JP2003244364A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003244364A
JP2003244364A JP2002039477A JP2002039477A JP2003244364A JP 2003244364 A JP2003244364 A JP 2003244364A JP 2002039477 A JP2002039477 A JP 2002039477A JP 2002039477 A JP2002039477 A JP 2002039477A JP 2003244364 A JP2003244364 A JP 2003244364A
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JP2002039477A
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Yuichi Mikuni
雄一 三国
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機やスキャナ装置等に用いられる画像読
取装置において、筐体フレーム構造の高剛性化を実現し
つつ、小型化への対応も容易に実現可能とする。 【解決手段】 読み取り対象となる原稿から当該原稿上
に描かれた画像を光学的に読み取る画像読取装置1を、
底板11と当該底板11から立設された四つの側板12
とを有する箱状の筐体フレーム10によって構成する。
そして、その筐体フレーム10の底面側に角パイプ状の
補強部13に配するとともに、その補強部13を、前記
筐体フレーム10の底面から下方に突出するように少な
くとも二つ配する。これにより、角パイプ状の補強部1
3によって筐体フレーム10の高剛性化を実現しつつ、
その補強部13によって筐体フレーム10内の容積が減
少してしまうのを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やス
キャナ装置等に用いられる画像読取装置に関し、特にそ
の画像読取装置を構成する筐体フレームの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像読取装置においては、画像
ブレのない高画質の画像を得るために、高剛性の筐体フ
レーム構造が必要とされる。従来、画像読取装置に用い
られる高剛性の筐体フレーム構造としては、例えば特開
平11−177254号公報に開示されたようなものが
知られている。かかる筐体フレーム構造では、図4に示
すように、底板21と四つの側板22とからなる箱型フ
レームの内周縁に沿って角パイプ構造23を構成するこ
とによって、重量増加を殆ど招くことなく、筐体の高剛
性化を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の筐体フレーム構造は、画像読取装置の小型化と
いう観点からは必ずしも好ましいものとは言えない。こ
れは、箱型フレームの内周縁に沿って角パイプ構造23
を構成すると、その分だけ筐体フレーム内の容積が減少
してしまうからである。したがって、従来の筐体フレー
ム構造では、例えば光電変換素子からの信号線や走査機
構を動作させるための駆動線等といったケーブル類の引
き回しスペースを確保できず、結果としてフレームサイ
ズの大型化を招いてしまうおそれがある。
【0004】また、従来の筐体フレーム構造は、光電変
換素子で得た画像信号を処理するための電子基板ユニッ
トを配置する上でも好ましいものとは言えない。通常、
画像読取装置では、筐体フレーム底面の下方側に電子基
板ユニットが配される。そのため、従来の筐体フレーム
構造において、スペースの有効活用(省スペース化)を
図るためには、例えば図4に示すように、底板21を筐
体フレーム内に向けて膨出させるといったことが必要に
なり、その分だけ筐体フレームの形成が煩雑化してしま
うことになる。このような煩雑化は、画像読取装置の生
産効率低下やコストアップ等の要因となり得るため、避
けるべきである。
【0005】そこで、本発明は、筐体フレーム構造の高
剛性化を実現しつつ、小型化への対応も容易に実現可能
とする画像読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された画像読取装置で、読み取り対象
となる原稿から当該原稿上に描かれた画像を光学的に読
み取るものであって、底板と当該底板から立設された四
