JP2010109726A - 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主走査方向における原稿サイズに応じてLED光を反射させる複数のパターンを設けることで、原稿サイズに合わせた最適な照射を行う。
【解決手段】導光部材401の長手方向の端面401(402)に原稿Gを照明する光源部211を配置し、回動可能なベルト510を導光部材401の底面開口部410に配置する。このベルト510の表面には、光源部211からの光を原稿サイズに応じて反射させる複数のパターンP1〜P5が設けられると共に、ベルト510を導光部材401の底面開口部410に押圧する押圧部材450が設けられている。そして、ベルト510の回動時には押圧部材450を導光部材401の底面開口部410から離し、ベルト510が回動を停止しているときには押圧部材450を導光部材401の底面開口部410に押し当ててベルト510を底面開口部410に密着させる離接機構部460を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、導光部材の長手方向の端面に原稿を照明する光源を配置した照明装置、及びこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置に関する。
に関する。
従来の複写機やファクシミリ装置は画像読取装置を備えている。この画像読取装置は、少なくとも、原稿を載置する原稿台ガラスに載置された原稿を読み取るために原稿を照明するハロゲンランプやキセノンランプなどの棒状の光源あるいはLED光源を備えた照明装置と、第1ミラーを配置したランプユニットと、第2及び第3ミラーと、レンズ及びCCDとで構成されている。棒状光源あるいはLED光源により照明された原稿反射光は、棒状の光源あるいはLED光源を取り付けた枠体のスリットを通り、第1ミラー、第2ミラー、第3ミラー、及びレンズを介して、CCDなどのラインセンサに結像される。
CCDなどのラインセンサ上に結像された画像情報は、電気信号に変換され、画像処理された後、画像情報の印刷が行なわれたり、記憶装置等を介してネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等へ送信される。
一方、光源としてLED及び導光板を採用した照明装置において、従来は、導光板の長手方向端部にLEDを設け、導光板の下面には、LED光を反射させるパターンを印刷していた。
特許文献1には、導光板の両端にLEDを設け、導光板に複数の凹部(パターン)を所定の間隔で設けることで、LED光を反射させる光源装置が開示されている。
この特許文献1では、凹部の隣接間隔を導光板の端部より中央部に向かうほど狭くすることにより、導光板内を長手方向に進行してきた光を導光板の横断方向に転換させる機会を多くする工夫がされている。これにより、導光板の長手方向中央部での内部光量低下を補償して、出射光量を導光板の長手方向について平均化するようになっている(例えば段落[0062]参照)。
特開2007−259396号公報
上記特許文献1によれば、導光板からの出射光量を長手方向について平均化することができる。しかし、図8に示すように、導光板から出射される光量を平均化しても、レンズを通して固体撮像素子上に結像すると、取り込まれた画像は、両端の光量が少なく、真ん中の光量が多い山形の光量特性となってしまう。これは、端が暗くて中央部が明るいというレンズの特性からくるものである。従って、導光板にパターンを形成するときには、レンズ特性も考慮して形成する必要がある。
この場合、従来は、原稿サイズに関係なく、導光板に、所定のパターンを印刷によって(あるいは、凹部を設けることで)設けているため、パターンが原稿サイズに応じた配光分布になっていない。そのため、特に原稿片側基準での原稿載置においては、小サイズ原稿(例えばA5R)と大サイズ原稿(例えばA3)とで、原稿を均一に照射することができないといった問題があった。すなわち、従来は導光板に設けるパターンを最大サイズのA3に合わせているため、A5Rの場合、主走査方向において、左右の配光分布が異なり、CCDでの読み取り画像において、階調(濃度)が異なり、読取画像に影響が現れていた。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、主走査方向における原稿サイズに応じてLED光を反射させる複数の反射パターンを設けることで、原稿サイズに合わせた最適な照射を行うことのできる照明装置、及びこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の照明装置は、導光部材の長手方向の端面に原稿を照明する光源(LED)を配置した画像読取装置において、回動可能なベルトが前記導光部材の下部に設けられ、前記ベルトには、前記光源(LED)からの光を原稿サイズに応じて反射させる複数のパターンが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、読取対象の原稿サイズに応じてベルトを回転させ、反射させるパターンを選択することができるので、原稿サイズに応じて均一に原稿を照射することができ、階調性に優れたより高精細な画像を得ることができる。
この場合、前記ベルトを前記導光部材の下部に押圧する押圧部材を設けるとともに、前記ベルトの回動時には前記押圧部材を前記導光部材の下部から離し、前記ベルトが回動を停止しているときには前記押圧部材を前記導光部材の下部に押し当てて前記ベルトを前記導光部材の下部に密着させる離接機構部を設けた構成としてもよい。このように押圧部材を設けることで、ベルトが導光部材の下部に密着するので、導光部材の下部とベルトとの間の隙間から光が漏れることがない。また、離接機構部を設けることで、ベルトの回動時には、ベルトを導光部材の下部から若干離すことができるので、ベルトが導光部材の下部に擦れて汚れたり傷付いたりすることがない。
