JP5624945B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
従来、原稿の画像を読み取る画像読取装置として、原稿に光を照射する発光部と、原稿からの光を反射させるミラーと、原稿からの光束を結像させる結像レンズと、結像レンズにより結像された原稿の画像を読み取るCCD(Charge―Coupled Device)と、を備える画像読取装置が知られている。画像読取装置における発光部としては、冷陰極蛍光灯やキセノンランプが用いられたものが使用されている。更には、細長い基板に複数のLED(発光部材)を主走査方向に並べて設置して、複数のLEDを発光部とする画像読取装置が知られている。
複数のLEDを主体に構成される発光部は、冷陰極蛍光灯やキセノンランプやハロゲンランプを用いた発光部とは異なり、複数のLEDのうちの1つのLEDが故障により発光しなくなった場合に、目視では気がつかない場合がある。
これに対し、LEDの故障を検出する技術として、複数のLEDを順次点灯させて、その複数のLEDの出射光を基準板に反射させて、基準板からの反射光をCCDで読み取ることで、複数のLEDのうちのいずれか1つ以上のLEDの故障を検出することができる画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数のLEDを全て点灯させて、その複数のLEDの出射光を基準板に反射させて、基準板からの反射光をCCDで読み取ることで、複数のLEDのうちのいずれか1つ以上のLEDの故障を検出することができる画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−320070号公報 特開2009−10830号公報
しかし、特許文献1に記載の画像読み取り装置においては、複数のLEDを順次点灯させるため、LEDの故障を検知するのに、時間を要することになる。そのため、画像読み取り装置における画像の読み取り動作が遅れる場合がある。また、複数のLEDを順次点灯させてLEDの故障を検出する制御は複雑である。
また、特許文献2に記載の画像読み取り装置においては、複数のLEDが主走査方向に並んでいるため、基準板により反射される複数のLEDの出射光は、主走査方向に広がって、隣接するLEDに対応する部分において重なっている。そのため、1つのLEDが点灯していなくても、主走査方向において照度分布への影響が小さく、LEDの故障を精度よく検出することは、難しい。
そのため、簡易な構成で、LEDの故障を精度よく検出することができる画像読取装置が望まれている。
本発明は、複数の発光部材を有する発光部を備え、簡易な構成で、発光部材の故障を精度よく検出することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、原稿を載置する載置面を有する光透過性部材と、前記光透過性部材における前記載置面と反対側に配置される発光部であって、主走査方向に所定間隔をあけて並んで配置される複数の発光部材を有する発光部と、前記発光部からの光が前記原稿で反射した光束を反射させる1又は複数のミラーと、前記1又は複数のミラーにより反射された光束を結像させる結像レンズと、前記発光部からの光を前記結像レンズに向かうように正反射が可能に前記載置面に対して副走査方向に所定角度傾いて配置される正反射面を有する正反射部材と、前記結像レンズの結像位置に配置され、前記結像レンズによる結像に基づいて、前記原稿の画像及び前記正反射部材の画像を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた前記正反射部材の画像の読取濃度に基づいて、前記複数の発光部材のうちのいずれか1つ以上の発光部材の故障を検出する検出部と、を備える画像読取装置に関する。
また、前記複数の発光部材のいずれもが故障していない場合における前記正反射部材の画像の読取濃度を基準濃度情報として記憶する記憶部を更に備え、前記検出部は、前記記憶部に記憶された前記基準濃度情報に基づいて、前記複数の発光部材のうちのいずれか1つ以上の発光部材の故障を検出することが好ましい。
また、前記正反射面は、光沢を有することが好ましい。
また、前記正反射面は、黒色であることが好ましい。
また、前記正反射面は、平面状に形成されることが好ましい。
また、前記光透過性部材の近傍に配置され、前記発光部からの光の光量ムラを補正するために用いられる補正用基準部材であって、前記発光部からの光を反射可能な補正用反射面を有する補正用基準部材と、前記補正用基準部材が取り付けられる取り付け部材と、を備え、前記正反射部材は、前記取り付け部材に取り付けられることが好ましい。
また、前記光透過性部材の上方側に配置され、前記原稿を第1読取位置へ搬送する原稿搬送部を備え、前記載置面は、前記原稿搬送部により搬送される原稿が前記第1読取位置において読み取られるために載置される第1読取面と、前記原稿搬送部により搬送されない原稿が第2読取位置において読み取られるために載置される第2読取面と、を有して構成されており、前記正反射部材は、前記第1読取位置に対して前記第2読取位置とは反対側に配置されることが好ましい。
また、本発明は、前記画像読取装置と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、複数の発光部材を有する発光部を備え、簡易な構成で、発光部材の故障を精度よく検出することができる画像読取装置を提供することができる。
また、本発明によれば、前記画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
第1実施形態のコピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。 第1実施形態における画像読取装置300の画像読取部301を主走査方向Yから見た図である。 図2に示す画像読取装置300における照明部340近傍の拡大図である。 第1実施形態における照明部340及び正反射シート373の構成を説明する図である。 図3及び図4に示すLEDユニット500の斜視図である。 第1実施形態における画像読取装置300の機能を示す機能ブロック図である。 第1実施形態における画像読取装置300の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における正反射シート373Aの構成を説明する図である。 実施例におけるCCD358の出力波形を示す図である。 比較例におけるCCD358の出力波形を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、第1実施形態のコピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置としてのコピー機1は、コピー機1における上下方向Zの上方側に配置される画像読取装置300と、コピー機1における上下方向Zの下方側に配置され画像読取装置300により読み取られた画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備える。
なお、コピー機1の説明において、副走査方向Xをコピー機1の「左右方向」ともいい、主走査方向Y(図1を貫く方向、図2参照)をコピー機1の「前後方向」ともいう。コピー機1の上下方向Zは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する。
まず、画像読取装置300について説明する。
図1に示すように、画像読取装置300は、原稿Gの画像を読み取る画像読取部301と、画像読取部301の上方側に配置され画像読取部301に原稿Gを搬送する原稿搬送部70と、を備える。
