JP3547269B2 - 原稿検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファックス等の画像形成装置における原稿検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファックス等の画像形成装置におけるこの種の原稿検知装置には、特開平5−188492号公報に開示されて公知になっているものがある。それは、図6,7に示すようであって、原稿台3上の原稿押え板4の開閉を検知する開閉検知手段6と、1つの発光素子16と、この発光素子16からの照明光を原稿台に載置された原稿2の幅または長さ方向に発散する第1レンズ17と、原稿2からの反射光を第2レンズ18で集光して、集光した前記光を受光して出力する受光素子19〜21を原稿2の各サイズ(a,b,c)を検知可能な位置に配設したものである。
【0003】
このようなものにあって、原稿サイズ検知装置1′は、電源投入で動作を開始し、原稿押え板4の閉じ操作で得られる開閉検知手段6の閉じ開始信号に基づいて、原稿2からの反射光を複数の受光素子19〜21によって検知して、検知手段14がデータテーブルに基づいて、原稿台3に積載された原稿2の定形のサイズを判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来の原稿サイズ検知装置において、原稿は、原稿台の原稿基準位置に原稿の端部を付き当てた状態でセットされるが、原稿の付き当て位置より離れた状態で原稿がセットされることや、原稿の付き当て位置に乗り上げた状態で積載されることがしばしばあり、このように原稿の付き当て位置より離れた状態で原稿がセットされると、検知手段は当該検知領域とは他の検知領域に原稿端部がかかり、他の領域に原稿が存在すると判断し、誤サイズを検知することとなる。
【0005】
また、原稿の付き当てに乗り上げた状態で原稿がセットされたときは、前記と同様な不具合が生じる場合と、載置された原稿と同じサイズが判断されたとしても、予め設定された定形サイズデータに基づいて感光体上に形成された画像の端部数ミリメートルをイレースして余分な画像を形成させないようになっているので、画像切れ、及びサイズデータより原稿が小さいために原稿押え板のシート面、または、ADFのベルト面の汚れた面の反射光を感光体上に形成し、品質の悪い画像を作像するという問題がある。
【0006】
また、原稿の閉じ開始信号が検知手段に入力されてから、複数の受光素子のデータを順々に検知手段が読込むために時間がかかり、そのために閉じ開始信号を検知手段で検知してから原稿押え板が前記の検知手段の読込み時間より早く降下すると、検知手段が先行の受光素子の読込みをが完了していない間に、原稿を検知していない受光素子が前記シート面を検知して、その検知出力が検知手段に入力されて、誤サイズを検知するという別の問題がある。
【0007】
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の原稿検知装置がもつ問題を解消し、原稿押さえ板操作による誤検知を防止することができて、原稿台に積載された原稿の正確なサイズ、及び積載状態を判断することができる原稿検知装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、原稿台上の原稿押え板の開閉を検知する開閉検知手段と、前記原稿台の下面周囲に設けられた走査基準体と、この走査基準体及び原稿面を光走査する光走査手段と、前記開閉検知手段及び光走査手段の出力が入力される制御手段とを有する原稿検知装置であって、前記光走査手段は、発光手段と、この発光手段からの連続光を載置された原稿の複数の所定領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する回転可能な反射板と、前記走査基準体及び原稿面からの反射光を前記反射板を介して受光する受光手段とを有し、前記制御手段は、開閉検知手段の開信号に応じて、光走査手段の作動を開始させ、発光手段を発光させるとともに、反射板を回転させてその反射光を受光手段によって受光して出力し、この出力を前記走査信号に同期させて制御手段に記憶させ、前記1つの角度における反射面での光走査が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査、さらに同様に次の光走査を行って記憶させる一方、前記開閉検知手段の閉じ信号に応じて、前記記憶された受光手段の出力に基づいて前記走査基準体位置及び原稿の端部位置を求めて、求められた前記原稿の端部位置及び前記走査基準体位置と、制御手段に予め設定された原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値とを比較演算して、原稿サイズ及び原稿の積載状態を検知することