JP5440834B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は原稿読取装置及び画像形成装置に係り、特に反射原稿の他フィルム等の透過原稿を読み取ることができる画像読取装置及びこの画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置、例えば複写装置やファクシミリ装置には、原稿読取装置が配置され、様々な原稿を読取り、画像データとして出力する。多くの読取装置では反射原稿の読取りを標準的な機能として装備している。 ところで、画像読取装置で読み取る原稿には紙原稿などの反射原稿の他、写真ネガフィルム、ポジフィルム、X線写真フィルム、OHPシートなどの透過原稿がある。
画像読取装置で反射原稿を読み取る場合には、原稿面に照明光を当て、原稿面からの反射光をCCD等の光電素子で電気信号に変換するのが一般的である。これに対し、透過原稿の読取り時には、原稿の裏側から照明光を当て、原稿面を通過した透過光を前記光電素子で読み取る必要がある。そのため、反射原稿と透過原稿の両方を読取り可能にするためには、原稿に対して表裏両面から照明できるようにする必要がある。
このような要望を実現するため、一般的に原稿台の上に透過原稿用光源と透過原稿を押さえつける原稿押圧手段からなる透過原稿読取ユニットを配置することが行われる。また、光源として棒状光源を使用している場合は、透過原稿読取ユニットには、光源を移動させる駆動手段を備える。
特許文献1には、原稿台の下面を走査方向に移動可能な反射原稿読取用の光源及び反射ミラーからなる光源ユニット、及び前記反射原稿からの反射光を所定の方向に反射するミラーを有する読取装置本件と、前気読取装置本体上部に配され、前記原稿台上を移動可能な透過原稿読取用の棒状光源と、前記捧状光源を前記光源ユニットに同期して前記走査方向に移動させる駆動手段と、透過原稿読取時に前記原稿台上面を前記棒状光源と共に覆う開閉可能なカバーとを有する画像読取装置が記載されている。
また、特許文献2には、コンタクトガラスを挟んで光源と対向する位置に圧板を配置し、この圧板におけるコンタクトガラスに対向する下面を鏡面とし、透過原稿を読み取る場合には光源を鏡面に映した状態とし、鏡面に映った光源からの光により透過原稿を読み取るものが記載されている。
しかしながら、透過原稿用の照明装置等を備えた画像読取装置では、透過原稿読取ユニットは反射原稿の読取り時には不要なため、簡単に取り外しできることが望ましい。しかし、透過原稿読取ユニットは光源、駆動手段等を備えているために装置が大きくなる他、着脱時に電気的な着脱も必要となりその作業が煩雑であるという問題がある。
特許文献1のものは、原稿台の上側に透過原稿用の棒状光源を備えており、透過原稿読取り時に、透過原稿用の棒状光源を電気的に接続する必要があり、装着が面倒であるという問題がある。
特許文献2のものは、ミラーの角度を変える機構が必要である他、装置が複雑になるという問題がある。
そこで、本発明は透過原稿読取ユニット装着時の電気的接続を不要とし、簡単な構成で小型化、軽量化することができる画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
原稿台に配置された原稿を原稿台下方から照明する反射原稿用光源及び前記原稿からの光束を撮像素子に導く光学系を具備し、前記原稿台の下側を走査方向に移動する光源ユニットを備え、原稿からの光束を原稿台の下側に配置された撮像素子に前記原稿からの光束を結像して画像情報を取得する画像読取装置において、
前記原稿台の上面側から上側に向け光束を射出する透過原稿用光源と、
前記透過原稿用光源からの光束を前記原稿台に配置された原稿に上側から導く導光部材と、
を取付可能とし、
前記導光部材は、前記光源ユニットに取付可能であり、かつ前記反射原稿用光源と共に走査方向に移動する、
ことを特徴とする画像読取装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記透過原稿用光源は、前記原稿台に前記走査方向に沿って配置される略線状の光源であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記透過原稿用光源は、前記光源ユニットに搭載可能であり、前記反射原稿用光源と共に走査方向に移動することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の画像読取装置において、前記反射原稿用光源の少なくとも一部が前記透過原稿用光源機能を兼ねることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の画像読取装置において、前記導光部材は、前記原稿台に配置された原稿を上側から覆うように配置可能な透明板状部材と、この透明板状部材の端部に前記光源からの光を導入する導光素子とを備えていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至のいずれか記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置によれば、装置に配置された透過原稿用光源から光束を導光部材で原稿台上の透過原稿の上方から照射することができる。このため、透過原稿用光源を点灯して導光手段を設置するだけで透過原稿を読み取ることができ、反射原稿及び透過原稿の読取の切換に際して電気的接続を着脱する必要がなくなる他、装置も簡便なものとなる。
実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 実施例に係る画像読取装置の外観構成を示す斜視図である。 実施例に係る画像読取装置の構成を示す図2中のA−A線に相当する断面図である。 実施例に係る画像読取装置に使用する導光板の構成を示す断面図である。 第2の実施例に係る画像読取装置の構成を示す図3と同様の断面図である。 第2の実施例に係る画像読取装置の反射原稿用光源及び透過原稿用光源の構成を示す斜視図である 第3の実施例に係る画像読取装置の構成を示す図3と同様の断面図である。 第3の実施例の変形例に係る画像読取装置の構成を示す図3と同様の断面図である。 第4の実施例に係る画像読取装置の外観構成を示す斜視図である。 第4の実施例に係る画像読取装置の構成を示す図9中のB−B線に相当する断面図である。
本発明に係る画像読取装置は、原稿台に配置された原稿を原稿台下方から照明する反射原稿用光源及び前記原稿からの光束を撮像素子に導く光学系を具備し、前記原稿台の下側を走査方向に移動する光源ユニットを備え、原稿からの光束を原稿台の下側に配置された撮像素子に前記原稿からの光束を結像して画像情報を取得する画像読取装置において前記原稿台の上面側から上側に向け光束を射出する透過原稿用光源と、前記透過原稿用光源からの光束を前記原稿台に配置された原稿に上側から導く導光部材とを取付可能としている。透過原稿用光源は、前記原稿台に前記走査方向に沿って配置される略線状の光源とすることができる他、前記光源ユニットに搭載可能であり、前記反射原稿用光源と共に走査方向に移動するものとでき、前記反射原稿用光源の少なくとも一部が前記透過原稿用光源機能を兼ねるようにできる。
また、前記導光部材は、前記原稿台に配置された原稿を上側から覆うように配置可能な透明板状部材と、この透明板状部材の端部に前記光源からの光を導入する導光素子とを備えて構成することができる他、前記光源ユニットに取付可能とし前記反射原稿用光源と共に走査方向に移動させることができる。
以下本発明の実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。本例では画像形成装置としての複写機11について説明する。複写機11は、記録媒体にトナー像を形成する画像形成手段12と、この画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置13と、画像形成手段12に記録媒体を給送する記録媒体搬送装置14と、画像形成手段12、定着装置13及び記録媒体搬送装置14を収容する第1の装置本体15と、原稿画像を読み取る画像読取装置16と、画像読取装置16を収容する第2の装置本体17と、原稿を搬送する開閉体として圧板の機能を有する自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)18とを備えており、ADF18は第2の装置本体17に図示していないヒンジ機構を介して第2の装置本体17に開閉自在に搭載されている。
ADF18は、原稿束を載置可能な原稿載置台20と、原稿載置台20に載置された原稿束の上面に当接して原稿束を送り出す当接位置及び原稿束から離隔する離隔位置の間で移動するピックアップローラ21と、ピックアップローラ21によって送り出された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置であるスリットガラス36に向かって搬送する給紙ベルト22、リバースローラ23、搬送ローラ対24からなる原稿搬送手段25と、読取位置で読取りが終了した原稿を原稿排紙台26に排紙する搬送ローラ対27及び排紙ローラ対28からなる原稿排紙手段29とを備えている。