画像読取部301は、筐体306と、筐体306の上方側に配置される第1読取面302A及び第2読取面302Bと、を備える。第1読取面302A及び第2読取面302Bは、原稿Gが載置される載置面を構成する。また、画像読取部301は、筐体306の内部空間304に、光源を含む照明部340と、複数のミラー321、322及び323と、副走査方向Xに移動する第1枠体311及び第2枠体312と、結像レンズ357と、読取部としてのCCD358と、CCD358により読み取られた画像情報に対して所定の処理をすると共に該画像情報を装置本体M側に出力させるCCD基板361と、を備える。照明部340及び第1ミラー321は、第1枠体311に収容される。第2ミラー322及び第3ミラー323は、第2枠体312に収容される。
原稿搬送部70は、画像読取部301に対して不図示の連結部により開閉可能に連結されている。原稿搬送部70は、上方側に原稿載置部71を有し、内部に送りローラー(図示せず)を有する。原稿搬送部70は、画像読取部301の第1読取面302A及び第2読取面302Bを保護する機能を有する。
第1読取面302Aは、原稿搬送部70により搬送される原稿Gを読み取る場合に用いられる読取面である。第1読取面302Aは、原稿Gが搬送される第1コンタクトガラス335Aの上面に沿って形成される。第1読取面302Aは、筐体306における左側面近傍に位置する。なお、図1に示すこの位置を「第1読取位置」ともいう。
第2読取面302Bは、原稿搬送部70を用いずに原稿Gを読み取る場合に用いられる読取面である。第2読取面302Bは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス335Bの上面に沿って形成される。第2読取面302Bは、第1読取面302Aよりも右側であって、画像読取部301における副走査方向Xの大部分に亘っている。
第1読取面302A及び第2読取面302Bは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する方向に拡がる。
原稿搬送部70により搬送される原稿Gを読み取る場合、原稿Gは、原稿載置部71に載置される。原稿載置部71に載置された原稿Gは、原稿搬送部70の内部に設けられた前記送りローラーにより、画像読取部301の第1読取面302Aへ搬送される。この場合、第1枠体311及び第2枠体312は、前記第1読取位置に配置され、移動しない。そして、原稿搬送部70により原稿Gが第1読取面302Aの上をスライドするように搬送されることで、読取部としてのCCD358により、原稿Gの表面に形成された画像が読み取られる。
また、原稿搬送部70が開状態の場合、原稿Gは、第2読取面302Bに載置される。この場合、第1枠体311及び第2枠体312それぞれは、後述する光路Hの長さ(光路長)を一定に保持しながら副走査方向Xに移動する。これにより、第2読取面302Bに載置された原稿Gの画像が読み取られる。
筐体306の内部空間304において、複数のミラー321、322及び323は、原稿Gからの光を結像レンズ357に入光させるための光路Hを形成する。複数のミラー321、322及び323は、照明部340のLEDユニット500(後述)からの光が原稿Gで反射した光束を反射させている。また、第1枠体311が副走査方向Xに一定速度Aで移動すると共に、第2枠体312が副走査方向Xに一定速度A/2で移動するため、画像読み取り動作時においても、光路Hの長さは一定に維持される。画像読取部301の詳細については後述する。
次に、装置本体Mについて説明する。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラー8と、対向ローラー18と、定着部9と、を備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、第1排紙部50aと、第2排紙部50bとを備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻り搬送路Lbと、後処理搬送路Lcとの集合体である。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラー37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラー8及び対向ローラー18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる回転軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置される。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モーター等を有して構成される。
レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、画像読取部301により読み込まれた画像に関する画像情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。
現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置される。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラー、トナー攪拌用の攪拌ローラー等を有して構成される。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。
トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像器16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像器16a、16b、16c、16dそれぞれとは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラー35、駆動ローラーからなる対向ローラー18、テンションローラー36等に掛け渡される。テンションローラー36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。
中間転写ベルト7における所定部分は、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラー8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。具体的には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には離間位置に配置される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラー8とは反対側には、対向ローラー18が配置される。中間転写ベルト7における所定部分は、2次転写ローラー8と対向ローラー18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間で2次転写ニップN2が形成される。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写される。
