JP5408537B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は原稿読取装置及び画像形成装置に係り、特に反射原稿の他フィルム等の透過原稿を読み取ることができる画像読取装置及びこの画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置、例えば複写装置やファクシミリ装置には、原稿読取装置が配置され、様々な原稿を読み取り、画像データとして出力する。多くの読取装置では反射原稿の読み取りを標準的な機能として装備している。ところで、画像読取装置で読み取る原稿には紙原稿などの反射原稿の他、写真ネガフィルム、ポジフィルム、X線写真フィルム、OHPシートなどの透過原稿がある。
画像読取装置で反射原稿を読み取る場合には、原稿面に照明光を当て、原稿面からの反射光をCCD等の光電素子で電気信号に変換するのが一般的である。これに対し、透過原稿の読み取り時には、原稿の裏側から照明光を当て、原稿面を通過した透過光を前記光電素子で読み取る必要がある。そのため、反射原稿と透過原稿の両方を読取可能にするためには、原稿に対して表裏両面から照明できるようにする必要がある。
このような要望を実現するため、一般的に原稿台の上に透過原稿用光源と透過原稿を押さえつける原稿押圧手段からなる透過原稿読取ユニットを配置することが行われる。また、光源として棒状光源を使用している場合は、透過原稿読取ユニットには、光源を移動させる駆動手段を備える。
特許文献1には、原稿台の下面を走査方向に移動可能な反射原稿読取用の光源及び反射ミラーからなる光源ユニット、及び前記反射原稿からの反射光を所定の方向に反射するミラーを有する読取装置本件と、前気読取装置本体上部に配され、前記原稿台上を移動可能な透過原稿読取用の棒状光源と、前記捧状光源を前記光源ユニットに同期して前記走査方向に移動させる駆動手段と、透過原稿読取時に前記原稿台上面を前記棒状光源と共に覆う開閉可能なカバーとを有する画像読取装置が記載されている。
また、特許文献2には、透過型原稿面上の一部を照明する光源を具備する画像読取装置であって、面発光する光源と、該光源から発する光束を導く導光体とを備え、該導光体の端面から放射し、その結果略1次元状に前記透過原稿面上を照明することを特徴とする。また、画像読み取り装置であって、導光体は該面発光の光源と対向する面に高反射コートを有し、該導光体の端面から放射し、その結果略1次元状に原稿面上を照明することを特徴とする。また、原稿面上の一部を照明する光源装置であって、2つの面発光光源から発する光束を導光体の両面からにて導く線状光源を備え、該導光体の端面から放射し、該2つの面発光光源に所定の形状を施し、その結果放射する光束が一様の分布を有し、略1次元状に原稿面上を照明するものが記載されている。
また、特許文献3には、反射原稿に対しては、反射原稿を搭載する反射原稿搭載手段と、所定の結像倍率に設定した反射用結像手段とを設け、反射原稿を固定し反射用読取光学系を移動させて画像情報を読み取り、透過原稿に対しては、透過原稿を搭載する透過原稿搭載手段と、反射用結像手段に対して異なる結像倍率に設定された透過用結像手段とを設け、透過用読取光学系を固定し透過原稿を移動させて画像情報を読み取り、反射原稿と透過原稿とでそれぞれ異なる結像倍率の結像手段を用いることにより、高画質な画像情報を有する透過原稿を高解像度で読み取り可能としたものが記載されている。
そして、特許文献4には、光源としてLEDを、導光体として、円柱状、もしくはその一部が円柱形状よりなり、端部に光入射面、長手方向の一部の側面に光射出面、該光射出面と対向する側の一部の側面に鋸刃状の光反射面を有し、該鋸刃状の光反射面は、該円柱の円中心位置から該円柱の径の20%以内の距離の範囲内に形成されている画像読取装置の光源が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のものは、透過原稿読取時には、透過原稿読取用の棒状光源と、その光源を反射原稿読取用光源ユニットと同期させて移動させる駆動手段を備えた透過原稿読取ユニットを装着させる必要があり、このユニットは光源と駆動手段を備えているため、機械的接続だけでなく電気信号的接続も必要で、ユニットの装着と取り外しに非常に手間がかかっていた。
また、特許文献2に記載のものは、反射原稿と透過原稿の両方を読み取ることはできないという問題がある。
また、特許文献3に記載のものは、反射原稿と透過原稿の両者を読み取ることが可能であるが、透過原稿照明手段と透過原稿移動手段は、反射原稿とは別に必要であり構造が複雑であるという問題がある。
そして、特許文献4に記載のものは、透過原稿用光源は反射原稿用とは別の光源を用意する必要があり、反射原稿読取用の装置に装着するには電気的接続が必要で、装置の構造が複雑で装着時の操作も難しいという問題があった。
このように、従来技術では反射原稿及び透過原稿の両方の原稿を読み取れる画像読取装置を実現するためには、反射原稿及び透過原稿の両方の原稿に対して専用の光源を用意し、更に光源の移動手段又は原稿移動手段を設ける必要があった。また、反射原稿読取装置にオプションとして透過原稿読取装置を装着した場合には、反射原稿の読取時に透過原稿読取装置を取り外す必要があり、操作性が悪いという問題がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で反射原稿と透過原稿の両方の読取を可能にする装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
装置本体に対して開閉可能であって、原稿を搬送する搬送手段と、原稿の画像情報を読み取る読取手段とを備える画像読取装置において、
