時や可動部7をx方向に
駆動した時、FPC24の屈曲部24cは、破線表示部
24c′のように変形する振動を生じる。この場合、屈
曲部24cがこの方向に振動する共振周波数frが高い
と、共振周波数frまでの周波数では屈曲部24cの振動
が可動部7にそのまま伝わり、可動部7をz軸回りに回
転させてしまう。しかし、共振周波数fr以上の周波数で
は屈曲部24cの振動は可動部7に伝わらないため、可
動部7は回転しない。
【0047】この点、本実施例では可動部7とFPC2
4の屈曲部24cとの間に、剛性の弱い折り曲げ部24
dを設けたので共振周波数frが低くなり、FPC24の
屈曲部24cの振動が可動部7に影響を及ぼす周波数範
囲が狭くなる。したがって、可動部7はFPC24の影
響を受けにくくなる。屈曲部24cがz方向に振動する
場合についても同様である。他の構成、効果について
は、第1実施例と同様である。なお、折り曲げ部24d
の形状は、図12に示すように可動部7の移動方向に対
して折り返したような形状にしてもよい。
4の屈曲部24cとの間に、剛性の弱い折り曲げ部24
dを設けたので共振周波数frが低くなり、FPC24の
屈曲部24cの振動が可動部7に影響を及ぼす周波数範
囲が狭くなる。したがって、可動部7はFPC24の影
響を受けにくくなる。屈曲部24cがz方向に振動する
場合についても同様である。他の構成、効果について
は、第1実施例と同様である。なお、折り曲げ部24d
の形状は、図12に示すように可動部7の移動方向に対
して折り返したような形状にしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。請求項1によれば、可動部に作用す
るFPCの反力は軸受の略中心に向くので、可動部は反
力の方向と直交する軸回りに傾かない。したがって、可
動部を適正に支持してスムーズに移動させることができ
るとともに、可動部に配設された記録及び/又は再生ヘ
ッドによる情報の記録及び/又は再生が可能となる。請
求項2によれば、FPCの取り付け端が軸受の略中心と
一致しているので、可動部に作用するFPCの反力が生
じても、可動部は反力の方向と直交する軸回りに傾かな
い。したがって、可動部を適正に支持してスムーズに移
動させることができるとともに、可動部に配設された記
録及び/又は再生ヘッドによる情報の記録及び/又は再
生が可能となる。
下の効果を奏する。請求項1によれば、可動部に作用す
るFPCの反力は軸受の略中心に向くので、可動部は反
力の方向と直交する軸回りに傾かない。したがって、可
動部を適正に支持してスムーズに移動させることができ
るとともに、可動部に配設された記録及び/又は再生ヘ
ッドによる情報の記録及び/又は再生が可能となる。請
求項2によれば、FPCの取り付け端が軸受の略中心と
一致しているので、可動部に作用するFPCの反力が生
じても、可動部は反力の方向と直交する軸回りに傾かな
い。したがって、可動部を適正に支持してスムーズに移
動させることができるとともに、可動部に配設された記
録及び/又は再生ヘッドによる情報の記録及び/又は再
生が可能となる。
【0049】請求項3によれば、FPCの取り付け端近
傍に低剛性部(屈曲部)が設けてあるので、FPCの可
動部に作用する反力が小さくなる。また、FPCの屈曲
部の振動が可動部に伝わる周波数範囲を狭くできる。し
たがって、可動部が傾かず、可動部を適正に支持してス
ムーズに移動させることができるとともに、可動部に配
設された記録及び/又は再生ヘッドによる情報の記録及
び/又は再生が可能となる。
傍に低剛性部(屈曲部)が設けてあるので、FPCの可
動部に作用する反力が小さくなる。また、FPCの屈曲
部の振動が可動部に伝わる周波数範囲を狭くできる。し
たがって、可動部が傾かず、可動部を適正に支持してス
ムーズに移動させることができるとともに、可動部に配
設された記録及び/又は再生ヘッドによる情報の記録及
び/又は再生が可能となる。
【図1】第1実施例に係るリニアモータを含む装置の斜
視図である。
視図である。
【図2】同可動部近傍の縦断面図である。
【図3】同他の方向から見た縦断面図である。
【図4】同可動部の分解斜視図である。
【図5】同カバーを取り外した状態の可動部の斜視図で
ある。
ある。
【図6】同可動部の動作を示す平面図である。
【図7】同可動部とヨークとの関係を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図8】第2実施例に係るリニアモータの平面図であ
る。
る。
【図9】同側面図である。
【図10】第3実施例に係るリニアモータの平面図であ
る。
る。
【図11】第4実施例に係るリニアモータの平面図であ
る。
る。
【図12】同変形例の平面図である。
【図13】従来例を示す斜視図である。
【図14】他の従来例を示す平面図である。
【図15】他の従来例を示す斜視図である。
