JP2006184823A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数および組立工数を増やすことなく樹脂製フレームの高剛性化を図った画像読取装置の提供。
【解決手段】 原稿を載置するためのプラテンと、副走査方向に移動しながら前記プラテン上に載置された原稿の読み取りを行う読取ユニットと、前記読取ユニットを収容する樹脂製箱状のフレームと、前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットを副走査方向に案内する金属製の補強部材と、前記フレーム底板下面に支持された制御基盤と、前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材と、を備え、前記遮蔽部材は、前記フレーム底板下面の前記補強部材と上下方向において重なる位置に固定され、前記フレームを補強することを特徴とする画像読取装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば複写機やスキャナ装置等に用いられる画像読取装置に関する。
一般の画像読取装置は、箱状のケーシング内にCCDなどのイメージセンサを搭載した画像読取ユニットを備え、この画像読取ユニットを副走査方向に移動させてプラテン上に載置された原稿の読み取りを行っている。
また、近年、装置の軽量化および部品点数を減少させるために、ケーシングを樹脂で形成しているが、良好な画像を取得するために、このケーシングは高剛性が必要とされている。
従来、樹脂製ケーシングの高剛性化を図った画像読取装置としては、例えば特開2004―266593号公報や特開2003―244364号公報に公開されたようなものも知られている。
特開2004―266593号公報 特開2003―244364号公報
特許文献1の画像読取装置では、樹脂製のケーシングの内側底面に第1、第2補強プレートを取り付け、第1補強プレートはガイドレールとして、第2補強プレートは駆動伝達手段の固定部材としてそれぞれ他の機能を持たせることで、部品点数を増加させることなくケーシングの高剛性化を図っている。しかし、これではケーシングの補強が十分でなく、良好な画像を取得できない問題があった。
例えば、ヒンジによって開閉可能に取り付けられた原稿搬送装置を画像読取装置が有している場合、一般に原稿搬送装置は2個のヒンジを用いて画像読取装置のフレームに支持されるが、各ヒンジにかかる重量は均等ではない。そのため、ヒンジが固定されている画像読取装置フレーム部分にも不均一な力がかかり、それによってフレームにねじれの力が生じてしまう。このとき、各補強プレートによる補強が十分でないとフレームが変形してしまい、良好な画像が取得できないといった問題があった。
また、特許文献2の画像読取装置では、筐体フレームの外側底面に角パイプ状の補強部を配置することでフレームの高剛性化を図っている。しかし、この補強部は筐体フレームを構成する側板の一部を曲げ加工によって形成しているが、型の都合上これと同様な構造を樹脂製フレームに採用することは困難である。また、補強部を側板と別部材で構成した場合、補強部材を底板に固定する必要があり部品点数および組立工数が増えてしまう。
本発明は上記事案に鑑み、樹脂製フレームを用いた画像読取装置において、部品点数および組立工数を増加させることなくフレームの高剛性化を図った画像読取装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1に係る画像読取装置は、原稿を載置するためのプラテンと、副走査方向に移動しながら前記プラテン上に載置された原稿の読み取りを行なう読取ユニットと、前記読取ユニットを収容する樹脂材料で形成された箱状のフレームと、前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットを副走査方向に案内支持する金属製の補強部材と、前記フレーム底板下面に支持された制御基板と、前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材と、を備え、前記遮蔽部材は、前記フレーム底板下面の前記補強部材と上下方向において重なる位置に固定され、前記フレームを補強することを特徴としている。
このように、金属製の遮蔽部材を、フレームの外側底面上の補強部材と上下方向において重なる位置に固定することで、フレーム底板の表裏の両面から補強してフレームの高剛性化を図ったものである。さらに、遮蔽部材を補強部材として使用することで、部品点数および組立工数を増加させることなくフレームの高剛性化を図ったものである。
