JPS62157470A - 情報読取装置 - Google Patents

情報読取装置

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JPS62157470A
JPS62157470A JP60293536A JP29353685A JPS62157470A JP S62157470 A JPS62157470 A JP S62157470A JP 60293536 A JP60293536 A JP 60293536A JP 29353685 A JP29353685 A JP 29353685A JP S62157470 A JPS62157470 A JP S62157470A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は光電変換素子を用いて画情報の読み取りを行う
情報読取装置に関する。
「従来の技術」 ファクシミリ装置あるいはある種の複写機のように、原
稿上の画情報を電気信号に変換して読み取る読取装置で
は、光電変換素子として固体撮像素子が広く用いられて
いる。
第14図はこのような装置の一例を示したものである。
プラテン1には原稿2がその読取面を下に向けて載置さ
れている。プラテン1のすぐ下には、原稿2を照射する
1本の螢光ランプ3が原稿2の主走査方向に配設されて
いる。螢光ランプ3による原稿2の反射光はレンズ4に
入射し、固体撮像素子5に光学像を結ぶようになってい
る。固体撮像素子5は例えばCCDを用いた一次元撮像
素子であり、原稿2を副走査方向に移動させることによ
り、ラスクスキャン方式で画情報の読み取りを行うよう
になっている。
このような記録装置では、白紙状態の原稿のようにその
濃度が1ラインにわたって均一な場合でも、固体撮像素
子5の光電変換出力が不均一なものとなる。この原因の
1つとして、光源の輝度分布のバラツキがある。第15
図はこれを説明するためのものである。螢光灯3を光源
として使用した場合には、原稿2の読み取りラインの中
央部に光線6が最も集中する。原稿2の中央部分で最も
照度が高くなり、端部に向うほどこれが低下するので、
これにより光電変換出力が大きく変化する。
光電変換出力が不均一となるその他の原因とじては、コ
サイン4乗則によって、レンズ40周辺部分の光量が低
下すること、および固体撮像素子5の素子の感度の不均
一等が挙げられる。
このように固体撮像素子5の光電変換出力が不均一とな
ると、アナログ画信号を2値化する段階等の信号処理の
過程に悪影響を及ぼし、画質を劣化させる原因となる。
第16図は画信号の2値化の段階における画質の劣化を
説明するためのものである。原稿の読み取りラインに、
同図aに示すような画情報7(白黒情報)が存在すると
する。
固体撮像素子からは、これに対して同図すに示すような
不均一な光電変換出力8が得られる。これをあるスレッ
ショルド・レベルで2値化するとする。この場合、lラ
インの中央部分で黒の画情報に相当する信号レベルが白
の画情報として誤って2値化される可能性があり、1ラ
インの端部近傍では白の画情報に相当する信号レベルが
黒の画情報として誤って2値化される可能性がある。従
って、例えば同図すに示すようなスレッショルド・レベ
ル11を設定したとすると、同図Cに示すように元の画
情報に比べてかなり劣化したディジタル画信号9が得ら
れる。なお、例えばディザ法等の擬似的な中間調再現方
法ではスレッショルド・レベルをマトリックスの位置に
応じて変化させて2値化を行うが、同様な原理で画像の
劣化が生じることは当然である。
このような画像処理時における画情報の劣化を防止する
ために、A/D (アナログ・ディジタル)変換器とA
/D変換後のディジタルデータを記憶するRAM (ラ
ンダム・アクセス・メモリ)、およびシェーディング補
正を行うためのROM (’J−ド・オンリ・メモリ)
を用いた情報読取装置が存在する。この装置では、まず
白地のラインを固体撮像素子によって読み取り、第17
図aに示すように、lラインにわたる光電変換出力(シ
ェーディング波形)11を得る。次にこれをA/D変換
器を用いてディジタル量に変換し、RAMに記憶させる
。この後、実際に画信号の読み取りが行われる段階で、
RAMから各主走査位置に対応したディジタル量を読み
出し、これをA/D変換後の実際の画信号と共にROM
