JP5232508B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5232508B2
JP5232508B2 JP2008061020A JP2008061020A JP5232508B2 JP 5232508 B2 JP5232508 B2 JP 5232508B2 JP 2008061020 A JP2008061020 A JP 2008061020A JP 2008061020 A JP2008061020 A JP 2008061020A JP 5232508 B2 JP5232508 B2 JP 5232508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
image
disposed
scanning direction
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008061020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009217001A (ja
Inventor
智英 穂園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2008061020A priority Critical patent/JP5232508B2/ja
Publication of JP2009217001A publication Critical patent/JP2009217001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5232508B2 publication Critical patent/JP5232508B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、画像読取装置及び、画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
従来、原稿の画像を読み取る画像読取装置として、原稿に光を照射する光源と、原稿からの光束を結像させる結像レンズと、CCD(Charge―Coupled Device)とを一体的に収容するキャリッジを主走査方向と直交する副走査方向に移動させながら原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られている。
ここで、画像読取装置において、原稿からの光束全体を結像レンズに入光可能な程度まで収束させるためには、所定距離の光路を確保する必要がある。
これに対し、複数のミラーにより光束を反射することで所定距離の光路を形成する画像読取装置が知られている。
しかし、光束を反射することで所定距離の光路を形成する場合、複数のミラーそれぞれが所定の角度を保つように位置決めされる必要がある。特に、キャリッジが移動されることによって角度等にずれが生じないようにする必要がある。
これに対して、長尺状のミラーにおける長手方向の一端側に形成される2点の突起部及び他端側に形成される1点の突起部を有する保持部を備え、突起部をミラーに接触させて保持することで、ミラーの角度を所定の規定値に保つ画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−112707
しかし、特許文献1の画像読取装置は、キャリッジが移動されることによるミラー角度のずれ等を解決するものではなかった。
特に、キャリッジを移動させる移動手段が主走査方向における一方側のみに配置される場合におけるキャリッジが移動される際の振動や歪みによる影響が大きい側で生じるミラー角度のずれ等を解決するものではなかった。
本発明は、ミラーと、ミラーを収容するキャリッジケースと、キャリッジケースの主走査方向における一端側に配置される移動手段とを備え、ミラーにおける移動手段側を2つの突起部で位置決めすると共に、他端側を1つの突起部で位置決めすることで、ミラーの位置がずれることを抑制した画像読取装置及び、該読取装置を有する画像形成装置を提供すること目的とする。
本発明は、原稿に光を照射する光源手段と、前記原稿からの光束を反射させて光路を形成するミラーと、前記ミラーにおける反射面側に配置され該ミラーを位置決めする位置決め部と、前記ミラーにより反射された光束を結像させる結像レンズと、前記結像レンズの結像位置に配置され、前記結像レンズによる結像に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取手段と、前記光源手段と、前記ミラーと、前記結像レンズと、前記読取手段とを収容するケース体と、前記ケース体の主走査方向における第1端部側に配置され、該ケース体を前記主走査方向と直交する副走査方向に移動させる移動手段と、を備え、前記位置決め部は、前記第1端部側に配置され、前記反射面に当接される第1突起部及び第2突起部が形成される第1位置決め部と、前記主走査方向において前記第1端部と反対の第2端部側に配置され、前記反射面に当接される第3突起部が形成される第2位置決め部と、を有する画像読取装置に関する。
また、前記反射面と反対側の面における前記第1位置決め部に対応する位置に当接して配置され、前記ミラーを前記第1位置決め部側に押圧する第1押圧部材と、前記反射面と反対側の面における前記第2位置決め部に対応する位置に当接して配置され、前記ミラーを前記第2位置決め部側に押圧する第2押圧部材と、を備えることが好ましい。
また、前記第1押圧部材は、前記反射面と反対側の面における前記第1突起部と前記第2突起部との間の部分に対応した位置に当接されることが好ましい。
また、前記移動手段は、前記ケース体に連結される無端状のベルト部材と、前記ベルト部材を回転移動させる駆動部と、前記ケース体における前記第1端部側に形成される挿通孔に挿通されると共に、該ケース体における前記副走査方向への移動を案内するガイド部と、を備えることが好ましい。
本発明は、上述の画像読取装置と、前記画像読取装置より読み取られた前記原稿の画像に関する画像情報に基づいて、表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的に所定の用紙に転写する転写部と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、ミラーと、ミラーを収容するキャリッジケースと、キャリッジケースの主走査方向における一端側に配置される移動手段とを備え、ミラーにおける移動手段側を2つの突起部で位置決めすると共に、他端側を1つの突起部で位置決めすることで、ミラーの位置がずれることを抑制した画像読取装置及び、該読取装置を有する画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、コピー機1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。本実施形態において、後述する手差しトレイ65が配置された側(図1における右側)をコピー機1の前側とする。
