JP2014127907A - 原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置 - Google Patents

原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014127907A
JP2014127907A JP2012284314A JP2012284314A JP2014127907A JP 2014127907 A JP2014127907 A JP 2014127907A JP 2012284314 A JP2012284314 A JP 2012284314A JP 2012284314 A JP2012284314 A JP 2012284314A JP 2014127907 A JP2014127907 A JP 2014127907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
value
led element
current value
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012284314A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Horiuchi
孝郎 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012284314A priority Critical patent/JP2014127907A/ja
Publication of JP2014127907A publication Critical patent/JP2014127907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Abstract

【課題】原稿読取装置全体として適切なタイミングでLED素子の電流値の変更を行なうことができ、LED素子の温度上昇による寿命低下及び読取られた画像の劣化を抑制することができる照明装置及びそれを備えた原稿読取装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、原稿230を照射するLED素子210と、LED素子に通電する電流制御部206及び定電流電源216と、LED素子の順方向電圧VFを測定する電圧検出部202と、測定された順方向電圧を記憶するメモリ208と、順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい減少であると判定すると、現在の電流値を所定値だけ減少させて新たな電流値を算出し、原稿読取装置が読取を実行していないときに、新たな電流値をLED素子に流す電流値として設定する演算処理部204とを備える。これにより、LED素子の温度上昇による寿命低下及び読取られた画像の劣化を抑制することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、原稿読取装置に装備されるLED素子を用いた照明装置に関し、特に、LED素子の温度上昇によるLED素子の寿命の低下を抑制することができる照明装置及びそれを備えた原稿読取装置に関する。
光源を有する照明装置によって原稿面を照明し、その反射光を原稿画像として読取る原稿読取装置が一般に普及している。原稿読取装置には、複写機、ファクシミリ装置、及びデジタル複合機等の画像形成装置に装備された原稿読取装置、ネットワーク等に直接接続された原稿読取装置、又は、コンピュータに接続された原稿読取装置等が知られている。
原稿読取装置は、例えば、原稿載置台(ガラス)上に載置された原稿を照明する光源(LED等)を備えた照明装置と、撮像素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device)等のラインセンサ)と、複数のミラーと、結像レンズとを備えている。原稿により反射された光は、複数のミラーにより反射された後、結像レンズにより撮像素子に集光され、撮像素子により電気信号に変換される。
原稿読取装置は、例えば、CCD等の撮像素子上に結像された画像情報(原稿の色及び濃淡情報)を電気信号に変換し、所定の画像処理を施してデジタル画像データを生成する。生成された画像データは、印刷を行なう画像形成部へ転送される、又は、ネットワークに接続されたコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)へ送信される。
照明装置に設けられる光源として、ハロゲンランプ及びキセノンランプ等の棒状の光源、又は、LED(発光ダイオード)等の複数の発光素子を配列した光源が採用される。これらの光源は何れも、外部環境の温度変化、及び点灯時の自己発熱による温度上昇等により、発光強度が変化する特性を持っている。さらに、光源又は発光素子の温度上昇により、それ自体の寿命が短くなる。
この温度上昇による寿命低下を回避するための技術が知られている。例えば、下記特許文献1は、図1に示すような制御回路部905を備えたLED点灯制御装置を開示している。LED素子901及び定電流源903は、定電圧電源907と接地部909との間に直列に接続されている。制御回路部905は、LED素子901に定電流源903により定電流を通電して発光させながら、LED素子901の順方向電圧Vを検出する。制御回路部905は、順方向電圧Vが所定の電圧閾値まで低下したとき、定電流源903の出力電流を減少させる。これによりLED素子901が過熱状態になるのを防止する。
また、下記特許文献2は、LED素子の順方向電圧を検出し、順方向電圧が低くなった場合、即ちLEDの温度が高くなった場合に発生する光強度の低下を補正するために、LED素子の通電電流値を上昇させ、制限値に達した場合には、制限値以下に制御する技術を開示している。
また、下記特許文献3は、白色校正を短時間で行なうことができる反射特性測定装置を開示している。この反射特性測定装置は、LED素子の順方向電圧の値と基準白板の反射光分光特性との相関データを記憶しておき、これを用いて、LED素子の順方向電圧を検出した際の分光特性を算出し、分光反射特性測定値を補正する。
特開2007−109747号公報 特開2007−118847号公報 特開2010−96731号公報
特許文献1に開示されたLED点灯制御装置では、LED素子の順方向電圧を加熱判定用の所定の閾値電圧と比較し、閾値電圧よりも低下したときに、LED素子の通電電流を減少させる。しかし、照明装置が使用されているシステム又は装置全体として、どのようなタイミングでLED素子の電流値を切替えるかに関しては、何ら考慮されておらず、記載されていない。したがって、特許文献1に記載された技術をそのまま原稿読取装置に適用した場合、例えば原稿読取の途中にLED素子の順方向電圧が低下し、LED素子の電流値が減少された場合、読取により得られる画像は、途中から暗くなった画像になってしまう問題がある。
特許文献2に記載の技術を使用した照明装置では、温度上昇に伴い発生する光量低下を、LED素子の電流値を増大することで回避することにより、読取られる画像の濃度変化を回避することはできる。しかし、電流値を増大することによりLED素子の温度上昇を促進し、さらにはLED素子の寿命低下を促進することになってしまう問題がある。
特許文献3には、LED素子から放射される光の分光特性の温度変化に対する補正については記載されているが、補正のタイミング、及び明るさの補正に関しては記載されていない。
