JP6094868B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
少なくとも光源を備えた走行体を、コンタクトガラス上の原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動させながら、コンタクトガラス上の原稿面から反射した光源の光を撮像素子に導いて画像を読み取る画像読取装置を備えた画像形成装置が知られている。
走行体、撮像素子などを収納した筐体に設けられたレールに沿って走行体は移動して原稿をスキャンする。
このような画像読取装置において、筐体の剛性が低いと、画像読取装置の設置のために画像読取装置を持ち運ぶ際に、筐体が捩れたり、曲がったりするおそがある。また、画像読取装置のメンテナンスなどのために画像読取装置を画像形成装置から取り外して装置外へ持ち運ぶときに、筐体が捩れたり、曲がったりするおそがある。
特許文献1には、走行体を走行させるレールを有するレール部材により筐体を補強した画像読取装置が記載されている。
図22は、特許文献1に記載の画像読取装置200を示す断面図である。
特許文献1に記載の画像読取装置200は、上端面に開口部206が形成された筐体207、筐体207内に紙面と直交する方向に往復動自在に収納された走行体208を有している。また、筐体207に取り付けられて開口部206を覆うコンタクトガラス209を有している。
筐体207は、矩形状の底面部210と、この底面部210の4辺から立ち上がった側面部211とを有し、底面部210と側面211とがL字形状部212をなす上端開放の箱形状のベース部材213を有している。また、筐体207は、走行体208が走行するためのレール面を備えた一対のレール部材214を備えており、一方のレール部材214は、ベース部材213の図中左右方向である主走査方向一端に固定され、他方のレール部材214が、ベース部材213の主走査方向他端に固定される。
各レール部材214は、第1垂直面部215、第2垂直面部216、これらの垂直面部215,216の一端同士を繋ぐ第1水平面部217を有してクランク状に折り曲げられた部分を有している。また、第2垂直面部216の他端側に形成されて第1水平面部217と上下方向で平行に対向するように折り曲げられた第2水平面部218を有している。第1垂直面部215と第1水平面部217とによりL字形状部219が形成されている。各レール部材214の第1水平面部217が走行体208のレール面であり、第2水平面部218がコンタクトガラス209の載置面である。
この特許文献1に記載の画像読取装置において、ベース部材213へのレール部材214の固定は、次のように行われている。
図23は、一方のレール部材214の固定について説明する図である。図23に示すように、レール部材214の第1垂直面部215の下縁部に形成された突起状の固定部220を底面部210に形成された穴221に差し込む。次に、底面部210の穴221から筐体の外側に突き出した固定部220を折り曲げるとともにその折り曲げ部分を溶接することで、レール部材214がベース部材213の底面部210に固定される。さらに、第2垂直面部216と側面部211とを重ね合わせて、その箇所を溶接又はねじ止め等により固定する。これにより、レール部材214がベース部材213の側面211にも固定される。
このようにして各レール部材214が、ベース部材213に固定されることで、図22に示すように、ベース部材213両端のL字形状部212とレール部材214のL字形状部219とにより筐体207の両端に角パイプ形状部222が形成される。角パイプ形状部222により筐体207の剛性がアップされる。このため、画像読取装置を持ち運ぶときに、捩れや、曲がりが発生しにくくなる。その結果、筐体207の上記捩れや曲がりが原因となる画像読取性能の低下が防止される。
近年、省エネなどの観点から、画像読取装置200のさらなる軽量化が求められてきている。このため、ベース部材213の板厚のさらなる薄型化が求められてきている。しかしながら、ベース部材213の板厚を薄くすると、ベース部材214の剛性が低下する。このように、ベース部材213の板厚を薄くした場合、特許文献1に示す構成では、筐体207の捩れや曲がりを十分に抑制できないという課題があった。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、筐体の捩れや、曲がりを良好に抑制することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら前記透明部材上の原稿面から反射した光源の光を撮像素子に導く走行体と、前記撮像素子及び前記走行体を収納する筐体とを備え、前記筐体は、矩形状の底面部とこの底面部から垂直に立ち上がった側面部とを有し、底面部と側面部とでL字形状部を形成するベース部材、および、少なくとも前記走行体が走行する前記底面部と平行なレール面部と、このレール面部の一端側から垂直に立ち下がった第1垂直面部とを有し、レール面部と第1垂直面部とでL字形状部を形成するレール部材を備え、前記レール部材を、前記ベース部材の側面部と、前記ベース部材の底面部とに固定して、前記ベース部材のL字形状部と、前記レール部材のL字形状部とで角パイプ形状を形成する画像読取装置において、前記レール部材の前記ベース部材の底面部に固定する固定部を、前記第1垂直面部から垂直に折り曲げて、前記レール部材の副走査方向一端から他端側まで延びる面とし、前記筐体は、前記透明部材を支持する支持部材を備え、前記支持部材を、前記レール部材に対して取り外し可能に固定したことを特徴とするものである。
特許文献1に記載の構成においては、レール部材214をベース部材213の底面部210に固定するためのレール部材214に設けた固定部は、図23に示すように、第1垂直面部215の下縁部に形成された突起である。上述したように、レール部材214をベース部材213の底面部210に固定する際、この突起状の固定部220を折り曲げている。しかし、この場合、固定部220を折り曲げることで、剛性が高まる箇所は、レール部材214の突起状の固定部220が形成されている箇所のみであり、特許文献1に記載の構成では、固定部220を折り曲げることによるレール部材214の剛性アップは、さほど期待できない。
これに対し、本発明によれば、第1垂直面部から垂直に折り曲げて形成されるレール部材のベース部材の底面に固定する固定部は、レール部材の副走査方向一端から他端側まで延びる面である。従って、固定部により、レール部材を副走査方向全域にわたり剛性を高めることができ、特許文献1に記載の構成に比べて、レール部材の剛性を高めることができる。よって、筐体に捩れ変形させるような力や、曲げ変形させるような力が生じた場合でも、剛性が高められたレール部材によって、筐体の変形が抑制される。従って、特許文献1の構成に比べて、筐体の捩れや曲がりを良好に抑制することができる。これにより、特許文献1に比べて、ベース部材の板厚を薄くすることができ、画像読取装置のさらなる軽量化を図ることができる。
