JP2008085394A - 画像読取装置 - Google Patents

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暢之 丸野
Naoshi Tomaru
尚士 都丸
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博人 金橋
Kaoru Takahashi
薫 高橋
Michiko Ogata
美智子 緒方
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Abstract

【課題】原稿の照明光量が低下することがなく、しかも、光源自体の温度上昇や、周囲の温度が不本意に上昇するのを防止することが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の位置に停止させた状態で、前記原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードと、プラテンガラス上に載置された原稿を、前記走査光学系を移動させて、当該原稿の画像を読取る原稿固定読取モードとを備えた画像読取装置において、前記原稿移動読取モード時に前記光源に供給する電力を、前記原稿固定読取モードに対して低下させるように構成して課題を解決した。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子写真方式等を採用した複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用される画像読取装置に関し、特に原稿の画像を読み取る読取手段を所定の位置に停止させた状態で、原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を読取手段によって読み取る原稿移動読取モードを備えた画像読取装置に関するものである。
実開昭59−158136号公報 特開2005−277774号公報
従来、この種の電子写真方式等を採用した複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用される画像読取装置としては、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で、当該原稿の画像を光源によって照明した状態で、原稿の画像を1枚のフルレートミラーと2枚のハーフレートミラーによって光路を折り返した状態で、結像レンズを介してCCD等からなる読取素子上に、走査光学系を介して露光することによって、原稿の画像を読み取るように構成されている。
また、上記画像読取装置では、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で読み取る原稿固定読取モードの他に、光源やフルレートミラー、及びハーフレートミラー等からなる走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を走査光学系を介して読み取る原稿移動読取モードを備えるように構成されている場合が多い。
ところで、上記の如く構成される画像読取装置では、原稿移動読取モードで原稿の画像を読み取る際に、走査光学系が所定の読取位置に停止した状態で、当該原稿の画像を走査光学系を介して読み取ることになるため、所定の読取位置に停止した光源が原稿の読取位置を常時照明することになり、図8に示すように、光源自体の温度が上昇し、光源の光量が低下するばかりか不均一となるとともに、原稿の読取位置近傍の温度が上昇するという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、例えば、画像読取装置ではないが、同様の課題に適用可能な実開昭59−158136号公報や、特開2005−277774号公報等に開示された技術が既に提案されている。
この実開昭59−158136号公報に係る複写機は、照明ランプを含む走査光学系の移動により透明ガラス上に静置された原稿を走査して感光体上に露光する光学系移動モードと、走査光学系を光学系移動モードでの走査終了位置側に停止させ透明ガラス上で原稿を定速搬送することにより原稿を走査して感光体上に露光する原稿移動モードとを有する複写機において、原稿移動モード切替え時所定位置に停止させられる照明ランプと透明ガラスとの間に進退可能であって原稿移動モード切替えに伴って照明ランプと透明ガラス間に進入させられる防熱フィルタを設けるように構成したものである。
また、上記特開2005−277774号公報に係る画像読み取り装置は、
原稿を載置する載置手段と、
原稿を搬送する搬送手段と、
前記載置手段に載置される原稿の画像を第1の読み取り位置で読み取り、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を第2の読み取り位置で読み取る受光素子を備えた読み取り手段と、