したがって、本発明は、照明装置が備えるLED素子の電流値の切替えを、照明装置が装備された原稿読取装置全体として適切なタイミングで実行することができ、LED素子の温度上昇による寿命低下、及び、読取によって生成される画像の劣化を抑制することができる照明装置及びそれを備えた原稿読取装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に係る照明装置は、原稿読取装置に装備される、原稿の照明装置であって、通電されて原稿を照射するLED素子と、LED素子に定電流を流す電流供給部と、繰返しLED素子の順方向電圧を測定する電圧検出部と、LED素子の電圧検出部により測定された順方向電圧を記憶する記憶部と、測定された順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい減少であるか否かを判定する判定部と、判定部により、順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい減少であると判定されたことを受けて、原稿の読取時に電流供給部によりLED素子に流される電流の設定値から所定値だけ減少させて新たな電流値を算出する算出部と、原稿読取装置が原稿の読取を実行していないときに、新たな電流値を、設定値として設定する設定部とを備える。
好ましくは、照明装置は、原稿読取装置が原稿の読取を実行中に、算出部により新たな電流値が算出されたことを受けて、原稿読取装置に、原稿の読取の停止を指示する指示部をさらに備え、設定部は、指示部による指示により原稿の読取が停止された後に、新たな電流値を、設定値として設定する。
より好ましくは、記憶部は、LED素子の電流値に応じた発光強度の値をさらに記憶し、設定部により、新たな電流値が設定値として設定されたことを受けて、新たな電流値に対応する発光強度で、新たな電流値が設定される前の設定値に対応する発光強度の値を除して増幅率を算出する演算部をさらに備え、増幅率は、原稿読取装置に装備された受光素子の出力信号の増幅率として使用される。
好ましくは、判定部は、測定された順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい増加であるか否かをさらに判定し、判定部により、順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい増加であると判定されたことを受けて、算出部は、原稿の読取時にLED素子に流す電流の設定値から所定値だけ増加させて新たな電流値を算出する。
本発明の第2の局面に係る原稿読取装置は、上記の何れかの照明装置と、LED素子の放射光が原稿面により反射されて生じる反射光を受光して、電気信号に変換する受光素子と、受光素子が出力する電気信号から、原稿面の画像データを生成する生成部とを備える。
本発明によれば、順方向電圧が所定値よりも大きく低下(LED素子の温度上昇)した場合、温度上昇を抑制するために、LED素子に流す電流値を減少させることができる。したがって、温度上昇によるLED素子の寿命の短縮を抑止することができる。
LED素子に流す電流値の変更は、原稿の読取中でないときに行なわれるので、読取られた原稿において途中から明るさが変化するような画質劣化が生じない。
また、LED素子の電流値を減少させた後、順方向電圧が所定値よりも大きく増大(LED素子の温度が低下)すれば、LEDの電流を増大させるので、初期値又は初期値に近い値に戻すことができる。
また、LED素子の電流値の変化に応じて、原稿読取装置の受光素子の増幅率を適切に設定することができるので、画像の輝度の変化による画質劣化を抑制することができる。
従来のLED点灯制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図2に示した画像形成装置に装備される原稿読取装置の概略構成を示す断面図である。 図3に示した原稿読取装置に装備される照明装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置における原稿読取機能に関係する構成を示すブロック図である。 図5の光源部の構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるLED素子の電流値を制御するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 LED素子の順方向電圧と温度との関係を示すグラフである。 図7とは別の、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるLED素子の電流値を制御するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図7及び図9とは別の、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるLED素子の電流値を制御するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図7、図9及び図10とは別の、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるLED素子の電流値を制御するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図7、及び図9〜図11とは別の、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるLED素子の電流値を制御するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 LED素子の電流値と明るさとの関係を示すグラフである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100は、原稿を読取って生成された画像データに応じて、所定の記録紙に多色又は単色の画像を形成する。画像形成装置100は、本体装置110と、自動原稿処理装置42とにより構成されている。本体装置110は、光走査装置1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91、及び原稿読取装置41を備えて構成されている。
本体装置110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置42が取付けられている。自動原稿処理装置42は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手で置くことができるようになっている。
本画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の各色を用いたカラー画像データ、即ち、これら4色の成分に分解された画像データである。したがって、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、及びクリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための装置である。光走査装置1は、帯電された感光体ドラム3を、入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化する。クリーナユニット4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行なわれる。中間転写ベルト61上で積層された画像情報(トナーの濃淡分布)は、中間転写ベルト61が回転されて、記録紙と中間転写ベルト61との接触位置に配置される転写ローラ10によって記録紙上に転写される。中間転写ベルト61上に残存したトナーは、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去されて回収される。
給紙カセット81は、画像形成に使用する記録紙を蓄積しておくためのトレイであり、本体装置110の光走査装置1の下側に設けられている。本体装置110に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みの記録紙を、印刷面を下にして集積するためのトレイである。
