JP2011030032A - 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジと装置本体とを接続するFFCの湾曲による不具合を簡単な構成で防止可能な画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】FFC70の一端は、キャリッジ33の走査方向(矢印A方向)に対し上流側の側面33aに形成されたコネクタ71に接続されており、FFC70の他端は、キャリッジ33の下方を通過して本体の電装基板(図示せず)のコネクタに接続されており、その他端の近傍が筐体30の底面に形成された本体側固定部73に固定されている。FFC70の本体側固定部73近傍には山折り部75が形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、デジタル複写機やイメージスキャナ等に用いられる、原稿を走査して読み取る画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、ミラースキャン方式の複写機などにおいては、原稿読取部のコンタクトガラス上に原稿を載置し、コンタクトガラスの下方に設けられ光源及び及びミラーが搭載されたキャリッジを所定の駆動装置で原稿面と平行に移動(走査)させることにより、原稿画像を読み取る画像読取装置が広く用いられている。
このような画像読取装置では、図10に示すように、画像読取装置101本体とキャリッジ102との間で読み取り信号及び電力を伝達するためのフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable、以下FFCという)103が設けられている。図10はキャリッジ102がホームポジションにある状態を示しており、FFC103の一端がキャリッジ102の移動方向(矢印A方向)後方に固定されている。また、FFC103の他端近傍は本体側固定部104において画像読取装置101本体に固定されている。
上述したような画像読取装置においては、図11に示すように、キャリッジ102がホームポジションから読み取り位置に移動する際、キャリッジ102から本体側固定部104方向に力が加わるために、本体側固定部104近傍でFFC103に湾曲部105が発生する。そして、湾曲部105がキャリッジ102の移動範囲内に膨出した場合、FFC103がキャリッジ102に接触してキャリッジ102の走査速度が変動し、正確な画像の読み取りを妨げるおそれがあった。さらに、キャリッジ102がFFC103を巻き込んでFFC103を破損するおそれもあった。
FFCの湾曲を制御する方法として、例えば特許文献1には、キャリッジにケーブル押さえ部材を設ける画像読取装置が開示されている。この方法によれば、キャリッジ近傍におけるFFCの湾曲を制御してFFCとコンタクトガラスとの接触を抑制できる。
特開平6−98107号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、図11に示したような本体側固定部104近傍におけるFFC103の湾曲は抑制できないため、湾曲部105の発生によるキャリッジ102の走査速度変動や、FFC103の破損を確実に防止できないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、キャリッジと装置本体とを接続するFFCの湾曲による不具合を簡単な構成で防止可能な画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を画像光として結像する走査光学系とが搭載され、原稿に対して一定の走査速度で移動するキャリッジと、該キャリッジに一端が接続され、装置本体との間で信号及び電力の伝達を行うフレキシブルフラットケーブルと、該フレキシブルフラットケーブルの他端近傍を装置本体に固定する本体側固定部と、該本体側固定部の近傍において前記フレキシブルフラットケーブルに形成された山折り部と、を備えた画像読取装置である。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記山折り部の浮き上がりを防止するケーブル押さえ部材を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記ケーブル押さえ部材は、前記山折り部の稜線を覆うように設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記ケーブル押さえ部材は、前記山折り部の稜線を挟んで前記本体側固定部と反対側に、前記フレキシブルフラットケーブルと所定の間隔を隔てて設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、キャリッジの移動に伴うFFCの湾曲方向が常に下向きに規制され、本体側固定部付近でFFCが上向きに膨出しないため、FFCと走査移動中のキャリッジとの干渉を