JP2012178227A - 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】導光体の長手方向の長さを最小限に抑えつつ、原稿の主走査方向を均一に照射すること。
【解決手段】導光体510の屈曲部511は、入光面510aへの光の入射方向に対して略直角方向である長手方向に曲がった形状をなす。直接光拡散部512は、屈曲部511から長手方向へ延びた部分であり、この直接光拡散部512は主走査方向の原稿読み取り領域全体に渡って延伸した形状となっている。反射ミラー541は、屈曲部511に対して原稿からの光H1を挟んで対向した位置に配置され、屈曲部511から出た光H02を原稿Gに向けて反射する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源の光を効率良く原稿に照射するための導光体を備えた照明装置、画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
原稿の画像を読み取る画像読取装置として、原稿に光を照射する照明部と、原稿からの光を反射させて光路を形成するミラーと、この光束を結像させる結像レンズと、結像された光から原稿の画像を読み取るCCD(Charge coupled Device)と、を備える画像読取装置が知られている。
特許文献1には、長尺型の導光体の両端に光源として異なる波長のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を配置し、導光体を光源の入射方向と略直角な長手方向に曲げることで光源の光を長手方向へ導いて原稿を照射する方法が記載されている。また特許文献2には、長尺型の導光体の両端に光源としてLEDを配置し、光源の入射方向と略直角な長手方向に曲がった屈曲部を有し、長手方向の所定範囲に光散乱反射領域を形成する導光体を配置することで長手方向へ導かれた光が効率的に原稿側へ向けて放出するようにした装置について記載されている。
特開平10−093765号公報 特開2008−277006号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2には、導光体における光源の入射方向と略直角な長手方向に曲げた屈曲部から漏れた光については考慮されていない。このような導光体を供えた画像読取装置において、導光体の長手方向から出た光は原稿面を十分照射するとしても、屈曲部から出た光は屈曲面の角度によって出射角度が異なり、原稿の必要照射領域を十分照射できない。従って、この屈曲部に対向する位置に原稿があると、その部分が照度不足となって画質の良い読み取り画像が得られなかった。また、導光体の屈曲部を除いた長手方向だけで原稿の主走査方向全体を均一に照射しようとすると、導光体を長手方向に長くする必要があり、装置の小型化を妨げていた。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、導光体の長手方向の長さを最小限におさえつつ、原稿の主走査方向全体を均一に照射する照明装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の照明装置は、光を入光するための入光面と、前記入光面への光の入射方向に対して略直角方向である長手方向に渡って形成された長手部と、前記入光面と前記長手部を連結する屈曲部とを有し、前記入光面から入光した光を前記屈曲部を介して前記長手方向に導光して照射対象を照射する長尺型の導光体と、入光面に配置された光源と、前記導光体の屈曲部から出た光を前記照射対象に向けて反射する反射手段と、
この発明によれば、屈曲部から出た光を反射手段で照射対象に向けて反射させることができるので、屈曲部の光を有効的に利用することができる。
請求項2に記載の発明の画像読取装置は、前記照射対象は原稿であり、前記光源として白色のLED発光素子を用い、前記入光面が主走査方向の一端側に位置し、前記長手部の前記屈曲部と反対側の端部は主走査方向の他端側に位置するように配置され、前記原稿を反射した光の光軸を挟んで前記屈曲部と対向した位置に前記反射手段が配置された請求項1に記載の照明装置と、前記導光体の長手部及び前記反射手段からの光のうち前記原稿で反射した光を反射させて光路を形成する1又は複数のミラーと、前記1又は複数のミラーにより反射された光を結像させる結像レンズと、前記結像レンズの結像位置に配置され、前記結像レンズによる結像に基づいて前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、を備えたものである。
この発明によれば、原稿を反射した光を挟んで屈曲部と対向した位置に反射手段を配置することで、反射手段が屈曲部から出た光を原稿に向けて反射する。従って、原稿の主走査方向の必要照射領域における屈曲部に対向する位置付近の照度不足を解消することができ、必要照射領域を均一にムラなく照射することができる。
また、長手方向に延びた長手部だけで原稿の必要照射領域を均一に照射しようとすると、導光体を長手方向に長くする必要があった。しかし、装置の小型化の点から、導光体を長くすることは困難であった。そこで、反射手段を設置し、この反射手段が屈曲部から出た光を原稿に向けて反射することで、屈曲部から出た光を有効的に利用することができ、省スペースで必要照射領域を均一に照射することができる。
請求項3に記載の発明の画像形成装置は、請求項2に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置が読み取った画像に基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備えたものである。