また、本願発明の請求項4に係る画像読取装置は、原稿を載置するためのプラテンと、
副走査方向に移動しながら前記プラテン上に載置された原稿の読み取りを行なう読取ユニットと、前記読取ユニットを収容する樹脂材料で形成された箱状のフレームと、前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットを副走査方向に案内支持する金属製の第1補強部材と、前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットに駆動源からの駆動を伝達するための駆動伝達手段が固定された第2補強部材と、前記フレームの外側底面上に支持された制御基板と、前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材と、を備え、前記遮蔽部材は前記フレーム底板下面の前記第1補強部材または前記第2補強部材の少なくともいずれか一方と上下方向において重なる位置に固定され、前記フレームを補強することを特徴としている。
このように、金属製の遮蔽部材をフレームの外側底面上の、第1補強部材と第2補強部材のいずれか一方と上下方向において重なる位置に固定することで、フレーム底板の表裏の両面から補強してフレームの高剛性化を図ったものである。さらに、遮蔽部材を補強部材として使用することで、部品点数および組立工数を増加させることなくフレームの高剛性化を図ったものである。
さらに、請求項4に係る画像読取装置においては、原稿を所定の読取位置に搬送する原稿搬送装置と、この原稿搬送装置を前記プラテンに対し開閉可能に支持し、前記フレームに副走査方向に沿って離れて固定された複数のヒンジ部材とをさらに備え、前記遮蔽部材は少なくとも、前記複数のヒンジ部材とより近い位置に固定された前記第1補強部材と前記第2補強部材のいずれか一方と上下方向において重なる位置に固定することも可能である。
このように、ヒンジ支持部とより近い位置に固定された第1補強部材と第2補強部材のいずれか一方と上下方向において重なる位置に遮蔽部材を固定して原稿搬送装置の重さによる影響を受けやすいフレームの剛性を向上させることで、フレームの変形をより効果的に防止することができるものである。
本発明によれば、フレームの内側底面に固定された金属製の補強部材と、上下方向において重なる位置のフレーム外側底面に前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材を固定することで、または、フレームの内側底面に固定された第1補強部材と第2補強部材のいずれか一方と、上下方向において重なる位置のフレーム外側底面に前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材を固定することで、部品点数および組立工数を増加させることなくフレームの剛性を向上させることができる、という効果を得ることができる。
以下図面を参照して、本発明を、スキャナ装置に適用した実施の形態について説明する。図1は画像読取装置1の断面図である。
画像読取装置1は、画像読取装置1の上面に対し開閉可能に支持され所定の読取位置に原稿を搬送する原稿搬送装置3を備えており、パーソナルコンピュータ、ネットワーク、またはプリンタと接続されて使用される。
画像読取装置1は、ガラスなどの透光性部材で構成された原稿を載置するためのプラテン200、このプラテン200が支持され樹脂で形成された箱状のフレーム201、このフレーム201に収容されプラテン上に載置された原稿の読み取りを行なう読取ユニット202とを有している。フレーム201は、上フレーム201aと下フレーム201bとの上下二つに分割され、上フレーム201aはその上面に開口部が形成され、この開口部を覆うようにネジなどを用いてプラテン200が取り付けられている。
フレーム201は装置の軽量化を図るため合成樹脂材料で構成され、本実施例では、アクリルブタジエンスチレン(ABS)とポリカーボネート(PC)を混合した合成樹脂が用いられている。なお、合成樹脂材料としては特にこれに限ったものではなく、画像読取装置のフレーム材として一般に使用されているものであればよい。読取ユニット202は、原稿に光を照射するためのキセノンランプ等で構成される棒状光源203、原稿からの反射光を反射する複数のミラー204、原稿からの反射光を集光させるためのレンズ205、このレンズ205で集光された光を電気信号に変換する複数の光電変換素子が線状に配列された読取センサ206、これらの部材を収容する樹脂製キャリッジ207と、を備えている。