前記第1の読み取り位置における原稿の読み取り面から前記受光素子までの光路長と、前記第2の読み取り位置における原稿の読み取り面から当該受光素子までの光路長とを合わせる調整手段とを含むように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記実開昭59−158136号公報に係る複写機の場合には、原稿移動モード切替え時所定位置に停止させられる照明ランプと透明ガラスとの間に進退可能であって原稿移動モード切替えに伴って照明ランプと透明ガラス間に進入させられる防熱フィルタを設けるように構成したものであり、原稿移動モード時に、防熱フィルタが照明ランプと透明ガラス間に進入させられるため、原稿の照明光量が低下してしまい、読取精度が低下するといった問題点を有していた。
また、上記特開2005−277774号公報に係る画像読み取り装置の場合には、載置手段に載置される原稿の画像を読み取る第1の読み取り位置と、搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る第2の読み取り位置との相違から、調整手段によって、第1の読み取り位置における原稿の読み取り面から前記受光素子までの光路長と、前記第2の読み取り位置における原稿の読み取り面から当該受光素子までの光路長とを合わせるように構成したものであるが、前記調整手段は、具体的に、走査光学系を載置手段に近づけるものであるため、発熱源ある走査光学系がより載置手段に近接することになり、載置手段や走査光学系の温度が上昇することに伴う弊害を解決することができないという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、原稿の照明光量が低下することがなく、しかも、光源自体の温度上昇や、周囲の温度が不本意に上昇するのを防止することが可能な画像読取装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の位置に停止させた状態で、前記原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードと、プラテンガラス上に載置された原稿を、前記走査光学系を移動させて、当該原稿の画像を読取る原稿固定読取モードとを備えた画像読取装置において、
前記原稿移動読取モード時に前記光源に供給する電力を、前記原稿固定読取モードに対して低下させたことを特徴とする画像読取装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置に移動した際に、前記光源からの光を前記原稿の読取位置へと反射する補助反射部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置に移動した際に、前記補助反射部材を前記原稿の読取位置近傍へと移動させることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置を超えてさらに筐体端部に移動した際に、前記補助反射部材を前記走査光学系を回避する位置に退避させることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置である。
この発明によれば、原稿の照明光量が低下することがなく、しかも、光源自体の温度上昇や、周囲の温度が不本意に上昇するのを防止することが可能な画像読取装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置を示す断面構成図である。
図2において、1は画像読取装置の筐体を示すものであり、この画像読取装置筐体1は、内面が金属製のフレーム2によって構成され、上端面が大きく開口した略直方体形状の箱体状に形成されている。上記画像読取装置筐体1の上端面には、原稿3を載置する面積の大きな第1のプラテンガラス4が配設されているとともに、当該画像読取装置筐体1の上部には、第1のプラテンガラス4上に原稿3を押圧するプラテンカバーを兼ねた自動原稿搬送装置5(ADF:auto document feeder)が開閉自在に配設されている。また、上記画像読取装置筐体1の上端面には、第1のプラテンガラス4の左側の端部に、原稿3を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿3の画像を読み取るための比較的幅の狭い第2のプラテンガラス6が配設されている。さらに、上記第2のプラテンガラス6と第1のプラテンガラス4との間には、当該第1のプラテンガラス4上に載置される原稿3の一端を付き当てて位置決めするための付き当て部材7が取り付けられている。