前記読取手段は、前記搬送手段の原稿搬送経路を挟んで前記搬送手段と反対側に配置され、前記原稿の搬送方向と直交する方向に沿って線上に複数の発光素子が配置された光源、前記原稿からの反射光及び透過光を結像させ画像情報を受光する受光手段、及び、前記搬送手段の原稿搬送路を挟んで前記光源に対向する側に配置される導光部材を備え、
前記光源は全部又は選択された一部の発光素子を選択して発光できるように構成され、
前記導光部材は2つの部材から構成され、
一方の部材は、前記原稿搬送方向と直交する長手方向に沿って配置され、長手方向の少なくとも一方側の端部に受光面と、前記搬送手段の原稿搬送経路を挟んで前記原稿搬送経路と反対側に配置されて前記受光面へ入射した光を前記導光部材の長手方向に沿うよう反射させる反射部と、反射部で反射された光を搬送されてくる原稿へ出射する射出面と備え
他の部材は、前記原稿搬送方向と直交する方向に延設されて配置され、前記選択された一部の発光素子からの光が入射する受光面と、該受光面から入射した光を反射させて前記一方の部材の前記受光面へ向かわせる斜面と、前記一方の部材の前記受光面へ光を射出する射出面とを備え、
前記一方の部材の前記反射部が、前記他の部材側から前記原稿搬送方向と直交する長手方向に沿って前記原稿搬送経路へ近づくように傾斜してい
ことを特徴とする画像読取装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、
前記導光部材の前記一方の部材が、記原稿搬送方向と直交する長手方向の両側の端部に前記受光面をそれぞれ有するとともに、それぞれの受光面に前記他の部材を対応させて備え、
前記一方の部材の前記反射部が、それぞれの前記他の部材側から前記原稿搬送方向と直交する長手方向に沿って該長手方向の中央部へ向けて前記原稿搬送経路へ近づくように傾斜してい
ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記導光部材の前記一方の部材と他の部材が一体に構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置において、前記導光部材は、原稿からの反射光の読取位置と異なる位置に配置されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置において、前記導光部材を複数並設してなることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像読取装置において、前記複数並設した導光部材の間隔を開けて空気層を配置してなることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置によれば、原稿搬送経路内に導光部材を備え、透過原稿読取時には、反射原稿の読み取りに用いる光源の一部の発光素子からの光を前記導光部材で導き原稿の透過像を得ることができるので、透過原稿読取用の専用の光源が不要で、電気的接続、透過原稿搬送手段がない簡単な構成で反射原稿及び透過原稿の両方が読み取れる他、透過原稿読取用に導光部材を装着した状態のままで、反射原稿を読み取ることができ原稿を取り扱うときの操作性がよい。
実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 画像読取装置の要部の構造を示す部分断面図である。 図2中のA−A線に相当する断面図である。 導光部材を示す斜視図である。 導光部材中の光の経路を示す模式図である。 第2の実施例に係る画像読取装置の導光部材を示す断面図である。 第3の実施例に係る画像読取装置の導光部材を示す断面図である。 導光部材を備えない背景板を使用した画像読取装置の要部の構成を示す部分断面図である。 第4の実施例に係る画像読取装置の透過原稿読取時の状態を示す要部拡大断面図である。 第4の実施例に係る画像読取装置の反射原稿読取時の状態を示す要部拡大断面図である。 第5の実施例に係る画像読取装置の導光部材を示す斜視図である。 第5の実施例に係る画像読取装置の導光部材における光路を示す模式図である。 第6の実施例に係る画像読取装置の作動を示すフローチャートである。 第7の実施例に係る画像読取装置を示す断面図である。 第7の実施例に係る画像読取装置の側面図である。 第7の実施例に係る画像読取装置に使用する導光部材を示す斜視図である。 第8の実施例に係る画像読取装置を示す断面図である。 第8の実施例に係る画像読取装置に使用する導光部材を示す斜視図である。 第9の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。 第10の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。 第11の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。 第12の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。
本発明に係る画像形成装置は、反射原稿及び透過原稿の読取を行うことができる。画像読取装置は、装置本体に対して開閉可能であって、原稿を搬送する搬送手段と、原稿の画像情報を読み取る読取手段とを備える。画像読取装置の読取手段は、前記搬送手段の原稿搬送経路を挟んで前記搬送手段と反対側に配置され、前記原稿の搬送方向と直交する方向に沿って線上に配置され光源、前記原稿からの反射光及び前記原稿からの透過光を結像させ画像情報を受光する受光手段、及び、前記搬送手段の原稿搬送路を挟んで前記光源に対向する側に配置される導光部材を備える。本例では、光源は前記導光部材に近接して配置された一部の発光素子を選択して発光できるように構成され、前記導光部材は、原稿搬送方向と直交する長手方向の少なくとも一方側に前記点灯される一部の発光素子からの光を受ける受光面と、前記受光面からの光を前記導光部材の長手方向に沿うよう反射させる反射部と、反射部で反射された光を搬送されてくる原稿へ出射する射出面と備える。