1 デッキベース 2 光ディスク 3 スピンドルモータ 6 対物レンズ 7 可動部 8 固定光学系 9 レーザ源 10 ビームスプリッタ 11 コリメートレンズ 12 エラー検出用ホログラム 13 フォトディテクタ 21 キャリッジ 22 トラッキングコイル 24 FPC 28 ガイドレール 29 ガイドレール 30 バネ 31 センターヨーク 32 ショートリング 33 サイドヨーク 34 マグネット P 中心点 f1 慣性力 f2 曲げ反力
Claims (3)
- 【請求項1】 可動部と、この可動部を第1の方向へ移
動可能に支持するデッキベースに固定されたガイド部材
と、前記可動部に固定され延在または離間した軸受と、
一端を前記可動部に他端を前記デッキベースに固定され
前記可動部から一方向に延在し前記可動部の移動ととも
に変形動するフレキシブルプリント基板を有するリニア
モータにおいて、 前記フレキシブルプリント基板を、前記可動部に作用す
る力が前記延在する軸受の長さの中点又は離間する軸受
の距離の中点に向くように設けたことを特徴とするリニ
アモータ。 - 【請求項2】 可動部と、この可動部を第1の方向へ移
動可能に支持するデッキベースに固定されたガイド部材
と、前記可動部に固定され第2の方向へ延在又は離間し
た軸受と、一端を前記可動部に他端を前記デッキベース
に固定され前記可動部から一方向に延出し前記可動部の
移動とともに変形動するフレキシブルプリント基板を有
するリニアモータにおいて、 前記フレキシブルプリント基板を、前記可動部への取り
付け箇所が前記軸受の略中心と一致するように設けたこ
とを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項3】 可動部と、この可動部を第1の方向へ移
動可能に支持するデッキベースに固定されたガイド部材
と、前記可動部に固定され第2の方向へ延在又は離間し
た軸受と、一端を前記可動部に他端を前記デッキベース
に固定され前記可動部の移動とともに変形動するフレキ
シブルプリント基板を有するリニアモータにおいて、 前記フレキシブルプリント基板の前記可動部への取り付
け箇所近傍に、低剛性部を設けたことを特徴とするリニ
アモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17347695A JPH0927175A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17347695A JPH0927175A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | リニアモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0927175A true JPH0927175A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15961203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17347695A Pending JPH0927175A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | リニアモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0927175A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6704256B2 (en) * | 2000-10-04 | 2004-03-09 | Dphi Acquisitions, Inc. | Continuous flexible connection for miniature optical head |
JP2020028071A (ja) * | 2018-08-16 | 2020-02-20 | 富士ゼロックス株式会社 | ケーブル及び画像読取装置 |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP17347695A patent/JPH0927175A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6704256B2 (en) * | 2000-10-04 | 2004-03-09 | Dphi Acquisitions, Inc. | Continuous flexible connection for miniature optical head |
JP2020028071A (ja) * | 2018-08-16 | 2020-02-20 | 富士ゼロックス株式会社 | ケーブル及び画像読取装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040204 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20040330 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040423 |