JP2014236328A - 画像読取装置、画像形成装置、及びコンピュータープログラム - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、及びコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子の各画素における電荷のオーバーフローを抑制して、ユーザーの作業効率の低下を抑制できる画像読取装置を提供する。【解決手段】画像読取装置3は、被写体40の画像を読み取る。画像読取装置3は、白基準部材19と光沢基準部材17とを備える。白基準部材19は、白基準データを生成するための部材である。光沢基準部材17は、白基準部材19よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい部材である。【選択図】図2

Description

本発明は、被写体の画像を読み取る画像読取装置、画像形成装置、及びコンピュータープログラムに関する。
ユーザーは、画像読取装置に、用紙の画像を読み取らせるだけでなく、光沢部分を含む立体物(以下、本明細書において、「光沢物」と記載する。)を読み取らせる場合がある。光沢物は、例えば、キャッシュカード(刻印された文字部分、銀色若しくは金色での塗装部分)、衣服(ボタン、デコレーション部分)、貴金属などである。
画像読取装置により光沢物が読み取られると、光沢物で鏡面反射した強い光が撮像素子(光電変換素子)に入射する。従って、用紙の画像を読み取ることを目的として光源の光量が調整された画像読取装置では、撮像素子の飽和露光量以上の光量の光が入射することになる。その結果、撮像素子の1画素に蓄積できる電荷の容量を超え、電荷が隣接画素へオーバーフローし、読み取った光沢物の画像に異常が発生する。
特許文献1の画像読取装置では、白基準板を読み取った後、光沢物を読み取っている最中に、予め設定された値以上のレベルを有する画素信号が撮像素子から出力されたときに、撮像素子の各画素への電荷蓄積時間を短くする。そして、短くされた電荷蓄積時間で、再び白基準板を読み取り、光沢物の読み取りを再度行う。その結果、画像読取装置は、撮像素子の各画素における電荷のオーバーフローを抑制できる。
特開平10−200689号公報
しかしながら、特許文献1の画像読取装置では、被写体(読み取り対象物)が複数の光沢部分を有している場合は、予め設定された値以上のレベルを有する画素信号が撮像素子から出力されるたびに、被写体の読み取り動作が繰り返し行われる。特に、被写体の読み取り動作の序盤及び中盤だけでなく、終盤にも光沢部分が存在すると、繰り返し動作の回数だけでなく、繰り返し動作の時間も増加する。その結果、ユーザーの作業効率も低下する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像素子の各画素における電荷のオーバーフローを抑制して、ユーザーの作業効率の低下を抑制できる画像読取装置、画像形成装置、及びコンピュータープログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点による画像読取装置は、被写体の画像を読み取る。画像読取装置は、白基準部材と、光沢基準部材とを備える。白基準部材は、白基準データを生成するための部材である。光沢基準部材は、前記白基準部材よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい。
本発明の第2の観点による画像形成装置は、本発明の第1の観点による画像読取装置と、画像形成部とを備える。画像形成部は前記被写体の前記画像を形成する。
本発明の第3の観点によるコンピュータープログラムは、被写体の画像を生成するためのコンピュータープログラムである。コンピュータープログラムは、光源から光が照射された光沢基準部材を撮像素子に撮像させる手順と、前記撮像素子によって取得された撮像信号に基づいて前記光源の光量を制御する手順とをコンピューターに実行させる。前記光沢基準部材は、白基準データを生成するための白基準部材よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい。
本発明によれば、白基準部材よりも入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい光沢基準部材を設けている。被写体(例えば、光沢物)の画像を読み取る前に、光源から光沢基準部材に光を照射する。従って、光沢基準部材からの反射光に基づいて、被写体の画像を読み取る際の光源の光量を制御できる。その結果、被写体の読み取りの繰返し動作を発生させることなく、撮像素子の各画素における電荷のオーバーフローを抑制できるとともに、ユーザーの作業効率の低下を抑制できる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置の光沢基準部材及び光源の説明図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像読取装置が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る光沢物読取の前処理を示すフローチャートである。 (a)RGBバランスを調整していない画素濃度データの説明図である。(b)RGBバランスを調整した画素濃度データの説明図である。 本発明の実施形態に係る光沢基準部材の他の例を示す模式図である。 (a)本発明の実施形態に係る光源の他の例を示す模式図である。(b)本発明の実施形態に係る光源のさらに他の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置3を備えた画像形成装置1の概略構成を示す図である。画像形成装置1は、本実施形態において複写機である。画像形成装置1は、画像読取装置3と、印刷装置4とを備える。印刷装置4は、定着部5と、画像形成部7と、用紙搬送部9と、給紙部11とを含む。給紙部11は、画像形成装置1の下部に設けられる。用紙搬送部9は、給紙部11の側方に設けられる。画像形成部7は、用紙搬送部9の上方に設けられる。定着部5は、画像形成部7よりも、用紙搬送方向の下流側に設けられる。画像読取装置3は、画像形成部7及び定着部5の上方に設けられる。
画像読取装置3は、被写体カバー13、コンタクトガラス15、光沢基準部材17、及び白基準部材19を含む。画像読取装置3は、コンタクトガラス15、光沢基準部材17、及び白基準部材19の下方に、光源21、ミラー23、キャリッジ25、ミラー27、ミラー29、キャリッジ31、レンズ33、撮像素子35、複数本のワイヤ37(図1では、便宜上1本のみ図示)、及びドラム39を含む。
画像読取装置3は、コンタクトガラス15の上に載置された被写体40の画像を読み取り、被写体40の画像データを生成する。被写体40は、画像読取装置3による読取対象物であり、用紙等の原稿の他、光沢物(光沢部分を含む立体物)及び光沢物以外の立体物を含む。以下、画像読取装置3の詳細を説明する。
