JP2790477B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JP2790477B2 JP2790477B2 JP1096844A JP9684489A JP2790477B2 JP 2790477 B2 JP2790477 B2 JP 2790477B2 JP 1096844 A JP1096844 A JP 1096844A JP 9684489 A JP9684489 A JP 9684489A JP 2790477 B2 JP2790477 B2 JP 2790477B2
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- magnetic
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体を用いる記録・再生装置にお
いて、記録・再生ヘッドを磁気記録媒体に対して駆動す
る手段に関する。
いて、記録・再生ヘッドを磁気記録媒体に対して駆動す
る手段に関する。
近年、例えば光ビームを照射して記録媒体に高密度で
情報を記録したり、記録媒体に高密度で記録された情報
を高速度で再生する情報記録・再生装置が普及しつつあ
る。この装置で用いる光学ヘッドは、記録媒体の情報を
記録した、あるいは記録するトラックに合焦状態で光ビ
ームを照射するために、記録媒体面に水平又は垂直方向
に駆動される。光学ヘッドを駆動する手段としては電磁
駆動手段が知られている。電磁駆動手段には磁気回路が
必要であるが、従来用いられている磁気回路の模式図を
第17図に示す。第17図で示した磁気回路は、光学ヘッド
の対物レンズ1を光軸Z方向及びトラックに垂直方向に
微動する電磁駆動手段に用いるものである。従来の磁気
回路は、対物レンズ1側に磁気回路が開いており、図示
する様にここから磁束が漏れる。この漏れ磁束は光軸上
およびその周辺にほぼ光軸と平行な方向に磁界を形成す
る。
情報を記録したり、記録媒体に高密度で記録された情報
を高速度で再生する情報記録・再生装置が普及しつつあ
る。この装置で用いる光学ヘッドは、記録媒体の情報を
記録した、あるいは記録するトラックに合焦状態で光ビ
ームを照射するために、記録媒体面に水平又は垂直方向
に駆動される。光学ヘッドを駆動する手段としては電磁
駆動手段が知られている。電磁駆動手段には磁気回路が
必要であるが、従来用いられている磁気回路の模式図を
第17図に示す。第17図で示した磁気回路は、光学ヘッド
の対物レンズ1を光軸Z方向及びトラックに垂直方向に
微動する電磁駆動手段に用いるものである。従来の磁気
回路は、対物レンズ1側に磁気回路が開いており、図示
する様にここから磁束が漏れる。この漏れ磁束は光軸上
およびその周辺にほぼ光軸と平行な方向に磁界を形成す
る。
この光学ヘッドを膜面に垂直な方向に磁化を持つ磁性
薄膜を有する磁気記録媒体に情報を記録・再生する装置
に用いた場合について考える。所定の強度の光を照射し
た部分に外部から磁界を与えると膜は外部磁界の方向に
磁化され、情報の記録や消去が行なわれる。記録や消去
の際よりも弱い光を照射すると記録媒体より戻る光の偏
光状態が情報により変化するので、情報の再生が行なわ
れる。記録・消去の際の外部磁界の強さは100〜300エル
ステッド程度であるが、上述の光学ヘッドをこの装置に
使用すると、漏れ磁束が記録媒体に達し、例えば50〜15
0エルステッド程度の磁界が記録媒体に印加されること
になる。そして、その磁界の向きは第17図で示す様に光
ビームが照射される部分近傍では、バイアス磁界的に記
録媒体の磁化の向き、即ち光軸Z方向と同じに働くた
め、外部磁界は漏れ磁界を上まわる強度が必要となり、
強力な磁界発生現源が必要となる。
薄膜を有する磁気記録媒体に情報を記録・再生する装置
に用いた場合について考える。所定の強度の光を照射し
た部分に外部から磁界を与えると膜は外部磁界の方向に
磁化され、情報の記録や消去が行なわれる。記録や消去
の際よりも弱い光を照射すると記録媒体より戻る光の偏
光状態が情報により変化するので、情報の再生が行なわ
れる。記録・消去の際の外部磁界の強さは100〜300エル
ステッド程度であるが、上述の光学ヘッドをこの装置に
使用すると、漏れ磁束が記録媒体に達し、例えば50〜15
0エルステッド程度の磁界が記録媒体に印加されること
になる。そして、その磁界の向きは第17図で示す様に光
ビームが照射される部分近傍では、バイアス磁界的に記
録媒体の磁化の向き、即ち光軸Z方向と同じに働くた
め、外部磁界は漏れ磁界を上まわる強度が必要となり、
強力な磁界発生現源が必要となる。
そこで、例えば特開昭61−29429号公報に示すように
記録媒体側の磁気回路を補助ヨーク2a,2bを設けて完全
に閉じて漏れ磁界を抑えたり(第18図)、実開昭61−21
021号公報の例では、第19図に示すが、光学ヘッドに軟
磁性保護カバー3を設けて漏れ磁束が記録媒体に達しな
い様にしている。
記録媒体側の磁気回路を補助ヨーク2a,2bを設けて完全
に閉じて漏れ磁界を抑えたり(第18図)、実開昭61−21
021号公報の例では、第19図に示すが、光学ヘッドに軟
磁性保護カバー3を設けて漏れ磁束が記録媒体に達しな
い様にしている。
しかしながら、第18図、第19図で示す従来例では補助
ヨークや軟磁性材の保護カバー等の別部品が加わるた
め、光学ヘッドの質量が大きくなる。光学ヘッドは、記
録媒体の記録領域全域に情報を記録したり再生するため
に記録媒体に対して相対的に広範囲に移動するが、光学
ヘッドの質量が大きくなると高速移動が難しくなるた
め、大容量の情報を記録や再生する速度が遅くなり、情
報の処理能力が低下するという問題があった。
ヨークや軟磁性材の保護カバー等の別部品が加わるた
め、光学ヘッドの質量が大きくなる。光学ヘッドは、記
録媒体の記録領域全域に情報を記録したり再生するため
に記録媒体に対して相対的に広範囲に移動するが、光学
ヘッドの質量が大きくなると高速移動が難しくなるた
め、大容量の情報を記録や再生する速度が遅くなり、情
報の処理能力が低下するという問題があった。
また、第18図の例では対物レンズを支持し、記録媒体
に対して移動する部分は、ギャップ中に電流を流すため
の通電部、例えばコイルを持つので、移動する部分は紙
面方向からギャップ中に部材を挿入する形となり、構成
上非常に制約を受けるとともにその組立ても困難とな
る。
に対して移動する部分は、ギャップ中に電流を流すため
の通電部、例えばコイルを持つので、移動する部分は紙
面方向からギャップ中に部材を挿入する形となり、構成
上非常に制約を受けるとともにその組立ても困難とな
る。
本発明は上記問題点を解決し、軽量で組立容易な光学
ヘッドで情報の処理能力を低下することなく、漏れ磁束
が磁気記録媒体に与える影響を充分低減する駆動手段を
提供することを目的とする。
ヘッドで情報の処理能力を低下することなく、漏れ磁束
が磁気記録媒体に与える影響を充分低減する駆動手段を
提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、(1)磁化の向
きに応じて情報の記録が可能な磁性膜を有する記録媒体
に光ビームを照射するための対物レンズと、前記対物レ
ンズを保持する対物レンズ保持部材と、前記対物レンズ
保持部材を弾性的に支持する支持部材と、前記対物レン
ズ保持部材に設けられた前記支持部材の一端を接続する
保持部と、を有し、前記支持部材により前記対物レンズ
保持部材を前記記録媒体に対してトラッキング方向もし
くはフォーカシング方向に相対的に微小変位駆動させる
対物レンズ駆動装置において、前記対物レンズ保持部材
を所定方向に駆動するための磁気回路を構成する少なく
とも2個の磁界発生手段と、 前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電
するコイルと、を有し、前記2個の磁界発生手段は異極
を対向するように配置され、前記コイルは、その重心が
前記対物レンズ保持部材の重心より下方に位置するよう
に前記対物レンズ保持部材に固着されることを特徴とす
るものである。
きに応じて情報の記録が可能な磁性膜を有する記録媒体
に光ビームを照射するための対物レンズと、前記対物レ
ンズを保持する対物レンズ保持部材と、前記対物レンズ
保持部材を弾性的に支持する支持部材と、前記対物レン
ズ保持部材に設けられた前記支持部材の一端を接続する
保持部と、を有し、前記支持部材により前記対物レンズ
保持部材を前記記録媒体に対してトラッキング方向もし
くはフォーカシング方向に相対的に微小変位駆動させる
対物レンズ駆動装置において、前記対物レンズ保持部材
を所定方向に駆動するための磁気回路を構成する少なく
