JPH02276044A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH02276044A
JPH02276044A JP9684489A JP9684489A JPH02276044A JP H02276044 A JPH02276044 A JP H02276044A JP 9684489 A JP9684489 A JP 9684489A JP 9684489 A JP9684489 A JP 9684489A JP H02276044 A JPH02276044 A JP H02276044A
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magnetic
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哲夫 池亀
Ichiro Ikari
一郎 碇
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体を用いる記録・再生装置におい
て、記録・再生ヘッドを磁気記録媒体に対して盾区動す
る手段に関する。
〔従来の技術〕
近年、例えば光ビームを照射して記録媒体に高密度で情
報を記録したり、記録媒体に高密度で記録された情報を
高速度で再生する情報記録・再生装置が普及しつつある
。この装置で用いる光学へラドは、記録媒体の情報を記
録した、あるいは記り 録するトラッ孝#4に合焦状態で光ビームを照射するた
めに、記録媒体面に水平又は垂直方向に駆動される。光
学ヘッドを層区動する手段としては電磁駆動手段が知ら
れている。電磁駆動手段には磁気回路が必要であるが、
従来用いられている磁気回路の模式図を第17図に示す
。第17図で示した磁気回路は、光学ヘッドの対物レン
ズ1を光軸Z方向及びトラックに垂直方向に微動する電
磁駆動手段に用いるものである。従来の磁気回路は、対
物レンズ1側に磁気回路が開いており、図示する様にこ
こから磁束が漏れる。この漏れ磁束は光軸上およびその
周辺にほぼ光軸と平行な方向に磁界を形成する。
この光学ヘッドを膜面に垂直な方向に磁化を持つ磁性薄
膜を有する磁気記録媒体に情報を記録・再生する装置に
用いた場合について考える。所定の強度の光を照射した
部分に外部から磁界を与えると膜は外部磁界の方向に磁
化され、情報の記録や消去が行なわれる。記録や消去の
際よりも弱い光を照射すると記録媒体より戻る光の偏光
状態が情報により変化するので、情報の再生が行なわれ
る。記録・消去の際の外部磁界の強さは100〜300
エルステツド程度であるが、上述の光学ヘッドをこの装
置に使用すると、漏れ磁束が記録媒体に達し、例えば5
0〜150工ルステツド程度の磁界が記録媒体に印加さ
れることになる。そして、その磁界の向きは第17図で
示す様に光ビームが照射される部分近傍では、バイアス
磁界的に記録媒体の磁化の向き、即ち光軸Z方向と同じ
に働くため、外部磁界は漏れ磁界を上まわる強度が必要
となり、強力な磁界発生源が必要となる。
そこで、例えば特開昭61−29429号公報に示すよ
うに記録媒体側の磁気回路を補助ヨーク2a。
2bを設けて完全に閉じて漏れ磁界を抑えたり(第18
図)、実開昭61−21021号公報の例では、第19
図に示すが、光学ヘッドに軟磁性保護カバー3を設けて
漏れ磁束が記録媒体に達しない様にしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第18図、第19図で示す従来例では補
助ヨークや軟磁性材の保護カバー等の別部品が加わるた
め、光学ヘッドの質量が大きくなる。
光学ヘッドは、記録媒体の記録領域全域に情報を記録し
たり再生するために記録媒体に対して相対的に広範囲に
移動するが、光学ヘッドの質量が大きくなると高速移動
が難しくなるため、大容量の情報を記録や再生する速度
が遅くなり、情報の処理能力が低下するという問題があ
った。
また、第18図の例では対物レンズを支持し、記録媒体
に対して移動する部分は、ギャップ中に電流を流すため
