JP2014145797A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動軸を容易に筐体に取り付けることできる画像読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】コンタクトガラスなどの板状の透明部材に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら透明部材上の原稿面から反射した光源の光をCCDイメージセンサなどの撮像素子に導く第1走行体などの移動体と、装置本体の軸受組付け孔182a,182bを有する筐体17などの支持部材に軸受組付け孔182a,182bに組み付けた軸受184を介して回転自在に支持され、駆動モータなどの駆動源の駆動力を、移動体に伝達するための駆動軸174とを備えたスキャナなどの画像読取装置において、一端が開放端であり、他端が軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部181a,181bを前記支持部材に設けた。
【選択図】図20
【解決手段】コンタクトガラスなどの板状の透明部材に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら透明部材上の原稿面から反射した光源の光をCCDイメージセンサなどの撮像素子に導く第1走行体などの移動体と、装置本体の軸受組付け孔182a,182bを有する筐体17などの支持部材に軸受組付け孔182a,182bに組み付けた軸受184を介して回転自在に支持され、駆動モータなどの駆動源の駆動力を、移動体に伝達するための駆動軸174とを備えたスキャナなどの画像読取装置において、一端が開放端であり、他端が軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部181a,181bを前記支持部材に設けた。
【選択図】図20
Description
本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
従来から、原稿に光を照射し原稿からの反射光に基づいて撮像素子により原稿を撮像して、その原稿の画像を読み取る画像読取装置を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
図33は、特許文献1に記載の画像読取装置を示したものである。画像読取装置は、図33に示すように、光源403を備えた構成となっており、光源403の照射光をコンタクトガラス405上に置かれた原稿に照射し、原稿からの拡散反射光をレンズ410を介して撮像素子411に導き、この撮像素子411で電気信号に変換している。このような画像読取装置は、原稿からの反射光を偏向する第1ミラー413を含む第1走行体404と、第1ミラー413からの光をさらに偏向する第2ミラー414及び第3ミラー415を含む第2走行体402とを備えている。そして、画像読取装置に設けられた不図示のレールの走行面上を第1走行体404および第2走行体402が原稿面に沿って走行して、原稿をスキャンする。
画像読取装置には、第1走行体404、第2走行体402に駆動力を付与する駆動モータ408が設けられている。駆動モータ408の軸には第1プーリ429が固定されており、駆動軸417には第2プーリ416が固定されている。第1プーリ429と第2プーリ416とにはタイミングベルト407が張架されている。駆動軸417と第1走行体404、駆動軸417と第2走行体402とは、不図示のタイミングベルト、ワイヤ、ゴムベルト等で連結されている。
図34は、特許文献1に記載の画像読取装置の駆動モータ408の取り付け部分を主として示す要部斜視図である。図34に示すように、駆動モータ408が取り付けられるブラケット426には、駆動モータ408の位置決めと固定のためのモータ軸取り付け孔464を備えている。また、ブラケット426には、駆動軸417の軸受461が挿入される軸受取り付け孔455を有している。駆動モータ408は、駆動モータ408に設けられた基準ボス465をブラケット426に形成したモータ軸取り付け孔464を一致させて、ブラケット426に固定されている。
駆動軸417の一端側に設けられた軸受462を走行体402、404などを収納する筐体423の一端側の軸受組付け孔463に挿入し、駆動軸417の他端側に設ける軸受418を筐体423の他端側の軸受組付け孔454に挿入して駆動軸417が、筐体423に回転自在に取り付けられている。ブラケット426の孔455に筐体423に取り付けられた駆動軸417を通し、駆動モータ408が固定されたブラケット426を筐体423に取り付ける。そして、軸受461を駆動軸417の軸端側から挿入して、軸受461を軸受取り付け孔455に取り付けている。
特許文献1に記載の画像読取装置においては、筐体423の軸受組付け孔463,454に軸受462、418を挿入して駆動軸417が、筐体423に回転自在に取り付けている。かかる構成のため、駆動軸417を筐体423に次のような方法で取り付けることになる。
図35は、特許文献1に記載の画像読取装置において、駆動軸417を筐体423に組み付ける一例を示す図である。
図35(a)に示すように、まず、駆動軸417を、図中右側の筐体423の他端側の軸受組付け孔454から駆動軸417を挿入していく。次に、図35(b)に示すように、駆動軸417を指Fで支えながら、駆動軸417の一端側から、軸受462、418および第1走行体404及び第2走行体402と連結するための不図示のワイヤなどが張架されるためのプーリ409を駆動軸417に差し込む。次に、図35(c)に示すように、駆動軸417の一端を図中左側の筐体423の一端側の軸受組付け孔463に挿入する。次に、軸受462を一端側へスライドさせて軸受組付け孔463に取り付け、軸受418を他端側へスライドさせて軸受組付け孔454に取り付ける。そして、各プーリ409をスライドさせ、それぞれ所定の位置に固定する。
図35(a)に示すように、まず、駆動軸417を、図中右側の筐体423の他端側の軸受組付け孔454から駆動軸417を挿入していく。次に、図35(b)に示すように、駆動軸417を指Fで支えながら、駆動軸417の一端側から、軸受462、418および第1走行体404及び第2走行体402と連結するための不図示のワイヤなどが張架されるためのプーリ409を駆動軸417に差し込む。次に、図35(c)に示すように、駆動軸417の一端を図中左側の筐体423の一端側の軸受組付け孔463に挿入する。次に、軸受462を一端側へスライドさせて軸受組付け孔463に取り付け、軸受418を他端側へスライドさせて軸受組付け孔454に取り付ける。そして、各プーリ409をスライドさせ、それぞれ所定の位置に固定する。
図36は、特許文献1に記載の画像読取装置において、駆動軸417を筐体423に組み付ける他の例を示す図である。
図36(a)に示すように、軸受462、418および、第1走行体404及びプーリ409が挿入された駆動軸417の一端を筐体423の一端側軸受け組付け孔463の挿入する。次に、駆動軸417の他端が、筐体423内に入るまで、駆動軸417を矢印B1方向へ移動させる。次に、図36(b)に示すように、駆動軸417を、矢印B2方向へ移動させ、駆動軸417の他端を筐体423の軸受組付け孔454に差し込む。次に、図36(c)に示すように、軸受462を一端側へスライドさせて軸受組付け孔463に取り付け、軸受418を他端側へスライドさせて軸受組付け孔454に取り付ける。そして、各プーリ409をスライドさせ、それぞれ所定の位置に固定する。
図36(a)に示すように、軸受462、418および、第1走行体404及びプーリ409が挿入された駆動軸417の一端を筐体423の一端側軸受け組付け孔463の挿入する。次に、駆動軸417の他端が、筐体423内に入るまで、駆動軸417を矢印B1方向へ移動させる。次に、図36(b)に示すように、駆動軸417を、矢印B2方向へ移動させ、駆動軸417の他端を筐体423の軸受組付け孔454に差し込む。次に、図36(c)に示すように、軸受462を一端側へスライドさせて軸受組付け孔463に取り付け、軸受418を他端側へスライドさせて軸受組付け孔454に取り付ける。そして、各プーリ409をスライドさせ、それぞれ所定の位置に固定する。
