JP2744286B2 - 原稿サイズ・位置検知装置 - Google Patents

原稿サイズ・位置検知装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,複写機等においてコンタクトガラス上に載
置された原稿のサイズ及び載置状態を検知する原稿サイ
ズ・位置検知装置に関し,より詳細には,原稿に対する
複数回の光学走査出力を比較することにより載置された
原稿のサイズ及び載置状態を検知する原稿サイズ・位置
検知装置に関する。
〔従来の技術〕
従来,複写機の原稿サイズ検知方式には,原稿に対す
る露光走査ユニットに原稿サイズ検知センサとしての受
光素子(例えば,フォトトランジスタ)を一体に設置
し,一連の複写処理開始前に前記露光走査ユニットに対
し予備的な光学走査を行わせ,原稿サイズを検知するも
のが一般的である。即ち,複写処理のための露光光学走
査の前に,予備的に露光走査ユニットの光源ランプを発
光させてコンタクトガラス上の原稿を照射し,原稿に対
する反射光を前記原稿検知センサによって受光し,該受
光出力に基づく情報により原稿サイズを検出するもので
ある。更に,この原稿検知センサによって検出された原
稿サイズに基づいて原稿情報が転写される転写紙のサイ
ズが自動的に選択され,原稿サイズに合致したサイズの
転写紙に対して一連の複写処理が実行される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら,従来の原稿サイズ検知方式にあって
は,以下に示すような不具合が予想される。
第1に,コンタクトガラス上に載置された原稿のサイ
ズを原稿サイズ検知センサが正確に検出したとしても,
原稿がコンタクトガラス上に正確に載置されていない場
合,換言すると,コンタクトガラス上に斜めに載置され
ているような場合にあっては,そのまま選択されたサイ
ズの転写紙に露光画像が転写されるため,転写紙から画
像部がはみ出し適切な複写画像が得られず,転写紙サイ
ズからはみ出した部分の画像は感光体上にそのまま残留
し,イレーサ手段によって消去されてしまい,その結果
不良画像の原因となる。本来コンタクトガラスに対する
原稿の載置はコンタクトガラス近傍に設置されている原
稿固定スケールに表示されている原稿サイズに基づいて
行われなければならないものであるが,オペレータによ
っては,前記原稿固定スケールを全く無視し,雑に原稿
をコンタクトガラス上に載置した後無造作に複写開始キ
ーをONさせてしまう者も少なくない。
第2に従来の原稿サイズ検知方式では,原稿をコンタ
クトガラス上に載置し,原稿押さえ板を閉じて複写開始
キーをONすると,露光ランプが点灯し露光走査ユニット
が原稿サイズ検知のため,予備の光学走査を原稿に対し
て行う。このとき,露光ランプの原稿に対する照射光は
複写機本体と前記原稿押さえ板との間隙から洩れる。オ
ペレータはその洩れ光を見て最初の光学走査は原稿サイ
ズ検知のためのものであるにもかかわらず,走査光がホ
ームポジションからリターンポジションに移動し,その
後リターンポジションから再びホームポジションへ移動
したことをもって,複写処理のための露光走査が終了し
たものと勘違いすることが多く,その結果前記原稿押さ
え板を開けて,その後に続く複写処理のための露光走査
が開始されていることに気が付き,再び慌てて原稿押さ
え板を閉じることがあるため,この原稿押さえ板の開閉
動作による風圧により載置されていた原稿が正規の位置
からずれたり,或いは原稿押さえ板の開動作に伴い外乱
光が感光体に入射してしまう場合がある。従って,複写
機本体の複写処理のための露光走査前に行う原稿サイズ
検知のための光走査はオペレータの複写操作を惑わし,
結果として不良画像を発生させる原因となる。
第3に,原稿サイズ検知のために露光走査ユニットに
対し,原稿サイズ検知センサを一体に設置するため,こ
の原稿サイズ検知センサーの配線配回し処理が露光走査
ユニットの負担となり,露光走査ユニットの構造を複雑
