JP2006184839A - 画像読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置において、第1キャリッジの半分の速度で移動する第2キャリッジは、キャリッジプーリを保持しており、ワイヤ駆動プーリ、アイドラプーリおよび本体固定部との間に駆動ワイヤが巻き掛けられている。従来、製造段階やメンテナンス時において駆動ワイヤを各プーリに巻き掛ける作業性があまりよくなかったので、アイドラプーリの軸を水平から傾ける構成が提案されているが、さらに装置の小型化が必要になった。
【解決手段】第1アイドラプーリ11と第2アイドラプーリ12の軸を装置中心側の方が低くなるように傾斜配置し、第2キャリッジに保持されるキャリッジプーリの軸を装置外側が低くなるように傾斜配置する。ワイヤ駆動プーリ4の駆動軸2の上端は少なくとも第2レールのレール面より下側にならないように配置する。このような配置はワイヤ駆動プーリ4をレンズユニット7より後側に配置することによって達成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像読取装置に用いられる走行体(キャリッジ)を駆動するためのワイヤ用プーリの構造に関する。
画像形成装置に用いられる画像読取装置には、第1キャリッジと呼ばれる光源と第1ミラーのユニット、および、第2キャリッジと呼ばれる第2、第3ミラーのユニットが用いられる。それぞれのキャリッジは、駆動源であるモータの回転によって回転されるワイヤ駆動プーリと、ワイヤ駆動プーリに連結された駆動ワイヤにより移動させられるキャリッジプーリ、および装置に位置固定の2個のアイドラプーリの作用によって所定方向、いわゆる副走査方向に直線的に牽引され移動する。第1キャリッジは装置の長手方向に所定速度vで移動し、いわゆる副走査を行う。第2キャリッジは、第1キャリッジの移動速度vの2分の1の速度で同方向に移動する。この走査によって、光源のほぼ直上におかれた原稿を光源で照明しながら、反射光束を第1ミラー、第2ミラー、第3ミラーと反射させてその先に用意した結像用のレンズ、および主走査を行うラインセンサーによって原稿情報を読み取る。
各プーリは各キャリッジの移動方向に直交する方向(長手方向)の両端に取り付けられていて、2本のレール上に載せられた各キャリッジを両側同時に駆動するようになっている。アイドラプーリと、キャリッジプーリは、駆動ワイヤの方向転換をする役割を担っている。
従来、各プーリの軸はキャリッジの長手方向に互いに平行に形成されていた。この構成は構造が比較的単純で形成しやすい反面、ワイヤ取付の際には周囲のフレームが邪魔になって、作業性が非常に悪かった。この問題を解決するため2個のアイドラプーリを他のプーリに対して傾斜させる構成が本出願人により提案されている(特許文献1 参照。)。この提案により、従来に比べてワイヤの取付作業は格段に改良された。しかしながら、装置本体のさらなる小型化の要求が高まり、レンズ、CCD等の小型化が進む中、キャリッジプーリの軸が従来と同様キャリッジの長手方向に対して平行に取り付けられている部分に関して、小型化のためのさらなる改良が望まれるようになった。
特開平11−298653号公報
本発明は特許文献1に鑑み、キャリッジプーリの軸方向を改良し、もってワイヤ取付作業をより簡易化した構成を提供することを目的とする。
さらに、プーリ類の小手維持句構造を改良してプーリ類の取付自身も簡略化した構成を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、筐体と、キャリッジと、駆動モータと、前記キャリッジに連結される駆動ワイヤと、該駆動ワイヤが巻き付けられるワイヤ駆動プーリと、該ワイヤ駆動プーリから延びる前記駆動ワイヤが巻き付けられて該駆動ワイヤの方向転換をする第1および第2のアイドラプーリと、第1および第2のアイドラプーリから延びる前記駆動ワイヤを巻き付けて該駆動ワイヤの方向転換をするための前記キャリッジの端部に回転自在に取り付けられた2重溝のキャリッジプーリと、を有し、前記キャリッジプーリから延びる前記駆動ワイヤの端部は前記筐体に固定され、前記キャリッジは前記ワイヤ駆動プーリの回転により、前記駆動ワイヤに牽引されて第1および第2のアイドラプーリの間で走行する画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリと、前記アイドラプーリと、前記キャリッジプーリのそれぞれの中心は、前記ワイヤ駆動プーリの駆動軸方向において前記筐体の中心部方向に向かってこの順で配置されており、前記第1および第2のアイドラプーリは内側傾斜、前記キャリッジプーリは外側傾斜に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、筐体と、該筐体の一部に設けられた原稿載置部と、該原稿細緻部