画像形成装置としてのコピー機1は、該コピー機1における上方側に配置される画像読取装置200と、下方側に配置され画像読取装置200からの画像情報に基づいて用紙Tにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備える。
画像読取装置200は、所定の原稿Gを送り出す原稿送り部70と、原稿Gの画像を読み込む読取部201と、を備える。原稿送り部70は、読取部201に対して不図示の連結部により開閉可能に連結される。原稿送り部70は、後述する読取面202Aを保護する機能も有する。
原稿送り部70が閉状態の場合、原稿Gは、原稿送り部70における上面に形成される原稿載置部71に載置される。原稿載置部71に載置された原稿Gは、不図示の送りローラにより読取部201における読取面202A(図2参照)を構成する第1読取面203A(図2参照)に移動される。この場合、ケース体としてのキャリッジ210(図2参照)は、第1位置203(図2参照)に固定される。そして、原稿Gが第1読取面203Aをスライドするように移動されることで、キャリッジ210に配置される画像読取手段としてのCCD235(図6参照)により、原稿Gの表面に形成された画像が読み取られる。
原稿送り部70が開状態の場合、原稿Gは、読取面202Aを構成する第2読取面204A(図2参照)に載置される。この場合、キャリッジ210は、第2位置204(図2参照)に配置されると共に、第2位置204における主走査方向Yと直交する副走査方向Xに一定速度で移動される。これにより、第2読取面204Aに載置された原稿Gの画像が読みとられる。
画像読取装置200における読取部201については、後に詳述する。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定の画像を形成する画像形成部と、用紙Tを画像形成部に給紙すると共に画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部とを有する。
図1に示すように、画像形成部は、感光体ドラム2と、帯電部10と、レーザスキャナユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給装置6と、転写ローラ8と、定着装置9とを備える。
また、給排紙部は、給紙カセット52と、手差しトレイ65と、レジストローラ対80と、用紙Tの搬送路Lとを備える。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、像担持体として機能する。感光体ドラム2は、図1に対して垂直な回転軸を中心に回転可能な態様で装置本体Mに配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成される。
帯電部10は、感光体ドラム2の上方に配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に正(プラス極性)帯電させる。
レーザスキャナユニット4は、感光体ドラム2の上方に感光体ドラム2から離間して配置される。レーザスキャナユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザスキャナユニット4は、画像読取装置200から出力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4により走査露光されることによって、感光体ドラム2の表面に帯電した電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16は、感光体ドラム2の前方(図1における右側)に配置される。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナー画像を現像する。現像器16は、感光体ドラム2に対向配置可能な現像ローラ17とトナー攪拌用の攪拌ローラ18とを有して構成される。
トナーカートリッジ5は、現像器16に供給されるトナーを収容する。
トナー供給装置6は、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを、現像器16に供給する。
ドラムクリーニング装置11は、感光体ドラム2の後方(図1における左側)に配置される。ドラムクリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を除去する。
転写ローラ8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラ8には、不図示の電圧印加手段により、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。
転写ローラ8は、感光体ドラム2に対して接離される。具体的には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に当接される当接位置と、感光体ドラム2から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる場合には当接位置に移動され、他の場合には離間位置に移動される。
用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラ8とによって挟み込まれ、感光体ドラム2の表面(トナー画像が現像された側)に押し当てられる。このようにして転写部としての転写ニップNが形成され、感光体ドラム2に現像されたトナー画像は、用紙Tに転写される。
定着装置9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融させて、用紙Tに定着させる。定着装置9は、ヒータにより加熱される加熱ローラ9aと、加熱ローラ9aに圧接される加圧ローラ9bと、を備える。加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟持するようにして搬送する。用紙Tが加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されるように搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融し、定着する。
給紙カセット52は、装置本体Mの下部に配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの前側(図1における右側)に水平方向に引き出し可能に配置される。給紙カセット52は、用紙Tが載置される載置板60を備えており、給紙カセット52には、載置板60に用紙Tが積層された状態で、用紙Tが収容される。カセット給紙部51は、給紙カセット52の用紙送り出し側端部(図1における右側端部)に配置される。カセット給紙部51は、給紙カセット52に収容された用紙Tを搬送路Lに送り出す。
カセット給紙部51は、載置板60に載置された用紙Tを取り出す前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すローラ対63とからなる重送防止機構を備える。