とも2個の磁界発生手段と、 前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電
するコイルと、を有し、前記2個の磁界発生手段は異極
を対向するように配置され、前記コイルは、その重心が
前記対物レンズ保持部材の重心より下方に位置するよう
に前記対物レンズ保持部材に固着されることを特徴とす
るものである。
もしくは、(2)磁化の向きに応じて情報の記録が可
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズをトラッキング方向も
しくはフォーカシング方向に駆動するための磁気回路を
構成する少なくとも2個の磁界発生手段及び2個のヨー
ク部材と、前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方
向に通電するコイルと、を有し、前記2個の磁界発生手
段は互いに異極を対向するように配置され、前記対物レ
ンズを前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
フォーカシング方向に相対的に駆動させる対物レンズ駆
動装置において、前記2つの磁界発生手段は前記記録媒
体の記録領域のトラッキング方向全域に延在して配置さ
れ、前記2つのヨーク部材は前記磁界発生手段よりも媒
体側であって、且つ前記磁界発生手段に対向して配置さ
れて、前記磁界発生手段との間で磁気ギャップを構成
し、前記対物レンズが前記記録媒体の記録領域のトラッ
キング方向全域に移動可能となるように前記磁気回路が
構成されていることを特徴とするものである。
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズをトラッキング方向も
しくはフォーカシング方向に駆動するための磁気回路を
構成する少なくとも2個の磁界発生手段及び2個のヨー
ク部材と、前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方
向に通電するコイルと、を有し、前記2個の磁界発生手
段は互いに異極を対向するように配置され、前記対物レ
ンズを前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
フォーカシング方向に相対的に駆動させる対物レンズ駆
動装置において、前記2つの磁界発生手段は前記記録媒
体の記録領域のトラッキング方向全域に延在して配置さ
れ、前記2つのヨーク部材は前記磁界発生手段よりも媒
体側であって、且つ前記磁界発生手段に対向して配置さ
れて、前記磁界発生手段との間で磁気ギャップを構成
し、前記対物レンズが前記記録媒体の記録領域のトラッ
キング方向全域に移動可能となるように前記磁気回路が
構成されていることを特徴とするものである。
もしくは、(3)磁化の向きに応じて情報の記録が可
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズをトラッキング方向も
しくはフォーカシング方向に駆動するための磁気回路を
構成する少なくとも2個の磁界発生手段と、前記磁気回
路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電するコイル
と、を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対
向するように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体
に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向
に相対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、前
記磁界発生手段の少なくとも1つは、2極着磁の永久磁
石であることを特徴とするものである。
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズをトラッキング方向も
しくはフォーカシング方向に駆動するための磁気回路を
構成する少なくとも2個の磁界発生手段と、前記磁気回
路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電するコイル
と、を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対
向するように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体
に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向
に相対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、前
記磁界発生手段の少なくとも1つは、2極着磁の永久磁
石であることを特徴とするものである。
もしくは、(4)磁化の向きに応じて情報の記録が可
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズをトラッキング方向も
しくはフォーカシング方向に駆動するための磁気回路を
構成する少なくとも2個の磁界発生手段と、前記磁気回
路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電するコイル
と、を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対
向するように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体
に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向
に相対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、前
記磁界発生手段の少なくとも1つは、2個の1極着磁の
永久磁石の異極を接触させて固着したものであることを
特徴とするものである。
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズをトラッキング方向も
しくはフォーカシング方向に駆動するための磁気回路を
構成する少なくとも2個の磁界発生手段と、前記磁気回
路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電するコイル
と、を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対
向するように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体
に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向
に相対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、前
記磁界発生手段の少なくとも1つは、2個の1極着磁の
永久磁石の異極を接触させて固着したものであることを
特徴とするものである。
もしくは、(5)膜面に対して垂直な方向に磁化を有
する記録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを
有し、前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
フォーカシング方向に相対的に前記対物レンズを駆動さ
せる対物レンズ駆動装置において、前記記録媒体の磁化
方向に対して垂直な方向に磁化された磁界発生手段と、
前記磁界発生手段を固着する磁性材より成るヨークとか
らなる磁気回路を有し、前記磁気回路は、前記磁界発生
手段の着磁方向における前記磁界発生手段と前記ヨーク
の長さの和の中央と、前記対物レンズの光軸とが、前記
磁界発生手段の着磁方向に直交する方向からみて一致す
るように構成されたことを特徴とするものである。
する記録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを
有し、前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
フォーカシング方向に相対的に前記対物レンズを駆動さ
せる対物レンズ駆動装置において、前記記録媒体の磁化
方向に対して垂直な方向に磁化された磁界発生手段と、
前記磁界発生手段を固着する磁性材より成るヨークとか
らなる磁気回路を有し、前記磁気回路は、前記磁界発生
手段の着磁方向における前記磁界発生手段と前記ヨーク
の長さの和の中央と、前記対物レンズの光軸とが、前記
磁界発生手段の着磁方向に直交する方向からみて一致す
るように構成されたことを特徴とするものである。