の下方に設けられた第1のレールと、第1のレールに沿って走行し、前記原稿載置部上の原稿を照明し該原稿からの反射光束を所定の方向に導くための第1のキャリッジと、前記第1のレールに平行に配設された第2のレールと、第2のレールに沿って走行し、前記反射光束を折り返す第2のキャリッジと、前記反射光束を受け集光するレンズユニットと、駆動モータと、第2のキャリッジに連結される駆動ワイヤと、該駆動ワイヤが巻き付けられるワイヤ駆動プーリと、該ワイヤ駆動プーリから延びる前記駆動ワイヤが巻き付けられて該駆動ワイヤの方向転換をする第1および第2のアイドラプーリと、第1および第2のアイドラプーリから延びる前記駆動ワイヤを巻き付けて該駆動ワイヤの方向転換をするための第2のキャリッジの端部に回転自在に取り付けられた2重溝のキャリッジプーリと、を有し、前記キャリッジプーリから延びる前記駆動ワイヤの端部は前記筐体に固定され、第2のキャリッジは前記ワイヤ駆動プーリの回転により、前記駆動ワイヤに牽引されて第2のレール上を第1および第2のアイドラプーリの間で走行する画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリと、前記アイドラプーリと、前記キャリッジプーリのそれぞれの中心は、前記ワイヤ駆動プーリの駆動軸方向において前記筐体の中心部方向に向かってこの順で配置されており、前記第1および第2のアイドラプーリは内側傾斜、前記キャリッジプーリは外側傾斜に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の画像読取装置において、第1のアイドラプーリと前記キャリッジプーリの双方、および第2のアイドラプーリと前記キャリッジプーリの双方、を連結する前記駆動ワイヤ部分は、それぞれ双方のプーリの共通外接線に一致するよう配置してあることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項2または3に記載の画像読取装置において、前記駆動ワイヤは前記ワイヤ駆動プーリのほぼ接線上にあり、その延長上に前記アイドラプーリの巻き付き開始点が存在するように配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリの上端は、第1および第2のアイドラプーリの下端より上で、且つ上端よりは下に位置することを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項2ないし5のいずれか1つに記載の画像読取装置において、第1のキャリッジは前記ワイヤ駆動プーリと第2のキャリッジとの間に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項2ないし6のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリは、第2のキャリッジの走行範囲より外側に設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリの駆動軸上端は、第2のレールの上面より上になるよう設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、請求項2ないし8のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリは、前記レンズユニットに入射する前記反射光束の進行方向に関して前記レンズユニットより後方に配置されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、請求項2ないし9のいずれか1つに記載の画像読取装置を用いた画像形成装置を特徴とする。
請求項11に記載の発明では、筐体と、キャリッジと、駆動モータと、前記キャリッジに連結される駆動ワイヤと、該駆動ワイヤが巻き付けられるワイヤ駆動プーリと、該ワイヤ駆動プーリから延びる前記駆動ワイヤが巻き付けられて該駆動ワイヤの方向転換をする第1および第2のアイドラプーリと、第1および第2のアイドラプーリから延びる前記駆動ワイヤを巻き付けて該駆動ワイヤの方向転換をするための前記キャリッジの端部に回転自在に取り付けられた2重溝のキャリッジプーリと、を有し、前記キャリッジプーリから延びる前記駆動ワイヤの端部は前記筐体に固定され、前記キャリッジは前記ワイヤ駆動プーリの回転により、前記駆動ワイヤに牽引されて第1および第2のアイドラプーリの間で走行する画像読取装置において、第1および第2のアイドラプーリ、前記キャリッジプーリのいずれかは、軸受部の内輪が軸部と前記筐体への固定部を有し、軸受部の外輪が前記ワイヤが巻き付けられる溝部を一体的に有することを特徴とする。
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載の画像読取装置において、前記固定部は、軸部の回動により基板部材に系止する係合部を有することを特徴とする。