定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色のトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒーターにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧されることで用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する2個の給紙カセット52が上下に配列されて配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの右側面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍の装置本体Mに回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、第1排紙部50a及び第2排紙部50bが設けられる。第1排紙部50a及び第2排紙部50bは、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。第1排紙部50a及び第2排紙部50bの詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から第1排紙部50aまでの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を第2排紙部50bに接続された後処理装置(図示せず)に搬送する後処理搬送路Lcとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、後処理搬送路Lcが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出された用紙Tの搬送方向を、第1排紙部50aに向かう第3搬送路L3又は第2排紙部50bに向かう後処理搬送路Lcに整流させる(切り換える)。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサーと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成と用紙Tの搬送のタイミングを合わせるためのレジストローラー対80とが配置される。センサーは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、センサーからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する一対のローラーである。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を中間転写ベルト7に対向させるために設けられる搬送路である。戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラー8の上流側に配置されたレジストローラー対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、2次転写ニップN2において未印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、第1排紙部50aが形成される。第1排紙部50aは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第1排紙部50aは、装置本体Mの右側面側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。第1排紙部50aは、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第1排紙部50aにおける開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され第1排紙部50aから排紙された用紙Tが積層して集積される。
後処理搬送路Lcにおける端部には、第2排紙部50bが形成される。第2排紙部50bは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第2排紙部50bは、装置本体Mの左側面側(図1において左側、後処理装置が連結される側)に向けて開口している。第2排紙部50bは、後処理搬送路Lcを搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第2排紙部50bにおける開口側には、後処理装置(図示せず)が連結される。後処理装置は、画像形成装置(コピー機1)から排出される用紙の後処理(ステープル、パンチ等)を行うものである。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
次に、主搬送路L1〜L3(第1搬送路L1、第2搬送路L2及び第3搬送路L3を合わせて以下「主搬送路」ともいう)及び戻り搬送路Lbにおける紙詰まり(JAM)を解消するための構造について簡単に説明する。
図1に示すように、装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbが主に上下方向に延びるように並列している。装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、装置本体Mの側面の一部を形成するように、カバー体40が設けられている。カバー体40は、その下端部において、支点軸43を介して装置本体Mに連結されている。支点軸43は、その軸方向が主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbを横断する方向に沿って配設されている。カバー体40は、支点軸43を中心として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図示せず)との間を回動自在に構成されている。
カバー体40は、支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第1のカバー部41と、同じ支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第2のカバー部42とから構成されている。第1のカバー部41は、第2のカバー部42よりも装置本体Mの外側(側面側)に位置する。なお、図1において、左下がりの破線でハッチングされた部分が第1のカバー部41であり、右下がりの破線でハッチングされた部分が第2のカバー部42である。
カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41は、その外面側が装置本体Mの外面(側面)の一部を形成している。
また、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第2のカバー部42は、その内面側(装置本体M側)が主搬送路L1〜L3の一部を形成している。
更に、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41の内面側と第2のカバー部42の外面側とが、戻り搬送路Lbの少なくとも一部を形成している。つまり、戻り搬送路Lbは、第1のカバー部41と第2のカバー部42との間に形成されている。
本実施形態のコピー機1は、このような構成のカバー体40を備えることにより、主搬送路L1〜L3で紙詰まり(JAM)が発生した際には、カバー体40を図1に示す閉位置から、開位置(図示せず)に回動して主搬送路L1〜L3を開放することにより、主搬送路L1〜L3に詰まった用紙を処理することができる。一方、戻り搬送路Lbで紙詰まりが発生した際には、カバー体40を開位置に回動した後、支点軸43を中心に第2のカバー部42を装置本体M側(図1において右側)に回動させて戻り搬送路Lbを開放することにより、戻り搬送路Lbに詰まった用紙を処理することができる。
次いで、図2から図6により、画像読取装置300の画像読取部301を詳述する。図2は、第1実施形態における画像読取装置300の画像読取部301を主走査方向Yから見た図である。図3は、図2に示す画像読取装置300における照明部340近傍の拡大図である。図4は、第1実施形態における照明部340及び正反射シート373の構成を説明する図である。図5は、図3及び図4に示すLEDユニット500の斜視図である。図6は、第1実施形態における画像読取装置300の機能を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、画像読取部301は、筐体306と、第1読取面302Aを形成する第1コンタクトガラス335Aと、第2読取面302Bを形成する第2コンタクトガラス335Bと、を備える。また、画像読取部301は、筐体306の内部空間304に、一対の案内レール(不図示)と、照明ユニット347と、ミラーユニット349と、照明ユニット347及びミラーユニット349を副走査方向Xに移動させる一対のユニット移動機構(不図示)と、結像レンズ357と、読取部としてのCCD358と、光学センサー362と、補正用基準部材としてのシェーディング補正用シート371と、正反射部材としての正反射シート373と、を備える。