まず、光沢基準部材17について説明する。光沢基準部材17は、白基準部材19よりも、入射光に対する鏡面反射光(正反射光)の割合が大きい。鏡面反射とは、鏡の面での反射のように反射の法則に従う光の反射のことである。これに対して、拡散反射とは、鏡面反射を除いた拡散的な光の反射のことである。従って、反射光には、鏡面反射光及び拡散反射光が含まれる。入射光に対する鏡面反射光の割合は、例えば、鏡面反射率又は鏡面光沢度によって表される。鏡面反射率は、鏡面反射において反射放射束の入射放射束に対する比、つまり、鏡面反射において反射光束の入射光束に対する比である(JIS Z 8741)。鏡面光沢度は、規定した光源及び受光器の角度にて鏡面方向に対象物から反射する光束と、所定の屈折率(例えば、1.567)のガラスから鏡面方向に反射する光束との比である(JIS K 5600−4−7)。
本実施形態では、画像読取装置3は、通常読取モードと光沢物読取モードとを有する。通常読取モードは、原稿、及び光沢物以外の立体物を読み取るときに選択される。光沢物読取モードは、光沢物を読み取るときに選択される。
画像読取装置3は、光沢物読取モードが選択された場合、光沢基準部材17の画像を読み取り、読み取った画像に基づいて、光源21が照射する光の光量を制御する。画像読取装置3は、光源21から光量が制御された光を白基準部材19に照射し、白基準データを生成する。また、画像読取装置3は、光源21を消灯して、黒基準データを取得する。その後、光源21から光量が制御された光を被写体40(例えば、光沢物)に照射し、被写体40の画像を読み取る。
以上のように、本実施形態によれば、画像読取装置3は、白基準部材19よりも入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい光沢基準部材17を設けている。被写体40(例えば、光沢物)の画像を読み取る前に、光源21から光沢基準部材17に光を照射する。従って、光沢基準部材17からの反射光に基づいて、被写体40の画像を読み取る際の光源21の光量を制御できる。その結果、被写体の読み取りの繰返し動作を発生させることなく、撮像素子35の各画素(各受光素子)における電荷のオーバーフローを抑制できるとともに、ユーザーの作業効率の低下を抑制できる。
次に、白基準部材19について説明する。白基準部材19は、本実施形態では、白基準板である。白基準部材19は、主走査方向に沿って延びている。白基準部材19は、シェーディング補正のための白基準データを生成するための部材である。シェーディング補正により、白基準データ及び黒基準データに基づいて、撮像素子35を構成する各画素(各受光素子)の感度の不均一性、被写体40に照射した光の光量の不均一性、及び反射光を結像するレンズ33による結像の不均一性を補正する。
ここで、主走査方向は、Y軸及びZ軸に垂直なX軸に沿った方向である。副走査方向は、Y軸の正方向に沿った方向である。本実施形態では、Z軸に沿った方向は鉛直方向であり、Y軸に沿った方向及びX軸に沿った方向は、それぞれ、水平面に沿った方向である。
次に、被写体カバー13から光学系までを説明する。被写体カバー13は、画像形成装置1の最上面に配置される。被写体カバー13は開閉可能である。ユーザーは、被写体カバー13を開けて、被写体40をコンタクトガラス15に載せる。そして、ユーザーは、被写体カバー13を閉じて、被写体カバー13で被写体40を押さえる。
光学系の構造を説明する。光源21及びミラー23は、キャリッジ25に取り付けられている。光源21及びミラー23の各々は、主走査方向に沿って延びている。光源21及びミラー23は、Z軸に沿った方向に並んで配置される。光源21は、ミラー23の上方に配置される。ミラー27及びミラー29は、キャリッジ31に取り付けられる。ミラー27及びミラー29の各々は、主走査方向に沿って延びている。
複数本のワイヤ37の一方端はキャリッジ25及びキャリッジ31に取り付けられる。複数本のワイヤ37の他方端はドラム39に接続される。ドラム39は、ステッピングモーターを駆動源として、正逆回転する。その結果、キャリッジ25及びキャリッジ31は、副走査方向に沿って自在に移動できる。
光学系における光の経路を説明する。光源21は、コンタクトガラス15を介して、被写体40に光を照射する。本実施形態では、光源21は、白色光源である。光源21が照射した光は、被写体40により反射される。反射光は、ミラー23、ミラー27、及びミラー29により、レンズ33に導かれる。レンズ33は、反射光を集光して、撮像素子35に入力する。撮像素子35は、入力された反射光をアナログ電気信号に変換する光電変換素子である。つまり、撮像素子35は、光源21から照射されて被写体40に反射された光によって被写体40を撮像する。本実施形態では、撮像素子35は、CCD(Charge Coupled Device)である。
光学系における走査について説明する。撮像素子35は、主走査方向に沿ってライン状に配置された複数の画素(複数の受光素子)を含む。また、光源21は、主走査方向に沿ってライン状に延びている。従って、撮像素子35は、主走査方向にライン単位で被写体40を撮像する。光源21は、ドラム39の回転に応じて、ホームポジションから副走査方向に移動しながら、被写体40に光を照射するため、撮像素子35は、ライン単位の読み取りを副走査方向に連続して繰り返し行って、被写体40の全体を撮像する。光源21のホームポジションは、本実施形態では、白基準部材19の下方の位置である。
ここで、被写体40からの反射光は、撮像素子35に入力される前にカラーフィルター(図示せず)によって色分解された後に、撮像素子35に入力される。本実施形態では、反射光は、複数の異なる色成分に分解される。本実施形態では、反射光は、光の三原色(R(赤)、G(緑)、及びB(青))に色分解される。従って、撮像素子35は、RGBの各々に対して、複数の画素(複数の受光素子)を有する。本実施形態では、Rに対応する1画素とGに対応する1画素とBに対応する1画素との1セットを1画素とみなす。従って、1画素が、R成分、G成分、及びB成分を有する。
以上、画像読取装置3について説明した。次に、印刷装置4について説明する。給紙部11は、複数の給紙カセット67、及び手差しトレイ41を含む。給紙カセット67の各々は、記録媒体である用紙65を収容する。手差しトレイ41は、手差しの用紙を供給する。給紙ローラー63の回転により、複数の給紙カセット67のうち選択された給紙カセット67から、用紙65が1枚ずつ用紙搬送部9に送り出される。手差しトレイ41には、給紙カセット67に収容された用紙65とは異なるサイズの用紙、封筒、又はOHPシート等の記録媒体が載置される。そして、手差しトレイ41は、載置された記録媒体を用紙搬送部9に送り出す。
用紙搬送部9に送られた用紙65は、用紙搬送経路61を経由して画像形成部7に向けて搬送される。画像形成部7は被写体40の画像を形成する。具体的には、次の通りである。画像形成部7は、電子写真プロセスによって、用紙65にトナー像を形成する。このため、画像形成部7は、回転可能に支持された感光体47、帯電部49、露光部51、現像部53、転写部55、クリーニング部57、及び除電部59を含む。帯電部49、露光部51、現像部53、転写部55、クリーニング部57、及び除電部59は、感光体47の周囲に配置される。
