JP2000076673A - 光学ヘッド駆動装置及び光磁気記録媒体の記録再生システム - Google Patents

光学ヘッド駆動装置及び光磁気記録媒体の記録再生システム

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JP2000076673A
JP2000076673A JP10245822A JP24582298A JP2000076673A JP 2000076673 A JP2000076673 A JP 2000076673A JP 10245822 A JP10245822 A JP 10245822A JP 24582298 A JP24582298 A JP 24582298A JP 2000076673 A JP2000076673 A JP 2000076673A
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yoke
objective lens
optical
sub
magneto
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JP10245822A
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Takuro Miyata
琢郎 宮田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気ディスクシステムにおいて、磁気ヘッ
ド装置により光磁気ディスクに印加する外部磁界への、
光学ヘッド駆動装置の磁気回路からの漏洩磁束による影
響を低減する。 【解決手段】 対物レンズ41を保持し、トラッキング
方向及びフォーカス方向に駆動する光学ヘッド駆動装置
としての2軸アクチュエーター42の磁気回路Mを、デ
ィスク側を開放部とした略U字状断面で内面側にマグネ
ット48,48を固定した主ヨーク49の開放端面側
に、この開放端面側を覆うと共に対物レンズ41及び磁
気ヘッド装置55方向に延長突出する延長突出部50a
を設けた副ヨーク50を接合して形成する。この構成に
より主ヨーク49と副ヨーク50との接合面方向が磁気
ヘッド装置55によって印加される外部磁界の方向とほ
ぼ直交すると共に対物レンズ41方向の延長突出部50
aにより接合部からの漏洩磁束の外部磁界方向分が減少
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクの如き光
学記録媒体よりの情報信号の読み出しを行う光学ピック
アップ装置に備える光学ヘッド駆動装置及び光磁気ディ
スクの如き光磁気記録媒体の記録及び/又は再生を行う
記録再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光学ディスクシステムに備えられる光学
ピックアップ装置は、コンパクトディスク(CD)等の
光ディスクを再生する光ディスクシステムにおいては単
独で備えられ、また、光磁気ディスクを記録及び/又は
再生する光磁気ディスクシステムにおいてはオーバーラ
イトヘッドとしての磁気ヘッド装置と組合せて備えられ
ている。
【0003】光学ディスクシステムとしての光磁気ディ
スクシステムは、図5に示すように、光学ピックアップ
装置1と磁気ヘッド装置2から成る記録再生機構3と、
スピンドルモータ4とターンテーブル5から成るディス
ク回転駆動機構6とを備えて構成されている。
【0004】光学ピックアップ装置1は、本体である偏
平箱状のスライドベース7内に光源としてレーザビーム
を発生する半導体レーザ及びディスク反射ビームを受光
検出する受光検出素子を備えた図示しない光学系が内蔵
されて、この光学系の光路がスライドベース7の表面側
に表出する対物レンズ8側に導通されており、対物レン
ズ8は図6及び図7に示す対物レンズ駆動機構である2
軸アクチュエーター23により光軸方向であるフォーカ
ス方向及びディスクの半径方向であるトラッキング方向
に移動可能に支持され、この2軸アクチュエーター23
はアクチュエーターカバー9により覆われ、このカバー
9の上面部には対物レンズ8が臨む窓孔9aが設けられ
て、対物レンズ8を外方に臨ませてレーザビームを射出
するようにしてある。
【0005】また、磁気ヘッド装置2は、磁界発生用ヘ
ッドすなわち、オーバーライトヘッド10をヘッドスラ
イダ11に装着し、このヘッドスライダ11を支持プレ
ート12により支持し、この支持プレート12に基端に
おいて固定された片持板ばね13の先端に取付けて構成
されている。
【0006】この光学ピックアップ装置1と磁気ヘッド