化させてしまうという不具合もある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり,検知
手段により正確にプラテンガラス上における原稿のサイ
ズ及び載置位置を検知して一連の複写処理を迅速に行う
ことを可能にすると共に,不良画像の発生を回避し,ま
た露光走査ユニットの配線配回しによる負担を改善する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するために、載置した原稿
をプラテンガラス上に固定する原稿押さえ手段と、直線
的な光を発光し、プラテンガラス上の一点を照射する発
光素子と、前記プラテンガラスからの反射光を受光する
受光素子と、前記プラテンガラス上に照射された一点の
光を第1の軌跡に連続的に沿って動作させる動作手段
と、前記第1の軌跡とは異なった第2の軌跡を沿うよう
に前記一点の位置を変位させる変位手段と、前記第1の
軌跡と第2の軌跡に沿った光から得られるプラテンガラ
ス上の載置原稿位置情報と、あらかじめ定められた原稿
情報値とを比較することにより前記プラテンガラス上に
おける原稿のサイズおよび原稿の載置状態を検知する検
知手段と、を備えたものである。
また、載置した原稿をプラテンガラス上に固定する原
稿押さえ手段と、直線的な光を発光し、プラテンガラス
上のそれぞれ異なった一点を照射する複数の発光素子
と、前記プラテンガラスからの反射光を受光する前記複
数の発光素子に対応した複数の受光素子と、前記プラテ
ンガラス上に照射された一点の光をそれぞれ異なる軌跡
に連続的に沿って動作させる動作手段と、前記それぞれ
異なる軌跡に沿った光から得られるプラテンガラス上の
載置原稿位置情報と、あらかじめ定められた原稿情報値
とを比較することにより前記プラテンガラス上における
原稿のサイズおよび原稿の載置状態を検知する検知手段
と、を備えたものである。
また、載置した原稿をプラテンガラス上に固定する原
稿押さえ手段と、プラテンガラスから見て固定位置に設
置され、直線的な光を反射板の一点に向けて発光する発
光素子と、前記プラテンガラスからの反射光を前記反射
板を経て受光する受光素子と、前記反射板から反射され
る反射光の方向を異ならせることにより、この反射光が
前記プラテンガラス上に所定の軌跡に沿って連続的に照
射される反射方向変更手段と、前記軌跡に沿った光から
得られるプラテンガラス上の載置原稿情報位置から原稿
のサイズおよび原稿の載置状態を検知する検知手段と、
を備えたものである。
さらに、原稿のサイズおよび原稿の載置状態の検知に
基づき、該情報を表示する表示手段と、必要に応じて一
連の動作を停止する制御手段と、を備えたものである。
〔作用〕
本発明による原稿サイズ・位置検知装置は,原稿に対
する異なる所定領域への複数回の光検知走査を行い,そ
れに基づく複数の検知情報に基づいてコンタクトガラス
上に載置されている原稿のサイズ及び載置状態を正確に
検知する。
また,検知されたプラテンガラス上の原稿に関する情
報を表示部に表示し,必要に応じて一連の複写動作を停
止する。
〔実施例〕
以下,本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明を適用した複写機の部分構成図を示し
ている。
一定の情報が記載されている複写対象たる原稿100
と,該原稿100を載置し,該原稿100に対して照射された
光を透過するコンタクトガラス101と,該コンタクトガ
ラス101の枠部に設けられ,原稿100の載置位置を指示す
るための情報が記載されている原稿固定スケール102
と,前記コンタクトガラス101上に載置された原稿100を
固定するために複写機本体上部に軸支され,開閉自在な
原稿押さえ板103と,該原稿押さえ板103の軸支部分に設
けられ,スプリング105等の付勢手段により常時上方向
に付勢されているスイツチ部材104と,前記原稿押さえ
板103の閉動作によりスプリング105の付勢力に抗してス
イッチ部材104が下方向に押し下げられることによりON
するスイツチ106と,該スイツチ106の下方向に設置さ