つの側板とを有する箱状の筐体フレームと、前記筐体フ
レームの底面に配された角パイプ状の補強部とを備える
とともに、前記補強部が、前記筐体フレームの底面から
下方に突出するように少なくとも二つが配されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】上記構成の画像読取装置によれば、角パイ
プ状の補強部を備えることによって、筐体フレーム構造
の高剛性化が実現される。しかも、補強部は筐体フレー
ムの底面から下方に突出しているので、その補強部によ
って筐体フレーム内の容積が減少してしまうことがな
い。さらには、補強部が下方へ突出することによってで
きたスペースに、例えば電子基板ユニットを配してスペ
ースの有効活用を図るといったことも可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
画像読取装置について説明する。本実施形態で説明する
画像読取装置は、例えば複写機、スキャナ装置またはフ
ァクシミリ装置に用いられるもので、読み取り対象とな
るシート状の原稿から、その原稿上に描かれた画像を光
学的に読み取るものである。
【0009】ここで、先ず、その光学的読み取りのため
の概略構成について説明する。図1は、本発明に係る画
像読取装置の概略構成の一例を示す断面図である。図例
のように、画像読取装置1では、原稿からの画像の光学
的読み取りのために、その原稿が載置されるプラテンガ
ラス2を有している。
【0010】プラテンガラス2の下方には、走査ユニッ
トとして機能する第一キャリッジ(以下、キャリッジを
「CRG」と称す)3および第二CRG4が配されてい
る。第一CRG3は、プラテンガラス2上に載置された
原稿を照射する照明ランプ3aと、その照射によって得
られる原稿からの反射光の光軸方向を変える第一ミラー
3bとを搭載している。また、第二CRG4は、第一ミ
ラー3bからの反射光に対し、さらにその光軸方向を変
える第二ミラー4aおよび第三ミラー4bを搭載してい
る。これら第一CRG3および第二CRG4は、共にプ
ラテンガラス2に沿って副走査方向(図中矢印A方向)
に移動し得るようになっている。ただし、これらは、互
いに連動して同方向に移動する。また、その際に、第二
CRG4は、プラテンガラス2上の原稿と後述する固体
撮像素子との間の距離を常に一定に保つべく、第一CR
G3の1/2の速度で移動する。なお、このような第一
CRG3および第二CRG4の移動は、図示しないパル
スモータ等の駆動源が動作することによって行われる。
【0011】また、プラテンガラス2の下方には、第一
CRG3および第二CRG4を経た原稿からの反射光を
所定の焦点位置に集光するレンズ5と、その焦点位置に
て集光後の反射光を受光してこれを電気信号に変換する
CCD(Charge Coupled Device)センサ等の固体撮像
素子6と、が配設されている。なお、固体撮像素子6で
の光電変換によって得られた出力信号は、電子基板ユニ
ット7内に設けられた画像処理回路によって所定の信号
処理が施された後に、画像読取装置1外に出力されるよ
うになっている。
【0012】一方、プラテンガラス2の上方には、その
プラテンガラス2を開閉自在に覆う自動原稿送り機構
(Automatic Document Feeder;以下「ADF」という)
8が配設されている。
【0013】ADF8は、読み取り対象となる原稿が積
載される原稿セット部8aと、読み取り済みの原稿が排
出される原稿排出部8bと、原稿セット部8aにセット
された原稿をその原稿セット部8aからプラテンガラス
2上を経て原稿排出部8bまで搬送する原稿搬送機構8
cと、を備えたものである。なお、ADF8は、原稿の
反転機能を有した、いわゆるDADF(Duplex AD
F)であってもよい。
【0014】また、ADF8は、プラテンガラス2の上
方を開閉自在に覆っているが、その一端側(例えば、図
中における奥側端)に設けられたヒンジ機構(ただし不
図示)によって支持されており、そのヒンジ機構を支点
に開閉し得るようになっている。なお、ADF8は必須
のものではない。すなわち、このADF8を備えること
なく画像読取装置1を構成しても構わない。
【0015】このような構成の画像読取装置1において
は、プラテンガラス2上に原稿が載置された場合であれ
ば、第一CRG3および第二CRG4がプラテンガラス
2に沿って定速移動し、そのプラテンガラス2上の原稿