このような構成により、反射原稿を読み取るときには光源の全ての発光素子を発光させこの光で原稿の反射光を読み取る。また、透過原稿を読み取るときには、光源の一部の発光素子を発光させこの光を導光部材で原稿の反対側に導いて透過させ、この透過光を読み取る。
本例に係る画像読取装置によれば、原稿搬送経路内に導光部材を備え、透過原稿読取時には、反射原稿の読み取りに用いる光源の一部の発光素子からの光を前記導光部材で導き原稿の透過像を得ることができるので、透過原稿読取用の専用の光源が不要で、電気的接続、透過原稿搬送手段がない簡単な構成で反射原稿及び透過原稿の両方が読み取れる他、透過原稿読取用に導光部材を装着した状態のままで、反射原稿を読み取ることができ原稿を取り扱うときの操作性がよい。
本発明において、前記導光部材は2つの部材から構成され、一方の部材は前記発光した一部の発光素子からの光を受け他方の部材に導き、他の部材は原稿搬送方向と直交する方向に延設され、前記射出面を備えるものとできる。本例によれば読取条件により、様々な形状性能の導光部材を組み合わせて透過原稿を読み取るための最適な照明を行うことができる。
導光部材は一つの部材で構成することができる。本例によれば、一つの導光部材で透過原稿照明を実現でき、装置の構成をシンプルにできる。
また、本発明において、前記導光部材は、原稿からの反射光の読取位置と異なる位置に配置することができる。本例によれば、反射原稿と透過原稿のそれぞれに対する最適条件で原稿読取を行うことができる。
また、本発明において、画像読取装置は、原稿の搬送速度を可変とし、反射光の読み取り時と透過光の読み取り時とで原稿の搬送速度を変更することができる。原稿の種類により搬送速度を変更することにより、原稿種類に最適な光量で画像読み取りができ、画像品質が向上する。
更に本発明において、前記導光部材は、原稿をコンタクトガラスに押圧する押圧板に、前記射出面が原稿の搬送方向と直交する方向に沿うよう配置することができる。本例によれば、反射原稿に加えて透過原稿を特別の透過原稿搬送手段を配置しない簡単な構成で読み取ることができる。
以下本発明の実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。本例では画像形成装置としての複写機11について説明する。複写機11は、記録媒体にトナー像を形成する画像形成手段12と、この画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置13と、画像形成手段12に記録媒体を給送する記録媒体搬送装置14と、画像形成手段12、定着装置13及び記録媒体搬送装置14を収容する第1の装置本体15と、原稿画像を読み取る画像読取装置16と、画像読取装置16を収容する第2の装置本体17と、原稿を搬送する開閉体として圧板の機能を有する自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)18とを備えており、ADF18は第2の装置本体17に図示していないヒンジ機構を介して第2の装置本体17に開閉自在に搭載されている。
ADF18は、原稿束を載置可能な原稿載置台20と、原稿載置台20に載置された原稿束の上面に当接して原稿束を送り出す当接位置及び原稿束から離隔する離隔位置の間で移動するピックアップローラ21と、ピックアップローラ21によって送り出された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置であるスリットガラス36に向かって搬送する給紙ベルト22、リバースローラ23、搬送ローラ対24からなる原稿搬送手段25と、読取位置で読取が終了した原稿を原稿排紙台26に排紙する搬送ローラ対27及び排紙ローラ対28からなる原稿排紙手段29とを備えている。
また、排紙ローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aに摺接する従動ローラ28b及び従動ローラ28cとを備えており、排紙ローラ対28の近傍には切換爪30が設けられている。
切換爪30は、第1の切換位置と第2の切換位置との間で移動するようになっており、切換爪30が第1の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28a及び従動ローラ28bによって原稿が原稿排紙台26に排紙されるようになっている。また、切換爪30が第2の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28a及び従動ローラ28cによって原稿がスイッチバック通路31に搬送されるようになっている。
スイッチバック通路31には正逆回転自在なスイッチバックローラ対32が設けられており、スイッチバック通路31に搬送される原稿は、スイッチバックローラ対32によって図1中、右方向に搬送された後、スイッチバックローラ対32が逆転駆動することにより、再搬送経路を介して搬送ローラ対24に搬送される。このため、原稿が反転されて読取位置に搬送される。
また、画像読取装置16は、それ自体周知のように、光学系34を収容した第2の装置本体17と、第2の装置本体17の上部に位置する原稿台に固定配置されたコンタクトガラス35及びスリットガラス36とを備えている。
この画像読取装置16にあっては、閉じられた原稿や本等からなる原稿をコンタクトガラス35上に原稿を載置して、その原稿PをADF18によって押圧することにより、原稿を読み取ることができる。また、ADF18によって自動搬送される原稿はスリットガラス36の読取位置で読み取られるようになっている。