上記自動原稿搬送装置5は、図2に示すように、プラテンカバー部8の左側の端部に、原稿3を自動的に搬送する原稿搬送部9を備えている。この原稿搬送部9では、原稿載置トレイ10上に載置された複数枚の原稿3が、給紙ロール11によって給送されるとともに、ナジャーロール12とフィードロール13によって1枚ずつ分離した状態で給紙され、当該原稿3は、原稿搬送路14に沿って配設された複数組の搬送ロール15、16、17によって一定の速度で搬送されつつ、第2のプラテンガラス6上を通過する際に、後述するように走査光学系によって読み取られるようになっている。上記搬送ロール15、16、17によって搬送された原稿3は、排出ロール18によってプラテンカバー部8の上面にもうけられた排出トレイ19上に排出される。
また、上記原稿3の表裏両面の画像を読み取る場合には、片面の画像が読み取られた原稿3を排出ロール18によってそのまま排出トレイ19上に排出せずに、原稿3の後端を排出ロール18によって挟持している間に、当該排出ロール18を逆転させて表裏反転経路20へと導入し、この表裏反転経路20を介して原稿3の表裏を反転した状態で、搬送ロール15、16、17によって一定の速度で搬送されつつ、第2のプラテンガラス6上を通過する際に、原稿3の裏面の画像が後述するように走査光学系によって読み取られるようになっている。
さらに、上記画像読取装置筐体1の内部には、図2に示すように、自動原稿搬送装置5のプラテンカバー部8によって押圧された状態で、プラテンガラス4上に載置された原稿3を照明するキセノンランプ等からなる照明光源21と、原稿3からの反射光像を水平方向に反射するフルレートミラー22とが搭載された第1キャリッジ23が配設されているとともに(図3乃至図5参照)、前記フルレートミラー22によって反射された原稿3の反射光像を折り返すように反射する2枚のハーフレートミラー24、25が取り付けられた第2キャリッジ26が配設されている(図6及び図7参照)。上記第1及び第2キャリッジ23、26は、副走査方向に沿って配設された図示しないガイドレールによって、画像読取装置に対して水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられている。また、上記第1及び第2キャリッジ23、26は、図示しない駆動モータによって回転駆動される駆動プーリと、当該駆動プーリによって移動する張架ワイヤーとによって、第1キャリッジ23がスキャン方向に沿って所定の移動速度Vで移動可能となっているとともに、第2キャリッジ26がスキャン方向に沿って所定の移動速度(1/2)Vで移動可能となっている。その結果、上記第1及び第2キャリッジ23、26は、第1のプラテンガラス4上に載置された原稿3の画像を、光路長を変化させずに走査露光するように構成されている。
また、上記画像読取装置は、図2に示すように、原稿3の画像を光源21によって照明しつつ、当該原稿3の画像を読取る走査光学系を所定の読取位置に停止させた状態で、前記読取位置を一定の速度で通過するように前記原稿3を搬送しつつ、当該原稿3の画像を読取る原稿移動読取モードを備えている。この原稿移動読取モード時においては、第1及び第2キャリッジ23、26は、図2に示すように、第1キャリッジ23が第2のプラテンガラス6の直下に位置する読取位置で停止し、当該第2のプラテンガラス6上を一定の速度で移動する原稿3の画像を読み取るようになっている。その際、上記第1のキャリッジ23及び第2のキャリッジ26は、図8乃至図11に示すように、ワイヤー及びプーリーによって駆動されて、読取位置において停止するように構成されている。
さらに、上記画像読取装置筐体1の内部には、図2に示すように、第1及び第2キャリッジ23、26によって走査露光される原稿3の画像を結像する結像レンズ27が固定した状態で配設されているとともに、当該結像レンズ27によって結像される原稿3の画像を読み取る読取手段としてのCCDセンサー28が固定した状態で配設されている。そして、上記原稿3の画像は、走査光学系29を介してCCDセンサー28上に走査露光され、当該CCDセンサー28によって所定のドット密度(例えば、400dpiや600dpi)で読み取られるように構成されている。
上記CCDセンサー28は、CCDプリント基板30に取り付けられており、当該CCDプリント基板30に設けられた図示しない駆動回路によって駆動されるように構成されている。上記CCDセンサー28によって読み取られた原稿3の画像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の画像データとして画像処理/制御回路31に送られ、当該画像処理/制御回路31では、原稿3の画像データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施され、イメージデータが出力される。また、上記画像処理/制御回路31は、第1及び第2キャリッジ23、26を駆動させる図示しない駆動モータを制御することによって、原稿3の画像を所定の倍率で読み取ることが可能となっている。