装置2とを回転駆動機構6のターンテーブル5に載置チ
ャッキングされる光磁気ディスクDM をディスク面と所
定間隔で直交方向に挟んで対向するように側面視略コ字
状に形成されたブラケット14により連結する。この連
結は、ブラケット14の下側水平面部14aに光学ピッ
クアップ装置1をスライドベース7の基端部において固
定し、上側水平面部14bに磁気ヘッド装置2を支持プ
レート12の基端部において固定することにより、記録
再生機構3を構成している。
【0007】この記録再生機構3は、光学ピックアップ
装置1のスライドベースの基端側に設けられた一対のガ
イド軸孔15と先端側の一側部寄りに設けられた略コ字
状のガイド溝16とがそれぞれ図示しないシャーシ側に
横架固定されたガイド軸17と18に嵌挿係合されて回
転駆動機構6のターンテーブル5に対して接離方向、す
なわち、ターンテーブル5にチャッキングされる光磁気
ディスクDM の半径方向に移動可能に支持されている。
また、ブラケット14には、ねじ受体19が取付けられ
てシャーシ側にモータブラケット20により支持された
ステッピングモータ21の回転ねじ軸22に螺合されて
いる。
【0008】このステッピングモータ21の駆動による
回転ねじ軸22の回転により記録再生機構3は、ターン
テーブル5上の光磁気ディスクDM に対し半径方向に移
動され、この移動により、磁気ヘッド装置2のオーバー
ライトヘッド10は、ヘッドスライダ11が片持板ばね
13の荷重に抗して光磁気ディスクDM の回転によりデ
ィスク面から浮上することによりディスク面に対し所要
の間隙をもって移動されて外部磁界を印加し、光磁気デ
ィスクDM の記録再生が行われる。
【0009】そして、このように構成される光学ディス
ク装置としての光磁気ディスク装置に備えられる光学ピ
ックアップ装置1は、光磁気ディスクDM の記録面上
に、ほぼ同心円状をなして螺旋状に形成される記録トラ
ックに沿って記録信号を正確に記録し、また、この記録
トラックに沿って記録データを正確に読み取るために、
光源である半導体レーザーから発射される光ビームをデ
ィスク記録面上に正しく集光、すなわち、光ビームが光
磁気ディスクDM の記録面上に合焦して記録トラック上
にビームスポットが正確に位置するように、ディスク記
録面に対して光ビームが垂直に入射して反射する構成と
する必要がある。
【0010】このため光学ピックアップ装置1の対物レ
ンズ8は図6及び図7に示すように光学ヘッド駆動装置
としての2軸アクチュエーター23により、光磁気ディ
スクDM に対してフォーカス方向及びトラッキング方向
に移動可能に支持されている。この対物レンズ8を支持
する2軸アクチュエーター23は、対物レンズ8が保持
される可動側部材としてのレンズホルダー24にフォー
カスコイル25とトラッキングコイル26を巻装したボ
ビン27が取付けられて、このボビン27をアクチュエ
ーター基板としてのヨークベース28から略U字状に立
上げ形成されてマグネット29,29が接合された一対
の主ヨーク30,30間に軸方向の移動及び軸方向に対
して回動可能に嵌挿され、このヨーク30,30の上端
間の開放部内にプレート状の副ヨーク31が嵌挿接合さ
れて磁気回路Mが形成されている。また、レンズホルダ
ー24は、ヨークベース28の後端部に調整プレート3
2を介して固定された固定側部材としての2軸支持体3
3に基端部のダイヤフラムばね部34aにおいて固定さ
れている上下方向及び横方向に平行の4本のばねワイヤ
34、すなわち、2軸サスペンションにより上下方向及
び横方向に移動可能に支持されて、このレンズホルダー
24に保持される対物レンズ8が光磁気ディスクDM
たいしてフォーカス方向及びトラッキング方向に稼動制
御されるように構成されている。
【0011】そして、この光学ピックアップ装置1の2
軸アクチュエーター23により支持される対物レンズ8
に磁気ヘッド装置2のオーバライトヘッド10を備えた
ヘッドスライダ11が前述のように支持プレート12、
片持板ばね13により支持されて光軸方向に所定間隔で
対向されている。
【0012】また、以上のように構成される光学ピック
アップ装置1は、コンパクトディスク(CD)等の再生
専用の光ディスクを再生する光ディスクシステムにおい
ては、磁気ヘッド装置2と組み合わせることなく、単独
で用いられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
る光学磁気ディスクシステムにおいては、光学ピックア
ップ装置1の対物レンズ8を支持する2軸アクチュエー
ター23の磁気回路Mは、図6及び図7に示すように、