に入力する。ROMには、実際の画信号をRAMから読
み出された補正用のデータで補正する演算内容が書き込
まれており、シェーディングの補正された画信号が得ら
れることとなる。
ところが従来のこのような情報読取装置では、ROMに
大容量のものを使用する必要があった。
例えば前記した例では、ROMが8ビツトの2倍の16
ビツトのデータをアドレス情報として入力することとな
り、補正後の出力データが8ビツトとすれば、その容量
は524にビットも必要となった。
そこで、本発明者は先にこのような点を改良した情報読
取装置を提案した。
第18図は、この情報読取装置を表わしたものである。
この装置で原稿読取装置21はCCD等の固体撮像素子
を備えており、クロック発生器22から出力されるクロ
ック信号23に同期してビットシリアルに画像の読み取
りを行う。
(1)まずこの提案では、原稿読取装置21に光がなん
ら入射しない無人売時における固体撮像。
素子の出力を調べる。このため、原稿読取装置21の図
示しない光源を消灯しておき、出力される信号24を増
幅器25に入力させて増幅させる。
増幅後の信号26はA/D変換器27に入力される。A
/D変換器27は遅延回路28で所定時間だけ遅延され
たクロック信号29に同期して画信号を1画素ずつA/
D変換し、nビットのパラレルテ°−夕として出力する
A/D変換器27によって得られた変換信号32は、ス
イッチ回路33に供給される。スイッチ回路33はこの
状態で、図示のように接点A側に接続されている。従っ
てこの無人売時のデータ(以下無人売時データCiとい
う。)は、RAM34へ書き込まれることになる。この
無人売時データCiは、原稿の読み取り時等においてア
ドレスカウンタ36から供給されるアドレス情報によっ
て読み出され、シェーディング補正の第it階の処理が
行われることになる。
第19図はこのような補正の必要性を説明するために1
次元CCDイメージセンサの構造を表わしたものである
。1次元CCDイメージセンサは、この図に示すように
アレイ状の光電変換素子41を有している。この光電変
換素子41の奇数番目の画素についての光電変換後の出
力は蓄積電極42に一時的に蓄積され、また偶数番目の
画素についての光電変換後の出力は蓄積電極43に一時
的に蓄積されるようになっている。これら蓄積された信
号電荷はシフトゲート44.45を経てシフトレジスタ
46.47にパラレルに入力される。
このようにしてシフトレジスタ46.47にセットされ
た信号電荷は、転送りロック(図示せず)によって1画
素ずつシフトされ、出力部48に供給される。出力部4
8では、奇数番目の画素と偶数番目の画素についての信
号を1画素ずつ交互に画信号49として出力する。
このように通常の1次元CCDイメージセンサでは、奇
数番目の画素と偶数番目の画素が異なった経路で信号処
理を受ける。このため、出力部48から出力される画信
号の基底レベルは奇数番目と偶数番目で異なってくる。
これを補正するために無人売時データCiを求めておき
、これをRAM 34に記憶しておくのである。
(ii )このようにしてRAM34への無人売時デー
タC1の書き込みが終了したら、原稿読取装置21はシ
ェーディング補正用の白地リファレンスデータWiと原
稿の画像データDiの読み取りを行う。ここで白地リフ
ァレンスデータW1は主走査方向全域が所定濃度の白色
になっている読取対象を走査したとき得られる信号であ
り、光量の不均一等を補正するために用いられるもので
ある。
白地リファレンスデータWiと原稿の画像データDiの
読み取りが行われる状態では、スイッチ回路33は接点
B側に接続されている。スイッチ回路33からこの白地
リファレンスデータWiまたは原稿の画像データDiの
出力が行われているとき、RAM34からはそれぞれの
主走査位置に対応した無人売時データCiが読み出され
、これと共に減算器51に供給される。減算器51では
、白地リファレンスデータWiまたは原稿の画像デ−タ
Diから無人売時データCiを減算する。そして、基底
レベルの補正された白地リファレンスデータ(Wi −
Ci)または黒レベルの補正された原稿の画像データ(
D i −Ci )としてシェーディング補正回路52
に供給する。
(iii )シェーディング補正回路52では、白地リ
ファレンスデータ(Wi−Ci)を1主走査ラインにわ
たって記憶し、原稿の読み取りが行われる段階で逐次入