図35、図36に示すように、特許文献1に記載の画像読取装置においては、駆動軸417を筐体423に組み付けるときは、駆動軸417を駆動軸417の軸方向である図中左右方向に大きく動かす必要がある。このように、駆動軸417を軸方向に大きく動かす必要があるため、駆動軸417の組付けに時間を要し、駆動軸417の筐体423への組付け作業性が悪いという課題がある。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、駆動軸を容易に筐体に取り付けることできる画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、板状の透明部材に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら前記透明部材上の原稿面から反射した光源の光を撮像素子に導く移動体と、装置本体の軸受組付け孔を有する支持部材に該軸受組付け孔に組み付けた軸受を介して回転自在に支持され、駆動源の駆動力を、前記移動体に伝達するための駆動軸とを備えた画像読取装置において、一端が開放端であり、他端が前記軸受組付け孔に連通する切り欠き部を前記支持部材に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、切り欠き部に駆動軸を通すことで、軸受組付け孔に駆動軸を通すことができる。これにより、駆動軸を切り欠き部の沿って移動させるだけで、駆動軸を軸受組付け孔に通すことができる。従って、駆動軸を軸方向に移動させて、駆動軸を軸受組付け孔に通す特許文献1に記載の構成に比べて、駆動軸の組付け作業性を向上させることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態の一例(以下、本実施形態を実施形態1という。)として、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機11という)について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置としての複写機11全体の外観斜視図である。
複写機11では、画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14などが収納された装置本体15の上部に画像読取装置としてのスキャナ16が配置されている。スキャナ16の上部には、原稿搬送手段としての原稿自動搬送装置(ADF)18が設けられている。
図1は、実施形態に係る画像形成装置としての複写機11全体の外観斜視図である。
複写機11では、画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14などが収納された装置本体15の上部に画像読取装置としてのスキャナ16が配置されている。スキャナ16の上部には、原稿搬送手段としての原稿自動搬送装置(ADF)18が設けられている。
図2は、複写機11の概略構成図である。
図2において、画像形成装置としての複写機11は、記録媒体にトナー像を形成する画像形成手段12と、この画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置13とを備えている。また、画像形成手段12に記録媒体を給送する記録媒体搬送装置14を備えている。
図2において、画像形成装置としての複写機11は、記録媒体にトナー像を形成する画像形成手段12と、この画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置13とを備えている。また、画像形成手段12に記録媒体を給送する記録媒体搬送装置14を備えている。
画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14は、装置本体15に収納されている。また、画像形成手段12の上部には、原稿画像を読取るスキャナ16と、原稿を搬送する開閉体として圧板の機能を有する自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)18とが配置されている。ADF18は、スキャナ16の筐体17にヒンジ機構を介して開閉自在に搭載されている。
ADF18は、原稿束を載置可能な原稿載置台20、原稿載置台20に載置された原稿束の上面に当接して原稿束を送り出す当接位置および原稿束から離隔する離隔位置の間で移動するピックアップローラ21を備えている。また、ピックアップローラ21によって送り出された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置であるスリットガラス36に向かって搬送する給紙ベルト22、リバースローラ23、搬送ローラ対24からなる原稿搬送手段25を備えている。また、読取位置で読取りが終了した原稿を原稿排紙台26に排紙する搬送ローラ対27および排紙ローラ対28からなる原稿排紙手段29を備えている。
また、排紙ローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aに摺接する従動ローラ28bおよび従動ローラ28cとを備えており、排紙ローラ対28の近傍には切換爪30が設けられている。切換爪30は、第1の切換位置と第2の切換位置との間で移動するようになっており、切換爪30が第1の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28bによって原稿が原稿排紙台26に排紙されるようになっている。また、切換爪30が第2の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28cによって原稿がスイッチバック通路31に搬送されるようになっている。
スイッチバック通路31には正逆回転自在なスイッチバックローラ対32が設けられている。スイッチバック通路31に搬送される原稿は、スイッチバックローラ対32によって図1中、右方向に搬送された後、スイッチバックローラ対32が逆転駆動する。これにより、再搬送経路を介して搬送ローラ対24に搬送される。このため、原稿が反転されて読取位置に搬送される。
また、スキャナ16は、それ自体周知のように、光学系34を収容した筐体17と、筐体17の上部に固定配置されたコンタクトガラス35およびスリットガラス36とを備えている。このスキャナ16にあっては、閉じられた原稿や本等からなる原稿をコンタクトガラス35上に原稿を載置して、その原稿PをADF18によって押圧することで、原稿を読取ることができる。また、ADF18によって自動搬送される原稿はスリットガラス36の読取位置で読取られるようになっている。スキャナ16の光学系34は、光源37と第1ミラー38とを有する第1走行体39と、第2ミラー40および第3ミラー41を有する第2走行体42とを有している。また、光学系34は、結像レンズ43と、CCDイメージセンサ44とを備えている。
第1走行体39および第2走行体42は、図1に示した位置から右方に移動し、このとき、光源37から出射する光によって原稿を照明する。その反射光を第1ミラー38、第2ミラー40および第3ミラー41の順に反射した後、結像レンズ43を通してCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、原稿の画像が読取られる。
また、ADF18によって原稿を読取る場合には、図1中、右方に示す位置に第1走行体39および第2走行体42を固定した状態で上述した手順で走行する原稿を読取る。
また、スリットガラス36上には反射ガイド板65が設けられており、この反射ガイド板65は原稿の読取時の白基準を構成するとともに、光源37からの光を反射するようになっている。また、コンタクトガラス35とスリットガラス36の間にはガイド部材71が設けられており、このガイド部材71は、スリットガラス36を通過した原稿を掬い上げて搬送ローラ対27に向かって案内するようになっている。
画像形成手段12は、プロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)を備えている。これらプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)には、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト46が対向配置されている。
四つのプロセスカートリッジ10の、符号の後に付されたY,M,C,BKという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒用の仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、K,Y,M,Cという添字を省略して説明する。