カセット給紙部51又は手差し給紙部64と排紙部50との間には、用紙Tを搬送する搬送路Lが形成される。搬送路Lは、カセット給紙部51から第1合流部P1までの第1搬送路L1と、第1合流部P1からレジストローラ対80までの第2搬送路L2と、レジストローラ対80から転写ローラ8までの第3搬送路L3と、転写ローラ8から定着装置9までの第4搬送路L4と、定着装置9から分岐部P3までの第5搬送路L5と、分岐部P3から排紙部50までの第6搬送路L6とを有する。
また、搬送路Lは、手差しトレイ65から第1合流部P1までの第7搬送路L7を有する。第1合流部P1は、カセット給紙部51から用紙Tを搬送する第1搬送路L1と、手差しトレイ65から用紙Tを搬送する第7搬送路L7との合流部である。
第2搬送路L2の途中には、第2合流部P2が配置される。更に、搬送路Lは、分岐部P3から第2合流部P2までの戻し搬送路Lbを有する。第2合流部P2は、第2搬送路L2と戻し搬送路Lbとの合流部である。
ここで、転写ローラ8における用紙Tの搬送方向の上流側(図1における右側)には、レジストローラ対80が配置される。レジストローラ対80は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や、トナー画像とのタイミング調整を行うためのローラ対である。
戻し搬送路Lbは、用紙Tの両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(非印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられる搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、分岐部P3から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2搬送路L2に戻すことができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tは、感光体ドラム2により非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
装置本体Mの前面側(図1における右側)であって給紙カセット52の上方には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その基端部が第7搬送路L7の入口近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。手差しトレイ65は、その閉状態において、装置本体Mの前面の一部を構成する。給紙コロ66は、手差しトレイ65に載置された用紙Tを取り出し、第7搬送路L7に向けて送り出す。
手差し給紙部64は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを、第7搬送路L7及び第1合流部P1を介して、第2搬送路L2に給紙する。
第6搬送路L6における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの前方(図1における右方)に向けて開口している。排紙部50は、定着装置9によりトナーが定着された用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、排紙部50から排紙された、所定画像が転写された用紙Tが積層して集積される。
図2から図9Bにより、画像読取装置200における読取部201について説明する。
図2は、読取部201の断面図である。図3は、読取部201の全体構成を説明する分解斜視図である。図4は、図3における矢印F方向からキャリッジ210を見た図である。図5は、キャリッジ210の構造を説明する図である。図6は、図2における領域Aの拡大図である。図7Aは、第5保持部321aにおける斜視図である。図7Bは、第6保持部322aにおける斜視図である。図8は、第5押圧部材321b(第6押圧部材322b)における斜視図である。図9Aは、第5固定部321を説明する断面図である。図9Bは、第6固定部322を説明する断面図である。
図2に示すように、読取部201は、外形を構成し垂直方向上側に開口206が形成される収容ケース205と、開口206を覆うように配置され光透過性である読取面202を有して構成される上面ケース207と、を有する。
図2に示すように、読取部201は、垂直方向上面に形成される読取面202Aを有する。読取面202Aは、第1読取面203Aと、第2読取面204Aとを有する。第1読取面203Aは、上述の通り、原稿送り部70(図1参照)が閉状態の場合に原稿Gがスライド移動される読取面である。第2読取面204Aは、上述の通り、原稿送り部70が開状態の場合に原稿Gが載置される読取面である。
図3に示すように、収容ケース205には、副走査方向Xに移動可能に構成されるキャリッジ210と、キャリッジ210の一端210A側に形成される挿通孔251a、251b(図4参照)に挿通されキャリッジ210の移動を案内する棒状のガイド部250と、キャリッジ210に連結される環状ベルト260と、環状ベルト260における内側に配置され環状ベルト260を回転移動させるモータ部261と、キャリッジ210の他端210B側における垂直方向下側に形成され該キャリッジ210の他端210Bをスライド可能な状態で支持するスライド部255と、が収容配置される。
図3に示すように、移動手段を構成するガイド部250は、細長い円筒形状の棒部材である。ガイド部250は、収容ケース205の内側に副走査方向XにおけるX2側の端部からX1側まで端部まで延びるように配置される。ガイド部250は、キャリッジ210における一端210A側に形成された挿通孔251a、251bに挿通される。ガイド部250は、キャリッジ210における副走査方向Xへの移動を案内する。
図3に示すように、スライド部255は、キャリッジ210の他端210B側における垂直方向下側に形成される平面状の部分である。スライド部255は、摩擦抵抗が少なくなるように処理された平面状の部分である。スライド部255は、主走査方向Yにおいてガイド部250と反対側に形成される。スライド部255は、収容ケース205の内側に副走査方向XにおけるX2側の端部からX1側の端部まで延びるように配置される。スライド部255は、キャリッジ210の他端210B側をスライド可能に支持する。言い換えると、キャリッジ210における他端210Bは、スライド部255に載置された状態で副走査方向Xにスライド移動される。
図3に示すように、移動手段を構成する環状ベルト260は、一部がキャリッジ210に連結された環状のベルト部材である。環状ベルト260は、弾力性を有する材料で無端状に形成されたベルト部材である。環状ベルト260は、ローラ262(図4参照)とモータ部261とに所定の張力を有した状態で掛け渡される。ローラ262は、副走査方向XにおけるX2側に配置され、モータ部261は、副走査方向XにおけるX1側に配置される。所定の張力を有した状態で軸部材とモータ部261に掛け渡された環状ベルト260は、モータ部261が回転することで回転移動される。環状ベルト260が回転移動されることで、環状ベルト260に連結されたキャリッジ210がガイド部250に案内されながら副走査方向Xに移動される。