れ,前記原稿押さえ板103の更なる閉動作によりスイツ
チ部材104を更に押し下げる結果ONするスイツチ107と,
原稿100のサイズ及び載置位置を検出するために光を原
稿100に対し照射する発光素子108(例えば発光ダイオー
ド)と,原稿100からの反射光を受光する受光素子109
(例えばフォトトランジスタ)とから構成される検知セ
ンサ110と,該検知センサ110の発光素子108を駆動する
駆動回路115と,前記検知センサ110の発光素子108から
出射された光を原稿100へ導き,また該原稿100からの反
射光を上記検知センサ110の受光素子109へと導く反射板
111と,前記検知センサ110を水平方向に前記反射板111
の有効領域に対応した所定領域だけ回転させるモータ11
2と,該モータ112を駆動するモータ駆動回路117と,前
記モータ112の回転軸に取り付けられており,モータ112
の回転駆動を他の情報と比較できるように符号化するエ
ンコーダ113と,前記検知センサ110を垂直方向に前記反
射板111の反射幅に対応した所定角度だけ移動させるソ
レノイド114と,上記各部を制御する制御部116とを有す
る。
前記制御部116は,各部からの信号(例えば,検知セ
ンサ110における受光素子109からのセンサ信号,前記モ
ータ112の回転を符号化したエンコーダ113からのエンコ
ーダ出力,スイッチ106,107からの指示信号)を入力し
て,入力信号をデータバス119へ送り出す入力インター
フェース120と,複写機の各部における制御処理を行う
ためのプログラムが格納されているROM121と,該ROM121
の格納プログラムに従って各種の処理を実行するCPU122
と,該CPU122によって処理された結果やデータを記憶す
るRAM123と,外部に対する制御指令等を所定のフォーマ
ットで各部に出力する出力インターフェース124とから
構成されている。
また,前記反射板111の斜視図を第2図に示す。反射
板111は原稿100の所定位置を光学走査するために湾曲し
ており,検知センサ110の回転に伴う発光素子108からの
光を上方のコンタクトガラス101に載置されている原稿1
00へ導くように所定の角度を有し,検知センサ110の回
転軸を中心に検知センサ110から一定の距離を確保した
状態で複写機本体に固定されている。
以上の構成において,その動作を第3図のタイミング
チャート,第4図のフローチャートを用いて説明する。
オペレータは複写を希望する原稿100をコンタクトガ
ラス101上に載置する。原稿載置後,原稿100を原稿固定
スケール102を基準にしてコンタクトガラス101上にて固
定するために原稿押さえ板103を閉じる。その結果,原
稿押さえ板103は,スイッチ部材104をスプリング105の
上に押し上げようとする付勢力に抗して押し下げ,スイ
ッチ106をONさせる。制御部116は上記スイッチ106から
の指示信号を受けてスイッチ106がONした情報を入力し
(401),その入力信号に対し内部にて所定の処理を施
した後,出力インターフェース124から制御信号を駆動
回路117を介してモータ112へ出力する(402)。同時に
制御部116は制御信号を駆動回路115を介して検知センサ
110へ出力する(403)。その結果,検知センサ110の発
光素子108は光を反射板111方向に出射し,同時にモータ
112が正回転することによって第2図に示すように前記
反射板111に沿って,コンタクトガラス101上の原稿100
に対して原稿サイズ検知のための光学走査が行われる。
また,モータ112に接続されたエンコーダ113が駆動を開
始し,エンコーダ出力を制御部160に対して出力する。
上記の原稿サイズ検知のための光学走査に基づく第1
走査光は,コンタクトガラス101上における原稿載置部
分ではないとろこでは,光が透過し,原稿載置部分で
は,その原稿100に反射して反射光として反射板111を介
して検知センサ110の受光素子109に入力される。
第3図に示すように原稿サイズ検知のために検知セン
サ110が駆動を開始すると,その検知センサ110を水平移