四つのプロセスカートリッジ10の、符号の後に付されたY,M,C,BKという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒用の仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、K,Y,M,Cという添字を省略して説明する。
プロセスカートリッジ10は、潜像担持体である感光体45、帯電手段である帯電部材47、現像手段である現像装置49、及び、クリーニング手段である感光体クリーニング装置を一体的に支持してユニット状とした構成となっている。各プロセスカートリッジ10は、それぞれの不図示のストッパーを解除することにより、装置本体15に対して着脱可能となっている。
感光体45は、図中の矢印で示すように、図中の時計周り方向に回転する。帯電部材47は、ローラ状の帯電ローラであり、感光体45の表面に圧接されており、感光体45の回転により従動回転する。作像時には、帯電部材47には図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加され、感光体45の表面を帯電する。プロセスカートリッジ10は、帯電手段として、感光体45の表面に接触するローラ状の帯電部材47を用いているが、帯電手段としてはこれに限るものではなく、コロナ帯電などの非接触帯電方式を用いてもよい。
露光装置48は、スキャナ16で読み込んだ原稿画像の画像情報またはパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像情報に基づいて、感光体45の表面に対して露光し、感光体45の表面に静電潜像を形成する。画像形成手段12が備える露光装置48は、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。
現像装置49は、粉体状のトナーを収容した現像容器53を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。感光体クリーニング装置55は、中間転写ベルトと対向する位置を通過した感光体45の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。感光体クリーニング装置55は、感光体45から除去されたトナーを受け入れるクリーニング容器を備えている。クリーニング容器内のトナーは、トナー搬送装置によって、図示していない廃トナー容器に搬送される。
四つのプロセスカートリッジ10は、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色ごとのトナー像を感光体45上に形成する。四つのプロセスカートリッジ10は、中間転写ベルト46の表面移動方向に並列に配設され、それぞれの感光体45上に形成されたトナー像を中間転写ベルト46に順に重ね合わせるように転写し、中間転写ベルト46上に可視像を形成する。
図1において、各感光体45に対して中間転写ベルト46を挟んで対向する位置には一次転写手段としての一次転写ローラ50が配置されている。一次転写ローラ50には不図示の高圧電源により一次転写バイアスが印加され、感光体45との間で一次転写電界を形成する。感光体45と一次転写ローラ50との間で一次転写電界が形成されることにより、感光体45の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト46の表面に転写される。中間転写ベルト46を張架する複数の張架ローラのうちの一つが不図示の駆動モータによって回転することによって中間転写ベルト46が図中の矢印A方向に表面移動する。表面移動する中間転写ベルト46の表面上に各色のトナー像が順次重ねて転写されることによって、中間転写ベルト46の表面上にフルカラー画像が形成される。
このようにして、中間転写ベルト46上に転写された重ねトナー像は、二次転写ローラ56の作用によって記録媒体に二次転写される。その転写後の中間転写ベルト46上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置52により除去される。このクリーニング装置52のクリーニング容器にもトナーが収容され、そのトナーは図示していない廃トナー容器に搬送される。
また、記録媒体搬送装置14は四つのプロセスカートリッジ10の下方に配置されている。この記録媒体搬送装置14は、転写紙または樹脂シート等からなる記録媒体Sを収容した給紙カセット57を有している。また、この給紙カセットに収納された記録媒体束の最上位の記録媒体Sに接触する給紙ローラ58と、レジストローラ対59とを有している。給紙ローラ58の回転によって最上位の記録媒体Sが図1中、矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Sは、レジストローラ対59の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト46と、中間転写ベルト46に対向配置された二次転写ローラ56との間に給送される。
この記録媒体Sが中間転写ベルト46と二次転写ローラ56との間を通過するとき、二次転写ローラ56には転写電圧が印加されることによって中間転写ベルト46上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、画像形成手段12により、記録媒体上にトナー像が形成されるのである。
また、トナー像が形成された記録媒体は定着装置13を通過し、このとき画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像がその記録媒体に定着される。また、定着装置13によって画像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ対60によって記録媒体排紙台61上に排紙される。
この記録媒体排紙台61は、画像形成手段12を収納する装置本体15とスキャナ16の間に形成されている。本実施形態では、排紙ローラ対60による記録媒体Sの排紙方向下流側の装置本体15およびスキャナの間が開放される胴内排紙型の複写機11となっている。
また、排紙ローラ対60の上流側には切換レバー62が設けられており、この切換レバー62は、記録媒体Sの裏面に複写を行うとき、記録媒体Sの表面の複写が終了した際に反転通路63側に切換えられるようになっている。
すなわち、記録媒体Sの後端が排紙ローラ対60に挟持されると、排紙ローラ対60が逆転駆動するとともに、切換レバー62が反転通路63に連通する位置に切換えられ、記録媒体Sが反転通路63に向かって搬送される。この反転通路63には反転ローラ対64が設けられており、この反転ローラ対64によって反転通路63を搬送される記録媒体は、再度、二次転写ローラ56側に搬送される。
図3は、スキャナ16を示す斜視図である。同図においては、便宜上、図示を省略しているが、このスキャナ16の上には、図示しないADF18が搭載され、蝶番によって揺動自在に支持されていることで、スキャナ16の上面を開閉することが可能になっている。スキャナ16の上面には、透明部材としてのコンタクトガラス35およびスリットガラス36とを備えている。
図4は、スキャナ16の内部構成をその側方から示す拡大構成図である。図に示すように、スキャナ16の筐体17は、第1移動体としての第1走行体39、第2移動体としての第2走行体42を収納している。また結像レンズ43、撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ44なども収納している。
第1走行体39は、光源37、第1ミラー38を保持しながら、コンタクトガラス35の面に沿って移動するようになっている。この際、光源37から発した光を、コンタクトガラス35を介して原稿Dの画像読取対象面に向けて照射し、画像読取対象面で反射した読取光を第1ミラー38で受ける。
第2走行体42は、第2ミラー40、第3ミラー41を保持しながら、第1走行体39と所定の距離をおいた状態で、コンタクトガラス35の面に沿って移動するようになっている。そして、第1走行体39の第1ミラー38から送られてくる読取光を第2ミラー40、第3ミラー41で順次反射させた後、結像レンズ43に入射せしめる。結像レンズ43に入射した読取光は、CCDイメージセンサ44の受光面に結像されて画像として読み取られる。なお、第1走行体39が距離Lだけ進む間に、第2走行体42が距離L/2だけ進む。これにより、光学系34の光路長が一定に保たれる。
図5は、スキャナ16の内部構造を示す斜視図である。
