JP2522433Y2 - 原稿照明装置の光源異常検出装置 - Google Patents

原稿照明装置の光源異常検出装置

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JP2522433Y2 JP1988147918U JP14791888U JP2522433Y2 JP 2522433 Y2 JP2522433 Y2 JP 2522433Y2 JP 1988147918 U JP1988147918 U JP 1988147918U JP 14791888 U JP14791888 U JP 14791888U JP 2522433 Y2 JP2522433 Y2 JP 2522433Y2
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晴也 逢坂
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子写真複写機、ファクシミリ、原稿読み
取り装置等に用いられる原稿照明装置の光源異常検出装
置に関する。
〔従来技術〕
従来、例えば電子写真複写機においては、透明板であ
る原稿載置板上面に載置された原稿と原稿載置板下方に
配置された原稿照明装置とを相対的に移動させることに
より原稿を照明し、原稿からの反射光をミラー及びレン
ズ等を介して受光体である感光体表面に導いて、原稿に
対応した画像を形成するようにしている。
上記原稿照明装置は、ハロゲンランプ等の光源と、該
光源を取り囲む反射板を有している。上記光源は、一般
に照明移動中のみ点灯するが、この光源をオンオフする
素子あるいは回路が故障して、光源が点灯したままにな
ったり、照明移動以外の不所望な時に点灯したりする
と、火災につながったり、また、点灯すべき時に点灯し
ない場合には適正な原稿像に対応する像が形成されなく
なるといった不都合が生じる。そこで、従来では光源の
発光状態を監視する受光センサが設けられている。この
受光センサを有した光源異常検出装置としては、 光源の近傍に受光センサを配設し、光源から直接光を
受光し、異常検出を行うもの(特開昭55−48764号公報
参照)、 光源から感光体までの光路途中に配置された原稿濃度
検出用のセンサを利用して、光源を有し往復移動自在な
原稿照明装置が、往復移動の端部であるホームポジショ
ンと呼ばれる位置にある際に、光源を点灯させ、原稿載
置板下面に配置された基準板からの乱反射光を上記セン
サによって受光し、異常検出を行うもの(特開昭62−93
38号公報参照)、等が提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の直接光を受け得る位置に受光
センサを配置したものであれば、照明中に光源から受け
る熱のために受光センサが故障又は劣化するという新た
な問題が生じてしまう。
また、上記の原稿濃度検出用センサを用い、原稿照
明装置のホームポジションの停止時に光源を点灯し、異
常を検出するものであれば、原稿照明装置の原稿の照明
移動中に、原稿照明装置を駆動する駆動ワイヤのワイヤ
プーリやワイヤドラムからの外れ、駆動モータの故障等
の走査異常により原稿照明装置が原稿載置板下方にて停
止した場合には、サービスマンは原稿載置板及び装置本
体のカバーを外し、走査異常を修理し、原稿載置板及び
装置本体のカバーを元に戻し、そして、原稿照明装置を
ホームポジションへ戻した後光源の異常のチェックを行
わなくてはならない。何故ならば、原稿照明装置が原稿
載置板下方にて停止している場合には、原稿押えが開放
していたり、原稿の黒い部分によってセンサへ光が届か
ない場合が生じるからである。そして、光源の異常、た
とえばランプが切れていれば、再びサービスマンは原稿
載置板及び装置本体のカバーを外し、ランプの交換等の
修理を行わなくてはならない。
上記光源の異常は走査異常に伴う場合も多いため、作
業の煩雑さが問題となっていた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
熱に影響することなく、保守点検性に優れた原稿照明装
置の光源異常検出装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の原稿照明装置の光
源異常検出装置は、原稿を載置する載置部材と、該原稿
の照明を行う光源と、該光源から投射される光を受光す
る受光体と、該光源の周囲に配設され該光源から投射さ
れる光を該原稿の照明域に導く反射板とを備え、該光源
から投射される光を該受光体により受光することによっ
て該光源の異常を検知するものであって、該光源と該受
光体と該反射板とは一体的に支持され且つ該受光体は該