略U字状に形成され内面側にマグネット29,29を接
合した主ヨーク30の上端間の開放部内にプレート状の
副ヨーク31を嵌挿接合して構成されており、この主ヨ
ーク30と副ヨーク31との接合部a,aはマグネット
29,29の上部において露出している。
【0014】このため、マグネット29,29からの磁
束は両ヨーク30,31間の接合部a,aから外部に漏
洩し、この漏洩磁束が対物レンズ8の上方で光磁気ディ
スクDM を挟んで対物レンズ8と対向する磁気ヘッド装
置2のオーバライトヘッド10の印加する外部磁界に影
響を及ぼすことになる。
【0015】すなわち、この漏洩磁束分だけ光磁気ディ
スクDM に印加される外部磁界が非対称となり、対物レ
ンズ8をより高感度に駆動するためにマグネット29,
29を強力なものとするとこの漏洩磁束が大きくなり、
光磁気ディスクDM の正確な記録及び/又は再生を行う
ことができなくなるおそれがある。
【0016】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、対物レンズ駆動機構である光学ヘッド駆動装置の磁
気回路から磁気ヘッド側への磁束の漏洩を抑制し、正確
な記録及び/又は再生が行なえるようにした光学ヘッド
駆動装置及び光磁気記録媒体の記録再生システムを提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による光学ヘッド駆動装置は、対物レンズを
トラッキング及びフォーカスの2方向に駆動するトラッ
キングコイル及びフォーカスコイルに磁界を印加する磁
気回路の、マグネットを保持する略U字状断面の主ヨー
クの開放端面側に接合し閉磁路を形成する副ヨークを、
主ヨークの開放端面側を覆うと共に主ヨークの外面側に
延長突出する形状に形成し、主ヨークとの接合部をマグ
ネットの磁束方向とほぼ直交して位置させて構成したも
のである。
【0018】また、本発明による光磁気記録媒体の記録
再生システムは、対物レンズをトラッキング及びフォー
カスの2方向に駆動する光学ヘッド装置と光磁気記録媒
体を挟んで対物レンズと対向し外部磁界を印加する磁気
ヘッド装置を備え、光学ヘッド駆動装置のトラッキング
コイル及びフォーカスコイルに磁界を印加する磁気回路
の、マグネットを保持する略U字状断面の主ヨークに接
合し閉磁路を形成する副ヨークを、主ヨークの記録媒体
側の開放端面を覆うと共に対物レンズ及び磁気ヘッド装
置方向に延長突出する形状に形成し、主ヨークとの接合
部をマグネットの磁束方向とほぼ直交させると共に前記
副ヨークの端部を主ヨークより対物レンズ及び磁気ヘッ
ド装置方向に突出させて構成したものである。
【0019】前記構成において、磁気回路の副ヨークの
延長突出部の先端部に切欠段面部を形成することが好ま
しい。
【0020】また、前記構成において、磁気回路の副ヨ
ークの延長突出部を主ヨークの外面側に折曲して接合す
ることが好ましい。
【0021】このように構成される本発明の光学ヘッド
駆動装置は、磁気回路の主ヨークと副ヨークの接合部か
らの漏洩磁束が減少されて、他の部材への漏洩磁束の影
響が低減される。
【0022】また、本発明の記録再生システムは、光学
ヘッド駆動装置の磁気回路の主ヨークと副ヨークの接合
部からの対物レンズ及び磁気ヘッド装置方向の漏洩磁束
が減少されて磁気ヘッド装置により光磁気記録媒体に印
加される外部磁界への漏洩磁束の影響が低減される。
【0023】また、副ヨークの延長突出部の内面側に切
欠段面部を形成することにより、漏洩磁束の磁路が延長
されることになって漏洩磁束が減少され、磁気ヘッド装
置による外部磁界等への影響がさらに減少されると共に
磁気回路が軽量化される。
【0024】また、副ヨークの延長突出部を主ヨークの
外面側に折曲して接合することにより、主ヨークと副ヨ
ークとの接合部からの漏洩磁束は磁気ヘッド装置の外部
磁界方向分等が大幅に減少し、磁気ヘッド装置による外
部磁界等への影響が大幅に低減される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4を参照して説明する。
【0026】この実施の形態は、本発明に係る光磁気記
録媒体の記録再生システムを、光磁気記録媒体として光
磁気ディスクを用い、この光磁気ディスクの記録及び/
又は再生を行う光磁気ディスクシステムとして構成する
ものである。
【0027】図1及び図2は、この光磁気ディスクシス
テムに適用する光学ヘッド駆動装置としての対物レンズ
を支持駆動する2軸アクチュエーターと光磁気ディスク
に外部磁界を印加する磁気ヘッド装置を示す。
【0028】図1及び図2において符記号41は、ディ