を走査する。この走査の結果、固体撮像素子6は、プラ
テンガラス2、第一CRG3および第二CRG4に搭載
された各ミラー3a,4a,4b、並びにレンズ5を介
して、プラテンガラス2上の原稿から、いわゆるプラテ
ンスキャン方式に対応した画像読み取りを行うことにな
る。
【0016】また、ADF8の原稿セット部8aに原稿
がセットされた場合であれば、原稿搬送機構8cがその
原稿を1枚ずつ順次繰り出して、プラテンガラス2上に
搬送する。そして、搬送された原稿がプラテンガラス2
上に位置すると、上述した場合と同様にその原稿に対す
る走査を行って画像を読み取り、その画像読み取り後の
原稿を原稿排出部8bへ排出する。これを繰り返すこと
によって、固体撮像素子6は、原稿セット部8aにセッ
トされた各原稿から、連続的に画像読み取りを行うこと
になる。ただし、原稿セット部8aに原稿がセットされ
た場合に、ADF8は、第一CRG3および第二CRG
4が所定ポジションに静止している状態で、読み取り対
象となる原稿がその所定ポジション上を一定速度で通過
するように、その原稿を搬送するものであってもよい。
この搬送によって、固体撮像素子6は、読み取り対象と
なる原稿を移動させながら画像を読む、いわゆるCVT
(Constant Velocity Transfer)方式に対応した画像読
み取りを行うことになる。
【0017】次に、以上のような構成を有した画像読取
装置1における筐体フレーム構造について説明する。図
1からも明らかなように、画像読取装置1は、底板11
とその底板11から立設された四つの側板12とを有す
る箱状の筐体フレーム10を備えており、その筐体フレ
ーム10内に上述した第一CRG3、第二CRG4、固
体撮像素子6等を収納しているとともに、その筐体フレ
ーム10の上面部分がプラテンガラス2によって覆われ
ている。
【0018】また、筐体フレーム10の底面側には、原
稿の主走査方向(第一CRG3および第二CRG4の移
動方向と直交する方向)に延びる角パイプ状の補強部1
3が二つ配されている。これら補強部13は、いずれ
も、筐体フレーム10の底面から下方に突出するように
設けられている。そして、補強部13が下方に突出する
ことによって形成される各補強部13の間のスペースに
は、電子基板ユニット7が配されている。
【0019】また、各補強部13には、筐体フレーム1
0を支持するための支持足14が装着されている。支持
足14としては、ゴム等の弾性材からなるものを用いる
ことが考えられる。なお、支持足14の補強部13への
装着は、ネジ等の締結具を介して行っても、あるいはい
わゆるスナップフィットと呼ばれる弾性変形を利用した
係止によって行ってもよい。
【0020】ここで、筐体フレーム10の底面側に配さ
れた補強部13について、さらに詳しく説明する。図2
は、本発明に係る画像読取装置の要部構成の一例を示す
拡大図である。
【0021】図例のように、補強部13は、筐体フレー
ム10を構成する側板12の一部に施された曲げ加工に
よって形成されている。すなわち、側板12と底板11
とを接合するための当該側板12における折り返し部
に、上方側が開放された略コの字状の曲げ加工が施され
ているとともに、その略コの字状の曲げ加工部分と底板
11とによって、角パイプ状の補強部13が形成されて
いるのである。ただし、略コの字状の曲げ加工は、筐体
フレーム10の底面側には原稿の主走査方向に延びる角
パイプ状の補強部13が二つ配されていることから、そ
の主走査方向に延びる二つの側板12のみ、すなわち底
板11から立設する四つの側板12のうちの互いに対向
する二つのみに施されている。
【0022】さらに、補強部13には、電子基板ユニッ
ト7を装着するためのガイドレール15が付設されてい
る。このガイドレール15によって、電子基板ユニット
7は、二つの補強部13の間のスペースに、原稿の主走
査方向に沿って挿抜可能な状態で装着されることにな
る。なお、ガイドレール15は、補強部13を形成する
略コの字状の曲げ加工部分と同様に、側板12に施され
た曲げ加工によって当該側板12と一体に形成されたも
のであっても、あるいは側板12とは別に形成されたも
のを補強部13に溶接等で付設したものであってもよ
い。
【0023】なお、補強部13の原稿副走査方向(図1
中の矢印A方向)における配置位置は、図1に示すよう
に筐体フレーム10の端縁から一定距離だけ離れたもの
とすることが考えられるが、図例とは異なり当該端縁の