動させるモータ112に接続されているエンコーダ113から
エンコーダ出力が制御部116に出力され,その後,制御
部116は,検知センサ110内の受光素子109が発光素子108
から出射された光を原稿を介して受光したか否かを判断
する(405)。上記受光素子109がコンタクトガラス101
上に載置された原稿100に反射した発光素子108からの光
を受光したとき,第3図に示すように受光素子109の受
光出力はLレベルからHレベルに変化し,制御部116は
上記受光素子109からの受光出力がLレベルからHレベ
ルに変化した時点までのエンコーダ113からのエンコー
ダ出力をカウントする(406)。その後,カウントされ
たエンコーダ出力を第5図に示すデータテーブルにおけ
る第1の走査光に対応するデータと比較し(407),検
出したカウントデータがデータテーブル上のデータと一
致するか否かを判断し(408),もし一致する情報がデ
ータテーブル上に存在すれば,その情報を記憶する(40
9)。反対に,一致する情報がデータテーブル上に存在
しなければ制御部116は制御信号を複写機各部に出力し
て一連の複写処理を停止し(410),同様に操作表示部
(図示せず)に対しても制御信号を出力してコンタクト
ガラス101上の原稿100が正確な状態に載置されていない
旨,従って複写処理が停止されている旨等を表示する
(411)。オペレータはこの表示を見て,原稿押さえ板1
03を開けコンタクトガラス101上の原稿100を原稿固定ス
ケール102を参照して適切な原稿載置位置に修正し,原
稿押さえ板103を閉じることにより,もう一度改めて原
稿サイズ,原稿載置位置の検出処理が行われ,それに続
いて一連の複写処理が開始されることになる。
この第1回目の光学走査が終了した段階で,検知セン
サ110を駆動しているモータ112はそのリターンポジショ
ンで一旦停止した状態で制御部116からの次の制御信号
を待つ。制御部116は,原稿押さえ板103がスイッチ部材
104を更に押し下げスイッチ107をONしたことを検出する
と(412),制御信号を駆動回路118を介してソレノイド
114に対して出力する(413)。その結果ソレノイド114
は検知センサ110を第2図に示すように走査光が垂直方
向に反射板111に対応した幅だけ移動させる。その後第
1の走査と同様に駆動回路117を介してモータ112に対し
て制御信号を出力し(414),第1回目の走査とは逆に
モータ112を逆回転させ,また駆動回路115を介して検知
センサ110に対して制御信号を出力し,検知センサ110を
ONさせ,発光素子108が光を反射板111に沿って出射す
る。更に上記モータ112の逆回転に伴い該モータ112に接
続されているエンコーダ113もエンコーダ出力を制御部1
16に対して連続して出力を開始する(416)。
その後,制御部116は,検知センサ110における受光素
子109が発光素子108から出射された光を受光せずに,受
光素子109からの受光出力がLレベルになったか否かを
判断する(417)。即ち,上記受光素子109がコンタクト
ガラス101上に載置された原稿100に反射した発光素子10
8からの光を受光しなくなったとき,受光素子109の出力
は第3図に示すようにHレベルからLレベルに変化し,
このとき制御部116は上記受光素子109からの出力はHレ
ベルからLレベルに変化した時点までのエンコーダ113
からのエンコーダ出力をカウントする(418)。その
後,カウントされたエンコーダ出力を第5図に示すデー
タテーブルにおける第2の走査光を対応するデータと比
較し(419),検出したカウントデータがデータテーブ
ル上のデータと一致するか否かを判断し(420),もし
一致する情報がデータテーブル上に存在すれば,その情
報を記憶する(421)。
反対に,一致する情報が第5図に示したデータテーブ
ル上に存在しなければ,制御部116は制御信号を複写機
各部に出力して一連の複写処理を停止し(410),同様
に操作表示部(図示せず)に対しても制御信号を出力し