効果的に防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像読取装置において、山折り部の浮き上がりを防止するケーブル押さえ部材を設けることにより、FFCと走査移動中のキャリッジとの干渉をより効果的に防止することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像読取装置において、ケーブル押さえ部材が山折り部を覆う構造とすることにより、キャリッジの移動による山折り部の浮き上がりを確実に防止できる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2の構成の画像読取装置において、ケーブル押さえ部材が山折り部の稜線を挟んで本体側固定部と反対側の部分の浮き上がりを防止するため、キャリッジがスキャナリターン側に走査された状態でもFFCがスキャナホーム側で大きく湾曲しない。従って、キャリッジの走査位置に係わらず、簡易な構成でFFCと走査移動中のキャリッジとの干渉を防止できる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像読取装置を画像形成装置に搭載することにより、FFCとキャリッジとの干渉に起因する読み取り不良や、FFCの破損が発生しない画像形成装置を提供する。
本発明の画像読取装置が搭載される画像形成装置の全体構成を示す概略図 本発明の画像読取装置の側面断面図 画像読取装置のキャリッジの内部構造を示す拡大断面図 画像読取装置の内部を上方から見た斜視図 キャリッジの駆動機構を示す斜視図 第1実施形態の画像読取装置において、キャリッジがホームポジションにある状態を示す部分断面図 キャリッジがホームポジションから移動したときの山折り部の状態を示す拡大図 第2実施形態の画像読取装置における山折り部周辺の部分断面図 第3実施形態の画像読取装置における山折り部周辺の部分断面図 従来の画像読取装置において、キャリッジがホームポジションにある状態を示す部分断面図 従来の画像読取装置において、キャリッジがホームポジションから移動した状態を示す拡大図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像読取装置が搭載された画像形成装置の内部構成を示す概略断面図である。図1において、画像形成装置100(ここでは一例としてデジタル複合機を示す)では、コピー動作を行う場合、画像読取装置6において原稿の画像データを読み取り画像信号に変換する。一方、複合機本体2内の画像形成部3において、図中時計方向に回転する小径の感光体ドラム5が帯電ユニット4により一様に帯電され、画像読取装置6で読み取られた原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙機構10から用紙搬送路11及びレジストローラ対12を経由して画像形成部3に搬送され、この画像形成部3において転写ローラ13(画像転写部)により感光体ドラム5の表面におけるトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラ対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した用紙搬送路15に送られて、用紙搬送路15の分岐点に設けられた複数の経路切換ガイドを有する経路切換機構21、22によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、用紙搬送路16に送られて両面コピーされた後に)、排出ローラ対20a、20bを介して第1排出トレイ17a、第2排出トレイ17bから成る用紙排出部に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置がクリーニング装置18の下流側に設けられている。さらに、給紙機構10は、複合機本体2に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する複数の給紙カセット10a、10bと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)10cとを備えてなり、これらは用紙搬送路11によって感光体ドラム5及び現像ユニット8等からなる画像形成部3に繋がっている。24は、画像読取部6上に載置される原稿を押さえて保持するプラテン(原稿押さえ)である。
用紙搬送路15は、具体的には、定着ローラ対14aの下流側において、まず左右二股に分岐し、一方の経路(図1では右方向に分岐する経路)は第1排出トレイ17aに連通するように構成されている。そして、他方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は搬送ローラ対19を経由して上下二股に分岐し、一方の経路(図1では上方向に分岐する経路)は第2排出トレイ17bに連通するように構成されている。これに対し、他方の経路(図1では下方向に分岐する経路)は用紙搬送路16に連通するように構成されている。