なお、導光部材の下部からの光漏れを防止するためには、前記押圧部材の長手方向及びこれに直交する短手方向の幅を、前記導光部材の長手方向及び短手方向の幅より幅広に形成しておく。
また、前記導光部材の下部開口部に設けられる前記ベルトを透明部材によって形成し、前記押圧部材の表面を高反射部材で形成することで、従来の導光板と同様の高反射を実現することができる。ここで、透明なベルトを形成する場合には、ポリカーボネート(PC)やポリ塩化ビニル(PE)を用いて形成する。また、押圧部材の表面に形成する高反射部材としては、例えばESR(Enhanced Specular Reflector)フィルム(ポリエステル系樹脂を用いた多層膜構造フィルム)を用いることができる。
また、前記導光部材の下部に設けられるベルト自体を高反射部材で形成してもよい。具体的には、ベルトをステンレス(SUS)薄板で形成するか、もしくはステンレス薄板の表面に上記ESR反射フィルムを貼り合わせてもよい。
本発明は上記のように構成したので、読み取り対象の原稿サイズに応じて、ベルトを回転させ、反射させるパターンを選択することができるので、均一に原稿を照射することができ、階調性に優れたより高精細な画像を得ることができる。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明に係る照明装置の一実施形態を適用した画像読取装置100を備えた画像形成装置Dを概略的に示す側面図である。
図1に示す画像形成装置Dは、被写体である原稿の画像を読み取る画像読取装置100と、この画像読取装置100により読み取られた原稿の画像又は外部から受信した画像をカラーもしくは単色で普通紙等の記録シートに記録形成する装置本体D’とを備えている。
[画像形成装置の全体構成について]
画像形成装置Dの装置本体D’は、露光装置1、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、像担持体として作用する感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナ装置4(4a,4b,4c,4d)、転写部として作用する中間転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)を含む中間転写ベルト装置8、定着装置12、シート搬送装置50、給紙部として作用する給紙トレイ10、及び排紙部として作用する排紙トレイ15を備えている。
画像形成装置Dの装置本体D’において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナ装置4(4a,4b,4c,4d)、中間転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)は各色に応じた4種類の画像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれの末尾符号a〜dのうち、aがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションが構成されている。以下、末尾符号a〜dは省略して説明する。
感光体ドラム3は、装置本体D’の上下方向のほぼ中央に配置されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
露光装置1は、ここでは、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ローラ6に加えて、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、テンションローラ23、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22、テンションローラ23等のローラ部材は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を所定のシート搬送方向(図中矢印方向)に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7内側に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3に接触するように設けられており、各感光体ドラム3表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルト7は、ここでは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7内側(裏面)に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(例えば、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。中間転写ローラ6は、ここでは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われたローラである。この導電性の弾性材により、記録シートに対して均一に高電圧を印加することができる。
画像形成装置Dの装置本体D’は、転写部として作用する転写ローラ11aを含む2次転写装置11をさらに備えている。転写ローラ11aは、中間転写ベルト7の外側に接触している。