図5に示すように、筐体17は、底面部と底面部の4辺から垂直に立ち上がった4つの側面部とを有する箱型形状のベース部材110を備えている。また、第1走行体39および第2走行体42を副走査方向に走行させるための一対のレール部材165a,165bを備えている。さらには、コンタクトガラス35およびスリットガラス36を支持する一対の支持フレーム191a,191bを備えている。
図5に示すように、筐体17は、底面部と底面部の4辺から垂直に立ち上がった4つの側面部とを有する箱型形状のベース部材110を備えている。また、第1走行体39および第2走行体42を副走査方向に走行させるための一対のレール部材165a,165bを備えている。さらには、コンタクトガラス35およびスリットガラス36を支持する一対の支持フレーム191a,191bを備えている。
図6は、上記支持フレーム191a,191bを取り外したスキャナ16の内部構造を示す斜視図である。
図6に示すように、スキャナ16の筐体17内の主走査方向両端には、第1走行体39と第2走行体42とを筐体内で副走査方向に沿って走行させるための金属製のレール部材165a,165bが配置されている。各レール部材165a,165bには、第1走行体39を走行させるための第1レール167a,167bと、この第1レール167a,167bよりも鉛直方向の下方に、第2走行体42を走行させるための第2レール166a,166bとを有している。第1走行体39は、各レール部材165a,165bの第1レール167a,167bに架け渡されており、第2走行体42は、各レール部材165a,165bの第2レール166a,166bに架け渡されている。
図6に示すように、スキャナ16の筐体17内の主走査方向両端には、第1走行体39と第2走行体42とを筐体内で副走査方向に沿って走行させるための金属製のレール部材165a,165bが配置されている。各レール部材165a,165bには、第1走行体39を走行させるための第1レール167a,167bと、この第1レール167a,167bよりも鉛直方向の下方に、第2走行体42を走行させるための第2レール166a,166bとを有している。第1走行体39は、各レール部材165a,165bの第1レール167a,167bに架け渡されており、第2走行体42は、各レール部材165a,165bの第2レール166a,166bに架け渡されている。
各レール部材165a,165bの板厚は、ベース部材110の板厚よりも厚くなっており、各レール部材165a,165bを、ベース部材110内の主走査方向両端に固定することで、ベース部材110を補強している。
また、2本のレール部材165a,165bには、金属製の梁板168の端部が固定されている。これにより、梁板168は2本のレール部材165間に架け渡された姿勢で固定されている。金属製の梁板168は、その上面にネジ固定された結像レンズ43を保持したレンズユニット200や、これに固定されたCCDイメージセンサ44を保持している。
このように、本実施形態においては、ベース部材110よりも剛性が高く、精度よく成形されたレール部材165a,165bに光学系34を構成する第1走行体39、第2走行体42、レンズユニット200およびCCDイメージセンサ44が保持される。これにより、剛性が弱く撓みなどが生じやすいベース部材110に保持する場合に比べて、各部材の位置精度を高めることができる。これにより、良好な画像読取を行うことができる。
また、筐体17の後側板17aには、第1走行体39、第2走行体42を駆動させるための駆動モータ178が取り付けられている。また、レール部材165a,165bには、第1走行体39、第2走行体42に駆動モータ178の駆動力を伝達するための駆動軸174が回転自在に支持されている。
図7は、スキャナ16の第1走行体39及び第2走行体42を移動させる移動機構を示す斜視図である。同図において、光源37及び第1ミラー38を保持する第1走行体39は、駆動ワイヤ171に取り付けられている。また、この駆動ワイヤ171は、第2ミラー40及び第3ミラー41を保持する第2走行体42に回転自在に固定されたプーリ172に巻回されている。さらには、駆動軸174に固定されたワイヤプーリ175に巻回されている。この駆動軸174は、タイミングプーリ176とタイミングベルト177とを介して、駆動モータ178に繋がれている。駆動モータ178により駆動軸174の駆動伝達部材としてのワイヤプーリ175が回転駆動すると、駆動ワイヤ171が駆動して、第1走行体39が所定の速度vで移動するとともに、プーリ172を備えた第2走行体が速度v/2で移動する。
副走査方向における第1走行体39の移動可能範囲の一端は、第1走行体39の待機位置としてのホームポジションとなっている。第1走行体39がこのホームポジションよりも少しだけ他端側に進んだ位置にあると、第1走行体39はポジションセンサ173に検知される。ポジションセンサ173による位置から所定距離だけずれた位置がホームポジションになっている。本スキャナ16では、上述した駆動モータ178として、ステッピングモータを用いている。ステッピングモータに対する駆動パルス数と、第1走行体39の移動距離とは厳密に相関する。よって、第1走行体39がポジションセンサ173に検知された時点からの駆動モータ178に対する駆動パルス数により、第1走行体39の副走査方向の位置を正確に把握することができる。
図8は、駆動モータ178付近の斜視図である。
図8に示すように、駆動軸174の後端は、筐体17の後側板17aを貫通して、筐体17の外側に位置している。この駆動軸174の筐体17の外側に位置している箇所(以下、後端側という)に、タイミングプーリ176がネジ止めされており、タイミングベルト177とを介して、駆動モータ178に繋がれている。駆動軸174の後端側は、断面小判形状をしており、タイミングプーリ176の中心部には、断面小判形状の穴が設けられている。このタイミングプーリ176の小判形状の孔に駆動軸174の後端側を挿入することで、タイミングプーリ176は、駆動軸174に対して回転方向の移動が規制される。タイミングプーリ176は、駆動軸174に固定するための筒状部176aを有しており、この筒状部176aには、不図示のネジ挿入穴が形成されている。この不図示のネジ挿入穴にネジ201を挿入し、駆動軸174に設けたネジ孔にネジ201をネジ止めすることで、タイミングプーリ176が、駆動軸174に固定される。
図8に示すように、駆動軸174の後端は、筐体17の後側板17aを貫通して、筐体17の外側に位置している。この駆動軸174の筐体17の外側に位置している箇所(以下、後端側という)に、タイミングプーリ176がネジ止めされており、タイミングベルト177とを介して、駆動モータ178に繋がれている。駆動軸174の後端側は、断面小判形状をしており、タイミングプーリ176の中心部には、断面小判形状の穴が設けられている。このタイミングプーリ176の小判形状の孔に駆動軸174の後端側を挿入することで、タイミングプーリ176は、駆動軸174に対して回転方向の移動が規制される。タイミングプーリ176は、駆動軸174に固定するための筒状部176aを有しており、この筒状部176aには、不図示のネジ挿入穴が形成されている。この不図示のネジ挿入穴にネジ201を挿入し、駆動軸174に設けたネジ孔にネジ201をネジ止めすることで、タイミングプーリ176が、駆動軸174に固定される。
また、駆動軸174に取り付けられているワイヤプーリ175は、後側のレール部材165aの第1レール167aと第2レール166aとの間に配置されている。
図9は、図8において、駆動軸174を取り外した斜視図である。
図9に示すように、筐体17の後側板17aには、駆動軸174の後端側が貫通するための貫通孔183が設けられている。また、後側レール部材165aには、外観形状が長孔状のすべり軸受が組み付けられる長孔状の後側軸受組付け孔182aが設けられている。この後側軸受組付け孔182aの上方には、後側軸受組付け孔182aに駆動軸174を通すための後側切欠き部181aが設けられている。後側切り欠き部181aの幅Lは、駆動軸174の直径よりも大きく、後側軸受組付け孔182aの長手方向の長さL2よりも短くなっている。
図9に示すように、筐体17の後側板17aには、駆動軸174の後端側が貫通するための貫通孔183が設けられている。また、後側レール部材165aには、外観形状が長孔状のすべり軸受が組み付けられる長孔状の後側軸受組付け孔182aが設けられている。この後側軸受組付け孔182aの上方には、後側軸受組付け孔182aに駆動軸174を通すための後側切欠き部181aが設けられている。後側切り欠き部181aの幅Lは、駆動軸174の直径よりも大きく、後側軸受組付け孔182aの長手方向の長さL2よりも短くなっている。