図3に示すように、移動手段を構成するモータ部261は、ガイド部250における垂直方向下側であって副走査方向XにおけるX1側に配置される。モータ部261は、上述の通り、環状ベルト260の内側に配置される。モータ部261は、該モータ部261が回転することで所定の張力を有した状態で掛け渡される環状ベルト260を回転させる。つまり、モータ部261は、該モータ部261が回転することで環状ベルト260に連結されたキャリッジ210を移動させる。
図4に示すように、キャリッジ210から延出する連結部280は、環状ベルト260の内側に配置される内側部281と、環状ベルト260の外側に配置される外側部282とを備える。内側部281には、環状ベルト260の内面に対向する複数の突起281aが形成される。内側部281は、複数の突起281aそれぞれが環状ベルト260の内面に形成された複数の凹部260aそれぞれに嵌合するように配置される。外側部282には、環状ベルト260の外面に対向する複数の当接部282aが形成される。外側部282は、複数の当接部282aそれぞれが環状ベルト260の外面に当接する。連結部280は、内側部281と外側部282とにより環状ベルト260を挟み込むようにして該環状ベルト260に取り付けられる。言い換えると、キャリッジ210は、連結部280により環状ベルト260に取り付けられる。
図5及び図6に示すように、主走査方向Yに長い略直方形のケース体であるキャリッジ210は、外形を構成するキャリッジケース211と、垂直方向上側に配置される光源手段としての蛍光灯240と、蛍光灯240からの光を原稿G側に集める集光ミラー241と、蛍光灯240からの光であって原稿Gから反射した光束を反射させて光路Hを形成するミラー群220と、光路Hの端部に配置され原稿Gの画像を結像させる結像レンズ230と、結像された原稿Gの画像を読み取る読取手段としてのCCD235と、CCD235が実装されたCCD基板236と、CCD235の動作を制御する制御手段としての不図示のCPUが実装された回路基板290と、CCD基板236(CCD235)と回路基板290とを電気的に接続する信号線としてのフレキシブルプリント基板291と、を備える。
図6に示すように、蛍光灯240は、キャリッジ210における垂直方向上側に主走査方向Yに沿って配置される。蛍光灯240は、原稿Gに照射させる光を発光させる。
図6に示すように、集光ミラー241は、蛍光灯240の副走査方向XにおけるX2側及び垂直方向下方側を囲むように配置される。集光ミラー241は、蛍光灯240からの光を集光して光束H1を原稿Gに照射させる。
ミラー群220は、第1ミラー221と、第2ミラー222と、第3ミラー223と、第4ミラー224と、を有する。ミラー群220は、原稿Gからの光束H2を反射させて、キャリッジ210内で光束を折り返して所定距離の光路Hを形成する。
図6に示すように、第1ミラー221は、キャリッジケース211における底面側に第1反射面R1を上面にして配置される。第1ミラー221は、原稿Gからの光束H2を第2ミラー222に向かうように反射させる。
第2ミラー222は、キャリッジケース211における垂直方向上側であって副走査方向XにおけるX1側に配置される。第2ミラー222は、第2反射面R2を第1ミラー221及び第3ミラー223側に向けるようにして配置される。第2ミラー222は、第1ミラー221からの光束H3を第3ミラー223に向かうように反射させる。
第3ミラー223は、キャリッジケース211における垂直方向上側であって副走査方向XにおけるX2側に配置される。第3ミラー223は、第3反射面R3を第2ミラー222及び第4ミラー224側に向けるようにして配置される。第3ミラー223は、第2ミラー222からの光束H4を第4ミラー224に向かうように反射させる。
第4ミラー224は、キャリッジケース211における底面側であって副走査方向XにおけるX1側に配置される。第4ミラー224は、副走査方向Xにおける同じX1側に配置される第2ミラー222よりも底面側に配置される。第4ミラー224は、第4反射面R4を第3ミラー223及び結像レンズ230側に向けるようにして配置される。第4ミラー224は、第3ミラー223からの光束H5を結像レンズ230に向かうように反射させる。
図5に示すように、ミラー群220を構成するミラー221、222、223、224それぞれは、主走査方向Yにおける両端が固定部によりそれぞれ固定される。具体的には、ミラー群220を構成するミラー221、222、223、224それぞれは、反射面R1、R2、R3、R4が所定の角度を維持するように固定部により固定される。
詳細には、まず、第1ミラー221は、第1固定部301と第2固定部302とにより第1反射面R1が第2ミラー222の第2反射面R2に対して所定角度を維持するように固定される。
第1固定部301は、第1ミラー221の主走査方向Yにおけるガイド部250側(Y1側)に配置される。第1固定部301は、第1反射面R1側に配置される位置決め部としての第1保持部301aと、第1反射面R1側と反対側に配置される第1押圧部材301bと、を備える。第1固定部301は、第1押圧部材301bにより第1ミラー221における一端側を第1保持部301a側に押圧することで、第1ミラー221が第2ミラー222に対して所定角度になるよう第1ミラー221における一端側を位置決め固定する。
第2固定部302は、第1ミラー221の主走査方向Yにおけるスライド部255側(Y2側)に配置される。第2固定部302は、第1反射面R1側に配置される位置決め部としての第2保持部302aと、第1反射面R1側と反対側に配置される第2押圧部材302bと、を備える。第2固定部302は、第2押圧部材302bにより第1ミラー221における他端側を第2保持部302a側に押圧することで、第1ミラー221が第2ミラー222に対して所定角度になるよう第1ミラー221における他端側を位置決め固定する。
同様に、第2ミラー222は、第3固定部311と第4固定部312とにより第2反射面R2が第3ミラー223の第3反射面R3に対して所定角度を維持するように固定される。第2ミラー222は、第2ミラー222の主走査方向Yにおけるガイド部250側(Y1側)に形成される第3固定部311と、主走査方向Yにおけるスライド部255(Y2側)に形成される第4固定部312とにより固定される。第3固定部311は、第2反射面R2側に配置される位置決め部としての第3保持部311aと、第2反射面R2側と反対側に配置される第3押圧部材311bと、を備える。第4固定部312は、第2反射面R2側に配置される位置決め部としての第4保持部312aと、第2反射面R2側と反対側に配置される第4押圧部材312bと、を備える。第3固定部311及び第4固定部312における第2ミラー222の位置決め固定は、上述の第1固定部301及び第2固定部302における第1ミラー221の位置決め固定と同様の態様である。
