JP4478393B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナなどの画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真式画像形成装置に装備されて原稿台上の原稿画像を読み取る画像読み取り装置において、原稿反射光を所定方向に導くために配置されたミラーを保持するために使用されるミラー保持装置を、ねじ止めで固定することは従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平8−29662号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術である特許文献1記載の「ミラー固定装置」に開示されるような実施例では、ミラーを交換する必要が発生した場合に、交換作業に手間がかかり作業効率が悪くなる不具合が生じていた。
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、ミラー保持装置の脱着を容易にし、かつ確実にミラーを固定する画像読み取り装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、照明された原稿の反射光をレンズに導くためのミラーと、前記ミラーを支持するキャリッジと、前記ミラーの短手方向に設けられ、その先端側のみで前記ミラーをキャリッジに付勢して保持するとともに後端側に穴部を有し、該後端側が前記キャリッジに固定される付勢部材と、を備え、前記キャリッジは、前記付勢部材により付勢された前記ミラーが当接する当接部と、該当接部と同じ側面且つ前記ミラーの短手方向に設けられ、前記付勢部材の前記穴部と嵌合して前記付勢部材を前記キャリッジに固定する凸部と、前記当接部と前記凸部との間であって該凸部の突出方向と同じ側に設けられた突起部材と、前記当接部と同じ側面且つ前記ミラーの短手方向における前記突起部材の両側に位置するように前記キャリッジに打ち抜き形成された第1の穴と第2の穴と、を有し、前記付勢部材が、前記キャリッジの前記凸部の形成された側の面と前記突起部材との間に第1の穴と第2の穴を介して差込挿着されることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記付勢部材が第1の穴と第2の穴を貫通した後に、前記凸部と前記穴部が嵌合して固定されることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の画像読み取り装置を有する画像形成装置を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による画像読み取り装置のスキャナ装置の実施の形態を示す縦断側面図である。本実施の形態は、フラットベッドタイプ(原稿固定型)のスキャナ装置への適用例を示している。
まず、スキャナ装置の全体構成を概略的に説明する。図1ないし図8は、スキャナ装置の1実施の形態を概略的に示す縦断側面図である。スキャナ装置1は、上面に原稿載置用のコンタクトガラス2を備える筐体形状のスキャナハウジング3を有している。
スキャナハウジング3内には、光源用ランプとしてのキセノンランプ(以下、Xeランプ、という)4および45°傾斜の第1ミラー5を搭載する第1キャリッジ6、45°傾斜で互いの反射面のなす角度が直交して読取り光軸を180°反転させる第2、第3ミラー7、8を搭載する第2キャリッジ9が設けられている。
第1、第2キャリッジ6、9は、主走査方向(図1において紙面に対する垂直方向)を長手方向として配設され、副走査方向(図1において左右方向)に沿って2:1の速度比で往復動自在に設けられている。原稿画像の読み取りを待機している場合の第1、第2キャリッジ6、9は、図1中左端部位置のホームポジションに位置付けられている。Xeランプ4、第1ミラー5、第2ミラー7、第3ミラー8は原稿面に沿ってスキャンさせる光学系である。
Xeランプ4は、コンタクトガラス2に対向する位置にスリット(アパーチャ)が形成されるように、光反射面を軸心方向に向けてコンタクトガラス2から離反する側を覆うリフレクタ18が設けられている。これによって、Xeランプ4が発光する光を有効に利用して、コンタクトガラス2に向けて照射する光の利用効率の向上を図ることができる。
また、スキャナハウジング3内には、第1、第2キャリッジ6、9を副走査方向に沿って往復動させるためのステッピングモータによる駆動モータ10、読み取り素子としてのライン状のCCD11を搭載するセンサボードユニット12、レンズブロック13を搭載するレンズブロックステー14等が設けられている。加えて、スキャナハウジング3の底板3aには、コンタクトガラス2上に載置された原稿のサイズを検出する幅センサ15および長さセンサ16等が設けられている。