実施形態に係る画像形成装置としての複写機全体の外観斜視図。 複写機の概略構成図。 スキャナを示す斜視図。 スキャナの内部構成をその側方から示す拡大構成図。 移動機構を示す斜視図。 スキャナの内部構造を示す斜視図。 筐体の分解斜視図。 レール部材にレンズブロックを取り付ける様子を示す図。 レール部材にレンズブロックを取り付けた様子を示す図。 駆動軸のレール部材への取り付けについて説明する図。 レール部材にアイドラプーリを取り付ける様子を示す図。 レール部材にアイドラプーリを保持した状態を示す図。 支持フレームが取り外された筐体のレール部材付近の断面図。 レール部材とベース部材との接合箇所を示す斜視図。 レール部材の第2垂直面部とベース部材の側面部との接合箇所を示す斜視図。 メカニカルクリンチ接合の説明図。 バーリングかしめ接合の説明図。 プレスかしめ接合の説明図。 支持フレームをレール部材に取り付ける様子を示す図。 支持フレームのレール部材への固定について説明する図。 筐体の装置本体への固定について説明する図。 従来の画像読取装置を示す断面図。 従来の画像読取装置におけるレール部材の固定について説明する図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態の一例(以下、本実施形態を実施形態1という。)として、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機11という)について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置としての複写機11全体の外観斜視図である。
複写機11では、画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14などが収納された装置本体15の上部に画像読取装置としてのスキャナ16が配置されている。スキャナ16の上部には、原稿搬送手段としての原稿自動搬送装置(ADF)18が設けられている。
図2は、複写機11の概略構成図である。
図2において、画像形成装置としての複写機11は、記録媒体にトナー像を形成する画像形成手段12と、この画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置13とを備えている。また、画像形成手段12に記録媒体を給送する記録媒体搬送装置14を備えている。
画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14は、装置本体15に収納されている。また、画像形成手段12の上部には、原稿画像を読み取るスキャナ16と、原稿を搬送する開閉体として圧板の機能を有する自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)18とが配置されている。ADF18は、スキャナ16の筐体17にヒンジ機構を介して開閉自在に搭載されている。
ADF18は、原稿束を載置可能な原稿載置台20、原稿載置台20に載置された原稿束の上面に当接して原稿束を送り出す当接位置および原稿束から離隔する離隔位置の間で移動するピックアップローラ21を備えている。また、ピックアップローラ21によって送り出された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置であるスリットガラス36に向かって搬送する給紙ベルト22、リバースローラ23、搬送ローラ対24からなる原稿搬送手段25を備えている。また、読取位置で読み取りが終了した原稿を原稿排紙台26に排紙する搬送ローラ対27および排紙ローラ対28からなる原稿排紙手段29を備えている。
また、排紙ローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aに摺接する従動ローラ28bおよび従動ローラ28cとを備えており、排紙ローラ対28の近傍には切換爪30が設けられている。切換爪30は、第1の切換位置と第2の切換位置との間で移動するようになっており、切換爪30が第1の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28bによって原稿が原稿排紙台26に排紙されるようになっている。また、切換爪30が第2の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28cによって原稿がスイッチバック通路31に搬送されるようになっている。
スイッチバック通路31には正逆回転自在なスイッチバックローラ対32が設けられている。スイッチバック通路31に搬送される原稿は、スイッチバックローラ対32によって図1中、右方向に搬送された後、スイッチバックローラ対32が逆転駆動する。これにより、再搬送経路を介して搬送ローラ対24に搬送される。このため、原稿が反転されて読取位置に搬送される。
また、スキャナ16は、それ自体周知のように、光学系34を収容した筐体17と、筐体17の上部に固定配置されたコンタクトガラス35およびスリットガラス36とを備えている。このスキャナ16にあっては、閉じられた原稿や本等からなる原稿をコンタクトガラス35上に原稿を載置して、その原稿PをADF18によって押圧することで、原稿を読取ることができる。また、ADF18によって自動搬送される原稿はスリットガラス36の読取位置で読み取られるようになっている。スキャナ16の光学系34は、光源37と第1ミラー38とを有する第1走行体39と、第2ミラー40および第3ミラー41を有する第2走行体42とを有している。また、光学系34は、結像レンズ43と、CCDイメージセンサ44とを備えている。
第1走行体39および第2走行体42は、図1に示した位置から右方に移動し、このとき、光源37から出射する光によって原稿を照明する。その反射光を第1ミラー38、第2ミラー40および第3ミラー41の順に反射した後、結像レンズ43を通してCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、原稿の画像が読取られる。
また、ADF18によって原稿を読み取る場合には、図1中、右方に示す位置に第1走行体39および第2走行体42を固定した状態で上述した手順で走行する原稿を読み取る。
また、スリットガラス36上には反射ガイド板65が設けられており、この反射ガイド板65は原稿の読取時の白基準を構成するとともに、光源37からの光を反射するようになっている。また、コンタクトガラス35とスリットガラス36の間にはガイド部材71が設けられており、このガイド部材71は、スリットガラス36を通過した原稿を掬い上げて搬送ローラ対27に向かって案内するようになっている。
画像形成手段12は、プロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)を備えている。これらプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)には、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト46が対向配置されている。
四つのプロセスカートリッジ10の、符号の後に付されたY,M,C,BKという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒用の仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、K,Y,M,Cという添字を省略して説明する。
プロセスカートリッジ10は、潜像担持体である感光体45、帯電手段である帯電部材47、現像手段である現像装置49、及び、クリーニング手段である感光体クリーニング装置を一体的に支持してユニット状とした構成となっている。各プロセスカートリッジ10は、それぞれの不図示のストッパーを解除することにより、装置本体15に対して着脱可能となっている。
感光体45は、図中の矢印で示すように、図中の時計周り方向に回転する。帯電部材47は、ローラ状の帯電ローラであり、感光体45の表面に圧接されており、感光体45の回転により従動回転する。作像時には、帯電部材47には図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加され、感光体45の表面を帯電する。プロセスカートリッジ10は、帯電手段として、感光体45の表面に接触するローラ状の帯電部材47を用いているが、帯電手段としてはこれに限るものではなく、コロナ帯電などの非接触帯電方式を用いてもよい。