本体装置110には、給紙カセット81の記録紙を、転写ローラ10及び定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るために、略鉛直方向に記録紙搬送路Sが形成されている。搬送ローラ12a〜12dは、記録紙搬送路Sに沿って複数設けられた小型のローラであり、ピックアップローラ11により給紙カセット81から引出された記録紙の搬送を促進及び補助する。レジストローラ13は、記録紙搬送路Sを搬送される記録紙を一旦保持する。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と記録紙の先端とが一致するタイミングで記録紙を転写ローラ10に搬送する。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えている。ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、記録紙を挟んで回転する。ヒートローラ71は、加圧ローラ72とともにトナーを記録紙に熱圧着することにより、記録紙に転写された多色トナー像を溶融、混合、及び圧接し、記録紙に対して熱定着させる機能を有している。
次に、原稿読取装置41及び自動原稿処理装置42について説明する。図3を参照して、自動原稿処理装置42は、その奥一辺がヒンジ(図示せず)により原稿読取装置41の奥一辺に固定され、その手前部分を上下させることにより開閉される。自動原稿処理装置42が開かれたときには、原稿読取装置41のプラテンガラス44が開放され、プラテンガラス44上に原稿が載置される。
原稿読取装置41は、プラテンガラス44、第1走査ユニット45、第2走査ユニット46、結像レンズ47、及びCCD(Charge Coupled Device)240等を備えている。
第1走査ユニット45は、照明装置51及び第1反射ミラー52を備えている。第1走査ユニット45は、副走査方向Yへと原稿サイズに応じた距離だけ一定速度で移動しながら、プラテンガラス44上の原稿を照明装置51によって露光し、その反射光を第1反射ミラー52により反射して第2走査ユニット46へと導く。これにより原稿表面の画像を副走査方向Yに走査する。第2走査ユニット46は、第2反射ミラー53及び第3反射ミラー54を備えている。第2走査ユニット46は、第1走査ユニット45に追従して、第1走査ユニット45の速度の1/2で移動しつつ、原稿からの反射光を第2反射ミラー53及び第3反射ミラー54により反射して結像レンズ47へと導く。結像レンズ47は、原稿からの反射光をCCD240に集光して、原稿表面の画像をCCD240上に結像させる。CCD240は、原稿の画像を繰返し主走査方向(図3の紙面に垂直な方向)に走査し、1回走査する度に、1主走査ラインのアナログ画像信号を出力する。
第1走査ユニット45及び第2走査ユニット46には、それぞれのプーリー(図示せず)が設けられている。これらのプーリーにワイヤー(図示せず)が架け渡され、ワイヤーがステッピングモータにより駆動されることによって、第1走査ユニット45及び第2走査ユニット46が同期して移動する。
原稿読取装置41は、プラテンガラス44上の静止原稿だけではなく、自動原稿処理装置42により搬送されている原稿表面の画像を読取ることができる。この場合には、図3に示すように第1走査ユニット45を原稿読取ガラス84下方の読取領域に移動させ、第1走査ユニット45の位置に応じて第2走査ユニット46を配置する。この状態で、自動原稿処理装置42による原稿の搬送を開始する。
自動原稿処理装置42では、ピックアップローラ55を原稿トレイ56上の原稿に押し当てた状態で回転させて1枚の原稿を引き込み、搬送し、原稿の先端をレジストローラ85に突き当てて、原稿の先端を揃えてから、原稿を原稿読取ガラス84と読取ガイド板86との間を通過させ、原稿を排紙ローラ58から排紙トレイ49へと排出する。
原稿の搬送に際し、第1走査ユニット45の照明装置51により、原稿読取ガラス84を介して原稿表面を照明し、原稿表面からの反射光を第1走査ユニット45及び第2走査ユニット46の各反射ミラーにより結像レンズ47へと導き、原稿表面からの反射光を結像レンズ47によりCCD240に集光させ、原稿表面の画像をCCD240上に結像させる。これにより原稿表面の画像を読取る。
原稿の裏面を読取る場合には、中間トレイ67をその軸69の周りに、1点鎖線で示すように回転させておき、原稿を排紙ローラ58から排紙トレイ49へと排出する途中で、排紙ローラ58を停止させて、原稿を中間トレイ67上に受ける。この状態で、排紙ローラ58を逆回転させて、反転搬送路68を介して原稿をレジストローラ85へと導いて、原稿の表裏を反転させる。原稿表面の画像の読取と同様に、原稿裏面の画像を読取り、中間トレイ67を、実線で示す元の位置に戻して、原稿を排紙ローラ58から排紙トレイ49へと排出する。
このようにして、CCD240により読取られた原稿表面の画像は、CCD240からアナログ画像信号として出力され、アナログ画像信号がA/D変換されてデジタル画像信号が生成される。デジタル画像信号は、種々の画像処理を施されてから画像形成装置100の光走査装置(レーザ露光装置)1へと入力され、画像が記録紙に記録され、この記録紙が複写原稿として出力される。
なお、プラテンガラス44又は原稿読取ガラス84上の原稿を第1走査ユニット45の照明装置51により照明するときには、LEDアレイ77の射出光のほとんど全てが原稿に入射するように、射出光の損失を低減させるのが望ましい。そこで、図3に示した照明装置51では、LEDアレイ77の射出光を原稿側に直接導くとともに、原稿に直接照射できない方向の射出光を反射板79へと導く導光部材78と、導光部材78により導かれた光を原稿側に反射させる反射板79とを備えている。これにより、LEDアレイ77の射出光の損失を低減させて、射出光のほとんど全てを原稿に入射させている。
図4を参照して、照明装置51は、基板75、基板75上に搭載されたLEDアレイ77、基板75に固定支持された導光部材78、及び反射板79を備えている。基板75、LEDアレイ77、導光部材78、及び反射板79の何れも、長手方向が原稿を読取るときの主走査方向Xに沿うように配置され、主走査方向Xの読取領域と同程度の長さを有する。
LEDアレイ77は、基板75上で主走査方向Xに沿って1列に配置された複数のLED素子210からなる。各LED素子210が基板75の配線パターンに接続され、基板75の配線パターンがハーネス(図示せず)を通じて移動走査フレーム(図示せず)に搭載されたドライバ回路(図示せず)に接続されている。このドライバ回路は、ハーネス及び基板75の配線パターンを通じて各LED素子210へと電力を供給し、各LED素子210を点灯及び消灯制御する。
図5を参照して、画像形成装置100は、原稿読取機能に関する電気的要素として、光源制御部200、LED素子210、定電流電源216、定電圧電源218、CCD240、サンプリング部242、プログラマブルアンプ部244、A/D変換部246、画像処理部248、システム制御部250、タイマ252、及びバス254を備えている。光源制御部200は、電圧検出部202、演算処理部204、電流制御部206、及びメモリ208を備えている。
システム制御部250は、CPU、ROM及びRAM(何れも図示せず)等を備えている。ROMには、所定のプログラムが記憶されており、CPUは、プログラムをRAMに読出して実行することにより、画像形成装置100全体を制御する。システム制御部250が行なう処理は、実際にはシステム制御部250内のCPUにより実行される。
タイマ252は、システム制御部250及び演算処理部204の要求を受けて、現在時刻を表す情報(以下、単に現在時刻という)を提供する。演算処理部204、画像処理部248、システム制御部250、及びタイマ252はバス254に接続されており、これらの間のデータ交換は、バス254を介して行なわれる。
LED素子210及び定電流電源216は、定電圧電源218及び接地220の間に直列に接続されて、光源部を構成する。光源部は、直列接続された複数のLED素子(以下、直列LEDアレイともいう)を備える場合があるが、図5では1つのLED素子210で代表している。また、図6に示すように、複数のLED素子が、直列接続されたLED素子の組(直列LEDアレイ)が、複数組並列に接続されて構成される場合もある。その場合には、各直列LEDアレイに定電流電源が直列に接続される。したがって、定電流電源も複数装備される場合があるが、図5では1つの定電流電源216で代表している。