もしくは、(6)膜面に対して垂直な方向に磁化を有
する記録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを
有し、前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
フォーカシング方向に相対的に前記対物レンズを駆動さ
せる対物レンズ駆動装置において、前記記録媒体の磁化
方向に対して垂直な方向に磁化された磁界発生手段と、
前記磁界発生手段を固着する磁性材より成るヨークとか
らなる磁気回路を有し、前記磁気回路は、前記磁気回路
中に形成される磁気ギャップ中央と、前記対物レンズの
光軸とが、前記磁界発生手段の着磁方向に直交する方向
からみて一致するように構成されたことを特徴とするも
のである。
する記録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを
有し、前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
フォーカシング方向に相対的に前記対物レンズを駆動さ
せる対物レンズ駆動装置において、前記記録媒体の磁化
方向に対して垂直な方向に磁化された磁界発生手段と、
前記磁界発生手段を固着する磁性材より成るヨークとか
らなる磁気回路を有し、前記磁気回路は、前記磁気回路
中に形成される磁気ギャップ中央と、前記対物レンズの
光軸とが、前記磁界発生手段の着磁方向に直交する方向
からみて一致するように構成されたことを特徴とするも
のである。
もしくは、(7)磁化の向きに応じて情報の記録が可
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズを保持する対物レンズ
保持部材と、前記対物レンズ保持部材に固着されたフォ
ーカスコイルと、 前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する支持部材
と、前記対物レンズ保持部材に設けられた前記支持部材
の一端を接続する保持部と、前記フォーカシングコイル
に磁界を印加させる少なくとも2個の磁界発生手段から
なる磁気回路と、を有し、前記支持部材により前記対物
レンズ保持部材を前記記録媒体に対してフォーカシング
方向に相対的に微小変位駆動させる対物レンズ駆動装置
において、前記フォーカシングコイルは前記フォーカシ
ング方向に平行な方向に巻き軸を有する筒状の巻回コイ
ルであって、前記2個の磁界発生手段は異極を対向する
ように配置されていることを特徴とするものである。
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズを保持する対物レンズ
保持部材と、前記対物レンズ保持部材に固着されたフォ
ーカスコイルと、 前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する支持部材
と、前記対物レンズ保持部材に設けられた前記支持部材
の一端を接続する保持部と、前記フォーカシングコイル
に磁界を印加させる少なくとも2個の磁界発生手段から
なる磁気回路と、を有し、前記支持部材により前記対物
レンズ保持部材を前記記録媒体に対してフォーカシング
方向に相対的に微小変位駆動させる対物レンズ駆動装置
において、前記フォーカシングコイルは前記フォーカシ
ング方向に平行な方向に巻き軸を有する筒状の巻回コイ
ルであって、前記2個の磁界発生手段は異極を対向する
ように配置されていることを特徴とするものである。
もしくは、(8)磁化の向きに応じて情報の記録が可
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズを保持する対物レンズ
保持部材と、前記対物レンズ保持部材に固着された駆動
コイルと、前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する
支持部材と、前記対物レンズ保持部材に設けられた前記
支持部材の一端を接続する保持部と、前記駆動コイルに
磁界を印加させる少なくとも2個の磁界発生手段からな
る磁気回路と、を有し、前記支持部材により前記対物レ
ンズ保持部材を前記ベースに対して所定方向に相対的に
微小変位駆動させる対物レンズ駆動装置において、前記
2個の磁界発生手段はその着磁方向に沿って直接対向し
て配置され磁気ギャップを形成するものであって、前記
磁気ギャップ中に前記駆動コイルが位置することを特徴
とするものである。
能な磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するため
の対物レンズと、前記対物レンズを保持する対物レンズ
保持部材と、前記対物レンズ保持部材に固着された駆動
コイルと、前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する
支持部材と、前記対物レンズ保持部材に設けられた前記
支持部材の一端を接続する保持部と、前記駆動コイルに
磁界を印加させる少なくとも2個の磁界発生手段からな
る磁気回路と、を有し、前記支持部材により前記対物レ
ンズ保持部材を前記ベースに対して所定方向に相対的に
微小変位駆動させる対物レンズ駆動装置において、前記
2個の磁界発生手段はその着磁方向に沿って直接対向し
て配置され磁気ギャップを形成するものであって、前記
磁気ギャップ中に前記駆動コイルが位置することを特徴
とするものである。
以上のように構成することにより、磁気回路からの漏
れ磁束が記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂直に印加さ
れる記録媒体の領域が広がる。特に、対物レンズによっ
て光ビームが照射される部分では磁気回路からの漏れ磁
束が記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂直に印加される
ため、磁化の向きに応じて記録される情報に悪影響を及
ぼさない。
れ磁束が記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂直に印加さ
れる記録媒体の領域が広がる。特に、対物レンズによっ
て光ビームが照射される部分では磁気回路からの漏れ磁
束が記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂直に印加される
ため、磁化の向きに応じて記録される情報に悪影響を及
ぼさない。
以下、図面に基づき本発明の実施例について説明す
る。
る。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示す。第
1図は第1実施例を示す斜視図であり、対物レンズ1は
保持部材4の中央に固着してある。保持部材4はY方向
の両端部に凹状に切欠いてあり、この凹部5には角柱状
に巻かれた2個のフォーカスコイル6が各々接着してあ
る。更にその外側には、4個のトラッキングコイル7が
L字状に折曲され保持部材4の四角に折曲部が接触する
様に接着してある。
1図は第1実施例を示す斜視図であり、対物レンズ1は
保持部材4の中央に固着してある。保持部材4はY方向
の両端部に凹状に切欠いてあり、この凹部5には角柱状
に巻かれた2個のフォーカスコイル6が各々接着してあ
る。更にその外側には、4個のトラッキングコイル7が
L字状に折曲され保持部材4の四角に折曲部が接触する
様に接着してある。
フォーカスコイル6の空胴部には磁性材で形成された
ヨーク8の内ヨーク部8aが挿入される。2個のヨーク8
はX方向から見てコの字状に形成され、外ヨーク部8bか
ら内ヨーク部8aへの接続部である底ヨーク部8cは外ヨー
ク部8bに比べ、フォーカスコイル6内に挿入される内ヨ
ーク部8aの幅が狭くなっているので外ヨーク部8bから内
ヨーク部8aへ向けてテーパ状に形成されており、底ヨー
ク部8cでベース9に固着されている。また、各外ヨーク
部8bの内側には2個の永久磁石10が互いに異極が向き合
う様に固着してあり、内ヨーク部8aとの間で磁気ギャッ
プを形成している。更にヨーク8のうち一方は外ヨーク
部8bの外側に固定部材11が固着してある。
ヨーク8の内ヨーク部8aが挿入される。2個のヨーク8
はX方向から見てコの字状に形成され、外ヨーク部8bか
ら内ヨーク部8aへの接続部である底ヨーク部8cは外ヨー
ク部8bに比べ、フォーカスコイル6内に挿入される内ヨ
ーク部8aの幅が狭くなっているので外ヨーク部8bから内
ヨーク部8aへ向けてテーパ状に形成されており、底ヨー
ク部8cでベース9に固着されている。また、各外ヨーク
部8bの内側には2個の永久磁石10が互いに異極が向き合
う様に固着してあり、内ヨーク部8aとの間で磁気ギャッ
プを形成している。更にヨーク8のうち一方は外ヨーク
部8bの外側に固定部材11が固着してある。