スク状の光磁気記録媒体としての光磁気ディスクに光源
より発せられた光ビームを集束する対物レンズ、42は
対物レンズ41を支持駆動する光学ヘッド駆動機構とし
ての2軸アクチュエーターを示す。この2軸アクチュエ
ーター42は、対物レンズ41が保持される可動側部材
としてのホルダー43に、対物レンズ41を光磁気ディ
スクの半径方向に駆動するためのトラッキングコイル4
4と、対物レンズ41を光軸方向に駆動するためのフォ
ーカスコイル45がボビン46に巻装されて取付けられ
ている。このボビン46をアクチュエーター基板として
のヨークベース47から略U字状に立上げ形成されて両
内面にマグネット48,48が接合された主ヨーク49
に軸方向の移動及び軸方向に対して回動可能に嵌挿さ
れ、この主ヨーク49の先端間にプレート状の副ヨーク
50が嵌挿接合されて磁気回路Mが形成される。
【0029】この副ヨーク50は、主ヨーク49の開放
端面である光磁気ディスクDM に対向する面側を覆うと
共に対物レンズ41の方向に延長して延長突出部50a
を設けた形状に形成されている。この副ヨーク50を主
ヨーク49の開放端面に接合することにより、主ヨーク
49との接合部a,aは図2に示すように副ヨーク50
の内面側でマグネット48,48の磁束方向と略直交す
る方向に位置されてマグネット48,48の上部側、す
なわち、光磁気ディスク側は閉塞され、延長突出部50
aが対物レンズ41の近傍に臨んだ状態になる。
【0030】また、ホルダー43は、ヨークベース47
に半田sにより固定される調整プレート51に固定され
た固定側部材としての2軸支持体52に2軸サスペンシ
ョンとしての基端部のダイヤフラムばね部53aにおい
て固定された上下方向及び横方向にほぼ平行の4本のば
ねワイヤ53により上下方向及び横方向に移動可能に支
持されて、このホルダー43に保持される対物レンズ4
1が光磁気ディスクDM に対してフォーカス方向及びト
ラッキング方向に移動制御されるように構成されてい
る。
【0031】このように構成される2軸アクチュエータ
ー42において、磁気回路Mによって形成される磁界
は、マグネット48,48より発せられ、略U字状断面
の主ヨーク49とこの開放先端間の副ヨーク50により
形成される閉磁路を通してマグネット48,48に戻る
ループ状磁束によって形成されて、この磁界中に、ホル
ダー43にボビン46を介して取付けられたトラッキン
グコイル44とフォーカスコイル45が位置されてい
る。
【0032】そして、この両コイル44,45に図示し
ない光学検出機構において検出される光検出信号により
得られる所要のエラー信号に基づく駆動電源、すなわ
ち、トラッキングコイル44にトラッキングエラー信号
に基づく駆動電流が供給されることによりホルダー43
は対物レンズ41を伴って図1中矢印Tで示すように対
物レンズ41の光軸と直交する方向に移動操作される。
また、フォーカスコイル45にフォーカスエラー信号に
基づく駆動電流が供給されることにより、ホルダー43
は対物レンズ41を伴って図1中矢印Fで示すように対
物レンズ41の光軸方向に移動操作される。
【0033】このように、2軸アクチュエーター42に
より対物レンズ41が移動操作されることにより、この
対物レンズ41による光ビームの集光点は光磁気ディス
クDM の記録トラックの周期的な移動に追従して、常
に、記録トラック上に形成されることになる。
【0034】このように構成される2軸アクチュエータ
ー42に支持される対物レンズ41に光軸方向に光磁気
ディスクDM を挟んで磁気ヘッド装置55が対向され
る。
【0035】この磁気ヘッド装置55は、前述した図5
〜図7に示す磁気ヘッド装置と同様に、オーバライトヘ
ッド56が装着されたヘッドスライダ57を支持プレー
ト58、片持板ばね59により支持して構成され、ヘッ
ドスライダ57が対物レンズ41に光軸方向に光磁気デ
ィスクDM を挟んで所定間隔で対向されている。
【0036】この磁気ヘッド装置55のオーバライトヘ
ッド56により、光磁気ディスクDM に外部磁界を印
加、すなわち、2軸アクチュエーター42側の対物レン
ズ41による光ビームの集光点に対応して印加する。
【0037】以上のように構成される光磁気ディスクシ
ステムの対物レンズ41を保持駆動する2軸アクチュエ
ーター42の磁気回路Mは、略U字状断面の主ヨーク4
9の開放端間にプレート状の副ヨーク50を接合してマ
グネット48,48の閉磁路を形成している。そして、
この実施の形態において、副ヨーク50は、前述のよう
に主ヨーク49のディスク面側に対向する開放端側に覆
うように接合し、この接合部a,aは副ヨーク50の内