てコンタクトガラス101上の原稿100が正確な状態に載置
されていない旨,従って複写処理が停止されている旨等
を表示する(411)。
オペレータはこの表示を見て,原稿押さえ板103を開
けコンタクトガラス101上の原稿100を適切な原稿載置位
置に修正して原稿押さえ板103を閉じることにより,も
う一度改めて原稿サイズ及び原稿載置位置の検出処理が
行われ,続いて一連の複写処理が開始されることにな
る。
その後,制御部116は,前記記憶した第1の走査処理
に基づく情報1及び第2の走査処理に基づく情報2を第
5図に示すデータテーブルと比較し(422),コンタク
トガラス101上の原稿100のサイズを検出する(423)。
その検出結果に基づき,制御部116は制御信号を用紙
選択手段(図示せず)へ出力して載置されている原稿10
0のサイズに合致した転写紙を選択し(424),すると共
に複写機各部へ制御信号を出力し,一連の複写処理を開
始する(425)。
第2の光学走査のため,ソレノイド114によって変位
させられていた検知センサ110の角度は次の検知処理の
ため,自動的に第1光学走査のための位置に戻され待機
状態となる。
次に第5図のデータテーブル及び第6図から第8図ま
でに示す説明図において具体的に本発明を解説する。
第6図から第8図までの説明図を解説するに当たり,
前提として原稿100のサイズをA5サイズと想定する。
第6図Aは,原稿100をコンタクトガラス101上の適切
な位置に載置した場合を示す。第6図Aに示すように適
切な位置に置かれた原稿100に対して第1の光学走査が
矢印方向に向かって行われる。第6図Bにおけるタイム
チャートに示されているように走査開始と同時にエンコ
ーダ113からのエンコーダ出力が制御部116に対して出力
される。また検知センサ110の発光素子108からの光は当
初コンタクトガラス101上に原稿100が載置されていない
部分を走査するため,コンタクトガラス101を通過し,
受光素子109へ原稿による反射光は入力されないため,
受光素子の受光出力は当初Lレベルである。その後光学
走査を続行し,所定部分で原稿100に当たり,該部分か
ら検知センナ110の受光素子109は原稿100からの反射光
を入力し、Hレベルに変化する。この第1の光学走査開
始時から上記受光素子109からの受光出力がHレベルか
らLレベルに変化した時点までの上記エンコーダ113か
らのエンコーダ出力をカウントする。その結果エンコー
ダ出力が91とカウントされ,この数値は第5図のデータ
テーブルの第1走査光に対応する情報と比較される。そ
の結果第1走査光に対応する情報には91〜93があり,カ
ウントされた91はその中に包含されるため,この数値91
は制御部116に記憶され,制御部116は一連の複写処理を
停止せずに次の光学走査工程へと進む。次にソレノイド
により検知センサ110の垂直方向における角度を変更
し,第1走査における終了地点より第2走査を矢印方向
に開始する。その結果検知センサ110における受光素子1
09は当初発光素子108からの光をコンタクトガラス101上
の原稿によって反射され,受光しているため,その出力
はHレベルであり,その後光学走査の過程でコンタクト
ガラス101において原稿100が終了し,発光素子108から
の光がコンタクトガラス101を透過した時点で受光素子1
09の受光出力はHレベルからLレベルへ変化する。第2
走査開始時から上記受光出力がHレベルからLレベルと
変化した時点までのエンコーダ出力を制御部116はカウ
ントする。そのカウント値は84である。この数値は第5
図のデータテーブルの第2走査光に対応する情報と比較
される。その結果第1走査光に対応する情報には84〜86
があり,カウントされた84はその中に包含されるため,
この数値84は制御部116に記憶される。その後2つの記
憶された情報に基づいて原稿サイズが検出される。即
ち,第5図のデータテーブルからA5サイズと判定される
ことになる。その結果,制御部116はA5の原稿サイズに
合致した転写紙を選択して転写部へ搬送し,前記転写紙