この発明によれば、請求項1、2に記載の発明と同様の効果を奏する。
この発明では、屈曲部から出た光を反射手段で照射対象に向けて反射させることができるので、屈曲部の光を有効的に利用することができる。具体的には、原稿を反射した光を挟んで屈曲部と対向した位置に反射手段を配置することで、反射手段が屈曲部から出た光を原稿に向けて反射する。従って、原稿の主走査方向の必要照射領域における屈曲部に対向する位置付近の照度不足を解消することができ、必要照射領域を均一にムラなく照射することができる。また、反射手段を用いて屈曲部から出た光を有効的に利用することで、導光体の長手部を長くする必要がなくなり、省スペースで必要照射領域を均一に照射することができる。
画像形成装置の内部構造の概略を示す図。 読取部の内部構造を示す概略平面図。 図2に示す画像読取装置の矢印S方向から見た図。 照明部の構成を説明する断面図。 照明部の構成を説明する断面図。 照明部の構成を説明する断面図。 導光体から出た光の光路を示した図。 導光体から出た光の光路を示した図。 主走査方向の配光分布を示したグラフ。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を説明する。まず、図1〜3を用いて、本実施の形態である画像形成装置1について説明する。図1は、画像形成装置1の内部構造の概略を示す図である。図2は、読取部301の内部構造を示す概略平面図である。図3は、図2を矢印S方向から見た図である。尚、本実施の形態では、本発明を適用した画像形成装置を例に説明するが、後述する画像読取装置300のみでも実現可能である。また、本実施の形態において、後述する手差しトレイ65が配置された側(図1における右側)を画像形成装置1の前側とする。
画像形成装置1は、上方側に配置される画像読取装置300と、下方側に配置され画像読取装置300からの画像情報に基づいて用紙Tにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備える。画像読取装置300は、所定の原稿Gを送り出す原稿送り部70と、原稿Gの画像を読み込む読取部301と、を備える。原稿送り部70は、読取部301に対して不図示の連結部により開閉可能に連結され、後述する読取面302Aを保護する機能も有する。
原稿送り部70が閉状態の場合、原稿Gは、原稿送り部70における上面に形成される原稿載置部71に載置される。原稿載置部71に載置された原稿Gは、不図示の送りローラにより読取部301における読取面302Aを構成する第1読取面303Aに移動される。この場合、後述する照明ユニット347及びミラーユニット349は、第1位置303に固定される。そして、原稿Gが第1読取面303Aをスライドするように移動されることで、CCD358により原稿Gの表面に形成された画像が読み取られる。
原稿送り部70が開状態の場合、原稿Gは、読取面302Aを構成する第2読取面304Aに載置される。この場合、照明ユニット347及びミラーユニット349は、第2位置304に配置されると共に、第2位置304おいて副走査方向Xにそれぞれ移動する。照明ユニット347及びミラーユニット349は、後述する光路Hの長さ(光路長)を一定に保持しながら移動される。これにより、第2読取面304Aに載置された原稿Gの画像が読みとられる。
装置本体Mは、像担持体としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給装置6a、6b、6c、6dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラ8を含む中間転写ユニット200と、定着装置9と、を備える。また、装置本体Mは、該装置本体Mの下方側に引き出し可能に配置され用紙Tが積層された状態で収納される給紙カセット52を備える。また、装置本体Mは、給紙カセット52から送り出された用紙Tが搬送される搬送路54を備える。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dは、円筒形状の部材であり、図1に対して垂直な回転軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成される。帯電部10a、10b、10c、10dは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの上方に配置され、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に正(プラス極性)帯電させる。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの上方に感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれから離間して配置され、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、読取部301により読み込まれた画像に関する画像情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に帯電した電荷が除去され、静電潜像が形成される。