請求項13に記載の発明では、請求項12に記載の画像読取装置において、前記内輪は、その中心部に前記軸部を回動させるための治工具を挿入する空洞部を有することを特徴とする。
請求項14に記載の発明では、請求項12に記載の画像読取装置において、前記基板部材は、前記固定部の係合部を前記基板部材の面に平行な方向に挿入することによって係止できる係合部を有することを特徴とする。
請求項15に記載の発明では、請求項2ないし9、および請求項11ないし14のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記キャリッジプーリ、第1および第2のアイドラプーリはすべて同一形状であることを特徴とする。
請求項16に記載の発明では、請求項11ないし14のいずれか1つに記載の画像読取装置を用いた画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、プーリに対するワイヤ巻き付け作業が簡単になり、しかも、画像読取装置全体の高さを低くすることができる。
各プーリの間でワイヤにかかる負荷を低減でき、過負荷になることを防げる。
図1は本発明の画像読取装置の主な構成要素を示す俯瞰図である。
同図において符号1は本体フレーム、2は駆動軸、3は駆動ワイヤ、4はワイヤ駆動プーリ、5は第1キャリッジ、6は第2キャリッジ、7はレンズユニットをそれぞれ示す。
画像読取装置は、装置の筐体である本体フレーム1の中に、図示省略の第1レールと図示の第2レール8を有し、第1レールには第1キャリッジ5が、第2レール8には第2キャリッジ6がそれぞれ摺動可能に構成されている。図示しないモータに連結された駆動軸2に、ワイヤ駆動プーリ4が取り付けられており、駆動ワイヤが巻装されている。駆動ワイヤは第1キャリッジ用と第2キャリッジ用の2本が用いられるが同図では第2キャリッジ用の駆動ワイヤ3の1本で代表している。駆動ワイヤは第2キャリッジに取り付けられたキャリッジプーリや本体フレームの端近くに設けられたアイドラプーリを経由する構成になっているが、本図ではそれらのプーリの図示を省略した。図示してないが、駆動モータは同図の奥側にある。
第1キャリッジ5には光源としての管状ランプ5aが配置されており、ワイヤ駆動プーリと第2キャリッジ6との間に配置されている。
第1キャリッジ5が駆動ワイヤに引かれて所定の速度vで移動すると、管状ランプ5a直上の図示しない画像読取領域を構成するコンタクトガラスの平面上におかれた原稿を副走査する。原稿からの反射光束は図示しない第1ミラーによって、所定の方向、すなわち、第2キャリッジ6に向けて反射される。反射光束は第2キャリッジ6の第2ミラーと図示しない第3ミラーによって折り返し、レンズユニット7に入射させる。レンズユニット7に含まれる結像レンズによって反射光束は焦点面におかれた図示しない画像読取センサ上に集光結像される。これにより、読取センサは管状ランプ5aに沿った原稿上の線状部分を主走査する。
第2キャリッジ6は、上記の2枚のミラーによる光束の折り返しに伴う光路の重複分を相殺するため、第1キャリッジ5の半分の速度、すなわちv/2の速度で第1キャリッジ5と同方向に移動する。この移動速度の関係により、キャリッジの移動があっても、原稿面からレンズユニットまでの光束の光路長が変化しないようになっている。
第2キャリッジ6は第1キャリッジ5に比べて走行範囲が半分であるため、第2レール8のワイヤ駆動プーリ4に近い側のほぼ半分は、第2キャリッジ6の走行に利用されない。しかし、利用されない部分を切り捨てると、第2レール8の平行度等に悪影響を与えるので、形は残すが、その代わり、ワイヤ駆動プーリ4の駆動軸2をその領域に配置し、しかも、第2レール8のレール面と一部重なるような配置をすることができる。実際には重複部分はレールの方の形状を変化させて、駆動軸2の回転に支障を来さないようにする。駆動軸2の上端の位置を従来はレール面より下側になるように配置していたが、本発明のように駆動軸2の上端が少なくとも上記レール面より下側にならないように配置することによって、ワイヤ駆動プーリ4を従来の位置より原稿面側に近づけることができるようになり、装置の小型化に寄与できる。
レンズユニット7は、第1キャリッジ5がその上を走行できるよう配置されているが、原稿からの反射光束を受ける関係で第2キャリッジ6の走行領域よりは外側に配置しなければならない。従来は、駆動軸2の高さ方向の位置が第2レールのレール面より下であったため、ワイヤ駆動プーリとアイドラプーリの高さ方向の距離が大きく、ワイヤの這い回しの関係であまりワイヤ駆動プーリをアイドラプーリに近づけることができなかった。