図10は、図8の矢印A方向から見た図であり、図11は、駆動軸の軸中心を通って上下方向に切った断面を、図8の矢印A方向から見た図である。また、図12は、図8の矢印B方向から見た図であり、図13は、駆動軸の軸中心を通って上下方向に切った断面を、図8の矢印B方向から見た図である。
図11、図13に示すように駆動軸174の後端には、段差が設けられている。タイミングプーリ176の筒状部176aの先端は、内側に折れ曲がっており、この折れ曲がった部分を、駆動軸174の後端の段差に突き当てることで、タイミングプーリ176が、駆動軸174に対して位置決めされる。これにより、タイミングプーリ176を駆動軸174に対して回転させるだけで、筒状部176aに設けた不図示のネジ挿入穴と、駆動軸174のネジ孔とを連通させることができる。その結果、タイミングプーリ176を駆動軸174にネジ止めする際の作業性を向上させることができる。
また、図10、図12に示すように、ワイヤプーリ175にも、不図示のネジ挿入穴を有する筒状部175aが設けられている。この不図示のネジ挿入穴にネジ202を挿入し、駆動軸174に設けたネジ孔にネジ202をネジ止めすることで、ワイヤプーリ175が、駆動軸174に固定される。
図11、図13に示すように、後側レール部材165aに設けた後側軸受組付け孔182aに駆動軸174を受ける軸受184が装着されている。軸受184は、フランジ部を有しており、このフランジ部184aが、後側レール部材165aに筐体17の内側から突き当たっている。このフランジ部184aよりも内部側には、Eリング186が、駆動軸174の溝に嵌め込まれている。これにより、軸受184のフランジ部184aは、後側レール部材165aとEリング186とに挟持され、軸受184が、軸方向に固定される。
図14は、駆動軸174の前側付近を示す斜視図である。
駆動軸174の先端は、筐体17の前側板17bの手前側に位置している。また、前側も同様に、ワイヤプーリ175が前側レール部材165bの第1レール167bと第2レール166bとの間に配置されている。また、駆動軸174の前側も、軸受184を介して前側レール部材165bに回転自在に支持されている。
駆動軸174の先端は、筐体17の前側板17bの手前側に位置している。また、前側も同様に、ワイヤプーリ175が前側レール部材165bの第1レール167bと第2レール166bとの間に配置されている。また、駆動軸174の前側も、軸受184を介して前側レール部材165bに回転自在に支持されている。
図15は、図14において、駆動軸174を取り外した斜視図である。
図15に示すように、前側レール部材165bには、外観形状が長孔状のすべり軸受が組み付けられる長孔状の前側軸受組付け孔182bが設けられている。この前側軸受組付け孔182bの上方にも、前側軸受組付け孔182bに駆動軸174を通すための前側切欠き部181bが設けられている。前側切り欠き部181aの幅は、駆動軸174の直径よりも大きく、前側軸受組付け孔182bの長手方向の長さよりも短くなっている。
図15に示すように、前側レール部材165bには、外観形状が長孔状のすべり軸受が組み付けられる長孔状の前側軸受組付け孔182bが設けられている。この前側軸受組付け孔182bの上方にも、前側軸受組付け孔182bに駆動軸174を通すための前側切欠き部181bが設けられている。前側切り欠き部181aの幅は、駆動軸174の直径よりも大きく、前側軸受組付け孔182bの長手方向の長さよりも短くなっている。
図16は、図14の矢印C方向から見た図であり、図17は、駆動軸の軸中心を通って上下方向に切った断面を、図14の矢印C方向から見た図である。また、図18は、図16の矢印D方向から見た図であり、図19は、駆動軸174の軸中心を通って上下方向に切った断面を、図14の矢印D方向から見た図である。
図17、図19に示すように、前側レール部材165bに設けた前側軸受組付け孔182bに駆動軸174を受ける軸受184が装着されている。この軸受184は、後側軸受組付け孔182aに組み付けられる軸受と同じ構成となっており、後側と同様にして軸方向に固定されている。すなわち、軸受184のフランジ部184aが、前側レール部材165bとEリング186とに挟持されることで、軸方向に固定される。
また、図16、図18に示すように、駆動軸174の前側に取り付けられるワイヤプーリにも、不図示のネジ挿入穴を有する筒状部175aが設けられている。駆動軸174の後側に取り付けられるワイヤプーリの筒状部175のネジが挿入される箇所には、平面部が形成されている。一方、駆動軸の前側に取り付けられるワイヤプーリには、そのような平面部が形成されておらず、円形状となっている。従って、前側のワイヤプーリをそのまま駆動軸174にネジで締結した場合、十分な締結力が得られない。そのため、前側のワイヤプーリにおいては、平面部を備えたスペーサ204をかまして駆動軸174に締結している。なお、前側のワイヤプーリと、後側のワイヤプーリの構成が異なるのは、以下の理由による。すなわち、本実施形態においては、前側のワイヤプーリは、回転方向に位置が調整できるように、駆動軸174の直径に対して、駆動軸174が挿入される穴の直径が少し大きな構成となっている。このため、前側のワイヤプーリにおいては、筒状部175aに平面部が形成できないのである。本実施形態においては、上述した理由で、前側と後側のワイヤプーリの構成を異ならせているが、前側と後側のワイヤプーリの構成を同じにしてもよい。前側と後側のワイヤプーリの構成を同じにすることで、部品の管理コストなどを下げることができる。
図20は、駆動軸174の組付けについて説明する図である。
まず、2個の軸受184を駆動軸174に挿入し、一対のワイヤプーリ175を駆動軸174の前側と後側にそれぞれネジ止めする。次に、図20(a)に示すように、この駆動軸174を傾斜させて、後側切欠き部181aから後側軸受組付け孔182aへ駆動軸174を通すとともに、駆動軸174の後端を、筐体17の後側板17aの貫通孔183へ挿入する。駆動軸174の後端が、貫通孔183に挿入したら、駆動軸174の前側を下げていく。次に、駆動軸174の前側を、前側切欠き部181bを介して前側軸受組付け孔182bへ通す。
まず、2個の軸受184を駆動軸174に挿入し、一対のワイヤプーリ175を駆動軸174の前側と後側にそれぞれネジ止めする。次に、図20(a)に示すように、この駆動軸174を傾斜させて、後側切欠き部181aから後側軸受組付け孔182aへ駆動軸174を通すとともに、駆動軸174の後端を、筐体17の後側板17aの貫通孔183へ挿入する。駆動軸174の後端が、貫通孔183に挿入したら、駆動軸174の前側を下げていく。次に、駆動軸174の前側を、前側切欠き部181bを介して前側軸受組付け孔182bへ通す。
次に、図20(b)に示すように、駆動軸174に挿入されている各軸受184をスライドさせる。そして、図20(c)に示すように、各軸受184を、後側軸受組付け孔182aと、前側軸受組付け孔182bとに組み付ける。その後、駆動軸174の後端にタイミングプーリ176を組付け、駆動軸174の前側と後側とにそれぞれ設けられた溝にEリング186を嵌め込んで、軸受184を固定する。
このように、本実施形態においては、軸受組付け孔に駆動軸174を通すための切り欠き部181bを設けているので、駆動軸174を筐体17の開口部である上方から駆動軸174を組み付けることができる。
本実施形態とは異なり、軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部を有していない場合は、次のようにして、駆動軸174を組み付ける必要がある。すなわち、図9に示した筐体17の後側板17aに設けられた貫通孔183から軸方向(主走査方向)に駆動軸174を挿入する。次に、後側レール部材165aの第1レールと第2レールとの間に配置したワイヤプーリ175および、後側軸受組付け孔182aに駆動軸174を挿入する。次に、駆動軸174の先端から、2個の軸受184を挿入した後、前側軸受組付け孔182b、前側レール部材の第1レールと第2レールとの間に配置されたワイヤプーリ175に駆動軸174を挿入する。そして、ワイヤプーリ175を駆動軸174にネジ止めし、Eリング186およびタイミングプーリ176を駆動軸174に組み付ける。