即ち、画像読取手段としての光学系34は、光源37と第1ミラー38とを有する第1走行体39と、第2ミラー40及び第3ミラー41を有する第2走行体42と、結像レンズ43と、CCDイメージセンサ44とを備えており、第1走行体39及び第2走行体42は、図1に示した位置から右方に移動し、このとき、光源37から出射する光によって原稿を照明し、その反射光を反射光学系である第1ミラー38、第2ミラー40及び第3ミラー41の順に反射した後、結像レンズ43を通してCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、原稿の画像が読み取られる。また、ADF18によって原稿を読み取る場合には、図1中、右方に示す位置に第1走行体39及び第2走行体42を固定した状態で上述した手順で走行する原稿を読み取る。この画像読取装置16は、上述した処理により反射原稿を読み取る。この画像形成装置での透過原稿の読取については後述する。
また、画像形成手段12は、ドラム状の感光体からなる第1像担持体45Y、第2像担持体45C、第3像担持体45M及び第4像担持体45BKを備えており、これら第1〜第4像担持体45Y〜45BKには、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト46が対向配置されている。
また、第1〜第4像担持体45Y〜45BKは、それぞれ図1における時計方向に回転駆動されるようになっており、中間転写ベルト46は図1中、矢印A方向に回転駆動される。このとき、第1像担持体45Yは、帯電ローラ47によって所定の極性に帯電される。
また、光書き込みユニット48からは、上述した原稿の読取結果に応じた画信号に基づいて光変調されたレーザビームLが出射されるようになっており、第1像担持体45Yの帯電面にそのレーザビームLが照射されることによって第1像担持体45Yに静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置49によってイエロートナー像として可視像化される。
また、一次転写ローラ50には、転写電圧が印加されることによって、第1像担持体45Y上に形成されたトナー像が図1中、矢印A方向に回転する中間転写ベルト46上に一次転写される。
トナー像転写後の第1像担持体45Y上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置51によって除去される。本実施の形態の複写機11においては、第1像担持体45Yと、その周囲に配設された帯電ローラ47と、現像装置49と、クリーニング装置51とによって一体的なプロセスカートリッジが構成されている。
また、現像装置49は、粉体状のトナーを収容した現像容器53を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。また、現像容器53内のトナー量が減少したとき、トナーボトル54Yから現像容器53にトナーが補給される。
一方、クリーニング装置51によって、第1像担持体45Yから除去されたトナーは、トナー搬送装置によって、図示していない廃トナー容器に搬送される。このように、現像容器53、トナーボトル54Y及び廃トナー容器にはトナーが収容されている。
また、上述した動作と同様にして、第2像担持体45C、第3像担持体45M及び第4像担持体45BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト46上に順次重ねて一次転写される。
これらの第2像担持体45C、第3像担持体45M、第4像担持体45BKにトナー像を形成する現像装置の現像容器内のトナー量が減少したときも、各トナーボトル54C、54M、54BKから、その各現像容器にトナーが補給される。
このようにして、中間転写ベルト46上に転写された重ねトナー像は、二次転写ローラ56の作用によって記録媒体に二次転写され、その転写後の中間転写ベルト46上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置52により除去される。このクリーニング装置52のクリーニング容器55にもトナーが収容され、そのトナーは図示していない廃トナー容器に搬送される。
また、記録媒体搬送装置14は中間転写ベルト46の下方に配置されており、この記録媒体搬送装置14は、転写紙又は樹脂シート等からなる記録媒体Sを収容した給紙カセット57と、最上位の記録媒体Sに接触する給紙ローラ58と、レジストローラ対59とを有し、給紙ローラ58の回転によって最上位の記録媒体Sが図1中、矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Sは、レジストローラ対59の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト46と、中間転写ベルト46に対向配置された二次転写ローラ56との間に給送される。
この記録媒体Sが中間転写ベルト46と二次転写ローラ56との間を通過するとき、二次転写ローラ56には転写電圧が印加されることによって中間転写ベルト46上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、画像形成手段12により、記録媒体上にトナー像が形成されるのである。
また、トナー像が形成された記録媒体は定着装置13を通過し、このとき画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像がその記録媒体に定着される。また、定着装置13によって画像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ対60によって記録媒体排紙台61上に排紙される。
