JP2005184633A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イメージセンサにおける受光素子毎の特性差のない画像データを出力する。
【解決手段】テストチャート30を読み取り、各受光素子に対する出力特性データを生成し、各受光素子に対するガンマ補正データを生成する。ガンマ補正データのうち、類似した特性を有するもの同士を複数のグループに分類し、グループ毎にLUTを生成する。また、各受光素子に対応するLUTを示す情報をLUTポインタ23へ書き込む。各LUT及びLUTポインタ23のデータに基づいて、各受光素子から得られた画像データに対して、ガンマ補正を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、イメージセンサにより画像を読み取る画像読取装置に関する。
一般に、デジタル複写機やFAX等に用いられている画像読取装置では、一次元CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いて、主走査方向にはセンサの素子によって電気的に、また、副走査方向にはイメージセンサの長手方向と垂直な方向に機械的に移動することによって画像を読み取っている。このような画像読取装置では、画像の読取速度を高速化するために、2出力型CCDセンサや4出力型CCDセンサが用いられている。
2出力型CCDセンサ40は、図7に示すように、照射された光によって電荷を生ずる受光部41の両側に、その電荷を転送する電荷転送部42a,42bが設けられている。受光部41の画素配列方向に沿って端から順に画素番号(1〜7450)を振った場合、奇数画素データOS1(1,3,5,・・・,7449)と偶数画素データOS2(2,4,6,・・・,7450)とが異なる電荷転送部42a,42bからアンプ43a,43bを通してそれぞれ昇順に出力される。
図8に、2出力型処理回路のブロック図を示す。図8に示すように、2出力型CCDセンサ40により得られた奇数画素データOS1と偶数画素データOS2は、合成部44により出力順に交互に合成され、アナログ信号処理部45によりノイズ除去や信号増幅等が行われ、AD変換部46によりアナログ/デジタル変換される。変換後の画像データには、シェーディング補正等の補正が施される。タイミング制御部47は、各部に対して動作タイミングを指示する信号を出力する。
また、4出力型CCDセンサ50は、さらに高速の画像読取装置に搭載されるもので、図9に示すように、受光部51の両側の電荷転送部(52a,52c),(52b,52d)が中央から2つに分割され、左右両端から同時に4チャネルのデータが出力される。受光部51の画素配列方向に沿って端から順に画素番号(1〜7400)を振った場合、イメージセンサ50の一端から主走査前半分の奇数画素データOS3(1,3,5,・・・,3699)と偶数画素データOS4(2,4,6,・・・,3700)が電荷転送部52a,52bからアンプ53a,53bを通してそれぞれ昇順に出力され、他端から主走査後半分の奇数画素データOS5(3701,3703,3705,・・・,7399)と偶数画素データOS6(3702,3704,3706,・・・,7400)が電荷転送部52c,52dからアンプ53c,53dを通してそれぞれ降順に出力される。
図10に、4出力型処理回路のブロック図を示す。図10に示すように、主走査前半分の奇数画素データOS3と偶数画素データOS4は、合成部54により出力順に交互に合成され、主走査前半分の画像データが昇順に並んだ前端データとして出力される。同様に、主走査後半分の奇数画素データOS5と偶数画素データOS6は、合成部55により出力順に交互に合成され、主走査後半分の画像データが降順に並んだ後端データして出力される。前端データ、後端データは、それぞれアナログ信号処理部56,57によりノイズ除去や信号増幅等が行われ、AD変換部58,59によりアナログ/デジタル変換される。ここで、前端データは昇順に出力され、後端データは降順に出力されるので、順序復元部60により、前端データと後端データとを画素配列方向に沿って連続した順序に復元して出力する。タイミング制御部61は、各部に対して動作タイミングを指示する信号を出力する。
ところで、CCDイメージセンサの各素子は、感度や暗電流に対する応答性がそれぞれ異なる。さらに、2出力型CCDセンサや4出力型CCDセンサでは、各出力チャネルの出力部のアンプやアナログ信号処理部のアナログ回路、AD変換部の特性がそれぞれ異なる。シェーディング補正によって、白レベルや黒レベルについては各画素とも所定のレベルに補正されるが、出力特性が画素毎に異なるため、中間調にバラツキが生じ、コピー出力時に左右濃度差やタテ筋等、ムラのある画像となってしまう。出力特性とは、図3に示すような、原稿画像の明るさ、すなわち、CCDイメージセンサの入力値に対するCCD出力値の関係をいい、画像を忠実に再現するためには、グラフG1のように直線であることが望ましい。