帯電部49は、高電圧を印加される帯電ワイヤを備える。帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体47表面に所定電位が与えられると、感光体47表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取装置3によって読み取られた被写体40の画像データに基づく光が、露光部51により感光体47表面に照射されると、感光体47表面の電位が選択的に減衰され、感光体47表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像部53が感光体47表面の静電潜像を現像し、感光体47表面にトナー像を形成する。用紙65が感光体47と転写部55との間に供給されることにともなって、転写部55は用紙65にトナー像を転写する。
トナー像が転写された用紙65は定着部5に向けて搬送される。定着部5では、用紙65が加熱及び加圧され、用紙65上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着された用紙65は、排出ローラー対45によって排出トレイ43上に排出される。
転写部55によって用紙65へトナー像が転写された後、感光体47表面に残留しているトナーは、クリーニング部57により除去される。また、感光体47表面の残留電荷は除電部59により除去される。そして、感光体47は帯電部49によって再び帯電され、以降同様にして画像形成が行われる。
[光沢基準部材及び光源の詳細]
図2は、光沢基準部材17及び光源21の説明図である。光沢基準部材17は、半球よりも小さい、球面形状の一部を有する。また、光沢基準部材17は、鉛直下方向に向かって湾曲する形状を有する。光沢基準部材17は、光源21の発光部71の位置に依存して、被写体40が載置される面、つまり、コンタクトガラス15の表面の法線方向(本実施形態では鉛直方向)に沿って、発光部71からの入射光を鏡面反射する面を有する。従って、光沢基準部材17が鏡面反射した反射光77は、反射部材73と反射部材75との間を通って、図1に示したミラー23、ミラー27、及びミラー29に反射されて、レンズ33を介して、撮像素子35に入射する。
ここで、水平線に対する発光部71から光沢基準部材17への光の照射角度を角度αとする。反射光77は、鏡面反射するため、発光部71から光沢基準部材17への光の入射角度βは、反射光77の反射角度βと一致する。角度の単位を「度」で表すと、β=(90−α)/2である。
光沢基準部材17は、例えば、金属を研磨することにより、又は合成樹脂若しくはガラスにメッキを施すことにより、白基準部材19よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きくなるように形成される。入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい多くの光沢物の読み取りに対応できるように、光沢基準部材17における入射光に対する鏡面反射光の割合は、極力大きいほうが好ましい。なお、光沢基準部材17の内部は、空洞であってもよいし、その他の構造を有してもよい。
次に、光源21について説明する。光源21は、発光部71、反射部材73、及び反射部材75を含む。発光部71、反射部材73、及び反射部材75の位置関係は固定されている。従って、発光部71、反射部材73、及び反射部材75は、位置関係が固定された状態で、キャリッジ25に固定され、キャリッジ25とともに移動する。発光部71、反射部材73、及び反射部材75の各々は、主走査方向に沿って延びている。反射部材73及び反射部材75の各々は、断面弧状の曲面形状を有する。
発光部71は、本実施形態では、ランプである。ランプは、例えば、蛍光管又はLED(Light Emitting Diode)である。発光部71は光を発光する。発光部71は、光源21の位置に応じて、光沢基準部材17、白基準部材19、又は被写体40に光を照射する。
反射部材73及び反射部材75の各々は、発光部71が発光した光を反射する。反射部材73及び反射部材75の各々は、光源21の位置に応じて、光沢基準部材17、白基準部材19、又は被写体40に反射光を照射する。反射部材73及び反射部材75の向きにより、光の照射方向が設定される。反射部材75は、反射部材73に対向して配置される。反射部材75は、発光部71が発光した光を反射して発光部71及び反射部材73とは異なる方向から光沢基準部材17に照射する。
図2の例では、光沢基準部材17は、発光部71から直接入射する光及び反射部材73から入射する光を鉛直方向に沿って鏡面反射する面を有する。
以上、本実施形態によれば、光沢基準部材17は、曲面形状を有する。従って、鉛直方向に沿って入射光を鏡面反射する面を簡易に形成できる。また、光沢基準部材17は、球面形状の一部を有する。従って、光沢基準部材17を球により形成する場合と比較して、部材量を削減可能で、コストを低減でき、また、省スペースを実現できる。
また、光沢基準部材17は、鉛直方向に沿って入射光を鏡面反射する面を有する。従って、撮像素子35は、光沢基準部材17から強度の高い反射光77を受光でき、強度の高い反射光77に基づき光源21の光量を制御できる。その結果、光沢物を被写体40とする際に、撮像素子35の各画素における電荷のオーバーフローを効果的に抑制できる。
[画像読取装置の電気的構成]
以下、図1及び図3を参照して、画像読取装置3の電気的構成を説明する。図3は、画像読取装置3の電気的構成を概略的に示すブロック図である。画像読取装置3は、システムLSI(Large Scale Integration)101、外部メモリー103、ステッピングモーター105、光量制御回路107、光源21、AFE(アナログフロントエンド)109、撮像素子35、及び操作パネル104を含む。操作パネル104は、画像形成装置1の状態及び各種メッセージを表示するとともに、ユーザーから画像形成装置1への入力を受け付ける。例えば、ユーザーは、操作パネル104を操作して、通常読取モードあるいは光沢物読取モードのいずれかを選択する。なお、操作パネル104はドライバー等(図示せず)を含む。ステッピングモーター105はドライバー等(図示せず)を含む。
システムLSI101は、制御回路115(制御部)、内部メモリー117、画像処理回路119(画像処理部)、及び画像処理メモリー121を含む。外部メモリー103、内部メモリー117、及び画像処理メモリー121の各々は、RAM、ROM、フラッシュメモリー等の半導体メモリーを含んでいてもよい。
制御回路115は、外部メモリー103又は内部メモリー117に格納されたコンピュータープログラムを実行して、画像読取装置3及び印刷装置4の動作を制御するコンピューターである。なお、内部メモリー117は、制御回路115による作業領域、データ格納領域等としても利用される。以下、制御回路115による画像読取装置3の制御を説明する。
制御回路115は、外部メモリー103又は内部メモリー117に格納されたコンピュータープログラムを実行して、操作パネル104、ステッピングモーター105、光量制御回路107、撮像素子35、AFE109、及び画像処理回路119を制御する。
まず、光沢物読取モードが選択された場合を説明する。制御回路115は、光沢基準部材17を読み取り、光源21の発光部71の光量を制御する。具体的には、次の通りである。