の通電部、例えばコイルを持つので、移動する部分は紙
面方向からギャップ中に部材を挿入する形となり、構成
上非常に制約を受けるとともにその組立ても困難となる
本発明は上記問題点を解決し、軽量で組立容易な光学ヘ
ッドで情報の処理能力を低下することなく、漏れ磁束が
磁気記録媒体に与える影響を充分低減する駆動手段を提
供すること目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕上記目的を
達成するために本発明は、対物レンズを記録媒体に対し
て相対的に移動させる対物レンズ駆動手段において、対
物レンズを駆動するために磁気回路を構成する磁界発生
手段の磁極は、異極が対向するように配置することを特
徴とするものである。もしくは、膜面に対して垂直な方
向に磁化を有する記録媒体の磁化の向きに対して垂直な
方向に磁界発生手段を磁化し、磁界発生手段を固着する
磁性材より成るヨークと磁界発生手段のタンジェンシャ
ル方向の中央と対物レンズの光軸が、トラッキング方向
からみて一致することを特徴とするものである。もしく
は、膜面に対して垂直な方向に磁化を有する記録媒体の
磁化方向に垂直な方向に磁化された磁界発生手段を挾持
するヨークで形成される磁気ギャップ中央と、対物レン
ズの光軸がトラッキング方向からみて一致することを特
徴とするものである。
本願のように構成することにより、対物レンズを駆動す
るために磁界を発生させるが、磁気回路からはずれる漏
れ磁束は、記録媒体において対物レンズで光ビームを照
射する部分では、記録媒体の磁化の方向に対してほぼ垂
直に印加されるため、磁化の向きに応じて記録される情
報には影響しない。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本発明の実施例について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示す。第1
図は第1実施例を示す斜視図であり、対物レンズ1は保
持部材4の中央に固着しである。
保持部材4はY方向の両端部に凹状に切欠いてあり、こ
の凹部5には角柱状に巻かれた2個のフォーカスコイル
6が各々接着しである。更にその外側には、4個のトラ
ッキングコイル7がL字状に折曲され保持部材4の四角
に折曲部が接触する様に接着しである。
フォーカスコイル6の空胴部には磁性材で形成されたヨ
ーク8の内ヨーク部8aが挿入される。
2個のヨーク8はX方向から見てコの字状に形成され、
外ヨーク部8bから内ヨーク部8aへの接続部である底
ヨーク部8cは外ヨーク部8bに比べ、フォーカスコイ
ル6内に挿入される内ヨーク部8aの幅が狭くなってい
るので外ヨーク部8bから内ヨーク部8aへ向けてテー
パ状に形成されており、底ヨーク部8cでベース9に固
着されている。また、各外ヨーク部8bの内側には2個
の永久磁石10が互いに異極が向き合う様に固着してあ
り、内ヨーク部8aとの間で磁気ギャップを形成してい
る。更にヨーク8のうち一方は外ヨーク部8bの外側に
固定部材11が固着しである。
保持部材4はX方向の両側面に計3個の保持部4a、4
b、4cを有し、各保持部は3本の支持バネ12a 、
 12b 、 12cの一端が接続してあり、各支持バ
ネの他端は固定部材11に固着しである。各支持バネの
固定部材11側は、支持バネの周囲にダンパー13が一
体成形しである。
また、保持部材4の保持部4bが設けられている面には
、光源からの放射された光が対物レンズ1へ導かれるた
めに通る部分として、略半円状の切欠部14が形成され
ている。
第2図に保持部4a、4b、4cおよび切欠部14の詳
細を示す。保持部4bは、取りつける支持バネ12bの
高さを保持部材4に対物レンズ1.フォーカスコイル6
、トラッキングコイル7を装着した可動部分の重心Gと
合わせてあり、保持部4a、4aの高さは重心を中心に
上下に等距離で位置している。その関係を重心Gを原点
としたX−ZPJASで示すと、各保持部に取りつける