各出力チャネルによる特性差を補正するために、図11に示すように、2出力型CCDセンサにおける偶数画素と奇数画素に対して、異なる補正用LUT(Look Up Table)を用いる技術や、図12に示すように、4出力型CCDセンサにおいて、1ラインのデータのうち、前端データと後端データに対して、異なる補正用LUTを用いることにより、主走査前半分の画像データと主走査後半分の画像データの特性差を補正する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。LUTとは、画像データに対して所望する出力特性を持つように変換するための補正テーブルであり、例えば、図3のグラフG2やグラフG3に示すような出力特性を示す画像データに対して、グラフG1に近付けるような補正(ガンマ補正)を行う、すなわち、直線性を補正するための補正テーブルである。なお、図11、図12では、1ラインを12画素とした場合の例を示している。
特開平6−169377号公報 特開2000−188686号公報
しかし、上記従来技術においても、受光素子毎の出力特性のバラツキが残っていた。受光素子毎に最適な補正を施すためには、図13に示すように、各画素に1対1に対応したLUTを用いることが理想であるが、メモリや処理速度に制限があり、現実的ではなかった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、イメージセンサにおける受光素子毎の特性差のない画像データを出力することができる画像読取装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、イメージセンサを構成する複数の受光素子の直線性を補正するガンマ補正手段を備えた画像読取装置であって、前記ガンマ補正手段は、前記複数の受光素子の出力特性を類似する特性毎に分類してグループ化された補正データに基づく複数の補正テーブルからなる特性変換手段と、前記複数の受光素子の各出力データのそれぞれに、前記類似特性に対応する前記特性変換手段の補正テーブルを、予め定められた割当データに基づいて個別的に割り当てる指定手段と、前記指定手段の割当動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記複数の受光素子の出力特性は、少なくとも当該受光素子自体の特性と、当該受光素子の出力チャネル回路の特性を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記特性変換手段の補正テーブルの補正データは、前記分類されたグループ内の代表的な値であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記特性変換手段の補正テーブルの補正データは、前記分類されたグループ内の平均的な値であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記複数の受光素子により、複数の濃度パターンで表されるテストチャートを読み取ることにより得られた出力データに基づいて、前記特性変換手段の補正テーブルの補正データ及び前記指定手段の割当データを生成することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記特性変換手段の補正テーブルの補正データ及び前記指定手段の割当データは、不揮発性メモリに格納されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像読取装置において、前記不揮発性メモリは、MRAM又はFeRAMであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、複数の受光素子の各出力データのそれぞれに、類似する特性毎に分類してグループ化された複数の補正テーブルを、割当データに基づいて個別的に割り当てるので、受光素子毎の特性差のない画像データを出力することができる。
請求項2に記載の発明によれば、受光素子自体の特性と、受光素子の出力チャネル回路の特性を含む受光素子の出力特性を補正することができる。
請求項3に記載の発明によれば、特性変換手段の補正テーブルの補正データとして、分類されたグループ内の代表的な値を用いることができる。
請求項4に記載の発明によれば、特性変換手段の補正テーブルの補正データとして、分類されたグループ内の平均的な値を用いることができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の濃度パターンで表されるテストチャートを読み取ることにより得られた出力データに基づいて、特性変換手段の補正テーブルの補正データ及び指定手段の割当データを生成するので、複数の濃度に対して精度良く補正を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、特性変換手段の補正テーブルの補正データ及び指定手段の割当データが、不揮発性メモリに格納されているので、メモリのデータが保存され、起動時にメモリへデータのロードを行う必要がない。