筐体306は、上方側における第1コンタクトガラス335A及び第2コンタクトガラス335Bに対応する領域が開口している。この開口する領域は、第1コンタクトガラス335A及び第2コンタクトガラス335Bにより被覆される。
一対の案内レール(不図示)上には、照明ユニット347の第1枠体311及びミラーユニット349の第2枠体312が副走査方向Xに移動可能に載置される。
一対のユニット移動機構(不図示)は、照明ユニット347及びミラーユニット349を、第1読取面302Aにおける第1読取位置と、第2読取面302Bにおける第2読取位置と、LED故障判定位置と、シェーディング補正位置と、に移動可能に構成される。
第1読取面302Aにおける第1読取位置及び第2読取面302Bにおける第2読取位置は、原稿Gが複数のLED501からの光を第1ミラー321(後述)に向けて反射可能な位置である。
LED故障判定位置は、後述する正反射シート373が複数のLED501からの光を第1ミラー321(後述)に向けて正反射させる位置である。
シェーディング補正位置は、後述するシェーディング補正用シート371が複数のLED501からの光を第1ミラー321(後述)に向けて反射させる位置である。
一対のユニット移動機構(不図示)は、動滑車の原理を利用して、照明ユニット347の移動距離とミラーユニット349の移動距離との比が2:1となるように、一対の案内レール(不図示)に沿って、照明ユニット347及びミラーユニット349を移動させる。
図2から図4に示すように、照明ユニット347は、照明部340と、第1ミラー321と、照明部340及び第1ミラー321を収容する第1枠体311と、を備える。
照明部340は、原稿読取位置R、正反射シート373又はシェーディング補正用シート371に光H0を照射する。照明部340は、発光部としてのLEDユニット500と、導光体505とを有する。LEDユニット500には、図5に示すように、複数のLED501が取り付けられている。導光体505は、複数のLED501からの光を原稿G側へ導く導光部を形成する。照明部340については後述する。
第1ミラー321は、図2に示すように、照明ユニット347における上下方向Zにおける下方側に配置される。第1ミラー321は、反射面が原稿G及び第2ミラー322側に向くように配置される。第1ミラー321は、原稿からの光束H1を第2ミラー322に反射させる。
図2に示すように、ミラーユニット349は、第2ミラー322と、第3ミラー323と、第2ミラー322及び第3ミラー323を収容する第2枠体312と、を備える。
第2ミラー322は、第2枠体312の上下方向Zにおける上方側に配置される。第2ミラー322は、反射面が第1ミラー321及び第3ミラー323側を向くように配置される。第2ミラー322は、第1ミラー321からの光束H2を第3ミラー323側に反射させる。
第3ミラー323は、第2枠体312の上下方向Zにおける下方側に配置される。第3ミラー323は、反射面が第2ミラー322及び結像レンズ357側を向くように配置される。第3ミラー323は、第2ミラー322からの光束H3を結像レンズ357側に反射させる。
図2に示すように、筐体306の底面306eにおける右側面306a寄りには、ISUベース356が取り付けられる。ISUベース356は、結像レンズ357、CCD358等を支持する部材である。ISUベース356の上面には、結像レンズ357と、CCD358とが所定の位置関係で取り付けられる。
結像レンズ357は、レンズ支持台359上に設置される。レンズ支持台359は、ISUベース356に固定される。レンズ支持台359は、CCD358側に配置されるガイド部材360により位置が調整可能に配置される。結像レンズ357は、画像読取部301の主走査方向Yにおける略中央に配置される。結像レンズ357は、光路Hにおける原稿G側と反対の端部側に配置される。結像レンズ357は、入射された光束H4を所定位置において結像させる。つまり、結像レンズ357は、原稿Gの画像、正反射シート373の画像及びシェーディング補正用シート371の画像を所定位置において結像させる。
CCD358は、ガイド部材360の背面側に配置されるCCD基板361に実装される。CCD358は、結像レンズ357における結像位置に配置される。結像レンズ357からの光束は、ガイド部材360の中央付近に形成される開口窓360aを通って、CCD358に入射される。CCD358に入射される光束における光軸は、ガイド部材360の位置を微調整することにより補正される。
CCD358は、結像レンズ357による結像に基づいて、原稿Gの画像、正反射シート373の画像及びシェーディング補正用シート371の画像を読み取る。
光学センサー362は、ISUベース356上に配置される。光学センサー362は、第2コンタクトガラス335B上に載置された原稿Gからの反射光を受光するか否かによって、副走査方向Xに沿う原稿Gのサイズを検知する。
次に、照明部340、シェーディング補正用シート371及び正反射シート373に関連する構成について詳述する。
図2に示すように、照明部340は、第1コンタクトガラス335Aにおける第1読取面302A及び第2コンタクトガラス335Bにおける第2読取面302Bとは反対側に配置される。照明部340は、LEDユニット500と、導光体505と、導光体505が取り付けられる導光体取り付け部材510と、を備える。
LEDユニット500は、図5に示すように、LED基板502と、LED基板502における一方の面に実装される複数のLED501を備えている。複数のLED501は、主走査方向Yに所定間隔をあけて並んで配置される。LEDユニット500における各LED501は、それぞれ発光(光を出射)する。
図2から図4に示すように、LEDユニット500は、副走査方向Xの所定位置において、各LED501から発光される光H0が、原稿読取位置R、正反射シート373又はシェーディング補正用シート371に照射するように、第1枠体311に取り付けられる。
照明部340によれば、図3に示すように、第1読取面302Aにおける第1読取位置又は第2読取面302Bにおける第2読取位置において、LEDユニット500から原稿読取位置Rに位置する原稿Gに光H0が照射される。
また、照明部340によれば、図4に示すように、LED故障判定位置において、LEDユニット500から正反射シート373に光H0が照射される。
また、照明部340によれば、シェーディング補正位置において、LEDユニット500からシェーディング補正用シート371に光H0が照射される。
導光体505は、主走査方向Yに延びるように形成される。
図3に示すように、導光体505の一端505aは、複数のLED501側を向いている。導光体505の他端505bは、第2コンタクトガラス335B側に向いている。導光体505は、一端505a側に形成される入光部400と、他端505b側に形成される第1出光部410と、入光部400と第1出光部410との途中に形成される第2出光部420とを有する。
入光部400は、複数のLED501に対向して配置される。入光部400には、複数のLED501からの光が導光体505の内部に向けて入光される。
第1出光部410の出光面は、第2読取面302Bに対向して配置される。
第2出光部420の出光面は、副走査方向XにおいてLEDユニット500とは反対側に向いている。第2出光部420の出光面は、反射ミラー540に対向して配置される。
第1出光部410は、入光部400から入光された光を第1読取面302A側又は第2読取面302B側に向けて出光する。
第2出光部420は、入光部400から入光された光を水平方向に出光する。第2出光部420から出光された光は、反射ミラー540より第1読取面302A側又は第2読取面302B側に向けて反射される。
第1出光部410から出光される光H01(H0)及び第2出光部420から出光されて反射ミラー540で反射される光H02(H0)は、導光体505の内面に形成される反射面により集光されて第1読取面302A側又は第2読取面302B側に出光される。