電圧検出部202は、LED素子210の順方向電圧(アノード側のノード212の電位に対するカソード側のノード214の電位)VFを検出し、順方向電圧値VFを演算処理部204に出力する。上記のように、複数のLED素子で構成されている場合、電圧検出部202は、直列LEDアレイの両端の電圧を測定する。複数の直列LEDアレイが並列接続されている場合には、電圧検出部202は、各直列LEDアレイの両端の電圧を測定する。図6のような構成であれば、電圧検出部202は、各直列LEDアレイの順方向電圧VF1〜VFn(nは正の整数)を測定する。
演算処理部204は、電圧検出部202から入力される順方向電圧値VFに応じた制御信号S1を電流制御部206に出力する。電流制御部206は、演算処理部204から入力される制御信号S1に応じて、定電流電源216を制御するための制御信号S2を出力する。定電流電源216は、入力される制御信号S2に応じた電流をLED素子210に流す。図6に示すように、複数の定電流電源216を備えている場合には、それぞれの定電流電源216が個別に制御される。メモリ208は揮発性である。演算処理部204は、メモリ208を、データの一時記憶領域、又は、処理を実行するための作業領域として使用する。
原稿230を読取る場合、システム制御部250が、演算処理部204を制御して、所定のタイミングで、LED素子210を点灯させる。LED素子210からの放射光222は、原稿230表面で反射され、反射光224は、図3に示した光学系によりCCD240に集光される。CCD240は受光した光を電気信号に変換して出力する。サンプリング部242は、CCD240の出力信号のうち、原稿の反射光224に対応する信号部分のみサンプリングする。プログラマブルアンプ部244は、サンプリング部242から入力されるサンプリング信号を、所定の増幅率で増幅して出力する。A/D変換部246は、プログラマブルアンプ部244から入力されるアナログ信号をサンプリングしてデジタルデータを生成する。画像処理部248は、システム制御部250により制御され、A/D変換部246から入力されるデータから、画像データを生成する。生成された画像データは、原稿230から読取られた画像データとして画像メモリ(図示せず)等に記憶される。
以下に、図7を参照して、原稿読取時におけるLED素子210の電流値の制御方法に関してより具体的に説明する。ここでは、画像形成装置100の光源部は、LED素子210及び定電流電源216を複数備え、図6に示したように構成されているとする。以下の処理は、画像形成装置100の電源がオンされたとき、又は、省電力状態から復帰したときに、演算処理部204が、システム制御部250による制御を受けて実行される。
ステップ300において、演算処理部204は、初期設定を行ない、本プログラムとは別に動作する所定のプログラムを起動する。具体的には、演算処理部204は、システム制御部250のROMから、各直列LEDアレイ(LED素子210)に通電する電流の初期値Is、下限値Imin、減少値ΔId、増大値ΔIu、第1しきい値Vs1、第2しきい値Vs2、及び測定周期ΔTを読出して、メモリ208の所定領域に記憶する。これらの値は全て正の値である。また、演算処理部204は、カウンタjを“1”に設定する。起動される所定のプログラムは、システム制御部250の指示を待受け、システム制御部250から原稿の読取実行の指示があれば、所定のタイミングでLED素子210を点灯させるプログラムである。後述するように本プログラムが実行されて、LED素子210の電流値が変更される前に、原稿スキャンが実行されると、演算処理部204は電流制御部206を制御して、LED素子210に電流の初期値Isを通電し、LED素子210を発光させる。
ステップ302において、演算処理部204は、電圧検出部202を制御して、各直列LEDアレイの順方向電圧VFi(i=1〜n)を測定する。測定データは、例えば電圧検出部202のバッファに記憶される。また、現在時刻をタイマ252から取得して、測定時刻としてメモリ208の所定領域に記憶する。
ステップ304において、演算処理部204は、1回目の処理であるか否かを判定する。具体的には、演算処理部204は、カウンタjが“1”であるか否かを判定する。j=1であると判定された場合、制御はステップ318に移行する。そうでなければ、制御はステップ306に移行する。
ステップ318において、演算処理部204は、カウンタjを1だけ増大させる。
ステップ320において、演算処理部204は、ステップ302で取得した順方向電圧VFi(i=1〜n)を、メモリ208の所定領域に記憶する。
ステップ322において、演算処理部204は、ステップ302において順方向電圧を測定してから所定時間が経過したか否かを判定する。具体的には、演算処理部204は、タイマ252から現在時刻を取得し、ステップ302でメモリ208に記憶した測定時刻を読出し、取得した現在時刻と測定時刻との差が測定周期ΔT以上であるか否かを判定する。現在時刻と測定時刻との差がΔT以上であると判定された場合、制御はステップ302に移行する。現在時刻と測定時刻との差がΔT以上でなければ、ステップ322が繰返される。これにより、所定の測定周期ΔTで、ステップ302における順方方向電圧の測定が繰返される。
2回目以降の測定の場合、ステップ306において、演算処理部204は、カウンタjを1だけ増大させる。
ステップ308において、演算処理部204は、ステップ302で取得した順方向電圧VFi(i=1〜n)を、メモリ208の所定領域に記憶する。このとき、既にメモリ208には、前回の測定値が記憶されているので、前回の測定値を記憶している領域とは別の領域に今回の測定値を記憶する。
ステップ310において、演算処理部204は、各直列LEDアレイに関して、順方向電圧の前回の測定値VFi(j−1)から今回の測定値VFi(j)を減算して得られた値が第1しきい値Vs1よりも大きい、又は、順方向電圧の今回の測定値VFi(j)から前回の測定値VFi(j−1)を減算して得られた値が第2しきい値Vs2よりも大きいか否かを判定する。即ち、順方向電圧の減少幅が第1のしきい値Vs1よりも大きいか、又は、順方向電圧の増加幅が第2のしきい値Vs2よりも大きいかを判定する。少なくとも1つの直列LEDアレイに関して、この条件が満たされると、制御はステップ312に移行する。そうでなければ、即ち、全ての直列LEDアレイに関して、条件が満たされなければ、制御はステップ311に移行する。
ステップ311において、演算処理部204は、ステップ308で記憶した順方向電圧VFi(j)(i=1〜n)を破棄し、カウンタjの値を1だけ減少させる。その後、制御はステップ322に移行する。
LED素子210は、一定の電流が流れている状態で温度が高くなると、順方向電圧は、図8に示すように減少する特性を有している。したがって、LED素子210の順方向電圧の変化を測定することにより、LED素子210の温度変化を検出することができる。ここでは、図6に示したように、複数のLED素子210が直列に接続されて直列LEDアレイを構成しているので、直列LEDアレイの両端の順方向電圧の大きさVFiは、各LED素子210の順方向電圧の和になる。したがって、直列LEDアレイの両端の順方向電圧の大きさVFiの変化を測定することにより、直列LEDアレイを構成するLED素子210の温度変化を検出することができる。
ステップ312において、演算処理部204は、ステップ310の条件を満たす直列LEDアレイに関して電流値を算出する。即ち、順方向電圧が大きく変化した場合、現在の電流値を変更するために新たな電流を算出する。具体的には、演算処理部204は、VFi(j−1)−VFi(j)>Vs1を満たす直列LEDアレイに関して、現在の電流値Iを減少値ΔIdだけ減少させて新たな電流値Inewとし(Inew=I−ΔId)、VFi(j)−VFi(j−1)>Vs2を満たす直列LEDアレイに関して、現在の電流値Iを増大値ΔIuだけ増大させて新たな電流値Inewとする(Inew=I+ΔIu)。VFi(j−1)−VFi(j)>Vs1、及び、VFi(j)−VFi(j−1)>Vs2の何れの条件も満たさない直列LEDアレイに関しては、現在の電流値を維持する。設定された新たな電流値は、直列LEDアレイを特定する情報と対応させて、メモリ208に一時記憶される。