露光装置48は、スキャナ16で読み込んだ原稿画像の画像情報またはパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像情報に基づいて、感光体45の表面に対して露光し、感光体45の表面に静電潜像を形成する。画像形成手段12が備える露光装置48は、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。
現像装置49は、粉体状のトナーを収容した現像容器53を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。感光体クリーニング装置55は、中間転写ベルトと対向する位置を通過した感光体45の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。感光体クリーニング装置55は、感光体45から除去されたトナーを受け入れるクリーニング容器を備えている。クリーニング容器内のトナーは、トナー搬送装置によって、図示していない廃トナー容器に搬送される。
四つのプロセスカートリッジ10は、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色ごとのトナー像を感光体45上に形成する。四つのプロセスカートリッジ10は、中間転写ベルト46の表面移動方向に並列に配設され、それぞれの感光体45上に形成されたトナー像を中間転写ベルト46に順に重ね合わせるように転写し、中間転写ベルト46上に可視像を形成する。
図1において、各感光体45に対して中間転写ベルト46を挟んで対向する位置には一次転写手段としての一次転写ローラ50が配置されている。一次転写ローラ50には不図示の高圧電源により一次転写バイアスが印加され、感光体45との間で一次転写電界を形成する。感光体45と一次転写ローラ50との間で一次転写電界が形成されることにより、感光体45の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト46の表面に転写される。中間転写ベルト46を張架する複数の張架ローラのうちの一つが不図示の駆動モータによって回転することによって中間転写ベルト46が図中の矢印A方向に表面移動する。表面移動する中間転写ベルト46の表面上に各色のトナー像が順次重ねて転写されることによって、中間転写ベルト46の表面上にフルカラー画像が形成される。
このようにして、中間転写ベルト46上に転写された重ねトナー像は、二次転写ローラ56の作用によって記録媒体に二次転写される。その転写後の中間転写ベルト46上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置52により除去される。このクリーニング装置52のクリーニング容器にもトナーが収容され、そのトナーは図示していない廃トナー容器に搬送される。
また、記録媒体搬送装置14は四つのプロセスカートリッジ10の下方に配置されている。この記録媒体搬送装置14は、転写紙または樹脂シート等からなる記録媒体Sを収容した給紙カセット57を有している。また、この給紙カセットに収納された記録媒体束の最上位の記録媒体Sに接触する給紙ローラ58と、レジストローラ対59とを有している。給紙ローラ58の回転によって最上位の記録媒体Sが図1中、矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Sは、レジストローラ対59の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト46と、中間転写ベルト46に対向配置された二次転写ローラ56との間に給送される。
この記録媒体Sが中間転写ベルト46と二次転写ローラ56との間を通過するとき、二次転写ローラ56には転写電圧が印加されることによって中間転写ベルト46上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、画像形成手段12により、記録媒体上にトナー像が形成されるのである。
また、トナー像が形成された記録媒体は定着装置13を通過し、このとき画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像がその記録媒体に定着される。また、定着装置13によって画像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ対60によって記録媒体排紙台61上に排紙される。
この記録媒体排紙台61は、画像形成手段12を収納する装置本体15とスキャナ16の間に形成されている。本実施形態では、排紙ローラ対60による記録媒体Sの排紙方向下流側の装置本体15およびスキャナの間が開放される胴内排紙型の複写機11となっている。
また、排紙ローラ対60の上流側には切換レバー62が設けられており、この切換レバー62は、記録媒体Sの裏面に複写を行うとき、記録媒体Sの表面の複写が終了した際に反転通路63側に切換えられるようになっている。
すなわち、記録媒体Sの後端が排紙ローラ対60に挟持されると、排紙ローラ対60が逆転駆動するとともに、切換レバー62が反転通路63に連通する位置に切換えられ、記録媒体Sが反転通路63に向かって搬送される。この反転通路63には反転ローラ対64が設けられており、この反転ローラ対64によって反転通路63を搬送される記録媒体は、再度、二次転写ローラ56側に搬送される。
図3は、スキャナ16を示す斜視図である。同図においては、便宜上、図示を省略しているが、このスキャナ16の上には、図示しないADF18が搭載され、蝶番によって揺動自在に支持されていることで、スキャナ16の上面を開閉することが可能になっている。スキャナ16の上面には、透明部材としてのコンタクトガラス35およびスリットガラス36とを備えている。
図4は、スキャナ16の内部構成をその側方から示す拡大構成図である。図に示すように、スキャナ16の筐体17は、第1移動体としての第1走行体39、第2移動体としての第2走行体42を収納している。また結像レンズ43、撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ44なども収納している。
第1走行体39は、光源37、第1ミラー38を保持しながら、コンタクトガラス35の面に沿って移動するようになっている。この際、光源37から発した光を、コンタクトガラス35を介して原稿Dの画像読取対象面に向けて照射し、画像読取対象面で反射した読取光を第1ミラー38で受ける。
第2走行体42は、第2ミラー40、第3ミラー41を保持しながら、第1走行体39と所定の距離をおいた状態で、コンタクトガラス35の面に沿って移動するようになっている。そして、第1走行体39の第1ミラー38から送られてくる読取光を第2ミラー40、第3ミラー41で順次反射させた後、結像レンズ43に入射せしめる。結像レンズ43に入射した読取光は、CCDイメージセンサ44の受光面に結像されて画像として読み取られる。なお、第1走行体39が距離Lだけ進む間に、第2走行体42が距離L/2だけ進む。これにより、光学系34の光路長が一定に保たれる。