請求項7に記載の発明によれば、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory:磁気抵抗メモリ)又はFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)を用いることにより、高速に処理することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、本実施の形態における画像読取装置1の概略構成を示す。画像読取装置1は、一次元CCDイメージセンサ(以下、CCDセンサという。)2、レンズ3、ランプ4等を備える。画像読み取りの対象となる原稿5にランプ4が照射され、その反射光がレンズ3を介してCCDセンサ2に入射し、電気信号に変換される。主走査方向はCCDセンサ2の電気的な走査によって、副走査方向はCCDセンサ2、レンズ3、ランプ4等を搭載したキャリッジ(図示せず)又は原稿5の移動による機械的な走査によって、原稿全体の読み取りが行われる。
図2に、画像読取装置1のブロック図を示す。図2に示すように、画像読取装置1は、レンズ3、CCDセンサ2、アナログ信号処理部11、AD変換部12、シェーディング補正部13、ラインメモリ14、ガンマ補正部15、画像メモリ16、タイミング制御部17、クロック発生部18、CPU(Central Processing Unit)19等を備えて構成される。
CCDセンサ2は、複数の受光素子(CCD)が主走査方向に連続して配置されて構成されている。各受光素子は、光を電気信号に変換する光電変換素子であり、光の強弱を電圧に変換して蓄電するフォトダイオードによって構成される。CCDセンサ2は、各受光素子から得られた画像データをアナログ信号処理部11に出力する。なお、CCDセンサ2は、上述した図7及び図8に示すような2出力型CCDセンサであってもよいし、図9及び図10に示すような4出力型CCDセンサであってもよい。
アナログ信号処理部11は、CCDセンサ2から入力された画像データにノイズ除去や信号増幅等を行い、AD変換部12へ出力する。
AD変換部12は、アナログ信号処理部11から入力されたデータにアナログ/デジタル変換を行い、シェーディング補正部13へ出力する。
シェーディング補正部13は、AD変換部12から入力されたデータにシェーディング補正を行う。シェーディング補正とは、CCDセンサ2を構成する各受光素子の感度のバラツキや光学系の周辺減光による信号の歪みを黒レベル基準データ及び白レベル基準データに基づいて補正することである。黒レベル基準データとは、ランプ4を消した状態で黒一色の画像を読み取ることにより得られたデータであり、白レベル基準データとは、白色基準板を読み取ることにより得られたデータである。シェーディング補正部13は、各画素に対して、白レベル及び黒レベルを所定のレベルに補正し、ガンマ補正部15へ出力する。
ラインメモリ14は、シェーディング補正部13により行われるシェーディング補正に用いる黒レベル基準データ及び白レベル基準データを記憶する。
ガンマ補正部15は、補正メモリ20、セレクタ21,22を備え、CPU19の制御に従って、シェーディング補正部13から入力された画像データに対してガンマ補正を行う。ガンマ補正とは、受光素子の直線性を補正する処理であって、図3に示すような各受光素子の出力特性において、グラフG2やグラフG3に示すような出力特性の画像データを、グラフG1に近付けるような補正をいう。ここで、受光素子の出力特性は、受光素子自体の特性と、受光素子の出力チャネル回路の特性を含むこととする。
補正メモリ20は、MRAM又はFeRAM等の不揮発性メモリで構成されている。本実施の形態においては、各受光素子の直線性を補正する特性変換手段の補正テーブルとしてLUTを用い、各受光素子の各出力データそれぞれに対して、複数のLUTの中から1つのLUTを割り当てるための割当データとしてLUTポインタを用いる。補正メモリ20には、LUT1、LUT2、LUT3、・・・、LUTn、全画素分のLUTポインタ23が格納される。LUT1、LUT2、LUT3、・・・、LUTnは、後述するガンマ補正データ生成処理によりグループ化された補正データに基づく補正テーブルである。LUTポインタ23は、図4に示すように、LUT1、LUT2、LUT3、・・・、LUTnの中から、各画素に対するLUTを割り当てる。例えば、図4では、1番目の画素に対してLUTポインタ23が「3」を割り当てているので、LUT3が選択される。同様に、2番目の画素に対してLUTポインタ23が「2」を割り当てているので、LUT2が選択される。このように、各画素、すなわち、各受光素子から得られた画像データに対するLUTがそれぞれ選択される。図4では、1ラインを12画素とし、4種類のLUTの中からLUTを選択する場合の例を示しているが、これに限定されない。
セレクタ21は、LUT1、LUT2、LUT3、・・・、LUTnを用いて補正された画像データが入力される入力端と、セレクタ22の入力端に接続される出力端を備え、LUTポインタ23により割り当てられたLUTに基づいて補正された画像データを出力する。セレクタ22は、ガンマ補正前の画像データ及びセレクタ21から出力された補正済み画像データが入力される入力端と、画像メモリ16に接続される出力端を備え、CPU19からの制御信号に応じて、補正前データと補正済みデータを切り替えて出力する。