力される画像データ(Di−Ci)との間で割算を行い
、シェーディング補正された画信号53として出力する
ことになる。もちろん、このような割算の代わりに、白
地リファレンスデータ(Wi−Ci)および画像データ
(Di−Ci)をそれぞれ対数変換し、これらの差を求
めたのち逆対数変換を行っても同様な結果を得ることが
できる。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで第20図は、A/D変換器27(第18図)の
入力する信号波形の一例を表わしたものである。同図で
1番上の波形は、白地リファレンスデータWiを表わし
ており、真中に位置する波形は原稿の読み取り時に出力
される画像データD】をそれぞれ表わしている。1番下
の波形は、無人売時データCiを表わしている。この図
で横軸は1主走査ラインを表わしており、縦軸は光電変
換素子としてのCCDの出力レベルを表わしている。
ところで白地リファレンスデータWiおよび画像データ
Diは光電変換素子によって読み取られた結果得られた
データであるが、無人売時データ′clはこれと異なる
。従って、原稿やこれを載置するプラテンガラスの状態
によってはシェーディングの補正が理想的には行われな
い場合がある。
第21図および第22図はこれを説明するためのもので
ある。このうち第21図では、プラテンガラス55の直
下に配置された照射用の2つの螢光ランプ56.56が
消灯されている。この状態では、プラテンガラス55か
らCCD (図示せず)に向かう光線はなく、無人売時
データCiの読み取りが行われることになる。ところが
現実の読み取りではこのような状況は存在しない。
第22図は現実における最も黒い原稿部分57Bを読み
取る状態を表わしたものである。プラテンガラス55に
原稿が載置された場合には、これがどんなに黒いもので
あっても、それはすべての光を吸収する程には黒くなく
、その表面から多少の光線の反射がある。またプラテン
ガラス55の表面からも光線の反射が存在する。従って
、原稿の読み取りの基準に用いる“黒色”の画信号は、
無人光状態で作り出された無人売時データCiよりも、
現実の装置で黒の画像領域を読み取って得られた黒の画
信号(以下黒地リファレンスデータという)の方がより
現実に適するということになる。
これを更に細かく言えば、シェーディング補正に用いる
黒地リファレンスデータは、読み取りに用いられる原稿
の黒の部分とほぼ同一の状態の画像を読み取った場合の
データであることが好ましい。これは第23図に示す一
般的な印刷用原稿57−1の場合には、反射光がほぼ散
乱光になるのに対して、第24図に示す、ように光沢の
ある原稿57−2の場合には反射光が垂直方向に集中し
、従って両者の間で表面反射率が異なってくるからであ
る。すなわち、同じ濃度の原稿であっても、CODに入
射される光線の量が異なり、CCDの出力レベルが異な
ってくる。
第25図はこれを表わしたものである。同図で実線Iは
適切なリファレンスデータを用いて原稿の読み取りを行
った場合であり、原稿の濃度とCCDの出力濃度が比例
関係を保っている。ところが、読み取られる原稿よりも
反射率の高い、すなわちより光沢のある部材を読み取っ
てリファレンスデータを作成すると、同図■で示すよう
にCCDの出力濃度が原稿の高濃度側で強調されてしま
い、忠実な濃度再現を行うことができない。
反対に、読み取られる原稿が反射率が高く、リファレン
スデータを作成するための読取部材が通常の反射率を有
している場合には、同図■で示すようにCODの出力濃
度が原稿の高濃度側で低下してしまい、この場合にも忠
実な濃度再現を行うことができない。
以上のことから、原稿57の状態に応じて黒地リファレ
ンスデータを求めなければ理想的なシェーディング補正
を行えないことがわかる。
同様なことは白基準濃度データについてもいえる。第2
6図は基準となる白い原稿部分57Wが読み取られる状
態を表わしたものである。白い原稿部分57Wの表面反
射率が実際に読み取られる原稿の部分と異なれば、白側
の理想的なシェーディング補正を行うことができない。
そこで本発明の目的は、実際の装置や原稿の状態に適し
たシェーディング補正を行うことのできる情報読取装置
を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明では、光電変換素子と、この光電変換素子の出力