現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの側方(図1において左側)に配置され、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された静電潜像に各色のトナー画像を現像する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つのトナー色に対応し、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに対向配置可能な現像ローラ116a、116b、116c、116dとトナー攪拌用の攪拌ローラとを有して構成される。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容し、本実施の形態では、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。トナー供給装置6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。
中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに現像された各色のトナー画像が順次転写される。中間転写ベルト7は、駆動ローラ35とテンションローラ36との間に掛け渡されて配置される。テンションローラ36がバネ38によって駆動ローラ35から離れる側に付勢されているので、中間転写ベルト7には、所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7における感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより、中間転写ベルト7における所定部分が挟み込まれる。この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。このようにして1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成され、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色トナー画像が中間転写ベルト7に順次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の電圧印加手段により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色トナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラ8には、不図示の電圧印加手段により、中間転写ベルト7のトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に対して接離される。具体的には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に移動され、他の場合には離間位置に移動される。ここで、2次転写ローラ8における接離動作は中間転写ユニット200全体が回動移動されることによりなされる。
中間転写ユニット200は、2次転写ローラ8を収容すると共に該2次転写ローラ8を回転可能に軸支するハウジング201と、ハウジング201の側面に配置される回転駆動ギア210と、2次転写ローラ8の回転軸方向であってハウジング201の側面に配置されるローラ側ギア220と、回転駆動ギア210とローラ側ギア220とに当接して配置されるアイドルギア230とを備える。中間転写ユニット200は、不図示の接離手段により、不図示の回転軸を中心として2次転写ローラ8が中間転写ベルト7に当接可能な位置と、中間転写ベルト7に当接しない位置とに回動移動される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラ8に対向する側には、対抗ローラ108が配置される。中間転写ベルト7における所定部分は、2次転写ローラ8と対抗ローラ108とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の表面(画像が1次転写された側)に押し当てられる。このようにして2次転写ニップN2が形成され、中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像が用紙Tに2次転写される。
定着装置9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色トナーを溶融定着させる。定着装置9は、ヒータにより加熱される加熱ローラ9aと、加熱ローラ9aに圧接される加圧ローラ9bと、を備える。加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟持するようにして搬送する。加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されるように搬送されることで、用紙Tに転写されたトナーは溶融定着される。
2次転写ローラ8とテンションローラ36との間には、中間転写ベルト7を清掃するためのベルトクリーニング装置40が配置される。ベルトクリーニング装置40は、中間転写ベルト7の表面に摺接されるクリーニングブラシ41と、クリーニングブラシ41と接触するように配置されたクリーニングローラ42と、先端がクリーニングローラ42の表面に接触するように配置されるブレード43と、ブレード43の下方に配置された回収スパイラル44と、を備える。
装置本体Mにおける下方側には、用紙Tを収容する給紙カセット52が水平方向に引き出し可能に配置され、用紙Tが積層された状態で収容される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52の用紙送り出し側端部(図1における右側端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路54に送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路54に送り出すための給紙ローラ対63からなる重送防止機構を備える。