また、排紙ローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aに摺接する従動ローラ28b及び従動ローラ28cとを備えており、排紙ローラ対28の近傍には切換爪30が設けられている。
切換爪30は、第1の切換位置と第2の切換位置との間で移動するようになっており、切換爪30が第1の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28a及び従動ローラ28bによって原稿が原稿排紙台26に排紙されるようになっている。また、切換爪30が第2の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28a及び従動ローラ28cによって原稿がスイッチバック通路31に搬送されるようになっている。
スイッチバック通路31には正逆回転自在なスイッチバックローラ対32が設けられており、スイッチバック通路31に搬送される原稿は、スイッチバックローラ対32によって図1中、右方向に搬送された後、スイッチバックローラ対32が逆転駆動することにより、再搬送経路を介して搬送ローラ対24に搬送される。このため、原稿が反転されて読取位置に搬送される。
また、画像読取装置16は、それ自体周知のように、光学系34を収容した第2の装置本体17と、第2の装置本体17の上部に位置する原稿台に固定配置されたコンタクトガラス35及びスリットガラス36とを備えている。
この画像読取装置16にあっては、閉じられた原稿や本等からなる原稿をコンタクトガラス35上に原稿を載置して、その原稿PをADF18によって押圧することにより、原稿を読取ることができる。また、ADF18によって自動搬送される原稿はスリットガラス36の読取位置で読取られるようになっている。
即ち、画像読取手段としての光学系34は、稿用光源37と第1ミラー38とを有する第1走行体39と、第2ミラー40及び第3ミラー41を有する第2走行体42と、結像レンズ43と、CCDイメージセンサ44とを備えており、第1走行体39及び第2走行体42は、図1に示した位置から右方に移動し、このとき、光源37から出射する光によって原稿を照明し、その反射光を反射光学系をなす第1ミラー38、第2ミラー40及び第3ミラー41の順に反射した後、結像レンズ43を通してCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、原稿の画像が読取られる。また、ADF18によって原稿を読取る場合には、図1中、右方に示す位置に第1走行体39及び第2走行体42を固定した状態で上述した手順で走行する原稿を読取る。この画像読取装置16は、上述した処理により反射原稿を読み取る。この画像形成装置での透過原稿の読取については後述する。
また、画像形成手段12は、ドラム状の感光体からなる第1像担持体45Y、第2像担持体45C、第3像担持体45M及び第4像担持体45BKを備えており、これら第1〜第4像担持体45Y〜45BKには、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト46が対向配置されている。
また、第1〜第4像担持体45Y〜45BKは、それぞれ図1における時計方向に回転駆動されるようになっており、中間転写ベルト46は図1中、矢印A方向に回転駆動される。このとき、第1像担持体45Yは、帯電ローラ47によって所定の極性に帯電される。
また、光書き込みユニット48からは、上述した原稿の読取り結果に応じた画信号に基づいて光変調されたレーザビームLが出射されるようになっており、第1像担持体45Yの帯電面にそのレーザビームLが照射されることによって第1像担持体45Yに静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置49によってイエロートナー像として可視像化される。
また、一次転写ローラ50には、転写電圧が印加されることによって、第1像担持体45Y上に形成されたトナー像が図1中、矢印A方向に回転する中間転写ベルト46上に一次転写される。
トナー像転写後の第1像担持体45Y上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置51によって除去される。本実施の形態の複写機11においては、第1像担持体45Yと、その周囲に配設された帯電ローラ47と、現像装置49と、クリーニング装置51とによって一体的なプロセスカートリッジが構成されている。
