JP2003087524A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2003087524A
JP2003087524A JP2001271486A JP2001271486A JP2003087524A JP 2003087524 A JP2003087524 A JP 2003087524A JP 2001271486 A JP2001271486 A JP 2001271486A JP 2001271486 A JP2001271486 A JP 2001271486A JP 2003087524 A JP2003087524 A JP 2003087524A
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JP
Japan
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housing
base frame
image
protrusion
shaped recess
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Application number
JP2001271486A
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English (en)
Inventor
Kenji Higuchi
謙治 樋口
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ留め用のスペースが不足するベースフレ
ームをハウジングに堅固に固定した画像読み取り装置を
提供する。 【解決手段】 光電変換により光学像を表す画像データ
を出力する走査部と、走査部に光学像を入力する光学系
と、走査部の少なくとも一部を収容する箱形のハウジン
グ12と、ハウジング12にその底部とほぼ平行な方向
に延びる姿勢で収容されて走査部の少なくとも一部を支
持するベースフレーム16とを備える画像読み取り装置
において、ハウジング12の内側に開口する横穴形凹部
52をハウジング12に形成し、ハウジング12の側壁
部72aに向かう方向に突出する突部50をベースフレ
ーム16に形成する。そして、ハウジング12の横穴形
凹部52にベースフレーム16の突部50を挿入すると
ともに、ハウジング12にベースフレーム16をねじ穴
66の形成位置でねじ留めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に関するものであり、特に走査部の少なくとも一部を支
持するベースフレームをハウジングに固定する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿等の被写体に記録された像を
読み取るための装置としてイメージスキャナ、複写機、
ファクシミリ等の画像読み取り装置が知られている。こ
れら画像読み取り装置は一般に、光電変換により被写体
の光学像を表す画像データを出力する走査部を備える。
この走査部は、イメージセンサ及び光学系を搭載したキ
ャリッジを駆動する駆動機構、イメージセンサの出力信
号を処理する電子回路等で構成される。このような画像
読み取り装置では、その走査部をなす駆動機構等を直に
支持するあるいは電子回路を基板により支持するベース
フレームが箱形のハウジングに収容されている。ベース
フレームは通常、その複数個所でのねじ留めによりハウ
ジングに固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベース
フレームに組み付けられる要素が多数存在する場合や、
基板といったサイズの大きな要素がベースフレームに組
み付けられる場合、ねじ留め用のねじ穴等を設けるスペ
ースやねじ留め作業をするためのスペースをベースフレ
ームの複数個所に確保できないことがあり、その場合に
はベースフレームの固定強度を充分に得ることができな
かった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて創作されたも
のであって、その目的は、ねじ留め用のスペースが不足
するベースフレームをハウジングに堅固に固定した画像
読み取り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読み取
り装置によると、光電変換により光学像を表す画像デー
タを出力する走査部と、走査部に光学像を入力する光学
系と、走査部の少なくとも一部を収容している箱形のハ
ウジングと、ハウジングに形成されハウジングの内側に
開口している横穴形凹部と、ハウジングにその底部とほ
ぼ平行な方向に延びる姿勢で収容されて底部にねじ留め
され走査部の少なくとも一部を支持するベースフレーム
であって、ハウジングの側壁部に向かう方向に突出し横
穴形凹部に挿入されている突部を有するベースフレーム
とを備える。この画像読み取り装置によると、ねじ留め