原稿搬送装置(以下、ADFという。)3は、複数の原稿を載置するための給紙トレイ11と、給紙トレイ11に載置された原稿をプラテン200上の所定の読取位置Xに搬送する搬送部37と、給紙トレイ11の下方に配置され読み取られた原稿を収容する排紙トレイ12とを有している。搬送部37は、給紙トレイ11上に載置された原稿を繰出すピックアップローラ30と、ピックアップローラ30により繰出された原稿を一枚に分離し給送する給紙ローラ31と、給送された原稿の搬送及び排出を行う搬送ローラ32、33、34及び36とを有しており、各ローラはギヤやプーリなどの公知の駆動伝達機構を介してモータの駆動により回転可能となっている。
このような構成の画像読取装置1は、プラテン200上に載置され静止状態の原稿の読み取りを行なうプラテンモードと、原稿搬送装置3で搬送される原稿の読み取りを行なうADFモードの二つの読取モードを有している。プラテンモードの場合は、原稿つきあて位置Yから原稿長さに応じた距離だけ、読取ユニット202をガイドシャフト208に沿って副走査方向に移動させながら読取センサ206で電気的に走査して画像信号を取得し、ADFモードの場合は、読取ユニット202を所定の読取位置Xに静止させ、搬送部37により読取位置Xを移動している原稿を読取センサ206で電気的に走査して画像信号を取得する。そして、読取センサ206から出力された画像信号は一般のフレキシブルケーブルなどを介して制御基板(後述)に送られる。
なお、本実施例では、読取ユニットは、光源、ミラー、レンズおよび読取センサを収容して一体のユニットとしたが、フルレートキャリッジとハーフレートキャリッジとを用いて副走査を行なう、いわゆるミラー移動タイプでも構わない。
図2は、ADF3の取り付け状態を示す斜視図である。図2に示すようにADF3は、図中矢印Aで示す副走査方向に沿って所定距離離間させて取り付けられたヒンジ部材300(300a、300b)を備えており、各ヒンジ部材300a、300bは、ADF3のフレームに副走査方向に沿って所定距離離間してネジなどで固定されている。ADF3をフレーム201で支持するために、各ヒンジ部材300(300a、300b)はそれぞれ軸部材301(301a、301b)を備えている。
上フレーム201aの主走査方向(図中矢印B方向)における一方端側(図中奥側)には、軸部材301a、301bがそれぞれ挿入される挿入部302(302a、302b)が形成されている。挿入部302(302a、302b)は、断面形状が長方形をした筒状のもので、上フレーム201aと一体形成されており、その上面および下面は開口となっている。下フレーム201bには挿入部302(302a、302b)の各先端部が挿入支持される支持部303(303a、303b)が下フレーム201bと一体で形成されている。この支持部303も、上面が開口となった断面形状長方形の筒状のものである。そして、上フレーム201aを下フレーム201bにかぶせて固定すると、図2に示すように挿入部302(302a、302b)の先端部は支持部303(303a、303b)に挿入されて係合するようになっている。そして、ヒンジ部材300の軸部材301(301a、301b)を挿入部302(302a、302b)に挿入することで、ADF3が下フレーム201aと上フレーム201bに支持されることとなる。
このようにADF3は、直接的には上フレーム201aに支持されるが、挿入部302の先端部が下フレーム201bの支持部303に支持されることで、下フレーム201aにもADF3の荷重がかかる。また、ADF3は、上下フレーム(201a、201b)に主走査方向の一方側(図2中奥側)の副走査方向に沿って支持されるので、ADF3が支持されている側のフレームはより高い剛性が必要となる。さらに、図1に示すように、ADF3は、ローラやガイド部材などの構成部材が副走査方向の一方がわ(矢印A方向左側)に偏って取り付けられているため、各フレーム(201a、201b)にかかる荷重は副走査方向においても均等ではない。そのため、各フレーム(201a、201b)にはねじりの力が発生してしまう。よって、各フレーム(201a、201b)、特に原稿搬送装置3が支持されている側のフレームは、このねじりの力にも耐えうる十分な剛性が必要となってくる。
図3は下フレーム201bの内部を示す斜視図である。図4は、後述するガイドレール等の取り付け方法を示す分解斜視図である。図3に示すように、下フレーム201b内部には、上述した読取ユニット202、読取ユニット202の軸受部と係合し、下フレーム201bの側壁にその両端がそれぞれ固定された図中矢印Aで示す副走査方向に延びるガイドシャフト208、支持部303aと303bとの間の下フレーム201b内側底面上に固定された電源ユニット408が収容されている。さらに、下フレーム201bの底板209の上面(内側底面)上には、読取ユニット202の底部に取り付けられた摺動部材(不図示)と当接して読取ユニット202を支持するとともに、副走査方向に案内するガイドレール400(第1補強部材)、読取ユニット202を副走査方向に移動させるための駆動系が固定される駆動支持部材502(第2補強部材)が固定されている。