極近傍に配置しても構わない。すなわち、補強部13の
配置位置は、二つの補強部13の間のスペースに装着さ
れる電子基板ユニット7の平面的な大きさや、画像読取
装置1が載置される載置台の大きさ(支持足14の配置
位置)等を考慮しつつ、適宜決定すればよい。
【0024】ただし、プラテンガラス2上にADF8が
配設されている場合であれば、ADF8を支持するヒン
ジ機構に対応した位置に配することが望ましい。詳しく
は、例えばADF8が2箇所に設けられたヒンジ機構に
よって支持されている場合であれば、ADF8の支持部
であるヒンジ機構に対応して、二つの補強部13をそれ
ぞれの直下に位置するように配し(直下まで延ばし)、
下方からヒンジ機構の設置箇所を支えるようにする。
【0025】以上のように構成された画像読取装置1に
よれば、筐体フレーム10の底面に角パイプ状の補強部
13が二つ配されているので、これにより筐体フレーム
構造の高剛性化を実現することができ、画像ブレのない
高画質の画像を得ることが可能になる。しかも、補強部
13は筐体フレーム10の底面から下方に突出するよう
に配されているので、その補強部13によって筐体フレ
ーム10内の容積が減少してしまうこともない。したが
って、筐体フレーム構造の高剛性化を実現しても、フレ
ームサイズの大型化を招くことなく、画像読取装置1を
構成することができる。
【0026】ところで、高剛性化を実現するための補強
部13は、少なくとも二つが配されていればよい。した
がって、上述したように原稿主走査方向に延びる二つの
補強部13を並設するのではなく、三つ以上のものを並
設したり、あるいは筐体フレーム10の外周を囲むよう
に四つ(主走査方向および副走査方向にそれぞれ二つづ
つ)を設けたりしてもよい。ただし、原稿副走査方向に
ついては第一CRG3および第二CRG4の移動をガイ
ドするレール等(ただし不図示)によっても剛性確保が
可能と考えられるため、上述したように原稿主走査方向
に延びる二つの補強部13を並設すれば、最も効率的に
筐体フレーム構造の高剛性化を実現することができる。
【0027】また、本実施形態で説明した画像読取装置
1では、筐体フレーム10を構成する側板12の一部に
施された曲げ加工によって補強部13が形成されている
ことから、新たな追加部品等を用意することなく、筐体
フレーム構造の高剛性化を実現することができる。さら
には、側板12への曲げ加工を施すだけでよいので、比
較的簡単な加工で補強部13を形成することができ、ま
た底板11に曲げ加工を施す場合のように複雑な加工型
を用意する必要もない。したがって、側板12への曲げ
加工によって補強部13を形成すれば、筐体フレーム構
造の高剛性化を容易に実現し得ると言える。ただし、補
強部13は、必ずしも側板12への曲げ加工によって形
成されたものに限定されることはない。例えば、角パイ
プ状の別部品を底板11に溶接等で取り付けることによ
って補強部13を形成してもよく、この場合であっても
筐体フレーム構造の高剛性化を実現することができる。
なお、ここでいう角パイプ状には、必ずしも断面形状が
閉じた四方形を構成するものに限られることはなく、例
えばその一部に閉じていない部分を有する断面形状をも
含むものとする。
【0028】また、本実施形態の画像読取装置1では、
筐体フレーム10の底面側に突出する補強部13に、そ
の筐体フレーム10を支持するための支持足14が装着
されている。すなわち、筐体フレーム構造の高剛性化を
実現するための部分に、画像読取装置1を支えるための
支持足14が装着されている。したがって、例えば画像
読取装置1を載置台上に載置した場合であっても、底板
11の変形等が生じることがない。このことは、例えば
自動原稿送り機構部の装備により、画像読取装置1全体
の重量が大きくなった場合に特に有効である。その上、
支持足14を装着するための補強部材等を新たに用意し
たり、複雑な型構造を採用したりする必要もないので、
画像読取装置1の構成の簡略化にも寄与すると言える。
【0029】また、本実施形態の画像読取装置1では、
補強部13が下方へ突出することによってできたスペー
スを利用して電子基板ユニット7を装着しているので、
スペースの有効活用を図ることができ、これによっても
フレームサイズの大型化を招くことがなくなる。さらに
は、底板11を筐体フレーム10内に向けて膨出させる
といったことが不要となり、筐体フレーム10の形成が
煩雑化するのを抑制できるので、結果として画像読取装