に加えて突部の横穴形凹部への挿入によりベースフレー
ムがハウジングに固定されるので、ねじ留め用のスペー
スが不足するベースフレームにあってもハウジングに堅
固に固定することができる。
【0006】本発明に係る画像読み取り装置によると、
横穴形凹部は、ハウジングの底部に一体に形成されてい
る中空突部の内壁で形成されるので、ハウジングの強度
を損なうことなく中空突部の基端部での破損を防止する
ことができる。
【0007】本発明に係る画像読み取り装置によると、
中空突部はハウジングの側壁部近傍に形成される。一般
に、ハウジングの底部のうち側壁部近傍に位置する部分
は、当該部分に対し側壁部がリブとしての機能を果たす
ため他の部分に比して頑丈である。したがってこの画像
読み取り装置によれば、中空突部が形成されベースフレ
ーム等の荷重が掛かるハウジングの底部部分で破損し難
くなる。
【0008】本発明に係る画像読み取り装置によると、
横穴形凹部の縁に近い側の端部が面取りされ横穴形凹部
に突部が挿入されるとき突部と摺接し突部を横穴形凹部
の深部側に案内する案内部が中空突部の内壁に設けられ
る。この画像読み取り装置によると、ベースフレームを
ハウジングに取り付けるに際しベースフレームの突部を
横穴形凹部に挿入し易い。
【0009】本発明に係る画像読み取り装置によると、
ハウジングの底部及び側壁部に対してほぼ垂直に交わり
中空突部並びにハウジングの底部及び側壁部と一体に形
成される補強リブが中空突部の外壁に設けられる。この
画像読み取り装置によると、中空突部は補強リブにより
効果的に補強されるので壊れ難い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示す一実施
例を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施
例による画像読み取り装置としてのイメージスキャナ1
0を示している。イメージスキャナ10は、ベースフレ
ーム16を収容するハウジング12の上面に原稿台19
を備えた所謂フラットベッド型イメージスキャナであ
る。
【0011】ベースフレーム16は金属板材で形成さ
れ、図2及び図4に示すように概ね矩形の底板部60
と、その底板部60の各縁辺部から屈曲して延びる側板
部62a〜62dとを備えている。
【0012】このベースフレーム16には図4及び図5
に示すように、後述する副走査駆動部26の駆動源2
5、ベルト27、ベルト支持部28及びレール29と、
キャリッジ24が搭載されている。駆動源25は、ベー
スフレーム16の側板部62a〜62dのうち副走査方
向で対向する側板部の一方62aと主走査方向で対向す
る側板部の一方62bとで形成される角部に近接して底
板部60上にねじ留めされている。ベルト支持部28
は、側板部62aに副走査方向で対向する側板部62c
と側板部62bとの角部に近接して底板部60上にねじ
留めされている。レール29は、側板部62bに主走査
方向で対向する側板部62dに近接して底板部60上に
ねじ留めされ副走査方向に延びている。ベルト27は、
ベースフレーム16上において側板部62bに沿う姿勢
で、ベルト支持部28に軸受けされた図示しないプーリ
と駆動源25の図示しない駆動軸とに掛け渡されてい
る。キャリッジ24は概ね矩形箱状を呈し、ベースフレ
ーム16内で主走査方向に延びる姿勢で搭載されてい
る。キャリッジ24の長手方向の一端部(ここでは側板
部62d側端部)はレール29により副走査方向に往復
移動自在に案内支持され、その他端部(ここでは側板部
62b側端部)にはベルト27の一部分が係止されてい
る。
【0013】さらにベースフレーム16には図4及び図
5に示すように、フレーム側基板46と電源部120が
搭載されている。フレーム側基板46は概ね矩形平板状
を呈し、ベースフレーム16の側板部62aに近接しか
つベルト27とレール29とで挟まれる姿勢で底板部6
0上にねじ留めされている。またフレーム側基板46の
全体は概ね矩形の金属板からなる電磁波シールド47で
遮蔽され、この電磁波シールド47もその端縁部の複数
個所で底板部60にねじ留めされている。尚、電磁波シ
ールド47はフレーム側基板46上の回路から発生する
電磁波の漏れを低減するものである。電源部120は、
ベースフレーム16の側板部62dとレール29との間
において副走査方向に延びる姿勢で底板部60上にねじ
留めされている。
【0014】ハウジング12は樹脂材で形成され、図
2、図4及び図6に示すようにベースフレーム16の底
板部60より一まわり大きな概ね矩形の底部70と、そ
の底部70の各縁辺部から屈曲して延びる側壁部72a
〜72dとを備えている。ここで側壁部72a,72
b,72c,72dはそれぞれベースフレーム16の側
板部62a,62b,62c,62dに対向している。
このハウジング12内には、前述のベースフレーム16
がその底板部60を底部70に平行に対向させた状態で
収容されている。