ガイドレール400は、一般の鋼または低合金鋼等の金属材料の略矩形状の板材で構成され、その長手方向が図中矢印Aで示す副走査方向に沿うように下フレーム201上に固定されている。また、このガイドレール自体の剛性を向上させるため、その副走査方向に沿った両端部を屈曲させている。
図4に示すようにガイドレール400は、下フレーム201bの底板209の上面には主・副走査方向に形成された複数のリブ401がフレームと一体で形成されており、このリブ401上にネジ405を用いて固定される。したがって、ガイドレール400は、リブ401と線接触した状態で下フレーム201b内側底面上に固定されることとなる。このように下フレーム201bの底板209上に金属製のガイドレール400を固定することで、下フレーム201bの補強(高剛性化)が行なわれているのである。
また、ガイドレール400裏面には、下方に延びる金属製の接触部材406がネジなどで固定されており、ガイドレール400が下フレーム201bの底板209上に固定されると、下フレーム201bに形成された開口407を通って裏側に突出する。そして、この接触部材406が下カバー800(後述)と接触することでガイドレール400は接地されるが、詳細は後述する。
さらに、下フレーム201bの底板209上面には、駆動支持部材(第2補強部材)502が固定されている。この駆動支持部材502には、読取ユニット202を副走査方向に移動させるためのモータ500、このモータ500からの駆動源を読取ユニット202に伝達するための駆動伝達手段501(図5参照)、および読取ユニット202の光源203を点灯させるためのインバータ504が固定されている。この駆動支持部材502も、上述したガイドレール400と同様に一般の鋼または低合金鋼等の金属材料で構成され、その長手方向は副走査方向(図中矢印A)に沿っている。そして、下フレーム201bの底板209上面に形成された主・副走査方向に延びる複数のリブ503上に固定され、ガイドレール400と同様に、下フレーム201bの補強(高剛性化)が行なわれているのである。
また、図5に示すように駆動伝達手段501は、モータ500の回転軸と同軸に取り付けられたプーリ505、プーリ506、507、508、509、510と、プーリ505とプーリ506に掛け渡されたタイミングベルト511、プーリ507とプーリ508との間に掛け渡されたタイミングベルト512、プーリ509とプーリ510との間に掛け渡され、読取ユニット202のキャリッジ207に形成されたベルト係合部と係合するタイミングベルト513とで構成されている。そして、モータ500の駆動がプーリ505〜509、およびタイミングベルト511、512を介してタイミングベルト513に伝達され、タイミングベルト513が回転することにより読取ユニット202は副走査方向に移動するようになっている。このように、駆動伝達手段(特に、読取ユニット202が係合するタイミングベルト513が掛け渡される二つのプーリ509、510)が熱膨張係数の小さい金属製支持部材(駆動系支持部材502)に取り付けられることで、温度変化によるプーリ間の距離および各タイミングベルトのテンションの変化が小さくなり、読取ユニット202をより安定して走行させることが可能となる。
また、図4に示すように、下フレーム201bの底板209の裏面(裏側底面)には、上カバー750、下カバー800で構成される箱状の金属製遮蔽部材700が固定され、さらにこの金属製遮蔽部材700内には制御基板600が収容固定されている。この制御基板600は画像読取装置1全体の制御を行なうための制御回路や、フラットケーブル(不図示)などを介して入力された画像読取ユニット202からの画像データに種々の画像処理等を施すための画像処理回路などを備えている。そして、金属製遮蔽部材700で制御基板600を包囲することで、制御基板600から発生する電気的ノイズによる外部装置への影響、外部機器などからの画像データへのノイズの影響を防止している。
次に、遮蔽部材700および制御基板600の取り付け方法を図6を用いて説明する。図6は、上下反転させた状態の下フレーム201bの分解斜視図で、下フレーム201bの裏面に遮蔽部材700が取り付けられる状態を示している。