する信号をアナログ・ディジタル変換するアナログ・デ
ィジタル変換器と、光電変換素子が黒の画素を読み取っ
た場合に前記したアナログ・ディジタル変換器から出力
される信号を黒地リファレンスデータとして記憶する黒
地リファレンスデータ記憶手段と、原稿の読み取りが行
われるときアナログ・ディジタル変換器から出力される
画信号とこれに対応する主走査位置の前記しプこ黒地リ
ファレンスデータとの差を求め、これにより光電変換素
子の出力特性の補正を行う第1の特性補正手段と、この
第1の特性補正手段から出力される信号のうち原稿の読
み取りによって得られた画信号のレベルを基準となる白
地の画像を読み取った場合に得られる白地リファレンス
データによって補正する第2の特性補正手段とを情報読
取装置に具備させる。
ここで第1の特性補正手段は例えば減算器によって構成
することができる。また黒地リファレンスデータと白地
リファレンスデータのうちの少なくとも一方を2種類以
上作成するためのリファレンスデータ作成用読取部材が
画像の読取部に配置されており、読み取られる原稿の種
類によって所望のリファレンスデータが作成されるよう
になっていれば、原稿の種類に係わらず良好な読み取り
を行うことができる。もちろん、原稿に応じたリファレ
ンスデータ作成用部材を画゛像の読取部に着脱自在に配
置されるように、リファレンスデータ作成用読取部材取
付手段を装置に具備させてもよい。
なお、リファレンスデータ作成用読取部材の読み取りに
際しては、レンズ等の光学系を焦点ぼけの状態にしてお
くことが、データのノイズ成分を除去するうえで有効で
ある。また、光電変換素子が複数ラインの読み取りを行
い、これら読み取られたデータを各主走査位置ごとに平
均化することも同様にを効である。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の情報読取装置の要部を表わしたもので
ある。この情報読取装置の装置本体61の上部には、プ
ラテンガラス55が配置されている。プラテンガラス5
5の上面には、原稿57およびリファレンスデータ作成
用部材62が密着するようになっている。原稿57はプ
ラテンカバー63によって覆われ、またリファレンスデ
ータ作成用部材62はリファレンスカバー64によって
外部から遮光されている。プラテンガラス55の下には
水平方向(副走査方向)に往復動するキャリフジ(図示
せず)が配置されており、この中に螢光ランプ56等の
光学部品が配設されている。
螢光ランプ56を出射した後、原稿57あるいはリファ
レンスデータ作成用部材62によって反射された光線は
、第1〜第3のミラー66〜68によってその進路を変
えられる。そして光学レンズ69を通過してCCD71
上に到達し、ここで光電変換されることになる。
C0D71による読み取りは、まずリファレンスデータ
作成用読取部材62について行われる。
リファレンスデータ作成用読取部材62には、第2図に
示すように主走査方向に細長い用紙を使用しており、そ
の半分の幅に帯状に黒色のインク72を塗布している。
この塗布部分が黒地リファレンスデータ作成用読取部材
62Bとして、また白色の地色部分が白地リファレンス
データ作成用読取部材62Wとして用いられる。リファ
レンスデータ作成用読取部材62は用紙の表面反射率に
応じて数種類用意されており、この情報読取装置に使用
される原稿の紙質等に応じて適宜選択して使用されるよ
うになっている。
さて情報読取装置の図示しないスタートボタンが押され
ると、前記したキャリッジが副走査方向に移動を開始し
、最初に黒地リファレンスデータ作成用読取部材62B
の読み取りが行われる。これにより黒地リファレンスデ
ータBiが作成されて、次に説明するようにメモリに記
憶される。
キャリッジが更に移動していくと、CCD71は次に白
地リファレンスデータ作成用読取部材62Wの読み取り
を行う。このとき白地リファレンスデータWiが作成さ
れる。白地リファレンスデータW1は黒地リファレンス
データBiによってそのデータ内容を修正され、修正後
の白地リファレンスデータ(Wi−Bi)がシェーディ
ング補正のために他のメモリに記憶される。
更にキャリッジが移動すると、CCD71は原稿57の
読み取りを開始することになる。このとき読み取られた
画像データDiは黒地リファレンスデータB1によって
そのデータ内容を修正され、修正後の画像データ(Di