また、現像装置49は、粉体状のトナーを収容した現像容器53を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。また、現像容器53内のトナー量が減少したとき、トナーボトル54Yから現像容器53にトナーが補給される。
一方、クリーニング装置51によって、第1像担持体45Yから除去されたトナーは、トナー搬送装置によって、図示していない廃トナー容器に搬送される。このように、現像容器53、トナーボトル54Y及び廃トナー容器にはトナーが収容されている。
また、上述した動作と同様にして、第2像担持体45C、第3像担持体45M及び第4像担持体45BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト46上に順次重ねて一次転写される。
これらの第2像担持体45C、第3像担持体45M、第4像担持体45BKにトナー像を形成する現像装置の現像容器内のトナー量が減少したときも、各トナーボトル54C、54M、54BKから、その各現像容器にトナーが補給される。
このようにして、中間転写ベルト46上に転写された重ねトナー像は、二次転写ローラ56の作用によって記録媒体に二次転写され、その転写後の中間転写ベルト46上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置52により除去される。このクリーニング装置52のクリーニング容器55にもトナーが収容され、そのトナーは図示していない廃トナー容器に搬送される。
また、記録媒体搬送装置14は中間転写ベルト46の下方に配置されており、この記録媒体搬送装置14は、転写紙又は樹脂シート等からなる記録媒体Sを収容した給紙カセット57と、最上位の記録媒体Sに接触する給紙ローラ58と、レジストローラ対59とを有し、給紙ローラ58の回転によって最上位の記録媒体Sが図1中、矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Sは、レジストローラ対59の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト46と、中間転写ベルト46に対向配置された二次転写ローラ56との間に給送される。
この記録媒体Sが中間転写ベルト46と二次転写ローラ56との間を通過するとき、二次転写ローラ56には転写電圧が印加されることによって中間転写ベルト46上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、画像形成手段12により、記録媒体上にトナー像が形成されるのである。
また、トナー像が形成された記録媒体は定着装置13を通過し、このとき画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像がその記録媒体に定着される。また、定着装置13によって画像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ対60によって記録媒体排紙台61上に排紙される。
この記録媒体排紙台61は、画像形成手段12を収納する第1の装置本体15と画像読取装置16を収納する第2の装置本体17の間に形成されており、本実施の形態では、排紙ローラ対60による記録媒体Sの排紙方向下流側の第1の装置本体15及び第2の装置本体17の間が開放される胴内排紙型の複写機11となっている。
また、排紙ローラ対60の上流側には切換レバー62が設けられており、この切換レバー62は記録媒体の表面の複写が終了したときに、記録媒体Sの裏面に複写を行うときに、反転通路63側に切換えられるようになっている。
即ち、記録媒体Sの後端が排紙ローラ対60に挟持されると、排紙ローラ対60が逆転駆動するとともに、切換レバー62が反転通路63に連通する位置に切換えられ、記録媒体Sが反転通路63に向かって搬送される。
この反転通路63には反転ローラ対64が設けられており、この反転ローラ対64によって反転通路63を搬送される記録媒体は、二次転写ローラ56側に搬送される。
一方、スリットガラス36上には反射ガイド板65が設けられており、この反射ガイド板65は原稿の読取時の白基準を構成するとともに、光源37からの光を反射するようになっている。
また、コンタクトガラス35とスリットガラス36の間にはガイド部材が設けられており、このガイド部材71は、スリットガラス36を通過した原稿を掬い上げて搬送ローラ対27に向かって案内するようになっている。