読取開始前は、光源21はホームポジションに位置する。制御回路115は、ステッピングモーター105を駆動し、ドラム39を回転させ、光源21を副走査方向と逆方向に移動させる。制御回路115は、光源21の移動と並行して、光量制御回路107を制御し、光源21から光沢基準部材17に光を照射する。
光源21の発光部71の光量の制御は、例えば、次のようにして実行される。制御回路115は、光量制御パラメーターに従って、光量制御回路107に発光部71の光量を制御させる。光量制御パラメーターは、発光部71が発光する光の光量を制御するためのパラメーターである。本実施形態では、光量制御パラメーターは発光部71の点灯期間である。つまり、本実施形態では、発光部71の点灯期間を制御することにより光量が制御される。発光部71の点灯期間が長いほど光量は増加し、発光部71の点灯期間が短いほど光量は減少する。
光量制御パラメーターが示す点灯期間は、主走査方向に沿った1ラインの走査期間において、発光部71が点灯する期間のことである。従って、発光部71は、副走査方向に移動しながら、光量制御パラメーターが示す点灯期間での発光を周期的に繰り返す。なお、例えば、光量制御パラメーターの初期値は、通常読取モード時の光量制御パラメーター、あるいは前回の光沢物読取モードで設定された光量制御パラメーターである。
以上により、光量制御パラメーターに基づき光量が制御される。以下、光沢物読取モードでの光量制御パラメーターを「光沢物パラメーター」と記載する。次に、光沢物パラメーターの設定方法を具体的に説明するため、図1及び図3を参照して、光源21の移動、撮像素子35、AFE109、及び画像処理回路119について説明し、「画素濃度データ」を定義する。
光源21は、副走査方向と逆方向に移動しながら、光沢基準部材17に光を照射する。光源21の移動と並行して、撮像素子35は、主走査方向での光沢基準部材17の撮像を副走査方向と逆方向に連続して繰り返し行って、光沢基準部材17を撮像する。このようにして、撮像素子35は、光沢基準部材17に反射された光によって光沢基準部材17を撮像する。制御回路115は、光沢基準部材17の撮像完了後に、ステッピングモーター105を制御して、光源21をホームポジションに戻す。
撮像素子35は、光沢基準部材17からの反射光をアナログ電気信号に変換してAFE109に出力する。撮像素子35が出力するアナログ電気信号を「撮像信号」と記載する。撮像信号は、複数の画素信号を含む。複数の画素信号の各々は、複数の色成分を含む。本実施形態では、複数の画素信号の各々は、R(赤)成分、G(緑)成分、及びB(青)成分を含む。制御回路115による制御を受けて、AFE109は、撮像素子35が出力した撮像信号を増幅し、補正を施して(オフセット補正等)、デジタル電気信号に変換し、システムLSI101に出力する。AFE109が出力するデジタル電気信号を「撮像データ」と記載する。撮像データは、複数の画素信号に対応する複数の画素データから構成される。
画像処理回路119は、制御回路115の制御を受けて、AFE109が出力した撮像データの各画素データを量子化し、画像データを生成し、内部メモリー117に格納する。本実施形態では、RGBの各成分に対して、8ビットで量子化が行われる。従って、画像データに含まれる各画素データにおいて、RGBの各成分は、0〜255の値を取り、濃度(すなわち、輝度)を示す。以下、量子化された画素データを「画素濃度データ」と定義する。
本実施形態では、以上のように、画素濃度データが定義される。次に、画素濃度データに基づく光沢物パラメーターの設定方法を具体的に説明する。
制御回路115は、光沢基準部材17の画像データの全画素濃度データのうち、ピーク値(最大値)PVを示す画素濃度データを取得する。画素濃度データはRGB成分を有する。従って、例えば、制御回路115は、1画素濃度データをRGBの平均値として、全画素濃度データから、ピーク値PVを取得してもよい。また、例えば、制御回路115は、1画素濃度データに含まれるRGBの各成分を1画素濃度データとみなし、全画素濃度データからピーク値PVを取得する。
制御回路115は、ピーク値PVが規定濃度値(規定輝度値)Dに対して±xの範囲内になるように光沢物パラメーターを設定し、内部メモリー117に保持する。その結果、例えば、光沢物パラメーターは、通常読取モード時よりも発光部71の光量が減少するように設定される。
なお、規定濃度値Dに幅xを持たせたのは、次の理由による。環境(例えば、温度、電源の状態)に依存して、撮像素子35が出力する画素信号にバラツキが発生するため、画素濃度データにもバラツキが発生する。このバラツキを考慮して、幅xを設定してもよい。幅xは、画素濃度データのバラツキを考慮して、実験的及び/又は経験的に定められる。例えば、画素濃度データのRGBの各成分が0〜255の値で表される場合、幅x=5である。
以上、光沢物パラメーターの設定方法の具体例を説明した。次に、図1及び図3を参照して、白基準データ、黒基準データ、及び画像処理について順番に説明し、その後、通常読取モードでの動作を簡単に説明する。
光沢物パラメーターの設定後、光沢基準部材17を読み取る場合と同様にして、制御回路115は、光沢物パラメーターに基づく光量の下で白基準部材19を読み取る。画像処理回路119は、読み取り結果に基づき白基準データを生成し、画像処理メモリー121に格納する。なお、白基準データは、RGBごとに生成される。
次に、制御回路115は、光源21を消灯して、撮像素子35に撮像処理を行わせる。画像処理回路119は、撮像結果に基づき黒基準データを生成して、画像処理メモリー121に格納する。なお、黒基準データは、RGBごとに生成される。
なお、光沢基準部材17の撮像データを量子化する際は、画像処理メモリー121に格納されている、デフォルトの白基準データ及び黒基準データ、あるいは最新の白基準データ及び黒基準データが使用される。
次に、制御回路115は、被写体40を読み取り、画像処理回路119に画像処理を実行させる。具体的には、次の通りである。制御回路115は、光沢基準部材17を撮像する場合と同様にして、ステッピングモーター105を制御して、光源21を移動し、光沢物パラメーターに基づき制御された光量の光を被写体40(例えば、光沢物)に照射して、撮像素子35に、被写体40を撮像させる。そして、画像処理回路119は、撮像素子35及びAFE109を介して、被写体40の撮像データを取得する。
画像処理回路119は、白基準データ及び黒基準データに基づいて、被写体40の撮像データを量子化し、被写体40の画像データを生成する(シェーディング補正)。また、画像処理回路119は、被写体40の画像データに対して、他の様々な画像処理(例えば、画像処理メモリー121に格納されたγデータに基づくγ補正)を施し、処理後の画像データを外部メモリー103に格納する。なお、図1の露光部51は、被写体40の画像データに基づく光を感光体47表面に照射する。従って、印刷装置4は、画像読取装置3が生成した画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する。