上述の様に各感光体ドラム3表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、2次転写装置11によって記録シート上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは、相互に圧接されてニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録シートに転写させるための電圧(例えば、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラや発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録シート上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、 例えばクリーニング部材として中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレードが備えられており、このクリーニングブレードで残留トナーを除去及び回収することができる。従動ローラ22は、中間転写ベルト7を内側(裏側)から支持しており、クリーニングブレードは、外部から従動ローラ22に向けて押圧するように中間転写ベルト7に接触している。
給紙トレイ10は、記録シートを格納しておくためのトレイであり、装置本体D’の画像形成部の下側に設けられている。また、画像形成部の上側に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みの記録シートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、装置本体D’には、給紙トレイ10の記録シートを2次転写装置11や定着装置12を経由させて排紙トレイ15に送るためのシート搬送装置50が設けられている。このシート搬送装置50は、Sの字形状のシート搬送路Sを有し、シート搬送路Sに沿って、ピックアップローラ16、サバキローラ14a、分離ローラ14b、各搬送ローラ13、レジスト前ローラ対19、レジストローラ対18、定着装置12、及び排紙ローラ17等の搬送部材が配置されている。
ピックアップローラ16は、給紙トレイ10のシート搬送方向下流側端部に設けられ、給紙トレイ10から記録シートを1枚ずつシート搬送路Sに供給する呼び込みローラである。サバキローラ14aは、分離ローラ14bとの間に記録シートを通過させて1枚ずつ分離しつつシート搬送路Sへと搬送する。各搬送ローラ13及びレジスト前ローラ対19は、記録シートの搬送を促進補助するための小型のローラである。各搬送ローラ13は、シート搬送路Sに沿って複数箇所に設けられている。レジスト前ローラ対19は、レジストローラ対18のシート搬送方向上流側の直近に設けられており、記録シートをレジストローラ対18へと搬送するようになっている。
定着装置12は、トナー像が転写された記録シートを受け取り、この記録シートをヒートローラ31及び加圧ローラ32間に挟み込んで搬送する。
ヒートローラ31は、所定の定着温度となるように温度制御され、加圧ローラ32とともに記録シートを熱圧着することにより、記録シートに転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録シートに対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後での記録シートは、排紙ローラ17によって排紙トレイ15上に排出される。
なお、4つの画像形成ステーションのうち一つだけを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルト装置8の中間転写ベルト7に転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト7から記録シートに転写され、記録シート上に定着される。
また、記録シートの表(オモテ)面だけではなく、両面の画像形成を行う場合は、記録シートの表面の画像を定着装置12により定着した後に、記録シートをシート搬送路Sの排紙ローラ17により搬送する途中で、排紙ローラ17を停止させてから逆回転させ、記録シートを表裏反転経路Srに通して、記録シートの表裏を反転させてから、記録シートを再びレジストローラ対18へと導き、記録シートの表面と同様に、記録シートの裏面に画像を記録して定着し、記録シートを排紙トレイ15に排出する。
[画像読取装置の全体構成について]
図2は、図1に示す画像読取装置100の概略縦断面図であり、図3は、図1に示す画像読取装置100の概略斜視図である。
図1から図3に示す画像読取装置100は、原稿固定方式により原稿を固定して原稿画像を読み取ると共に、原稿移動方式により原稿を移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
すなわち、画像読取装置100は、原稿台ガラス201a上に載置される原稿Gを、光源ユニット210に収容されている光源部211から原稿台ガラス201aを介して照明し、光源部211(正確には光源ユニット210)を副走査方向(図中矢印X方向)に移動させつつ、原稿Gからの反射光である原稿画像を読み取る原稿固定読取機構部と、自動原稿送り装置300で原稿読取ガラス201b上を通過するように副走査方向Xに搬送される原稿Gを、原稿読取部200の定位置Kに位置する光源部211から原稿読取ガラス201bを介して照明し、原稿Gからの反射光である原稿画像を読み取る原稿移動読取機構部とを備えている。なお、図2では光源部211が定位置Kに位置している状態を示している。また、図3において、自動原稿送り装置300、後述するミラーユニット203等は図示を省略している。