次に実施例に係る画像読取装置での透過原稿の読取りについて説明する。図2は実施例に係る画像読取装置の外観構成を示す斜視図、図3は画像読取装置の内部構成を示す図2中のA−A線に相当する断面図、図4は実施例に係る画像読取装置に使用する導光板の構成を示す断面図である。本実施例に係る画像読取装置16は、反射原稿用光源37とは別に、透過原稿用光源101を備える他、透過原稿用光源101の光を導き原稿の裏(上側)から光を照射する導光部材110を備えている。透過原稿用光源101は、画像読取装置16に配置されたコンタクトガラス35の長手方向の縁部に沿って形成された凹溝部121内に設けられている。ここで画像読取装置を透過原稿Dの読取りが行えない仕様とするときには、この凹溝部121に透過原稿用光源101を配置することなく、凹溝部121を蓋部材で覆えばよい。本例によれば、反射原稿及び透過原稿を読み取れるタイプと、反射原稿だけを読み取れるタイプの画像読取装置を同一の筐体で製造することができる。
本例では、透過原稿用光源101は、例えば冷陰極線管でありコンタクトガラス35の横側に前記第1走行体39の移動方向(走査方向)に沿って配置されている。なお、透過原稿用光源101として他の光源、例えばキセノンランプ、LEDアレイなどを使用することができる。
また、導光部材110は図4に示すように、透明のアクリル樹脂製の導光板112と、透過原稿用光源101からの光Lを反射して導光板112の端部に射出する反射板111とを備えるものであり、導光板112の表側面には白色インクで形成された反射ドット113a、113b、…、113f、…が配置されたものである。光源101から出た光L1は導光板112の上下面で表面反射を繰り返しながらその内部を伝わり(L2)、反射ドット113a、113b、…で散乱されて導光板112表面から外に射出され略均等に照射される(L3)。なお、反射ドット113a、113b、…、113f、…は光源即ち反射板111の近傍ではその面積を小さく、反射板111から遠く離れるほどその面積を大きくすることにより導光板全体が均一に光るように工夫されている。なお、導光部材110の両縁部には、コンタクトガラス35と導光部材110とを所定間隔離間させるためのスペーサ122,123が配置されている(図3参照)。
そして、透過原稿Dの読取り時には、透過原稿に導光部材110から光が均一に照射された状態で、第1走行体39が、図3中奥側から手前方向に移動する。第1走行体39は図示されていないレールに沿って移動し、画像読取終了後はホームポジションに戻るよう駆動される。また、光源101は、本実施例では画像読取装置16内に設けられた点灯駆動装置(インバータ等)によって、駆動され点灯される。なお、光源37と光源101は同時に点灯される必要がないため、一つの点灯駆動装置を切換えて使用することができる。
本実施例に係る画像読取装置16で透過原稿Dを読み取るには、まず、コンタクトガラス35上に透過原稿Dを配置し、複写機11の操作部から透過原稿の読取りを指示し、そして導光部材110をコンタクトガラス35上に配置する。このとき、凹溝部121の上方に反射板111が位置合わせする必要があり、コンタクトガラス35の周縁に導光部材110の位置決め用の突起部等を形成することが望ましい。
この状態で、画像読取装置16の読取りをスタートさせると、透過原稿用光源101が点灯し、透過原稿用光源101からの光は、導光部材110の反射板111で反射され導光板112に入射する。入射した光は上述のように導光板112の上下面で反射すると共に反射ドット113a、113b、…、113f…で反射され透過原稿Dを一様に照明する。透過原稿Dを透過した光は、走査動作する第1走行体39の第1ミラー38で反射され、第2走行体42の第2ミラー40、第3ミラー41で反射され、結像レンズ43でCCDイメージセンサ44に結像する。これにより、透過原稿の画像が読み取られる。
本例に係る画像読取装置によれば、透過原稿用光源101は画像読取装置16に取り付けられている他、導光部材110は画像読取装置16に取付取り外しができるので、画像読取装置の構成を簡単なものとすることができる他、反射原稿読取り、透過原稿読取りの切換に電気的接続の取り付け取り外しを伴うことなく簡単な操作で、読取りの切換ができる。
なお、本例では、透過原稿用光源101の長さ寸法、及び導光部材110の大きさは、読取り対象とする透過原稿Dのサイズに対応させる。また、透過原稿用光源101は、1本としたが、複数本としてもよい。透過原稿用光源101を複数本とする場合には、透過原稿用光源をコンタクトガラス35の両側に配置し、導光部材110の両側から光を入射されるようにしてもよい。このようにすれば、照明をより均一なものとすることができる