タイミング制御部17により出力される画素カウント信号に応じて、LUTポインタ23に従って、各受光素子の補正を行うためのLUTが選択され、所望のガンマ補正が施された画像データがセレクタ21,22から出力され、画像メモリ16に格納される。
画像メモリ16は、補正された画像データを格納する。また、後述するガンマ補正データ生成処理時には、補正前の画像データを格納する。
タイミング制御部17は、CCDセンサ2、アナログ信号処理部11、AD変換部12、シェーディング補正部13、ガンマ補正部15に対して動作タイミングを指示する信号を出力する。タイミング制御部17は、さらに、インデックス信号(主走査開始信号)や主走査有効信号、副走査有効信号、クロック信号等を出力する。タイミング制御部17から出力される信号のタイミングは、CPU19によって設定される。
クロック発生部18は、一定の周波数のパルス信号をタイミング制御部17へ出力する。
CPU19は、図示しないROMに記録されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを図示しないRAMのワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行する。具体的には、CPU19は、アナログ信号処理部11、AD変換部12、シェーディング補正部13、ガンマ補正部15、画像メモリ16、タイミング制御部17に対して回路動作を制御するための信号等を出力する。
また、CPU19は、CCDセンサ2により、図5に示すような複数の濃度パターンで表されるテストチャート30を読み取ることにより得られた画像データに基づいて、各LUT及びLUTポインタ23のデータを生成する(図6参照)。図5に示すように、テストチャート30は、主走査方向に対しては濃度一定で、副走査方向に対しては濃度がリニアに変化している。実際には、副走査方向の濃度範囲は256階調以上であることが望ましい。また、図5に示すように、同一濃度の領域が帯状に並ぶように濃度が段階的に変化していてもよいが、濃度が連続的に変化していてもよい。
次に、画像読取装置1の動作について説明する。図6は、画像読取装置1において実行されるガンマ補正データ生成処理を示すフローチャートである。この処理は、製品出荷時や定期的にサービスマンの操作により行われる。なお、動作説明の前提として、フローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像読取装置1のCPU19が読み取り可能なプログラムの形態でROMに格納されており、CPU19は、当該プログラムに従った動作を逐次実行する。
まず、CCDセンサ2により、図5に示すようなテストチャート30が読み取られる(ステップS1)。そして、シェーディング補正部13から出力される画像データに各LUTによる補正が行われないようにセレクタ22が選択され、テストチャート30を読み取ることにより得られた画像データが画像メモリ16に格納される。
次に、画像メモリ16に格納されたガンマ補正前データに基づいて、各受光素子に対して、テストチャート30の各濃度に対する出力値の関係を示す出力特性データが生成される(ステップS2)。そして、生成された出力特性データに基づいて、各受光素子に対するガンマ補正データが生成される(ステップS3)。
次に、この各受光素子に対するガンマ補正データにおいて、類似した特性を有するもの同士が複数のグループに分類される(ステップS4)。分類されるグループ数は、予め決められているLUTの数を超えないこととする。LUTの数は、予め所定数(例えば100個等)の受光素子の出力特性データを収集し、バラツキを分析し、グループ分けすることによって決めておけばよい。
次に、同じグループに分類されたガンマ補正データの中から代表的な値を1つ選択するか、あるいは、平均的な値をとる等して、グループ毎にLUTが生成され、各LUT(LUT1、LUT2、LUT3、・・・、LUTn)へ補正データが書き込まれる(ステップS5)。また、各受光素子に対応するLUTを示す情報がLUTポインタ23へ書き込まれる(ステップS6)。例えば、図4に示すように、LUTポインタ23には、各LUTに対応するLUT番号等が書き込まれる。
以上で、ガンマ補正データ生成処理が終了する。
画像読取装置1によって画像が読み取られる際には、上述したガンマ補正データ生成処理によって生成された各LUT及びLUTポインタ23のデータを用いてガンマ補正が行われ、画像データが出力される。
画像読取装置1によれば、複数の受光素子の各出力データのそれぞれに、類似する特性毎に分類してグループ化されたLUTを、LUTポインタ23に基づいて個別的に割り当てるので、受光素子毎の特性差のない画像データを出力することができる。これにより、受光素子自体の特性と、出力チャネル回路の特性との両方について補正を行うことができ、中間調において特性差のない良好な画像を出力することができる。
また、複数のLUTは、予め決められている数を超えないように生成されるので、各受光素子に対して1対1に対応したLUTを用いる場合と比較して、補正メモリの容量を抑えることができ、コストを抑えることができる。