原稿読取部200は、原稿台ガラス201a、光源部211を含む光源ユニット210、光源部211を移動させる光学系駆動部(図示せず)、ミラーユニット203、集光レンズ204及び撮像素子(ここではCCDラインセンサ)205を備えており、これらは金属製のフレーム(以下、枠体という)202内に収容されている。なお、本発明の特徴部分である光源ユニット210についてはのちほど詳しく説明する。
原稿台ガラス201aは、透明なガラス板からなり、主走査方向Yの両端部が枠体202に載置されている。なお、自動原稿送り装置300は、副走査方向Xに沿った軸線回りに(例えばヒンジによって軸支され)原稿読取部200に対して開閉可能となっており、その下面が原稿読取部200の原稿台ガラス201a上に載置された原稿Gを上から押さえる原稿押さえ部材を兼ねている。
ミラーユニット203は、第2ミラー203a、第3ミラー203b及び支持部材(図示せず)を備えている。前記支持部材は、第2ミラー203aを、光源ユニット210における第1ミラー230からの光を反射して第3ミラー203bに導くように支持すると共に、第3ミラー203bを、第2ミラー203aからの光を反射して集光レンズ204に導くように支持している。集光レンズ204は、第3ミラー203bからの光を撮像素子205に集光するものであり、撮像素子205は、集光レンズ204からの光(原稿画像光)を電気信号に画像データとして電気信号に変換するものである。
また、前記光学系駆動部は、光源ユニット210を一定の速度で副走査方向Xに移動させると共に、ミラーユニット203を光源ユニット210の移動速度の1/2の移動速度で同じく副走査方向Xに移動させるように構成されている。
ここでは、原稿読取部200は、原稿固定方式に加えて、原稿移動方式にも対応しており、原稿読取ガラス201bを備えている。従って、前記光学系駆動部は、さらに、光源ユニット210を原稿読取ガラス201b下方の所定のホームポジションKに位置させるように構成されている。なお、原稿台ガラス201a及び原稿読取ガラス201bは、ここでは個々に独立したものとしているが、これらを一体的に形成したものとしてもよい。
自動原稿送り装置300は、原稿Gを搬送するために載置する原稿トレイ301と、この原稿トレイ301の下方に配置される排出トレイ302と、これらの間を接続する第1搬送路303と、原稿読取ガラス201bを基準にして原稿Gを該原稿Gの搬送方向X1においてそれぞれ上流側及び下流側で搬送する上流側搬送ローラ対304及び下流側搬送ローラ対305とからなる2つの搬送ローラ対とを備えている。すなわち、上流側搬送ローラ対304、原稿読取ガラス201b及び下流側搬送ローラ対305は、搬送方向X1に沿ってこの順に配設されている。また、原稿読取ガラス201bは、第1搬送路303の搬送壁を画するように略水平に設けられている。
自動原稿送り装置300は、さらに、ピックアップローラ306と、サバキローラ307と、分離パッド等の分離部材308とを備えている。
ピックアップローラ306は、原稿トレイ301上に載置された原稿Gを該原稿トレイ301から搬送方向X1に沿って第1搬送路303内へ送り出すものである。サバキローラ307は、ピックアップローラ306より搬送方向X1下流側に配置されており、ピックアップローラ306にて送られてきた原稿Gを分離部材308と共に挟持しつつさらに搬送方向X1下流側へ搬送するものである。分離部材308は、サバキローラ307に対峙された状態で該サバキローラ307との間に搬送される原稿Gが1枚になるように該原稿Gを捌く(分離する)ようになっている。
かかる構成を備えた自動原稿送り装置300は、原稿Gをピックアップローラ306にてサバキローラ307と分離部材308との間に搬送し、ここで原稿Gを捌いて分離すると共にサバキローラ307が回転駆動されることによって1枚ずつ搬送するようになっている。そして、サバキローラ307にて搬送される原稿Gを第1搬送路303にて案内して上流側搬送ローラ対304に向けて1枚ずつ供給することが可能となっている。
詳しくは、ピックアップローラ306は、原稿トレイ301に積載された原稿Gに対して、図示しないピックアップローラ駆動部にて接離可能とされている。また、ピックアップローラ306は、無端ベルト等を含む駆動伝達手段309を介してサバキローラ307と同方向に回転するように該サバキローラ307に連結されている。ピックアップローラ306及びサバキローラ307は、原稿Gの読み取り要求がなされると、図示しない原稿供給駆動部にて原稿Gを搬送方向X1に搬送させる方向(図2中矢印H)に回転駆動されるようになっている。
本実施の形態では、自動原稿送り装置300は、原稿Gを表裏が逆転するように反転させて該原稿Gの一方の面を読み取り可能に搬送した後、該原稿Gを表裏が逆転するように反転させて該原稿Gの他方の面を読み取り可能に搬送するように構成されている。
詳しくは、自動原稿送り装置300は、前記の構成に加えて、さらに、反転ローラ対310と、第2搬送路311と、切換爪312とを備えている。