また、第3ミラー223は、第5固定部321と第6固定部322とにより第3反射面R3が第4ミラー224の第4反射面R4に対して所定角度を維持するように固定される。第3ミラー223は、第3ミラー223の主走査方向Yにおけるガイド部250側(Y1側)に形成される第5固定部321と、主走査方向Yにおけるスライド部255(Y2側)に形成される第6固定部322とにより固定される。第5固定部321は、第3反射面R3側に配置される位置決め部としての第5保持部321aと、第3反射面R3側と反対側に配置される第5押圧部材321bと、を備える。第6固定部322は、第3反射面R3側に配置される位置決め部としての第6保持部322aと、第3反射面R3側と反対側に配置される第6押圧部材322bと、を備える。第5固定部321及び第6固定部322における第3ミラー223の位置決め固定は、上述の第1固定部301及び第2固定部302における第1ミラー221の位置決め固定と同様の態様である。
また、第4ミラー224は、第7固定部331と第8固定部332とにより第4反射面R4が結像レンズ230に対して所定角度を維持するように固定される。第4ミラー224は、第4ミラー224の主走査方向Yにおけるガイド部250側(Y1側)に形成される第7固定部331と、主走査方向Yにおけるスライド部255(Y2側)に形成される第8固定部332とにより固定される。第7固定部331は、第4反射面R4側に配置される位置決め部としての第7保持部331aと、第4反射面R4側と反対側に配置される第7押圧部材331bと、を備える。第8固定部332は、第4反射面R4側に配置される位置決め部としての第8保持部332aと、第4反射面R4側と反対側に配置される第8押圧部材332bと、を備える。第7固定部331及び第8固定部332における第4ミラー224の位置決め固定は、上述の第1固定部301及び第2固定部302における第1ミラー221の位置決め固定と同様の態様である。
ここで、固定部における詳細な構造は後に詳述する。
図5に示すように、ミラー群220を構成する第1ミラー221、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224は、光路Hにおいて結像レンズ230側に近づくに従って、主走査方向Yにおける長さ(X1、X2、X3、X4)が短くなるように形成される。本実施形態において、第4ミラー224がミラー群220を構成するミラーのうち、主走査方向Yにおける長さが最も短くなるように形成される。
ミラー群220を構成する第1ミラー221、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224それぞれは、入射された光束それぞれを主走査方向Yにおける長さ(幅)が短くなるよう収束させる。具体的には、第1ミラー221、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224それぞれは、入射された光束それぞれを原稿Gの画像が大きく歪まない程度に収束させる。原稿Gの画像が大きく歪まない程度に収束させることが必要であるためには、光路Hが所定距離だけ必要となる。
ミラー群220を構成する第1ミラー221、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224それぞれは、入射する光束よりも少しだけ幅(主走査方向Yにおける長さ)が広くなるように形成される。詳細には、第1ミラー221は、光束H2(図6参照)よりも少しだけ幅が広くなるように形成される。また、第2ミラー222は、光束H3(図6参照)よりも少しだけ幅が広くなるように形成される。また、第3ミラー223は、光束H4(図6参照)よりも少しだけ幅が広くなるように形成される。また、第4ミラー224は、光束H5(図6参照)よりも少しだけ幅が広くなるように形成される。
また、ミラー群220を構成する第1ミラー221、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224は、光路Hにおいて結像レンズ230側に近づくに従って、厚さが厚くなるように形成される。
図6に示すように、光路Hは、蛍光灯240から原稿Gまでの光束H1と、原稿Gから第1ミラー221までの光束H2と、第1ミラー221から第2ミラー222までの光束H3と、第2ミラー222から第3ミラー223までの光束H4と、第3ミラー223から第4ミラー224までの光束H5と、第4ミラー224から結像レンズ230までの光束H6と、結像レンズ230からCCD235までの光束H7と、を有する。光束H3から光束H6までは、ミラー群220により形成される。光路Hにおける結像レンズ230側の光束H6は、結像レンズ230に入射される。
図6に示すように、結像レンズ230は、キャリッジケース211における底面側であって副走査方向Xにおける略中央に配置される。結像レンズ230は、光路Hにおける原稿G側と反対の端部側に配置される。結像レンズ230は、光束H6と光束H7との間に配置される。結像レンズ230は、入射された光束H6を所定位置において結像させる。結像レンズ230は、原稿Gの画像を所定位置において結像させる。
図6に示すように、CCD235は、キャリッジケース211における底面側であって副走査方向XにおけるX2側に配置される。CCD235は、結像レンズ230における結像位置に配置される。結像された原稿Gの画像は、CCD235により画像情報として読み取られる。CCD235により読み取られた原稿Gの画像情報は、CCD基板236を介して装置本体Mに出力される。
図5に示すように、回路基板290は、中間ミラーとしての第3ミラー223の主走査方向YにおけるY2側に並列して配置される。第3ミラー223がキャリッジ210の主走査方向Yにおける長さを規定する第1ミラーよりも主走査方向Yにおける長さが短くなるように形成されるので、回路基板290は、第3ミラー223との並列配置が可能となっている。
回路基板290は、フレキシブルプリント基板291を介してCCD基板236に電気的に接続される。つまり、回路基板290は、フレキシブルプリント基板291を介してCCD235に電気的に接続される。回路基板290には、CCD235の読取動作を制御する制御手段としてのCPU(不図示)が配置される。回路基板290は、フレキシブルプリント基板291を介して所定の電子部品からの信号をCCD基板236に出力する。
図5に示すように、フレキシブルプリント基板291は、キャリッジ210に配置される。具体的には、フレキシブルプリント基板291は、CCD基板236及び回路基板290がキャリッジ210に配置されているので、キャリッジ210に配置される。フレキシブルプリント基板291は、回路基板290がキャリッジ210と別個に配置された場合に比べて短くなっている。
続けて、図7Aから図9Bにより、各ミラーを固定する固定部について説明する。固定部として、第5固定部321及び第6固定部322について説明する。
図7Aに示すように、第3ミラー223におけるガイド部250側(図5参照)(Y1側)の端部を固定する第5固定部321(図9A参照)は、第5保持部321aを有する。第5保持部321aには、第1突起部401と第2突起部402とが形成される。第1突起部401と第2突起部402とは、第3ミラー223の第3反射面R3(図9A参照)における短手方向(高さ方向)に離間して形成される。第5保持部321aに対向する位置には、リブ411と、リブ411における第5保持部321aと反対側に形成される突起状の係止部421が形成される。リブ411には、第5押圧部材321b(図9A参照)が取り付けられる。