置1の生産効率低下やコストアップ等の要因を排除し得
ることとなる。しかも、電子基板ユニット7の装着は、
補強部13に付設されたガイドレール15によって原稿
主走査方向に沿って挿抜可能な状態で行われているの
で、その電子基板ユニット7についてのメンテナンスも
非常に容易となる。この場合、ガイドレール15を、例
えば補強部13のための曲げ加工部分を延長して側板1
2と一体に形成すれば、追加部品を抑制することができ
るので、更なる生産効率向上やコストダウン等を実現す
ることができる。
【0030】また、本実施形態の画像読取装置1では、
筐体フレーム構造の高剛性化を実現するための補強部1
3が角パイプ状であるため、その内部をケーブル類の通
路として用いたり、筐体フレーム10内を冷却するため
のエア通路として用いたりすることが可能となる。
【0031】補強部13の内部をケーブル類の通路とし
て用いる場合には、例えば原稿主走査方向に延びる補強
部13の両端近傍に相当する底板11の部分に開口を設
け、その開口を介して補強部13の内部に信号線や駆動
線等といったケーブル類、いわゆるSWハーネスやDC
ハーネス等を通すことで、その補強部13の内部をケー
ブル類の引き回しスペースとして利用すればよい。この
ようにすれば、スペースの有効活用が図れ、フレームサ
イズの大型化の抑制に寄与するようになる。その上、角
パイプ状の補強部13内部にケーブル類を通すことで、
安全性確保および電波ノイズ発生の抑制等といった観点
からも、非常に好適なものとなる。
【0032】補強部13の内部をエア通路として用いる
場合には、例えば筐体フレーム10内を冷却するための
電動ファン(ただし不図示)を設けるとともに、底板1
1の補強部13と重なる部分に適宜開口を設け、その開
口を介して補強部13の内部をエアダクトとして利用す
ればよい。このようにすれば、効率良く筐体フレーム1
0内のエアを循環させることができる。また、開口を設
けた位置によっては、特に発熱量の大きい固体撮像素子
6の近傍を効果的に冷却するといったことも可能とな
る。
【0033】なお、互いに並設された二つの補強部13
は、双方の内部をケーブル類の通路として用いてもよい
し、双方の内部をエア通路として用いてもよい。勿論、
一方をケーブル類の通路として用い、他方をエア通路と
して用いても構わないことは言うまでもない。
【0034】また、本実施形態の画像読取装置1では、
ADF8が配設されている場合に、そのADF8の支持
部であるヒンジ機構に対応した位置に二つの補強部13
が配されている。したがって、ADF8の重量が増加す
る傾向にあっても、ヒンジ機構に対応して配された補強
部13によって、ADF8支持部の強度を十分に確保す
ることができる。つまり、補強部材等の新たな部品の追
加が不要となるので構成の簡略化を実現し得るようにな
り、また将来的なADF8の大容量化にも柔軟に対応し
得るようになる。
【0035】ところで、ADF8の支持部と補強部13
との対応関係は、上述したように2箇所のヒンジ機構に
対応して二つの補強部13をそれぞれ配し、かつ、各ヒ
ンジ機構の直下まで各補強部13を延ばす、といったも
のに限られるわけではない。図3は、他の対応関係の一
例を示す説明図である。図例の場合は、二つの補強部1
3が原稿の副走査方向に延びるように並設されている。
そして、並設された二つの補強部13のうちの一方が、
ADF8を支持するヒンジ機構9に対応した位置に配さ
れている。詳しくは、ADF8の支持部であるヒンジ機
構9を下方から支えるべく、そのヒンジ機構9の直下に
配されている。
【0036】このような他の対応関係であっても、上述
した場合と全く同様に、ADF8支持部の強度を十分に
確保することが可能である。つまり、補強部13は、A
DF8支持部と特定の対応関係を持って配されたもので
あればよい。したがって、ADF8の支持部と補強部1
3との対応関係は、図1を用いて説明した関係と図3を
用いて説明した関係とを組み合わせたものであっても構
わない。
【0037】なお、本実施形態では、複写機やスキャナ
装置等に用いられる画像読取装置1を例に挙げて説明し
たが、箱型フレーム構造を持つものであれば、他の電子
機器に対しても全く同様に本発明を適用しても構わな
い。他の電子機器としては、例えばプリンタ装置が挙げ
られる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る画
像読取装置によれば、角パイプ状の補強部によって筐体