保持部材4はX方向の両側面に計3個の保持部4a,4b,
4cを有し、各保持部は3本の支持バネ12a,12b,12cの一
端が接続してあり、各支持バネの他端は固定部材11に固
着してある。各支持バネの固定部材11側は、支持バネの
周囲にダンパー13が一体成形してある。
4cを有し、各保持部は3本の支持バネ12a,12b,12cの一
端が接続してあり、各支持バネの他端は固定部材11に固
着してある。各支持バネの固定部材11側は、支持バネの
周囲にダンパー13が一体成形してある。
また、保持部材4の保持部4bが設けられている面に
は、光源からの放射された光が対物レンズ1へ導かれる
ために通る部分として、略半円状の切欠部14が形成され
ている。
は、光源からの放射された光が対物レンズ1へ導かれる
ために通る部分として、略半円状の切欠部14が形成され
ている。
第2図に保持部4a,4b,4cおよび切欠部14の詳細を示
す。保持部4bは、取りつける支持バネ12bの高さを保持
部材4に対物レンズ1,フォーカスコイル6,トラッキング
コイル7を装着した可動部分の重心Gと合わせてあり、
保持部4a,4cの高さは重心を中心に上下に等距離で位置
している。その関係を重心Gを原点としたX−Z座標で
示すと、各保持部に取りつける各支持バネの断面中心の
位置は、 12a:(−x1,z1) 12b:(x1,o) 12c:(−x1,−z1) である。尚、Z軸は光軸である。
す。保持部4bは、取りつける支持バネ12bの高さを保持
部材4に対物レンズ1,フォーカスコイル6,トラッキング
コイル7を装着した可動部分の重心Gと合わせてあり、
保持部4a,4cの高さは重心を中心に上下に等距離で位置
している。その関係を重心Gを原点としたX−Z座標で
示すと、各保持部に取りつける各支持バネの断面中心の
位置は、 12a:(−x1,z1) 12b:(x1,o) 12c:(−x1,−z1) である。尚、Z軸は光軸である。
保持部材4の切欠部14は、半導体レーザやコリメータ
レンズ、整形プリズム、受光器等を含む光学ユニット15
からの光を保持部材4内に通し、ベース9に固着された
全反射ミラー16で反射させて対物レンズ1に向わせる。
対物レンズ1を通り収束された光は、光磁気ディスク
(図示せず)に照射され、反射される。反射された光は
再び全反射ミラー16で反射されて光学ユニット15に戻
り、光学ユニット15内の受光器で検出されて電気信号に
変換され、再生信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号等の種々の信号となる。この切欠部14が
あるため、第3図でわかる様に保持部4bはY方向におい
て重心Gより固定部材11とは逆の方向へ少しずれてい
る。他の保持部4a,4cも4bに合わせてずれている。ま
た、切欠部14があるために実際の保持部材4の重心は図
示したよりも少し上にあがるが、フォーカスコイル6を
重心Gに対して下げて取り付けてあるので可動部分全体
の重心はバランス部材を下方に取り付けなくても上方に
ずれることはない。
レンズ、整形プリズム、受光器等を含む光学ユニット15
からの光を保持部材4内に通し、ベース9に固着された
全反射ミラー16で反射させて対物レンズ1に向わせる。
対物レンズ1を通り収束された光は、光磁気ディスク
(図示せず)に照射され、反射される。反射された光は
再び全反射ミラー16で反射されて光学ユニット15に戻
り、光学ユニット15内の受光器で検出されて電気信号に
変換され、再生信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号等の種々の信号となる。この切欠部14が
あるため、第3図でわかる様に保持部4bはY方向におい
て重心Gより固定部材11とは逆の方向へ少しずれてい
る。他の保持部4a,4cも4bに合わせてずれている。ま
た、切欠部14があるために実際の保持部材4の重心は図
示したよりも少し上にあがるが、フォーカスコイル6を
重心Gに対して下げて取り付けてあるので可動部分全体
の重心はバランス部材を下方に取り付けなくても上方に
ずれることはない。
図中で示すX,Y,Z方向は各々トラッキング方向、タン
ジェンシャル方向、フォーカス方向であり、フォーカス
方向Zは光軸の方向である。
ジェンシャル方向、フォーカス方向であり、フォーカス
方向Zは光軸の方向である。
保持部材4は固定部材11に対して3本の支持バネ12a,
12b,12cで弾性的に支持されている。2つのフォーカス
コイル6に磁気ギャップ中で同じ方向に電流を流すと、
磁界中を磁界に対して垂直方向に電流が流れるので電流
の向きと大きさに応じて対物レンズ1が固着されている
保持部材4が図中方向に駆動されてフォーカシングを行
なう。また、4つのトラッキングコイル7に磁気ギャッ
プ中でZ軸方向に同じ向きで電流を流すと、保持部材4
は図中X方向に駆動されてトラッキングを行なう。支持
バネ12a,12b,12cの断面は全て円形で、その直径は、 12a,12c…d 12b……21/4・d の関係にあり、12bの直径を12a,12cに比べて太く構成し
てある。円形断面の片持ちはり状のバネの場合には、バ
ネ定数は断面の直径の4乗に比例するので12a,12cのバ
ネ定数に比べて12bのバネ定数は2倍となる。各支持バ
ネの断面中心の位置は上述の様に定めてあるので、X方
向,Z方向の駆動により生じる重心Gの周囲の各支持バネ
の反力によるモーメントの和が0となり、X方向、Z方
向に保持部材4を駆動しても、保持部材4は傾くことな
く安定に駆動される。
12b,12cで弾性的に支持されている。2つのフォーカス
コイル6に磁気ギャップ中で同じ方向に電流を流すと、
磁界中を磁界に対して垂直方向に電流が流れるので電流
の向きと大きさに応じて対物レンズ1が固着されている
保持部材4が図中方向に駆動されてフォーカシングを行
なう。また、4つのトラッキングコイル7に磁気ギャッ
プ中でZ軸方向に同じ向きで電流を流すと、保持部材4
は図中X方向に駆動されてトラッキングを行なう。支持
バネ12a,12b,12cの断面は全て円形で、その直径は、 12a,12c…d 12b……21/4・d の関係にあり、12bの直径を12a,12cに比べて太く構成し
てある。円形断面の片持ちはり状のバネの場合には、バ
ネ定数は断面の直径の4乗に比例するので12a,12cのバ
ネ定数に比べて12bのバネ定数は2倍となる。各支持バ
ネの断面中心の位置は上述の様に定めてあるので、X方
向,Z方向の駆動により生じる重心Gの周囲の各支持バネ
の反力によるモーメントの和が0となり、X方向、Z方
向に保持部材4を駆動しても、保持部材4は傾くことな
く安定に駆動される。
また、ダンパー13は固定部材11側のみに成形されてい
るため、保持部とほぼ同じ程度の太さを持つダンパー13
が光学ユニット15からの光路を妨げることができないの
で保持部材4の高さを低くできる。
るため、保持部とほぼ同じ程度の太さを持つダンパー13
が光学ユニット15からの光路を妨げることができないの
で保持部材4の高さを低くできる。
第4図は第1実施例の磁界方向を表わす磁界ベクトル
図である。永久磁石10は異極が向い合う様に配置されて
いるので、磁界は第4図に示す様に分布する。磁気回路
からの漏れ磁束は、光軸付近でその方向が記録媒体であ
る光磁気ディスク17面に対し略平行に分布する。即ち、
光磁気ディスク17の磁性層18の磁化方向(Z方向)に対
して略垂直となる。この成分は、100〜200エルステッド
程度であるが、Z軸方向の成分は0エルステッドである
ため磁性層18に記録する情報には全く影響しない。
図である。永久磁石10は異極が向い合う様に配置されて
いるので、磁界は第4図に示す様に分布する。磁気回路
からの漏れ磁束は、光軸付近でその方向が記録媒体であ
る光磁気ディスク17面に対し略平行に分布する。即ち、
光磁気ディスク17の磁性層18の磁化方向(Z方向)に対
して略垂直となる。この成分は、100〜200エルステッド
程度であるが、Z軸方向の成分は0エルステッドである
ため磁性層18に記録する情報には全く影響しない。
次に第5図および第6図に基づき、本発明の第2実施
例を説明する。
例を説明する。
第5図は第2実施例を示す斜視図であり、第6図は第
5図の磁気回路をX方向からみた場合の磁界ベクトル図
である。
5図の磁気回路をX方向からみた場合の磁界ベクトル図
である。
対物レンズ駆動装置19は、対物レンズ1をX方向およ
びZ方向に支持駆動する。即ち、対物レンズ駆動装置19
は第1実施例で説明した部分に相当する。この対物レン
ズ駆動装置19のY方向両端部には、2個のコイル20が固
着され、各コイル20の空胴部には磁性材で形成された板
状の内ヨーク21が挿入されている。その内ヨーク21の両
端にはコ字状外ヨーク22が固着されており、外ヨーク22