ステップ314において、演算処理部204は、原稿を読取中であるか否かを判定する。即ち、演算処理部204は、システム制御部250からの指示を受けて、上記した所定のプログラムを実行し、所定のタイミングでLED素子210を点灯させているか否かを判定する。読取中であると判定されなかった場合、制御はステップ316に移行する。そうでなければ(読取中)、読取が終了するまでステップ314が繰返される。
ステップ316において、演算処理部204は、ステップ312でメモリ208に記憶した電流値Inewの少なくとも1つが、初期設定された下限値Imin未満であるか否かを判定する。具体的には、Inew=I−ΔIdにより決定されたInewに関して、Inew<Iminであるか否かを判定する。下限値未満の電流値Inewが存在すると判定された場合、演算処理部204は、本プログラムを終了し、システム制御部250に原稿読取処理を禁止させる。そうでなければ、即ち、下限値Imin未満のInewが存在しない場合、制御はステップ326に移行する。
下限値Imin未満の電流値Inewが存在すると判定された場合には、LED素子210が高温になり過ぎているので、LED素子210が破損する可能性がある。したがって、該当する直列LEDアレイの通電を直ちに停止することが好ましい。なお、1つの直列LEDアレイでも通電されなければ、原稿からの反射光が弱く暗い部分が生じるので、原稿の読取処理を正常に行なうことができなくなる。したがって、システム制御部250は、例えば警告(メッセージ又は警告LEDの点灯等)を提示して、原稿の読取処理を禁止する。
ステップ326において、演算処理部204は、ステップ312で算出された新たな電流値Inewを、次の原稿の読取時に、対応するLEDアレイに流す電流値として決定する。その後、制御はステップ322に移行する。
以上により、LED素子210の点灯及び周囲の環境温度の上昇等により、LED素子210の温度が所定値よりも上昇した場合、温度上昇を抑制するために、LED素子210に流す電流値を減少させることができる。したがって、温度上昇によるLED素子210の寿命の短縮を抑止することができる。各LEDアレイに流す電流値の変更は、原稿の読取中でないときに行なわれるので、得られた画像の途中から明るさが変化する問題が生じない。また、LED素子210の電流値を減少させた後、順方向電圧が所定値よりも大きく増大(LED素子210の温度低下)すれば、LED素子210の電流を増大させ、初期値Is又は初期値Isに近い値に戻すことができる。
なお、LED素子210に通電する電流値には下限値Iminを設け、ステップ312で判定しているが、上限値は設けていない。これは、例えば電流値が初期値Isよりも上昇すると、LED素子210の温度が上昇し、ステップ310の判定の結果、ステップ312が実行されて、LED素子210の電流値が減少するので、電流値が増大し続けることはないからである。
ステップ310の判定の結果、制御がステップ322に移行するときに、ステップ308で記憶した順方向電圧を破棄する。これは、例えばLED素子210の温度上昇が緩やかである場合、LED素子210が高温になったことを検出できない問題を回避するためである。即ち、連続する測定の前後の測定値の差を判定する場合、常に第1しきい値Vs1を超えない範囲で順方向電圧が減少することが起こり得る。その場合には、LED素子210の温度が高温になっているにも拘わらず、電流値を減少させることができないことになる。順方向電圧が所定範囲内で減少した場合には、最新の測定値を破棄し、元の測定値と次の測定値とを比較することで、これを回避することができる。したがって、原稿読取装置の特性により、このような問題が生じないように、測定周期ΔTを適切に設定することができる場合には、ステップ310の判定の結果、制御がステップ322に移行するときに、ステップ308で記憶した順方向電圧を破棄しなくてもよい。
第1しきい値Vs1、第2しきい値Vs2、電流の初期値Is、下限値Imin、及び減少値ΔIdは、原稿読取装置の機種毎に決定されることが好ましい。また、第1しきい値Vs1及び第2しきい値Vs2は、原稿読取装置の調整段階の順方向電圧の実測値から決定してもよい。例えば、順方向電圧の実測値の所定の割合(例えば10%)を、第1しきい値Vs1及び第2しきい値Vs2として決定してもよい。
上記では、LED素子210が図6のように接続されている場合について説明したが、これに限定されない。直列LEDアレイが1つ、又は、複数のLED素子が全て並列に接続されていてもよい。さらに、直列LEDアレイを構成するLED素子の数が異なっていてもよい。その場合には、直列LEDアレイの両端の順方向電圧の値が異なるので、第1しきい値Vs1及び第2しきい値Vs2を、直列LEDアレイ毎(例えば、直列接続されたLED素子の数に応じて)に設定すればよい。
(第1の変形例)
上記では、ステップ314において、原稿の読取中か否かを判定し、ステップ312により電流値が決定されても、読取中はLED素子210に流す電流値を変更しないので、LED素子210の温度はさらに上昇する可能性がある。これは、例えば、多量の原稿を連続して読取る場合に発生する可能性がある。この対策としては、ステップ314で読取中と判定された場合、何もせずに読取が終了するまで待つのではなく、制御がステップ302に戻るようにすればよい。このようにすると、再度順方向電圧を測定し、前回の順方向電圧の測定値からの変化に応じて新たな電流値を決定することができる。この場合、前回ステップ312が実行されて決定された電流値を、現在の電流値として用いて、ステップ312を実行すればよい。これにより、原稿の読取中に一旦新たな電流値が決定された後も、LED素子210の温度上昇に応じた順方向電圧の変化を累積的に反映した電流値を決定することができ、読取終了時に、適切な電流値を設定することができる。
(第2の変形例)
また、図9に示すように、原稿の読取処理を強制的に停止し、LED素子210に流す電流値を変更してもよい。図9において、図7と同じ参照番号を付したステップは、図7と同じであるので、説明を繰返さない。図9が図7と異なる点は、ステップ314がステップ400に変更され、ステップ402が追加されているだけである。
ステップ400において、演算処理部204は、原稿の読取中であれば読取処理を停止する。具体的には、演算処理部204は、システム制御部250に所定の信号(読取停止信号)を伝送し、原稿の読取処理を停止させる。例えば、自動原稿処理装置42を使用して原稿搬送して原稿の読取を実行していれば、システム制御部250は、読取停止信号を受信すれば、搬送中の原稿を排出し、自動原稿処理装置42の動作を一時停止させる。原稿の読取中でなければ、演算処理部204は何もしない。
ステップ402において、演算処理部204は、所定の信号(読取許可信号)を送信し、原稿の読取処理を許可する。例えば、自動原稿処理装置42を使用した原稿の読取を中断していれば、システム制御部250は、読取許可信号を受信すれば、再度原稿を搬送して読取処理を実行する。このときに実行される読取処理において、演算処理部204は、LED素子の電流値が新たに設定された値になるように電流制御部206に所定の信号S2を出力する。なお、読取を再開する場合、読取が中断された原稿を再度読取るために、システム制御部250は、最後に排出された原稿を原稿トレイ56に戻すようにメッセージを表示してもよい。
このように、原稿の読取処理を強制的に停止し、LED素子210の電流値を変更することにより、原稿の読取モードによって、LED素子210が高温になることを効率的に抑制することができる。例えば、大量の原稿を、自動原稿処理装置42を用いて読取るジョブを実行する場合、LED素子210が点灯したままで、読取が実行される。そのような場合に、図7に示したように、読取中の間LED素子210の電流値を変更しなければ、LED素子210が高温状態に維持され、LED素子210の寿命が短縮される。これに対し、図9に示したように、一旦強制的に読取処理を停止(LED素子210の点灯を停止)し、LED素子210の電流値を減少させた後、再度読取処理を実行することにより、LED素子210の温度上昇を抑制することができ、LED素子210の寿命の短縮を抑制することができる。