この記録媒体排紙台61は、画像形成手段12を収納する第1の装置本体15と画像読取装置16を収納する第2の装置本体17の間に形成されており、本実施の形態では、排紙ローラ対60による記録媒体Sの排紙方向下流側の第1の装置本体15及び第2の装置本体17の間が開放される胴内排紙型の複写機11となっている。
また、排紙ローラ対60の上流側には切換レバー62が設けられており、この切換レバー62は記録媒体の表面の複写が終了したときに、記録媒体Sの裏面に複写を行うときに、反転通路63側に切換えられるようになっている。
即ち、記録媒体Sの後端が排紙ローラ対60に挟持されると、排紙ローラ対60が逆転駆動するとともに、切換レバー62が反転通路63に連通する位置に切換えられ、記録媒体Sが反転通路63に向かって搬送される。
この反転通路63には反転ローラ対64が設けられており、この反転ローラ対64によって反転通路63を搬送される記録媒体は、二次転写ローラ56側に搬送される。
一方、スリットガラス36上には反射ガイド板65が設けられており、この反射ガイド板65は原稿の読取時の白基準を構成するとともに、光源37からの光を反射するようになっている。
また、コンタクトガラス35とスリットガラス36の間にはガイド部材が設けられており、このガイド部材71は、スリットガラス36を通過した原稿を掬い上げて搬送ローラ対27に向かって案内するようになっている。
次に画像読取装置について説明する。図2は画像読取装置の要部の構造を示す部分断面図、図3は図2中のA−A線に相当する断面図、図4は導光部材を示す斜視図、図5は導光部材中の光の経路を示す模式図である。本例に係る画像読取装置16は、反射原稿の他透過原稿を読み取るため、スリットガラス36を挟んで光源37と、前記光源37から透過原稿を読み取るための光束を導くための導光部材100を備える。ここで、導光部材100は、背景板72(及び導光部材の上流側の搬送ガイド)よりも引っ込んだ位置に配置される。これにより、搬送されてきた原稿が導光部材に引っかからないようにできる。これにより導光部材に対して原稿が接触して導光部材の表面を傷つけることを防止することができる。
光源37は、図2に示すように、基板37a上に複数(n個)のLED発光素子37−1〜37−nを配列して構成される。また、導光部材100は、第1導光部材110及び第2導光部材120から構成される。本例では、第1導光部材110は、長手方向の端面に受光面111となっており、長手方向に沿って反射部材112を備えている。受光面111から入射した光は、第1導光部材110の中を全反射しながら長手方向(図5中右方向)に進み、その一部が反射部材112で反射され、下方向に射出される。第2導光部材120は、本実施例では三角プリズム形状であり、受光面121から入射した光は、斜面123で直角に反射され、射出面122から出射される。射出面122から出た光は、第1導光部材110の受光面111に入射し、最終的に図中下方向に射出される。なお、射出面122には、光拡散効果を持つ処理を施しておくと、照度ムラが改善され画像読取時の濃度ムラを小さくすることができる。具体的には、拡散シートを貼り付けてもよいし、射出面にシボ加工を施してもよい。また、反射部材112は、反射シートを貼り付けてもよいし、反射効果を得られるような塗装を施すことができる。
本例では、前記LED発光素子37−1〜37−nは、反射原稿読み取り時に全てのLED発光素子37−1〜37−nが発光し、透過原稿読み取り時は一部のLED発光素子37−1,37−2が発光するよう制御される。
そして、反射原稿を読み取る場合、反射原稿はスリットガラス36の左側から搬送され、スリットガラス36と背景板72の間を進み、ガイド部材71によって掬い上げられて排紙される。スリットガラス36の下には、光源37、リフレクタ90、第1ミラー38を備えた第1走行体39が配置されており、光源37から出た光は直接又はリフレクタ90で反射し、反射原稿面を照明する。そして、原稿105で反射した光は、第1ミラー38を経て、結像レンズ43を通してCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、反射原稿の画像が読み取られる。
また、透過原稿を読み取る場合、原稿搬送方向に沿って搬送されて来た透過原稿は、第1導光部材110の下を通過する。このとき光源37のLED発光素子37−1,37−2が点灯され、LED発光素子37−1,37−2からの光は、第2導光部材120を経て第1導光部材110に導かれ、第1導光部材110から下方向に射出される。そして、この光は原稿105を透過して、第1ミラー38、結像レンズ43を経てCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、透過原稿の画像が読み取られる。
次に第2の実施例に係る画像読取装置に使用される導光部材200について説明する。図6は第2の実施例に係る画像読取装置の導光部材を示す断面図である。この導光部材200は、第1導光部材210は長手方向の両側端部に受光面211,211を備える他、上面になだらかなV字状に形成された反射部材212を備えている。また、第2導光部材220は、受光面221、射出面222、斜面223を備えた三角プリズム形状で、前記2つの受光面211,211に対応して2個設けられる。そして、本例では、透過原稿読取時において、光源37の両側のLED発光素子(37−1.37−2、37−(n−1),37−n)を発光させる。本例によれば、入射光の量が増えるので最終的にCCDイメージセンサへの入射光が増え、画質が向上する。
次に第3の実施例に係る画像読取装置に使用される導光部材300について説明する。図7は第3の実施例に係る画像読取装置の導光部材を示す断面図である。この例では、第1導光部材110としては第1の実施例で使用したものと同一構造のものを、第2導光部材320として光ファイバグラスを使用している。なお、光の方向を変えてガイドするものであれば、前記三角プリズム状の部材であっても、本例のように光ファイバを使用するようにしてもよいし、また単純なミラーを用いるようにしてもよい。