の底部には、永久磁石23が固着されている。永久磁石23
は、一方が内ヨークに対しS極、外ヨークに対しN極を
対向させ、他方は内ヨークに対しN極、外ヨークに対し
S極を対向させる様に固着されている。また、図示して
いないが、対物レンズ駆動装置19は軸受を有し、内ヨー
ク21、外ヨーク22、永久磁石23を固定させる装置本体側
に設けたシャフトに支持され、X方向、即ちトラッキン
グ方向に移動可能となっている。対物レンズ駆動装置19
が、トラッキング方向に移動することにより、光磁気デ
ィスクの様な磁性記録媒体の記録領域全域を走査するこ
とができる。
びZ方向に支持駆動する。即ち、対物レンズ駆動装置19
は第1実施例で説明した部分に相当する。この対物レン
ズ駆動装置19のY方向両端部には、2個のコイル20が固
着され、各コイル20の空胴部には磁性材で形成された板
状の内ヨーク21が挿入されている。その内ヨーク21の両
端にはコ字状外ヨーク22が固着されており、外ヨーク22
の底部には、永久磁石23が固着されている。永久磁石23
は、一方が内ヨークに対しS極、外ヨークに対しN極を
対向させ、他方は内ヨークに対しN極、外ヨークに対し
S極を対向させる様に固着されている。また、図示して
いないが、対物レンズ駆動装置19は軸受を有し、内ヨー
ク21、外ヨーク22、永久磁石23を固定させる装置本体側
に設けたシャフトに支持され、X方向、即ちトラッキン
グ方向に移動可能となっている。対物レンズ駆動装置19
が、トラッキング方向に移動することにより、光磁気デ
ィスクの様な磁性記録媒体の記録領域全域を走査するこ
とができる。
実際に対物レンズ駆動装置19を移動させるには、内ヨ
ーク21と永久磁石23で形成される磁気ギャップ内にある
2つのコイル部分に、一方はY方向プラス方向へ、他方
はY方向マイナス方向へ電流を流す。すると、磁界を横
切る様に電流が流れるため、両方に垂直なX方向へ力が
生じて対物レンズ駆動装置19はX方向へ駆動され、記録
領域を走査することができる。
ーク21と永久磁石23で形成される磁気ギャップ内にある
2つのコイル部分に、一方はY方向プラス方向へ、他方
はY方向マイナス方向へ電流を流す。すると、磁界を横
切る様に電流が流れるため、両方に垂直なX方向へ力が
生じて対物レンズ駆動装置19はX方向へ駆動され、記録
領域を走査することができる。
この第2実施例の磁気回路のX方向からみた磁界の方
向を第6図に示す。この図からわかる様に、漏れ磁束は
一方の磁気回路から他方の磁気回路へと向かうため、光
軸付近では漏れ磁束の方向が記録媒体である光磁気ディ
スク17面に対し略平行となる。従って媒体面に対し垂直
な方向(Z方向)の磁化を有する磁性層18にも、光軸近
辺の漏れ磁束は磁化方向に対し略垂直な方向に働くた
め、磁性層18に記録する情報には全く影響しない。
向を第6図に示す。この図からわかる様に、漏れ磁束は
一方の磁気回路から他方の磁気回路へと向かうため、光
軸付近では漏れ磁束の方向が記録媒体である光磁気ディ
スク17面に対し略平行となる。従って媒体面に対し垂直
な方向(Z方向)の磁化を有する磁性層18にも、光軸近
辺の漏れ磁束は磁化方向に対し略垂直な方向に働くた
め、磁性層18に記録する情報には全く影響しない。
次に第7図ないし第10図を用いて本発明の第3実施例
を説明する。
を説明する。
第7図は対物レンズ駆動装置19を示す斜視図であり、
第8図は可動部分を示す斜視図、第9図はX方向からみ
た部分断面図である。
第8図は可動部分を示す斜視図、第9図はX方向からみ
た部分断面図である。
対物レンズ1は保持部材4の中央に固着され、保持部
材4のY方向両端面には、略楕円状に巻かれたフォーカ
スコイル6aが接着してある。また、保持部材4のX方向
両端面には、各面に2個ずつの保持部4a,4b,4c,4dが設
けられている。保持部4a,4b,4c,4dは、Z方向外側に段
差を有する。
材4のY方向両端面には、略楕円状に巻かれたフォーカ
スコイル6aが接着してある。また、保持部材4のX方向
両端面には、各面に2個ずつの保持部4a,4b,4c,4dが設
けられている。保持部4a,4b,4c,4dは、Z方向外側に段
差を有する。
一方磁性材で形成されたベース24は、Y方向の両端部
に直立したヨーク部24a,24bを有する。ヨーク部24a,24b
の内側にはZ方向およびY方向で逆向きに着磁された2
極着磁の永久磁石10aが固着されている。また、一方の
ヨーク部24bは外側に固定部材11が固着されている。固
定部材11のX方向両端部にも保持部材4に設けられてい
る保持部4a,4b,4c,4dと同様の保持部11a,11b,11c,11dが
設けられ、Z方向外側には段差を有する。この保持部11
a,11b,11c,11dの段差には4枚の板バネ25a,25b,25c,25d
の一端が取付けられる。板バネ25a,25b,25c,25dの他端
は保持部4a,4b,4c,4dの段差に取付けられる。この板バ
ネ25a,25b,25c,25dの表面には薄くダンピングゴムが被
覆されており、対物レンズ1と保持部材4とフォーカス
コイル6aから成る可動部の振動を短時間に吸収して減衰
することができる。
に直立したヨーク部24a,24bを有する。ヨーク部24a,24b
の内側にはZ方向およびY方向で逆向きに着磁された2
極着磁の永久磁石10aが固着されている。また、一方の
ヨーク部24bは外側に固定部材11が固着されている。固
定部材11のX方向両端部にも保持部材4に設けられてい
る保持部4a,4b,4c,4dと同様の保持部11a,11b,11c,11dが
設けられ、Z方向外側には段差を有する。この保持部11
a,11b,11c,11dの段差には4枚の板バネ25a,25b,25c,25d
の一端が取付けられる。板バネ25a,25b,25c,25dの他端
は保持部4a,4b,4c,4dの段差に取付けられる。この板バ
ネ25a,25b,25c,25dの表面には薄くダンピングゴムが被
覆されており、対物レンズ1と保持部材4とフォーカス
コイル6aから成る可動部の振動を短時間に吸収して減衰
することができる。
2つのフォーカスコイル6aに、Y方向からみて同じ方
向に電流を流すと、永久磁石10aにより形成される磁界
との電磁作用により可動部はZ方向に駆動され、光磁気
ディスク上の光スポットのフォーカシングが行なえる。
向に電流を流すと、永久磁石10aにより形成される磁界
との電磁作用により可動部はZ方向に駆動され、光磁気
ディスク上の光スポットのフォーカシングが行なえる。
なお、トラッキングに関しては図示していないが、対
物レンズ1に光ビームを向かわせる反射ミラーをトラッ
キングミラーとして回動させることにより行なう。
物レンズ1に光ビームを向かわせる反射ミラーをトラッ
キングミラーとして回動させることにより行なう。
第3実施例の磁気回路のX方向からみた磁界の方向を
示す模式図が第10図である。
示す模式図が第10図である。
この場合も、図からかわる様に漏れ磁束は一方の磁気
回路から他方の磁気回路へ向うため、光軸付近では漏れ
磁気束の方向は、磁性層18の磁化の向きに対して略垂直
となり、光ビームを用いて記録する情報には全く影響し
ない。
回路から他方の磁気回路へ向うため、光軸付近では漏れ
磁気束の方向は、磁性層18の磁化の向きに対して略垂直
となり、光ビームを用いて記録する情報には全く影響し
ない。
尚、上で示した永久磁石10aはZ方向およびY方向に
逆向きに着磁された1個の2極着磁のものであるが、2
個の磁石を組合せて構成しても良い。その場合はZ方向
に2個の磁石を並べてもよいし、Y方向に2個の磁石を
並べてもよい。
逆向きに着磁された1個の2極着磁のものであるが、2
個の磁石を組合せて構成しても良い。その場合はZ方向
に2個の磁石を並べてもよいし、Y方向に2個の磁石を
並べてもよい。
また、第3実施例では内ヨークを設けていないので、
保持部材4にヨークを挿入する開口部を設ける必要がな
い。従って、開口部における振動による共振が発生せ
ず、安定したフォーカスサーボ特性を得られる。更に、
内ヨークがないため開磁気回路ではあるが、対面する磁
石の磁極が異極であるため、フォーカスコイルに作用す
る磁束密度を非常に高めることができ高感度のフォーカ
スサーボを行なうことができる。しかし、同様の構成で
内ヨークを設けて閉磁路にした場合でも、光ビームが照
射される光磁気ディスク上の漏れ磁界の影響を非常に低
減できるという効果は持つ。
保持部材4にヨークを挿入する開口部を設ける必要がな
い。従って、開口部における振動による共振が発生せ
ず、安定したフォーカスサーボ特性を得られる。更に、
内ヨークがないため開磁気回路ではあるが、対面する磁
石の磁極が異極であるため、フォーカスコイルに作用す
る磁束密度を非常に高めることができ高感度のフォーカ