なお、図7に示した処理(原稿の読取中であれば、読取処理が終わるまでLED素子210の電流値を変更しない)と、図9に示した処理(LED素子210の電流値を変化させる場合には、強制的に読取処理を一時停止させる)とを、原稿の読取モードに応じて変更してもよい。例えば、自動原稿処理装置42に原稿がセットされて読取の実行が指示された場合には、図9の処理を実行し、自動原稿処理装置42が使用されずに、原稿載置台92が開放されて原稿がセットされ、読取の実行が指示された場合には、図7の処理を実行するようにしてもよい。原稿の読取モードの判定は、自動原稿処理装置42の原稿トレイ56に設けられたセンサ(図示せず)により、原稿が検知されたか否かによって判定することができる。また、原稿載置台92に、原稿載置台92の開放を検知するセンサが設けられていれば、これにより原稿の読取モードを判定してもよい。
(第3の変形例)
上記では、測定周期ΔTで常に順方向電圧を測定する場合を説明したが、これに限定されない。LED素子の温度上昇の原因は主として点灯による発熱であり、原稿の読取ジョブを実行していないときにはLEDは点灯せず温度はほとんど上昇しないので、原稿の読取ジョブ実行の指示を受けた場合に、読取中のみ、測定周期ΔTで順方向電圧の変化を測定し、電流値を変更してもよい。
また、図7のように、順方向電圧が低下(LED素子210の温度が上昇)して電流値を減少させる場合でも、読取終了を待って減少させるのであれば、読取の終了直後から所定の時間、測定周期ΔTで順方向電圧を測定し、電流値を変更してもよい。
(第4の変形例)
上記では、LED素子210の順方向電圧が上昇した場合、電流値を増大させる(電流の初期値Isに近づける)場合を説明したが、これに限定されない。原稿読取の実行状況に応じて、電流値を初期値Isに戻してもよい。例えば、図10に示すように、LED素子210の順方向電圧の上昇を判定せずに、読取ジョブの実行を指示された場合に、電流値を初期値Isに戻してもよい。図10において、図7と同じ参照番号を付したステップは、図7と同じであるので、説明を繰返さない。図10が図7と異なる点は、ステップ310がステップ410に変更され、ステップ412が追加されているだけである。
ステップ410において、演算処理部204は、各直列LEDアレイに関して、順方向電圧の前回の測定値VFi(j−1)から今回の測定値VFi(j)を減算して得られた値が第1しきい値Vs1よりも大きいか否かを判定する。少なくとも1つの直列LEDアレイに関して、この条件が満たされると、制御はステップ312に移行する。そうでなければ、即ち、全ての直列LEDアレイに関して、条件が満たされなければ、演算処理部204は、ステップ308で記憶した順方向電圧を破棄し、カウンタjの値を1だけ減少させた後、制御はステップ322に移行する。
ステップ412において、演算処理部204は、原稿読取ジョブの実行指示を受けたか否かを判定する。具体的には、演算処理部204は、システム制御部250から、所定のタイミングでLED素子210を点灯させる指示を受けたか否かを判定する。ジョブ実行の指示を受けたと判定された場合、制御はステップ300に戻り、初期設定が実行される。そうでなければ、制御はステップ322に移行する。
なお、ステップ322において、所定の時間が経過したと判定されなかった場合、制御はステップ412に戻る。
このように、原稿読取ジョブの実行が指示された場合に、初期設定を実行すれば、LED素子210の順方向電圧の増大を判定しなくても、減少されていた電流値を増大させて初期値Isに戻すことができる。
(第5の変形例)
電流値を初期値Isに戻すのは、図10のように原稿読取ジョブの実行が指示された場合に限らない。図11に示すように、所定時間LED素子が連続して非点灯である場合に、電流値を初期値に戻してもよい。図11において、図7及び図10と同じ参照番号を付したステップは、図7及び図10と同じであるので、説明を繰返さない。図11が図10と異なる点は、ステップ300及びステップ412がそれぞれ、ステップ420及びステップ422に変更されているだけである。
ステップ420において、演算処理部204は、初期設定を実行する。ステップ420においては、ステップ300と異なり、演算処理部204は、上記の初期値に加えて所定時間ΔT2をメモリ208に記憶し、現在時刻をタイマ252から取得し、開始時刻としてメモリ208に記憶する。なお、メモリ208に記憶された開始時刻は、本プログラムとは別に動作する所定のプログラムにより、原稿読取ジョブの実行を指示されたときに、タイマ252の現在時刻で更新される。即ち、メモリ208の開始時刻は、常に、原稿読取ジョブが実行されるときの時刻になっている。
ステップ422において、演算処理部204は、所定時間ΔT2以上LED素子210が連続して非点灯であるか否かを判定する。具体的には、演算処理部204は、タイマ252から現在時刻を取得して、メモリ208の開始時刻と現在時刻との差がΔT2以上であるか否かを判定する。ΔT2以上であると判定された場合、制御はステップ420に戻る。そうでなければ、制御はステップ322に移行する。
なお、ステップ322において、所定の時間が経過したと判定されなかった場合、制御はステップ422に戻る。
このように、LED素子210が連続して所定時間以上非点灯(非通電)であれば、LED素子210の温度が低下するので、LED素子210の温度上昇により減少されていた電流値を初期値Isまで上昇させる。即ち、LED素子210の順方向電圧の増大を判定しなくても、減少されていた電流値を増大させて初期値Isに戻すことができる。
(第6の変形例)
上記のようにLED素子210の電流値が変更されると、CCD240の出力信号が変化する。例えば、LED素子210の電流値が減少すると、LEDの放射光222の強度が減少するので、反射光224の強度が減少し、CCD240の出力信号が低下する。したがって、プログラマブルアンプ部244の増幅率を変更しなければ、得られた画像データの全体的な輝度が低下する。これを、改善するためには、LED素子210の電流値に応じて、プログラマブルアンプ部244の増幅率を変化させればよい。即ち、LED素子210の電流値を減少させた場合、それに応じて、プログラマブルアンプ部244の増幅率を増大させ、LED素子210の電流値を増大させた場合、それに応じて、プログラマブルアンプ部244の増幅率を減少させる。この処理を含むフローチャートの一例を図12に示す。図12において、図7と同じ参照番号を付したステップは、図7と同じであるので、説明を繰返さない。図12が図7と異なる点は、ステップ312及びステップ326がそれぞれステップ430及びステップ434で置換えられ、ステップ432及びステップ436が追加されているだけである。
ここでは、原稿読取装置41の光源部は、図6に示したように、複数の直列LEDアレイが並列に接続されたものであり、光学系は、図3に示したように構成されているとする。即ち、原稿からの反射光224を縮小光学系(第1〜第3反射ミラー52〜54及び結像レンズ47)によりCCD240に集光させる。このような縮小光学系を採用する原稿読取装置41では、1つのCCD240に対してプログラマブルアンプ部244を1つ備えている。一方、各直列LEDアレイの電流値は、上記したように、温度変化に応じて個別に調整することができる。したがって、個々のLED素子が空間的に広がって配置されていることも考慮すると、各直列LEDアレイの電流値を個別に変化させると、それに応じて、プログラマブルアンプ部244の適切な増幅率を決定することは容易ではない。したがって、ここでは、各直列LEDアレイの温度変化を観測して、電流値を変化させるが、全ての直列LEDアレイには同じ電流値を流すとする。