第1搬送路303は、原稿Gをサバキローラ307から上流側搬送ローラ対304、原稿読取ガラス201b、下流側搬送ローラ対305及び反転ローラ対310を経て排出トレイ302へ搬送するようにループ状に形成されている。反転ローラ対310は、下流側搬送ローラ対305よりも搬送方向X1下流側に配設され、かつ、該下流側搬送ローラ対305から搬送されてきた原稿Gを後端(搬送方向X1上流側端)が前になるように搬送するためのものである。第2搬送路311は、反転ローラ対310と下流側搬送ローラ対305との間の分岐部S’から分岐され、かつ、該反転ローラ対310にて後端が前になるように搬送された原稿Gを該原稿Gの表裏が逆転するように反転させるために第1搬送路303の上流側搬送ローラ対304よりも搬送方向X1上流側へ導くものである。第1搬送路303の反転ローラ対310と分岐部S’との間には、スイッチバック搬送路313が形成されている。このスイッチバック搬送路313は、反転ローラ対310の順方向(原稿Gの搬送方向X1)の回転による原稿Gの搬送と、逆方向の回転による原稿Gの逆搬送とが可能な搬送路とされている。
切換爪312は、分岐部S’に配置され、かつ、原稿Gを反転ローラ対310から第2搬送路311を介して上流側搬送ローラ対304へ導く第1切換姿勢と、原稿Gを下流側搬送ローラ対305からスイッチバック搬送路313を介して反転ローラ対310へ導く第2切換姿勢とをとり得るように構成されている。
ここでは、切換爪312は、通常状態では、スイッチバック搬送路313と第2搬送路311とを直結する形態で配置され(第1切換姿勢、図2中実線参照)、原稿読取部200で原稿画像が読み取られた原稿Gが搬送方向X1に搬送される際には、該原稿Gの先端(搬送方向X1下流側端)が切換爪312を押し上げて該原稿Gをスイッチバック搬送路313へ導くようになっている(第2切換姿勢、図中破線参照)。この分岐爪312は、爪部312aが自重で落下し、下流側搬送ローラ対305と反転ローラ対310との間の第1搬送路303を閉塞して前記第1切換姿勢をとるように反転ローラ対311の軸線方向に沿った揺動軸Q回りに揺動自在とされている。そして、切換爪312は、原稿Gの後端がスイッチバック搬送路313内に位置し、該原稿Gが逆方向に回転する反転ローラ対310にて原稿Gの搬送方向X1とは反対方向の逆搬送方向(図中矢印X2方向)に逆搬送される際には、該原稿Gを第2搬送路311へ導くようになっている。
なお、原稿トレイ301に載置された原稿Gのサイズは、原稿トレイ301の原稿載置部に配設された原稿サイズセンサ314で検出されるようになっている。原稿トレイ301に載置された原稿Gの有無は、原稿トレイ301の原稿載置部のピックアップローラ306近傍に配設された原稿有無検知センサ315で検出されるようになっている。また、上流側搬送ローラ対304は、停止状態においてサバキローラ307にて搬送された原稿Gの先端を突き合わせて整合し、読み取りタイミングに合わせて回転駆動されるようになっている。こうして搬送される原稿Gは、第1搬送路303の搬送方向X1において第2搬送路311より下流側、かつ、上流側搬送ローラ対304より下流側に配設された搬送センサ316で検出されるようになっている。また、反転ローラ対310にて排出される原稿Gは、反転ローラ対310より排出側で該反転ローラ対310近傍に配設された排出センサ317で検出されるようになっている。なお、搬送ローラ対304,305、反転ローラ対310等は、図示しない搬送系の駆動部にて駆動されるようになっている。
また、本実施の形態においては、原稿搬送部200は、搬送される原稿Gを間にして、原稿読取ガラス201bと対向する読取ガイド318をさらに備えている。
以上説明した画像読取装置100では、原稿固定方式によって原稿Gの原稿画像を読み取る指示がなされると、光源ユニット210は原稿台ガラス201aに載置される原稿Gに対して光を該原稿台ガラス201aを介して照射しながら一定の速度で副走査方向Xの一方側に移動して原稿Gの画像を走査し、それと同時にミラーユニット203は光源ユニット210の移動速度の1/2の移動速度で同じく副走査方向Xの一方側に移動する。
光源ユニット210にて照明された原稿Gからの反射光は、光源ユニット210に設けられた第1ミラー230で反射したのち、ミラーユニット203の第2及び第3ミラー203a,203bによって180°光路変換され、第3ミラー203bから反射された光は集光レンズ204を介して撮像素子205に結像し、ここで原稿画像光が読み取られて電気的な画像データに変換される。
一方、原稿移動方式によって原稿Gの原稿画像を読み取る指示がなされると、光源ユニット210及びミラーユニット203が図2に示される位置に静止したまま、自動原稿送り装置300によって原稿Gが図2に示される位置の上部を通過するように副走査方向Xの一方側に搬送される。すなわち、原稿トレイ301に載置された原稿Gは、ピックアップローラ306によって取り出され、サバキローラ307及び分離部材308によって1枚ずつに分離され、第1搬送路303に搬送される。第1搬送路303に搬送された原稿Gは、搬送センサ316で原稿Gの搬送が確認された後、上流側搬送ローラ対304によって、斜行防止のために先端が揃えられると共に、規定の読み取りタイミングで送り出され、表裏が反転されて原稿読取ガラス201bへと搬送される。
そして、原稿読取ガラス201b上を通過した原稿Gの一方の面に、光源ユニット210からの光が該原稿読取ガラス201bを介して照射されて該一方の面で反射される。この原稿Gの一方の面から反射された光は、上述の原稿固定方式と同様に第1ミラー230によって反射された後、ミラーユニット203の第2及び第3ミラー203a,203bによって180°光路変換され、集光レンズ204を介して撮像素子205に結像し、ここで原稿画像が読み取られて電気的な画像データに変換される。なお、この撮像素子205による読み取り動作は、後述する両面読み取りの場合も同様であり、以下では説明を省略する。