導光体505は、主走査方向Yに視た場合に、共通導光部506と、傾斜導光部507と、を有する。共通導光部506は、複数のLED501から副走査方向Xに延びるように形成される。共通導光部506は、副走査方向Xにおいて、第1出光部410及び第2出光部420に向かうにしたがって上方に広がるように形成される。傾斜導光部507は、共通導光部506におけるLEDユニット500とは反対側の上部から斜め上方に向けて第1出光部410まで延びている。
導光体505は、入光部400から入光された複数のLED501からの光を、第1出光部410及び第2出光部420から出光して、原稿読取位置Rへ導くように構成される。
また、導光体505は、入光部400から入光された複数のLED501からの光を、第1出光部410及び第2出光部420から出光して、正反射シート373又はシェーディング補正用シート371へ導くように構成される。
第1出光部410の出光面には、第1拡散部材411が取り付けられる。第1拡散部材411は、第1出光部410から出光される光を拡散する。
第2出光部420の出光面には、第2拡散部材421が取り付けられる。第2拡散部材421は、第2出光部420から出光される光を拡散する。
第1拡散部材411及び第2拡散部材421は、原稿読取位置RにおいてLED501からの光を十分に拡散して光量ムラを抑制する機能を有する。
シェーディング補正用シート371は、LEDユニット500により原稿Gに照射される光の光量ムラを、画像処理において補正するシェーディング補正を行うために用いられる。シェーディング補正とは、光学系の特性(例えば、CCD等の各受光素子のばらつきや、レンズ中心と周辺部での集光度の差や、光源の光量分布のムラ等)による光量ムラに対して、一様な明るさの画像になるように補正する処理である。
シェーディング補正用シート371は、取り付け部材としてのシート取り付け部材380に取り付けられた状態で、第2コンタクトガラス335Bの近傍に配置される。本実施形態においては、シェーディング補正用シート371は、第2コンタクトガラス335Bの副走査方向Xの端部において、第2コンタクトガラス335Bの第2読取面302B側に配置される。
シェーディング補正用シート371及びシート取り付け部材380は、主走査方向Yに延びるように形成される。シート取り付け部材380は、筐体306に取り付けられる。
シェーディング補正用シート371は、補正用反射面372を有する。補正用反射面372は、主走査方向Yに延びるように形成される。本実施形態においては、補正用反射面372は、白色である。補正用反射面372は、シェーディング補正を行うための白色の基準となる。
補正用反射面372は、第2コンタクトガラス335Bの副走査方向Xの端部において、第2コンタクトガラス335Bの第2読取面302Bに対向して配置される。補正用反射面372は、照明ユニット347のシェーディング補正位置において、第2コンタクトガラス335Bを透過したLEDユニット500からの光を、第1ミラー321に向けて反射して結像レンズ357に導く。これにより、シェーディング補正用シート371の補正用反射面372の画像は、CCD358により読み取られる。CCD358により読み取られた補正用反射面372の画像のデータに基づいて、各画素の白色の基準が定められる。
正反射シート373は、図4に示すように、副走査方向Xにおいて、第1コンタクトガラス335Aと第2コンタクトガラス335Bとの間に配置される。正反射シート373は、主走査方向Yに延びるように形成される。
正反射シート373は、前述のシェーディング補正用シート371よりも第1コンタクトガラス335A側において、シート取り付け部材380に取り付けられる。つまり、シート取り付け部材380は、正反射シート373及び前述のシェーディング補正用シート371を取り付けるための共通の取り付け部材である。
正反射シート373は、正反射面374を有する。正反射面374は、平面状に形成される。正反射面374は、読取面302A、302Bに対して副走査方向Xに所定角度傾いて配置される。正反射面374における所定の傾き角度は、複数のLED501からの光を結像レンズ357に向かうように正反射が可能な角度である。
具体的には、光の正反射とは、入射角と反射角とがほぼ等しい角度αである場合の光の反射をいう。一般的に、反射部材に反射される光は、入射角と反射角とがほぼ等しい正反射の方向に光が最も強く反射される。正反射シート373により正反射された光束は、光の強度が大きい。
なお、入射角と反射角とが等しくならない光の反射を、拡散反射という。拡散反射により反射される光は、光量ムラが抑制されている状態である。本実施形態においては、原稿読取位置Rにおいて原稿Gにより反射されて第1ミラー321へ向かう光は、正反射される光ではなく、拡散されて反射される光である。
また、正反射シート373の正反射面374による正反射光は、正反射面374の形状や材質により、所定の反射幅を有する。そのため、正反射面374による正反射には、正反射面374の形状や材質にもよるが、光の入射角と反射角とが厳密に等しい場合に限られない。正反射面374により反射される光が結像レンズ357に向かうように導かれる場合には、光の入射角と反射角とが厳密には等しくない反射の場合においても、正反射に含まれる。
正反射シート373の正反射面374により正反射された複数のLED501からの光は、第1ミラー321、第2ミラー322及び第3ミラー323を介して結像レンズ357に向かって導かれる。
正反射シート373の正反射面374に形成される画像は、結像レンズ357による結像に基づいて、CCD358により読み取られる。
正反射シート373の正反射面374は、正反射を効率よく行うために、光沢を有していることが好ましい。
正反射シート373の正反射面374は、正反射を効率よく行うために、白色又は黒色が好ましく、より好適には、黒色である。本実施形態の正反射面374は、黒色である。
正反射シート373の正反射面374の明るさは、L値50以下であることが好ましい。
正反射シート373の正反射面374の反射率は、正反射率1%以上であることが好ましい。ここでの正反射率は、光源から出射される直径2mmの平行光線(波長600nm)を、光源から距離200mmの位置の対象物に入射角45度で入射させ、対象物により反射角45度で反射された反射光を、対象物から距離200mmの位置で直径20mmの範囲で測定した反射率である。
次に、図6に示す機能ブロック図を参照しながら、第1実施形態の画像読取装置300の機能について説明する。
図6に示すように、画像読取装置300は、制御部610と、記憶部としてのメモリ620と、CCD358と、LEDユニット500と、表示部630と、を備える。
メモリ620は、所定のデータを記憶する。例えば、メモリ620は、各種機能を動作させるアプリケーションプログラムや、各種データを記憶する各種メモリを有する。具体的には、メモリ620は、複数のLED501のいずれもが故障していない場合における正反射シート373の画像の読取濃度を基準濃度情報として記憶する。例えば、メモリ620には、画像読取装置300の工場出荷時における複数のLED501の基準濃度情報が記憶される。
制御部610は、画像読取装置300の全体を制御する。制御部610は、例えば、LEDユニット500の複数のLED501の発光のタイミングを制御する。
制御部610は、検出部611と、報知部613と、を有する。
検出部611は、CCD358により読み取られた正反射シート373の画像の読取濃度に基づいて、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上のLED501の故障を検出する。
検出部611は、メモリ620に記憶された基準濃度情報に基づいて、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上のLED501の故障を検出する。
