JP4232698B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents
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そこで、原稿の主走査方向に延びる白色の部材(白基準部材)を配置すると共に、この白基準部材に対して光源から光を照射し、白基準部材から反射した反射光をイメージセンサにて受光し、主走査方向の照度分布および各受光素子の感度特性のばらつきに対応する補正用データ(シェーディング補正データ)を予め取得しておく手法が広く用いられている。そして、実際に原稿読み取りを行う際には、原稿を読み取って得られた画像信号を、シェーディング補正データを用いて補正(シェーディング補正)することで、光源の光量分布やイメージセンサを構成する各受光素子の感度特性に起因するむらを除去している。
また、原稿流し読み取り位置において読み取り部に対向配置される背景部材を原稿間で読み取り、この背景部材の読み取り結果と過去の背景部材の読み取り結果との比較に基づいて光量低下の度合い(補正係数)を求め、規定量を越える光量低下があった場合に、シェーディング補正データを取り直す技術も提案されている(特許文献3参照。)。
図1は本実施の形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。この画像読み取り装置は、大きく、積載された原稿束から原稿を順次、搬送する原稿送り装置10、スキャンによって画像を読み込むスキャナ装置70、および、読み込まれた画像信号を処理する処理装置80に大別される。
また、突き当て部材60の下側であって、第1プラテンガラス72Aの上部側には、この第1プラテンガラス72Aに密着するように取り付けられる基準部材としての白基準板66が設けられている。
本実施の形態では、例えば電源投入時等にフルレートキャリッジ73を白基準板66の直下である白基準読み取り位置A(第2の位置)に移動させ、CCDイメージセンサ78(図1参照)によりこの白基準板66を読み取り、その結果を後述するシェーディングメモリ84(図4参照)にシェーディング補正データとして格納する。また、第1プラテンガラス72A上に載置された原稿の画像を読み取る固定読み取りモードにおいては、フルレートキャリッジ73を第1プラテンガラス72Aの下側であって白基準読み取り位置A近傍の固定読み取り開始位置Bにセットし、その後固定読み取り終了位置C側に向けてフルレートキャリッジ73を移動させながらCCDイメージセンサ78により第1プラテンガラス72A上の原稿の画像を読み取る。なお、固定読み取り開始位置Bは原稿のサイズによらず常時同位置であるが、固定読み取り終了位置Cは読み取る原稿のサイズによって異なる。さらに、原稿送り装置10(図1参照)によって搬送される原稿の画像を読み取る流し読み取りモードにおいては、フルレートキャリッジ73を第2プラテンガラス72Bおよび案内部材19の直下である流し読み取り位置D(第1の位置)に移動させ、フルレートキャリッジ73をこの流し読み取り位置Dに固定した状態で、CCDイメージセンサ78により第2プラテンガラス72B上を搬送される原稿の画像を読み取る。また、本実施の形態では、後述するように、原稿間において、CCDイメージセンサ78により案内部材19を読み取る。
図4は、処理装置80を説明するためのブロック図である。但し、図4には、CCDイメージセンサ78にて読み取られた画像データを処理するブロックのみを示しており、CIS50にて読み取られた画像データを処理するブロックについてはその記載を省略している。
処理装置80は、CCDイメージセンサ78にて読み取られたアナログの画像信号の処理を行うアナログ補正部81と、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部82と、シェーディング補正データを作成すると共にこのシェーディングデータを用いて画像データにシェーディング補正等を施す補正部としてのシェーディング補正部83と、シェーディング補正部83にて作成されたシェーディング補正データを格納するシェーディングメモリ84と、シェーディング補正後の画像データに画像処理を施す画像処理部85とを有している。この画像処理部85は、シェーディング補正後の画像データに、フィルタリングや縮小/拡大等の画像処理を施してPCや画像形成装置(共に図示せず)に出力する。
そして、上述したシェーディング補正部83、背景画像処理部86、CCD駆動部88、モータ制御部89、ランプ制御部90は、CPU91によって制御されている。そして、このCPU91には、第1搬送路31に設けられたレジセンサ37からの原稿検知信号が入力されるようになっている。
この処理では、まず、例えば画像読み取り装置の電源が投入される毎に、モータ制御部89によってフルレートキャリッジ73を白基準読み取り位置A(図3参照)に移動させる。次に、照明ランプ74によって照射された白基準板66をCCDイメージセンサ78にて複数回読み取って平均化を行うことにより、シェーディング補正を施すための基準となるシェーディング補正データVrefを採取する(ステップ11)。そして、得られたシェーディング補正データVrefをシェーディングメモリ84に格納する。
次いで、モータ制御部89によってフルレートキャリッジ73を流し読み取り位置Dに移動させる。次に、照明ランプ74によって照射された案内部材19をCCDイメージセンサ78にて読み取ることにより、照明ランプ74による照射光量の経時的変化を求めるための基準となる白変動基準値Sを採取する(ステップ12)。そして、得られた白変動基準値Sを基準値格納メモリ87に格納する。
次に、初期段階における照明ランプ74の光量変動補正値aを1に設定する(ステップ13)。