このように、軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部を有していない場合は、第1レールと第2レールとの間に配置したワイヤプーリ175に駆動軸を挿入する必要がある。第1レールと第2レールとの間に配置したワイヤプーリ175は、軸受組付け孔182bとは異なり、筐体17に固定されておらず、また、駆動軸が貫通する孔も軸受組付け孔182bよりも小さい。そのため、第1レールと第2レールとの間に配置したワイヤプーリ175に駆動軸を挿入するのは、容易ではない。さらに、第1レールと第2レールとの間の狭い空間内に配置されるワイヤプーリ175を駆動軸174にネジ止めするのは、容易ではない。さらに、ワイヤプーリ175を駆動軸174にネジ止めする際に、ネジを筐体に落とした場合、筐体の狭い隙間にネジが入り込むおそれがある。その場合、ネジを筐体から取り除くのに、大変な労力を要する。また、駆動軸174を後側から軸方向に移動させて組み付けるため、駆動軸174を組み付けるには、すくなくとも、駆動軸の長さの2倍以上の作業スペースが必要となる。また、駆動軸174を組み付けるのに駆動軸を動かす距離が長いため、駆動軸を組み付けるのに時間を要する。
これに対し、本実施形態においては、上述したように、予めワイヤプーリがネジ止めされた駆動軸を筐体17に組み付けることができる。これにより、駆動軸174を容易に筐体に組み付けることができる。また、別の広い空間で、ワイヤプーリを駆動軸174にネジ止めすることができる。これにより、容易にワイヤプーリを駆動軸に固定することができる。また、筐体内にネジを落とすこともない。さらには、ほぼ、駆動軸174を上から下へ落とすだけで、駆動軸174を筐体17内に組み付けることができる。従って、軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部を有していない構成に比べて、駆動軸174を組み付けるのに駆動軸を動かす距離が格段に短い。このため、軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部を有していない構成に比べて、格段に、駆動軸174の組付けを容易に行うことができ、駆動軸174の組付け時間を格段に短縮することができる。
図21は、切り欠き部181の変形例について説明する図である。
本実施形態においては、図21(a)に示すように、駆動軸174を通すために、駆動軸174の直径Dよりも、切り欠き部181の幅L1が大きくなっている。また、軸受184が切り欠き部181を通って外れないように、軸受184が嵌る軸受け組付け孔182の横方向の長さL2よりも切り欠き部181の幅L1が短くなっている。
本実施形態においては、図21(a)に示すように、駆動軸174を通すために、駆動軸174の直径Dよりも、切り欠き部181の幅L1が大きくなっている。また、軸受184が切り欠き部181を通って外れないように、軸受184が嵌る軸受け組付け孔182の横方向の長さL2よりも切り欠き部181の幅L1が短くなっている。
図21(a)に示すような構成に対して、図21(b)に示すように、切り欠き部181の幅が、上方にいくにつれて(軸受組付け孔182から離れるにつれて)広くなるような形状としてもよい。これにより、図21(a)に示す構成に比べて、駆動軸174を切り欠き部181に入れやすくなる。また、例えば、切り欠き部181の真上に駆動軸の切り欠き部181への挿入を妨げる部材がある場合、図21(c)に示すように傾斜した切り欠き部としてもよい。これにより、斜め上方から切り欠き部181に駆動軸174を入れることができ、切り欠き部181の真上に駆動軸の切り欠き部181への挿入を妨げる部材があっても、切り欠き部181に駆動軸174を入れることができる。
また、図22(a)に示すように、駆動軸174が、筐体17の下方に配置される場合、軸受組付け孔182は、レール部材の下方に位置することになり、切り欠き部181の長さが長くなってしまう。この場合、レール部材165の剛性が低下してしまう。先に述べたように、本実施形態においては、レール部材165に、光学系34(第1、第2走行体39、42、結像レンズ43、CCDイメージセンサ44など)などを取り付けている。このため、レール部材165の剛性が低下し、撓みや捩れが生じると、光学系34を構成する部材間の位置精度が低下する。このため、このような場合は、図22(b)に示すように、駆動軸174を組み付けた後、補強坂189を切り欠き部181付近で固定して、レール部材165の剛性の低下を抑えるようにする。
また、本実施形態においては、第2走行体42の移動範囲外に駆動軸174が組みつけられているが、装置の構成によっては、第2走行体42の移動範囲に駆動軸174が組み付けられる場合もある。その場合は、図24に示すように、駆動軸174を組み付けた後に、摺動性のある材質からなる第2レール166bをレール部材165に貼り付けてもよい。
次に、光学系34(光源、ミラー、結像レンズ、CCD)を一体的に副走査方向に移動させて、画像を読み取るスキャナについて、変形例のスキャナとして説明する。
図24は、変形例のスキャナ16Aを示す分解斜視図である。変形例のスキャナ16Aの内部には、原稿を光走査しながら読み取るための一体型走査ユニット301や、これを副走査方向(図中矢印A方向)に移動可能に保持するガイドロッド302及びガイドレール303などが配設されている。
図25は、一体型走査ユニット301を拡大して示す拡大構成図である。一体型走査ユニット301のフレーム307は、光源37と、原稿Dからの反射光を屈折させる5枚の反射ミラー304などが保持されしている。また、結像レンズ43、CCDイメージセンサ44、CCDイメージセンサ44から出力された電気信号に基づいて画像信号を出力する駆動回路基板305などを備えている。CCDイメージセンサ44と駆動回路基板305は、取り付け部材308によりフレーム307に取り付けられている。
図26は、一体型走査ユニット301を駆動する駆動系を示す概略構成図であり、図27は、一体型走査ユニット301を駆動する駆動系を示す斜視図である。駆動軸174の構成は、実施形態の駆動軸174と同様な構成をしている。すなわち、駆動軸174の後端にタイミングプーリ176がネジ止めされており、駆動軸174の前側と後側とにそれぞれ、ワイヤプーリ175がネジ止めされている。
各ワイヤプーリ175には、複数回巻回された駆動ワイヤ171の一端が係止されている。この駆動ワイヤ171は、アイドルプーリ317A,317Bの間に掛け渡されている。駆動ワイヤ171の所定位置には、取付具301bにより一体型走査ユニット301が係止されている。
駆動モータ178が駆動すると、タイミングプーリ176とタイミングベルト177とを介して、駆動モータ178の駆動力が、駆動軸174に伝達され、駆動軸174が回転駆動する。駆動軸174が回転駆動することで、駆動ワイヤ171が駆動して、一体型走査ユニット301が、ガイドレール303とガイドロッド302とに案内され、矢印G方向へ移動する。コンタクトガラス35上の原稿Dの読取が終了したら、画像露光を行わずにクイックリターンしてホームポジションに戻る。
図28に示すように、往動時は、駆動軸174を矢印I方向(図中時計回り)に回動させることで、一体型走査ユニット301が、矢印G方向へ移動する。そして、コンタクトガラス35上の原稿Dの読取が終了したら、駆動軸174の回転方向を矢印J方向(図中反時計回り)に逆回転させる。これにより、一体型走査ユニット301が、矢印H方向へ移動し、ホームポジションに戻る。
この変形例のスキャナ16Aにおいては、図26に示すように、駆動軸174は、筐体17の前側板17bと後側板17aとに回転自在に支持されている。
図29は、変形例のスキャナ16Aの筐体17の要部斜視図である。この変形例のスキャナ16Aにおいては、筐体17の前側板17bと後側板17aとに、駆動軸174を受ける軸受が組み付けられる軸受組付け孔182aが設けられている。そして、筐体17の前側板17bと後側板17aとに、駆動軸174を軸受組付け孔182aに通すための切り欠き部181aが形成されている。
図30は、変形例のスキャナ16Aにおける駆動軸174の組付けについて説明する図である。
図30(a)に示すように予め、タイミングプーリ176がネジ止めされ、2個軸受184、ワイヤプーリ175が挿入された駆動軸174を、筐体17に組み付ける。このような駆動軸174を筐体17の軸受組付け孔182a,182bに挿入するときは、上から下へ駆動軸174を移動させる。これにより、図30(b)に示すように、駆動軸174が、切欠き部181a,181bを通って、軸受組付け孔182a,182bに挿入することができる。次に、図30(c)に示すように、各軸受184をスライドさせて、それぞれ軸受組付け孔182a,182bに組み付ける。そして、ワイヤプーリ175をスライドさせて、ワイヤプーリ175を駆動軸174にネジ止めする。