具体的には、検出部611は、判定部612を有する。
判定部612は、メモリ620に記憶された基準濃度情報に基づいて、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上が故障であるか否かを判定する。詳細には、判定部612は、CCD358により読み取られた正反射シート373の正反射面374の画像の読取濃度と、メモリ620に記憶された複数のLED501の基準濃度情報との差が所定値以上の場合に、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上のLED501が故障であると判定する。
これにより、検出部611は、判定部612により1つ以上のLED501の故障であると判定された場合に、1つ以上のLED501の故障を検出する。
報知部613は、検出部611により1つ以上のLED501が故障であると検出された場合に、表示部630に報知する。報知部613には、表示部630が接続される。また、報知部613に接続する表示部630には、例えば、故障を点灯表示するものや、故障を文字表示するもの等がある。
本実施形態における画像読取装置300の作用について説明する。
まず、画像読取装置300は、シェーディング補正のために、画像読取装置300の電源がオフ状態からオン状態に移行したとき又はスタンバイ状態から動作状態に移行したときに、シェーディング補正用シート371の補正用反射面372の画像の読み取りを行う。
具体的には、照明ユニット347は、複数のLED501からの光をシェーディング補正用シート371の補正用反射面372に照射するために、副走査方向Xにおけるシェーディング補正位置に移動される。そして、照明ユニット347は、複数のLED501を発光する。これにより、複数のLED501からの光は、導光体505を介して、シェーディング補正用シート371の補正用反射面372に向けて出射される。シェーディング補正用シート371の補正用反射面372に反射された光は、結像レンズ357に向かうように、第1ミラー321に向けて反射される。
次に、原稿搬送部70を用いて、原稿Gを読み取る場合について説明する。
まず、原稿搬送部70(図1参照)を閉状態にする。原稿Gを原稿載置部71に載置すると、不図示のセンサーにより原稿載置部71に原稿Gが載置されたことが検知されることで、照明ユニット347及びミラーユニット349(図2参照)は、筐体306の左側面306b側の第1読取位置(図1参照)に配置される。
次いで、不図示のスタートスイッチを押すことで、カラーコピー機1に対して、原稿Gの画像を複製することを指示する。スタートスイッチが押されることで、画像読取装置300による原稿Gの画像を読み取り動作が開始される。
具体的には、まず、原稿載置部71に載置された原稿Gが原稿読取位置Rへ搬送される。また、LEDユニット500における複数のLED501が点灯される。点灯された複数のLED501が発した光H0(H01及びH02)は、原稿読取位置Rを所定の角度で照射する。原稿読取位置Rには、主走査方向Yに延びる態様のライン状の光が、副走査方向Xの両側から照射される。
原稿読取位置Rに光が照射された状態において、照明ユニット347及びミラーユニット349それぞれは、副走査方向Xに移動しない。そのため、照明ユニット347及びミラーユニット349それぞれは、光路Hにおける光路長を一定に保持する。
原稿Gからの像光束Hは、第1ミラー321、第2ミラー322及び第3ミラー323に反射された後、結像レンズ357に入射する(図2参照)。
結像レンズ357は、原稿Gの画像をCCD358の受光面に結像させる。CCD358は、受光面に結像された原稿Gの画像情報を電気信号に変換して読み込む(図3参照)。
CCD358により読み込まれた画像情報は、CCD基板361に出力される。そして、CCD基板361に入力された画像情報は、所定の回路基板を介して装置本体Mに出力される(図3参照)。
装置本体Mにおいて、入力された画像情報は、不図示の画像形成制御部に入力される。画像形成制御部は、画像情報に基づいて、画像形成部GKを構成する像担持体としての感光体ドラム2aから2d、帯電部10aから10d、レーザースキャナーユニット4aから4dや現像器16aから16d等を制御する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dには、画像情報に基づいて、所定のトナー画像が形成される(図1参照)。
搬送路Lを介して感光体ドラム2a、2b、2c、2dにより形成される1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dに搬送された用紙Tには、画像情報に基づいて原稿Gの画像と同じ画像が転写される。ここでは、用紙Tには、シェーディング補正用シート371の画像に基づいて、シェーディング補正が行われた画像が転写される。画像が形成された用紙Tは、第1排紙部50a及び第2排紙部50bから装置本体Mの外部に排紙される(図1参照)。
次に、原稿搬送部70を用いずに、原稿Gを読み取る場合について説明する。まず、原稿搬送部70(図1参照)を開状態にすると共に、第2読取面302Bに原稿Gを載置する。光学センサー362(図2参照)により第2読取面302Bに原稿が載置されたことが検知されることで、照明ユニット347及びミラーユニット349は、筐体306の左側面306b側に配置される。
次いで、原稿搬送部70を閉状態にする。そして、不図示のスタートスイッチを押すことで、カラーコピー機1に対して、原稿Gの画像を複製することを指示する。スタートスイッチが押されることで、画像読取装置300による原稿Gの画像を読み取り動作が開始される。
具体的には、まず、LEDユニット500における複数のLED501が点灯される。点灯された複数のLED501が発した光H0(H01及びH02)は、原稿読取位置Rを所定の角度で照射する。原稿読取位置Rには、主走査方向Yに延びる態様のライン状の光が、副走査方向Xの両側から照射される。
原稿読取位置Rに光が照射された状態において、照明ユニット347及びミラーユニット349それぞれは、副走査方向Xに移動する。照明ユニット347及びミラーユニット349それぞれは、光路Hにおける光路長を一定に保持しながら移動する。
原稿Gからの像光束Hは、第1ミラー321、第2ミラー322及び第3ミラー323に反射された後、結像レンズ357に入射する。
結像レンズ357は、原稿Gの画像をCCD358の受光面に結像させる。CCD358は、受光面に結像された原稿Gの画像情報を電気信号に変換して読み込む。
CCD358により読み込まれた画像情報は、CCD基板361に出力される。そして、CCD基板361に入力された画像情報は、所定の回路基板を介して装置本体Mに出力される(図3参照)。
装置本体Mにおいて、入力された画像情報は、不図示の画像形成制御部に入力される。画像形成制御部は、画像情報に基づいて、画像形成部GKを構成する像担持体としての感光体ドラム2aから2d、帯電部10aから10d、レーザースキャナーユニット4aから4dや現像器16aから16d等を制御する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dには、画像情報に基づいて、所定のトナー画像が形成される。
搬送路Lを介して感光体ドラム2a、2b、2c、2dにより形成される1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dに搬送された用紙Tには、画像情報に基づいて原稿Gの画像と同じ画像が転写される。ここでは、用紙Tには、シェーディング補正用シート371の画像に基づいて、シェーディング補正が行われた画像が転写される。画像が形成された用紙Tは、第1排紙部50a及び第2排紙部50bから装置本体Mの外部に排紙される(図1参照)。
次に、図7により、第1実施形態における画像読取装置300におけるLED501の故障を検出する制御について説明する。図7は、第1実施形態における画像読取装置300の動作を示すフローチャートである。