−Bi)についてシェーディングの補正が行われること
になる。
第3図は、白地リファレンスデータW1と黒地リファレ
ンスデータB1、それに画像データDiの一例を表わし
たものである。同図で破線は無人売時データC1を参考
的に表わしたものである。
この情報読取装置によってシェーディングの補正された
画像データをD(I)とすると、これは次式によって表
わすようなものとなる。
第4図は、以上概略を説明したシェーディング補正処理
を行う情報読取装置の回路構成の概要を表わしたもので
ある。この図で第18図と同一の部分には同一の符号を
付し、それらの説明を適宜省略する。
さてこの情報読取装置では、A/D変換器27から25
6段階(8ビツト)の変換信号32が出力され、スイッ
チ回路33に供給される。原稿読取装置21が黒地リフ
ァレンスデータ作成用読取部材62Bの読み取りを行っ
ている状態では、これが黒地リファレンスデータBiと
してRAM43に書き込まれる。このとき、スイッチ回
路33とRAM430間に平均値演算回路を設け、黒地
リファレンスデータBiを複数ライン分入力してこれら
の平均値を算出した後、RAM34に書き込みを行って
もよい。また装置によっては、この黒地リファレンスデ
ータBiの読み取りを行っている間は、原稿読取装置2
1の光学系を焦点ぼけの状態に設定しておくことも読取
位置の微妙な濃淡等のノイズを取り除く上で有効である
。同様の配慮は、白地リファレンスデータWiの作成時
にも有効である。
RAM34への黒地リファレンスデータB1の書き込み
が終了したら、次に白地リファレンスデータW1の作成
が行われる。白地リファレンスデータWiも8ビツトの
パラレルデータとしてスイッチ回路33から出力される
。このとき、アドレスカウンタ36は対応する主走査位
置の黒地リファレンスデータBiが格納されたアドレス
をアドレス情報74として指示し、RAM34から対応
するデータBiの読み出しが行われる。減算器51はこ
れら両リファレンスデータWiSBiの差を求め、白地
リファレンスデータ(Wi−Bi)としてシェーディン
グ補正回路52に供給する。
第5図はこの実施例で用いられているシェーディング補
正回路の概要を表わしたものである。シェーディング補
正回路52に供給された白地リファレンスデータ(Wi
−Bi)は対数変換器75に供給される。第6図はこの
対数変換器75の変換テーブルの内容を表わしたもので
ある。この変換内容は次の式で表わされる。
出力データ= ・・・・・・(1) ただし、INTEGERは整数を意味し、また出力デー
夕の上限は“255”であり、これを越える値になった
ときも、この値に抑えられる。
対数変換によって得られた変換信号76は、スイッチ回
路77に供給される。スイッチ回路77は白地リファレ
ンスデータ(W i −B i )の読み取りを行った
この状態で、図示のように接点A側に接続されている。
従って白地リファレンスデータ(W i −B i )
はアドレス情報74に応じてRAM78の対応する番地
に順次書き込まれていくことになる。1主走査ライン分
の白地リファレンスデータ(Wi−Bi)の書き込みが
終了すると、シェーディング補正のための準備が完了す
る。
この後、画像の読み取りが開始する。シェーディング補
正回路52に供給された画像データ(Di−Bi)は、
対数変換器75によって同様に対数変換され、今度はス
イッチ回路77のB接点を経て減算器79に入力される
。このとき、アドレスカウンタ36(第4図)は同一主
走査位置の白地リファレンスデータ(Wi−Bi)が読
み出されるようにアドレス情報74をRAM78に供給
する。RAM78から出力される白地リファレンスデー
タ(W i −B i )も減算器79に供給され、両
者−の減算が行われる。
このようにして各主走査ラインごとに減算器79から繰
り返し出力される減算後のデータは逆対数変換器81に
入力され、逆対数変換が行われる。この結果として、シ
ェーディングの補正された画信号53が得られることに
なる。
「変形例」 以上説明した実施例では、リファレンスデータ作成用読
取部材62として1対の黒地リファレンスデータ作成用
読取部材62Bと白地リファレンスデータ作成用読取部
材62Wをプラテンガラス55上に密着配置させるよう
にしたが、これでは、異なった表面反射率等を有する原
稿を使用するとき、厳密な意味でリファレンスデータ作
成用読取部材62を交換する必要が生じてくる。このよ