図2は、本発明の画像読取装置の側面断面図を示し、図3は、図2のキャリッジの内部構造を示す拡大断面図である。図2に示すように、画像読取装置6は、筐体30の上部にコンタクトガラス31が取り付けられており、筐体30内には、コンタクトガラス31上に載置される原稿(図示せず)を走査するキャリッジ33が配置されている。また、コンタクトガラス31の下方の筐体30内部にはキャリッジ33を走査移動する際の案内部材としての案内レール35がコンタクトガラス31と平行に固定されている。
キャリッジ33は、無端状のベルト37に固定されており、パルスモータ57からの駆動力が駆動出力ギア65、駆動プーリ60(いずれも図4参照)を介してベルト37に伝達されると、ベルト37が回動し、キャリッジ33はベルト37と共に案内レール35上を図2の矢印A、B方向に往復移動する。
図2及び図3に示すように、キャリッジ33には、光源40、4つのミラー41a〜41d、複数のレンズから構成される集光レンズ43、光電変換素子(以下、CCDという)45が搭載されており、図3の一点鎖線矢印に示すように、光源40から照射された光が原稿面により反射されて画像光Dとなり、ミラー41a〜41dによって光路が変更された後、集光レンズ43により集光され、CCD45に導かれるようになっている。なお、CCD45は、CCD基板45aに支持されている。
上記構成においては、原稿を走査する場合、光源40により原稿を照明するとともに、キャリッジ33を矢印A方向に、即ちスキャナホーム側(図2の左側)からスキャナリターン側(図2の右側)へ所定の速度で移動させる。その結果、原稿面において順次反射された画像光Dはミラー41a〜41d及び集光レンズ43を介してCCD45上に結像される。結像された画像光DはCCD45において画素分解され、各画素の濃度に応じた電気信号に変換されて画像の読み取りが行われる。
図4は本発明の画像読取装置の内部構造を上方から見た斜視図であり、図5は、図4の駆動機構をX方向から見た部分斜視図である。図2及び図3と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、図4では、コンタクトガラス31を取り外した状態を示している。
図5に示すように、キャリッジ33の長手方向の一端には支持部50及び固定部51が形成されている。支持部50は、駆動プーリ60及びテンションプーリ67の間において走査方向(矢印A、B方向)と平行に配設された案内レール35に摺動可能に支持されており、固定部51はベルト37に固定されている。筐体30には、ベルト37を駆動するためのパルスモータ57、駆動プーリ60等が配設された支持板61が固定されている。パルスモータ57としては、速度制御が容易でコスト面でも有利なステッピングモータを用いることができる。
支持板61は、樹脂や金属材料から形成されており、3箇所において支持板固定用ビス63a、63b、63cにより筐体30に固定されている。また、支持板61の表面側と支持板固定用ビス63a〜63cとの間、及び支持板61の裏面側と筐体30との間には、ゴム等の防振部材(図示せず)が挟持されている。なお、案内レール35の一端は、レール固定部材64を介して筐体30に固定されている。また、パルスモータ57のシャフト(図示せず)は、支持板61の図示しない貫通孔を通して表面に突出しており、シャフトの先端部には駆動出力ギア65が固定されている。
駆動出力ギア65には、駆動プーリ60の下端部に形成された大径の駆動入力部60aが連結されている。駆動プーリ60の上端部には小径の駆動出力部60bが形成されており、駆動出力部60bにはベルト37の一端が架け渡されている。一方、ベルト37の他端は、図5に示すように、筐体30に支持されたテンションプーリ67に架け渡されている。テンションプーリ67は、筐体30に設けられたプーリ固定部材68に回動自在に軸支されており、プーリ固定部材68は、コイルバネ69により矢印B方向に付勢されている。これにより、テンションプーリ67はベルト37に所定のテンション(張力)を付与している。
ベルト37のテンションは、例えば約1kgfであり、駆動プーリ60、テンションプーリ67には、それぞれ約0.5kgfの力がベルト内側方向に作用している。また、ベルト37の内面には、幅方向(上下方向)に沿った多数のベルト溝が回動方向に所定間隔を隔てて形成されており、駆動プーリ60の駆動出力部60a及びテンションプーリ67の表面には、ベルト溝が嵌合するプーリ溝が形成されている。
また、図4に示すように、キャリッジ33には装置本体との間で読み取り信号及び電力を伝達するFFC70が接続されている。FFC70は、平型形状(長方形)の錫メッキされた銅箔から成る導体を幅方向に一定間隔で並べ、2枚の薄い絶縁フィルムでサンドイッチした弾性変形可能なリボン状の配線であり、変形した場合にも電気的特性を維持できるという特徴を有している。絶縁フィルムは、耐摩耗性等の性能を維持するべく、外側にPET(ポリエチレンテレフタレート)やポリイミド等の機械強度に優れたエンプラを使用し、内側にはそれを接着させ、導体を埋め込むための接着層を持った2層構造になっている。端末部はコネクタに挿入するために、補強板と呼ばれる厚いPETフィルムで補強されている。