各支持バネの断面中心の位置は、 12a :  (X、+ zl) 12b :  (xl、 o) 120 :  (−xx+  zl) である。尚、Z軸は光軸である。
保持部材4の切欠部14は、半導体レーザやコリメータ
レンズ、整形プリズム、受光器等を含む光学ユニット1
5からの光を保持部材4内に通し、ベース9に固着され
た全反射ミラー16で反射させて対物レンズ1に向わせ
る。対物レンズ1を通り収束された光は、光磁気ディス
ク(図示せず)に照射され、反射される。反射された光
は再び全反射ミラー16で反射されて光学ユニット15
に戻り、光学ユニット15内の受光器で検出されて電気
信号に変換され、再生信号、トラッキングエラー信号、
フォーカスエラー信号等の種々の信号となる。この切欠
部14があるため、第3図でわかる様に保持部4bはY
方向において重心Gより固定部材11とは逆の方向へ少
しずれている。他の保持部4a。
4Gも4bに合わせてずれている。また、切欠部14が
あるために実際の保持部材4の重心は図示したよりも少
し上にあがるが、フォーカスコイル6を重心Gに対して
下げて取り付けであるので可動部分全体の重心はバラン
ス部材を下方に取り付けなくても上方にずれることはな
い。
図中で示すx、y、X方向は各々トラッキング方向、タ
ンジェンシャル方向、フォーカス方向であり、フォーカ
ス方向Zは光軸の方向である。
保持部材4は固定部材11に対して3本の支持バネ12
a 、 12b 、 12cで弾性的に支持されている
2つのフォーカスコイル6に磁気ギャップ中で同じ方向
に電流を流すと、磁界中を磁界に対して垂直方向に電流
が流れるので電流の向きと大きさに応じて対物レンズ1
が固着されている保持部材4が図中X方向に駆動されて
フォーカシングを行なう。また、4つのトラッキングコ
イル7に磁気ギャップ中で2軸方向に同じ向きで電流を
流すと、保持部材4は図中X方向に駆動されて1−ラッ
キングを行なう。支持バネ12a 、 12b 、 1
2cの断面は全て円形で、その直径は、 12a、12c  −d 12b  ・・・・・・・・・21/4・ dの関係に
あり、12bの直径を12a、12cに比べて太く構成
しである。円形断面の片持ちはり状のバネの場合には、
バネ定数は断面の直径の4乗に比例するので12a、1
2cのバネ定数に比べて12bのバネ定数は2倍となる
。各支持バネの断面中心の位置は上述の様に定めである
ので、X方向、2方向の駆動により生じる重心Gの周囲
の各支持バネの反力によるモーメントの和が0となり、
X方向。
X方向に保持部材4を駆動しても、保持部材4は傾くこ
となく安定に駆動される。
また、ダンパー13は固定部材11側のみに成形されて
いるため、保持部とほぼ同じ程度の太さを持つダンパー
13が光学ユニット15からの光路を妨げることがない
ので保持部材4の高さを低くできる。
第4図は第1実施例の磁界方向を表わす磁界ベクトル図
である。永久磁石10は異極が向い合う様に配置されて
いるので、磁界は第4図に示す様に分布する。磁気回路
からの漏れ磁束は、光軸付近でその方向が記録媒体であ
る光磁気ディスク17面に対し略平行に分布する。即ち
、光磁気ディスク17の磁性層18の磁化方向(X方向
)に対して略垂直となる。この成分は、100〜200
エルステツド程度であるが、Z軸方向の成分はOエルス
テッドであるため磁性N18に記録する情報には全く影
響しない。
次に第5図および第6図に基づき、本発明の第2実施例
を説明する。
第5図は第2実施例を示す斜視図であり、第6図は第5
図の磁気回路をX方向からみた場合の磁界ベクトル図で
ある。
対物レンズ駆動装N19は、対物レンズ1をX方向およ
びX方向に支持駆動する。即ち、対物レンズ駆動装置1
9は第1実施例で説明した部分に相当する。この対物レ
ンズ駆動装@19のX方向両端部には、2個のコイル2
0が固着され、各コイル2oの空胴部には磁性材で形成
された板状の内ヨーク21が挿入されている。その内ヨ
ーク21の両端にはコ字状外ヨーク22が固着されてお
り、外ヨーク22の底部には、永久磁石23が固着され
ている。永久磁石23は、一方が内ヨークに対しS極、
外ヨークに対しN極を対向させ、他方は内ヨークに対し