【0015】図2に示す原稿台19は概ね矩形のガラス
板等の透明板で形成され、その盤面上に原稿Mが載置さ
れる。原稿台14の周縁部には、概ね矩形枠状の原稿ガ
イド15が接合されている。原稿ガイド15は、原稿M
に当接し原稿台14の盤面上に原稿Mを位置決めする。
【0016】光学系30は、反射原稿用光源22、ミラ
ー34、集光レンズ36等で構成される。反射原稿用光
源22は蛍光管ランプ等の管照明から構成され、主走査
方向に延びる姿勢でキャリッジ24に搭載されている。
またミラー34及び集光レンズ36もキャリッジ24に
搭載されている。図2に一点鎖線で示すように、反射原
稿用光源22により照射された主走査線上の原稿Mの反
射光像(光学像)はミラー34及び集光レンズ36によ
りイメージセンサ20に結像される。尚、イメージスキ
ャナ10には図2に二点鎖線で示す位置に、透過原稿用
光源を備えた透過原稿ユニット38を設けてもよい。
【0017】図3はイメージスキャナ10のブロック図
である。走査部18は、イメージセンサ20、駆動部4
0、処理部100、外部インタフェース(I/F)5
0、制御部110及び電源部120を備えている。
【0018】イメージセンサ20は、所定の波長領域の
光を光電変換素子で光電変換して得られる電荷を一定時
間蓄積し、受光量に応じた電気信号を出力する。このイ
メージセンサ20はキャリッジ24に搭載されたキャリ
ッジ側基板23(図2参照)に実装されている。イメー
ジセンサ20にはレンズ縮小型のイメージセンサを用い
るが、密着型のイメージセンサ又は2次元センサを用い
てもよい。
【0019】駆動部40は主走査駆動部102と副走査
駆動部26とから構成される。
【0020】主走査駆動部102は、イメージセンサ2
0を駆動するために必要な駆動パルスを生成し、イメー
ジセンサ20に出力する電子回路である。この主走査駆
動部102はキャリッジ24のキャリッジ側基板23に
実装されている。
【0021】副走査駆動部26は主走査線を副走査方向
に移動させるものであって、前述の駆動源25、ベルト
27、ベルト支持部28及びレール29を備える。駆動
源25は例えば制御の容易なステッピングモータ等で構
成され、ベルト27を駆動する。その駆動源25による
ベルト27の駆動によって、キャリッジ24は原稿台1
9の盤面に対し平行な副走査方向(図2にaで示す方
向)にイメージセンサ20及び光学系30を運搬する。
【0022】処理部100は、アナログ信号処理回路1
04、A/D変換器106、ディジタル信号処理部10
8から構成されている。アナログ信号処理回路104及
びA/D変換器106はキャリッジ24のキャリッジ側
基板23に実装され、ディジタル信号処理部108はフ
レーム側基板46に実装されている。それらキャリッジ
側基板23とベースフレーム側基板46とはフレキシブ
ルフラットケーブル48(図2参照)で接続されてい
る。
【0023】アナログ信号処理回路104は、イメージ
センサ20から出力されたアナログの電気信号に対し増
幅、雑音低減処理等のアナログ信号処理を施し、処理さ
れた信号をA/D変換器106に出力する。A/D変換
器106は、アナログ信号処理回路104から出力され
たアナログの電気信号を所定階調のディジタルの画像信
号に量子化し、その画像信号をディジタル信号処理部1
08に出力する。ディジタル信号処理部108は、A/
D変換器106から出力された画像信号に対しシェーデ
ィング補正、ガンマ補正、画素補間等の各種の処理を施
し、イメージスキャナ10に接続される画像処理装置1
50へ転送する画像データを生成する。
【0024】外部インタフェース50はフレーム側基板
46に実装され、制御部110にバス接続されている。
外部インタフェース50は、USB、IEEE139
4、SCSI等の各種規格に適合するように構成されて
いる。外部インタフェース50は図5に示すように、そ
れらの規格に準拠する1つ以上のコネクタ54を備え、
コネクタ54に接続される画像処理装置150に画像デ
ータを転送したり、あるいはコネクタ54に接続される
透過原稿ユニット38等の外部ユニットに制御指令信号
を伝送する。
【0025】制御部110はCPU130、RAM13
2及びROM134を備えるマイクロコンピュータで構
成され、フレーム側基板46に実装されて走査部50等
にバス接続されている。制御部110はROM134に
記憶されているコンピュータプログラムを実行すること
で、駆動部40、反射原稿用光源22、処理部100の
作動制御等、イメージスキャナ10全体の制御を行う。
【0026】電源部120は走査部18等に電力を供給
する。
【0027】図4に示すようにイメージスキャナ10で
は、上述した駆動源25、ベルト27、ベルト支持部2
8、レール29、フレーム側基板46、電磁波シールド
47及び電源部120等がベースフレーム16(底板部
60)上に配設されている。そのためベースフレーム1
6の特にフレーム側基板46の配設部分には、ベースフ