面側に位置すると共にオーバライトヘッド56によって
印加される外部磁界Φの方向と直交し、また、副ヨーク
50の対物レンズ41側の端部が対物レンズ41方向に
延長して延長突出部50aとして形成されていることに
より、両ヨーク49,50間の接合部a,aからの漏洩
磁束、特に対物レンズ41側でのオーバライトヘッド5
6による外部磁界方向分が減少し、この外部磁界への磁
気回路の漏洩磁束の影響を低減できて光磁気ディスクD
の正確な記録及び/又は再生を可能にする。
【0038】図3及び図4は他の実施の形態を示すもの
で、それぞれ要部のみを図示して説明するに、図1及び
図2に示す実施の形態において説明した部材と同じ部材
には、同一符記号を付して詳細な説明は省略する。
【0039】図3に示す実施の形態においても、対物レ
ンズ41を保持駆動する2軸アクチュエーター42の磁
気回路Mの略U字状断面の主ヨーク49の開放側端間に
接合するプレート状の副ヨーク50は、図1及び図2に
示す実施の形態と同様に、主ヨーク49のディスク面側
に対向する開放端側を覆うと共に対物レンズ41側の端
部が対物レンズ41方向に延長して延長突出部50aと
して形成されているが、この実施の形態は、副ヨーク5
0の延長突出部50aの内面側に先端面から内側に切欠
段面部50aを形成したものである。
【0040】このように、副ヨーク50の延長突出部5
0aに切欠段面部50a1 を形成することにより、主ヨ
ーク49の開放側端面と副ヨーク50の内面との接合部
a,aからの漏洩磁束の対物レンズ41側でのオーバラ
イトヘッド56による外部磁界Φ方向の磁束伝導距離が
長くなり、外部磁界方向分がさらに減少し、外部磁界へ
の磁気回路Mの漏洩磁束の影響をさらに低減できて光磁
気ディスクDM の一層正確な記録及び/又は再生を可能
にする。
【0041】また、この実施の形態においては、副ヨー
ク50の延長突出部50aに切欠段面部50a1 を形成
したことにより、磁気回路Mが前述した実施の形態の磁
気回路に比し軽量化される。
【0042】また、図4に示す実施の形態においても、
対物レンズ41を保持駆動する2軸アクチュエーター4
2の磁気回路Mの略U字状断面の主ヨーク49の開放側
端間に接合するプレート状の副ヨーク50は、前述した
各実施の形態と同様に、主ヨーク49のディスク面側に
対向する開放端側を覆うと共に対物レンズ41側の端部
が対物レンズ41方向に延長して延長突出部50aとし
て形成するが、この実施の形態においては、副ヨーク5
0の延長突出部50aを主ヨーク49の外面側に折曲接
合したものである。
【0043】このように、副ヨーク50の延長突出部5
0aを主ヨーク49の外面側に折曲接合することによ
り、主ヨーク49の開放側端面と副ヨーク50の内面と
の接合部a,aの対物レンズ41側の接合部aはほぼ完
全に閉塞されて対物レンズ41側への磁束の漏洩が阻止
されてオーバライトヘッド56による外部磁界への磁気
回路Mの漏洩磁束による影響はほとんどなく、光磁気デ
ィスクDM の記録及び/又は再生が支障なく正確に行わ
れることになる。
【0044】以上の各実施の形態において、対物レンズ
41を保持駆動する2軸アクチュエーター42の磁気回
路Mの略U字状断面の主ヨーク49の開放側先端間に接
合するプレート状の副ヨーク50は対物レンズ41側の
端部を延長突出部50aとして形成しているが、対物レ
ンズ41と相反する側の端部も図2〜図4に2点鎖線で
示すように延長突出部50bとして形成することがで
き、この場合、図3に示すものにおいては、反対側の延
長突出部50bに切欠段面部50b1 を形成し、また、
図4に示すものにおいては、延長突出部50bを主ヨー
ク49の他方の外面側に折曲接合する。
【0045】このように磁気回路Mの副ヨーク50の両
側端部を延長突出部50a,50bとして形成すること
により、オーバライトヘッド56による外部磁界への漏
洩磁束の影響をさらに低減でき、特に、図4に示すよう
に副ヨーク50の両側端部を延長突出部50a,50b
として形成し主ヨーク49の両側外面側に折曲接合する
ことにより、磁気回路Mからの磁束の漏洩がほぼ完全に
阻止されてオーバライトヘッド56による外部磁界はほ
とんど影響を受けることなく、光磁気ディスクDM に対
し一層確実に印加されることになる。
【0046】以上のように構成される各実施の形態の2
軸アクチュエーター42は、コンパクトディスク(C
D)等の再生専用の光ディスクを再生する光ディスクシ
ステムにおいては、磁気ヘッド装置55と組み合わせる
ことなく、単独で光学ピックアップ装置の光学ヘッド駆
動装置として用いられるものである。