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、原稿台上の原稿押え板の開閉を検知する開閉検知手段と、前記原稿台の下面周囲に設けられた走査基準体と、この走査基準体及び原稿面を光走査する光走査手段と、前記開閉検知手段及び光走査手段の出力が入力される制御手段とを有する原稿検知装置であって、前記光走査手段は、発光手段と、この発光手段からの連続光を載置された原稿の複数の所定領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する回転可能な反射板と、前記走査基準体及び原稿面からの反射光を前記反射板を介して受光する受光手段とを有し、前記制御手段は、開閉検知手段の開信号に応じて、光走査手段の作動を開始させ、発光手段を発光させるとともに、反射板を回転させてその反射光を受光手段によって受光して出力し、この出力を前記走査信号に同期させて制御手段に記憶させ、前記1つの角度における反射面での光走査が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査、さらに同様に次の光走査を行って記憶させ、制御手段に画像形成のスタート信号が入力された際、前記スタート信号に応じて、前記記憶された受光手段の出力に基づいて走査基準体位置及び原稿の端部位置を求めて、求められた前記原稿の端部位置及び前記走査基準体位置と、制御手段に予め設定された原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値とを比較演算して、原稿サイズ及び原稿の積載状態を検知することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、走査基準体が、原稿台面に積載される最大原稿サイズより外側に位置して縦方向と横方向とに設けられ、その幅は縦方向と横方向とで異なり、走査基準体の反射率が、積載される原稿の反射率より大きいことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1,2に示すこの発明の実施形態において、前記従来と同様の部分については同一の符号を引用して説明を省略し、主として異なる部分について説明する。この発明の第1実施形態は図1に示すようであって、原稿検知装置1は、原稿台3の光を透過する部分を除いた周囲に設けられた光走査基準位置情報を得るための光反射部材からなる走査基準体5と、原稿押え板4の軸支部分に設けられた開閉検知手段6と、走査基準体5及び原稿2の面を光走査する第1光走査手段7a及び第2光走査手段7bからなる光走査手段と、開閉検知手段6の出力と第1,2光走査手段7a,7bとの出力が入力される制御手段8とを有するものである。制御手段8には、原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値がデータテーブルとして予め設定されている。
【0012】
第1,2光走査手段7a,7bのそれぞれは、発光手段9と、発光手段9を駆動する駆動回路10と、発光手段9からの連続光を載置された原稿2の複数の所定領域、すなわち図2に示すように、第1光走査手段7aは光走査1,2,3の照射領域、第2光走査手段7bは光走査1′,2′,3′の照射領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する反射板11と、反射板11を搭載した回転駆動部12と、走査基準体5、及び原稿2面からの反射光を反射板11を介して受光手段13の前部に設けられた図示しないレンズを通して受光して出力する受光手段13とを有するものである。このようなものの駆動回路10、及び回転駆動部12の駆動は制御手段8の出力によって行われる。このように構成された第1,2光走査手段7a,7bを載置可能な原稿2の最大サイズの端部の対角線上にあって原稿台3の端部に位置して下方にそれぞれ設ける。なお、光走査手段は、第1光走査手段7a、または、第2光走査手段7bのいずれか1つであってもよい。
【0013】
走査基準体5が、原稿台3に積載される最大原稿サイズより外側周辺に位置して原稿台3の下面にあって、縦方向と横方向とにそれぞれ設けられ、その幅は、対向する縦方向、及び横方向のものとで互いに異なり(W,W′)、走査基準体5の反射率は、積載される原稿2の反射率より大きいものを用いる。
【0014】
原稿台3の枠部には、原稿2の積載位置を指示するための情報が記載されている原稿固定スケール25が設けられている。
【0015】