図7Bに示すように、第3ミラー223におけるスライド部255側(図5参照)(Y2側)の端部を固定する第6固定部322(図9B参照)は、第6保持部322aを有する。第6保持部322aには、第3突起部403が形成される。第3突起部403は、上述の短手方向において第1突起部401と第2突起部402との間に位置するよう形成される。第6保持部322aに対向する位置には、リブ412と、リブ412における第6保持部322aと反対側に形成される突起状の係止部422が形成される。リブ412には、第6押圧部材322b(図9B参照)が取り付けられる。
図8に示すように、第5押圧部材321bは、取り付け部431と、押圧部451とを有する。
取り付け部431は、コ字状に形成される。取り付け部431には、開口状の被係止部441が形成される。取り付け部431がリブ411(図7A参照)に被嵌するように配置されると共に、被係止部441がリブ411の側面に形成された突起状の係止部421(図7A参照)に係合されることで、第5押圧部材321bはリブ411に取り付けられる。
押圧部451は、バネ部461と、ドーム状(半球状)の当接部471とを有する。バネ部461は、自然状態から矢印G1方向に変形され弾性力を有した状態でリブ411と第3ミラー223(図9A、B参照)との間に配置される。
ここで、第6押圧部材322bの構成は上述の第5押圧部材321bと同様である。
図9Aに示すように、第3ミラー223は、第5保持部321aにおける第1突起部401及び第2突起部402により反射面R3側を位置決め保持される。また、第3ミラー223は、第5押圧部材321bの押圧部451における当接部471により第5保持部321a側に押圧される。これにより、第3ミラー223は、ガイド部250側の端部である一端210A(図5参照)側において、2点保持される。
図9Bに示すように、第3ミラー223は、第6保持部322aにおける第3突起部403により反射面R3側を位置決め保持される。また、第3ミラー223は、第6押圧部材322bの押圧部452における当接部472により第6保持部322a側に押圧される。これにより、第3ミラー223は、ガイド部250と反対側の端部である他端210B(図5参照)側において、1点保持される。
上述より、第3ミラー223は、第1突起部401と、第2突起部402と、第3突起部403とで反射面R3側を位置決め保持される。第3ミラー223は、3つの突起部で位置決め保持されているので、第3ミラー223は、精度が高い状態で位置決め保持される。また、ガイド部250側に配置される第5保持部321aには2つの突起部が形成され、第3ミラー223は、ガイド部250側において2点で位置決め保持されるので、歪みや振動により位置や角度のズレが発生しにくい。
ここで、第1ミラー221における第1保持部301a及び第2保持部302aと、第2ミラー222における第3保持部311a及び第4保持部312aと、第7保持部331a及び第8保持部332aにおいては、上述と同様の構成である。具体的には、第1保持部301a、第3保持部311a、第7保持部331aには2つの突起部が形成され、第2保持部302a、第4保持部312a、第8保持部332aには1つの突起部が形成される。
つまり、第1ミラー221、第2ミラー222及び第4ミラー224においても同様の態様で固定される。つまり、第1ミラー221、第2ミラー222及び第4ミラー224においてもガイド部250側は2つの突起部により位置決め保持され、スライド部255側は1つの突起部により位置決め保持される。
続けて、画像読取装置200における作用について説明する。
まず、原稿送り部70を開状態にすると共に、読取面202を構成する第2読取面204A(図2参照)に原稿Gを載置する。不図示のセンサにより第2読取面204Aに原稿が載置されたことが検知されることで、キャリッジ210は、第2位置204に配置される。
次いで、原稿送り部70を閉状態にする。そして、不図示のスタートスイッチを押すことで、コピー機1に対して、原稿Gの画像を複製することを指示する。スタートスイッチが押されることで、画像読取装置200による原稿Gの画像を読み取り動作が開始される。
具体的には、図6に示すように、まず、蛍光灯240が点灯される。点灯された蛍光灯240からの光は集光ミラー241により収束されながら原稿Gに照射される。蛍光灯240による原稿Gへ光の照射がされた状態で、キャリッジ210は、副走査方向XにおけるX1方向に一定速度で移動される。キャリッジ210は、第2位置204(図2参照)における初期位置である副走査方向XにおけるX2側から反対側の端部であるX1側まで所定の読込動作をしながら一定速度で移動する。
キャリッジ210は、該キャリッジ210におけるガイド部250側に連結される環状ベルト260の回転移動により副走査方向Xに移動される。キャリッジ210は、ガイド部250側(Y1側)だけが引っ張られる。ガイド部250と反対側(Y2側)はスライド部255に載置されてスライド移動される。このため、特に、ガイド部250側(Y2側)において、歪みや振動が発生する。この歪みや振動により、ミラー群220を構成するミラーにおける位置や角度にずれが生じた場合、各光束が歪んだりブレたりすることで、得られる画像が歪んだりブレる場合がある。
本実施形態において、ミラー群220を構成するミラーは、ガイド部250側を2つの突起部で位置決め保持され、スライド部255側を1つの突起部で位置決め保持される。これにより、ガイド部250側に生じる歪みや振動によっても、各ミラーにおいて、角度や位置のずれが生じにくい。つまり、光路Hにおける精度が高い状態が維持される。よって、取得される画像に歪みやブレが生じにくい。
キャリッジ210が一定速度で移動されている状態で、蛍光灯240から照射された光束H1のうち原稿Gにより反射された光束H2は、第1ミラー221における第1反射面R1により主走査方向Yにおける長さが短くなるように収束されて光束H3として第2ミラー222に向かうように反射される。
同様に、光束H3、H4、H5それぞれは、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224それぞれにより、収束されながら反射される。
続けて、第1ミラー221、第2ミラー222、第3ミラー223、第4ミラー224により収束された光束H6は、結像レンズ230に入射される。
光束H6が入射された結像レンズ230は、原稿Gの画像を結像させる。結像位置に配置されたCCD235は、結像された画像に基づいて、原稿Gの画像を画像情報として読み込む。歪みやブレの発生が抑制された画像が画像情報として読み込まれる。CCD235により読み込まれた画像情報は、CCD基板236に出力される。そして、CCD基板236に出力された画像情報は、フレキシブルプリント基板291を介して回路基板290に出力される。
ここで、回路基板290及びフレキシブルプリント基板291は、キャリッジ210に配置されるので、CCD235及びCCD基板236と一体的に移動される。
続けて、回路基板290に出力された画像情報は、画像読取装置200から装置本体Mに出力される。
装置本体Mにおいて、入力された画像情報は、不図示の画像形成制御部に入力される。画像形成制御部は、画像情報に基づいて、画像形成部を構成する像担持体としての感光体ドラム2、帯電部10、レーザスキャナユニット4や現像器16等を制御する。感光体ドラム2には、画像情報に基づいて、所定のトナー画像が形成される。