に対して転写処理が実行される。
第5図において,たとば91〜93と,ある程度の数値の
幅を設定しているが,これは複写処理に悪影響を与えな
い範囲での原稿のコンタクトガラス上の載置ズレを許容
しているものである。
第7図Aの場合においては,A5サイズの原稿100が原稿
固定スケール102の指示に基づいてA5サイズの原稿が載
置されるべき位置に載置されていない。この場合,第1
の走査光でエンコーダ出力のカウントが50と検出され
る。この数値は第5図のデータテーブルの第1走査光に
対応する情報と比較される。その結果第1走査光に対応
する情報には50〜52があり,このカウントされた50はそ
の中に包含されるため,この数値は制御部116に一旦記
憶される。その後第2の走査光は,その開始部分のコン
タクトガラス101上に原稿100が載置されていないため,
第7図Bに示すように受光出力はLレベルから開始され
る。従って,この原稿100はコンタクトガラス101上の適
切な位置に載置されていないことを第2走査光に基づく
受光レベルがLレベルであることから判定される。従っ
て一連の複写処理が停止され,その旨が操作表示部に表
示される。
第8図Aの場合においては,原稿100は原稿固定スケ
ール102を全く無視してコンタクトガラス101上に載置さ
れており,第1走査光の光路には原稿100が存在しない
状態である。第1の走査光の光路において,コンタクト
ガラス101上に原稿100が載置されていないため,第1走
査光に基づく走査光は全くHレベルに立ち上がらず,こ
のことをもって第1の光学走査によって原稿100が適切
な位置に載置されていないことが判定される。その結果
一連の複写処理は停止され,その旨が操作表示部に表示
される。このような場合にあっては,第2の光学走査は
全く無視され,第1の光学走査のみによって原稿100が
不適切載置であることが判定される。
上記のように2つの光学走査を介してコンタクトガラ
ス101上に載置された原稿100の正確な原稿サイズ,及び
適切な位置に載置されているか否かを的確に検出し,そ
の検出結果に基づき転写紙のサイズを選択し,或いは一
連の複写処理を停止する。
また上記の実施例においてはエンコーダ113によるエ
ンコーダ出力をカウントしているが,制御部116内のタ
イマーを利用してモータの回転時間を計測して利用する
こともできる。この場合部品点数を削減することができ
る利点がある。
更に上記実施例では検知センサのソレノイドによる角
度の変化は第2光学走査が終了した時点で,第1光学走
査のために自動的に元の角度に修正されるようになって
いるが,第2光学走査終了後,この角度を修正せず,次
回の第1光学走査はこの角度から開始するようにしても
よい。これによって,ソレノイドにより検知センサの角
度移動の回数を減らすことができ,使用回数に基づき発
生する誤差を低減させることができる。
また,本実施例においては,1つの検知センサを使用
し,その角度を変化させることによって2回の光学走査
を行っているが,この検知センサを2つ設置してデータ
のサンプリングを同時に行うようにしてもよい。この場
合光学走査の時間を短縮することができる。またこの場
合検知センサが2個必要となるが,検知センサの角度を
変移させるためのソレノイドとその駆動回路は必要でな
くなる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り,本発明による原稿サイズ・位置検
知装置によれば,原稿をコンタクトガラス上に固定する
原稿押さえ板の閉動作により作動する光走査手段により
2度の光学走査を行うため,正確にプラテンガラス上に
おける原稿のサイズ及び載置状態を検知して一連の複写
処理迅速に行うことを可能にすると共に不良画像の発生
を回避し,また露光走査ユニットの配線配回しによる負
担を改善することができる。さらに、反射方向変更手段
により反射方向の変更のみでプラテンガラス上に載置さ
れた原稿の所定位置が検知できるため、発光素子自体が
プラテンガラスの下を原稿の所定位置が検知できるほど