そして、上記の如く画像処理/制御回路31で画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の4色の画像データに変換され、図示しない複写機やプリンターなどの画像出力装置に出力されるように構成されている。また、上記の如く画像処理/制御回路31で画像処理が施された画像データは、図示しないパーソナルコンピュータ等に出力され、当該パーソナルコンピュータで所望の処理が行われるように構成しても勿論良い。
ところで、この実施の形態では、原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の位置に停止させた状態で、前記原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードと、プラテンガラス上に載置された原稿を、前記走査光学系を移動させて、当該原稿の画像読取る原稿固定読取モードとを備えた画像読取装置において、前記原稿移動読取モード時に前記光源に供給する電力を、前記原稿固定読取モードに対して低下させるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置に移動した際に、前記光源からの光を前記原稿の読取位置近傍へと反射する補助反射部材を設けるように構成されている。
すなわち、この実施の形態に係る画像読取装置は、図12に示すように、原稿移動読取モード時に照明ランプ21に供給する電力を、原稿固定読取モードに対して低下させるように設定されている。上記照明ランプ21に電力を供給する照明用電源40は、例えば、図2に示すように、第1のキャリッジ23に搭載されており、この照明用電源40は、原稿移動読取モード時に照明ランプ21に供給する電力を、原稿固定読取モードに対して、例えば、10〜20%程度だけ低くするように設定されている。上記照明用電源40は、例えば、ランプ電力供給基板(PSFL/インバーター)として構成されており、このランプ電力供給基板には、コンデンサ等の基板実装部品が実装されている。ただし、上記原稿移動読取モード時に照明ランプ21に供給する電力は、原稿固定読取モードに比較して低く設定されていれば良く、その電力低減割合は、10〜20%程度に限らず、それよりも小さくても大きくても良いことは勿論である。
また、この実施の形態では、図1及び図13に示すように、原稿移動読取モード時に、第1及び第2のキャリッジ23、26が所定の読取位置に移動した際に、当該第2のキャリッジ26と係合して、照明ランプ21の光を原稿3の読取位置近傍へと反射するように移動する補助反射部材50が設けられている。この補助反射部材50は、例えば、画像読取装置筐体1内面の金属製のフレーム2に、上下方向に沿って傾斜した状態に移動自在なように取り付けれたアーム部材51と、当該アーム部材51の先端部に取り付けられた補助反射板52とを備えるように構成されている。この補助反射板52の表面52aは、鏡面仕上げされている。上記アーム部材51は、第1のキャリッジ23が原稿移動読取モード時における所定の読取位置に移動すると、第2のキャリッジ26に設けられた突起53と係合することにより、反時計回り方向に傾動して、照明ランプ21から出射される光を原稿3の読取位置へと反射することにより、当該照明ランプ21による照明光量を増加させて、照明ランプ21への供給電力を低下させた分を補うようになっている。
上記アーム部材51は、図14及び図15に示すように、例えば、補助反射部材50の長手方向の両端部にそれぞれ取り付けれており、当該アーム部材51の基端部51aは、図1に示すように、画像読取装置筐体1内面の金属製のフレーム2に、支点54を中心にして上下方向に沿って傾斜した状態に移動自在に支持されている。また、上記アーム部材51は、原稿移動読取モード時に、第1及び第2のキャリッジ23、26が所定の読取位置に移動した際に、図1及び図13に示す状態で停止し、それ以上下方に回動しないように、ストッパー54a(図13参照)によって係止されている。ストッパー54aは、図16に示すように、画像読取装置筐体1のフレーム2を切り起こして設けられた支点54を、折り曲げて形成されている。なお、上記補助反射板52の長さXは、図7に示すように、第2のキャリッジ26の長さYよりも短く設定されている。
また、上記アーム部材51は、図17に示すように、第2のキャリッジ26の上端面において、その長手方向の両端部に上方に向けて特設された突起53と係合することにより、第1のキャリッジ23が所定の読取位置まで移動する際に、上方に退避することにより、当該第2のキャリッジ26との干渉を回避して、第1のキャリッジ23が所定の読取位置で停止した状態で、補助反射部材50を第1のキャリッジ23と第2のキャリッジ26の間の所定位置に配設するように構成されている。
更に説明すると、上記アーム部材の先端部51bは、図17及び図18に示すように、上方に向けて所定の角度だけ傾斜した状態で設けられており、第2のキャリッジ26の突起53がアーム部材51の先端部51bと係合した状態で、当該アーム部材51を反時計回り方向に回動させることにより、補助反射部材50が第2のキャリッジ26と干渉しないように構成されている。