レーム16をハウジング12にねじ留めするためのねじ
穴等を設けるスペースやねじ留め作業をするスペースが
ない。そこで本実施例のイメージスキャナ10において
ねじ留め可能な部分(具体的には図4においてねじ穴6
6の配設部分)ではベースフレーム16をハウジング1
2にねじ留めし、ねじ留めを実現できないフレーム側基
板46の配設部分近傍では図1に示すようにベースフレ
ーム16に設けた突部50をハウジング12に設けた横
穴形凹部52に挿入することでベースフレーム16をハ
ウジング12に固定している。以下、このベースフレー
ム16の固定構造について詳細に説明する。
【0028】図1、図4及び図5に示すようにベースフ
レーム16の底板部60には、上記要素25,27,2
8,29,46,47,120等の配設を邪魔しない複
数個所にねじ留め用のねじ穴66が設けられている。ま
た図1及び図5に示すように側板部62aと底板部60
とには、それらの境界部を挟んで跨る開口64が2つ設
けられている。ここで開口64は後述するハウジング1
2の中空突部74が挿入されるものである。それら開口
64は、フレーム側基板46における側壁部62aに近
い側の隅部にそれぞれ近接して設けられ、側板部62a
及び底板部60を板厚方向に貫通している。各開口64
は、側板部62aにおいては概ね矩形形状を呈し、底板
部60においては側板部62c側から側板部62a側に
向かって凹陥する概ね凹字形状を呈している。本実施例
では各開口64についてその凹陥部を与えている底板部
60の一部分により、側壁部62aに向かう方向で突出
する突部50が形成されている。すなわち本実施例の突
部50は、ベースフレーム16に所定形状の開口64を
形成するだけで容易に形成できる。
【0029】ハウジング12の底部70には、例えば図
6に示すように、ベースフレーム16の各ねじ穴66に
対応する複数個所にねじ穴75が設けられている。さら
に底部70には図1及び図6に示すように、その内面か
ら突出する2つの中空突部74が一体に形成されてい
る。それら中空突部74は、側壁部72aの近傍であっ
てベースフレーム16の各開口64に挿入可能な位置に
それぞれ設けられている。各中空突部74は実質的に同
一の構成を有しているので、以下では一方の中空突部7
4のみを採り上げて説明する。
【0030】中空突部74は図6及び図7に示すように
概ねサッカーゴール形状を呈し、その内壁76とハウジ
ング12の底部70の上面とにより、側壁部72aとは
反対側に開口する横穴形凹部52を形成している。この
横穴形凹部52は図7に示すように、概ね矩形断面で底
部70に平行に延びている。横穴形凹部52の底を形成
する中空突部74の側壁部分77はハウジング12の側
壁部72aと隙間をあけて設けられている。
【0031】中空突部74の内部には、突部50の横穴
形凹部52への挿入を案内する上側案内部78及び下側
案内部79が設けられている。上側案内部78は、中空
突部74の内壁76のうち底部70に対向する部分から
下方に突出し、横穴形凹部52の縁側、すなわち開口側
から深部側に向かって所定幅で延びている。上側案内部
78の突出端縁部(下端縁部)80は底部70に平行に
延びている。その突出端縁部80のうち横穴形凹部52
の縁に近い側の端部82は、横穴形凹部52の深部側に
向かうにつれ下側に傾斜するように面取りされている。
下側案内部79は、底部70の上面のうち上側案内部7
8に正対する部分から上方に突出し、横穴形凹部52の
縁側から深部側に向かって所定幅で延びている。下側案
内部79の突出端縁部(上端縁部)81は、上側案内部
78の突出端縁部80に対し所定の隙間をあけて平行に
延びている。突出端縁部80,81間の隙間83の間隔
は図7(b)に示すように、突部50の上面及び下面を
それぞれ突出端縁部80及び81に摺接させつつ当該隙
間83に突部50を差し込み可能に設定されている。ま
た、本実施例では各案内部78,79の幅が横穴形凹部
52の開口幅より小さく設定されているが、同一に設定
する、すなわち内壁76のうち底部70に対向する部分
と当該部分に対向する底部70の上面のそれぞれ全体で
又はそれぞれの全体を覆うように案内部を形成してもよ
い。以上の各案内部78,79は中空突部74と底部7
0に一体形成されている。
【0032】中空突部74にはさらに、当該中空突部7
4を補強する補強リブ84が設けられている。この補強
リブ84は、中空突部74のうち底部70に対向する上
壁部分85及び前記側壁部分77の外壁に沿って延びる
概ねL字板形状を呈する。補強リブ84の上壁部分85
に沿う部位はその上壁部分85に対しほぼ垂直に交わっ
ている。また補強リブ84の側壁部分77に沿う部位
は、その側壁部分77とハウジング12の側壁部72a
とに跨りかつハウジング12の底部70に接続され、そ
れら側壁部分77、側壁部72a及び底部70に対し垂
直に交わっている。以上の補強リブ84は、側壁部72
a及び底部70並びに中空突部74に一体形成されてい
る。