N極、外ヨークに対しS極を対向させる様に固着されて
いる。また、図示していないが、対物レンズ駆動装置1
9は軸受を有し、内ヨーク21、外ヨーク22、永久磁
石23を固定させる装置本体側に設けたシャフトに支持
され、X方向、即ちトラッキング方向に移動可能となっ
ている。対物レンズ駆動装置19が、トラッキング方向
に移動することにより、光磁気ディスクの様な磁性記録
媒体の記録領域全域を走査することができる。
実際に対物レンズ駆動装置19を移動させるには、内ヨ
ーク21と永久磁石23で形成される磁気ギャップ内に
ある2つのコイル部分に、一方はX方向プラス方向へ、
他方はX方向マイナス方向へ電流を流す。すると、磁界
を横切る様に電流が流九るため、両方に垂直なX方向へ
力が生じて対物レンズ駆動装置19はX方向へ駆動され
、記録領域を走査することができる。
この第2実施例の磁気回路のX方向からみた磁界の方向
を第肥図に示す。この図かられかる様に、漏れ磁束は一
方の磁気回路から他方の磁気回路へと向かうため、光軸
付近では漏れ磁束の方向が記録媒体である光磁気ディス
ク17面に対し略平行となる。従って媒体面に対し垂直
な方向(2方向)の磁化を有する磁性層18にも、光軸
近辺の漏れ磁束は磁化方向に対し略垂直な方向に働くた
め、磁性層18に記録する情報には全く影響しない。
次に第7図ないし第10図を用いて本発明の第3実施例
を説明する。
第7図は対物レンズ駆動装置19を示す斜視図であり、
第8図は可動部分を示す斜視図、第9図はX方向からみ
た部分断面図である。
対物レンズ1は保持部材4の中央に固着され、保持部材
4のX方向両端面には、略楕円状に巻かれたフ、オーカ
スコイル6aが接着しである。また、保持部材4のX方
向両端面には、各面に2個ずつの保持部4a、4b、4
c、4dが設けられている。保持部4a、4b、4c、
4dは、Z方向外側に段差を有する。
一方磁性材で形成されたベース24は、X方向の両端部
に直立したヨーク部24a、24bを有する。
ヨーク部24a、24bの内側にはX方向およびX方向
で逆向きに着磁された2極着磁の永久磁石10aが固着
されている。また、一方のヨーク部24bは外側に固定
部材11が固着されている。固定部材11のX方向両端
部にも保持部材4に設けられている保持部4a、4b、
4c、4dと同様の保持部11a、llb、llc、l
idが設けられ、2方向外側には段差を有する。この保
持部11a 、 llb 、 llc 。
11dの段差には4枚の板バネ25a 、 25b 、
 25c 。
25dの一端が取付けられる。板バネ25a、25b。
25c、25dの他端は保持部4a、4b、4c、4d
の段差に取付けられる。この板バネ25a、25b。
25c、25dの表面には薄くダンピングゴムが被覆さ
れており、対物レンズ1と保持部材4とフォーカスコイ
ル6aから成る可動部の振動を短時間に吸収して減衰す
ることができる。
2つのフォーカスコイル6aに、X方向からみて同じ方
向に電流を流すと、永久磁石10aにより形成される磁
界との電磁作用により可動部はZ方向に駆動され、光磁
気ディスク上の光スポットのフォーカシングが行なえる
なお、トラッキングに関しては図示していないが、対物
レンズ1に光ビームを向かわせる反射ミラーをトラッキ
ングミラーとして回動させることにより行なう。
第3実施例の磁気回路のX方向からみた磁界の方向を示
す模式図が第10図である。
この場合も、図かられかる様に漏れ磁束は一方の磁気回
路から他方の磁気回路へ向うため、光軸付近では漏れ磁
束の方向は、磁性層18の磁化の向きに対して略垂直と
なり、光ビームを用いて記録する情報には全く影響しな
い。
尚、上で示した永久磁石10aはZ方向およびY方向に
逆向きに着磁された1個の2極着磁のものであるが、2
個の磁石を組合せて構成しても良い。
その場合はZ方向に2個の磁石を並べてもよいし、Y方
向に2個の磁石を並べてもよい。
また、第3実施例では内ヨークを設けていないので、保
持部材4にヨークを挿入する開口部を設ける必要がない