このようなものにあって、原稿押え板4の開操作が行われると、開閉検知手段6の開信号に応じて、制御手段8は、発光手段9を発光させるとともに、回転駆動部12を、制御手段8が発生する走査信号に同期させて定速回転させて、反射板11を回転させる。この反射板11の回転によって、光は、反射板11の前記異なる角度の反射面の1つによって偏向されて、その反射板11の角度に対応した原稿台3下面の所定領域を走査して光を照射する。そして異なる角度の他の反射面において、順次他の反射面に対応するそれぞれの所定領域を光走査する(図2に示す光走査1,2,3、及び光走査1′,2′,3′)。
【0016】
このようなものにおいて、反射板11の回転に伴い、1つの角度における反射面での光走査1、1′が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査2,2′、ついでさらに同様に次の光走査3,3′が行われ、それぞれの照射光は、走査基準体5、及び原稿2によって反射され、この反射光は反射板11によって再び偏向され、受光手段13の前部に設けられた図示しないレンズで集光されて受光手段13に入射され、受光手段13は入射光に応じて、光走査1,2,3、及び光走査1′,2′,3′の検出信号、すなわち図3に示す検知データ1,2,3、及び検知データ1′,2′,3′をそれぞれ出力して制御手段8に入力し、制御手段8は、反射板11の異なる角度面で得られた前記出力を、走査信号に同期させて読込んで制御手段8のメモリに記憶する。この動作は閉じ信号が制御手段8に入力されるまで継続される。
【0017】
また、走査基準体5の反射率が積載される原稿2の反射率より大きいので、S/Nが大きくとれて、走査基準体5、及び原稿2の有無を正確に検出することができる。
【0018】
原稿押え板4の閉じ信号に応じて、制御手段8は、発光手段9の発光、及び回転駆動部12の作動を停止させ、前記出力の読込みを終了する。このとき、光走査中に閉じ信号が発生することがあるため、検知データ1,2,3、及び検知データ1′,2′,3′の有効データとしては、1つ前に読込まれた一連の検出信号を選択して制御手段8に記憶する。この記憶された検出信号を第1光走査手段7aについて図2を参照して説明すると、前記光走査1,2,3のそれぞれにおいて、T1は縦の走査基準体5aの信号レベル及び信号時間データであり、T2は原稿スケールに原稿2を付き当てたときの走査基準体5aの始点位置から走査基準体5aに隣接する原稿2の左側端部までの信号時間データであり、T3は縦の走査基準体5aの始点から前記原稿2の下端部までの信号レベル及び信号時間であり、T4は横の走査基準体5bの信号レベル及び信号時間である。
【0019】
また、検知データ1,2,3の走査基準体5a,5bの走査基準信号データであるT1,T4において、前記のように走査基準体5aの幅(W)を、走査基準体5bの幅(W′)より広く設けていて、T1とT4との区別ができるようになっており、T1とT4との信号幅(または走査時間)の比較が行われて、制御手段8が、予め制御手段8に設定された前記のようなデータテーブルの中から、前記信号幅に対応するデータを選択して、選択されたこのデータと、記憶した前記検知データ1,2,3とを比較演算する。
【0020】
前記の比較演算は、第1光走査手段7aの光走査1〜3ごとについて、縦の走査基準体5a終点から縦の走査基準体5aに隣接する原稿2の端部までの信号時間データT2′=T2−T1を求めて、このT2′によって、前記データテーブルのデータに基づいて、イレース量の設定及び原稿2のセット状態の確認の判断し、また、原稿2面をすべて光走査したデータであるT3は、光走査1〜3ごとに信号幅が異なったものとなっており、光走査1〜3ごとのデータT3′=T3−T2を求め、このような演算を光走査1′〜3′についても行い、このT3′及びT2′によって、制御手段8は、光走査1〜3及び1′〜3′に対応した前記データテーブルのデータから原稿2のサイズの判断、原稿固定スケール25と原稿端部の付き当て状態、すなわち原稿2が原稿台3の所定位置に正しく載置されたか、斜めに載置されたか、原稿スケールに乗り上げていないか等の積載状態の判断を行う。
【0021】
第1,2光走査手段7a,7bの動作フローは図4に示すようであって、原稿押え板4の開信号によって(ステップ4−4)、制御手段8が、発光手段9を発光させて回転を開始させ(ステップ4−7)、受光手段13が反射光を受光して出力し(ステップ4−8)、この出力を検知データとして制御手段8に記憶し、原稿押え板4の閉じ信号によって(ステップ4−9)、制御手段8は、制御手段8に設定されたデータテーブルから原稿2のサイズ、載置状態を演算して(ステップ4−10)、原稿2が所定の位置に載置されている場合(ステップ4−11 Y)、原稿サイズに対応する用紙サイズを表示させ、光走査手段7の作動を停止させ、複写動作を開始させる(ステップ4−13,14,15)。また、原稿2が所定位置に載置されていない場合(ステップ4−11 N)は、原稿2の載置状態等の確認項目を表示させる(ステップ4−12)。
【0022】