搬送路Lを介して感光体ドラム2により形成される転写ニップNに搬送された用紙Tには、画像情報に基づいて原稿Gの画像と同じ画像が転写される。上述より、歪みやブレの発生が抑制された原稿Gと同じ画像が転写される。画像が形成された用紙Tは、排紙部50から排紙集積部M1に排紙される。
本実施形態によれば、ミラー群220を構成するミラーがガイド部250側において2つの突起部で位置決め保持され、スライド部255側において1つの突起部で位置決め保持される。これにより、ガイド部250側に生じる歪みや振動によっても、各ミラーにおいて、角度や位置のずれが生じにくいコピー機1を提供することができる。つまり、光路Hにおける精度が高い状態が維持されるコピー機1を提供することができる。よって、取得される画像に歪みやブレが生じにくいコピー機1を提供することができる。
また、本実施形態によれば、コピー機1において、簡易な構成でミラーにおける角度や位置がずれることを抑制できる。これにより、生産時に必要であったミラーの角度や位置を調整する工程を低減することができる。また、組み付け時における作業性がよいので、周囲の部品等を変形や破損させることなく、容易にミラーを組み付けることができる。これにより、作業性が向上されると共に、生産コストを低減することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、画像形成装置としてコピー機1につい説明しているが、これに限定されず、カラーコピー機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等であってもよい。
また、本実施形態において、画像読取装置200は、装置本体Mと一体的に形成されているが、これに限定されず、装置本体Mと別個の筐体により構成されていてもよい。例えば、画像読取装置200は、装置本体Mに対して着脱可能に構成されてもよい。
また、本実施形態において、画像読取装置200は、画像形成装置としてのコピー機1の一部を構成しているが、これに限定されず、例えば、イメージスキャナ等の単体として用いられる装置であってもよい。
コピー機1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。 読取部201の断面図である。 読取部201の全体構成を説明する分解斜視図である。 図3における矢印F方向からキャリッジ210を見た図である。 キャリッジ210の構造を説明する図である。 図2における領域Aの拡大図である。 第5保持部321aにおける斜視図である。 第6保持部322aにおける斜視図である。 第5押圧部材321b(第6押圧部材322b)における斜視図である。 第5固定部321を説明する断面図である。 第6固定部322を説明する断面図である。
符号の説明
1……コピー機(画像形成装置)、2……感光体ドラム(像担持体)、16……現像器、200……画像読取装置、210……キャリッジ(ケース体)、220……ミラー群、221……第1ミラー、222……第2ミラー、223……第3ミラー、224……第4ミラー、230……結像レンズ、235……CCD(読取手段)、240……蛍光灯(光源手段)、250……ガイド部(移動手段)、260……環状ベルト(移動手段)、261……モータ部(移動手段)301a……第1保持部(位置決め部)、301b……第1押圧部材、302a……第2保持部(位置決め部)、302b……第2押圧部材、401……第1突起部、402……第2突起部、403……第3突起部、H……光路、N……転写ニップ(転写部)

Claims (3)

  1. 原稿に光を照射する光源手段と、
    前記原稿からの光束を反射させて光路を形成するミラーと、
    前記ミラーにおける反射面側に配置され該ミラーを位置決めする位置決め部と、
    前記ミラーにより反射された光束を結像させる結像レンズと、
    前記結像レンズの結像位置に配置され、前記結像レンズによる結像に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記光源手段と、前記ミラーと、前記結像レンズと、前記読取手段とを収容するケース体と、
    前記ケース体の主走査方向における第1端部側に配置され、該ケース体を前記主走査方向と直交する副走査方向に移動させる移動手段と、を備える画像読取装置であって
    前記位置決め部は、
    前記第1端部側に配置され、前記反射面に当接される第1突起部及び第2突起部が形成される第1位置決め部と、
    前記主走査方向において前記第1端部と反対の第2端部側に配置され、前記反射面に当接される第3突起部が形成される第2位置決め部とを有し、
    前記ケース体は、リブを有し、
    前記画像読取装置は、
    前記反射面と反対側の面における前記第1位置決め部に対応する位置に当接して配置され、前記ミラーを前記第1位置決め部側に押圧する第1押圧部材と、
    前記反射面と反対側の面における前記第2位置決め部に対応する位置に当接して配置され、前記ミラーを前記第2位置決め部側に押圧する第2押圧部材と、を備え
    前記第1押圧部材は、コ字状を有し前記リブに被嵌するようにして前記リブに固定される取り付け部と、前記ミラーに当接して前記ミラーを押圧する押圧部とを有し、
    前記第1押圧部材の前記押圧部は、前記反射面と反対側の面における前記第1突起部と前記第2突起部との間の部分に対応した位置に当接される
    画像読取装置。
  2. 前記移動手段は、
    前記ケース体に連結される無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材を回転移動させる駆動部と、
    前記ケース体における前記第1端部側に形成される挿通孔に挿通されると共に、該ケース体における前記副走査方向への移動を案内するガイド部と、を備える
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置より読み取られた前記原稿の画像に関する画像情報に基づいて、表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、
    前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的に所定の用紙に転写する転写部と、を備える
    画像形成装置。
JP2008061020A 2008-03-11 2008-03-11 画像読取装置及び画像形成装置 Active JP5232508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008061020A JP5232508B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 画像読取装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008061020A JP5232508B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 画像読取装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009217001A JP2009217001A (ja) 2009-09-24