ステップ430において、演算処理部204は、図7のステップ312と同様に、ステップ310の条件を満たす直列LEDアレイに関して電流値を算出する。演算処理部204は、VFi(j−1)−VFi(j)>Vs1を満たす直列LEDアレイに関して、現在の電流値Iを減算値ΔIdだけ減少させた電流値(I−ΔId)を算出し、VFi(j)−VFi(j−1)>Vs2を満たす直列LEDアレイに関して、現在の電流値Iを増大値ΔIuだけ増大させた電流値(I+ΔIu)を算出する。VFi(j−1)−VFi(j)>Vs1、及び、VFi(j)−VFi(j−1)>Vs2の何れの条件も満たさない直列LEDアレイに関しては、現在の電流値を維持する。さらに、演算処理部204は、算出された電流値及び維持された電流値の中から1つの電流値を新たな電流値Inewとして決定する。例えば、最も小さい電流値を新たな電流値Inewとして決定する。決定された新たな電流値Inewは、メモリ208に一時記憶される。
ステップ432において、演算処理部204は、ステップ430で決定した電流値を基に、光量補正値を算出する。光量補正値は次のようにして算出される。
LED素子の電流値と明るさ(光強度)との関係は、例えば図13のようになる。図13では、縦軸(明るさ)は、電流値が20mAの明るさを1.0として規格化された相対値である。即ち、図13のグラフ上で電流値が20mAの点が基準点となる。図5に示したように、CCD240の出力信号は、サンプリング部242によりサンプリングされ、プログラマブルアンプ部244により所定の増幅率で増幅された後、A/D変換部246によりA/D変換されて、デジタルデータとなる。増幅率は、画像処理部248からの信号S3により設定される。例えば、制御信号S3は8ビットのデジタルデータであり、0〜255レベルの増幅率を設定できる。
したがって、LED素子210の電流値と光強度との対応関係が予めメモリ208に記憶されていれば、演算処理部204は、ステップ312で決定した電流値Inewから、光強度の変化を算出することができる。即ち、演算処理部204は、現在の電流値Iに対応する光強度を新たな電流値Inewに対応する光強度で除して得られた値(電流値と光強度との関係が線形な範囲であれば、I/Inew)を、光量補正値として決定する。この光量補正値は、プログラマブルアンプ部244の増幅率と等しい。
ステップ434において、演算処理部204は、ステップ430で決定された新たな電流値Inewを、次の原稿の読取時に、各LEDアレイに流す電流値として決定する。即ち、次の原稿の読取時には、全ての直列LEDアレイに同じ電流値Inewで電流が流される。但し、スキャナの白レベルを均一化するために実施する白シェーディング補正をやり直す場合には、一部のLEDアレイのみの電流値を変更することができる。
ステップ436において、演算処理部204は、ステップ432で決定された、光量補正値を、システム制御部250又は画像処理部248に伝送する。光量補正値が、システム制御部250に伝送された場合には、システム制御部250が、画像処理部248に光量補正値を伝送する。画像処理部248は、受信した光量補正値から、対応する制御信号S3を生成して、プログラマブルアンプ部244に出力する。これによりプログラマブルアンプ部244の増幅率が設定される。
以上により、プログラマブルアンプ部244の増幅率を、LED素子210の変更後の電流値Inew、即ちLED素子210の変更後の明るさに応じた適切な値に設定することができる。したがって、LED素子210の温度が上昇した場合に、電流値を減少させて、LED素子210の寿命の短縮を抑制することができるとともに、原稿を照射するLED素子210の明るさが減少しても、所定の明るさの画像データを取得することができる。
また、LED素子210の電流値と制御信号S3との対応関係が予めメモリ208に記憶されていれば、演算処理部204は、ステップ312で決定した電流値Inewから、光量補正値として制御信号S3を決定し、システム制御部250又は画像処理部248に伝送することができる。
ステップ430で決定される新たな電流値Inewは、全ての直列LEDアレイに関して算出された電流値及び維持された電流値のうち、最も小さい電流値でなくてもよい。例えば、中央値又は平均値であってもよい。
また、全ての直列LEDアレイに関して算出された電流値及び維持された電流値の合計値(図6において接地220に流れる電流値)を用いて、光量補正値を決定することもできる。例えば、現在の各直列LEDアレイの電流値の合計値Itを、変更後の電流値の合計値Itnewで除して得られた値(It/Itnew)を、光量補正値として決定する。LEDの光強度と電流値との関係を表す図13のグラフは、原点を通りほぼ直線的に変化しているので、各直列LEDアレイの電流値の合計値の変化は、複数の直列LEDアレイ全体としての光強度の変化に対応すると考えることができる。したがって、このように光量補正値を決定することも有効である。この場合、ステップ434において、演算処理部204は、ステップ430で各直列LEDアレイに関して決定された電流値を、次の原稿の読取時に、各LEDアレイに流す電流値として決定する。即ち、次の原稿の読取時には、所定以上の温度上昇が検知された直列LEDアレイの電流値のみ変更される。
上記では、図3に示した縮小光学系を採用した原稿読取装置41の場合を説明したが、これに限定されない。光源としてLED素子を採用した原稿読取装置であればよい。例えば、縮小光学系を採用せず、CCDの代りにCIS(Contact Image Sensor:密着イメージセンサ)を用いた原稿読取装置であってもよい。CISでは、センサを構成する各セルは完全に分割され、各セルのサイズは、原稿読取装置の解像度に対応するサイズであり、各セルの出力値が取得される画素値となる。
CISを採用した場合には、複数のセルを複数のブロックに分割し、ブロック毎にプログラマブルアンプ部を備え、それぞれの増幅率が設定されるように構成される場合がある。そのような場合、直列LEDアレイに対応させて、CISの複数のセルをブロックに分割しておけば、各直列LEDアレイの電流値の変化に応じて、対応するプログラマブルアンプ部の増幅率を変更することができる。例えば、図12において、ステップ430及びステップ434をそれぞれ、図7のステップ312及びステップ326に変更し、ステップ432において、各直列LEDアレイに関して光量補正値を決定すればよい。ステップ436において画像処理部に伝送された各直列LEDアレイに関する光量補正値にしたがって、プログラマブルアンプ部の増幅率が決定される。
なお、CISを採用した場合でも、プログラマブルアンプ部が1つであれば、図12と同じ処理を実行すればよい。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
41 原稿読取装置
100 画像形成装置
200 光源制御部
202 電圧検出部
204 演算処理部
206 電流制御部
208 メモリ
210 LED素子
212 第1ノード
214 第2ノード
216 定電流電源
218 定電圧電源
220 接地
222 放射光
224 反射光
230 原稿
240 CCD
242 サンプリング部
244 プログラマブルアンプ部
246 A/D変換部
248 画像処理部
250 システム制御部
252 タイマ
254 バス

Claims (5)

  1. 原稿読取装置に装備される、原稿の照明装置であって、
    通電されて原稿を照射するLED素子と、
    前記LED素子に定電流を流す電流供給手段と、
    繰返し前記LED素子の順方向電圧を測定する電圧検出手段と、
    前記LED素子の電圧検出手段により測定された順方向電圧を記憶する記憶手段と、
    測定された順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい減少であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい減少であると判定されたことを受けて、原稿の読取時に前記電流供給手段により前記LED素子に流される電流の設定値から所定値だけ減少させて新たな電流値を算出する算出手段と、