LED501の故障の検出は、例えば、コピー機1の電源がオンにされた直後に行われる。
図7に示すように、ステップST1において、コピー機1の電源をオンにする。
ステップST2において、照明ユニット347及びミラーユニット349を、副走査方向XにおけるLED故障判定位置に位置させる。LED故障判定位置は、正反射シート373により反射される正反射光が第1ミラー321に向かう位置である。
ステップST3において、制御部610は、LEDユニット500における複数のLED501を全て点灯させるように制御する。
複数のLED501が発した光H0は、正反射シート373の正反射面374を照射する。正反射シート373には、複数のLED501から発光される主走査方向Yに延びる態様のライン状の光が照射される。
ここで、正反射シート373の正反射面374は、副走査方向Xに所定角度傾いて配置されている。この正反射面374の所定の傾き角度は、複数のLED501からの光を結像レンズ357に向かうように正反射が可能な角度である。正反射シート373は、照明部340により照射された光を第1ミラー321に向けて正反射させる。正反射シート373に正反射された光は、第1ミラー321、第2ミラー322及び第3ミラー323に反射された後に、結像レンズ357に入射する。結像レンズ357は、正反射シート373の画像をCCD348の受光面に結像させる。
ステップST4において、CCD358は、受光面に結像された正反射シート373の正反射面374の画像情報を電気信号に変換して読み込む。
ステップST5において、判定部612は、メモリ620に記憶される複数のLED501の基準濃度情報に基づいて、正反射シート373の正反射面374の画像の読取濃度とメモリ620に記憶された基準濃度との差が所定値以上であるか否かを判定する。
具体的には、判定部612は、CCD358により読み取られた正反射シート373の正反射面374の画像の読取濃度と、メモリ620に記憶された複数のLED501の基準濃度情報との差が所定値以上の場合に、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上のLED501が故障であると判定する。
1つ以上のLED501の故障であると判定された場合には、処理は、ステップST6に進む。LED501の故障がないと判定された場合には、処理が終了して、コピー機1は、動作前の待機状態となる。
ステップST6において、検出部611は、判定部612により1つ以上のLED501の故障であると判定されたため、1つ以上のLED501が故障であることを検出する。
ステップST7において、報知部613は、1つ以上のLED501が故障であることを表示部630に表示して報知する。これにより、処理は、終了する。
第1実施形態によれば、例えば、以下の効果が奏される。
第1実施形態のコピー機1においては、原稿Gを載置する読取面302A,302Bを有するコンタクトガラス335A,335Bと、複数のLED501を有するLEDユニット500と、1又は複数のミラー321,322,323と、1又は複数のミラー321,322,323により反射された光束を結像させる結像レンズ357と、LEDユニット500からの光を結像レンズ357に向かうように正反射が可能に読取面302A,302Bに対して副走査方向Xに所定角度傾いて配置される正反射面374を有する正反射シート373と、結像レンズ357の結像位置に配置され、結像レンズ357による結像に基づいて、原稿Gの画像及び正反射シート373の画像を読み取るCCD358と、CCD358により読み取られた正反射シート373の画像の読取濃度に基づいて、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上のLED501の故障を検出する検出部611と、を備える。
そのため、複数のLED501からの光は、正反射シート373により正反射される。正反射シート373により正反射された光束は、光の強度が大きい。従って、CCD358により読み取られた正反射シート373の正反射面374の画像により、LED501の故障を精度よく検出することができる。よって、簡易な構成で、LED501の故障を精度よく検出することができる。
また、第1実施形態のコピー機1においては、検出部611は、メモリ620に記憶された基準濃度情報に基づいて、複数のLED501のうちのいずれか1つ以上のLED501の故障を検出する。そのため、検出部611は、メモリ620に記憶された基準濃度情報に基づいて、LED501の故障を精度よく検出することができる。
また、第1実施形態のコピー機1においては、正反射シート373の正反射面374は、光沢を有する。そのため、正反射面374は、複数のLED501からの光を効率よく反射させることができる。
また、第1実施形態のコピー機1においては、正反射シート373の正反射面は、黒色である。そのため、正反射面374は、複数のLED501からの光を効率よく反射させることができる。
また、第1実施形態においては、正反射シート373の正反射面374は、平面状に形成される。そのため、正反射面374は、複数のLED501からの光を効率よく反射させることができる。
また、第1実施形態のコピー機1においては、LEDユニット500からの光を反射可能な補正用反射面372を有するシェーディング補正用シート371と、シェーディング補正用シート371が取り付けられるシート取り付け部材380と、を備え、正反射シート373は、シート取り付け部材380に取り付けられる。そのため、シート取り付け部材380は、シェーディング補正用シート371と正反射シート373とを取り付けるための共通の取り付け部材とすることができる。これにより、シェーディング補正用シート371と正反射シート373とを同時に設ける際のコストを低減することができる。
次に、本発明のコピー機1の他の実施形態としての第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図8は、第2実施形態における正反射シート373の構成を説明する図である。第2実施形態のコピー機1は、第1実施形態と比べて、主として、正反射シート373Aが設けられる位置が異なる。
第2実施形態における画像読取装置300は、前述の第1実施形態と同様に、原稿搬送部70を備える。原稿搬送部70は、図1に示すように、第1コンタクトガラス335A及び第2コンタクトガラス335Bの上方側に配置される、原稿搬送部70は、原稿Gを第1読取位置へ搬送する。また、第1コンタクトガラス335Aの第1読取面302Aには、原稿搬送部70により搬送される原稿Gが第1読取位置において読み取られるために載置される。第2コンタクトガラス335Bの第2読取面302Bには、原稿搬送部70により搬送されない原稿が第2読取位置において読み取られるために載置される。
第2実施形態においては、図8に示すように、第2実施形態における正反射シート373Aは、副走査方向Xにおいて、第1読取面302Aにおける第1読取位置に対して第2読取面302Bにおける第2読取位置とは反対側に配置される。具体的には、正反射シート373Aは、第1読取面302Aよりも筐体306の左側面306b側の端部寄りに位置する。正反射シート373Aの正反射面374Aについては、第1実施形態の正反射面374の構成と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態のコピー機1によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下のような効果が奏される。
第2実施形態のコピー機1においては、画像読取装置300の基準位置を、筐体306の左側面306b側の端部寄りに設定する場合がある。これは、画像読取装置300が原稿Gの画像を読み取る際に、第1読取位置及び第2読取位置に移動させる照明ユニット347の方向を同一の移動方向(左側面306bから右側面306aに向かう方向)にすることにより、画像の読み取り動作を効率よく行うためである。このような場合に、原稿Gの画像を読み取る際の基準位置と同じ位置において、第2実施形態における正反射シート373Aの正反射面374Aに複数のLED501からの光を照射することにより、LED501の故障の検知を行うことができる。従って、LED501の故障を効率よく検出することができる。