図5は、スキャナ16の第1走行体39及び第2走行体42を移動させる移動機構を示す斜視図である。同図において、光源37及び第1ミラー38を保持する第1走行体39は、駆動ワイヤ171に取り付けられている。また、駆動ワイヤ171は、アイドルプーリ179a,179Bの間に掛け渡されており、第2走行体42に回転自在に固定されたプーリ172と、駆動軸に固定されたワイヤプーリ175とに巻き回されている。駆動軸174は、タイミングプーリ176とタイミングベルト177とを介して、駆動モータ178に繋がれている。駆動モータ178により駆動軸174の駆動伝達部材としてのワイヤプーリ175が回転駆動すると、駆動ワイヤ171が駆動して、第1走行体39が所定の速度vで移動するとともに、プーリ172を備えた第2走行体が速度v/2で移動する。
副走査方向における第1走行体39の移動可能範囲の一端は、第1走行体39の待機位置としてのホームポジションとなっている。第1走行体39がこのホームポジションよりも少しだけ他端側に進んだ位置にあると、第1走行体39はポジションセンサ173に検知される。ポジションセンサ173による位置から所定距離だけずれた位置がホームポジションになっている。本スキャナ16では、上述した駆動モータ178として、ステッピングモータを用いている。ステッピングモータに対する駆動パルス数と、第1走行体39の移動距離とは厳密に相関する。よって、第1走行体39がポジションセンサ173に検知された時点からの駆動モータ178に対する駆動パルス数により、第1走行体39の副走査方向の位置を正確に把握することができる。
図6は、スキャナ16の内部構造を示す斜視図であり、図7は、第1走行体39、第2走行体、結像レンズ43、CCDイメージセンサ44などを収納する筐体17の分解斜視図である。
図6、図7に示すように、筐体17は、底面部110eと底面部110eの4辺から垂直に立ち上がった4つの側面部110a,110b,110c,110dとを有する箱型形状のベース部材110を備えている。また、第1走行体39および第2走行体42を副走査方向に走行させるための一対のレール部材120を備えている。さらには、コンタクトガラス35およびスリットガラス36を支持する一対の支持フレーム130を備えている。
レール部材120は、ベース部材110の主走査方向両端に固定されている。レール部材120は、板金をクランク状に折り曲げて形成された部分を有している。具体的には、レール部材120は、第1走行体39を走行させるための水平な第1レール面部121と、第2走行体42を走行させるための水平な第2レール面部122とを有している。この第2レール面部122の主走査方向一端側からベース部材110の底面部110e側へ直角に折り曲げて第1垂直面部123が形成されている。また、第2レール面部122の他端から上側(コンタクトガラス側)へ直角に折り曲げて第2垂直面部124が形成されている。上記第1レール面部121は、第2垂直面部124から第2レール面部122側と反対側へ直角に折り曲げて形成されている。また、第2垂直面部124の副走査方向両端には、第2垂直面部124から第2レール面部122側へ直角に折り曲げて形成された側壁面部126が形成されている。また、レール部材120は、第2垂直面部124の下端から筐体17の内側へ向けて直角に折り曲げて形成されたレール部材120をベース部材110の底面部110eに固定するための固定面部125を有している。
第1走行体39は、各レール部材120の第1レール面部121に架け渡されており、第2走行体42は、各レール部材120の第2レール面部122に架け渡されている。第1走行体39は、第1レール面部121の第2垂直面部124側の端部付近に接触して走行する。また、第2走行体42は、第2レール面部122の第2垂直面部124側の端部付近に接触して走行する。このように、第1走行体39、第2走行体42は、強度の高い折り曲げ付近に接触して走行するので、安定した走行を実現することができる。
レール部材120は、第1走行体39、第2走行体42を水平に移動させるために、第1レール面部121、第2レール面部122の第1走行体39、第2走行体42が走行する走行面が水平である必要がある。レール部材120の剛性が弱いと、レール部材120が撓んだり、変形したりして第1レール面部121、第2レール面部122の走行面が水平で無くなる。そのため、レール部材120が撓んだり、変形したりしないように、板厚の厚い板金で形成して、レール部材120の剛性を高くしている。
本実施形態においては、第1走行体39が走行するための第1レール面部121と、第2走行体42が走行するための第2レール面部122とを備えている。第1走行体39が走行するレール面部と、第2走行体42が走行するためのレール面部とをそれぞれ別に設けることで、第1走行体39と第2走行体42とを、同じレール面部で走行させる場合に比べて、次の利点がある。すなわち、第1走行体39、第2走行体42いずれも、重心的に安定した箇所を、レール面部に接触させることができる。これにより、第1走行体39、第2走行体42を安定的に走行させることができるという利点である。
また、本実施形態においては、レール部材120に第1レール面部121と、第2レール面部122とを形成することで、第1レール面部121と第2レール面部122とを、別の部材で形成する場合に比べて、次の利点を得ることができる。すなわち、良好な読取画像を得るためには、第1レール面部121と第2レール面部122との間の位置精度が重要となってくる。第1レール面部121と第2レール面部122とを別の部材で形成した場合、レール間の位置精度を出すには、第1レール面部121を有する部材、第2レール面部122を有する部材をそれぞれ精度よく組み付ける必要があり、組付け作業性が悪い。一方、本実施形態のように、一つの部材に第1レール面部121、第2レール面部122を形成することで、加工により予めレール間の位置精度が出された部材を取り付けるので、組付けによりレール間の位置精度が悪化することがない。従って、組付け作業性の向上を図ることができる。また、第1レール面部121と第2レール面部122とを、別の部材で形成した場合は、次の問題も生じる。すなわち、経時使用で第1レール面部121を有する部材または第2レール面部122を有する部材のいずれかの固定が緩むと、レール間の位置関係が崩れてしまい、読取画像が劣化するおそれがあるという問題である。一方、本実施形態においては、一つの部材に第1レール面部121、第2レール面部122を形成することで、経時使用において、レール間の位置関係が崩れてしまうことがない。従って、経時にわたり良好な読取画像を得ることができる。
本実施形態においては、スキャナ16の軽量化を図るため、ベース部材110を、加工が可能な最小限度の厚みに設定している。具体的には、先の図7に示すように、ベース部材110の底面部110eに絞り加工を施しているが、この絞り加工が可能な最小限の厚さ(0.4〜0.6mm)にベース部材110の厚みを設定している。このように、スキャナ16の軽量化を図るために、ベース部材110の厚みを極限まで薄くすことで、筐体17の剛性が弱くなってしまう。このため、本実施形態においては、レール部材120の板厚を、ベース部材110の板厚よりも厚くし、レール部材120でベース部材110を補強することで、筐体17の剛性を高めている。レール部材120によりベース部材110を補強するには、ベース部材110の板厚に対して、レール部材120の板厚を2倍以上に設定するのが好ましい。本実施形態においては、ベース部材110の板厚を0.4mm、レール部材120の板厚を0.8mmに設定している。