しかし、本発明では駆動軸2の位置が第2レールの上面と干渉する位置まで高くすることができるようになったので、高さ方向に関してワイヤ駆動プーリ4をアイドラプーリにより近づけることができるようになった。そこで、上記した第2レール8の変形とも関連して、ワイヤ駆動プーリ4の位置をレンズユニット7より後側(読取光束の進行方向に見て)に設定する。こうすることによって、第2レール8の上面の変形する部分が第2キャリッジ6の走行範囲の外になるので好都合である。
図2は第2キャリッジ用のワイヤとプーリの関係を説明するための模式図である。同図(a)は側面図、同図(b)はワイヤの連結状態を上から見た状態で示す図である。
同図において符号9は張力スプリング、10はキャリッジプーリ、11、12はアイドラプーリ、3a〜3fは固定部とプーリ間、あるいはプーリ相互間に展張されている駆動ワイヤ3の各部分をそれぞれ示す。
同図(a)は装置本体の奥側に位置する駆動ワイヤを示している。同図(b)は図1に示す装置本体の手前側に位置する駆動ワイヤを示している。
駆動ワイヤ3は、ワイヤ駆動プーリ4に巻き付けられて左方向および右方向に延びる2つの系統がある。左方向に延びる駆動ワイヤの部分3aは、軸がフレーム1に固定されたアイドラプーリ11によって折り返されて部分3bとなり、外側キャリッジプーリ10bに至り、再びここで折り返されて部分3cとなってフレーム1に端部を固定される。右方向に延びる駆動ワイヤ3の部分3dは、軸がフレーム1に固定されたアイドラプーリ12によって折り返されて部分3eとなって内側キャリッジプーリ10aに至り、再びここで折り返されて部分3fとなって張力付与用の張力スプリング9を介して装置本体に固定される。ワイヤ駆動プーリ4の回転によって、キャリッジプーリ10が第2キャリッジ6と共に第2レール8に沿って左右に移動するので、キャリッジ10に直接関与するワイヤ部分3bと部分3cは第2レールに対して平行になるよう設定されている必要がある。さもないと、第2キャリッジの移動に伴う等速性が保証出来なくなる。同様な理由により、部分3eと部分3fも第2レールに対して平行になるよう設定されている。これに対して、ワイヤ駆動プーリ4と軸固定のアイドラプーリ11あるいは12の間は、プーリの位置の移動が無いので、部分3a、部分3dは第2レールに対する平行性を要求されない。
内側キャリッジプーリ10aと外側キャリッジプーリ10bは同心で一体に形成された2重溝プーリである。
本発明は2個のアイドラプーリ11、12の軸が傾斜して取り付けられているほかに、キャリッジプーリ10の軸も傾斜して取り付けられている。ただし、アイドラプーリとキャリッジプーリの傾斜方向は互いに逆方向になっている。すなわち、ワイヤ駆動プーリ4の駆動軸2が水平に設定されているとして、アイドラプーリ11、12はその軸が本体内側の方が低くなるよう傾斜設定されているのに対し、キャリッジプーリ10の軸は本体外側の方が低くなるように傾斜設定されている。ここでは便宜上、アイドラプーリの上記傾斜方向を内側傾斜、キャリッジプーリの上記傾斜方向を外側傾斜と呼ぶ。
この様に設定する理由の1つは前述の小型化であるが、そのほかにもう一つ理由がある。それは、高さ方向の小型化に伴い、キャリッジプーリ10の第2キャリッジ6への取り付け位置が高くなったことに関係する。後述のように、駆動ワイヤ3の部分3aはワイヤ駆動プーリ4の回転に伴って、巻き付け開始位置が軸方向に僅かに移動する。部分3aが最も第2キャリッジに近づいたとき、従来の方法ではワイヤとキャリッジが接触してしまうことが分かった。そのため、アイドラプーリ11を傾斜させて部分3aとキャリッジプーリ10とを離すことにより、ワイヤとキャリッジが接触することのない様にした。
図3は装置奥側の各プーリの位置関係を駆動ワイヤ展張方向から見た図である。
同図において符号13は駆動モータ、14は駆動ベルトプーリ、15は駆動ベルト、A、Bはプーリ軸が水平より下がる側を示す矢印をそれぞれ示す。
駆動ベルトプーリ14は水平に設定された駆動モータ13の出力軸13aに固定されている。駆動ベルト15は駆動ベルトプーリ14と従動ベルトプーリ16との間に掛け渡されている。従動ベルトプーリ16はワイヤ駆動プーリ4とともに駆動軸2に同軸固定されている。駆動モータ13の任意方向の回転に伴い、ワイヤ駆動プーリ4が対応する方向に回転され、駆動ワイヤ3が同図において紙面と直交する方向に移動する。
同図において右方向が装置の中心側を表している。ワイヤ駆動プーリ4の駆動軸2は水平設定であるが、アイドラプーリ11は矢印Aで示すように、装置内側に向かって低くなるように配置されている。これに対し、キャリッジプーリ10は矢印Bで示すように、装置外側に向かって低くなるように配置されている。そして、それぞれのプーリの中心位置は、駆動軸2の方向に沿って、装置外側から内側に向かってワイヤ駆動プーリ4、アイドラプーリ11、キャリッジプーリ10の順に配置されている。