以下、図9及び図10を参照しながら、本発明の実施例及び比較例を用いて、本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例のみに限定されるものでない。図9は、実施例におけるCCD358の出力波形を示す図である。図10は、比較例におけるCCD358の出力波形を示す図である。
(実施例)
実施例は、図4に示す画像読取装置300において、正反射シート373を用いた。正反射シート373は、読取面302A、302Bに対して副走査方向Xに所定角度傾いて配置される。正反射面374における所定の傾き角度は、複数のLED501からの光を結像レンズ357に向かうように正反射が可能な角度である。
実施例において、複数のLED501が全部点灯している場合と、主走査方向Yにおける中央のLED501が1つ消灯している場合とにおいて、主走査方向YにおけるCCD358の出力を測定した。
(比較例)
比較例は、図2に示す画像読取装置300において、実施例の正反射シート373に代えて、水平方向に平行な反射面を有する反射シートを用いた。比較例において、複数のLED501が全部点灯している場合と、主走査方向Yにおける中央のLED501が1つ消灯している場合とにおいて、主走査方向YにおけるCCD358の出力を測定した。
実施例、比較例について、図9及び図10に示す結果が得られた。
図9及び図10において、横軸を主走査方向Yとし、縦軸をCCD出力とした。CCD出力とは、CCD出力のピーク値に対する実際のCCD出力値の割合を示すものであり、単位は%である。また、主走査方向Yの測定位置については、主走査方向Yにおける中央位置を0として、LEDユニット500のLED基板502の一方側へ向かう方向をマイナスとすると共に、LEDユニット500のLED基板502の他方側へ向かう方向をプラスとした。
実施例においては、1つのLED501が消灯している場合には、全部のLED501が点灯している場合と比較して、CCD出力が最も低い値である主走査方向Yの中央位置の0において、CCD出力の差が40%程度(約95%に対して約55%)である。更に、CCD出力が低い値となっている範囲は、主走査方向Yにおける−12mm程度から+13mm程度の範囲に亘っている。
これに対して、比較例においては、1つのLED501が消灯している場合には、全部のLED501が点灯している場合と比較して、CCD出力が最も低い値である主走査方向Yの中央位置の0において、CCD出力の差が12%程度(約100%に対して約88%)である。更に、CCD出力が低い値となっている範囲は、主走査方向Yにおける−25mm程度から+25mm程度の範囲に亘っている。
実施例及び比較例を比較すると、1つのLED501が消灯している部分において、実施例は、比較例に比べて、CCD出力の値がより低い部分を有しており、CCD出力の値の低い範囲が狭くなっている。
従って、画像読取装置300は、実施例における正反射シート373を備えることにより、CCD出力の値の低い部分が顕著であるため、LED501の故障を精度よく検出することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、前述の実施形態においては、正反射シート373の正反射面374の形状を平面状に形成したが、これに制限されない。正反射シート373の正反射面374の形状を曲面状に形成してもよい。
本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンター、ファクシミリ、又はこれらの複合機などであってもよい。
シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
1……コピー機(画像形成装置)、70……原稿搬送部、300……画像読取装置、302A……第1読取面(載置面)、302B……第2読取面(載置面)、321……ミラー、322……ミラー、323……ミラー、335A……第1コンタクトガラス(光透過性部材)、335B……第2コンタクトガラス(光透過性部材)、357……結像レンズ、371……シェーディング補正用シート(補正用基準部材)、372……補正用反射面、373……正反射シート(正反射部材)、374……正反射面、380……シート取り付け部材(取り付け部材)、411……検出部、500……LEDユニット(発光部)、501……LED(発光部材)、611……検出部、620……メモリ(記憶部)、X……副走査方向、Y……主走査方向、G……原稿

Claims (6)

  1. 原稿を載置する載置面を有する光透過性部材と、
    前記光透過性部材における前記載置面と反対側に配置される発光部であって、主走査方向に所定間隔をあけて並んで配置される複数の発光部材を有する発光部と、
    前記発光部からの光が前記原稿で反射した光束を反射させる1又は複数のミラーと、
    前記1又は複数のミラーにより反射された光束を結像させる結像レンズと、
    前記発光部からの光を前記結像レンズに向かうように正反射が可能に前記載置面に対して副走査方向に所定角度傾いて配置される正反射面を有する正反射部材と、
    前記結像レンズの結像位置に配置され、前記結像レンズによる結像に基づいて、前記原稿の画像及び前記正反射部材の画像を読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた前記正反射部材の画像の読取濃度に基づいて、前記複数の発光部材のうちのいずれか1つ以上の発光部材の故障を検出する検出部と、
    前記光透過性部材の上方側に配置され、前記原稿を第1読取位置へ搬送する原稿搬送部と、を備える画像読取装置であって、
    前記載置面は、前記原稿搬送部により搬送される原稿が前記第1読取位置において読み取られるために載置される第1読取面と、前記原稿搬送部により搬送されない原稿が第2読取位置において読み取られるために載置される第2読取面と、を有して構成されており、
    前記正反射部材は、副走査方向において前記第1読取位置に対して前記第2読取位置とは反対側に配置されており、
    前記画像読取装置は、前記発光部を含む照明ユニットを、基準位置と、前記第1読取位置と、前記第2読取位置と、に移動可能なユニット移動機構を更に備え、
    前記照明ユニットの前記基準位置は、副走査方向において前記第1読取位置に対して前記第2読取位置とは反対側の位置であって、前記正反射部材が前記発光部からの光を前記結像レンズに向かうように正反射させる位置である
    画像読取装置。
  2. 前記複数の発光部材のいずれもが故障していない場合における前記正反射部材の画像の読取濃度を基準濃度情報として記憶する記憶部を更に備え、
    前記検出部は、前記記憶部に記憶された前記基準濃度情報に基づいて、前記複数の発光部材のうちのいずれか1つ以上の発光部材の故障を検出する
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記正反射面は、光沢を有する
    請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記正反射面は、黒色である
    請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記正反射面は、平面状に形成される
    請求項1から4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の画像読取装置を備える
    画像形成装置。
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