このように、本実施形態においては、ベース部材110の板厚を薄くしており、ベース部材の剛性は弱い。そのため、ベース部材110に結像レンズ43やCCDイメージセンサ44を保持すると、ベース部材110の撓みや変形により結像レンズ43やCCDイメージセンサ44の位置が変位するおそれがある。結像レンズ43やCCDイメージセンサ44の位置が変位すると、良好な読取画像が得られなくおそれがある。そのため、本実施形態においては、剛性が高く、精度よく成形されたレール部材120に、CCDイメージセンサ44および結像レンズ43を取り付けている。具体的には、CCDイメージセンサ44および結像レンズ43を保持するレンズブロック145を介して、CCDイメージセンサ44および結像レンズ43をレール部材120に取り付けている。
図8は、レール部材120にレンズブロック145を取り付ける様子を示す図であり、図9は、レール部材120にレンズブロック145を取り付けた様子を示す図である。
図8に示すように、レール部材120の固定面部125の副走査方向一端側付近には、レンズブロック145が固定されるための2個の取り付け台座125aが、所定の間隔を開けて設けられている。また、これら取り付け台座125a間の中央には、レンズブロック145をレール部材120に位置決めするための位置決め台座125bが設けられている。各取り付け台座125aの中央には、ネジ溝が切られたネジ孔が設けられており、位置決め台座125bの中央には、位置決め突起が設けられている。
レンズブロック145は、板厚0.8mm程度の板金からなり、このレンズブロック145には、結像レンズ43を保持したレンズユニット190がネジ止めされており、CCDイメージセンサ44は、レンズユニット190に固定されている。このレンズブロック145には、結像レンズ43とCCDイメージセンサ44との関係が、光学的に調整された状態で、それぞれレンズブロック145に固定されている。
レンズブロック145の主走査方向両端には、それぞれ副走査方向に所定の間隔を開けて2箇所、貫通孔145aが形成されている。また、これら貫通孔145aの間には、位置決め穴145bが設けられている。レンズユニット一端側の位置決め穴145bは、主走査方向に延びる長穴となっており、他端側の位置決め穴145bは、上述した位置決め突起より僅かに大きい丸穴となっている。
レンズブロック145の各位置決め穴145bに、位置決め台座125bに設けられた位置決め突起を嵌め込んで、レンズブロック145をレール部材120に対して位置決めする。そして、レンズブロック145の各貫通孔145aにネジを挿入し、取り付け台座125aのネジ孔にネジを締結することで、レンズブロック145がレール部材120に取り付けられる(図9参照)。
本実施形態においては、光学系34を構成する部材のうち、光源37、第1ミラー38は、第1走行体39を介してレール部材120に保持される。また、光学系34を構成する部材のうち、第2ミラー40、第3ミラー41は、第2走行体42を介してレール部材120に保持される。また光学系34を構成する部材のうち、結像レンズ43、CCDイメージセンサ44は、レンズブロック145を介してレール部材120に保持される。このように、本実施形態においては、光学系34を構成する部材すべてが、剛性が高く、精度よく製造されたレール部材120に保持される。これにより、光学系34を構成する各部材間の光学的位置精度を良好に保つことができる。これにより、良好な読取画像を得ることができる。
さらには、本実施形態においては、先の図5に示した第1走行体39及び第2走行体42を移動させる移動機構の駆動軸174およびアイドラプーリ179a,179bが、上記レール部材120に取り付けられている。図10に示すように、レール部材120の第2レール面部122の略中央部には、駆動軸174に固定されたワイヤプーリ175が配置されるための切り欠き122aが設けられている。また、レール部材120の第2垂直面部124の略中央には、軸受組付け穴123aが設けられており、この軸受組付け穴123aに軸受を介して駆動軸174が回転自在に取り付けられている。
図11は、レール部材120にアイドラプーリ179bを取り付ける様子を示す図である。
図11に示すように、レール部材120の副走査方向両端の側壁面部126には、プーリ組付け孔126aが形成されている。また、これら側壁面部126の上辺の中央部には、支持フレーム130が固定されるフレーム固定面部126bが設けられている。アイドラプーリ179bは、プーリ保持面部180aと取り付け面部180bとを有した断面略L字状のプーリ保持部材180のプーリ保持面部180aに回転自在に支持されている。
図12は、レール部材120にアイドラプーリ179bを保持した状態を示す図である。
プーリ保持部材180に保持されたアイドラプーリ179bを、図中手前側の側壁面部126のプーリ組付け孔126aに挿入し、プーリ保持部材180の取り付け面部180bを、側壁面部126に突き当てる。そして、取り付け面部180bを側壁面部126にネジで固定することで、アイドラプーリ179bが、レール部材120に取り付けられる。
なお、図示してないが、アイドラプーリ179aは、同様にして図中奥側の側壁面部126に取り付けられる。
このように、アイドラプーリ179a,179bや駆動軸174を剛性の高いレール部材120に取り付けることで、移動機構に負荷がかかった場合でも、駆動軸174やアイドラプーリ179a,179bの変位を抑えることができる。これにより、移動機構に負荷がかかったときの駆動ワイヤ171の緩みや撓みが抑制され、第1走行体39および第2走行体42の走行性能を安定させることができる。
次に、レール部材120のベース部材110への固定について、説明する。
図13は、支持フレーム130が取り外された筐体17のレール部材120付近の断面図である。なお、レール部材120の構成、レール部材120のベース部材110への固定は、各レール部材120で同じであるので、以下の説明では、主走査方向一端側(図7の奥側)のレール部材120について説明する。
レール部材120は、ベース部材110の側面部110aと、底面部110eとにカシメ接合で固定されている。具体的には、レール部材120の第2垂直面部124が、ベース部材110の側面部110aの上端部付近にカシメ固定され、レール部材120の固定面部125が、ベース部材110の底面部110eにカシメ接合で固定される。
図14、図15は、レール部材120とベース部材110との接合箇所を示す図である。図の×印の箇所が、レール部材120とベース部材110との接合箇所である。図14、図15に示すようにレール部材120の第2垂直面部124の下部が、ベース部材110の側面部110aの上部にカシメ接合される。また、副走査方向に6箇所、レール部材120の第2垂直面部124が、ベース部材110の側面部110aにカシメ固定される。また、図14に示すように、副走査方向に6箇所、レール部材120の固定面部125が、ベース部材110の底面部110eにカシメ接合される。
本実施形態におけるカシメ接合は、複数枚の板金を変形させて接合する方法を用いており、スポットクリンチ接合、トックス(登録商標)接合等のメカニカルクリンチ接合で接合している。このようなカシメ接合方法については、特開2010−279961号公報、特開2005−8953号公報に詳細の説明がある。
図16は、メカニカルクリンチ接合の説明図である。
図に示すように、メカニカルクリンチ接合は、凹部が形成されたダイ142上に板金を重ね合わせて載置し、パンチ141でこれら板金を潰して上下の板金を噛み合わせることによって接合する。メカニカルクリンチ接合は、図17に示すバーリングかしめ、図18に示すプレスかしめよりも接合部分が大きく強度的に優れている。また穴を開ける必要がないため、装置内部にゴミが入らないという長所がある。