【0047】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるもので
ある。
【0048】例えば、対物レンズを保持する可動側部材
としてのホルダーの形状、構成等は、図示のものに限定
されるものではなく、対物レンズを保持できる形状、構
成であればよい。また、可動側部材としてのホルダーを
支持する支持手段としての2軸サスペンション部材は、
ダイヤフラムばね部を持つ4本のばねワイヤに限ること
なく、平行ヒンジアーム機構、板ばね機構等の他の支持
機構を用いることができ、また、他の部材の形状等も図
示のものに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明による光学ヘッド駆
動装置は、磁気回路のマグネットを保持する略U字状断
面の主ヨークの開放端面側に接合し、閉磁路を形成する
副ヨークを、主ヨークの開放端面側を覆うと共に主ヨー
クの外面側に延長突出する形状に形成し、主ヨークとの
接合部をマグネットの磁束方向とほぼ直交して位置させ
て構成したことにより、主ヨークと副ヨークの接合部か
らの漏洩磁束が減少されて他の部材への漏洩磁束の影響
を低減し、対物レンズを正確に駆動することができる。
【0050】そして、磁気回路をより強力なものとする
ことが可能となり、より高感度な光学ヘッド駆動装置が
実現できる。
【0051】また、本発明による光磁気記録媒体の記録
再生システムは、対物レンズを保持する光学ヘッド駆動
装置と対物レンズと光磁気記録媒体を挟んで対向し、外
部磁界を印加する磁気ヘッド装置を備え、光学ヘッド駆
動装置の磁気回路のマグネットを保持する略U字状断面
の主ヨークに接合し閉磁路を形成する副ヨークを、主ヨ
ークの記録媒体側の開放端面を覆うと共に対物レンズ及
び磁気ヘッド装置方向に延長突出する形状に形成し、主
ヨークとの接合部をマグネットの磁束方向とほぼ直交し
て位置させて構成したことにより、主ヨークと副ヨーク
の接合部からの対物レンズ及び磁気ヘッド装置方向の漏
洩磁束が減少され、磁気ヘッド装置により光磁気記録媒
体に印加される外部磁界への漏洩磁束の影響が低減され
てより正確な記録及び/又は再生を行うことができる。
【0052】そして、磁気ヘッド装置により印加される
外部磁界への、光学ヘッド駆動装置の磁気回路の漏洩磁
束の影響が低減されることにより、磁気回路をより強力
なものとすることが可能となり、より高性能な光磁気記
録媒体の記録再生システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用する一例の2軸アクチュエーター
と磁気ヘッド装置の一部省略した斜視図である。
【図2】図1に示す2軸アクチュエーターと磁気ヘッド
装置の要部の断面図である。
【図3】本発明に適用する他例の2軸アクチュエーター
と磁気ヘッド装置の要部の断面図である。
【図4】本発明に適用するさらに他例の2軸アクチュエ
ーターと磁気ヘッド装置の要部の断面図である。
【図5】従来の光磁気ディスク装置の一部分離した状態
の斜視図である。
【図6】図5に示す光磁気ディスク装置に用いられる2
軸アクチュエーターと磁気ヘッド装置の斜視図である。
【図7】図6に示す2軸アクチュエーターと磁気ヘッド
装置の一部分の断面図である。
【符号の説明】
41‥‥対物レンズ、42‥‥2軸アクチュエーター、
43‥‥ホルダー、44‥‥トラッキングコイル、45
‥‥フォーカスコイル、48,48‥‥マグネット、4
9‥‥主ヨーク、50‥‥副ヨーク、50a‥‥延長突
出部、50a1‥‥切欠段面部、a‥‥接合部、M‥‥
磁気回路、55‥‥磁気ヘッド装置、56‥‥オーバラ
イトヘッド、57‥‥ヘッドスライダ、DM ‥‥光磁気
ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状光学記録媒体に光源より発せ
    られた光ビームを集束する対物レンズと、対物レンズを
    ディスク状記録媒体の半径方向に駆動するためのトラッ
    キングコイルと、対物レンズを光軸方向に駆動するため
    のフォーカスコイルと、これらを保持するホルダーから
    なる可動部が、可撓性を有する部材によって固定部にト
    ラッキングおよびフォーカスの2方向に移動可能に支持
    され、トラッキングコイル及びフォーカスコイルと対向
    するマグネットと、マグネットを保持し磁気回路を構成
    する略U字状断面の主ヨークと主ヨークに接合し、閉磁
    路を形成する副ヨークとを備えた光学ヘッド駆動装置で
    あって、 前記磁気回路の前記副ヨークを前記主ヨークの開放端面