読み取りの終了した原稿Gは、下流側搬送ローラ対305によって読取ガラス201上から引き出され、第1搬送路303のスイッチバック搬送路313を介して、可逆回転可能な反転ローラ対310によって排出トレイ302上に排出される。
また、原稿Gの一方の面と他方の面との両面を読み取る場合には、一方の面が読み取られた原稿Gが排出トレイ302に排出されることなく、該原稿Gの後端がスイッチバック搬送路313内に位置するように搬送され、逆方向に回転する反転ローラ対310にて逆搬送方向X2に逆搬送されて第1切換姿勢にある切換爪312にて第2搬送路311へ導かれる。第2搬送路311に導かれた原稿Gは、第2搬送路311を介して、再度、第1搬送路303に戻ることで、表裏が反転されて上流側搬送ローラ対304にて搬送され、原稿読取ガラス201b上を通過して他方の面が読み取られる。こうして両面の読み取りが終わった原稿Gは、再度、第1搬送路303に戻ることで、表裏が反転されて搬送ローラ対304,305にて搬送され、その後、第1搬送路303のスイッチバック搬送路313を通過し、順方向に回転する反転ローラ対310を介して排出トレイ302に排出される。
次に、本発明の特徴である光源ユニット(照明装置)210の構成について具体的に説明する。
図4は、光源ユニット210を画像形成装置Dの正面側から見た概略断面図である。また、図5は、図4に示す導光部材401を含むその周辺部を図中矢符F方向から見た概略図である。
光源ユニット210は、図3に示すように、原稿台ガラス201aの幅(主走査方向Yの幅)と同じ長さに形成されており、この光源ユニット210の主走査方向Y全長に渡って導光部材401が設けられている。すなわち、導光部材401は、上部と下部が開口し、光源ユニット210の主走査方向(以下、「長手方向」という。)に長い枠体形状をしており、長手方向に対向する端板(端面)402,403に、光源部211であるLEDランプが設けられている。また、長手方向に直交する方向(副走査方向X)に対向する長側板404,405が、光源部211からの光を反射する反射板となっており、この長側板404,405の上端部は、原稿台ガラス201aに向かって互いにハの字状に開くように傾斜した傾斜板404a,405aとなっている。
また、導光部材401の底面開口部410には、光源部211からの光を原稿台ガラス201a上に載置された原稿Gに向かって反射させるための反射板(導光板)として機能するベルト510が設けられている。このベルト510は、導光部材401の長側板404,405を挟むようにしてその両外側に配置された駆動ローラ501と従動ローラ502とに巻回された無端ベルトとなっており、駆動ローラ501と従動ローラ502との間に位置するベルト510部分が、導光部材401の底面開口部410に対向するように配置されている。
すなわち、駆動ローラ501及び従動ローラ502は、原稿台ガラス201aの長手方向の幅とほぼ同じ長さの棒状に形成されており、これに巻回されるベルト510の長手方向の幅W11も、原稿台ガラス201aの長手方向の幅とほぼ同じ幅に形成されている。さらに、ベルト510の長手方向の幅W11は、導光部材401の底面開口部410の長手方向の幅W1よりも若干幅広に形成されており、導光部材401の底面開口部410全体をベルト510で被覆できるようになっている。
また、駆動ローラ501と従動ローラ502との間には、ベルト510を導光部材401の底面開口部410に押圧する押圧部材450が設けられている。この押圧部材450は、底面開口部410よりも一回り大きな形状を有する長尺の板状部材で形成されている。すなわち、押圧部材450の長手方向の幅W21は、導光部材401の底面開口部410の長手方向の幅W1よりも若干幅広に形成されており、押圧部材450の短手方向の幅W22は、導光部材401の底面開口部410の短手方向の幅W2よりも若干幅広に形成されている。これにより、この押圧部材450でベルト510を導光部材401の底面開口部410に押し付けたとき、ベルト510の全体を導光部材401の底面開口部410に密着させることができるので、ベルト510と導光部材401の底面開口部410との間からLEDランプの光が漏れることがない。
さらに、この押圧部材450は離接機構部460に連結されており、この離接機構部460によって、導光部材401の底面開口部410に接近する方向と底面開口部410から離れる方向とに往復移動可能に設けられている。すなわち、離接機構部460は、駆動ローラ501の駆動制御によるベルト510の回動時には、押圧部材450を導光部材401の底面開口部410から離すように動作して、ベルト510の底面開口部410への押圧(接触)を解除し、ベルト510が回動を停止しているときには、押圧部材450を導光部材401の底面開口部410に押し当てるように動作して、ベルト510を導光部材401の底面開口部410に押し当てて密着させるようになっている。押圧部材450をこのように設けることで、原稿読取時には、ベルト510が導光部材401の底面開口部410に密着するので、導光部材401の底面開口部410と反射板としてのベルト510との間の隙間から光源部211であるLEDランプの光が漏れることはない。また、離接機構部460を設けることで、ベルト510の回動時には、ベルト510を導光部材401の底面開口部410から若干離すことができるので、ベルト510が導光部材401の底面開口部410に擦れて汚れたり傷付いたりすることがない。なお、ベルト510の回動は、駆動ローラ501を正転または逆転させることによって、いずれの方向にも回動可能となっている。