本実施形態においては、カシメ接合によりレール部材120をベース部材110に固定しているが、ネジによりレール部材120をベース部材110に固定してもよい。上述したように、ベース部材110の板厚を薄くしているため、ベース部材110にネジ溝を切ったネジ孔を形成することができない。このため、ネジ止めにする場合は、板厚の厚いレール部材120にネジ孔を形成し、ベース部材110から、ネジを固定することになる。その場合、レール部材120をベース部材110の底面部110eにネジ止めする場合、下側からネジ止めしたり、筐体17を上下逆さまにしてネジ止めしたりするため、ネジ止め作業が煩雑となる。一方、カシメ接合によりレール部材120をベース部材110に固定する場合は、筐体を上下逆さまにするなどせずに、レール部材120をベース部材110の底面部110eに固定することができる。従って、カシメ接合にすることで、ネジ止めとした場合に比べて作業性が向上する。なお、レール部材120のベース部材110側面部への固定は、ネジ止めでも作業性を悪化させないため、レール部材120のベース部材110側面への固定は、ネジ止めにしてもよい。また、レール部材120とベース部材110とを溶接して、レール部材120をベース部材110に固定してもよい。しかし、カシメ接合により接合することにより、溶接で接合する場合に比べて、接合コストを安くすることができる。
レール部材120をベース部材110底面部110eと、この底面部110eに直交する側面部110aの2面で固定することで、先の図13に示すように、筐体17の主走査方向両端に断面矩形状の角パイプ形状部Sを形成することができる。具体的には、上述のように固定することで、ベース部材110の底面部110eと側面部110aとで形成された断面L字形状部L1と、第2レール面部122と第2垂直面部124とにより形成された断面L字形状部L2とにより角パイプ形状部Sが形成される。この断面L字形状部L1、断面L字形状部L2とにより、ベース部材110の底面部110eや側面部110aの撓みや変形を抑制でき、ベース部材110が補強される。また、レール部材120の第2レール面部122と第2垂直面部との断面L字形状部L3、第2垂直面部124と固定面部125との断面L字形状部L4も、ベース部材110の底面部110eや側面部110aの撓みや変形の抑制に付与する。このように、レール部材120によりベース部材110が補強されることで、ベース部材110の板厚を薄くしても、筐体17の剛性を確保することができ筐体17の捩れ変形や曲げ変形などを抑制することができる。
また、本実施形態においては、図13に示すように、レール部材120は、板金を4箇所折り曲げて形成して、断面L字状の部分を4箇所形成している。先の図22に示した従来のレール部材においては、レール部材の折り曲げ箇所は、3箇所である。本実施形態においては、ベース部材110の底面部110eに固定する固定部を、第2垂直面部123を折り曲げて形成することで、4箇所、折り曲げ箇所を形成した。これにより、先の図22に示した従来のレール部材よりも、レール部材120の剛性を高めることができる。また、ベース部材110の底面部110eに固定する固定面部は、レール部材120の副走査方向全域に設けられている。これにより、レール部材120の副走査方向全域で折り曲げたことによる剛性アップの効果を得ることができる。これにより、ベース部材110の板厚を薄くしても、筐体17の変形を抑制することができる。
ベース部材110の底面部110eに固定する固定部を、第2垂直面部123を折り曲げて形成することで、メカニカルクリンチ接合でレール部材120をベース部材110の底面部110eに固定することができる。これにより、先の図22に示した従来構成と異なり、底面部110eに孔を形成する必要がない。これにより、底面部110eに孔を開ける加工が不要となり、製造コストの削減を図ることができる。
また、上述したコンタクトガラス35を支持する支持フレーム130も、レール部材120に取り付けている。
図19は、支持フレーム130をレール部材120に取り付ける様子を示す図である。
図19に示すように、支持フレーム130は、板金を折り曲げ加工や絞り加工を施して形成したものであり、コンタクトガラス35が載置されるコンタクトガラス載置面部132を有している。また、このコンタクトガラス載置面部132の主走査方向外側端部から下側へ直角に折り曲げて形成して、レール部材120の第2垂直面部124に固定するための、レール固定面部131を有している。このレール固定面部には、絞り加工により、3箇所、レール部材120の第2垂直面部側へ凹ませた第1締結部131aを有している。これら凹ませた締結部131aの底面には、ネジが貫通する貫通孔が形成されている。また、コンタクトガラス載置面部132の副走査方向両端には、レール部材120のフレーム固定面部126bに固定するための第2締結部132aが設けられている。また、支持フレーム130は、レール固定面部131の下端から、レール部材120側へ直角に折り曲げた補強面部133を有している。
ある程度のページ数を有した書籍のようなブック原稿を、開いて画像読み取る際、ブック原稿の綴じ代付近のページ部分がコンタクトガラス35面から離れないようにするため、ユーザーがブック原稿をコンタクトガラス35押し付ける場合がある。この場合に、コンタクトガラス載置面部132が撓むなどにして、筐体内部側へ位置するおそれがある。コンタクトガラス載置面部132の真下には、第1走行体39が、配置されている。従って、コンタクトガラス載置面部132が筐体内部側へ撓むとと、画像読取時に第1走行体39がコンタクトガラス載置面部132にぶつかるおそれがある。また、支持フレーム130の剛性が弱く、撓みや捩れが生じやすいと、コンタクトガラス載置面部132のコンタクトガラス35を載置する面の水平度が維持できない。その結果、コンタクトガラス35が傾いて載置され、読取画像の品質が悪化するおそれがある。従って、支持フレーム130は、撓んだり、捩れたりしないように、ある程度の剛性が必要となっている。このため、本実施形態では、支持フレーム130の板厚を、レール部材120の板厚と同程度として、ベース部材110よりも剛性を備えた構成にしている。これにより、支持フレーム130のたわみや変形などを抑えることができ、コンタクトガラス35を精度良く支持することができる。また、ユーザーがブック原稿をコンタクトガラス35押し付けて画像を読み取る場合でも、コンタクトガラス載置面部132が筐体内部へ撓むのを抑制することができる。これにより、画像読取時に第1走行体39がコンタクトガラス載置面部132にぶつかるのを防止することができる。
さらに、本実施形態には、支持フレーム130は、3箇所折り曲げ加工を施し、さらに、レール固定面部131に副走査方向に3箇所、絞り加工を施している。これにより、支持フレーム130の剛性を高めることができ、支持フレーム130のたわみや変形を抑えることができる。
次に、支持フレーム130のレール部材120への固定について説明する。
図20は、支持フレーム130のレール部材120への固定について説明する図である。
図20に示すように、支持フレーム130は、先の図19に示した第1締結部131aの底面に設けた貫通孔にネジ161を挿入して、レール部材120の第2垂直面部124に設けられたネジ孔にネジ止めする。また、コンタクトガラス載置面部132の副走査方向両端部に設けられた第2締結部132aの貫通孔にネジ161を差し込んで、レール部材120のフレーム固定面部126bにネジ止めする。