    側を覆うと共に前記主ヨークの外面側に延長突出する形
    状に形成し、前記主ヨークとの接合部を前記マグネット
    の磁束方向とほぼ直交して位置させたことを特徴とする
    光学ヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 ディスク状の光磁気記録媒体に光源より
    発せられた光ビームを集束する対物レンズと、対物レン
    ズをディスク状記録媒体の半径方向に駆動するためのト
    ラッキングコイルと、対物レンズを光軸方向に駆動する
    ためのフォーカスコイルと、これらを保持するホルダー
    からなる可動部が、可撓性を有する部材によって固定部
    にトラッキングおよびフォーカスの2方向に移動可能に
    支持され、トラッキングコイルおよびフォーカスコイル
    と対向するマグネットと、マグネットを保持し磁気回路
    を構成する略U字状断面の主ヨークと主ヨークに接合し
    閉磁路を形成する副ヨークとを備えた光学ヘッド駆動装
    置と、 光磁気記録媒体を挟んで対物レンズと対向し、外部磁界
    を印加する磁気ヘッドとを備え光磁気記録媒体の記録再
    生を行う光磁気記録媒体の記録再生システムであって、 前記磁気回路の前記主ヨークと前記副ヨークの接合部の
    前記対物レンズ近傍において、前記副ヨークを前記主ヨ
    ークの記録媒体側の端面を覆うと共に対物レンズ及び磁
    気ヘッド装置方向に延長する形状に形成し、 前記接合部の方向を前記外部磁界の方向とほぼ直交させ
    ると共に、前記副ヨークの端部を前記主ヨークより対物
    レンズ及び磁気ヘッド装置方向に突出させたことを特徴
    とする光磁気記録媒体の記録再生システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光学ヘッド駆動装置に
    おいて、 前記副ヨークの前記延長突出部の内面側に切欠段面部を
    形成したことを特徴とする光学ヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光学ヘッド駆動装置に
    おいて、 前記副ヨークの前記延長突出部を前記主ヨークの外面側
    に折曲して接合するようにしたことを特徴とする光学ヘ
    ッド駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の光磁気記録媒体の記録
    再生システムにおいて、 前記副ヨークの前記延長突出部の内面側に切欠段面部を
    形成したことを特徴とする光磁気記録媒体の記録再生シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の光磁気記録媒体の記録
    再生システムにおいて、 前記副ヨークの前記延長突出部を前記主ヨークの外面側
    に折曲して接合するようにしたことを特徴とする光磁気
    記録媒体の記録再生システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100363990C (zh) * 2003-03-24 2008-01-23 上海乐金广电电子有限公司 光拾取驱动器
US7340756B2 (en) 2002-09-02 2008-03-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup actuator having flux shielding magnet, optical pickup employing the optical pickup actuator and optical disc drive apparatus employing the optical pickup

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US7340756B2 (en) 2002-09-02 2008-03-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup actuator having flux shielding magnet, optical pickup employing the optical pickup actuator and optical disc drive apparatus employing the optical pickup
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