以上説明したように前記各実施例によれば、背景板72に第1導光部材110、第2導光部材120を備えた導光部材100を設けると共に、光源37におけるLED発光素子37−1〜37−nの発光を制御するようにしたので、反射原稿及び透過原稿の両方を専用の光源が不要、電気的接続、透過原稿搬送手段も必要ない簡単な構成で行うことができる。また、背景板72に導光部材100を配置した状態で、反射原稿を読み取ることもできるため、両原稿の読取を行うとき余分な操作を行う必要がなく操作性が良好なものとなる。
なお、ADF18の背景板を、交換可能にしておき、反射原稿を読み取るとき、図8に示すように、導光部材が設けられていない背景板73を使用するものとできる。このようにすれば、簡単な操作で反射、透過両方の原稿の読み取りを最適な状態で行うことができる。
次に第4の実施例に係る画像読取装置について説明する。図9は第4の実施例に係る画像読取装置の透過原稿読取時の状態を示す要部拡大断面図、図10は第4の実施例に係る画像読取装置の反射原稿読取時の状態を示す要部拡大断面図である。この実施例では、透過原稿の読み取り時と、反射原稿読み取り時で、第1走行体39の位置を変えるようにしている。即ち、透過原稿の読み取りときには、図9に示すように、第1走行体39は、第1ミラー38が第1導光部材110の直下になる位置に配置される。一方反射原稿を読み取るときには、図10で示すように、第1走行体39は、第1ミラー38が背景板72の直下になる位置に配置される。
本実施例によれば、第1走行体39の位置、即ち原稿の読み取り位置を変えることにより、反射原稿と透過原稿の読み取りを切換える。このため、原稿搬送経路は、画像を読み取る位置で原稿が安定するように設計する必要がある。また、スリットガラスと原稿が離れるとピントが悪くなり、画像品質が低下することとなるため注意が必要となる。
しかし、原稿搬送経路は、レイアウト上の制約から湾曲していることが多く、原稿の腰の強さによって搬送経路内での形状に違いができる。そのため、原稿読取に最も適した位置は原稿の厚さ、腰の強さ等によって変わる。通常、透過原稿は写真フィルムであることが多く、紙の原稿よりも厚く、腰も強い場合が多い。同一の原稿搬送装置で搬送した場合、原稿読取に適した位置は紙原稿とは異なる。本実施例では、反射原稿と透過原稿で、異なる読取位置で読み取ることができるため、どちらの原稿においても最適な位置で画像を読み取ることができる。また、第1導光部材110の直下で反射原稿を読み取った場合、反射原稿を透過した光が導光部材内で反射し、原稿を裏から照明する可能性がある。特に両面原稿で薄い紙のとき、裏側の文字が画像上に現れる恐れがあるがこのような事態を回避することができる。そして、この場合、反射原稿読取時に第1導光部材110の直下と異なる位置で読取を行うと裏側の文字を読んでしまう現象を防止できる。本実施例によれば、第1走行体39の位置、即ち読み取り位置を変えるようにしたので、反射原稿と透過原稿のそれぞれに対する最適条件で原稿読取ができる。
次に第5の実施例に係る画像読取装置について説明する。図11は第5の実施例に係る画像読取装置の導光部材を示す斜視図、図12は第5の実施例に係る画像読取装置の導光部材における光路を示す模式図である。本実施例に係る導光部材400は、前記第1実施例に係る第1導光部材110と第2導光部材120とを一つの部材で実現している。本実施例の導光部材300は、長手方向の端部付近で図の下方向からの光を受ける受光面411、斜面412、反射部材413、射出面414を備えている。受光面411から入射した光は、斜面412で反射して方向を変えられ、導光部材300内部を全反射しながら進み、その一部が反射部材413によって反射して、図の下方向にむき射出面414から射出される。本実施例によれば、一つの導光部材で透過原稿照明を実現でき、部品点数の削減を行うことができ、画像読取装置の構成を単純にしてコストを低減することができる。
次に第6の実施例に係る画像読取装置について説明する。図13は第6の実施例に係る画像読取装置の作動を示すフローチャートである。本例に係る画像読取装置は、前記第1乃至第5の実施例に係る画像読取装置と同様の構成を備える。本例に係る画像読取装置は、原稿が反射原稿か透過原稿かによって原稿を異なる速度で搬送する。これにより原稿の種類により読取速度を変えるのである。まず、操作者が原稿の種類を例えば操作パネル等を使用して入力する(ステップST1)。入力された原稿が反射原稿の場合読み取り速度としてX1が制御手段に設定され(ステップST2,ステップST3)、入力される原稿が透過原稿の場合は読取速度としてX2の値が制御手段にセットされる(ステップST2,ステップST4)。
本例に係る画像読取装置では、反射原稿読み取り時は光源37の全てのLED発光素子を点灯するが、透過原稿の読み取り時は、光源の一部のみを点灯する。このため、反射原稿読み取り時と比較して、透過原稿読取時はCCD等の受光素子への入射光は少なくなることとなる。このため、透過原稿の読み取り時には原稿の搬送速度、即ち原稿の読み取り速度を遅くし、且つCCD等の動作周波数を下げることにより、光の蓄積時間が長くなり、CCDの出力電圧が高くなり画像品質が向上する。
透過原稿としては、モノクロ、ポジカラー、ネガカラー等の種類があり必要照度が異なるため、その種類によって細かく読み取り速度を変えられるようにするとさら良好な画像読取を行うことができる。本例によれば、原稿種類に対して最適な光量での読み取りができるので、読み取った画像の品質が向上する。