このような構成のベルト510の表面には、図6(a)に示すように、光源部211からの光を原稿サイズに応じて反射させるための複数のパターン(反射パターン)P1〜P5が、ベルトの回動方向Zに一定の間隔を存して、長手方向(回動方向Zと直交する方向)に平行に形成されている。なお、図6(b)は、同図(a)のパターンP1〜P5に対応した各サイズの原稿の原稿台ガラス上の載置状態を示している。
すなわち、これらパターンP1〜P5は、ベルト510の長手方向の一方の側を基準線S(すなわち、原稿台ガラス上に原稿を載置するときの載置基準となる線)とし、この基準線Sからベルト510の長手方向に沿って各原稿サイズに応じた長さ分だけそれぞれのパターンで形成されている。図6では、左端のパターンP1がA3及びA4サイズ(A3横サイズ及びA4縦サイズ)の原稿に対応し、次のパターンP2がB4及びB5サイズ(B4横サイズ及びB5縦サイズ)の原稿に対応し、次のパターンP3がA5及びA4Rサイズ(A5縦サイズ及びA4横サイズ)の原稿に対応し、次のパターンP4がB5Rサイズ(B5横サイズ)の原稿に対応し、右端のパターンP5がA5R(A5縦サイズ)の原稿に対応している。
そして、原稿読取時、原稿台ガラス201a上に例えばA4サイズの原稿が横置きで載置されると、図示しない検知センサによって原稿サイズが検知されるので、画像読取装置の図示しない制御部は、離接機構部460を制御して押圧部材450を導光部材401の底面開口部410から離し、駆動ローラ501を駆動して、ベルト表面のパターンP3が導光部材401の底面開口部410の位置にくるまで回動させて停止し、この後、離接機構部460を制御して押圧部材450を導光部材401の底面開口部410に押し当てることにより、ベルト510に形成されたパターンP3部分が底面開口部410に押し当てられて密着する。これにより、導光部材401は、A4サイズの原稿に合ったパターンP3が設けられた導光部材となる。図6は、このときの配置位置を示している。
この後、原稿台ガラス201a上に例えばB4サイズの原稿が横置きで載置されると、図示しない検知センサによって原稿サイズが検知されるので、画像読取装置の図示しない制御部は、離接機構部460を制御して押圧部材450を導光部材401の底面開口部410から離し、駆動ローラ501を駆動して、ベルト表面のパターンP2が導光部材401の底面開口部410の位置にくるまで回動させて停止し、この後、離接機構部460を制御して押圧部材450を導光部材401の底面開口部410に押し当てることにより、ベルト510に形成されたパターンP4部分が底面開口部410に押し当てられて密着する。これにより、導光部材401は、B4サイズの原稿に合ったパターンP2が設けられた導光部材となる。
ここで、ベルト510に形成された各パターンP1〜P5について説明する。
ベルト510のいずれかのパターンP1〜P5によって反射され、原稿Gに照射された光の反射光は、最終的に集光レンズ204で集光されて撮像素子(CCDラインセンサ)205上に結像される。上記従来技術でも説明したように、集光レンズ204は端か暗く、中央部が明るいというレンズ特性を有している。そのため、各パターンP1〜P5もこれに合わせてパターンが形成されている。すなわち、各パターンP1〜P5はいずれも、基本的に、集光レンズ204が対応する長手方向の中央部C1が密(間隔を狭く)に形成され、両端ほど疎(間隔が広く)になるように形成されている。ただし、小サイズの原稿に対応した例えばパターンP5では、基準線Sから長手方向の中央部C1までしかパターンが形成されていないため、見た目には、疎から密になっていくパターンとなっている。また、A3/A4サイズに対応しているパターンP5では、中央部C1を介して両側に対称な疎密パターン形状となっている。なお、疎密の間隔については、各パターンP1〜P5によって集光レンズ204との関係で最適な間隔に設定されており、図6等からも明らかなように、サイズの大きなパターンP1よりサイズの小さいパターンP5ほどその間隔が密になっている。
このように形成された各パターンP1〜P5では、例えば図7(a)に示すように、パターンP5で反射し、A5Rの原稿で反射した反射光の光量は、符号701で示すように、図中左端の光量が多く、中央部にいくに従って(すなわち、パターンP5の端にいくに従って)光量が減少し、パターンP5の無いところではその減少した光量のまま推移することになる。そのため、このような光量パターンで集光レンズ204を通過し、撮像素子205で取り込まれた光量は、符号702で示すように、A5R原稿の幅方向全長に渡ってほぼ均等な光量となっている。
また、図7(b)に示すように、パターンP1で反射し、A4/A3サイズの原稿で反射した反射光の光量は、符号703で示すように、図中両端の光量が多く、中央部にいくに従って光量が減少するパターンとなる。そのため、このような光量パターンで集光レンズ204を通過し、撮像素子205で取り込まれた光量は、符号704で示すように、A4/A3サイズの幅方向全長に渡ってほぼ均等な光量となっている。
また、図7(a)に示すA5Rに対応したパターンP5では、光源部211からの光の多くをこのパターンP5で適切に反射して、A5Rサイズの原稿に集中的に照射できるので、撮像素子で取り込まれた光量も、図7(b)に示すA4/A4サイズの場合よりアップしている。すなわち、各原稿サイズに合ったパターンで光源部211からの光を反射させることで、撮像素子に取り込まれる光量を従来よりアップさせることができる。そのため、階調性も従来よりアップさせることができるものである。