【0006】
次に、スキャナ装置1が備える各部について説明する。図2は図1のスキャナ装置1の内部構造を示す水平断面図である。図3は図2の内部構造を示す縦断側面図である。
図4はスキャナハウジング3内に設けられた各部を示す斜視図である。図5はその一部を示す斜視図である。図6はベルトの係止・固定による力の作用方向を概略的に示す説明図である。図7は第1キャリッジ6の移動動作についての動滑車の原理を略図的に示す説明図である。図8は第2キャリッジ9の移動動作についての動滑車の原理を略図的に示す説明図である。
スキャナハウジング3の副走査方向に沿って立ち上げられた左右一対の側壁3b(図2参照)にはレール部材17が各々取り付けられている。これらのレール部材17は断面形状がコの字形状を有しており、これによって、図3に示すように上下方向で対向するレール17a、17bが2段レール構造として形成されている。
以降、上側で対をなすレールを第1キャリッジ6用の第1レール17a、下側で対をなすレールを第2キャリッジ9用の第2レール17bと称して説明する。このように第1、第2キャリッジ6、9の走行摺動面をレール17a、17bとして分けることにより、第1、第2キャリッジ6、9の位置(ホームポジション状態で)を近づけることができ、スキャナ装置1全体の大きさを必要最小限に小さくするのに役立つ。
【0007】
図2に示すように、スキャナハウジング3の主走査方向に沿って立ち上げられたホームポジション側の壁3cには、ホームポジションに位置付けられた第2キャリッジ9の上下方向への移動を規制するためのストッパ17cが壁3cの一部の切り起し片により一体に形成されている。
これらのストッパ17cは第2キャリッジ9のミラーステー9a(後述)に形成されたL字状腕部9c(図5参照)に対応する位置に形成されている。第1キャリッジ6の下面四隅にはスライダ(図示せず)が設けられており、これらの4つのスライダを第1レール17aの上面に当接させることで副走査方向に沿って往復動自在とされている。
第1キャリッジ6の下面両端部には、スキャナハウジング3内のほぼ全長にわたって副走査方向に沿って延出するエンドレスタイプのタイミングベルト21が各々配設されている。タイミングベルト21の一部は、後述する平ベルト30の一部とともに、ベルトクランプ6a(図3、図5ないし図8参照)によって、第1キャリッジ6の端部側下面に係止されている。
このさい、ベルトクランプ6aの形状は、タイミングベルト21と平ベルト30との第1キャリッジ6に対する係止個所の高さが同一高さ(水平状態)となるように定められている(図5参照)。
1つのベルトクランプ6aにつきタイミングベルト21と平ベルト30とを同時に同一平面内で係止させたとき、第1キャリッジ6はレール17aに押さえ付けられるように、第1タイミングベルト21と平ベルト30とを少し持ち上げて第1キャリッジ6に締結されている(略図的に示す図6参照)。
このようにすることで、第1キャリッジ6の4隅下側に取り付けられたスライダがレール17a上に確実に接触して走査でき、読み取り画像のジター防止に効果がある。また、第1キャリッジ6は、平ベルト30を介して第2キャリッジ9を走査方向に引っ張っているが、タイミングベルト21と平ベルト30とを同一平面で固定しているため、第1キャリッジには回転モーメントが発生しない。
【0008】
各タイミングベルト21の一端側は、主走査方向に沿って延出する駆動軸22の両端部に各々固定された駆動タイミングプーリ23に架け渡されている。各タイミングベルト21の他端側は、スキャナハウジング3に取り付けられた従動タイミングプーリ24に架け渡されている。
従動タイミングプーリ24は、これとスキャナハウジング3との間に架け渡された図示しない引っ張りスプリングによって駆動タイミングプーリ23から離反する方向へ付勢されている。これにより、各タイミングベルト21に対して、副走査方向にテンションが加えられる。
駆動軸22の一端には、駆動伝達タイミングプーリ25aが取り付けられている。上述の駆動モータ10は、駆動伝達タイミングプーリ25aの側方に配設されている。図3に示すように、駆動モータ10の駆動軸10a上にはハスバギヤ10bが固定され、減速ギヤ25bと噛み合い回転する。
減速ギヤ25bには同軸上に位置させて伝達用タイミングブーリ25cが設けられ、この伝達用タイミングプーリ25cと駆動伝達タイミングプーリ25aとの間にはエンドレスタイプの駆動タイミングベルト26が架け渡されている。これにより駆動モータ10の駆動力が駆動軸22を介して駆動タイミングプーリ23に伝達される。