に長い軌跡を動く必要がなく、その結果、大がかりな動
作機構が不要となり、コストの削減および装置内部の省
スペース化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明の部分構造を示す説明図であり,第2
図は検知センサからの2つの走査光の状態を示す部分的
斜視図であり,第3図はエンコーダ出力と,第1及び第
2の走査光に基づく受光出力の一例を示すタイムチャー
トであり,第4図は本発明の動作の流れを示すフローチ
ャートであり,第5図は原稿サイズを2回の光学走査に
よって検出するためのデータテーブルであり,第6図か
ら第8図は本発明のおける具体的な原稿サイズ検出の動
作を示した説明図である。 符号の説明 100……原稿、101……コンタクトガラス 102……固定スケール、103……原稿押さえ板 106,107……スイッチ 108……発光素子、109……受光素子 110……検出センサ、112……モータ 113……エンコーダ、114……ソレノイド 116……制御部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置した原稿をプラテンガラス上に固定す
    る原稿押さえ手段と、 直線的な光を発光し、プラテンガラス上の一点を照射す
    る発光素子と、 前記プラテンガラスからの反射光を受光する受光素子
    と、 前記プラテンガラス上に照射された一点の光を第1の軌
    跡に連続的に沿って動作させる動作手段と、 前記第1の軌跡とは異なった第2の軌跡を沿うように前
    記一点の位置を変位させる変位手段と、 前記第1の軌跡と第2の軌跡に沿った光から得られるプ
    ラテンガラス上の載置原稿位置情報と、あらかじめ定め
    られた原稿情報値とを比較することにより前記プラテン
    ガラス上における原稿のサイズおよび原稿の載置状態を
    検知する検知手段と、 を備えたことを特徴とする原稿サイズ・位置検知装置。
  2. 【請求項2】載置した原稿をプラテンガラス上に固定す
    る原稿押さえ手段と、 直線的な光を発光し、プラテンガラス上のそれぞれ異な
    った一点を照射する複数の発光素子と、 前記プラテンガラスからの反射光を受光する前記複数の
    発光素子に対応した複数の受光素子と、 前記プラテンガラス上に照射された一点の光をそれぞれ
    異なる軌跡に連続的に沿って動作させる動作手段と、 前記それぞれ異なる軌跡に沿った光から得られるプラテ
    ンガラス上の載置原稿位置情報と、あらかじめ定められ
    た原稿情報値とを比較することにより前記プラテンガラ
    ス上における原稿のサイズおよび原稿の載置状態を検知
    する検知手段と、 を備えたことを特徴とする原稿サイズ・位置検知装置。
  3. 【請求項3】載置した原稿をプラテンガラス上に固定す
    る原稿押さえ手段と、 プラテンガラスから見て固定位置に設置され、直線的な
    光を反射板の一点に向けて発光する発光素子と、 前記プラテンガラスからの反射光を前記反射板を経て受
    光する受光素子と、 前記反射板から反射される反射光の方向を異ならせるこ
    とにより、この反射光が前記プラテンガラス上に所定の
    軌跡に沿って連続的に照射される反射方向変更手段と、 前記軌跡に沿った光から得られるプラテンガラス上の載
    置原稿情報位置から原稿のサイズおよび原稿の載置状態
    を検知する検知手段と、 を備えたことを特徴とする原稿サイズ・位置検知装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1〜3のいずれか一つに記載の
    原稿サイズ・位置検知装置において、 さらに、原稿のサイズおよび原稿の載置状態の検知に基
    づき、該情報を表示する表示手段と、 必要に応じて一連の動作を停止する制御手段と、 を備えたことを特徴とする原稿サイズ・位置検知装置。
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