次に、導光部材401を構成するベルト510の材質及び押圧部材450の材質について説明する。ベルト510を導光部材401の反射板として機能させるためには、ベルト510を透明部材によって形成し、押圧部材450の表面を高反射部材で形成することで、従来の導光板と同様の高反射を実現することができる。ここで、透明なベルトは、ポリカーボネート(PC)やポリ塩化ビニル(PE)を用いて形成することができる。また、押圧部材450の表面に形成(貼着)する高反射部材としては、例えばESR(Enhanced Specular Reflector)フィルム(ポリエステル系樹脂を用いた多層膜構造フィルム)を用いることができる。ただし、ベルト510自体を高反射部材で形成してもよい。具体的には、ベルト510をステンレス(SUS)薄板で形成してもよい。もしくはステンレス薄板の表面に上記ESRフィルムを貼着してもよい。なお、パターンP1〜P5は、本実施形態では、スクリーン印刷によって形成している。
本発明に係る照明装置の一実施形態を適用した画像読取装置を備えた画像形成装置を概略的に示す側面図である。 図1に示す画像読取装置の概略縦断面図である。 図1に示す画像読取装置の概略斜視図である。 光源ユニットを画像形成装置の正面側から見た概略断面図である。 図4に示す導光部材を含むその周辺部を図中矢符F方向から見た概略図である。 ベルト表面に形成される複数のパターン及び各パターンに対応する原稿サイズの説明図である。 (a)はパターンP5と原稿面配光分布とCCD取込光量との関係を示す説明図、(b)はパターンP1と原稿面配光分布とCCD取込光量との関係を示す説明図である。 従来の原稿面配光分布とCCD取込光量との関係を示す説明図である。
符号の説明
D 画像形成装置
1 露光装置
2(2a,2b,2c,2d) 現像装置
3(3a,3b,3c,3d) 感光体ドラム
4(4a,4b,4c,4d) クリーナ装置
5(5a,5b,5c,5d) 帯電器
6(6a,6b,6c,6d) 中間転写ローラ
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルト装置
9 中間転写ベルトクリーニング装置
10 給紙トレイ
11 2次転写装置
11a 転写ローラ
12 定着装置
13 搬送ローラ
14a サバキローラ
14b 分離ローラ
15 排紙トレイ
16 ピックアップローラ
18 レジストローラ対
19 レジスト前ローラ対
21 中間転写ベルト駆動ローラ
22 従動ローラ
23 テンションローラ
31 ヒートローラ
32 加圧ローラ
50 シート搬送装置
100 画像読取装置
201a 原稿台ガラス
201b 原稿読取ガラス
202 枠体(フレーム)
203 ミラーユニット
203a 第2ミラー
203b 第3ミラー
204 集光レンズ
205 撮像素子(CCDラインセンサ)
210 光源ユニット(照明装置)
211 光源部(LEDランプ)
230 第1ミラー
300 自動原稿送り装置
301 原稿トレイ
302 排出トレイ
303 第1搬送路
304 上流側搬送ローラ対
305 下流側搬送ローラ対
306 ピックアップローラ
307 サバキローラ
308 分離部材
309 駆動手段
310 反転ローラ対
311 第2搬送路
312 切換爪
313 スイッチバック搬送路
318 読取ガイド
401 導光部材
402,403 短板
404,405 長側板
404a,405b 傾斜板
410 底面開口部
450 押圧部材
460 離接機構部
501 駆動ローラ
502 従動ローラ
510 ベルト
P1〜P5 パターン(反射パターン)

Claims (8)

  1. 導光部材の長手方向の端面に原稿を照明する光源を配置した照明装置において、
    回動可能なベルトが前記導光部材の下部に設けられ、前記ベルトには、前記光源からの光を原稿サイズに応じて反射させる複数のパターンが設けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記ベルトを前記導光部材の下部に押圧する押圧部材が設けられていることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、
    前記ベルトの回動時には前記押圧部材を前記導光部材の下部から離し、前記ベルトが回動を停止しているときには前記押圧部材を前記導光部材の下部に押し当てて前記ベルトを前記導光部材の下部に密着させる離接機構部を備えていることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の照明装置において、
    前記押圧部材の長手方向の幅は、前記導光部材の長手方向の幅より広く設けられていることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の照明装置において、
    前記導光部材の下部開口部に設けられる前記ベルトが透明部材によって形成されており、前記押圧部材の表面が高反射部材で形成されていることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の照明装置において、
    前記導光部材の下部開口部に設けられる前記ベルトが高反射部材で形成されていることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の照明装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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