図6に示すように、下フレーム201bの底板209の中央部には凹部210(下フレーム201bの内側から見ると凸部。図7も参照)が形成され、この凹部210には、上面が開口となった箱状の上カバー750が固定される。なお、本実施例では上カバー750は、底板209上に形成されたリブに形成された複数のネジ穴701に複数のネジ702を用いて固定されているが、この方法に限らず、例えば底板に直接ネジなどを用いて固定しても構わない。
上カバー750上の面上には複数の固定部(不図示)が形成され、この固定部を介して制御基板600がネジを用いて上カバー700に固定される。(図6では上カバー750上に制御基板600が固定された状態が示されている)このように、制御基板600は、下フレーム201bの外側の凹部201内に、遮蔽部材(上フレーム750)を介して取り付けられている。よって、例えば、制御基板600または、制御基板600上の電子部品の交換などのメンテナンスのとき、上カバー201aを取り外すことなく制御基板600にアクセスすることが可能となり、メンテナンスに伴う装置内へのゴミの侵入を防止することが可能となっている。
また、制御基板600の側方の底板209上には、PCカードスロットなどを有する拡張ボード601も固定されている。
下カバー800は、それぞれ金属製のプレート部材で形成された第1下カバー800a、第2下カバー800bで構成される。第1下カバー800aは、上カバー750の開口を覆うように、ネジを用いて底板209上に固定される。したがって、上カバー750に固定される制御基板600は、金属製の上カバー750および下カバー800で囲まれることとなり、制御基板600から発生する電磁波が遮蔽され、外部装置へ与える電磁波の影響を大幅に低減させることができる。
また、第2下カバー800bは、拡張ボード601を覆うように、底板209上に形成されたリブに形成された複数のネジ穴701に複数のネジを用いて固定されている。本実施例のように、第2下カバー800bで下面を覆うだけでも拡張ボード601から発生する電磁波による外部機器への影響は低減させることができるが、拡張ボード601が固定されている領域まで上カバー750を延長して、制御基板600と同様に、上カバー750と第2下カバー800bとで拡張ボード601を囲むようにすると、外部機器への影響をより一層低減させることができる。
また、上述したように、ガイドレール400の接触部材406が下フレーム201bの裏側まで突出しているが、この接触部材406の先端部が、下カバー800(第1下カバー800a、第2下カバー800b)とリブ702との間に挟まれて、ネジ703でリブ702上に下カバー800(第1下カバー800a、第2下カバー800b)とともに固定されている。このように、下カバー800を固定することで、ガイドレール400の接地を行なうことが可能となり、部品点数および組立工数を低減させることができる。
次に、図7を用いて各補強部材の上下方向の位置関係の説明を行なう。図7は、図3のT−Tの断面図である。ガイドレール400は下フレーム201bの底板209上面に固定され、このガイドレール400と上下方向において重なる位置の底板209下面(裏面)には、下カバー800が固定されている。このように、樹脂製の下フレーム201bの底板209をガイドレール400と下カバー800とで挟むことで、部品点数および組立工数を増加させることなくフレームの剛性を増加させることが可能となる。
また、図3からも分かるように、下フレーム201bの底板209の内側底面上に固定された補強部材としてはガイドレール400と駆動系支持部材502の二つがあり、これらは主走査方向に離れて底板209上に固定されているが、ADF3のヒンジが支持される支持部材303により近いほうのガイドレール400と上下方向において重なるように、底板209の外側底面上に下カバー800が固定されている。このように本実施例では、ADF3の荷重の影響を受けやすい、ヒンジ支持部303により近い位置の下フレーム201bをより強固に補強することで、より効率よく剛性を向上させることが可能となったものであるが、必要に応じて、駆動系支持部材502と下カバー800とを上下方向において重なるようにそれぞれを固定しても構わない。
なお、遮蔽部材(上カバー750、または下カバー800)がガイドレール400と駆動支持部材502の両方と重なるようにしても構わず、この場合はよりフレーム201の剛性を向上させることが可能となる。
なお、本願の第1補強部材のガイドレール400、第2補強部材の駆動系支持部材502、および遮蔽部材の上フレーム、下フレームは、それぞれ樹脂フレームに一体で形成されたリブ上に固定されているが、リブを形成せず直接底面上に固定するようにしても構わない。しかし、本願のように、リブを介して各補強部材を固定することで、各補強部材がリブとリブを繋ぐことにより、より剛性を増加させることとなる。