図30(a)に示すように予め、タイミングプーリ176がネジ止めされ、2個軸受184、ワイヤプーリ175が挿入された駆動軸174を、筐体17に組み付ける。このような駆動軸174を筐体17の軸受組付け孔182a,182bに挿入するときは、上から下へ駆動軸174を移動させる。これにより、図30(b)に示すように、駆動軸174が、切欠き部181a,181bを通って、軸受組付け孔182a,182bに挿入することができる。次に、図30(c)に示すように、各軸受184をスライドさせて、それぞれ軸受組付け孔182a,182bに組み付ける。そして、ワイヤプーリ175をスライドさせて、ワイヤプーリ175を駆動軸174にネジ止めする。
このように、変形例のスキャナ16Aにおいても駆動軸174を、筐体17の開口部である上方から下方へ移動させるだけで、駆動軸174を軸受組付け孔182a,182bに挿入することができる。これにより、駆動軸174を軸方向に動かして、駆動軸174を、軸受組付け孔182a,182bに挿入する場合に比べて、容易に、駆動軸174を軸受組付け孔182a,182bに挿入することができる。その結果、駆動軸174の組付け作業性を向上することができる。
また、変形例のスキャナ16Aにおいては、図31に示すように、軸受組付け孔の一方側にのみ切り欠き部181aを設けてもよい。
図32は、図31に示す構成での、駆動軸174の組付けについて説明する図である。
図32(a)に示すように、タイミングプーリ176がネジ止めされ、2個の軸受184と、ワイヤプーリ175とが挿入された駆動軸174を、筐体17に組み付ける。この駆動軸174を、筐体17の斜め上方から駆動軸174の先端を、前側軸受組付け孔184bに挿入する。駆動軸174の先端を、前側軸受組付け孔182bに挿入したら、駆動軸174の後端側を上から下へ移動させて、駆動軸174の後端側を切り欠き部181aを通して、後側軸受組付け孔182aに挿入する(図32(b))。
図32(a)に示すように、タイミングプーリ176がネジ止めされ、2個の軸受184と、ワイヤプーリ175とが挿入された駆動軸174を、筐体17に組み付ける。この駆動軸174を、筐体17の斜め上方から駆動軸174の先端を、前側軸受組付け孔184bに挿入する。駆動軸174の先端を、前側軸受組付け孔182bに挿入したら、駆動軸174の後端側を上から下へ移動させて、駆動軸174の後端側を切り欠き部181aを通して、後側軸受組付け孔182aに挿入する(図32(b))。
そして、図32(c)に示すように各軸受184スライドさせて、それぞれ軸受組付け孔182a,182bに組み付ける。そして、ワイヤプーリ175をスライドさせて、ワイヤプーリ175を駆動軸174にネジ止めする。
この図31に示す構成では、駆動軸174を前側軸受組付け孔182bに挿入するとき、駆動軸174を軸方向に移動させるため、図29に示す構成に比べれば、駆動軸174の組付け作業性が悪くなる。しかし、駆動軸を前側軸受組付け孔182bに挿入するときの駆動軸174を軸方向に移動させる量は、少しである。よって、駆動軸174を軸方向に移動させて、前側と後側の軸受組付け孔182a,182bに挿入する場合に比べれば、駆動軸174の組付け作業性は格段に向上する。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
コンタクトガラス35などの板状の透明部材に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら透明部材上の原稿面から反射した光源37の光をCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導く第1走行体39などの移動体と、装置本体の軸受組付け孔182a,182bを有する筐体17などの支持部材に軸受組付け孔182a,182bに組み付けた軸受184a,184bを介して回転自在に支持され、駆動モータ178などの駆動源の駆動力を、移動体に伝達するための駆動軸174とを備えたスキャナ16などの画像読取装置において、一端が開放端であり、他端が軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部181a,181bを前記支持部材に設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、駆動軸174を装置本体に容易に組み付けることができる。
(態様1)
コンタクトガラス35などの板状の透明部材に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら透明部材上の原稿面から反射した光源37の光をCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導く第1走行体39などの移動体と、装置本体の軸受組付け孔182a,182bを有する筐体17などの支持部材に軸受組付け孔182a,182bに組み付けた軸受184a,184bを介して回転自在に支持され、駆動モータ178などの駆動源の駆動力を、移動体に伝達するための駆動軸174とを備えたスキャナ16などの画像読取装置において、一端が開放端であり、他端が軸受組付け孔182a,182bに連通する切り欠き部181a,181bを前記支持部材に設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、駆動軸174を装置本体に容易に組み付けることができる。
(態様2)
また、(態様1)において、第1走行体39などの移動体、および、CCDイメージセンサ44などの撮像素子を内部に納め、開口部を有する筐体17を有し、切り欠き部181a,181bの一端は、他端よりも筐体17の開口部側に位置する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、筐体17の開口部から駆動軸174を組み付けることができ、駆動軸174を装置本体に容易に組み付けることができる。
また、(態様1)において、第1走行体39などの移動体、および、CCDイメージセンサ44などの撮像素子を内部に納め、開口部を有する筐体17を有し、切り欠き部181a,181bの一端は、他端よりも筐体17の開口部側に位置する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、筐体17の開口部から駆動軸174を組み付けることができ、駆動軸174を装置本体に容易に組み付けることができる。
(態様3)
また、(態様2)において、筐体17は、箱型形状のベース部材110と、ベース部材110よりも剛性が大きく、第1走行体39などの移動体を副走査方向に移動させるためのレール部材165a,165bとを備え、レール部材165a,165bを、支持部材として用いた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、軸受組付け孔に軸受を介して組み付けられた駆動軸174が、傾いたりするのを抑制することができる。
また、(態様2)において、筐体17は、箱型形状のベース部材110と、ベース部材110よりも剛性が大きく、第1走行体39などの移動体を副走査方向に移動させるためのレール部材165a,165bとを備え、レール部材165a,165bを、支持部材として用いた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、軸受組付け孔に軸受を介して組み付けられた駆動軸174が、傾いたりするのを抑制することができる。
(態様4)
また、(態様3)において、少なくとも光源37を備えた第1走行体39などの第1移動体と、コンタクトガラス35などの透明部材上の原稿面から反射した光源の光を反射してCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導くための第2ミラー40,第3ミラー41などの反射鏡を備えた第2走行体42などの第2移動体とを有し、レール部材165a,165bは、第1移動体を移動させるための第1レール167a,167bと、第2移動体を移動させるための第2レール166a,166bとを有し、駆動軸174には、第1移動体および第2移動体に駆動力を伝達するためのワイヤプーリ175などの駆動伝達部材が設けられており、駆動伝達部材は、第1レールと第2レールとの間に配置した。
このような構成において、軸受組付け孔182aに駆動軸174を通すための切り欠き部181aを設けた構成を採用することで、図20を用いて説明したように、駆動軸174の組付け性を格段に向上させることができる。