JP5232508B2 true JP5232508B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=41188925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008061020A Active JP5232508B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 画像読取装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5232508B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5140126B2 (ja) * 2010-10-01 2013-02-06 Necアクセステクニカ株式会社 ミラー支持装置及び画像読取装置
JP7523282B2 (ja) 2020-08-18 2024-07-26 シャープ株式会社 原稿送り装置および画像形成装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58169111A (ja) * 1982-03-31 1983-10-05 Ricoh Co Ltd 光学系におけるミラ−支持装置
JPS60225129A (ja) * 1984-04-20 1985-11-09 Sanyo Electric Co Ltd 露光走査装置
JP2514469B2 (ja) * 1990-11-30 1996-07-10 三田工業株式会社 光学系のミラ―保持装置
JPH08146530A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH11112707A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
JP2004013048A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Murata Mach Ltd 画像読取装置
JP4478393B2 (ja) * 2003-02-07 2010-06-09 株式会社リコー 画像読み取り装置
JP2007139873A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 板状部材の保持機構、画像読取装置および画像形成装置
JP4815220B2 (ja) * 2006-01-17 2011-11-16 株式会社リコー 光反射ユニット、画像読取装置、光書込装置及び画像形成装置
JP4868977B2 (ja) * 2006-08-21 2012-02-01 ニスカ株式会社 画像読取装置における反射ミラーユニット及びこれを用いた画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009217001A (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5427831B2 (ja) 光学部品取付構造及びそれを備えた画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5470310B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
KR20150049264A (ko) 이미징 유닛의 위치 조정 장치, 이미징 유닛 및 이를 포함한 화상 독취 장치
JP5883043B2 (ja) 読取装置および複合装置
US7557973B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus provided with the same
CN108459410B (zh) 光扫描装置及图像形成装置
JP5538341B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5232508B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP7423354B2 (ja) 光学装置の製造方法、及び製造装置
JP5205084B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5634329B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5412459B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5227833B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6361783B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2010199639A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6155366B2 (ja) 画像読取装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2010210749A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US20220197180A1 (en) Image forming apparatus
US20240231061A1 (en) Optical device
JP2009232279A (ja) 撮像素子基板の取付構造、画像読取装置、及び画像形成装置
JP6067485B2 (ja) 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP5608600B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010212838A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010212839A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2012156574A (ja) 画像読取り装置、その画像読取り装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101122

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130325

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5232508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150