。従って、開口部における振動による共振が発生せず、
安定したフォーカスサーボ特性を得られる。更に、内ヨ
ークがないため開磁気回路ではあるが、対面する磁石の
磁極が異極であるため、フォーカスコイルに作用する磁
束密度を非常に高めることができ高感度のフォーカスサ
ーボを行なうことができる。しかし、同様の構成で内ヨ
ークを設けて閉磁路にした場合でも、光ビームが照射さ
れる光磁気ディスク上の漏れ磁界の影響を非常に低減で
きるという効果は持つ。
次に第11図ないし第13図に基づき、本発明の第4実
施例を説明する。
第11図は対物レンズ駆動装置19aを示す斜視図であ
り、第12図はX方向からみた部分断面図である。
対物レンズ1は保持部材26に固着されている。
保持部材26は略半楕円柱状であり、X−Z平面を持つ
。保持部材26のX−Z平面には、略角柱状に巻かれた
フォーカスコイル6bが接着されている。
また、ベース27には2個の外ヨーク27aと2個の内
ヨーク27bがベース底面に対して垂直に設けられ、ヨ
ーク部を含むベース27は磁性材で形成されている。内
ヨーク27bはフォーカスコイル6b中に挿入する様に
位置し、各外ヨーク27aの内面、即ち内ヨーク27b
側には永久磁石10bが設けられている。永久磁石10
bは、Y方向に同じ極性をもち、その方向の幅と外ヨー
ク27aのY方向の幅を合わせた長さの中央に対物レン
ズ1の光軸のY方向位置が一致する。永久磁石10bと
内ヨーク27bの間隙で形成される磁気ギャップ中には
、略矩形状に巻かれ、L字状に折曲されてフォーカスコ
イル6bに接着したトラッキングコイル7bがある。
トラッキングコイル7bはZ方向に平行な辺のうちの一
辺が磁気ギャップ中に位置する様に、トラッキングコイ
ル7bの折曲部がフォーカスコイル6bの折曲された部
分に合う様に接着されている。
更にベース27にはZ軸方向に支軸28が設けられ、略
T字状の回動部材29の軸受29aに挿入されて回動部
材29は支軸28の周りに回動可能となっている。
また、回動部材29には、台形形状の板バネ30a。
30b 、 30c 、 30dの幅の広い側が固定さ
れ、幅の狭い側は保持部材26に取り付けられ。保持部
材26、即ち、対物レンズ1がZ方向に移動可能に保持
されている。この板バネ30a 、 30b 、 30
c 、 30dは、表面に薄くダンピングゴムが被覆し
てあり、振動を短時間に吸収して減衰することができる
フォーカスコイル6bおよびトラッキングコイル7bに
電流を流すと永久磁石10bとヨーク27a。
、27bで形成される磁気回路の磁気ギャップ中で電磁
作用を生じて力を受け、これらコイルはZ方向X方向に
移動する。これらコイルは保持部材26に接着され、保
持部材26は板バネ30を介して回動部材29に取り付
けられ、回動部材29は支軸28で支えられているので
、対物レンズ1は、板バネ30が変形してZ方向に、支
軸28を中心に回動部材29が回動することによりX方
向に移動し、フォーカシング、トラッキングを行なうこ
とができる。
尚、対物レンズ1.保持部材26.フォーカスコイル6
b、トラッキングコイル7b、板バネ30゜回動部材2
9で構成される部分の重心位置は、支軸28の中心軸上
に位置しているので、対物レンズ駆動装置19aにX方
向(トラッキング方向)の慣性が働く場合が生じても、
慣性力の作用に関わらず対物レンズ1は変位することな
く安定に駆動される。
第4実施例の磁気回路のX方向からみた磁界の方向を第
13図に示す。
対物レンズ1の光軸は、Y方向の外ヨーク27aと永久
磁石10bを合わせた長さの中央に位置するので、磁石
のN極側から出てS極側に入る漏れ磁束は対物レンズ1
の光軸上で記録媒体である光磁気ディスク17面に対し
て略平行となる。従って、対物レンズ1から放射されて
磁性層1B上でスポット状に照射される光ビームの照射
位置では媒体17の面に対して垂直な方向の磁化をもつ
磁性層18の磁化方向に垂直な磁界が印加されることに
なるので、光ビームを用いて記録する情報には全く影響
しない。
尚、この実施例では板バネ30は台形状のものを用いた