うな煩雑さを除去するためには、黒地リファレンスデー
タ作成用読取部材62B等を予め読取位置に複数用意し
ておき、所望の読取部材を用いてリファレンスデータを
作成するようにすればよい。
第7図は本発明の一変形例としてこのように所望のリフ
ァレンスデータを選択することのできる情報読取装置の
リファレンスデータ読取部を表わしたものである。この
変形例では、プラテンガラス55とリファレンスカバー
64の間に、一般原稿用の黒地リファレンスデータ作成
用読取部材628Nと、光沢原稿用の黒地リファレンス
データ作成用読取部材62BSの計2組の黒色用読取部
と、一般原稿用の白地リファレンスデータ作成用読取部
材62WNと、光沢原稿用の白地リファレンスデータ作
成用読取部材62WSの計2組の白色用読取部がそれぞ
れ配置されている。
これらの読取部材の配置は、第7図に示すような順序で
あってもよいし、第8図に示すように一般用と光沢原稿
用が逆となってもよい。もちろん、第9図に示すように
一般原稿用と、光沢原稿用にリファレンスデータ作成用
読取部材をそれぞれまとめて配置することも可能である
リファレンスデータ作成用読取部材はこのように同一色
について複数用意した場合であっても、必要に応じて交
換可能になっていることが好ましい。第10図はこのよ
うなリファレンスデータ読取部の一例を表わしたもので
ある。この変形例でリファレンスカバー85はその蓋部
分が着脱自在になっており、この蓋部分を取り外した状
態でリファレンスデータ作成用読取部材62の一部また
は全部が交換できるようになっている。
さて、以上説明した情報読取装置のリファレンスデータ
作成用読取部材は、それ自体にごみが付着していたり、
濃度の局部的な不均一が存在する場合が有り得る。この
ような場合には既に説明したように光学系を焦点ぼけの
状態にしたり、複数回の読み取りによって得られたリフ
ァレンスデータの平均化を行うことが有効である。これ
以外にも、リファレンスデータ読取部の構成を工夫する
ことでデフォーカスの状態を実現することができる。
第11図〜第13図はこのような変形例を表わしたもの
である。このうち第11図は、リファレンスデータ作成
用読取部材62をリファレンスカバー64の側に接着し
、読取部材の表面とプラテンガラス55の間に所定の空
間を配置している。
これにより、プラテンガラス550表面から離れた位置
にあるリファレンスデータ作成用読取部材62の読み取
りが焦点ぼけの状態で行われる。
一方、第12図に示す変形例では、原稿載置用のプラテ
ンガラス55とは異なったプラテンガラス86を配置し
て焦点ぼけを実現している。第13図に示す例では、リ
ファレンスデータ読取部に対応する位置についてのみ厚
さの異なるプラテンガラスを使用し、同様にこの部分に
おける焦点ぼけを実現している。以上説明した方法以外
でも、リファレンスデータ作成用読取部材を焦点ぼけの
状態で読み取ることができることはもちろんである。
「発明の効果」 このように本発明によれば、原稿の黒の部分に相当する
領域を実際に読み取ったデータを用いてシェーディング
補正用のデータを作成するので、多階調の画像読み取り
を十分安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例を説明するためのも
ので、このうち第1図は情報読収装装置の概略構成図、
第2図はリファレンスデータ作成用読取部材の平面図、
第3図は白地リファレンスデータW1と黒地リファレン
スデータB1、それに画像データDiの一例を表わした
特性図、第4図は装置の回路構成の要部を示すブロック
図、第5図はこの回路のシェーディング補正回路部分の
具体例を示すブロック図、第6図は対数変換器の人出力
特性を示す特性図、第7図はリファレンスデータ読取部
の一変形例を示す側面図、第8図および第9図はリファ
レンスデータ作成用読取部材の配置例を示す側面図、第
1O図はリファレンスデータ作成用読取部材の交換自在
なリファレンスデータ読取部の一例を示す側面図、第1
1図〜第13図はリファレンスデータ読取部において焦
点ぼけを実現する例を表わした側面図、第14図は読取
装置の一般的な構成を示す概略構成図、第15図は螢光
灯を読取装置の光源として用いた場合における照度が不
均一となる原因を説明する説明図、第16図は従来にお
けるアナログ画信号の2値化処理時の画信号の劣化の原