カセット給紙部51と排紙部50との間には、用紙Tを搬送する搬送路54が形成される。搬送路54は、カセット給紙部51から2次転写ローラ8までの第1搬送路55と、2次転写ローラ8から定着装置9までの第2搬送路56と、定着装置9から排紙部50までの第3搬送路57とを有する。また、定着装置9の出口には、分岐爪58が設けられており、この分岐爪58と第1搬送路55における後述する湾曲路55aとの間には、用紙Tを第1搬送路55に戻すための戻し搬送路59が形成される。
第1搬送路55は、給紙カセット52から送り出された用紙Tを上方に搬送しつつ搬送方向を図1における左方向にするための湾曲路55aと、湾曲路55aから2次転写ローラ8までの直線路55bとを有する。第1搬送路55には、用紙Tを案内しながら搬送するガイド板及びローラ対が配置される。また、第1搬送路55には、用紙Tを検出するためのセンサと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正やトナー画像とのタイミングを合わせるためのレジストローラ対80が配置される。センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(上流側)に配置される。レジストローラ対80は、センサからの検出信情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
第2搬送路56は、定着装置9側に向かって下方側に傾いた直線状の搬送路である。第2搬送路56には、用紙Tを載置した状態で搬送する搬送ベルト156が配置される。また、第2搬送路56における所定位置には、用紙Tを検出するためのセンサが配置される。
第3搬送路57は、定着装置9の出口から図1における左斜め上方に向かうよう形成される。第3搬送路57は、分岐爪58の搬送方向下流側に位置し上方へ向かって形成される縦搬送路57aを有して構成される。第3搬送路57により搬送される用紙Tは、分岐爪58の上面側を通過した後、ほぼ垂直上方に向かって搬送されて排紙部50から装置本体Mの外部に排出される。第3搬送路57は、他の搬送路と同様に、用紙Tを案内しながら搬送するガイド板及びローラ対を有して構成される。
戻し搬送路59は、分岐爪58から第3搬送路57とは反対側の下方に分岐し、定着装置9、第2搬送路56、2次転写ローラ8及びレジストローラ対80の下方を通り、更に上方に向かうよう形成される。戻し搬送路59は、第1搬送路55における湾曲路55aに合流するように形成される。戻し搬送路59は、定着装置9を通過した用紙Tを、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に戻すための搬送路であり、用紙Tの両面にトナー画像を印刷する、いわゆる両面印刷をする場合に用いられる搬送路である。
装置本体Mの図1における右側面であって給紙カセット52の上方には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において側壁を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、下端が第1搬送路55の湾曲路55aの近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられ、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを第1搬送路55の湾曲路55aに給紙する。
次に、画像読取装置300を構成する読取部301について説明する。図2に示すように、読取部301は、原稿Gが載置されるコンタクトガラス335と、一対の案内レール345と、駆動プーリ351が取り付けられた駆動軸350と、従動プーリ352が取り付けられた支軸353と、照明ユニット347と、ミラーユニット349と、結像レンズ357と、CCD358と、光学センサ362と、を備える。
読取部301は、上面(図2における手前側)に配置され原稿Gが載置されるコンタクトガラス335を有する。コンタクトガラス335は、画像形成装置1が通常の状態で配置された場合、水平面と略平行に配置される。一対の案内レール345は、読取部301における側面306a、306b(図2における左右)同士の間に配置され、この案内レール345上には、照明ユニット347及びミラーユニット349が移動可能に載置される。
駆動軸350は、側面306a側に案内レール345と直交するように配置され、不図示の駆動モータにより正転、逆転駆動される。駆動軸350の両端であって案内レール345よりも主走査方向Y外側には、大径部及び小径部を有する駆動プーリ351が取り付けられる。
支軸353は、側面306b側に案内レール345と直交するように配置される。支軸353の両端であって案内レール345よりも主走査方向Y外側には、駆動プーリ351と同一径の従動プーリ352が取り付けられる。駆動プーリ351及び従動プーリ352の大径部には、駆動用ワイヤー354aが掛け渡される。そして、駆動用ワイヤー354aには、照明ユニット347が固定される。また、駆動プーリ351及び従動プーリ352の小径部には、駆動用ワイヤー354bが掛け渡される。そして、駆動用ワイヤー354bにはミラーユニット349が固定される。