スサーボを行なうことができる。しかし、同様の構成で
内ヨークを設けて閉磁路にした場合でも、光ビームが照
射される光磁気ディスク上の漏れ磁界の影響を非常に低
減できるという効果は持つ。
次に第11図ないし第13図に基づき、本発明の第4実施
例を説明する。
例を説明する。
第11図は対物レンズ駆動装置19aを示す斜視図であ
り、第12図はX方向からみた部分断面図である。
り、第12図はX方向からみた部分断面図である。
対物レンズ1は保持部材26に固着されている。保持部
材26は略半楕円柱状であり、X−Z平面を持つ。保持部
材26のX−Z平面には、略角柱状に巻かれたフォーカス
コイル6bが接着されている。また、ベース27には2個の
外ヨーク27aと2個の内ヨーク27bがベース底面に対して
垂直に設けられ、ヨーク部を含むベース27は磁性材で形
成されている。内ヨーク27bはフォーカスコイル6b中に
挿入する様に位置し、各外ヨーク27aの内面、即ち内ヨ
ーク27b側には永久磁石10bが設けられている。永久磁石
10bは、Y方向に同じ極性をもち、その方向の幅の外ヨ
ーク27aのY方向の幅を合わせた長さの中央に対物レン
ズ1の光軸のY方向位置が一致する。永久磁石10bと内
ヨーク27bの間隙で形成される磁気ギャップ中には、略
矩形状に巻かれ、L次状に折曲されてフォーカスコイル
6bに接着したトラッキングコイル7bがある。トラッキン
グコイル7bはZ方向に平行な辺のうちの一辺が磁気ギャ
ップ中に位置する様に、トラッキングコイル7bの折曲部
がフォーカスコイル6bの折曲された部分に合う様に接着
されている。
材26は略半楕円柱状であり、X−Z平面を持つ。保持部
材26のX−Z平面には、略角柱状に巻かれたフォーカス
コイル6bが接着されている。また、ベース27には2個の
外ヨーク27aと2個の内ヨーク27bがベース底面に対して
垂直に設けられ、ヨーク部を含むベース27は磁性材で形
成されている。内ヨーク27bはフォーカスコイル6b中に
挿入する様に位置し、各外ヨーク27aの内面、即ち内ヨ
ーク27b側には永久磁石10bが設けられている。永久磁石
10bは、Y方向に同じ極性をもち、その方向の幅の外ヨ
ーク27aのY方向の幅を合わせた長さの中央に対物レン
ズ1の光軸のY方向位置が一致する。永久磁石10bと内
ヨーク27bの間隙で形成される磁気ギャップ中には、略
矩形状に巻かれ、L次状に折曲されてフォーカスコイル
6bに接着したトラッキングコイル7bがある。トラッキン
グコイル7bはZ方向に平行な辺のうちの一辺が磁気ギャ
ップ中に位置する様に、トラッキングコイル7bの折曲部
がフォーカスコイル6bの折曲された部分に合う様に接着
されている。
更にベース27にはZ軸方向に支軸28が設けられ、略T
字状の回動部材29の軸受29aに挿入されて回動部材29は
支軸28の周りに回動可能となっている。また、回動部材
29には、台形形状の板バネ30a,30b,30c,30dの幅の広い
側が固定され、幅の狭い側は保持部材26に取り付けら
れ。保持部材26、即ち、対物レンズ1がZ方向に移動可
能に保持されている。この板バネ30a,30b,30c,30dは、
表面に薄くダンピングゴムが被覆してあり、振動を短時
間に吸収して減衰することができる。
字状の回動部材29の軸受29aに挿入されて回動部材29は
支軸28の周りに回動可能となっている。また、回動部材
29には、台形形状の板バネ30a,30b,30c,30dの幅の広い
側が固定され、幅の狭い側は保持部材26に取り付けら
れ。保持部材26、即ち、対物レンズ1がZ方向に移動可
能に保持されている。この板バネ30a,30b,30c,30dは、
表面に薄くダンピングゴムが被覆してあり、振動を短時
間に吸収して減衰することができる。
フォーカスコイル6bおよびトラッキングコイル7bに電
流を流すと永久磁石10bとヨーク27a,27bで形成される磁
気回路の磁気ギャップ中で電磁作用を生じて力を受け、
これらコイルはZ方向X方向に移動する。これらコイル
は保持部材26に接着され、保持部材26は板バネ30を介し
て回動部材29に取り付けられ、回動部材29は支軸28で支
えられているので、対物レンズ1は、板バネ30が変形し
てZ方向に、支軸28を中心に回動部材29が回動すること
によりX方向に移動し、フォーカシング、トラッキング
を行なうことができる。
流を流すと永久磁石10bとヨーク27a,27bで形成される磁
気回路の磁気ギャップ中で電磁作用を生じて力を受け、
これらコイルはZ方向X方向に移動する。これらコイル
は保持部材26に接着され、保持部材26は板バネ30を介し
て回動部材29に取り付けられ、回動部材29は支軸28で支
えられているので、対物レンズ1は、板バネ30が変形し
てZ方向に、支軸28を中心に回動部材29が回動すること
によりX方向に移動し、フォーカシング、トラッキング
を行なうことができる。
尚、対物レンズ1,保持部材26,フォーカスコイル6b,ト
ラッキングコイル7b,板バネ30,回動部材29で構成される
部分の重心位置は、支軸28の中心軸上に位置しているの
で、対物レンズ駆動装置19aにX方向(トラッキング方
向)の慣性が働く場合が生じても、慣性力の作用に関わ
らず対物レンズ1は変位することなく安定に駆動され
る。
ラッキングコイル7b,板バネ30,回動部材29で構成される
部分の重心位置は、支軸28の中心軸上に位置しているの
で、対物レンズ駆動装置19aにX方向(トラッキング方
向)の慣性が働く場合が生じても、慣性力の作用に関わ
らず対物レンズ1は変位することなく安定に駆動され
る。
第4実施例の磁気回路のX方向からみた磁界の方向を
第13図に示す。
第13図に示す。
対物レンズ1の光軸は、X方向(永久磁石10bの着磁
方向に直交する方向)から見たときに、Y方向(永久磁
石10bの着磁方向)の外ヨーク27aと永久磁石10bを合わ
せた長さの中央と一致するので、磁石のN極側から出て
S極側に入る漏れ磁束は対物レンズ1の光軸上で記録媒
体である光磁気ディスク17面に対して略平行となる。従
って、対物レンズ1から放射されて磁性層18上でスポッ
ト状に照射される光ビームの照射位置では媒体17の面に
対して垂直な方向の磁化をもつ磁性層18の磁化方向に垂
直な磁界が印加されることになるので、光ビームを用い
て記録する情報には全く影響しない。
方向に直交する方向)から見たときに、Y方向(永久磁
石10bの着磁方向)の外ヨーク27aと永久磁石10bを合わ
せた長さの中央と一致するので、磁石のN極側から出て
S極側に入る漏れ磁束は対物レンズ1の光軸上で記録媒
体である光磁気ディスク17面に対して略平行となる。従
って、対物レンズ1から放射されて磁性層18上でスポッ
ト状に照射される光ビームの照射位置では媒体17の面に
対して垂直な方向の磁化をもつ磁性層18の磁化方向に垂
直な磁界が印加されることになるので、光ビームを用い
て記録する情報には全く影響しない。
尚、この実施例では板バネ30は台形状のものを用いた
が、これに限らず短冊状であっても構わない。更に、各
コイル6b,7bは保持部材26の支軸28側に設けたが、逆側
であってもよいし、回動部材29を支軸の周りに回動させ
ることでトラッキングを行なったが、バネヒンジを用い
てその変形によりトラッキングを行なってもよい。
が、これに限らず短冊状であっても構わない。更に、各
コイル6b,7bは保持部材26の支軸28側に設けたが、逆側
であってもよいし、回動部材29を支軸の周りに回動させ
ることでトラッキングを行なったが、バネヒンジを用い
てその変形によりトラッキングを行なってもよい。
また、永久磁石10bを用いて磁界を発生させていた
が、電磁石等の磁界発生手段であってもよい。
が、電磁石等の磁界発生手段であってもよい。
次に、第14図に第5実施例の磁気回路の構成を示す。
この第5実施例は第1実施例の変形であり、永久磁石を
ヨークの内面に固着する代わりにヨークの底面にはめ込
むものでヨーク8a,8bにより、永久磁石10をはさんで固
着してある。この場合も、記録媒体17の磁性層18上で光
ビームが照射される位置においては膜面に垂直な磁化を
持つ磁性層18に対して磁化の方向に垂直な方向の漏れ磁
界が加わるので記録される情報には何ら影響しない。
この第5実施例は第1実施例の変形であり、永久磁石を
ヨークの内面に固着する代わりにヨークの底面にはめ込
むものでヨーク8a,8bにより、永久磁石10をはさんで固
着してある。この場合も、記録媒体17の磁性層18上で光
ビームが照射される位置においては膜面に垂直な磁化を
持つ磁性層18に対して磁化の方向に垂直な方向の漏れ磁
界が加わるので記録される情報には何ら影響しない。
次に第15図に示す第6実施例は、第4実施例の変形例
であり、やはりヨーク中に磁石をはめ込む構成としてあ