次に、通常読取モードが選択された場合を説明する。通常読取モードでは、画像読取装置3は、光沢基準部材17に基づく光源21の光量を制御する処理を実行しない。従って、通常読取モードのために予め設定されている光量制御パラメーターに基づく光量で光を照射するように、光量制御回路107は、光源21の発光部71を制御する。白基準データの生成処理、黒基準データの取得処理、被写体40の読取処理、及び画像処理(シェーディング補正、γ補正等)は、光沢物読取モードでのそれぞれの処理と同様であり、説明を省略する。
以上、図1、図2、及び図3を参照して、説明したように、本実施形態に係る画像読取装置3では、光沢物読取モードにおいて、撮像素子35は、光源21から照射されて光沢基準部材17に反射された光によって光沢基準部材17を撮像する。そして、制御回路115は、撮像素子35によって取得された撮像信号に基づいて光源21から照射される光の光量を制御する。光源21は、制御回路115により制御された光量の光を被写体40に照射する。そして、撮像素子35は、光源21から照射されて被写体40に反射された光によって被写体40を撮像する。
本実施形態によれば、光沢物読取モードにおいて、被写体40の読み取り動作の開始前に光沢基準部材17を読み取り、光源21の光量を制御できるので、その後の被写体40の読み取り動作も一回で行うことができる。その結果、撮像素子35の各画素における電荷のオーバーフローを抑制できるとともに、ユーザーの作業効率の低下を抑制できる。また、光沢基準部材17という簡易な構成で、光量制御のためのハードウェアを構築でき、コストを抑制できる。
また、本実施形態に係る画像読取装置3では、光沢物読取モードにおいて、光源21は、光沢基準部材17に基づき制御回路115により制御された光量の光を白基準部材19に照射する。そして、撮像素子35は、光源21から照射されて白基準部材19に反射された光によって白基準部材19を撮像する。従って、光沢物を被写体40とする場合に好適な白基準データを生成できる。
[画像読取装置における処理の流れ]
図3及び図4を参照して処理の流れを説明する。図4は、画像読取装置3が実行する光沢物読取処理を示すフローチャートである。光沢物読取処理は、制御回路115が外部メモリー103又は内部メモリー117に格納されたコンピュータープログラムを実行することにより実現される。コンピュータープログラムは、被写体40の画像を生成するためのコンピュータープログラムである。
ステップS1にて、制御回路115は、現在のモードが光沢物読取モードか否かを判定する。現在のモードが光沢物読取モードの場合(ステップS1でYes)、制御はステップS3に進む。ステップS3、及びステップS3より後の処理は、ユーザーがスキャン(あるいはコピー)のスタートボタン(図示せず)を押下したことに応じて開始される。
一方、現在のモードが通常読取モードの場合(ステップS1でNo)、制御は、ステップS3をスキップして、ステップS5に進む。ステップS5、及びステップS5より後の処理は、ユーザーがスキャン(あるいはコピー)のスタートボタンを押下したことに応じて開始される。
ステップS3では、制御回路115は、光沢物読取の前処理を実行する。光沢物読取の前処理の完了後、制御はステップS5に進む。
図5は、ステップS3における光沢物読取の前処理を示すフローチャートである。ステップS31にて、制御回路115は、光沢基準部材17を読み取る。具体的には、次の通りである。制御回路115は、ステッピングモーター105を制御して、光源21を移動し、光源21から光沢基準部材17に光を照射して、撮像素子35に、光沢基準部材17を撮像させる。そして、制御回路115は、撮像素子35、AFE109、及び画像処理回路119を介して、光沢基準部材17の画像データを取得する。なお、光沢物読取の前処理におけるループの最初のステップS31では、制御回路115は、光量制御パラメーターの初期値に基づき、光量制御回路107に光源21の発光部71の光量を制御させる。2回目及び2回目より後のステップS31では、発光部71は、ステップS39又はステップS41で制御された光量の光を発光する。
ステップS33にて、制御回路115は、光沢基準部材17の画像データの画素濃度データのうち、ピーク値(最大値)PVを示す画素濃度データを取得する。ステップS35にて、制御回路115は、ピーク値PVが所定範囲内か否か、つまり、第1所定値(D−x)以上第2所定値(D+x)以下か否かを判定する。ピーク値PVが所定範囲内であると判定されると(ステップS35でYes)、制御回路115は、現在の光量制御パラメーターを光沢物パラメーターとして確定し、内部メモリー117に格納し、光沢物読取の前処理を終了する。そして、制御は図4のステップS5に進む。
一方、ピーク値PVが所定範囲内にないと判定されると(ステップS35でNo)、制御はステップS37に進む。ステップS37にて、制御回路115は、ピーク値PVが規定濃度値Dを超えているか否かを判定する。超えていると判定された場合(ステップS37でYes)、制御はステップS39に進む。一方、ピーク値PVが規定濃度値Dを超えていないと判定された場合(ステップS37でNo)、制御はステップS41に進む。
ステップS39では、制御回路115は、光源21の発光部71の光量を減少させる処理を実行する。具体的には、次の通りである。制御回路115は、発光部71の光量が減少するように光量制御パラメーターを再設定し、光量制御パラメーターを内部メモリー117に格納する。つまり、制御回路115は、光量制御パラメーターが示す点灯期間を所定時間tfだけ短くする。所定時間tfは実験的及び/又は経験的に定められる。そして、制御回路115は、再設定した光量制御パラメーターに基づいて、発光部71の光量を減少させるために光量制御回路107を制御する。
一方、ステップS41では、制御回路115は、発光部71の光量を増加させる処理を実行する。具体的には、次の通りである。制御回路115は、光量制御パラメーターを発光部71の光量が増加するように再設定し、光量制御パラメーターを内部メモリー117に格納する。つまり、制御回路115は、光量制御パラメーターが示す点灯期間を所定時間tfだけ長くする。そして、制御回路115は、再設定した光量制御パラメーターに基づいて光源21の発光部71の光量を増加させるために光量制御回路107を制御する。
以上、制御回路115は、ピーク値PVが所定範囲内になるまで(ステップS35でYes)、ステップS31〜ステップS41の処理を繰り返し、ピーク値PVが所定範囲内になったときの光量制御パラメーターを光沢物パラメーターとして設定し、光沢物パラメーターを内部メモリー117に格納する。そして、制御は、図4のステップS5に進む。
図3及び図4に戻って、光沢物読取処理の説明を続ける。ステップS5にて、制御回路115は、白基準部材19を読み取り、白基準データを生成する。具体的には、制御回路115は、光沢物パラメーターに基づき光量が制御された光を白基準部材19に照射するように光源21を制御する。そして、制御回路115は、白基準部材19を撮像するように撮像素子35を制御し、さらに、白基準データを生成するように画像処理回路119を制御する。ステップS7にて、制御回路115は、消灯するように光源21を制御し、さらに、黒基準データを生成するように画像処理回路119を制御する。