本実施形態においては、支持フレーム130が、レール部材120の第2垂直面部124と、第2垂直面部124に直交するフレーム固定面部126bに固定される。これにより、支持フレーム130で筐体17の主走査方向両端の剛性をさらに高めることができる。具体的に説明すると、筐体17の側面(ベース部材110の側面部110aとレール部材120の第2垂直面部124とで構成された面)の変形を、以下の支持フレーム130の断面L字状部分により抑制することができる。すなわち、コンタクトガラス載置面部132とレール固定面部131との間の断面L字形状部分L5である。また、第1締結部131aとレール固定面部131との間の断面L字形状部分L6、第1締結部131aの側面部と貫通孔が形成された底面部との間の断面L字形状部分L7も、筐体17の側面の変形抑制に付与する。このように、支持フレーム130により、筐体17の主走査方向両端部を補強でき、筐体17の変形をさらに抑制することができる。
また、ユーザーがブック原稿などをコンタクトガラス35押し付けた場合などのときに、支持フレーム130のコンタクトガラス載置面部132が、筐体内部へ傾くのを、次の断面L字形状部により抑制することができる。すなわち、レール部材120の断面L字形状部L2,L3,L4、ベース部材110の断面L字形状部L1である。これにより、ユーザーがブック原稿などをコンタクトガラス35押し付けて画像を読み取る際に、第1走行体39が、コンタクトガラス載置面部132にぶつかるのを抑制することができる。
本実施形態では、支持フレーム130を設け、第1レール面部121、第2レール面部122が設けられたレール部材120とは異なる部材にコンタクトガラス載置面部132を設けた。そして、支持フレーム130を、レール部材120にネジ止めして、ネジを取り外すことで、支持フレーム130をレール部材120から取り外すことができるようにした。これにより、以下の利点を得ることができる。すなわち、先の図22に示す従来例のようにレール部材120に原稿載置面部を設けた構成においては、例えば、走行体が保持する光源37に寿命がきて走行体を交換するとき、原稿載置面部が走行体を取り外す際の邪魔となる。一方、本実施形態においては、走行体を交換する際は、コンタクトガラス載置面部132が形成された支持フレーム130を、レール部材120から取り外すことで、コンタクトガラス載置面部132が走行体の交換と邪魔となることがない。従って、走行体の交換を容易に行うことができる。
また、支持フレーム130をレール部材120の第2垂直面部124に対して上下方向に2箇所、ネジ止めしてもよい。支持フレーム130をレール部材120の第2垂直面部124に対して上下方向に1箇所、ネジ止めしている場合、以下の問題が生じるおそれがある。すなわち、ユーザーがブック原稿をコンタクトガラス押し付けて読み取るとき、支持フレーム130のレール部材120の第2垂直面部124とのネジ止め部に応力が集中する。その結果、第2垂直面部124が外側に撓んで、支持フレーム130のコンタクトガラス載置面部132が、筐体内部側へ傾くおそれがある。その場合、筐体内を副走査方向に移動中の第1走行体39が、支持フレーム130のコンタクトガラス載置面部132に当たるおそれがある。
これに対し、支持フレーム130をレール部材120の第2垂直面部124に対して上下方向に2箇所、ネジ止めすることにより、ネジ止め部に加わる荷重が分散され、第2垂直面部124が外側に撓むのを抑制することができる。これにより、支持フレーム130のコンタクトガラス載置面部132が第1走行体39に当たるのを抑制することができる。
図21は、筐体17の装置本体への固定について説明する図である。
画像形成装置の装置本体15には、スキャナ16を載置し、固定するための一対のスキャナ支持板150を備えている。一方のスキャナ支持板150は、スキャナ16の筐体17の長手方向(副走査方向)一端側を支持し、他方のスキャナ支持板150は、筐体17の長手方向(副走査方向)他端側を支持する。各スキャナ支持板150は、断面L字形状をしており、筐体17を支持する筐体支持面部152と、筐体が固定される筐体固定面部151とを備えている。筐体固定面部151には、筐体17の短手方向(主走査方向)に所定の間隔を開けて3箇所、ネジが貫通する貫通孔151aが設けられている。筐体支持面部152の主走査方向両端部には、筐体17を支持するための筐体支持突起152aが設けられている。
筐体17は、一対のスキャナ支持板150の筐体支持突起152aにより、4角が支持される。そして、各貫通孔151aにネジを挿入して筐体17の主走査方向両側面に設けられたネジ溝を有するネジ孔にネジをネジ止めすることにより、筐体17が、一対のスキャナ支持板150に締結される。
本実施形態においては、スキャナ16は、4つの筐体支持突起152aにより4角が支持される。この筐体17の4角は、レール部材120とベース部材110とにより角パイプ形状が形成されている部分であり、筐体の剛性が確保されている部分である。このように、筐体17の剛性が確保された筐体の角パイプ形状部分を支持することで、スキャナの重量による筐体の変形を最小限に抑えることができる。その結果、筐体17に収納された各部材の位置精度を確保でき、良好な読取画像を得ることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
コンタクトガラス35などの板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら透明部材上の原稿面から反射した光源37の光をCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導く走行体(本実施形態では、第1走行体39と第2走行体42とを備えている)と、撮像素子及び走行体を収納する筐体17とを備え、筐体17は、矩形状の底面部110eとこの底面部110eから垂直に立ち上がった側面部110a〜110dとを有し、底面部110eと側面部110aとでL字形状部L1を形成するベース部材110、および、少なくとも走行体が走行する(本実施形態では、第2走行体42)が走行する底面部110eと平行なレール面部122と、このレール面部122の一端側から垂直に立ち下がった第1垂直面部123とを有し、レール面部122と第1垂直面部123とでL字形状部L2を形成するレール部材120を備え、レール部材120を、ベース部材110の側面部122aと、ベース部材110の底面部110eとに固定して、ベース部材110のL字形状部L1と、レール部材120のL字形状部L2とで角パイプ形状Sを形成するスキャナ16などの画像読取装置において、レール部材120のベース部材110の底面部110eに固定する固定部125を、第1垂直面部123から垂直に折り曲げて、レール部材110の副走査方向一端から他端側まで延びる面とした。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、ベース部材110の板厚を薄くしても、良好に筐体に捩れや曲げ変形を抑制することができる。
(態様2)
また、(態様1)において、ベース部材110の板厚がレール部材120の板厚よりも薄い。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、装置の軽量化を図ることができる。
(態様3)
また、(態様1)または(態様2)において、少なくとも光源37を備えた第1走行体39と、前記レール面部を走行して、前記透明部材上の原稿面から反射した光源37の光を反射してCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導くための反射鏡(本実施形態においては、第2ミラー40、第3ミラー41)を備えた第2走行体42とを有し、レール部材120は、レール面部122の他端から垂直に立ち上がった第2垂直面部124と、第2垂直面部124から垂直に折り曲げられて第1走行体39が走行するための第1走行体用のレール面部121とを備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第1走行体39、第2走行体42を安定的に走行させることができる。