原稿サイズに対応する用紙サイズ、及び原稿2の載置状態を演算するフローは、図5に示すようであって、原稿押え板4の閉じ信号によって、制御手段8が、第1光走査手段7aを選択した場合について説明すると、制御手段8は、第1光走査手段7aを選択する(ステップ5−2)とともに、第1光走査手段7aに対応するデータテーブル(1)を選択し(ステップ5−3)、T1信号を判別し(ステップ5−5)、T1がデータテーブル上の時間として3ms以上の場合(ステップ5−6 Y)、データテーブル(1)の光走査1のデータ1を選択し(ステップ5−7)、T1が2.7ms以上3ms未満の場合(ステップ5−8 Y)、データテーブル(1)の光走査2のデータ2を選択し(ステップ5−9)、T1が2.7ms未満の場合(ステップ5−10)、データテーブル(1)の光走査3のデータ3を選択し(ステップ5−10)、各T2が所定の公差内の場合で(ステップ5−11Y)、各T3がデータテーブル(1)の各T3のデータに一致した場合(ステップ5−12 Y)、用紙サイズ選択と、イレース量の設定を行い(ステップ5−16,18)、T3に一致しない場合(ステップ5−12 N)、用紙サイズ方向確認を行い、また各T2が、所定の公差外の場合であっても(ステップ5−11 N)、光走査データ1〜3にそれぞれ設定された公差内の場合は(ステップ5−13 Y)、イレース量の設定を行い(ステップ5−14)、光走査データ1〜3にそれぞれ設定された公差外の場合は(ステップ5−13 N)、原稿2のセット状態を確認する(ステップ5−15)。このことは、制御手段8が、第2光走査手段7bを選択した場合についても同様である。
【0023】
第2実施形態は、第1実施形態において、図示しないが、原稿押え板4の開信号が制御手段8に入力されていて、原稿押え板4の閉じ信号が入力されずに画像形成のスタート信号が入力された場合、前記スタート信号に応じて、制御手段8は、原稿押え板4の閉じ信号が入力されたときと同様の前記のような動作を行わせて、載置された原稿サイズ、及び原稿2が原稿台3の所定位置に正しく載置されたかの積載状態を検知するものである。
【0024】
【発明の効果】
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明は、前記のような原稿検知装置であって、前記光走査手段は、発光手段と、この発光手段からの連続光を載置された原稿の複数の所定領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する回転可能な反射板と、前記走査基準体及び原稿面からの反射光を前記反射板を介して受光する受光手段とを有し、前記制御手段は、開閉検知手段の開信号に応じて、光走査手段の作動を開始させ、発光手段を発光させるとともに、反射板を回転させてその反射光を受光手段によって受光して出力し、この出力を前記走査信号に同期させて制御手段に記憶させ、前記1つの角度における反射面での光走査が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査、さらに同様に次の光走査を行って記憶させる一方、前記開閉検知手段の閉じ信号に応じて、前記記憶された受光手段の出力に基づいて前記走査基準体位置及び原稿の端部位置を求めて、求められた前記原稿の端部位置及び前記走査基準体位置と、制御手段に予め設定された原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値とを比較演算して、原稿サイズ及び原稿の積載状態を検知し、また、請求項2に記載の発明は、前記のような原稿検知装置であって、前記光走査手段は、発光手段と、この発光手段からの連続光を載置された原稿の複数の所定領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する回転可能な反射板と、前記走査基準体及び原稿面からの反射光を前記反射板を介して受光する受光手段とを有し、前記制御手段は、開閉検知手段の開信号に応じて、光走査手段の作動を開始させ、発光手段を発光させるとともに、反射板を回転させてその反射光を受光手段によって受光して出力し、この出力を前記走査信号に同期させて制御手段に記憶させ、前記1つの角度における反射面での光走査が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査、さらに同様に次の光走査を行って記憶させ、制御手段に画像形成のスタート信号が入力された際、前記スタート信号に応じて、前記記憶された受光手段の出力に基づいて走査基準体位置及び原稿の端部位置を求めて、求められた前記原稿の端部位置及び前記走査基準体位置と、制御手段に予め設定された原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値とを比較演算して、原稿サイズ及び原稿の積載状態を検知するので、原稿押さえ板操作による誤検知を防止することができて、原稿台に積載された原稿の正確なサイズ、及び積載状態を判断することができ、積載原稿に対応した複写用紙の選択、積載サイズに対応した適正なイレース制御及び搬送用紙の給紙タイミング制御を行うことができるという効果がある。