る。この場合、X方向(永久磁石10bの着磁方向に直交
する方向)から見たときに、Y方向(永久磁石10bの着
磁方向)における永久磁石10bの中心と磁気ギャップの
中心を一致させており、この中心に対物レンズ1の光軸
を合わせてあるので、漏れ磁束は対物レンズ1の光軸上
では媒体面に対し略平行となる。従って、光ビームが照
射される磁性層18では、膜面に垂直な磁化に対して垂直
な方向の漏れ磁界が加わるので、記録される情報には影
響しない。
であり、やはりヨーク中に磁石をはめ込む構成としてあ
る。この場合、X方向(永久磁石10bの着磁方向に直交
する方向)から見たときに、Y方向(永久磁石10bの着
磁方向)における永久磁石10bの中心と磁気ギャップの
中心を一致させており、この中心に対物レンズ1の光軸
を合わせてあるので、漏れ磁束は対物レンズ1の光軸上
では媒体面に対し略平行となる。従って、光ビームが照
射される磁性層18では、膜面に垂直な磁化に対して垂直
な方向の漏れ磁界が加わるので、記録される情報には影
響しない。
尚、第6実施例を第4実施例の如く実装する場合を第
16図に示す。対物レンズ1の光軸と磁気ギャップ中央が
X方向からみて一致する位置にあるので、第16図に示す
ように対物レンズ1を保持する保持部材26に対してY方
向における中心から少しずれた位置にコイル6c,7cを取
り付けてある。または、図示しないが、可動部の重心が
対物レンズ1の光軸上にあるように保持部材26の対角位
置にコイルを取り付けてもよい。
16図に示す。対物レンズ1の光軸と磁気ギャップ中央が
X方向からみて一致する位置にあるので、第16図に示す
ように対物レンズ1を保持する保持部材26に対してY方
向における中心から少しずれた位置にコイル6c,7cを取
り付けてある。または、図示しないが、可動部の重心が
対物レンズ1の光軸上にあるように保持部材26の対角位
置にコイルを取り付けてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、対物レンズを
駆動するために磁界を使用して漏れ磁束が生じたとして
も、その漏れ磁束は記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂
直に印加されるので、補助ヨークや保護カバー等の別部
品を設けることなく、記録媒体に悪影響を与えることが
ない。特に、対物レンズによって光ビームが照射される
部分では漏れ磁束が記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂
直に印加されるため、磁化の向きに応じて記録される情
報に悪影響を及ぼさない。
駆動するために磁界を使用して漏れ磁束が生じたとして
も、その漏れ磁束は記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂
直に印加されるので、補助ヨークや保護カバー等の別部
品を設けることなく、記録媒体に悪影響を与えることが
ない。特に、対物レンズによって光ビームが照射される
部分では漏れ磁束が記録媒体の磁化方向に対してほぼ垂
直に印加されるため、磁化の向きに応じて記録される情
報に悪影響を及ぼさない。
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の断面図、第3図は第1図の部分断面図、第4図は
第1実施例の磁界の分布を示す磁界ベクトル図、第5図
は第2実施例を示す斜視図、第6図は第2実施例の磁界
分布を示す模式図、第7図は第3実施例を示す斜視図、
第8図は第7図の可動部を示す斜視図、第9図は第7図
の部分断面図、第10図は第3実施例の磁界分布を示す模
式図、第11図は第4実施例を示す斜視図、第12図は第11
図の部分断面図、第13図は第4実施例の磁界分布を示す
模式図、第14図は第5実施例を示す図、第15図は第6実
施例の磁界分布を示す模式図、第16図は第6実施例の斜
視図、第17図ないし第19図は従来技術を示す図である。 1……対物レンズ、4,26……保持部材 6,6a,6b……フォーカスコイル、 7,7b……トラッキングコイル 10,10a,10b,23……永久磁石
1図の断面図、第3図は第1図の部分断面図、第4図は
第1実施例の磁界の分布を示す磁界ベクトル図、第5図
は第2実施例を示す斜視図、第6図は第2実施例の磁界
分布を示す模式図、第7図は第3実施例を示す斜視図、
第8図は第7図の可動部を示す斜視図、第9図は第7図
の部分断面図、第10図は第3実施例の磁界分布を示す模
式図、第11図は第4実施例を示す斜視図、第12図は第11
図の部分断面図、第13図は第4実施例の磁界分布を示す
模式図、第14図は第5実施例を示す図、第15図は第6実
施例の磁界分布を示す模式図、第16図は第6実施例の斜
視図、第17図ないし第19図は従来技術を示す図である。 1……対物レンズ、4,26……保持部材 6,6a,6b……フォーカスコイル、 7,7b……トラッキングコイル 10,10a,10b,23……永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10 G11B 7/09
Claims (10)
- 【請求項1】磁化の向きに応じて情報の記録が可能な磁
性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するための対物
レンズと、 前記対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、 前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する支持部材
と、 前記対物レンズ保持部材に設けられた前記支持部材の一
端を接続する保持部と、を有し、 前記支持部材により前記対物レンズ保持部材を前記記録
媒体に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング
方向に相対的に微小変位駆動させる対物レンズ駆動装置
において、 前記対物レンズ保持部材を所定方向に駆動するための磁
気回路を構成する少なくとも2個の磁界発生手段と、 前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電す
るコイルと、を有し、前記2個の磁界発生手段は異極を
対向するように配置され、 前記コイルは、その重心が前記対物レンズ保持部材の重
心より下方に位置するように前記対物レンズ保持部材に
固着されることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】磁化の向きに応じて情報の記録が可能な磁
性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するための対物
レンズと、 前記対物レンズをトラッキング方向もしくはフォーカシ
ング方向に駆動するための磁気回路を構成する少なくと
も2個の磁界発生手段及び2個のヨーク部材と、 前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電す
るコイルと、 を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対向す
るように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体に対
してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向に相
対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、 前記2つの磁界発生手段は前記記録媒体の記録領域のト
ラッキング方向全域に延在して配置され、 前記2つのヨーク部材は前記磁界発生手段よりも媒体側
であって、且つ前記磁界発生手段に対向して配置され
て、前記磁界発生手段との間で磁気ギャップを構成し、 前記対物レンズが前記記録媒体の記録領域のトラッキン
グ方向全域に移動可能となるように前記磁気回路が構成
されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項3】前記磁気回路は前記2つの磁界発生手段が
それぞれ固着される更に2つの外ヨーク部材を有し、ト
ラッキング方向から見て、前記外ヨーク部材から前記磁
界発生手段がはみ出さずに構成されていることを特徴と
する請求項2記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項4】磁化の向きに応じて情報の記録が可能な磁
性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するための対物
レンズと、 前記対物レンズをトラッキング方向もしくはフォーカシ