同図に示すように、ワイヤ駆動プーリ4の上端は、第1アイドラプーリ11の下端より上に位置している。これは装置全体を低く構成するための条件である。ただし、ワイヤ駆動プーリ4の上端は、第1アイドラプーリの上端よりは下に位置している。これは駆動ワイヤ3とワイヤ駆動プーリ4が干渉しないようにするための条件である。これらの関係は第2アイドラプーリ12に関しても同様である。
駆動ワイヤ3はワイヤ駆動プーリ4からアイドラプーリ11に掛け渡されるに当たって、駆動ワイヤ3がワイヤ駆動プーリ4のほぼ接線上にあり、その延長上にアイドラプーリの巻き付き開始点が存在するように配置されている。実際には、ワイヤ駆動プーリ4に対する駆動ワイヤ3の巻き付き開始位置(ワイヤを接線と見なしたときの接点に相当する)は軸方向に若干移動するので、上記条件は平均的な位置におけるものとする。
駆動ワイヤがアイドラプーリ11とキャリッジプーリ10の間に掛け渡される場合は、駆動ワイヤ3が両プーリの接線上に位置するように配置されている。言い換えれば、駆動ワイヤ3は、キャリッジプーリ10とアイドラプーリ11の共通外接線に一致している。したがって、両プーリに対する巻き付き開始位置は同図において同一点に重なっている。なお、ワイヤ駆動プーリ4、キャリッジプーリ10の他の部分の駆動ワイヤ3は省略してある。
上記の関係はアイドラプーリ12に関しても全く同じことが言える。
このような構成にすることにより、上下方向に見たワイヤの重なりが少ないので、ワイヤ巻き付け作業が簡単になった。またこの構成によれば、駆動ワイヤ3には無理な力がかかることなく、安定した駆動力伝達ができる。
さらに、プーリが傾斜して配置されているため、画像読取装置の高さが小さくできるようになった。
図4は本発明による画像読取装置を用いた画像形成装置の概要を示す図である。
同図において符号100は画像形成部、200は給紙部、300は本発明の画像読取装置からなる画像読取部、400は原稿給紙部をそれぞれ示す。
原稿給紙部400において、自動もしくは手動によって原稿を画像読取部の直上に送り込む。画像読取部は本発明において詳細に説明したように、第1キャリッジ5およびだ2キャリッジ6を所定の速度で副走査し、レンズユニット7によって原稿像を図示しないセンサに取り込む。画像形成部100は読み取った画像の色別分解された情報を基に、複数の感光体に色分けして画像形成し、給紙部200から送られてくる転写用紙に画像を重ね転写してフルカラーのハードコピーを作成する。
なお、同図では画像形成装置を例に説明したが、例えば、原稿給紙部400と、画像読取部300を基本構成としてファクシミリ装置を形成することは容易である。
図5はプーリの取付方を説明するための図である。同図(a)は従来型のベアリングを用いたプーリの例、同図(b)は本発明に用いる内輪と固定軸が一体型のベアリングを用いたプーリの例をそれぞれ示す図である。
両図において符号21はプーリ部、22は固定軸、23はボール、24はボールベアリング、25は基板部材、26は筐体をそれぞれ示す。
従来は同図(a)に示すように、よく知られたボールベアリング24の外輪24aにプーリ部21をはめ込み、内輪24bに固定軸22をはめ込んでいた。固定軸22は固定端側22aを基板部材25に対してカシメ等の締結技術を用いて固定し、アイドラプーリの場合はさらに筐体26に取り付けていた。ただし、筐体26の部分はキャリッジプーリの場合はキャリッジ部材になる。あるいは、基板部材25自身がキャリッジの一部として形成されている場合もある。
この構成の場合、ボールベアリング24に対しプーリ部21と固定軸22をはめ込んだ後、予め基板部材25に固定軸22をカシメてからワイヤ取付等の作業を行うことになり、作業性があまり良くなかった。
本発明では、コストダウンのため、同図(b)に示すような内輪と固定軸が一体型のベアリングを用いる。この構成の場合、外輪の外周も用途に応じた構成にすることができるので、本発明の場合は外輪の外周部をそのままプーリ部21として用いる。プーリ部21は複数のボール23を挟んで内輪の機能を有する固定軸22に取り付けられている。プーリ部21、ボール23、固定軸22が組み付けられたものをプーリ組み立て体と呼ぶ。
図6は本発明の1実施形態である固定軸の取り付け方を説明するための図である。
ベアリングの内輪を兼ねる固定軸22は、内輪として機能する部分から一方に延びた固定軸部を有し、その端部である固定端には、基板部材25を挟み込む隙間をあけたつば部22bと22cが設けられている。つば部22bの下面側は基板部材25の上面に接し、つば部22cの上面側は基板部材25の下面に接する。基板部材の厚さとつば部間の隙間は殆ど遊びがないように設定されている。基板部材25には所定の幅の切り欠き部25aが設けられており、つば部22bと22cとの間の接続部は基板部材25との係合部22dとなっており、この幅が上記所定の幅とほぼ等しく形成されている。切り欠き部25aの解放端側には、両側に僅かな飛び出し量を有する爪部25bが設けられている。