ステップS9にて、制御回路115は、被写体40(例えば、光沢物)を読み取り、被写体40の撮像データを取得する。具体的には、次の通りである。制御回路115は、光沢物パラメーターに基づき光量が制御された光を被写体40に照射するように光源21を制御する。そして、制御回路115は、被写体40を撮像するように撮像素子35を制御し、さらに、AFE109を介して、被写体40の撮像データを取得する。
ステップS11にて、制御回路115は、被写体40の撮像データに基づき画像データを生成するように画像処理回路119を制御し、さらに、画像データに対して画像処理を実行するように画像処理回路119を制御する。画像処理回路119は、処理後の画像データを外部メモリー103に格納する。画像処理は、例えば、シェーディング補正、γ補正、後述するRGBバランスの調整である。制御回路115は、画像処理後の画像データに基づく画像を操作パネル104に表示する。そして、操作パネル104を介したユーザーからの指示を受けて、制御回路115は、画像を出力(例えば、印刷又は画像ファイルとして出力)する。
その後、制御回路115は、光源21の光量を通常読取モードのために予め設定された光量に戻し、モードを通常読取モードに設定する。つまり、制御回路115は、光量制御パラメーターを、予め設定された通常読取モードのための値に設定し、モードを通常読取モードに設定する。あるいは、制御回路115は、光沢基準部材17による光量制御と同様にして(図4のステップS3、図5)、白基準部材19による光量制御を実行し、モードを通常読取モードに設定する。この場合は、図5のステップS35及びステップS37における規定濃度値Dは、通常読取モードのために設定された値になる。なお、通常読取モード時の光量制御パラメーターは、一定値に固定してもよい。
一方、通常読取モードでのステップS5〜ステップS11の処理は、光源21の発光部71の光量以外は、光沢物読取モードでのステップS5〜ステップS11の処理と同様であり、説明を省略する。
以上、本実施形態に係るコンピュータープログラムは、光源21から光が照射された光沢基準部材17を撮像素子35に撮像させる手順(ステップS31)と、撮像素子35によって取得された撮像信号に基づいて光源21の光量を制御する手順(ステップS33〜ステップS41)とをコンピューターである制御回路115に実行させる。
その結果、光沢物を被写体とする際に、被写体の読み取りの繰返し動作を発生させることなく、撮像素子35の各画素(各受光素子)における電荷のオーバーフローを抑制できるとともに、ユーザーの作業効率の低下を抑制できる。
また、本実施形態に係るコンピュータープログラムは、光沢基準部材17に基づき光量が制御された光を白基準部材19に照射して、白基準部材19に基づく白基準データを生成する手順(ステップS5)をさらに制御回路115に実行させる。従って、光沢物を被写体40とする場合に好適に制御された光量の光に基づき、白基準データを生成できる。その結果、より高品質な光沢物の画像を生成できる。
[RGBバランスの調整]
次に、図4のステップS11の画像処理の一例として、RGBバランスの調整処理を説明する。RGBバランスの調整はシェーディング補正に伴って実行される。AFE109が出力した撮像データの各画素データはRGBの各成分を含む。R成分、G成分、及びB成分を、それぞれ、R成分データ、G成分データ、及びB成分データと記載する。通常読取モードでは、画像処理回路119は、画素データのR成分データがR成分の白基準データを超える場合、白色を示す濃度データの極限値(真っ白=255)にR成分データを設定することによって、画素濃度データのR成分とする。G成分及びB成分についても同じである。
ただし、光沢物読取モードでは、画像処理回路119は、次のようなRGBバランスの調整を実行する。光沢基準部材17に基づき光源21の光量が制御されているが、被写体40としての光沢物によっては、撮像データに含まれる画素データのR成分データ、G成分データ、及びB成分データの全部又は一部が白基準データを超える場合もある。そこで、画像処理回路119は、撮像データに含まれる画素データのR成分データ、G成分データ、及びB成分データのうち1つ又は2つが閾値データTh(例えば、白基準データ)を超えた場合、当該画素データのR成分データ、G成分データ、及びB成分データを、白色を示す濃度データの極限値(真っ白=255)に設定して、画素濃度データのR成分、G成分、及びB成分とする。その結果、RGBバランスが調整され、違和感の小さい、光沢物(被写体40)の画像を生成できる。以下、図6を参照して理由を説明する。
図6(a)は、RGBバランスを調整していない画素濃度データの説明図である。図6(b)は、RGBバランスを調整した画素濃度データの説明図である。図6(a)及び図6(b)において、横軸は、撮像素子35において主走査方向に沿ってライン状に配置された画素の位置を示し、縦軸は、画素濃度データに含まれるRGBの各成分が示す濃度データを示す。曲線R1、曲線G1、及び曲線B1は、それぞれ、画素濃度データのR成分が示す濃度データ、G成分が示す濃度データ、及びB成分が示す濃度データである。図6(a)に示すように、領域Aに配置された画素に対応する画素濃度データにおいて、R成分が示す濃度データが飽和している。一方、G成分及びB成分が示す濃度データは飽和していない。
RGB成分のうち1色又は2色の濃度データが飽和すると、色のバランスが崩れてしまい、読み取った光沢物(被写体40)の画像に違和感が発生する場合がある。そこで、図6(b)に示すように、領域Aに配置された画素に対応する画素濃度データのRGB成分の全てを、白色を示す濃度データの極限値に設定する。白色を示す濃度データの極限値は光沢に近い状態を表すので、RGB成分の全てを極限値に設定することでRGBバランスを調整して、光沢物(被写体40)の画像に発生する違和感を抑制する。
以上のように、本実施形態では、画像処理回路119は、R成分データ、G成分データ、及びB成分データのうち少なくとも1つの色成分データが閾値データThを超えたことに応じて、R成分データ、G成分データ、及びB成分データを白色を示す濃度データの極限値に設定することによって、RGBバランスの調整を実行する。
[光沢基準部材の他の例]
図7は、本発明の実施形態に係る光沢基準部材17の他の例を示す模式図である。他の例に係る光沢基準部材170は、半球より小さい、球面形状の一部を有する。また、光沢基準部材170は、鉛直線に対して斜め下方向に向かって湾曲する形状を有する。
光沢基準部材170は、被写体40が載置される面の法線方向(本実施形態では鉛直方向)に沿って、発光部71から直接入射する光、反射部材73から入射する光、及び反射部材75から入射する光を反射する面を有する。光沢基準部材170からの反射光177のうち、鏡面反射光は、図2を参照して説明した光沢基準部材17による反射光77と比較して少ない。ただし、光沢基準部材170は、鉛直方向に沿って、2方向から入射する光を反射する。従って、1方向から入射した光の反射光と比較して、強度の高い反射光177を得ることができる。
断面三日月状の光沢基準部材170は、発光部71に向かって凸状になるように形成される。他の例として、光沢基準部材170は、反射部材75に向かって凸状になるように形成されてもよい。