Vout=(Vin×255)/(Vref×a)
となる補正式を用いて補正が施される。なお、上記式において、「255」とは、画像データを8ビット(256階調)に変換するための係数である。
図6は、案内部材19と、この案内部材19を読み取って得られる白変動基準値Sおよび白変動値Xの関係とを示す図である。本実施の形態では、上述したステップ12において白変動基準値Sを採取する場合、CCDイメージセンサ78により案内部材19の読み取り領域に対応する主走査方向読み取り領域全域を読み取って得られた白変動基準データS0のうち、主走査方向に等間隔に12箇所のデータを選択的に採取し、光量基準値としての白変動基準値S1〜S12としている。なお、1箇所あたりのデータ量はそれぞれ100画素分であり、これら100画素分のデータを平均化することにより、各箇所における白変動基準値S1〜S12を作成している。ここで、白変動基準値S1〜S12は、案内部材19上の12箇所の領域A1〜A12を読み取って得られたものとなる。
この処理では、まず、案内部材19の同一位置を読み取って得られた白変動基準値Sn(n=1〜12)と白変動値Xn(n=1〜12)との比であるEn(n=1〜12)を求める(ステップ21)。次に得られたEn(n=1〜12)のうち、最も1に近いEnに対応する白変動基準値Snおよび白変動値Xnを選択する(ステップ22)。そして、選択された白変動基準値Snおよび白変動値Xnの比すなわちEnを新たな光量変動補正値aに設定して(ステップ23)、処理を終了する。
Claims (8)
- 原稿に光を照射する照射手段と、
前記照射手段によって照射される原稿からの反射光を読み取る読み取り手段と、
前記照射手段によって照射される所定の対向部材からの反射光を前記読み取り手段で読み取り、主走査方向読み取り領域の複数箇所の各々の光量基準値を取得する基準値取得手段と、
前記光量基準値が取得された後に、前記照射手段によって照射される前記対向部材からの反射光を前記読み取り手段で読み取り、当該光量基準値と同一の前記複数箇所の各々の光量変動値を取得する変動値取得手段と、
同一箇所で取得された前記光量基準値と前記光量変動値とを前記複数箇所についてそれぞれ比較した結果に基づいて、前記読み取り手段にて原稿を読み取って得られた画像データに対し、前記照射手段の経時的な光量変動に起因する当該画像データの変動を補正するための光量変動補正値を決定する決定手段と
を含む画像読み取り装置。 - 原稿を搬送する搬送手段をさらに備え、
前記読み取り手段は、所定の位置に固定された状態で原稿および前記対向部材を読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 前記基準値取得手段は、前記複数箇所の一箇所毎に複数の画素のデータを平均化して前記光量基準値を取得し、
前記変動値取得手段は、前記複数箇所の一箇所毎に複数の画素のデータを平均化して前記光量変動値を取得すること
を特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 前記決定手段は、同一箇所で取得された前記光量基準値と前記光量変動値との比を前記複数箇所についてそれぞれ算出し、算出された比が1に最も近い値を前記光量変動補正値とすることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 原稿を照射する光源と、
原稿を読み取る第1の位置で原稿から反射する反射光を受光するセンサと、
前記第1の位置で前記センサにて読み取られる対向部材と、
前記第1の位置とは異なる第2の位置で前記センサにて読み取られる基準部材と、
前記光源により照射される前記基準部材を前記センサで読み取って得られた主走査方向読み取り領域全域に対するシェーディング補正データを格納するシェーディングメモリと、
前記光源により照射される前記対向部材を前記センサで読み取って得られた前記主走査方向読み取り領域の複数箇所の各々の光量基準値を格納する基準値メモリと、
前記光量基準値が取得された後に前記光源により照射される前記対向部材を前記センサで読み取り、当該光量基準値と同一の前記複数箇所の各々の光量変動値を取得する変動値取得部と、
前記基準値メモリから読み出された前記各々の光量基準値と前記変動値取得部により取得された前記各々の光量変動値とを用い、同一箇所で取得された前記光量基準値と前記光量変動値とを前記複数箇所についてそれぞれ比較した結果に基づいて、前記光源の経時的な光量変動に対応する変動補正データを作成する変動補正データ作成部と、
前記光源により照射される原稿を前記センサで読み取って得られた画像データに対し、前記シェーディングメモリから読み出されたシェーディングデータを用いてシェーディング補正を施すと共に、前記変動補正データ作成部にて作成された前記変動補正データを用いて変動補正を施す補正部と
を含む画像読み取り装置。 - 前記変動補正データ作成部は、同一箇所で取得された前記光量基準値と前記光量変動値との間の変動を前記複数箇所についてそれぞれ算出し、算出された比が1に最も近い値を前記変動補正データとすることを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
- 前記光源は、主走査方向に延びる線光源からなることを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
- 前記対向部材および前記基準部材は、共に白色であることを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
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