フレーム構造の高剛性化を実現しても、その補強部が筐
体フレームの底面から下方に突出しているので、筐体フ
レーム内の容積が減少してしまうことがない。したがっ
て、筐体フレーム構造の高剛性化を実現しても、フレー
ムサイズの大型化を招くことなく、画像読取装置を構成
することができる。また、本発明に係る画像読取装置に
よれば、補強部が下方へ突出することによってできたス
ペースに、例えば電子基板ユニットを配してスペースの
有効活用を図るといったことも可能であり、これにより
筐体フレーム形成の煩雑化を極力抑制し得るようにもな
る。そのため、画像読取装置の生産効率低下やコストア
ップ等の要因を排除できるといった効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読取装置の概略構成の一例
を示すための正面から見た断面図である。
【図2】 図1に示す画像読取装置の要部構成の一例を
示す拡大図である。
【図3】 本発明に係る画像読取装置の要部構成の他の
例を示す説明図であり、特にADF支持部と補強部との
対応関係を示すための側面から見た断面図である。
【図4】 従来の画像読取装置における筐体フレーム構
造の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…画像読取装置、7…電子基板ユニット、8…AD
F、9…ヒンジ機構、10…筐体フレーム、11…底
板、12…側板、13…補強部、14…支持足、15…
ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H171 FA01 FA05 FA21 GA03 GA33 HA18 HA32 JA13 JA15 JA35 KA05 KA22 MA20 NA05 RA05 WA04 WA16 5C062 AA05 AB17 AD02 AD03 AD06 BA01 5C072 AA01 BA01 CA02 DA02 DA04 EA05 LA08 LA17 LA20 XA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象となる原稿から当該原稿上
    に描かれた画像を光学的に読み取る画像読取装置であっ
    て、 底板と当該底板から立設された四つの側板とを有する箱
    状の筐体フレームと、 前記筐体フレームの底面に配された角パイプ状の補強部
    とを備えるとともに、 前記補強部は、前記筐体フレームの底面から下方に突出
    するように少なくとも二つが配されていることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記補強部は、前記筐体フレームを構成
    する側板の一部に施された曲げ加工によって形成された
    ものであるを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記補強部に前記筐体フレームを支持す
    るための支持足が装着されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体フレーム底面の下方に配される
    電子基板ユニットを備えるとともに、 前記補強部には、前記電子基板ユニットを挿抜可能な状
    態で装着するためのガイドレールが付設されていること
    を特徴とする請求項1,2または3記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記補強部の内部がケーブル類の通路と
    して用いられることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記筐体フレーム内を冷却するためのフ
    ァンを備えるとともに、 前記補強部の内部が前記ファンによる冷却のためのエア
    通路として用いられることを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記筐体フレームの上方にて開閉自在に
    配された自動原稿送り機構部を備えるとともに、 前記補強部は、前記自動原稿送り機構部の支持部に対応
    して配されていることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5または6記載の画像読取装置。
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