図示しない制御部からの制御信号に基づいて、FFC70を介してパルスモータ57に駆動電流が供給されると、駆動プーリ60が所定方向に所定量回転し、プーリ溝とベルト溝との摩擦によりベルト37に駆動力が伝達されてベルト37が所定方向に所定量回動するため、キャリッジ33は案内レール35に沿って往復運動することができる。原稿読み取り時には、パルスモータ57、駆動プーリ60によってベルト37を図5の矢印C方向に回動すると、キャリッジ33は図4及び図5のA方向に移動する。
そして、前述の図2及び図3に示すように、キャリッジ33が光源40により原稿面を照明しながら所定の速度で矢印A方向に移動すると、光源40から照射された光が原稿面により反射されて画像光Dとなり、ミラー41a〜41dによって光路が変更され、集光レンズ43により集光された後、CCD45上に結像され、画像の読み取りが行われる。読み取り信号はFFC70を介して制御部に送信される。読み取り終了後はベルト37を逆回転させてキャリッジ33を矢印B方向に移動して、初期位置(ホームポジション)に復帰させる。
図6は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の部分断面図である。なお、図6ではキャリッジ33がホームポジションにある状態を示している。FFC70の一端は、キャリッジ33の走査方向(矢印A方向)に対し上流側の側面33aに形成されたコネクタ71に接続されている。FFC70の他端は、キャリッジ33の下方を通過して本体の電装基板(図示せず)のコネクタに接続されており、その他端の近傍が筐体30の底面30aの略中央部に形成された本体側固定部73に固定されている。
コネクタ71を走査方向下流側の側面33bに形成した場合、キャリッジ33が矢印A、B方向に移動する際のFFC70の屈曲が大きくなるため、FFC70に掛かる負荷も大きくなる。従って、本実施形態のように、コネクタ71を走査方向上流側の側面33aに形成し、キャリッジ33の下方を通過させてFFC70の他端を本体側固定部73に固定することが好ましい。
図6の状態からキャリッジ33が走査方向に移動すると、FFC70にも矢印A方向の力が作用する。ここで、FFC70は本体側固定部73に固定されているため、キャリッジ33の移動に伴いFFC70が湾曲する。このとき、図11のようにFFC70が上向きに湾曲すると、FFC70がキャリッジ33に接触してキャリッジ33の走査速度が変動し、画像の読み取り不良の原因となる。また、走査移動中のキャリッジ33がFFC70を巻き込んでしまい、FFC70が破損するおそれもある。
そこで、本実施形態では、FFC70の本体側固定部73近傍に山折り部75を形成している。この構成とすることにより、FFC70の湾曲方向を下向きに規制することができる。
図7は、山折り部75の断面拡大図であり、キャリッジ33がホームポジションにある状態を破線で、キャリッジ33がホームポジションから移動したときの状態を実線で示している。図7に示すように、山折り部75を挟んでキャリッジ33側(スキャナホーム側)には、本体側固定部73方向に凸である第1円弧部75aが形成され、本体側固定部73側(スキャナリターン側)には、第1円弧部75aと逆向きに凸である第2円弧部75bが形成されている。
キャリッジ33が矢印A方向に移動すると、FFC70を介して山折り部75にも矢印A方向の力が作用するため、実線で示すように第2円弧部75bが湾曲して山折り部75が本体側固定部73方向に移動する。前述したようにFFC70は弾性材料で形成されているため、第2円弧部75bの反発力(復元力)によって山折り部75を押し戻そうとする力が作用する。
その結果、第1円弧部75aにはキャリッジ33の移動による矢印A方向の力と第2円弧部75bの反発力による逆方向の力が作用することになるが、第1円弧部75aは底面30a側に凸であるため、湾曲が大きくなる方向、即ち下向きに湾曲しようとする。従って、FFC70はキャリッジ33の移動により常に底面30aに押し付けられる方向に湾曲し、本体側固定部73付近で上向きに膨出しないため、FFC70と走査移動中のキャリッジ33との干渉を効果的に防止することができる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る画像読取装置の部分断面図である。本実施形態においては、本体側固定部73から山折り部75方向に突出するケーブル押さえ部材77を設けている。他の部分の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態によれば、ケーブル押さえ部材77が山折り部75の稜線を覆う構造になっており、キャリッジ33の移動による山折り部75の浮き上がりが発生しないため、第1実施形態に比べてFFC70と走査移動中のキャリッジ33との干渉をより確実に防止できる。