プーリ部21を取り付けた固定軸22の係合部22dを基板部材25の切り欠き部25aに合わせて押し込むと、基板部材の弾力性によって爪部25bが逃げ、係合部22dは切り欠き部25aの方へ入り込んでいく。係合部22dの奥行き方向の長さは切り欠き部25aの直線部の長さにほぼ一致させてあるので、係合部22dが全部切り欠き部25aに入り込んだ位置で、逃げていた爪部25bが部材の弾力により元に戻り、僅かな力では抜け出ることがなくなる。この取り付け方法を仮に押し込み固定式と呼ぶ。
図7はキャリッジの一部を基板部材として用いる例を説明するための図である。
同図は移動ミラーを保持するキャリッジを示している。
キャリッジ26には第1ミラー、第2ミラー等が搭載されているが、本発明はプーリ部分なので、その他の部分の説明は省略する。
同図は図6に示したプーリの固定軸を取り付ける係合部を基板部材25に形成した例を示している。すなわちこの構成のプーリ固定軸と基板部材の係合部は、アイドラプーリに対しても、キャリッジプーリに対しても全く同様に使用できる。
したがって、基板部材さえ対応する係合部を形成しておけば、すべてのプーリに同一形状のプーリ組み立て体を使うことができ、量産によるコストダウンと、共通部品による部品管理の簡略化ができる。
図8は本発明の他の構成のプーリ組み立て体を固定端側から見た図である。
図9はプーリ組み立て体を取り付けるための基板部材の構造を示す図である。同図は基板部材25がキャリッジ26の一部として形成されている例を示している。
図10は基板部材にプーリ組み立て体を取り付けた状態を示す図である。
このプーリ組み立て体は、先の押し込み固定式に対して、回動固定式と呼べる構成になっている。
固定端側の係合部22dはプーリの回転中心と同軸の円筒状に形成され、つば部22cはその円筒の直径よりも小さい幅で、直径の2ないし3倍程度の長さを有するほぼ長方形状に形成されている。つば部22cの長手方向両端近傍にはプーリ側に向いた面に微少量の突出量を有するほぼ半球状の突起が1つずつ形成されている。
基板部材25はキャリッジ26の一端に所定の角度傾斜した立ち上がり部として形成されている。プーリ組み立て体を取り付ける部分はつば部22cが貫通できる一方に長い形状の穴25a(他と区別するため長穴と称する)があけてある。穴の長手方向と直交する方向に2個の小径の穴25e(以下小穴と呼ぶ)があけてある。小穴はプーリ組み立て体のつば部22cに設けられた2個の突起22eを係合させるための穴である。したがって、小穴25eは貫通穴である必要はない。極端に言えば、皿ネジ用の穴に使われる皿もみ程度の窪みでも構わない。単なる窪みでもここでは小穴に含めるものとする。
図9において基板部材25の裏側から、プーリ組み立て体のつば部22cを基板部材25の穴25dに合わせて挿入し、つば部22bが基板部材25の裏面に当接させる。このとき固定軸22の円筒状に形成された係合部22dが、長穴25aの中央の円形部分に殆ど隙間なく滑らかに係合し、つば部22cは長穴25aから丁度抜け出て多情帯になっている。
この状態でつば部22cを固定軸22の中心回りに任意の方向に回動させると、突起部22eが基板部材25の表面に当接するため初めは大きな抵抗力が働くが、その抵抗力に抗してさらに力を加えると、つば部22cの弾性力によって突起22eが基板部材25の表面に乗り上げる。固定軸22が約90°回動すると突起22eが小穴25eに合致したところでつば部22cの弾性力により突起22eが小穴25eに落ち込み、係止状態になる。
突起22eを小穴25eから抜け出させるためには、先の回動当初に要した力と同程度の力が必要になるため、固定軸22は基板部材25に対して固定され、安定的に保持される。
組み付け時の回動開始時点の抵抗力を軽減するために、長穴25aの表面側端部の少なくとも突起22eが当接する部分に、緩やかな面取りを施しておくと良い。
図11はプーリ組み立て体を基板部材に取り付けた状態の断面図である。同図はアイドラプーリとして用いる構成を示している。
図12ないし16はそれぞれ固定軸にあける空洞の形状を示す図である。ただし、固定軸22は一部省略して示してある。
固定軸22を回動させる方法として、つば部22cを利用する方法以外に、固定軸22のプーリ側から力を与える方法がある。
図11において、固定軸22の上部に設けた空洞部22fは水平断面が円以外の形状、例えば楕円あるいは多角形等に形成してある。
図12(a)において空洞部22fは断面が楕円形をしている。これに対して同図(b)に示すような、少なくとも先端部付近が空洞部にほぼ一致するような楕円形状をした治具を用いる。楕円の長径と短径の比はあまり1に近くなければ使用できる。この形状の場合は通常のマイナスドライバでも使用できる。
図13(a)は空洞部22fの断面形状がほぼ正方形の例、図14(a)は角部を丸めた星形の例をそれぞれ示す図である。これらはそれぞれ図(b)に示すような専用の治具が必要になる。