光沢基準部材170は、例えば、金属を研磨することにより、又は合成樹脂若しくはガラスにメッキを施すことにより、白基準部材19よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きくなるように形成される。光沢基準部材170の内部は、空洞であってもよいし、その他の構造を有してもよい。
以上、本実施形態によれば、光沢基準部材170は、曲面形状を有している。従って、発光部71、反射部材73、及び反射部材75から照射された光が、鉛直方向に沿って反射される面を簡易に形成できる。また、光沢基準部材170は、球面形状の一部を有する。従って、光沢基準部材17と同様に、コストの低減及び省スペース化を実現できる。
また、光沢基準部材170は、発光部71が照射した光及び発光部71とは異なる方向から反射部材75が照射した光を鉛直方向に沿って反射する面を有する。従って、撮像素子35は、光沢基準部材170から強度の高い反射光を受光できる。その結果、光沢物を被写体40とする際に、撮像素子35の各画素における電荷のオーバーフローを効果的に抑制できる。
[光源の他の例]
図8(a)及び図8(b)は、本発明の実施形態に係る光源21の他の例を示す模式図である。他の例に係る光源21は、R(赤)成分の光を発光するLED71R(発光部)、G(緑)成分の光を発光するLED71G(発光部)、B(青)成分の光を発光するLED71B(発光部)を含む。他の例に係る光源21は、図2の光源21に代えて用いられる。
図8(a)の光源21では、ライトガイド72の両端部にLED71R、LED71G、及びLED71Bが設けられている。ライトガイド72は、主走査方向に沿って(X軸方向に沿って)延び、LED71R、LED71G、及びLED71Bの光を導く。LED71R、LED71G、及びLED71Bの光は、ライトガイド72により、ライン状に均等に、光沢基準部材17、白基準部材19、又は被写体40に照射される。なお、ライトガイド72の一方の端部だけにLED71R、LED71G、及びLED71Bを設けるようにしてもよい。
図8(b)の光源21は、LED71R、LED71G、及びLED71Bの各々が、主走査方向に沿って(X軸方向に沿って)配置されることにより形成される。
画像読取装置3が図8の光源21を搭載する場合は、撮像素子35に入力される前に反射光を色分解するためのカラーフィルターは不要である。例えば、LED71R、LED71G、及びLED71Bを異なるタイミングで発光し、撮像素子35は、R成分の反射光、G成分の反射光、及びB成分の反射光を、異なるタイミングで受光する。この場合は、撮像素子35は、RGBそれぞれに対して画素(受光素子)を設ける必要はない。
制御回路115が、光沢基準部材17に基づいて光源21の光量を制御する場合は、LED71R、LED71G、及びLED71Bの各々に対して、光沢物パラメーターを設定して、LED71R、LED71G、及びLED71Bごとに光量を制御する。従って、制御回路115は、画素濃度データのR成分、G成分、及びB成分の各々に対して、図5の処理を実行する。つまり、制御回路115は、異なる色(R、G、B)ごとに撮像素子35によって取得された光沢基準部材17の撮像信号に基づいて、異なる色に対応するLED71R、LED71G、及びLED71Bごとに光量を制御する。その結果、光沢物を被写体40とする際に、異なる色ごとに、撮像素子35の各画素における電荷のオーバーフローを抑制できる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、以下のような変形も可能である。以下、光沢基準部材17及び光沢基準部材170を含む本発明の実施形態に係る光沢基準部材を総称して「光沢基準部材M」と表記する。
(1)図2及び図7の光沢基準部材Mは、半球より小さい球面形状の一部を有している例を示した。ただし、光沢基準部材Mの形状は、これらに限定されない。例えば、光沢基準部材Mは、曲面形状を有する。曲面形状は、例えば、球状、半球状、又は半球より大きい球面形状である。例えば、曲面形状は、円筒状、半円筒状、又は円筒を円筒の中心軸に沿った面により切断した形状である。この場合、光沢基準部材Mは、主走査方向に沿って延びるように形成される。
(2)図3を参照して説明した実施形態では、発光部71の光量を制御するための光量制御パラメーターは、発光部71の点灯期間である場合を例示した。ただし、光量制御パラメーターは、点灯期間に限定されない。例えば、光量制御パラメーターは、発光部71に供給する電流の電流値である。電流値が大きいほど発光部71の光量は増加し、電流値が小さいほど発光部71の光量は減少する。電流値を光量制御パラメーターにする場合は、例えば、発光部71の点灯期間は一定値に固定する。また、例えば、光量制御パラメーターは、発光部71の点灯期間と発光部71に供給する電流の電流値との双方である。
(3)図2及び図7の光沢基準部材Mの主走査方向に沿った長さは、被写体載置面の主走査方向に沿った長さより短い。被写体載置面は、コンタクトガラス15の表面において、被写体40の読み取りが可能な範囲の面である。一方、ミラー23、ミラー27、及びミラー29の各々の主走査方向に沿った長さは、被写体載置面の主走査方向に沿った長さと同じ、又は若干長い。従って、撮像素子35は、光沢基準部材Mを撮像する場合でも、光沢基準部材Mが存在しない領域も撮像している。その結果、撮像素子35が出力する撮像信号には、光沢基準部材Mの像が含まれない多くの画素信号が含まれる。
そこで、制御回路115は、撮像素子35によって取得された撮像信号のうち、光沢基準部材Mの像を含む所定領域の撮像信号に基づいて、光源21の発光部71の光量を制御することもできる。その結果、制御回路115の処理量を低減できる。
また、光源21として、図8(b)の光源21を採用する場合、全LED71R、全LED71G、及び全LED71Bのうち、光沢基準部材Mが存在する領域のLED71R、LED71G、及びLED71Bだけを点灯させることもできる。その結果、消費電力を抑制できる。
さらに、副走査方向と逆方向に光沢基準部材Mを走査する際に、光沢基準部材Mが存在する領域の全てを走査するのではなく、撮像素子35が光沢基準部材Mからの鏡面反射光77又は強度の高い反射光177を受光できる副走査方向に沿った領域だけを走査することもできる。その結果、光沢基準部材Mの走査時間を短縮できる。
(4)図1では、光沢基準部材Mは、光沢基準部材Mとコンタクトガラス15とで白基準部材19を挟むように配置されている場合を例示した。ただし、光沢基準部材Mの配置は、図1に示した配置に限定されない。例えば、光沢基準部材Mは、白基準部材19とコンタクトガラス15との間に配置される。
(5)図3の制御回路115は、操作パネル104を通じたユーザーの入力に従って、光量制御回路107に、光源21の発光部71から照射される光の光量を制御させることもできる。例えば、制御回路115は次の制御を実行する。制御回路115は、光沢物読取モードにおいて、図4のステップS11における画像処理後の画像データに基づく画像を操作パネル104に表示する。この画像データは、光量制御後に撮像素子35によって取得された撮像信号に基づく画像データである。そして、ユーザーは、操作パネル104に表示された画像を見て、操作パネル104から光量制御パラメーターを入力する。制御回路115は、ユーザーが入力した光量制御パラメーターに基づいて、光量制御回路107に、光源21から照射される光の光量を制御させる。そして、制御回路115は、撮像素子35に被写体40(例えば、光沢物)を撮像させ、画像データを取得する。