駆動軸350が駆動モータによって回転されることで、駆動用ワイヤー354a、354bは回動される。駆動用ワイヤー354a、354bが回動されることで、照明ユニット347及びミラーユニット349は、案内レール345に沿って副走査方向X(図の左右方向)に移動される。
ここで、照明ユニット347及びミラーユニット349における案内レール345の上面と接する部分には、接触子355がそれぞれ2個ずつ設けられる。各接触子355の案内レール345との接触面は球面状となっている。これにより、照明ユニット347及びミラーユニット349は、副走査方向Xへスムースに移動される。
読取部301の底面における側面306a側には、支持部材であるISUベース356が取り付けられる。ISUベース356の上面には、結像レンズ357と、CCD358が所定の位置関係で取り付けられる。
結像レンズ357は、ISUベース356に固定されるレンズ支持台359上に設置される。レンズ支持台359は、CCD358側に配置されるガイド部材360により位置が調整可能に配置される。結像レンズ357は、入射された光を所定位置において結像させる。つまり、結像レンズ357は、原稿Gの画像を所定位置において結像させる。
CCD358は、ガイド部材360の背面に配置されるCCD基板361に実装され、結像レンズ357における結像位置に配置される。結像レンズ357からの光は、ガイド部材360の中央付近に形成される開口窓360aを通ってCCD358に入射される。光学センサ362は、ISUベース356上に配置され、コンタクトガラス335上に載置された原稿Gからの反射光を受光するか否かによって原稿のサイズ(図2の左右方向)を検知する。
次に、照明ユニット347について説明する。照明ユニット347は、照明部347aと、第1ミラー347bと、照明部347a及び第1ミラー347bを収容する第1枠体347cを備える。照明部347aについては、後に詳述する。
第1ミラー347bは、照明ユニット347における厚さ方向Zにおける下方側に配置され、反射面が原稿G及び第2ミラー349a側に向くように配置される。第1ミラー347bは、原稿からの光束H1を第2ミラー349aに反射させる。
第1枠体347cは、照明部347aと第1ミラー347bとを収容し、駆動プーリ351及び従動プーリ352の大径部に掛け渡される駆動用ワイヤー354aに固定される。駆動用ワイヤー354a、354bが回動されることで、第1枠体347cは、案内レール345に沿って副走査方向Xに移動される。
ミラーユニット349は、第2ミラー349aと、第3ミラー349bと、第2ミラー349aと第3ミラー349bとを収容する第2枠体349cと、を備える。第2ミラー349aは、反射面が第1ミラー347b及び第3ミラー349b側を向くように配置され、第1ミラー347bからの光H2を第3ミラー349b側に反射させる。第3ミラー349bは、反射面が第2ミラー349a及び結像レンズ357側を向くように配置され、第2ミラー349aからの光H3を結像レンズ357側に反射させる。
図4は、図3の照明部347aを矢印A方向から見たときの図である。また、図5は、図4の照明部347aを矢印B方向から見たときの図であり、図6は、図4の照明部347aを矢印C方向から見たときの図である。照明部347aは、基板501に取り付けられた白色LED503と、白色LED503からの光を取り入れる入光面510aと、入光面への光の入射方向に対して略直角方向である長手方向(主走査方向Y)へ延びた直接光拡散部512と、入射面510aと直接光拡散部512を連結する屈曲部511を有した長尺型の導光体510と、導光体510の屈曲部511から出た光を原稿に向けて反射する反射ミラー541と、を備える。
白色LED503は、板状部材501を介して金属製で高剛性の取り付け部材502に取り付けられる。白色LED503と導光体510の入光面510aは近接或いは当接して配置され、白色LED503が出射した光は、入光面510aから導光体510内部へ入光する。
導光体510は、アクリル樹脂等で構成され、入光面510aから入光した光を屈曲部511を介して直接光拡散部512側へ導光する。屈曲部511は、入光面510aへの光の入射方向に対して略直角方向である長手方向に曲がった形状をなす。直接光拡散部512は、屈曲部511から長手方向へ延びた部分で主走査方向の原稿読み取り領域全体に渡って延伸した形状となっており、図4において矢印で示した部分全体を指す。導光体510は、入光面510aが主走査方向の一端側に位置し、直接光拡散部512の屈曲部511と反対側の端部は主走査方向の他端側に位置するように設置される。
入光面510aから入光した光は、導光体510内での反射を繰り返して、直接光拡散部512側へ伝搬していく。具体的には、導光体510の側面に対して所定角度で入射した光は全反射をし、それ以外の角度で入射した光は導光体510の側面を透過して外部へ出射する。こうして、入光面510aから入光した光は、屈曲部511を介して直接光拡散部512全体に伝播する。
図5に示す光01は、直接光拡散部512から出た光の光路であり、この光H01が原稿Gで反射した光H1は、複数のミラーによって反射されてCCD358へ入射する。
導光体510は、直接光拡散部512が反射支柱520によって支えられて固定されている。原稿G上における画像読み取り領域をMとすると、反射支柱520は画像読み取り領域Mに向かって開口部を有し、導光体510の周側面を覆うような形状をしている。そして、導光体510と接する面521は光を反射する反射板となっている。この面521はアルミ箔等で覆われていてもよいし、高い反射率を持つ金属(アルミニウム等)が蒸着されていてもよい。こうすることで、直接光拡散部512から出た光のうち反射支柱520の開口部から出た光は画像読み取り領域Mに向けて出射させ、それ以外の光は再び導光体510内部へ入光させることができる。