    前記原稿読取装置が原稿の読取を実行していないときに、前記新たな電流値を、前記設定値として設定する設定手段とを備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記原稿読取装置が原稿の読取を実行中に、前記算出手段により前記新たな電流値が算出されたことを受けて、前記原稿読取装置に、原稿の読取の停止を指示する指示手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記指示手段による前記指示により原稿の読取が停止された後に、前記新たな電流値を、前記設定値として設定することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記記憶手段は、前記LED素子の電流値に応じた発光強度の値をさらに記憶し、
    前記設定手段により、前記新たな電流値が前記設定値として設定されたことを受けて、前記新たな電流値に対応する発光強度で、前記新たな電流値が設定される前の設定値に対応する発光強度の値を除して増幅率を算出する演算手段をさらに備え、
    前記増幅率は、前記原稿読取装置に装備された受光素子の出力信号の増幅率として使用されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記判定手段は、測定された順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい増加であるか否かをさらに判定し、
    前記判定手段により、順方向電圧の時間的変化が所定値よりも大きい増加であると判定されたことを受けて、前記算出手段は、原稿の読取時に前記LED素子に流す電流の設定値から所定値だけ増加させて新たな電流値を算出することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の照明装置と、
    前記LED素子の放射光が原稿面により反射されて生じる反射光を受光して、電気信号に変換する受光素子と、
    前記受光素子が出力する電気信号から、前記原稿面の画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする原稿読取装置。
JP2012284314A 2012-12-27 2012-12-27 原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置 Pending JP2014127907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284314A JP2014127907A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284314A JP2014127907A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014127907A true JP2014127907A (ja) 2014-07-07

Family

ID=51407085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012284314A Pending JP2014127907A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014127907A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017126483A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 岩崎電気株式会社 Led点灯装置及びled照明装置
WO2020004049A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017126483A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 岩崎電気株式会社 Led点灯装置及びled照明装置
WO2020004049A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JPWO2020004049A1 (ja) * 2018-06-27 2021-07-08 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7318646B2 (ja) 2018-06-27 2023-08-01 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7289249B2 (en) Image scanner for use in image forming apparatus
US11089177B2 (en) Reading device, image forming apparatus, and image reading method
JP5413121B2 (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置、光源異常検出方法
JP2012142948A (ja) 画像読取装置及びその制御方法
JP2004048265A (ja) 原稿読み取り装置および画像形成装置
TWI524727B (zh) 影像讀取裝置,影像形成裝置及電腦可讀取之媒體
JP2014127907A (ja) 原稿の照明装置及びそれを備えた原稿読取装置
JP5481435B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2012129909A (ja) 原稿読取装置および画像処理方法
JP5865861B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP6011796B2 (ja) 画像形成装置
US7592574B2 (en) Light source control apparatus, image reading apparatus, image forming apparatus, medium storing light source part control program, and method for controlling of light source part by adjusting light quantity ratios
JP2014175710A (ja) 画像読取装置、画像読取装置を備えた画像形成装置
JP6098173B2 (ja) 撮像装置、画像読取装置、および画像形成装置
JP5842625B2 (ja) 原稿読取装置及び画像形成装置と原稿読取方法
US20120113481A1 (en) Image reading device and image forming apparatus
US20120002248A1 (en) Light emitting device and image scanning apparatus
JP6264875B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5493409B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2012138879A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5239919B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5703162B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6503777B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6133199B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5651549B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置