図15は空洞部22fの断面が長方形の例である。この形状は既製のマイナスドライバで操作できるが、長方形の長さおよび幅を選ぶことによって、例えば硬貨などでも操作できる。
図16は空洞部22fの断面を6角形にした例である。この場合は同図(b)に示すような専用の治具を用いても良いが、同図(c)に示すような、いわゆるホールセットキーなる工具を用いることもできる。これら治具・工具を合わせて治工具と称する。
図17は第1のアイドラプーリの取り付け状態を示す概要図である。
同図は本体フレーム1を簡略化して示している。
第1のアイドラプーリ11は本体フレーム1の1つの側壁に開けられた傾斜窓1aにおいて、取り付け金具1bと取付ねじ1cを用いて軸が固定されている。軸は他方の側壁に対して所定角度傾斜するように取り付けられており、プーリ周面には一部のみ図示したようにワイヤ3のうち、3a、3bに相当する部分が掛けられている。プーリの傾斜角度は傾斜窓1aの端面の角度でほぼ決まるように形成されている。
本発明の画像読取装置の主な構成要素を示す俯瞰図である。 第2キャリッジ用のワイヤとプーリの関係を説明するための模式図である。 装置奥側の各プーリの位置関係を駆動ワイヤ展張方向から見た図である。 本発明による画像読取装置を用いた画像形成装置を示す図である。 プーリの取付方を説明するための図である。 本発明の1実施形態である固定軸の取り付け方を説明するための図である。 キャリッジの一部を基板部材として用いる例を説明するための図である。 本発明の他の構成のプーリ組み立て体を固定端側から見た図である。 プーリ組み立て体を取り付けるための基板部材の構造を示す図である。 基板部材にプーリ組み立て体を取り付けた状態を示す図である。 プーリ組み立て体を基板部材に取り付けた状態の断面図である。 固定軸にあける空洞の形状を示す図である。 固定軸にあける空洞の形状を示す図である。 固定軸にあける空洞の形状を示す図である。 固定軸にあける空洞の形状を示す図である。 固定軸にあける空洞の形状を示す図である。 第1のアイドラプーリの取り付け状態を示す概要図である。
符号の説明
1 本体フレーム
2 駆動軸
3 駆動ワイヤ
4 ワイヤ駆動プーリ
5 第1キャリッジ
6 第2キャリッジ
7 レンズユニット
8 第2レール
10 キャリッジプーリ
11 第1アイドラプーリ
12 第2アイドラプーリ

Claims (16)

  1. 筐体と、キャリッジと、駆動モータと、前記キャリッジに連結される駆動ワイヤと、該駆動ワイヤが巻き付けられるワイヤ駆動プーリと、該ワイヤ駆動プーリから延びる前記駆動ワイヤが巻き付けられて該駆動ワイヤの方向転換をする第1および第2のアイドラプーリと、第1および第2のアイドラプーリから延びる前記駆動ワイヤを巻き付けて該駆動ワイヤの方向転換をするための前記キャリッジの端部に回転自在に取り付けられた2重溝のキャリッジプーリと、を有し、前記キャリッジプーリから延びる前記駆動ワイヤの端部は前記筐体に固定され、前記キャリッジは前記ワイヤ駆動プーリの回転により、前記駆動ワイヤに牽引されて第1および第2のアイドラプーリの間で走行する画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリと、前記アイドラプーリと、前記キャリッジプーリのそれぞれの中心は、前記ワイヤ駆動プーリの駆動軸方向において前記筐体の中心部方向に向かってこの順で配置されており、前記第1および第2のアイドラプーリは内側傾斜、前記キャリッジプーリは外側傾斜に配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 筐体と、該筐体の一部に設けられた原稿載置部と、該原稿細緻部の下方に設けられた第1のレールと、第1のレールに沿って走行し、前記原稿載置部上の原稿を照明し該原稿からの反射光束を所定の方向に導くための第1のキャリッジと、前記第1のレールに平行に配設された第2のレールと、第2のレールに沿って走行し、前記反射光束を折り返す第2のキャリッジと、前記反射光束を受け集光するレンズユニットと、駆動モータと、第2のキャリッジに連結される駆動ワイヤと、該駆動ワイヤが巻き付けられるワイヤ駆動プーリと、該ワイヤ駆動プーリから延びる前記駆動ワイヤが巻き付けられて該駆動ワイヤの方向転換をする第1および第2のアイドラプーリと、第1および第2のアイドラプーリから延びる前記駆動ワイヤを巻き付けて該駆動ワイヤの方向転換をするための第2のキャリッジの端部に回転自在に取り付けられた2重溝のキャリッジプーリと、を有し、前記キャリッジプーリから延びる前記駆動ワイヤの端部は前記筐体に固定され、第2のキャリッジは前記ワイヤ駆動プーリの回転により、前記駆動ワイヤに牽引されて第2のレール上を第1および第2のアイドラプーリの間で走行する