ング方向に駆動するための磁気回路を構成する少なくと
も2個の磁界発生手段と、 前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電す
るコイルと、 を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対向す
るように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体に対
してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向に相
対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、 前記磁界発生手段の少なくとも1つは、2極着磁の永久
磁石であることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項5】磁化の向きに応じて情報の記録が可能な磁
性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するための対物
レンズと、 前記対物レンズをトラッキング方向もしくはフォーカシ
ング方向に駆動するための磁気回路を構成する少なくと
も2個の磁界発生手段と、 前記磁気回路中で磁界に対してほぼ垂直な方向に通電す
るコイルと、 を有し、前記2個の磁界発生手段は互いに異極を対向す
るように配置され、前記対物レンズを前記記録媒体に対
してトラッキング方向もしくはフォーカシング方向に相
対的に駆動させる対物レンズ駆動装置において、 前記磁界発生手段の少なくとも1つは、2個の1極着磁
の永久磁石の異極を接触させて固着したものであること
を特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項6】膜面に対して垂直な方向に磁化を有する記
録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを有し、
前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくはフォー
カシング方向に相対的に前記対物レンズを駆動させる対
物レンズ駆動装置において、 前記記録媒体の磁化方向に対して垂直な方向に磁化され
た磁界発生手段と、前記磁界発生手段を固着する磁性材
より成るヨークとからなる磁気回路を有し、 前記磁気回路は、前記磁界発生手段の着磁方向における
前記磁界発生手段と前記ヨークの長さの和の中央と、前
記対物レンズの光軸とが、前記磁界発生手段の着磁方向
に直交する方向からみて一致するように構成されたこと
を特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項7】膜面に対して垂直な方向に磁化を有する記
録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを有し、
前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくはフォー
カシング方向に相対的に前記対物レンズを駆動させる対
物レンズ駆動装置において、 前記記録媒体の磁化方向に対して垂直な方向に磁化され
た磁界発生手段と、前記磁界発生手段を固着する磁性材
より成るヨークとからなる磁気回路を有し、 前記磁気回路は、前記磁気回路中に形成される磁気ギャ
ップ中央と、前記対物レンズの光軸とが、前記磁界発生
手段の着磁方向に直交する方向からみて一致するように
構成されたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項8】前記対物レンズを保持する対物レンズ保持
部材と、前記磁気ギャップ中で磁界に対しほぼ垂直な方
向に通電するコイルを有し、前記コイルは前記対物レン
ズの光軸に対して対称な位置で前記対物レンズ保持部材
に固着されることを特徴とする請求項7記載の対物レン
ズ駆動装置。 - 【請求項9】磁化の向きに応じて情報の記録が可能な磁
性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するための対物
レンズと、 前記対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、 前記対物レンズ保持部材に固着されたフォーカシングコ
イルと、 前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する支持部材
と、 前記対物レンズ保持部材に設けられた前記支持部材の一
端を接続する保持部と、 前記フォーカシングコイルに磁界を印加させる少なくと
も2個の磁界発生手段からなる磁気回路と、を有し、 前記支持部材により前記対物レンズ保持部材を前記記録
媒体に対してフォーカシング方向に相対的に微小変位駆
動させる対物レンズ駆動装置において、 前記フオーカシングコイルは前記フオーカシング方向に
平行な方向に巻き軸を有する筒状の巻回コイルであっ
て、 前記2個の磁界発生手段は異極を対向するように配置さ
れていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項10】磁化の向きに応じて情報の記録が可能な
磁性膜を有する記録媒体に光ビームを照射するための対
物レンズと、 前記対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、 前記対物レンズ保持部材に固着された駆動コイルと、 前記対物レンズ保持部材を弾性的に支持する支持部材
と、 前記対物レンズ保持部材に設けられた前記支持部材の一
端を接続する保持部と、 前記駆動コイルに磁界を印加させる少なくとも2個の磁
界発生手段からなる磁気回路と、を有し、 前記支持部材により前記対物レンズ保持部材を前記ベー
スに対して所定方向に相対的に微小変位駆動させる対物
レンズ駆動装置において、 前記2個の磁界発生手段はその着磁方向に沿って直接対
向して配置され磁気ギャップを形成するものであって、
前記磁気ギャップ中に前記駆動コイルが位置することを
特徴とする対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096844A JP2790477B2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 対物レンズ駆動装置 |
US07/507,735 US5126983A (en) | 1989-04-12 | 1990-04-12 | Apparatus for optically recording information on opto-magnetic record medium having a minimized leakage magnetic field |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096844A JP2790477B2 (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02276044A JPH02276044A (ja) | 1990-11-09 |
JP2790477B2 true JP2790477B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=14175820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1096844A Expired - Lifetime JP2790477B2 (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-17 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2790477B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH087537Y2 (ja) * | 1989-01-27 | 1996-03-04 | ソニー株式会社 | 光磁気記録再生装置用の対物レンズ駆動装置 |
-
1989
- 1989-04-17 JP JP1096844A patent/JP2790477B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02276044A (ja) | 1990-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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