以上のように、制御回路115は、撮像素子35によって取得された撮像信号に基づいて光源21から照射される光の光量を制御した後、ユーザーからの入力に従って、光源21から照射される光の光量を制御する。その結果、光量の微調整が可能となって、個々の被写体40に応じて適切な光量を設定できる。
(6)図3〜図5では、制御回路115が、ステッピングモーター105、光量制御回路107、撮像素子35、AFE109、及び操作パネル104を制御する場合を例示した。ただし、これらの要素は、1つの制御回路(コンピューター)によって制御される場合に限定されず、複数の制御回路(コンピューター)によって制御されてもよい。また、制御回路115と画像処理回路119とは、1チップに搭載されたが、異なるチップに形成されてもよい。つまり、本発明は、ハードウェアを分散して形成するか、ハードウェアを一体として形成するかに依存することはない。また、図3では、画像処理回路119は、制御回路115の制御を受けて動作する場合を例示した。ただし、画像処理回路119は、コンピュータープログラムを実行して、適宜、制御回路115と通信しながら、画像処理を実行してもよい。また、制御回路115は、印刷装置4の動作も制御したが、印刷装置4を制御する制御回路(コンピューター)を別個に設けてもよい。
(7)図4及び図5の各ステップは、順番を特に明示していない限り、図示した順番に限定されない。
(8)本実施形態の画像読取装置3では、カラーフィルター(図示せず)又はLED71R、LED71G、及びLED71Bを使用し、被写体40のカラー画像を取得した(例えば、図8参照)が、本発明の適用はカラー画像を読み取る場合に限定されない。カラーフィルター、並びにLED71R、LED71G、及びLED71Bを使用することなく、画像読取装置3は、被写体40のモノクローム画像を取得することもできる。
(9)画像読取装置3は、撮像素子35としてCCDを用いるCCD方式を採用している。ただし、撮像素子35としてCMOSイメージセンサーを用いるCIS(Contact Image Sensor)方式を採用することもできる。
(10)画像形成装置1は、複写機に限定されない。例えば、画像形成装置1は、複写機、プリンター、及び/若しくはファクシミリの機能を備えた複合機、又は、プリンター若しくはファクシミリである。画像読取装置3は、スキャナー単体として使用することもできる。
本発明は、立体物の画像を読み取り可能な画像読取装置、及び画像読取装置を部品として含む画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
3 画像読取装置
7 画像形成部
17 光沢基準部材
19 白基準部材
21 光源
35 撮像素子
40 被写体
71 発光部
73 反射板
75 反射板
101 システムLSI
103 外部メモリー
104 操作パネル
105 ステッピングモーター
107 光量制御回路
115 制御回路
119 画像制御回路
121 画像処理メモリー
170 光沢基準部材
71R LED(R成分)
71G LED(G成分)
71B LED(B成分)

Claims (10)

  1. 被写体の画像を読み取る画像読取装置であって、
    白基準データを生成するための白基準部材と、
    前記白基準部材よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい光沢基準部材と
    を備える画像読取装置。
  2. 前記光沢基準部材は、前記被写体を載置する面の法線方向に沿って入射光を鏡面反射する面を有する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記光沢基準部材は、曲面形状を有する、請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 光を照射する光源と、
    前記光源から照射されて前記光沢基準部材に反射された光によって前記光沢基準部材を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子によって取得された撮像信号に基づいて前記光源から照射される光の光量を制御する制御部と
    をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記撮像素子によって取得された前記撮像信号に基づいて前記光源から照射される光の光量を制御した後、ユーザーからの入力に従って、前記光源から照射される光の光量を制御する、請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記光源は、前記制御部により制御された光量の光を前記白基準部材に照射し、
    前記撮像素子は、前記光源から照射されて前記白基準部材に反射された光によって前記白基準部材を撮像し、
    前記光源は、前記制御部により制御された光量の光を前記被写体に照射し、
    前記撮像素子は、前記光源から照射されて前記被写体に反射された光によって前記被写体を撮像する、請求項4又は請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記光源は、各々が互いに異なる色の光を発光する複数の発光部を含み、
    前記制御部は、前記異なる色ごとに前記撮像素子によって取得された前記撮像信号に基づいて、前記異なる色に対応する前記発光部ごとに光量を制御する、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 画像処理部をさらに備え、
    前記光源は、前記制御部により制御された光量の光を前記被写体に照射し、
    前記撮像素子は、前記光源から照射されて前記被写体に反射された光によって前記被写体を撮像し、
    前記撮像素子によって取得された前記被写体の像を含む撮像信号は、複数の画素信号を含み、
    前記画像処理部は、前記画素信号に含まれる複数の色成分に基づく複数の色成分データのうち、少なくとも1つの色成分データが閾値データを超えたことに応じて、前記複数の色成分データを白色を示す濃度データの極限値に設定する、請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記被写体の前記画像を形成する画像形成部と
    を備える、画像形成装置。
  10. 被写体の画像を生成するためのコンピュータープログラムであって、
    光源から光が照射された光沢基準部材を撮像素子に撮像させる手順と、
    前記撮像素子によって取得された撮像信号に基づいて前記光源の光量を制御する手順と
    をコンピューターに実行させ、
    前記光沢基準部材は、白基準データを生成するための白基準部材よりも、入射光に対する鏡面反射光の割合が大きい、コンピュータープログラム。
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