(態様4)
また、(態様1)乃至(態様3)いずれかのにおいて、筐体17は、コンタクトガラス35などの透明部材を支持する支持フレーム130などの支持部材を備え、支持部材を、レール部材120に対して取り外し可能に固定した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、走行体39,42の交換やメンテナンスを容易に行うことができる。
(態様5)
また、(態様4)において、支持フレーム130などの支持部材は、コンタクトガラス35などの透明部材が載置されるコンタクトガラス載置面部132などの透明部材載置面部と、透明部材載置面部から垂直に折り曲げたレール固定面部131などの垂直面部とを有し、透明部材載置面部と垂直面部とを、レール部材120に固定した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、コンタクトガラス載置面部132などの透明部材載置面部とレール固定面部131などの垂直面部とで形成される断面L字形状部L5により、レール部材120を補強することができる。これにより、筐体17の捩れおび曲げ変形を良好に抑制することができる。
(態様6)
また、(態様5)において、支持フレーム130などの支持部材のレール固定面部131などの垂直面部に少なくとも一箇所以上、凹部(本実施形態では、第1締結部131a)を有する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、支持フレーム130などの支持部材の剛性を高めることがでる。その結果、支持部材の変形を抑制できるとともに、レール部材120を良好に補強することができる。これにより、筐体17の捩れおび曲げ変形を良好に抑制することができる。
(態様7)
原稿面の画像を読み取る画像読取部と、画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、画像読取部として、(態様1)乃至(態様6)いずれかのスキャナ16など画像読取装置を用いた。
かかる構成を備えることで、品質のよい画像を複写することができる。
(態様8)
また、(態様7)において、スキャナ16などの画像読取部を支持するスキャナ支持板150などの支持部は、筐体17の角パイプ形状部分Sを支持する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、スキャナ16の重量による変形を抑制することができる。
11:複写機
12:画像形成手段
15:装置本体
16:スキャナ
17:筐体
34:光学系
35:コンタクトガラス
37:光源
38:第1ミラー
39:第1走行体
40:第2ミラー
41:第3ミラー
42:第2走行体
43:結像レンズ
44:イメージセンサ
110:ベース部材
110a,110b,110c,110d:側面部
110e:底面部
120:レール部材
121:第1レール面部
122:第2レール面部
123:第1垂直面部
123a:軸受組付け穴
124:第2垂直面部
125:固定面部
125a:取り付け台座
125b:位置決め台座
126:側壁面部
126a:プーリ組付け孔
126b:フレーム固定面部
130:支持フレーム
131:レール固定面部
131a:第1締結部
132:コンタクトガラス載置面部
132a:第2締結部
133:補強面部
145:レンズブロック
145a:貫通孔
145b:位置決め穴
150:スキャナ支持板
151:筐体固定面部
151a:貫通孔
152:筐体支持面部
152a:筐体支持突起
171:駆動ワイヤ
174:駆動軸
175:ワイヤプーリ
176:タイミングプーリ
177:タイミングベルト
178:駆動モータ
179a,179b:アイドラプーリ
180:プーリ保持部材
180a:プーリ保持面部
180b:取り付け面部
L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7:断面L字形状部分
S:角パイプ形状部
特許第3781252号公報

Claims (7)

  1. 板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に沿って副走査方向に移動しながら前記透明部材上の原稿面から反射した光源の光を撮像素子に導く走行体と、
    前記撮像素子及び前記走行体を収納する筐体とを備え、
    前記筐体は、矩形状の底面部とこの底面部から垂直に立ち上がった側面部とを有し、底面部と側面部とでL字形状部を形成するベース部材、および、少なくとも前記走行体が走行する前記底面部と平行なレール面部と、このレール面部の一端側から垂直に立ち下がった第1垂直面部とを有し、レール面部と第1垂直面部とでL字形状部を形成するレール部材を備え、
    前記レール部材を、前記ベース部材の側面部と、前記ベース部材の底面部とに固定して、前記ベース部材のL字形状部と、前記レール部材のL字形状部とで角パイプ形状を形成する画像読取装置において、
    前記レール部材の前記ベース部材の底面部に固定する固定部を、前記第1垂直面部から垂直に折り曲げて、前記レール部材の副走査方向一端から他端側まで延びる面とし
    前記筐体は、前記透明部材を支持する支持部材を備え、
    前記支持部材を、前記レール部材に対して取り外し可能に固定したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1の画像読取装置において、
    前記ベース部材の板厚が前記レール部材の板厚よりも薄いことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または2の画像読取装置において、
    少なくとも光源を備えた第1走行体と、
    前記レール面部を走行して、前記透明部材上の原稿面から反射した光源の光を反射して撮像素子に導くための反射鏡を備えた第2走行体とを有し、
    前記レール部材は、前記レール面部の他端から垂直に立ち上がった第2垂直面部と、前記第2垂直面部から垂直に折り曲げられて前記第1走行体が走行するための第1走行体用のレール面部とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの画像読取装置において、
    前記支持部材は、前記透明部材が載置される透明部材載置面部と、該透明部材載置面部から垂直に折り曲げた垂直面部とを有し、
    前記透明部材載置面部と垂直面部とを、前記レール部材に固定したことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項の画像読取装置において、
    前記支持部材の垂直面部に少なくとも一箇所以上、凹部を有することを特徴とする画像読取装置。
  6. 原稿面の画像を読み取る画像読取部と、
    該画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
    上記画像読取部として、請求項1乃至いずれかの画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項の画像形成装置において、
    前記画像読取部を支持する支持部は、前記筐体の角パイプ形状部を支持することを特徴とする画像形成装置。
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