反射ミラー541は、屈曲部511に対して原稿を反射した光H1を挟んで対向した位置に配置され、屈曲部511から出た光H02を原稿Gに向けて反射する。直接光拡散部512から出た光は原稿Gの画像読み取り領域Mを十分照射するが、屈曲部511から出た光は屈曲面の角度によって出射角度が異なるため、十分な量の光が画像読み取り領域Mに届かなかった。つまり、この屈曲部511に対向する位置に読み取り画像があると照度不足となって画質の良い読み取り画像を得られない。また、直接光拡散部512だけで画像読み取り領域Mの主走査方向全体を均一に照射しようとすると、導光体を長手方向に長くする必要があり、装置の小型化を妨げていた。
この問題を解決するために、屈曲部511に対して原稿からの光H1を挟んで対向した位置に反射ミラー541を配置し、屈曲部511から出た光を反射ミラー541が画像読み取り領域Mに向けて反射するようにした。反射ミラー541の主走査方向Yの長さは、少なくとも屈曲部511の主走査方向Yに沿った長さ分が必要であり、図4に示した反射ミラー541は、屈曲部511及び直接光拡散部512の屈曲部511側の一部領域と対向した長さとなっている。尚、この反射ミラー541の主走査方向Yの長さは、直接光拡散部512の屈曲部511と反対側の端部まであってもよい。
図7及び8は、導光体510から出た光の光路を示した図であり、図7は紙面手前から奥に向かった方向が主走査方向であり、図8は装置上面から見たときの図である。図に示すように、屈曲部511から出た光が反射ミラー541で反射してコンタクトガラス355方向へ照射していることが分かる。
そして、図9は、画像読み取り領域Mにおける主走査方向の配光分布を示したグラフである。横軸は主走査位置を示し、縦軸は光量を示している。図中、矢印の区間は必要照射領域を示し、これは原稿Gの主走査方向の全幅を読み取るために十分な光量で原稿Gを照射しなければならない領域を示す。そして、点線で示したグラフは反射ミラー541が設置されていないときのものであり、実線で示したグラフは反射ミラー541を設置したときのものである。
図9に示すように、反射ミラー541を設置していないときは、必要照射領域の主走査方向マイナス側(主走査位置が−120から−100付近)において照度不足となっていた。この部分は導光体510のうち屈曲部511に相当する位置である。この照度不足を解消するために反射ミラー541を設置することで、屈曲部511から出た光が反射ミラー541で反射されて画像読み取り領域Mを照射する。これにより、実線のグラフに示すように主走査位置が−120から−100付近の照度が上昇し、必要照射領域を均一にムラなく照射することができる。
また、長手方向に延びた直接光拡散部512だけで必要照射領域を均一に照射しようとすると、導光体510を長手方向に長くする必要があった。このことは装置の小型化の点で困難であった。しかし、反射ミラー541を設置することで、屈曲部511から出た光を有効利用することができ、省スペースで必要照射領域を均一に照射することができる。
尚、本実施の形態では、導光体510は入光面510a及び屈曲部511を一端側にのみ有することとしたが、導光体510の他端部にも同様の入光面及び屈曲部を有する構成とし、この他端部の入光面にも白色LEDを配置して両端から導光体510の内部に光を入光させるようにしてもよい。
1 画像形成装置
300 画像読取装置
301 読取部
347 照明ユニット
503 白色LED(光源)
510 導光体
510a 入光面
511 屈曲部
512 直接光拡散部(長手部)
520 反射支柱
541 反射ミラー(反射手段)
349a 第2ミラー(ミラー)
349b 第3ミラー(ミラー)
357 結像レンズ
358 CCD(画像読取手段)

Claims (3)

  1. 光を入光するための入光面と、前記入光面への光の入射方向に対して略直角方向である長手方向に渡って形成された長手部と、前記入光面と前記長手部を連結する屈曲部とを有し、前記入光面から入光した光を前記屈曲部を介して前記長手方向に導光して照射対象を照射する長尺型の導光体と、
    入光面に配置された光源と、
    前記導光体の屈曲部から出た光を前記照射対象に向けて反射する反射手段と、
    を備えた照明装置。
  2. 前記照射対象は原稿であり、
    前記光源として白色のLED発光素子を用い、前記入光面が主走査方向の一端側に位置し、前記長手部の前記屈曲部と反対側の端部は主走査方向の他端側に位置するように配置され、前記原稿を反射した光の光軸を挟んで前記屈曲部と対向した位置に前記反射手段が配置された請求項1に記載の照明装置と、
    前記導光体の長手部及び前記反射手段からの光のうち前記原稿で反射した光を反射させて光路を形成する1又は複数のミラーと、
    前記1又は複数のミラーにより反射された光を結像させる結像レンズと、
    前記結像レンズの結像位置に配置され、前記結像レンズによる結像に基づいて前記原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    を備えた画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読み取った画像に基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
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