が、これに限らず短冊状であっても構わない。更に、各
コイル6b、7bは保持部材26の支#2B側に設けた
が、逆側であってもよいし、回動部材29を支軸の周り
に回動させることでトラッキングを行なったが、バネヒ
ンジを用いてその変形によりトラッキングを行なっても
よい。
また、永久磁石10bを用いて磁界を発生させていたが
、電磁石等の磁界発生手段であってもよい。
次に、第14図に第5実施例の磁気回路の構成を示す。
この第5実施例は第1実施例の変形であり、永久磁石を
ヨークの内面に固着する代わりにヨークの底面にはめ込
むものでヨーク8a、8bにより、永久磁石10をはさ
んで固着しである。この場合も、記録媒体17の磁性層
18上で光ビームが照射される位置においては膜面に垂
直な磁化を持つ磁性層18に対して磁化の方向に垂直な
方向の漏れ磁界が加わるので記録される情報には何ら影
響しない。
次に第15図に示す第6実施例は、第4実施例の変形例
であり、やはりヨーク中に磁石をはめ込む構成としであ
る。この場合、Y方向における永久磁石を10bの中心
と磁気ギャップの中心を一致させてあり、この中心に対
物レンズ1の光軸を合わせであるので、漏れ磁束は対物
レンズ1の光軸上では媒体面に対し略平行となる。従っ
て、光ビームが照射される磁性層18では、膜面に垂直
な磁化に対して垂直な方向の漏れ磁界が加わるので、記
録される情報には影響しない。
尚、第6実施例を第4実施例の如く実装する場合を第1
6図に示す。対物レンズ1の光軸と磁気ギャップ中央が
X方向からみて一致する位置にあるので、第16図に示
すように対物レンズ1を保持する保持部材26に対して
Y方向における中心から少しずれた位置にコイル6c、
7cを取り付けである。または、図示していないが、可
動部の重心が対物レンズ1の光軸上にあるように保持部
材26の対角位置にコイルを取り付けてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明によれば、対物レンズを駆動す
るために磁界を使用して漏れ磁束が生じたとしても、補
助ヨークや保護カバー等の別部品を設けることなく、発
生する漏れ磁束の磁界の向きを記録媒体の光ビームが照
射する部分では、その磁化の方向に対してほぼ垂直とな
るので、光学ヘッドの質量を増加させることなく高速の
記録再生が可能となる。また新たな部材を加えることな
く構成するので従来に比べて組立てが困難になる等の問
題も生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の断面図、第3図は第1図の部分断面図、第4図は
第1実施例の磁界の分布を示す磁界ベクトル図、第5図
は第2実施例を示す斜視図、第6図は第2実施例の磁界
分布を示す模式図、第7図は第3実施例を示す斜視図、
第8図は第7図の可動部を示す斜視図、第9図は第7図
の部分断面図、第10図は第3実施例の磁界分布を示す
模式図、第11図は第4実施例を示す斜視図、第12図
は第11図の部分断面図、第13図は第4実施例の磁界
分布を示す模式図、第14図は第5実施例を示す図、第
15図は第6実施例の磁界分布を示す模式図、第16図
は第6実施例の斜視図、第17図ないし第19図は従来
技術を示す図である。 1・・・対物レンズ、4,26・・・保持部材6.6a
、6b・・・フォーカスコイル、7.7b・・・トラッ
キングコイル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁化の向きに応じて情報の記録が可能な磁性膜を有
    する記録媒体に光ビームを照射するための対物レンズを
    有し、前記記録媒体に対してトラッキング方向もしくは
    フォーカシング方向に相対的に前記対物レンズを移動可
    能な対物レンズ駆動装置において、前記対物レンズを所
    定方向に駆動するために磁気回路を構成する少なくとも
    2個の磁界発生手段と、前記磁気回路中で磁界に対して
    ほぼ垂直な方向に通電するコイルを有し、前記磁界発生
    手段は異極を対向するように配置することを特徴とする