画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリと、前記アイドラプーリと、前記キャリッジプーリのそれぞれの中心は、前記ワイヤ駆動プーリの駆動軸方向において前記筐体の中心部方向に向かってこの順で配置されており、前記第1および第2のアイドラプーリは内側傾斜、前記キャリッジプーリは外側傾斜に配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、第1のアイドラプーリと前記キャリッジプーリの双方、および第2のアイドラプーリと前記キャリッジプーリの双方、を連結する前記駆動ワイヤ部分は、それぞれ双方のプーリの共通外接線に一致するよう配置してあることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像読取装置において、前記駆動ワイヤは前記ワイヤ駆動プーリのほぼ接線上にあり、その延長上に前記アイドラプーリの巻き付き開始点が存在するように配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリの上端は、第1および第2のアイドラプーリの下端より上で、且つ上端よりは下に位置することを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1つに記載の画像読取装置において、第1のキャリッジは前記ワイヤ駆動プーリと第2のキャリッジとの間に配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項2ないし6のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリは、第2のキャリッジの走行範囲より外側に設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリの駆動軸上端は、第2のレールの上面より上になるよう設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項2ないし8のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記ワイヤ駆動プーリは、前記レンズユニットに入射する前記反射光束の進行方向に関して前記レンズユニットより後方に配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項2ないし9のいずれか1つに記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 筐体と、キャリッジと、駆動モータと、前記キャリッジに連結される駆動ワイヤと、該駆動ワイヤが巻き付けられるワイヤ駆動プーリと、該ワイヤ駆動プーリから延びる前記駆動ワイヤが巻き付けられて該駆動ワイヤの方向転換をする第1および第2のアイドラプーリと、第1および第2のアイドラプーリから延びる前記駆動ワイヤを巻き付けて該駆動ワイヤの方向転換をするための前記キャリッジの端部に回転自在に取り付けられた2重溝のキャリッジプーリと、を有し、前記キャリッジプーリから延びる前記駆動ワイヤの端部は前記筐体に固定され、前記キャリッジは前記ワイヤ駆動プーリの回転により、前記駆動ワイヤに牽引されて第1および第2のアイドラプーリの間で走行する画像読取装置において、第1および第2のアイドラプーリ、前記キャリッジプーリのいずれかは、軸受部の内輪が軸部と前記筐体への固定部を有し、軸受部の外輪が前記ワイヤが巻き付けられる溝部を一体的に有することを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項11に記載の画像読取装置において、前記固定部は、軸部の回動により基板部材に系止する係合部を有することを特徴とする画像読取装置。
  13. 請求項12に記載の画像読取装置において、前記内輪は、その中心部に前記軸部を回動させるための治工具を挿入する空洞部を有することを特徴とする画像読取装置。
  14. 請求項12に記載の画像読取装置において、前記基板部材は、前記固定部の係合部を前記基板部材の面に平行な方向に挿入することによって係止できる係合部を有することを特徴とする画像読取装置。
  15. 請求項2ないし9、および請求項11ないし14のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記キャリッジプーリ、第1および第2のアイドラプーリはすべて同一形状であることを特徴とする画像読取装置。
  16. 請求項11ないし14のいずれか1つに記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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