また、複数の濃度パターンで表されるテストチャート30を読み取ることにより得られた画像データに基づいて、LUT及びLUTポインタ23のデータを生成するので、複数の濃度に対して精度良く補正を行うことができる。
また、LUT及びLUTポインタを格納する補正メモリ20がMRAM又はFeRAM等の不揮発性メモリで構成されているので、高速に処理することができる。また、電源を切ったときにも補正メモリ20のデータが保存され、起動時に補正メモリ20へデータのロードを行う必要がない。ただし、補正メモリ20が揮発性の場合には、フラッシュメモリ等に補正データを書き込んでおいて、起動時に補正メモリ20にデータをロードすればよい。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像読取装置1の例であり、これに限定されるものではない。画像読取装置1を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態においては、ガンマ補正データ生成処理に用いるテストチャートとして、主走査方向に対しては濃度一定で、副走査方向に対しては濃度がリニアに変化している画像を用いたが、複数の濃度パターンで表されているものであれば、濃度の順序を問わない。
また、本発明は、カラーセンサや二次元のエリアイメージセンサでも応用可能である。
本発明の実施の形態における画像読取装置1の概略構成図である。 画像読取装置1のブロック図である。 受光素子の出力特性を示す図である。 本発明の実施の形態におけるガンマ補正を説明するための図である。 テストチャート30の模式図である。 画像読取装置1において実行されるガンマ補正データ生成処理を示すフローチャートである。 従来の2出力型CCDセンサ40の模式図である。 2出力型処理回路のブロック図である。 従来の4出力型CCDセンサ50の模式図である。 4出力型処理回路のブロック図である。 偶数画素と奇数画素に対して異なるLUTを用いたガンマ補正を示す図である。 主走査前半分の画像データと主走査後半分の画像データに対して異なるLUTを用いたガンマ補正を示す図である。 各画素に1対1に対応したLUTを用いたガンマ補正を示す図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 一次元CCDイメージセンサ
3 レンズ
4 ランプ
5 原稿
11 アナログ信号処理部
12 AD変換部
13 シェーディング補正部
14 ラインメモリ
15 ガンマ補正部
16 画像メモリ
17 タイミング制御部
18 クロック発生部
19 CPU
20 補正メモリ
21,22 セレクタ
23 LUTポインタ
30 テストチャート
40 2出力型CCDセンサ
50 4出力型CCDセンサ

Claims (7)

  1. イメージセンサを構成する複数の受光素子の直線性を補正するガンマ補正手段を備えた画像読取装置であって、
    前記ガンマ補正手段は、
    前記複数の受光素子の出力特性を類似する特性毎に分類してグループ化された補正データに基づく複数の補正テーブルからなる特性変換手段と、
    前記複数の受光素子の各出力データのそれぞれに、前記類似特性に対応する前記特性変換手段の補正テーブルを、予め定められた割当データに基づいて個別的に割り当てる指定手段と、
    前記指定手段の割当動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記複数の受光素子の出力特性は、少なくとも当該受光素子自体の特性と、当該受光素子の出力チャネル回路の特性を含むことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    前記特性変換手段の補正テーブルの補正データは、前記分類されたグループ内の代表的な値であることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    前記特性変換手段の補正テーブルの補正データは、前記分類されたグループ内の平均的な値であることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記制御手段は、前記複数の受光素子により、複数の濃度パターンで表されるテストチャートを読み取ることにより得られた出力データに基づいて、前記特性変換手段の補正テーブルの補正データ及び前記指定手段の割当データを生成することを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記特性変換手段の補正テーブルの補正データ及び前記指定手段の割当データは、不揮発性メモリに格納されていることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置において、
    前記不揮発性メモリは、MRAM又はFeRAMであることを特徴とする画像読取装置。
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