原稿の照明域での乱反射光が検出されない位置に配設さ
れ、該反射板には該光源から投射される光を該設置部材
下面に正反射させて該受光体に導くための反射面が設け
られることを特徴とする。
そして、上記載置部材は、原稿が配置される透明板で
あることが好ましい。
また、上記載置部材は、原稿が配置される透明板とは
別の部材であり、原稿の位置合わせ側の下方に形成され
る部材であってもよい。
更に、上記原稿照明装置は、画像形成装置内に照明移
動可能に配置された原稿照明装置であって、上記受光セ
ンサを一体的に支持していることが好ましい。
〔作用〕
上記構成の原稿照明装置の光源異常検出装置によれ
ば、光源から投射された光は反射板に設けられた反射面
に反射した後、原稿載置部材下面に正反射され、原稿の
照明域での乱反射光が検出されない位置に配設された受
光センサに入射される。
従って、原稿面での乱反射光、原稿押えの開閉の有
無、原稿の色等の影響をあまり受けることなく正確に光
源の異常が検出される。
〔実施例〕
以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第4図は電子写真複写機の内部構造を示す概略断面図
であり、複写機本体1内に、透明板である原稿載置板11
上に載置された原稿Gを走査照明する光学部2、原稿像
に対応する画像を転写紙上に形成する画像形成部3、及
び転写紙を搬送する転写紙搬送部4が配設されている。
上記光学部2は、光源としての照明ランプ21、反射板2
2、ミラー23、24、25、レンズ26、及びミラー27により
構成されている。
そして、照明ランプ21、反射板22およびミラー23を一
体的に所定速度で矢印B方向に移動させると共に、ミラ
ー24、25を一体的にランプ21等の移動速度の1/2の速度
で同一方向に移動させることにより、原稿載置板11上に
載置された原稿Gを照明し、原稿Gからの反射光をミラ
ー23、24、25、レンズ26及びミラー27を通して(第4図
において光路Cで示す)画像形成部3に導く。
第1図は本考案に係る原稿照明装置を詳細に示す断面
図であり、第2図は同斜視図である。このAで示される
原稿照明装置は、ガイド部材12、13に支持される基板14
を有し、基板14には上記照明ランプ21、反射板22、及び
ミラー23が設けられている。そして、該照明ランプ21
は、長尺のハロゲンランプからなり、その長手方向が走
査方向とは直交する方向(即ち、第1図の紙面に垂直な
方向)となるように配設されている。上記反射板22は、
基板14に固定されていると共に、照明ランプ21を取り囲
むように構成されている。そして、照明ランプ21の近傍
には反射面22a、22bが形成され、反射板22から離れた位
置には反射面22cが形成されている。該反射面22cの上方
には、反射面22cより傾斜した反射面22dが設けられてい
る。この反射面22dは、照明ランプ21より投射された光
を照明ランプ21側に形成される原稿載置板11の下面11a
にて正反射し、後述する受光体43a〜43e(第3図参照)
に導く角度に設定されている。更に、反射面22aと反射
面22cとの間にはスリット22eが形成されている。なお、
照明ランプ21より照射された光の一部は反射面22aで反
射され、スリット22eに対向する原稿面G1に照射され、
照明ランプ21より照射された光の他の一部は反射面22
b、22cにて反射され原稿面G1に照射される。
上記取付板14には、原稿サイズ検知センサ組立体40が
設けられている。第3図は該原稿サイズ検知センサ組立
体40のセンサの配置状態を示す平面図であり、原稿サイ
ズ検知センサ組立体40は、受光体42a〜42eと受光体43a
〜43eとからなる各々一対の反射型フォトセンサからな
るセンサ41a〜41eを有しており、該センサ41a〜41eは、
各サイズの原稿Ga〜Geの端部近傍に各々配置されてい
る。
そして、原稿Gが原稿載置板11に載置され、原稿押え
15(第1図参照)が閉勢され、所定角度になった時に図
示しない原稿押えスイッチがオンし、発光体42a〜42eが
発光し、原稿Gによって反射される光を受光体43a〜43e
が受けることによってサイズが判断される。次に、複写
開始指令が与えられると、第4図の実線位置、即ち、ホ
ームポジションにて停止している原稿照明装置Aの照明
ランプ21が点灯される。そして、ランプ21からの投射光
の一部は反射面22dにより反射され、原稿載置板下面11a
にて正反射され、受光センサである受光体43a〜43eに導
かれる。この状態でたとえば、受光体43a〜43eに光が届
かなければ、光源点灯不良、または、回路不良と判断さ
れ装置本体1の上面前側に配置された図示しない操作パ