次に第2の実施例に係る画像読取装置200について説明する。図5は第2の実施例に係る画像読取装置の構成を示す断面図、図6は第2の実施例に係る画像読取装置の反射原稿用光源及び透過原稿用光源の構成を示す斜視図である。本例に係る画像読取装置200は、透過原稿用光源201と反射原稿用光源37とを第1走行体39に配置している。本実施例では、透過原稿用光源201は、キセノンランプ、冷陰極管等の光源とすることができる他、LEDアレイとすることができる。なお、導光部材110は、前記第1の実施例のものと同一の構成を備える。本例では、透過原稿読取時、透過原稿用光源201は点灯した状態で第1走行体39の移動と共に移動する。また、本例では、画像読取装置200において、配置した透過原稿用光源201の上方には、光透過用のスリット部202が開設されている。
本実施例によれば、透過原稿用光源201は、第1走行体39の移動と共に移動し、透過原稿読み取るラインの近くのみを照らすことになり、光量が少なくてすむため、透過原稿用光源201の消費電力は小さいものですむ。
次に第3の実施例に係る画像読取装置300について説明する。図7は第3の実施例に係る画像読取装置の構成を示す断面図である。本例では、反射原稿用光源310を基板上に複数のLED発光素子を列設したLDEアレイで構成し、その一端部に配置されたLED発光素子311を透過原稿用光源とする。なお、導光部材110は第1の実施例のものと同一である。また、本例では、LED発光素子311からの光は、コンタクトガラス35を透過して導光部材110の反射板111に入射する。
透過原稿読取時はLED発光素子311からの光がコンタクトガラス35を経て導光部材110に入射し、LED発光素子311は、第1走行体39の移動と共に移動し、透過原稿読み取るラインの近くのみを照らすことになる。本例によれば、反射原稿用光源37の一部を構成するLED発光素子311を透過原稿用光源として機能するので、別個に光源を準備する必要がなく、構成を簡単なものとすることができる。
図8は第3の実施例の変形例に係る画像読取装置300の構成を示す断面図である。この例では、LEDアレイで構成された反射原稿用光源37のうち、導光部材110の両側に配置される2つのLED発光素子311,312を透過原稿用光源として使用し、導光部材110の両側から光が入射するようにしている。本例によれば、このようにすればより光量を増やすことができる他、均一な照明を行うことができる。
次に第4の実施例に係る画像読取装置400について説明する。図9は第4の実施例に係る画像読取装置の外観構成を示す斜視図、図10は第4の実施例に係る画像読取装置の構成を示す図9中のB−B線に相当する断面図である。本例に係る画像読取装置400は、第1走行体39には反射原稿用光源37と透過原稿用光源410とが設けられている。透過原稿用光源410は第1走行体39とともに移動する。透過原稿用光源410の上部の外装部材には、コンタクトガラス35の一縁に沿ってスリット部430が開設されている。導光部材420は、入射した光を均一にして透過原稿Dに照射する板状部421、板状部421に透過原稿用光源410からの光を導入する光導入部422とからなり、光導入部422の下端部には透過原稿用光源410に嵌合固定するための勘合部423が形成されている。導光部材420は、勘合部423を透過原稿用光源410に取り付けた状態で、スリット部430に光導入部422が挿入され、板状部421が透過原稿Dの上側に配置される。そして、導光部材420は、第1走行体39の移動と同期して移動し、透過原稿Dの読取部を照明する。本実施例では、導光部材420は第1走行体39の移動方向に対しては、原稿読取領域より小さくてもよいため、装置を小型化できる。また、導光部材420は、読取ライン近傍のみを照明すればよいため、光源の照度も低くて差し支えなく、光源の消費電力、発熱を抑えることができる。なお、第1走行体39の両側に、導光部材420の嵌合部421を形成し、透過原稿用光源を設け、導光部材420の両側から光を入射させることができる。さらに、透過原稿用光源としては、第2又は第3の実施例に用いたものを使用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、透過原稿用光源が読取装置本体に取り付け可能なため、透過原稿読取ユニットの装着時に電気的接続が不要で設置作業性が向上する。また、透過原稿用光源駆動手段として、反射原稿用光源の駆動装置を使用できるため、装置が簡単になる。