【0033】尚、上述の中空突部74、上側案内部7
8、下側案内部79及び補強リブ84は、例えばハウジ
ング12の成形時に成形型により形成することで安価に
形成できる。
【0034】以上説明したハウジング12には、以下の
ようにして前述のベースフレーム16が組み付けられて
いる。尚、ベースフレーム16上には前記要素25,2
7,28,29,46,47,120等が既に組み付け
られているものとする。
【0035】(i)ベースフレーム16の各開口64に
ハウジング12の中空突部74を挿入させつつ、ベース
フレーム16の突部50を中空突部74の横穴形凹部5
2に挿入する。この突部50の挿入の際には、当該突部
50を案内部78,79の各突出端縁部80,81で案
内させつつ案内部78,79間の隙間83に差し込む。
本実施例では上側案内部78の突出端縁部80に面取り
部82が設けられ隙間83が突部50の挿入入口側で拡
がっているので、突部50の先端を隙間83に容易に導
くことができる。また本実施例では、図7(b)に二点
鎖線で示すように突部50の先端が中空突部74の側壁
部分77に当接するまで突部50を挿入することで、ベ
ースフレーム16の各ねじ穴66と、対応するハウジン
グ12の各ねじ穴75とを位置合わせすることができ
る。 (ii)互いに位置合わせされたねじ穴66,75にねじ
部材をねじ込むことでベースフレーム16をハウジング
12にねじ留めする。以上の組み付け作業によりベース
フレーム16がその底板部60を底部70に平行にして
ハウジング12に固定されている。
【0036】このように本実施例では、ベースフレーム
16上にねじ留め用のスペースが不足しているが、ねじ
留めできない部分についてはその近傍に突部50を設け
当該突部50をハウジング12の横穴形凹部52に挿入
させることで、ベースフレーム16の固定強度を補完し
ている。要するに本実施例においては、ベースフレーム
16がハウジング12に堅固に固定されている。
【0037】また本実施例では、ハウジング12の底部
70において特に側壁部72aの存在により強度アップ
されている側壁部72aの近傍に中空突部74が形成さ
れているので、その中空突部74の形成部分においてベ
ースフレーム16及びそれに設けられている各要素の荷
重を確実に支えることができる。
【0038】しかも本実施例では、中空突部74は底部
70に一体に形成されその中空突部74の内壁で横穴形
凹部52が形成されているので、側壁部72aに直に形
成した穴の内周面を利用する場合のようにハウジング1
2の強度を下げることがなく、また底部70に別体に設
けた中空突部の内壁を利用する場合のように中空突部7
4がその基端部でハウジング12から離脱することを防
止できる。
【0039】以上、イメージスキャナ10の構成及び組
付方法を説明した。以下、イメージスキャナ10の作動
を説明する。尚、以下の説明では、イメージスキャナ1
0と画像処理装置150がケーブル接続されているもの
とする。
【0040】イメージスキャナ10のユーザは原稿Mを
原稿台14の盤面上に載置した後、画像処理装置150
への入力操作によりイメージスキャナ10に対し原稿M
の読み取りを指令する。その指令に応答してイメージス
キャナ10は以下のように作動する。
【0041】(1)まず、反射原稿用光源を点灯させ原
稿Mの反射光像を光学系30によりイメージセンサ20
に結像させる。(2)次に、主走査駆動部102により
駆動パルスをイメージセンサ20にシーケンス入力し、
光電変換の結果イメージセンサ20から出力された電気
信号を処理部100で処理し、さらに処理部100から
出力された画像データを画像処理装置150に転送す
る。(3)キャリッジ24を一定速度で移動させつつ、
上記(1)及び(2)を繰り返し実行する。以上によ
り、反射光像の濃淡情報を表す画像データが画像処理装
置150で取得される。
【0042】以上のイメージスキャナ10では、先述し
たように走査部18等を支えるベースフレーム16がハ
ウジング12に堅固に固定され、しかもその固定部分は
破損し難いので、ベースフレーム16の離脱による故障
を防止でき長期に亘り原稿Mの読み取りを行うことがで
きる。
【0043】以上、本発明の一実施例について詳述した
が、これはあくまでも例示であって、本発明はそのよう
な実施例の記載によって何ら限定的に解釈されるもので
はない。
【0044】例えば、上述の実施例ではハウジングの底
部に一体に設けた中空突部の内壁で横穴形凹部を形成し
ているが、ハウジングの側壁部に一体に設けた中空突部
の内壁で横穴形凹部を形成してもよい。
【0045】また、上述では本発明をフラットベッド型
イメージスキャナに適用した場合を説明したが、本発明
はフラットベッド型の画像読み取り装置に限らずシート
フィード型の画像読み取り装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるイメージスキャナのハ
ウジング内を概略的に示す部分断面斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるイメージスキャナを概
略的に示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるイメージスキャナを示
すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例によるイメージスキャナのハ
ウジング内を概略的に示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるイメージスキャナのベ
ースフレームを概略的に示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例によるイメージスキャナのハ
ウジングを概略的に示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例による中空突部を示す図であ
って、(a)は正面断面図、(b)は(a)におけるB
−B断面図である。
【符号の説明】
10 イメージスキャナ 12 ハウジング 14 隔壁 16 ベースフレーム 18 走査部 20 イメージセンサ 25 駆動源 26 副走査駆動部 27 ベルト 28 ベルト支持部 29 レール 30 光学系 40 駆動部 46 フレーム側基板 47 電磁波シールド 50 突部 52 横穴形凹部 60 底板部 62a,62b,62c,62d 側板部 64 開口 70 底部 72a,72b,72c,72d 側壁部 74 中空突部 76 内壁 78 上側案内部 79 下側案内部 80,81 突出端縁部 82 面取り部(端部) 83 隙間 84 補強リブ 100 処理部 110 制御部 120 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H108 AA01 CA01 CB01 5B047 AA01 BA02 BB02 BC14 BC20 5C062 AA02 AA05 AB02 AB17 AB33 AD06 BA08 5C072 AA01 BA13 DA02 DA04 EA04 LA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換により光学像を表す画像データ
    を出力する走査部と、 前記走査部に光学像を入力する光学系と、 前記走査部の少なくとも一部を収容している箱形のハウ
    ジングと、 前記ハウジングに形成され前記ハウジングの内側に開口
    している横穴形凹部と、 前記ハウジングにその底部とほぼ平行な方向に延びる姿
    勢で収容されて前記底部にねじ留めされ前記走査部の少
    なくとも一部を支持するベースフレームであって、前記
    ハウジングの側壁部に向かう方向に突出し前記横穴形凹
    部に挿入されている突部を有するベースフレームと、を
    備えることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記横穴形凹部は、前記ハウジングの底
    部に一体に形成されている中空突部の内壁で形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中空突部は前記ハウジングの側壁部
    近傍に形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記横穴形凹部の縁に近い側の端部が面
    取りされ前記横穴形凹部に前記突部が挿入されるとき前
    記突部と摺接し前記突部を前記横穴形凹部の深部側に案
    内する案内部が前記中空突部の内壁に設けられているこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の画像読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの底部及び側壁部に対し
    てほぼ垂直に交わり前記中空突部並びに前記ハウジング
    の底部及び側壁部と一体に形成される補強リブが前記中
    空突部の外壁に設けられていることを特徴とする請求項
    2、3又は4記載の画像読み取り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006184823A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nisca Corp 画像読取装置
JP2017092840A (ja) * 2015-11-16 2017-05-25 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
CN109993787A (zh) * 2019-02-20 2019-07-09 陕西理工大学 一种图像法螺纹中径求解方法

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