また、上記アーム部材51の中間部51cは、図18に示すように、第1のキャリッジ23が読取位置まで移動する間に、アーム部材51を反時計回り方向に回動させた状態を保持し、補助反射部材50と第1のキャリッジ23との干渉を回避する形状に形成されている。なお、上記第2のキャリッジ26が読取位置への移動を終了した状態では、図18に示すように、アーム部材51の基端部51aに設けられた凹部が、第2のキャリッジ26の突起53に係合し、補助反射部材50が第1のキャリッジ23と第2のキャリッジ26との間の所定位置に停止する。
さらに、上記アーム部材51の基端部51aは、図1及び図18に示すように、第1のキャリッジ23が読取位置に停止した状態で、アーム部材51を時計回り方向へ回動させて、上述したように、補助反射部材50を第1のキャリッジ23と第2のキャリッジ26の間の所定位置に配設するように、凹形状に形成されている。
さらに、上記アーム部材51は、図19に示すように、第1のキャリッジ23が読取停止位置を超えてさらに筐体端部(左端)方向に移動したときに、前記第1のキャリッジ23と干渉しないように、前記補助反射部材50を反時計回り方向に回動させるための傾斜形状51dを備えている。
上記補助反射部材50の形状は、平面状であっても良いが、照明ランプ21からの光を効率良く原稿3の読取位置へと反射するように、図1に示すように、曲面状に形成するのが望ましい。また、この補助反射部材50の面積は、図1に示すように、設置スペースが限られているため、あまり大きく設定することができないが、照明ランプ21からの光を効率良く原稿3の読取位置へと反射するように、可能な限り大きく設定するのが望ましい。
また、図示の実施の形態では、図1に示すように、画像読取装置筐体1内面の金属製のフレーム2に、照明ランプ21からの光を原稿3の読取位置へと反射するように、固定補助反射部材55が固定した状態で設けられている。この固定補助反射部材55は、上記可動式の補助反射部材50と干渉しない位置に配設されていることは勿論である。
以上の構成において、この実施の形態1に係る画像読取装置では、次のようにして、原稿の照明光量が低下することがなく、しかも、光源自体の温度上昇や、周囲の温度が不本意に上昇するのを防止することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係る画像読取装置では、図2に示すように、原稿移動読取モード時に、第1及び第2のキャリッジ23、26を所定の読取位置に移動させるようになっている。その際、上記第1のキャリッジ23が所定の読取位置に移動する際に、当該第2のキャリッジ26の幅方向の両端部に設けられた突起53が、補助反射部材50に取り付けられたアーム部材51と係合し、図17に示すように、アーム部材51を反時計回り方向に回動させることにより、第2のキャリッジ26のハーフレートミラー24が補助反射部材50と干渉するのを回避するようになっている。
そして、上記第1のキャリッジ23が所定の読取位置に移動して停止した状態では、図1に示すように、補助反射部材50が第2のキャリッジ26の上方に配設される。
この実施の形態1に係る画像読取装置では、図12に示すように、原稿移動読取モード時に、第1のキャリッジ23に設けられた照明ランプ21に供給する電力を、原稿固定読取モード時よりも低下させるように設定されており、照明ランプ21は、原稿固定読取モード時よりも少ない電力で点灯して、原稿3を照明することにより、当該原稿3の画像を読み取るようになっている。
また、この実施の形態1に係る画像読取装置では、図1に示すように、上述した如く、原稿移動読取モード時に、補助反射部材50が第1のキャリッジ23と第2のキャリッジ26の間の所定位置に配設され、この補助反射部材50が照明ランプ21から照射される光を原稿3の読取位置へ向けて反射し、照明ランプ21の電力低下分を補うようになっている。
そのため、この実施の形態1では、照明ランプ21に供給する電力を、原稿固定読取モード時よりも低下させるように設定されているので、照明ランプ21自体の温度上昇や、周囲の温度が不本意に上昇するのを防止することが可能となっている。
しかも、この実施の形態1では、原稿移動読取モード時に、補助反射部材50が第1のキャリッジ23と第2のキャリッジ26の間の所定位置に配設され、照明ランプ21から照射される光を、原稿3の読取位置へ向けて反射するように構成されているので、照明ランプ21に供給する電力を低下させた場合でも、図20に示すように、原稿3を十分な光量で照明することができ、原稿3の照明光量が不本意に低下することがなく、原稿3の画像読取りを良好に行うことができる。