また、本発明によれば、透過原稿読取光源が、透過原稿の読取部のみを照明するだけですむため、光源の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、反射原稿用光源の一部を透過原稿読取用として使用ことができるため、反射読取専用の光源が不要で装置の簡素化、低コスト化が図れる。
また、本発明によれば、導光部材として読取部だけを照明するものを使用することができるため、装置の小型化が図れる。
そして、本発明によれば、電気接続の着脱を行うことなく簡単な操作で透過原稿の読取ができる。
11 複写機
12 画像形成手段
13 定着装置
14 記録媒体搬送装置
15 第1の装置本体
16 画像読取装置
17 第2の装置本体
18 自動原稿搬送装置(ADF)
20 原稿載置台
21 ピックアップローラ
22 給紙ベルト
23 リバースローラ
24 搬送ローラ対
25 原稿搬送手段
26 原稿排紙台
27 搬送ローラ対
28 排紙ローラ対
28a 駆動ローラ
28b 従動ローラ
28c 従動ローラ
29 原稿排紙手段
30 切換爪
31 スイッチバック通路
32 スイッチバックローラ対
34 光学系
35 コンタクトガラス
36 スリットガラス
37 反射原稿用光源(光源)
38 第1ミラー
39 第1走行体
40 第2ミラー
41 第3ミラー
42 第2走行体
43 結像レンズ
44 CCDイメージセンサ
45Y〜45BK 第1〜第4像担持体
46 中間転写ベルト
47 帯電ローラ
48 光書き込みユニット
49 現像装置
50 一次転写ローラ
51 クリーニング装置
52 クリーニング装置
53 現像容器
54C、54M、54BK トナーボトル
55 クリーニング容器
56 二次転写ローラ
57 給紙カセット
58 給紙ローラ
59 レジストローラ対
60 排紙ローラ対
61 記録媒体排紙台
62 切換レバー
63 反転通路
64 反転ローラ対
65 反射ガイド板
71 ガイド部材
101 透過原稿用光源
110 導光部材
111 反射板
112 導光板
113a、113b、…、113f 反射ドット
121 凹溝部
122,123 スペーサ
200 画像読取装置
201 透過原稿用光源
202 スリット部
300 画像読取装置
310 反射原稿用光源
311,312 LED発光素子
400 画像読取装置
410 透過原稿用光源
420 導光部材
421 板状部
422 光導入部
423 勘合部
430 スリット部
特開平04−156166号公報 特開平08−237441号公報

Claims (6)

  1. 原稿台に配置された原稿を原稿台下方から照明する反射原稿用光源及び前記原稿からの光束を撮像素子に導く光学系を具備し、前記原稿台の下側を走査方向に移動する光源ユニットを備え、原稿からの光束を原稿台の下側に配置された撮像素子に前記原稿からの光束を結像して画像情報を取得する画像読取装置において、
    前記原稿台の上面側から上側に向け光束を射出する透過原稿用光源と、
    前記透過原稿用光源からの光束を前記原稿台に配置された原稿に上側から導く導光部材と、
    を取付可能とし、
    前記導光部材は、前記光源ユニットに取付可能であり、かつ前記反射原稿用光源と共に走査方向に移動する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記透過原稿用光源は、前記原稿台に前記走査方向に沿って配置される略線状の光源であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記透過原稿用光源は、前記光源ユニットに搭載可能であり、前記反射原稿用光源と共に走査方向に移動することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記反射原稿用光源の少なくとも一部が前記透過原稿用光源機能を兼ねることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記導光部材は、前記原稿台に配置された原稿を上側から覆うように配置可能な透明板状部材と、この透明板状部材の端部に前記光源からの光を導入する導光素子とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の画像読取装置。
  6. 求項1乃至のいずれか記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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