ネルに表示される。尚、上記反射面22d以外に光は原稿
面G1に照射され乱反射するが、受光体43a〜43eは照明さ
れる部分より離れているため、受光体43a〜43eに届くそ
の乱反射光は弱いか又は届かず検出しない。
そして、原稿照明装置Aは、照明ランプ21が点灯され
たまま原稿載置板11に沿って矢印B方向に照明走査を行
い、複写処理部3の感光体ドラム31へと反射光を導く。
そして、原稿照明装置Aが2点鎖線で示される照明終了
位置に到達すると照明ランプ21は消灯し、原稿照明装置
Aはホームポジションへと戻り移動を行う。
上記原稿照明装置Aの照明移動、或いは戻り移動時
に、原稿照明装置Aを駆動する駆動ワイヤのワイヤプー
リやワイヤドラムからの外れ、駆動モータの故障等の走
査異常により原稿照明装置Aが原稿載置板下方にて停止
した場合には、照明中であれば、その時に受光体43a〜4
3eの状態を、戻り移動中であれば、照明ランプ21を点灯
させ受光体43a〜43eの状態をチェックし、表示してお
く。このようにすることによって、走査異常の修理時に
異常も同時にチェックすることができる。即ち、サービ
スマンは原稿載置板及び装置本体のカバーを外し、走査
異常を修理し、同時に上記表示により得た光源の異常も
修理することできる。
以上のように本考案は、原稿載置板下面11aを利用
し、正反射光で照明ランプ21の状態を監視するので原稿
面での乱反射光、原稿押えの開閉状態、原稿の有無、原
稿の色等に拘らず正確に検出することができる。
上記実施例においては、原稿照明装置Aがホームポジ
ションにて停止している時に原稿載置板下面11aを用い
て、光源の異常検知を行ったが、原稿載置板下面11aで
はなく、原稿の位置合わせ側の下方の、例えば、原稿載
置板11の支持板、装置本体の基板やカバーを利用しても
よく、また板状体を固定してもよい 更に、上記の実施例においては、照明ランプ21は、一
本の棒状のランプを用いたが複数のまめ球状のものでも
よい。その場合には、原稿検知センサとランプとを対応
させて配置すれば、個々のランプの状態が判断でき好ま
しい。
また、上記の実施例において、反射面22dは、原稿サ
イズ検知用の5個の受光体に夫々光が入るようにランプ
21の長手方向に沿って形成したが、1個の受光体に光を
導くようにし、その受光体に対応する箇所に反射面を設
けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、上記構成の原稿照明装置の光源異常検
出装置によれば、光源から投射された光は反射板に設け
られた反射面に反射した後、原稿載置部材下面に正反射
され、原稿の照明域での乱反射光が検出されない位置に
配設された受光センサに入射される。従って、受光セン
サは光源よりの熱を受けることが少なく、また、原稿面
での乱反射光、原稿押えの開閉の有無、原稿の色に影響
を受けることなく正確に光源の異常が検出できるので、
ひいては点検保守性に優れた光源異常検出装置を提供で
きるといった実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る原稿照明装置Aの断面図、第2図
は同斜視図、第3図は原稿サイズ検知センサ組立体40の
センサの配置状態を示す平面図、第4図は本考案に係る
原稿照明装置Aが適用される電子写真複写機の概略図を
示す。 11…原稿載置板(載置部材)、11a…下面、21…照明ラ
ンプ(光源)、22…反射板、22d…反射面、43a〜43e…
受光体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する載置部材と、 該原稿の照明を行う光源と、 該光源から投射される光を受光する受光体と、 該光源の周囲に配設され、該光源から投射される光を該
    原稿の照明域に導く反射板とを備え、 該光源から投射される光を該受光体により受光すること
    によって該光源の異常を検知する原稿照明装置の光源異
    常検出装置であって、 該光源と該受光体と該反射板とは一体的に支持され、且
    つ、該受光体は該原稿の照明域での乱反射光が検出され
    ない位置に配設され、 該反射板には、該光源から投射される光を該設置部材下
    面に正反射させて該受光体に導くための反射面が設けら
    れることを特徴とする原稿照明装置の光源異常検出装
    置。
JP1988147918U 1988-11-11 1988-11-11 原稿照明装置の光源異常検出装置 Expired - Lifetime JP2522433Y2 (ja)

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