なお、ケーブル押さえ部材77はFFC70の幅方向(紙面方向)の1点のみを押さえる構成でも良いが、FFC70の幅方向全域を押さえる構成とすれば、山折り部75の浮き上がりをより効果的に抑制することができ、FFC70の捩れも発生しない。また、ケーブル押さえ部材77の形状を図9に示すようなローラ状とすれば、ケーブル押さえ部材77との摩擦によるFFC70の損傷を防止することができる。
図9は、本発明の第3実施形態に係る画像読取装置の部分断面図である。本実施形態においては、本体側固定部73にはFFC70が粘着テープで固定されている。また、山折り部75の稜線を挟んで本体側固定部73と反対側にはローラ状のケーブル押さえ部材77が設けられている。ケーブル押さえ部材77と筐体30との間には隙間が設けられており、FFC70が摺動可能となっている。他の部分の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ケーブル押さえ部材77がない場合、キャリッジ33が本体側固定部73を越えてスキャナリターン側(図9の右側)に走査されると、図に破線で示すようにFFC70がキャリッジ33よりもスキャナホーム側(図9の左側)で大きく湾曲する。そのため、キャリッジ33をホームポジションに戻す際にFFC70とキャリッジ33とが干渉するおそれがある。
本実施形態によれば、ケーブル押さえ部材77が山折り部75よりもスキャナホーム側の部分の浮き上がりを防止するため、キャリッジ33が本体側固定部73を越えてスキャナリターン側(図9の右側)に走査された状態でも、図に実線で示すようにFFC70がスキャナホーム側(図9の左側)で大きく湾曲しない構造になっている。従って、第2実施形態に比べて安価で簡易な構成で、FFC70と走査移動中のキャリッジ33との干渉を防止できる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では光源40、ミラー41a〜41d、集光レンズ43、CCD45が搭載された1つのキャリッジ33を用いて原稿を走査する画像読取装置を例に挙げて説明したが、集光レンズとCCDが筐体に固定され、光源とミラーが別個に搭載された2つのキャリッジを有する画像読取装置にも全く同様に適用することができる。また、本体側固定部73やケーブル押さえ部材77の構成も上記各実施形態に限定されるものではなく、他の構成としても良い。
また、本発明の画像読取装置が搭載される画像形成装置として、ここではデジタル複合機についてのみ示したが、本発明はアナログ方式の複写機やカラー複写機等の、他のタイプの画像形成装置、或いはイメージスキャナにも適用できるのはもちろんである。
本発明は、装置本体とキャリッジとの間で読み取り信号及び電力を伝達するためのフレキシブルフラットケーブルを備えた画像読取装置に利用可能である。
6 画像読取装置
30 筐体
31 コンタクトガラス
33 キャリッジ
35 案内レール
37 ベルト
40 光源
41a〜41d ミラー(走査光学系)
43 集光レンズ(走査光学系)
45 CCD
70 FFC
71 コネクタ
73 本体側固定部
75 山折り部
77 ケーブル押さえ部材
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. 原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を画像光として結像する走査光学系とが搭載され、原稿に対して一定の走査速度で移動するキャリッジと、
    該キャリッジに一端が接続され、装置本体との間で信号及び電力の伝達を行うフレキシブルフラットケーブルと、
    該フレキシブルフラットケーブルの他端近傍を装置本体に固定する本体側固定部と、
    該本体側固定部の近傍において前記フレキシブルフラットケーブルに形成された山折り部と、
    を備えた画像読取装置。
  2. 前記山折り部の浮き上がりを防止するケーブル押さえ部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記ケーブル押さえ部材は、前記山折り部の稜線を覆うように設けられることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記ケーブル押さえ部材は、前記山折り部の稜線を挟んで前記本体側固定部と反対側に、前記フレキシブルフラットケーブルと所定の間隔を隔てて設けられることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置が搭載された画像形成装置。
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