次に第7の実施例に係る画像読取装置について説明する。図14は第7の実施例に係る画像読取装置を示す断面図、図15は画像読取装置の側面図、図16は導光部材を示す斜視図である。本実施例に係る画像読取装置では、透過性の原稿105を照明するための導光部材として導光部材群510を採用している。導光部材群510は、図16に示すように、導光部材511を複数並設して形成する。導光部材511は、上述した導光部材100(図4参照)と同様に第1導光部材110と、第2導光部材120とを接合して形成する(図4参照)。また、射出面122には、光拡散効果を持つ処理を施しておくと、照度ムラが改善され画像読取時の濃度ムラを小さくすることができる。具体的には、拡散シートを貼り付けてもよいし、射出面にシボ加工を施してもよい。また、反射部材112は、反射シートを貼り付けてもよいし、反射効果を得られるような塗装を施すことができる。
なお、第1導光部材の形状を変形したり(図6参照)、2導光部材の形状を変更したり(図7参照)したりすることができる他、第1導光部材110と第2導光部材120とを一体のものとして構成することができる(図11参照)。
この例では導光部材群510は、スリットガラス36の下流に配置されるコンタクトガラス35の上側に配置されている。即ち導光部材群510は、ADF18(図1参照)に配置され、ADF18で搬送された原稿105をコンタクトガラス35に押圧する押圧板(図示していない)に配置される。また、導光部材群510は原稿105の全域を覆い透過原稿全域に透過光を照射することが望ましく、このような状態で光源37と第1ミラー38を持つ第1キャリッジ39を移動させながらコンタクトガラス35上に置かれた透過性の原稿105の画像情報を読み取る。
ここで、光源37は、反射原稿の読取時においてその全てのLED発光素子37−1〜37−nを点灯させるのに対し、透過原稿を読取時においては、図15に示すように、一部の光源37−1,37−2だけを点灯させる。図15に示すように、光源37−1,37−2から出た光は、導光部材511の受光面121から入射し射出面122で反射されて第1導光部材110を進み反射部材112で最終的に図中下方向に射出される。したがって第1キャリッジ39が移動するとその動作と同期して導光部材群510から射出される光も移動して原稿105を全面にわたり照明することとなる。本実施例によれば、透過原稿に対して読み取り部分のみを効率よく照明することができる。
また、導光部材511を組み合わせて導光部材群510を構成するには様々な方法を採用することができる。例えば複数の導光部材の外側に枠を設けてこれらを固定することができる。また、隣接する導光部材を接着することもできる。
次に第8の実施例について説明する。図17は第8の実施例に係る画像読取装置を示す断面図、図18は第8の実施例に係る画像読取装置に使用する導光部材を示す斜視図である。この実施例で使用される導光部材群530は複数の導光部材531の間に間隔を開けて空気層532を配置する他、複数の導光部材531の射出面側に導光部材531から射出される光を拡散させる拡散板140を設けている。このように導光部材531間に空気層532を設けることにより、導光部材の側面での光が反射率を向上させることができ、側面から漏れる光の量を減少させ、光の利用効率を向上させることができる。本例によれば、導光部材531の間から光が射出されない他、拡散部材により拡散された光が導光部材間にも導かれ、ムラのない照明ができる。
次に第9の実施例について説明する。図19は第9の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。この実施例では、導光部材群を構成する導光部材541の第1導光部材110の側面側端部に突起部542を形成している。本例によれば、複数の導光部材541を板厚方向に並べて配置し、前記導光部材群530と同様の導光部材群を形成するとき、各導光部材541間の間隔寸法を容易且つ精度よく設定することができる。
次に第10の実施例について説明する。図20は第10の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。この実施例では、導光部材群550は、複数の導光部材551を拡散板141に配置するものである。導光部材551は、前記導光部材531と同様に第1導光部材110と第2導光部材120とを接合して構成し、拡散板141は、前記第1導光部材110を位置決めする複数の凸形状部142を形成し、これらの凸形状部142の間に複数の凹形状部143を形成して構成されている。本例では、凹形状部143に前記導光部材551の第1導光部材110を嵌合させることにより、容易且つ高精度で導光部材551の位置決めを行うことができる。なお、導光部材551としては第1導光部材110と第2導光部材120を一体としたものや前記変形例を使用することができる。
次に第11の実施例について説明する。図21は第11の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。この実施例に係る導光部材群560は、複数の導光部材561が空気層562を挟んで複数並設するよう一体成形して構成され、拡散板140上に配置されている。なお、拡散板140は導光部材群560と一体化することができる。また、この例では、導光部材561として第1導光部材と第2導光部材を一体化したものを、更に複数個一体化しているが、第1導光部材のみを一体化して、第2導光部材は別部材とすることができる。
次に第12の実施例について説明する。図22は第12の実施例に係る導光部材を示す斜視図である。本例に係る導光部材群570は、複数の導光部材571が空気層572を挟んで並設するよう一体成形して構成され、拡散板140上に配置されている。なお、拡散板140は導光部材群570と一体化することができる。そして、本例では導光部材571の側面571aが傾斜して、導光部材571の断面形状が上辺より下辺が大きい略台形状に形成されている。本例では、成形時の型分割方向に対して傾斜しているので、側面の面精度を向上させることができ、側面における光の反射率を高いものとできるので、全体として効率のよい導光部材を実現でき、側面571aに光を全反射させるための鏡面加工を施す必要がない。