また、(態様3)において、少なくとも光源37を備えた第1走行体39などの第1移動体と、コンタクトガラス35などの透明部材上の原稿面から反射した光源の光を反射してCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導くための第2ミラー40,第3ミラー41などの反射鏡を備えた第2走行体42などの第2移動体とを有し、レール部材165a,165bは、第1移動体を移動させるための第1レール167a,167bと、第2移動体を移動させるための第2レール166a,166bとを有し、駆動軸174には、第1移動体および第2移動体に駆動力を伝達するためのワイヤプーリ175などの駆動伝達部材が設けられており、駆動伝達部材は、第1レールと第2レールとの間に配置した。
このような構成において、軸受組付け孔182aに駆動軸174を通すための切り欠き部181aを設けた構成を採用することで、図20を用いて説明したように、駆動軸174の組付け性を格段に向上させることができる。
(態様5)
また、(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、切り欠き部181a,181bの一端は、他端に対して鉛直方向上方に位置する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、駆動軸174を落とすだけで、軸受組付け孔182aに駆動軸174を通すことができ、駆動軸174の組付け性を向上させることができる。
また、(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、切り欠き部181a,181bの一端は、他端に対して鉛直方向上方に位置する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、駆動軸174を落とすだけで、軸受組付け孔182aに駆動軸174を通すことができ、駆動軸174の組付け性を向上させることができる。
(態様6)
また、(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、切り欠き部181の幅は、駆動軸174の直径よりも大きく、軸受組付孔182よりも狭い。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、切り欠き部181に駆動軸174を通すことができ、かつ、軸受184が、切欠き部181から抜け出すのを防止することができる。
また、(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、切り欠き部181の幅は、駆動軸174の直径よりも大きく、軸受組付孔182よりも狭い。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、切り欠き部181に駆動軸174を通すことができ、かつ、軸受184が、切欠き部181から抜け出すのを防止することができる。
(態様7)
また、原稿面の画像を読み取るスキャナ16などの画像読取部と、画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段12などの画像形成部とを備えた画像形成装置において、画像読取部として、(態様1)乃至(態様6)いずれかの画像読取装置を用いた。
かかる構成備えることで、スキャナ16などの画像読取部の組付け作業性を向上することができる。
また、原稿面の画像を読み取るスキャナ16などの画像読取部と、画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段12などの画像形成部とを備えた画像形成装置において、画像読取部として、(態様1)乃至(態様6)いずれかの画像読取装置を用いた。
かかる構成備えることで、スキャナ16などの画像読取部の組付け作業性を向上することができる。
11:複写機
12:画像形成手段
16,16A:スキャナ
17:筐体
17a:後側板
17b:前側板
34:光学系
35:コンタクトガラス
37:光源
38:第1ミラー
39:第1走行体
40:第2ミラー
41:第3ミラー
42:第2走行体
43:結像レンズ
44:CCDイメージセンサ
110:ベース部材
165b:前側レール部材
165a:後側レール部材
166:タイミングプーリ
166a,166b:第2レール
167a,167b:第1レール
168:梁板
171:駆動ワイヤ
172:プーリ
173:ポジションセンサ
174:駆動軸
175:ワイヤプーリ
176:タイミングプーリ
177:タイミングベルト
178:駆動モータ
181a,181b:切り欠き部
182a,182b:軸受組付け孔
183:貫通孔
184:軸受
186:Eリング
189:補強坂
191a,191b:支持フレーム
301:一体型走査ユニット
12:画像形成手段
16,16A:スキャナ
17:筐体
17a:後側板
17b:前側板
34:光学系
35:コンタクトガラス
37:光源
38:第1ミラー
39:第1走行体
40:第2ミラー
41:第3ミラー
42:第2走行体
43:結像レンズ
44:CCDイメージセンサ
110:ベース部材
165b:前側レール部材
165a:後側レール部材
166:タイミングプーリ
166a,166b:第2レール
167a,167b:第1レール
168:梁板
171:駆動ワイヤ
172:プーリ
173:ポジションセンサ
174:駆動軸
175:ワイヤプーリ
176:タイミングプーリ
177:タイミングベルト
178:駆動モータ
181a,181b:切り欠き部
182a,182b:軸受組付け孔
183:貫通孔
184:軸受
186:Eリング
189:補強坂
191a,191b:支持フレーム
301:一体型走査ユニット
Claims (7)
- 板状の透明部材に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら前記透明部材上の原稿面から反射した光源の光を撮像素子に導く移動体と、
装置本体の軸受組付け孔を有する支持部材に該軸受組付け孔に組み付けた軸受を介して回転自在に支持され、駆動源の駆動力を、前記移動体に伝達するための駆動軸とを備えた画像読取装置において、
一端が開放端であり、他端が前記軸受組付け孔に連通する切り欠き部を前記支持部材に設けたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1の画像読取装置において、
前記移動体、および、前記撮像素子を内部に納め、開口部を有する筐体を有し、
前記切り欠き部の一端は、前記他端よりも前記筐体の開口部側に位置することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項2の画像読取装置において、
前記筐体は、箱型形状のベース部材と、前記ベース部材よりも剛性が大きく、前記移動体を副走査方向に移動させるためのレール部材とを備え、
前記レール部材を、前記支持部材として用いたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項3の画像読取装置において、
少なくとも光源を備えた第1移動体と、
前記透明部材上の原稿面から反射した光源の光を反射して撮像素子に導くための反射鏡を備えた第2移動体とを有し、
前記レール部材は、前記第1移動体を移動させるための第1レールと、前記第2移動体を移動させるための第2レールとを有し、
前記駆動軸には、前記第1移動体および前記第2移動体に駆動力を伝達するための駆動伝達部材が設けられており、
該駆動伝達部材は、前記第1レールと前記第2レールとの間に配置したことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至4いずれかの画像読取装置において、
前記切り欠き部の一端は、前記他端に対して鉛直方向上方に位置することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至5いずれかの画像読取装置において、
前記切り欠き部の幅は、前記駆動軸の直径よりも大きく、前記軸受組付け孔よりも狭いことを特徴とする画像読取装置。 - 原稿面の画像を読み取る画像読取部と、
該画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
上記画像読取部として、請求項1乃至6いずれかの画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2013-01-25 JP JP2013012662A patent/JP2014145797A/ja active Pending
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