因を説明するための各種波形図、第17図は画信号の劣
化を防止するために先に提案された情報読取装置の波形
処理を説明するための各種波形図、第18図は先に提案
された情報読取装置のブロック図、第19rIAは1次
元CODイメージセンサの一般的な構造を示す説明図、
第20図はA/D変換器の人力する信号波形の一例を表
わした波形図、第21図は無人売時のリファレンスデー
タの作成原理を示す説明図、第22図は黒地リファレン
スデータの作成原理を示す説明図、第23図は通常の原
稿による入射光の反射状態を示す説明図、第24図は光
沢のある原稿による入射光の反射状態を示す説明図、第
25図はリファレンスデータの違いによる像の再現特性
を示した説明図、第26図は白地リファレンスデータの
作成原理を示す説明図である。 21・・・・・・原稿読取装置、 27・・・・・・A/D変換器、 34・・・・・・RAM (メモリ)、51・・・・・
・減算器(第1の特性補正手段)、52・・・・・・シ
ェーディング補正回路(第2の特性補正手段)、 53・・・・・・画信号、 55・・・・・・プラテンガラス、 62・・・・・・リファレンスデータ作成用読取部材、
62B・・・・・・黒地リファレンスデータ作成用読取
部材、 62W・・・・・・白地リファレンスデータ作成用読取
部材、 64.85・・・・・・リファレンスカバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光電変換素子と、この光電変換素子の出力する信号
    をアナログ・ディジタル変換するアナログ・ディジタル
    変換器と、前記光電変換素子が黒の画素を読み取った場
    合に前記アナログ・ディジタル変換器から出力される信
    号を黒地リファレンスデータとして記憶する黒地リファ
    レンスデータ記憶手段と、原稿の読み取りが行われると
    き前記アナログ・ディジタル変換器から出力される画信
    号とこれに対応する主走査位置の前記黒地リファレンス
    データとの差を求め、これにより前記光電変換素子の出
    力特性の補正を行う第1の特性補正手段と、この第1の
    特性補正手段から出力される信号のうち原稿の読み取り
    によって得られた画信号のレベルを基準となる白地の画
    像を読み取った場合に得られる白地リファレンスデータ
    によって補正する第2の特性補正手段とを具備し、これ
    らの特性補正手段によってシェーディングの補正を行う
    ことを特徴とする情報読取装置。 2、第1の特性補正手段は減算器によって構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の情報読
    取装置。 3、黒地リファレンスデータと白地リファレンスデータ
    のうちの少なくとも一方を2種類以上作成するためのリ
    ファレンスデータ作成用読取部材が画像の読取部に配置
    されており、読み取られる原稿の種類によってリファレ
    ンスデータを選択できるようになっていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の情報読取装置。 4、黒地リファレンスデータあるいは白地リファレンス
    データを作成するためのリファレンスデータ作成用読取
    部材を画像の読取部に着脱自在に配置するリファレンス
    データ作成用読取部材取付手段を具備することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の情報読取装置。 5、光電変換素子に光学像を結ばせる光学系が黒地リフ
    ァレンスデータおよび白地リファレンスデータを作成す
    る際に焦点ぼけの状態に設定されることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の情報読取装置。 6、黒地リファレンスデータおよび白地リファレンスデ
    ータの作成に際しては、光電変換素子が複数ラインの読
    み取りを行い、これら読み取られたデータを各主走査位
    置ごとに平均化することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の情報読取装置。
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