11 複写機
12 画像形成手段
13 定着装置
14 記録媒体搬送装置
15 第1の装置本体
16 画像読取装置
17 第2の装置本体
18 自動原稿搬送装置(ADF)
20 原稿載置台
21 ピックアップローラ
22 給紙ベルト
23 リバースローラ
24 搬送ローラ対
25 原稿搬送手段
26 原稿排紙台
27 搬送ローラ対
28 排紙ローラ対
28a 駆動ローラ
28b 従動ローラ
28c 従動ローラ
29 原稿排紙手段
30 切換爪
31 スイッチバック通路
32 スイッチバックローラ対
34 光学系
35 コンタクトガラス
36 スリットガラス
37 光源
37−1〜37−n LED発光素子(発光素子)
37a 基板
38 第1ミラー
39 第1走行体
40 第2ミラー
41 第3ミラー
42 第2走行体
43 結像レンズ
44 CCDイメージセンサ
45Y〜45BK 第1〜第4像担持体
46 中間転写ベルト
47 帯電ローラ
48 ユニット
49 現像装置
50 一次転写ローラ
51 クリーニング装置
52 クリーニング装置
53 現像容器
54C、54M、54BK トナーボトル
54Y トナーボトル
55 クリーニング容器
56 二次転写ローラ
57 給紙カセット
58 給紙ローラ
59 レジストローラ対
60 排紙ローラ対
61 記録媒体排紙台
62 切換レバー
63 反転通路
64 反転ローラ対
65 反射ガイド板
71 ガイド部材
72 背景板
73 背景板
90 リフレクタ
100 導光部材
105 原稿
110 第1導光部材
111 受光面
112 反射部材
120 第2導光部材
121 受光面
122 射出面
123 斜面
200 導光部材
210 第1導光部材
211,211 受光面
212 反射部材
220 第2導光部材
221 受光面
222 射出面
223 斜面
300 導光部材
320 第2導光部材
400 導光部材
411 受光面
412 斜面
413 反射部材
414 射出面
510 導光部材群
511 導光部材
530 導光部材群
531 導光部材
532 空気層
541 導光部材
542 突起部
550 導光部材群
551 導光部材
560 導光部材群
561 導光部材
562 空気層
570 導光部材分
571 導光部材
571a 側面
572 空気層
特開平04−156166号公報 特開平10−190963号公報 特開平05−030296号公報 特開2000−89030公報

Claims (7)

  1. 装置本体に対して開閉可能であって、原稿を搬送する搬送手段と、原稿の画像情報を読み取る読取手段とを備える画像読取装置において、
    前記読取手段は、前記搬送手段の原稿搬送経路を挟んで前記搬送手段と反対側に配置され、前記原稿の搬送方向と直交する方向に沿って線上に複数の発光素子が配置された光源、前記原稿からの反射光及び透過光を結像させ画像情報を受光する受光手段、及び、前記搬送手段の原稿搬送路を挟んで前記光源に対向する側に配置される導光部材を備え、
    前記光源は全部又は選択された一部の発光素子を選択して発光できるように構成され、
    前記導光部材は2つの部材から構成され、
    一方の部材は、前記原稿搬送方向と直交する長手方向に沿って配置され、長手方向の少なくとも一方側の端部に受光面と、前記搬送手段の原稿搬送経路を挟んで前記原稿搬送経路と反対側に配置されて前記受光面へ入射した光を前記導光部材の長手方向に沿うよう反射させる反射部と、反射部で反射された光を搬送されてくる原稿へ出射する射出面と備え
    他の部材は、前記原稿搬送方向と直交する方向に延設されて配置され、前記選択された一部の発光素子からの光が入射する受光面と、該受光面から入射した光を反射させて前記一方の部材の前記受光面へ向かわせる斜面と、前記一方の部材の前記受光面へ光を射出する射出面とを備え、
    前記一方の部材の前記反射部が、前記他の部材側から前記原稿搬送方向と直交する長手方向に沿って前記原稿搬送経路へ近づくように傾斜してい
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記導光部材の前記一方の部材が、記原稿搬送方向と直交する長手方向の両側の端部に前記受光面をそれぞれ有するとともに、それぞれの受光面に前記他の部材を対応させて備え、
    前記一方の部材の前記反射部が、それぞれの前記他の部材側から前記原稿搬送方向と直交する長手方向に沿って該長手方向の中央部へ向けて前記原稿搬送経路へ近づくように傾斜してい
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記導光部材の前記一方の部材と他の部材が一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記導光部材は、原稿からの反射光の読取位置と異なる位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記導光部材を複数並設してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記複数並設した導光部材の間隔を開けて空気層を配置してなることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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