    対物レンズ駆動装置。 2、前記対物レンズを保持する対物レンズ保持手段と、
    前記対物レンズ保持手段を弾性的に支持する支持部材と
    、前記対物レンズ保持手段に設けられた前記支持部材の
    一端を接続する保持部を有し、前記支持部材によりトラ
    ッキング方向もしくはフォーカシング方向に前記対物レ
    ンズ保持手段を微小変位可能であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の対物レンズ駆動装置。 3、前記対物レンズ保持手段はトラッキング方向に垂直
    な面の下方に光路用の切欠きを有するとを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の対物レンズ駆動装置。 4、前記コイルは、その重心が前記対物レンズ保持手段
    の重心より上方に位置するように前記対物レンズ保持手
    段に固着することを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の対物レンズ駆動装置。 5、前記磁界発生手段は前記記録媒体の記録領域のトラ
    ッキング方向全域に延在し、前記対物レンズは前記記録
    媒体の記録領域のトラッキング方向全域に移動可能であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の対物レ
    ンズ駆動装置。 6、前記磁界発生手段の少なくとも1つは、2極着磁で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の対物
    レンズ駆動装置。 7、前記磁界発生手段の少なくとも1つは2個の1極着
    磁の磁石の異極を接して固着することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の対物レンズ駆動装置。 8、膜面に対して垂直な方向に磁化を有する記録媒体に
    光ビームを照射するための対物レンズを有し、前記記録
    媒体に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング
    方向に相対的に前記対物レンズを移動可能な対物レンズ
    駆動装置において、前記対物レンズを所定方向に駆動す
    るために磁気回路を構成し、前記記録媒体の磁化方向に
    対して垂直な方向に磁化された磁界発生手段と、前記磁
    界発生手段を固着する磁性材より成るヨークを有し、前
    記磁界発生手段および前記ヨークのタンジェンシャル方
    向の中央と、前記対物レンズの光軸がトラッキング方向
    からみて一致することを特徴とする対物レンズ駆動装置
    。 9、膜面に対して垂直な方向に磁化を有する記録媒体に
    光ビームを照射するための対物レンズを有し、前記記録
    媒体に対してトラッキング方向もしくはフォーカシング
    方向に相対的に前記対物レンズを移動可能な対物レンズ
    駆動装置において、前記対物レンズを所定方向に駆動す
    るために磁気回路を構成し、前記記録媒体の磁化方向に
    対して垂直な方向に磁化された磁界発生手段と、前記磁
    界発生手段を挾持するように固着するヨークを有し、前
    記ヨーク間で形成される磁気ギャップ中央と、前記対物
    レンズの光軸がトラッキング方向からみて一致すること
    を特徴とする対物レンズ駆動装置。 10、前記対物レンズを保持する対物レンズ保持手段と
    、前記磁気ギャップ中で磁界に対しほぼ垂直な方向に通
    電するコイルを有し、前記コイルは前記対物レンズの光
    軸に対して対称な位置で前記対物レンズ保持手段に固着
    されることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載の対
    物レンズ駆動装置。
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