画像読取装置全体を示す断面図 原稿搬送装置の取り付け状態を示す斜視図 下フレームの内部を示す斜視図 各部材が下フレームに取り付けられる状態を示す分解斜視図 駆動支持部材(第2補強部材)の詳細を示す斜視図 遮蔽部材および制御基板の取り付け状態を示す分解斜視図 補強部材の取り付け状態を示す断面図
符号の説明
1 画像読取装置
200 プラテン
201a 上フレーム
201b 下フレーム
202 読取ユニット
300 ヒンジ部材
400 ガイドレール(第1補強部材)
502 駆動系支持部材(第2補強部材)
600 制御基板
700 遮蔽部材

Claims (9)

  1. 原稿を載置するためのプラテンと、
    副走査方向に移動しながら前記プラテン上に載置された原稿の読み取りを行なう読取ユニットと、
    前記読取ユニットを収容する樹脂材料で形成された箱状のフレームと、
    前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットを副走査方向に案内支持する金属製の補強部材と、
    前記フレーム底板下面に支持された制御基板と、
    前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材と、を備え、
    前記遮蔽部材は、前記フレーム底板下面の前記補強部材と上下方向において重なる位置に固定され、前記フレームを補強することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記遮蔽部材は箱状で前記制御基板を収容していることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記補強部材は接触部を有し、この接触部を前記遮蔽部材に接触させることで前記補強部材は接地されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 原稿を載置するためのプラテンと、
    副走査方向に移動しながら前記プラテン上に載置された原稿の読み取りを行なう読取ユニットと、
    前記読取ユニットを収容する樹脂材料で形成された箱状のフレームと、
    前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットを副走査方向に案内支持する金属製の第1補強部材と、
    前記フレーム底板上面に固定され前記フレームを補強するとともに、前記読取ユニットに駆動源からの駆動を伝達するための駆動伝達手段が固定された第2補強部材と、
    前記フレームの外側底面上に支持された制御基板と、
    前記制御基板から発生する電気的ノイズを遮蔽するための金属製の遮蔽部材と、を備え、
    前記遮蔽部材は前記フレーム底板下面の前記第1補強部材または前記第2補強部材の少なくともいずれか一方と上下方向において重なる位置に固定され、前記フレームを補強することを特徴とする画像読取装置。
  5. 原稿を所定の読取位置に搬送する原稿搬送装置と、
    この原稿搬送装置を前記プラテンに対し開閉可能に支持し、前記フレームに副走査方向に沿って離れて固定された複数のヒンジ部材とをさらに備え、
    前記遮蔽部材は少なくとも、前記複数のヒンジ部材とより近い位置に固定された前記第1補強部材と前記第2補強部材のいずれか一方と上下方向において重なる位置に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記遮蔽部材は箱状で前記制御基板を収容することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  7. 前記駆動伝達手段は、前記読取ユニットに係合して前記読取ユニットに前記駆動源の駆動を伝達する無端ベルトと、前記無端ベルトが掛け渡された一対のプーリとを有することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  8. 前記フレームの底板は内側に突出した凹形状部を備え、前記制御基板は前記凹形状部内の底板下面に前記遮蔽部材を介して支持されていることを特徴とする請求4に記載の画像読取装置。
  9. 前記遮蔽部材は、前記フレームの底板下面上に形成された複数のリブを介して前記底板底面に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
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