このように、上記実施の形態1では、照明ランプ21への供給電力を下げることにより、走査光学系に積載されているランプ電力供給基板(PSFL/インバーター)の負荷を下げ、基板実装部品(コンデンサ等)の発熱量を抑えることができる。これにより、電力供給基板全体の輻射熱を抑え、図20に示すように、走査光学系の原稿移動読取モード時の読取位置近辺におけるプラテンガラスの温度上昇を抑制することができる。
また、上記実施の形態1では、原稿移動読取モード時にのみ機能する補助反射部材50が設けられているので、照明ランプ21からの集光効率を上げることができ、走査光学系の原稿固定読取モード時と略同等の原稿照射光量を確保することができる。この補助反射部材50は、走査光学系が原稿移動読取モード時の読取位置に移動して停止した時に、最適な集光効率となる位置に配置されている。
さらに、原稿移動読取モード時にのみ機能する補助反射部材50が設けられているので、発熱元である走査光学系(ランプ電力供給基板)自体をプラテンガラスに近づけることなく、原稿移動読取モード時における集光効率を上げることができる。
なお、上記補助反射部材50は、第1及び第2のキャリッジ23、26と干渉しない位置であれば、固定した状態で設けても良い。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置を示す概略構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置を示す断面構成図である。 図3は第1のキャリッジを示す構成図である。 図4は第1のキャリッジを示す斜視構成図である。 図5は第1のキャリッジの背面側を示す斜視構成図である。 図6は第2のキャリッジを示す斜視構成図である。 図7は第1及び第2のキャリッジを示す斜視構成図である。 図8は読取位置に停止した第1及び第2のキャリッジを示す平面構成図である。 図9は読取位置に停止した第1及び第2のキャリッジを示す正面構成図である。 図10は読取位置に停止した第1及び第2のキャリッジを示す斜視構成図である。 図11は読取位置に停止した第1及び第2のキャリッジの背面側を示す斜視構成図である。 図12は照明ランプへの供給電力を示すグラフである。 図13はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の要部を示す構成図である。 図14は補助反射部材を示す斜視構成図である。 図15は補助反射部材を示す平面構成図である。 図16はアーム部材の取り付け部を示す斜視構成図である。 図17はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の動作を示す要部構成図である。 図18はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の動作を示す要部構成図である。 図19はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の動作を示す要部構成図である。 図20はこの発明の実施の形態1に係る画像読取装置の作用をそれぞれ示すグラフである。
符号の説明
21:照明ランプ、23:第1のキャリッジ、26:第2のキャリッジ、40:照明用電源、50:補助反射部材、51:アーム部材、52:補助反射板。

Claims (4)

  1. 原稿の画像を光源によって照明しつつ、当該原稿の画像を読取る走査光学系を所定の位置に停止させた状態で、前記原稿を一定の速度で搬送しつつ、当該原稿の画像を読取る原稿移動読取モードと、プラテンガラス上に載置された原稿を、前記走査光学系を移動させて、当該原稿の画像読取る原稿固定読取モードとを備えた画像読取装置において、
    前記原稿移動読取モード時に前記光源に供給する電力を、前記原稿固定読取モードに対して低下させたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置に移動した際に、前記光源からの光を前記原稿の読取位置へと反射する補助反射部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置に移動した際に、前記補助反射部材を前記原稿の読取位置近傍へと移動させることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記走査光学系が原稿移動読取モードにおける読取位置を超えてさらに筐体端部に移動した際に、前記補助反射部材を前記走査光学系を回避する位置に退避させることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018037714A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 セイコーエプソン株式会社 スキャンシステムおよび画像データの生成方法

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