【0025】
請求項3に記載の発明は、走査基準体が、原稿台面に積載される最大原稿サイズより外側に位置して縦方向と横方向とに設けられ、その幅は縦方向と横方向とで異なり、走査基準体の反射率が、積載される原稿の反射率より大きいので、走査基準体を的確に判断することができて、原稿のセット位置及びサイズデータを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の概略側断面図である。
【図2】同上の光走査領域と、光走査手段の配置を示す上面図である。
【図3】同上のタイムチャート図である。
【図4】同上の光走査手段の動作フロー図である。
【図5】同上の用紙サイズ、及び原稿の載置状態を演算するフロー図である。
【図6】従来の原稿サイズ検知装置の概略斜視図である。
【図7】同上の原稿サイズ検知装置の概略側断面図である。
【符号の説明】
1 原稿検知装置
2 原稿
3 原稿台
4 原稿押え板
5 走査基準体
6 開閉検知手段
7a 第1光走査手段
7b 第2光走査手段
8 制御手段
9 発光手段
11 反射板
13 受光手段
Claims (3)
- 原稿台上の原稿押え板の開閉を検知する開閉検知手段と、前記原稿台の下面周囲に設けられた走査基準体と、この走査基準体及び原稿面を光走査する光走査手段と、前記開閉検知手段及び光走査手段の出力が入力される制御手段とを有する原稿検知装置であって、
前記光走査手段は、発光手段と、この発光手段からの連続光を載置された原稿の複数の所定領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する回転可能な反射板と、前記走査基準体及び原稿面からの反射光を前記反射板を介して受光する受光手段とを有し、
前記制御手段は、開閉検知手段の開信号に応じて、光走査手段の作動を開始させ、発光手段を発光させるとともに、反射板を回転させてその反射光を受光手段によって受光して出力し、この出力を前記走査信号に同期させて制御手段に記憶させ、前記1つの角度における反射面での光走査が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査、さらに同様に次の光走査を行って記憶させる一方、前記開閉検知手段の閉じ信号に応じて、前記記憶された受光手段の出力に基づいて前記走査基準体位置及び原稿の端部位置を求めて、求められた前記原稿の端部位置及び前記走査基準体位置と、制御手段に予め設定された原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値とを比較演算して、原稿サイズ及び原稿の積載状態を検知することを特徴とする原稿検知装置。 - 原稿台上の原稿押え板の開閉を検知する開閉検知手段と、前記原稿台の下面周囲に設けられた走査基準体と、この走査基準体及び原稿面を光走査する光走査手段と、前記開閉検知手段及び光走査手段の出力が入力される制御手段とを有する原稿検知装置であって、
前記光走査手段は、発光手段と、この発光手段からの連続光を載置された原稿の複数の所定領域のそれぞれに照射するように光を導く前記複数の所定領域に対応した異なる角度面を有する回転可能な反射板と、前記走査基準体及び原稿面からの反射光を前記反射板を介して受光する受光手段とを有し、
前記制御手段は、開閉検知手段の開信号に応じて、光走査手段の作動を開始させ、発光手段を発光させるとともに、反射板を回転させてその反射光を受光手段によって受光して出力し、この出力を前記走査信号に同期させて制御手段に記憶させ、前記1つの角度における反射面での光走査が終わると、隣接する次の異なる角度の反射面の光走査、さらに同様に次の光走査を行って記憶させ、制御手段に画像形成のスタート信号が入力された際、前記スタート信号に応じて、前記記憶された受光手段の出力に基づいて走査基準体位置及び原稿の端部位置を求めて、求められた前記原稿の端部位置及び前記走査基準体位置と、制御手段に予め設定された原稿サイズ及び原稿の正常の積載状態を表す基準値とを比較演算して、原稿サイズ及び原稿の積載状態を検知することを特徴とする原稿検知装置。 - 走査基準体が、原稿台面に積載される最大原稿サイズより外側に位置して縦方向と横方向とに設けられ、その幅は縦方向と横方向とで異なり、走査基準体の反射率が、積載される原稿の反射率より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の原稿検知装置。
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