なお、駆動モータ10の後ろ側には回転の安定化を図って鉄製の円盤が駆動軸10aに固定されている。ハスバギヤl0b側には騒動モータ10とモータブラケットの間に防振用のゴムダンパが配されている。モータブラケットは前述した駆動タイミングベルト26の張力を調整するためにスライド可能になっており、スプリングにより所定のテンションが掛けられた後、ネジ止めされる。
【0009】
第2キャリッジ9は、第2、第3ミラー7、8の両端を支持する1対のミラーステー9aと、ミラーステー9aの両外側から第1キャリッジ6側へ向けて延出するアーム9bとを有している。このアーム9bの延出長さは、第2キャリッジ9の副走査方向への移動量相当の長さとされている。
したがって、本実施の形態の第2キャリッジ9は平面的に見て略コ字状とされている。このような第2キャリッジ9において、ミラーステー9aの外側には、ミラーステー9aの面方向に沿って回転自在な平プーリ27が設けられ、アーム9bの先端部には平プーリ27と対をなす平プーリ29を回転自在に保持するブラケット28が取り付けられており、これらの平プーリ27、29間には平ベルト30が架け渡されている。
このさい、平面的に見て平ベルト30がタイミングベルト21と少し離れて平行となるように平プーリ27、29等が配設されている。また、平プーリ29を支持するブラケット28はアーム9bに対してスライド可能であり、スプリング(図示せず)により所定のテンションをもって取り付けられている。
【0010】
すなわち、平ベルト30に関しては、タイミングベルト21のように駆動力を伝達する必要がないため、基本的には、平プーリ27、29間で弛みがなければ張力を必要としないが、組み立て時に弛みが生じないようにするため、数百グラム程度の弱いテンションを掛けているものである。このようにテンションが弱いため、主軸受けを用いなくても平プーリ27、29とこれらの平プーリ27、29を回転支持している軸(駆動軸22等)との回転負荷は非常に小さい。
加えて、第2キャリッジ9の下面には、第2キャリッジ9全体での対角位置となる四隅に図示しないスライダが設けられており、これらの4つのスライダを第2レール17bの上面に当接させることで副走査方向に沿って往復動自在とされている。
第2キャリッジ9は、各々のアーム9bをタイミングベルト21の内周側に位置させるようにして配設されている。このとき、1対の平ベルト30は、主走査方向において、1対のタイミングベルト21の内側に位置付けられる。
各平ベルト30の一部は、スキャナハウジング3の底板3aに固定された固定部材31に係止させることにより位置固定されている。この固定部材31による平ベルト30の固定位置は、ベルトクランプ6aによる第1キャリッジ6の平ベルト30に対する係止位置に対して略半周異なる位置となるように設定されている。
このように平ベルト30の一部が固定部材31により位置固定されているため、ベルトクランブ6aによる係止位置でタイミングベルト21に追従させて平ベルト30を移動させても平ベルト30白身は回転することなく動滑車の原理にしたがい平プーリ27、29とともに副走査方向に移動することとなる。したがって、これらの平プーリ27、29および平ベルト30を支持する第2キャリッジ9も副走査方向に移動することとなる(図7および図8参照)。
【0011】
前述したように、平ベルト30の上側は、少し持ち上げた状態で第1キャリッジ6に係止されていることから、第2キャリッジ9には第1キャリッジ6に持ち上げられるような力が作用している。しかし、平ベルト30の下側を底板3aに取り付けられた固定部材31により固定される高さを少し下側の位置で固定されており、固定部材31は第2キャリッジ9を下方向に引き付ける力が作用している(略図的に示す図6参照)。
本実施の形態では、この上下に作用する力を略同等とすることより、第2キャリッジ9は第2レール17bに確実に接触しながら走査することができる。これによって、第2キャリッジ9に対して下方へ付勢する力を作用させることができ、往復動に際しては第2キャリッジ9の下面を第2レール17bから浮き上がることなく確実に当接させながら安定して走行移動させることができる。
光学系としてのXeランプ4、第1ミラー5、第2ミラー7、第3ミラー8を原稿面に沿ってスキャンさせるスキャン手段32は、Xeランプ4と第1ミラー5とが搭載された第1キャリッジ6、第2ミラー7と第3ミラー8とが搭載された第2キャリッジ9、これらのキャリッジ6、9を摺動自在に支持するレール17、駆動モータ10により駆動されるタイミングベルト21および平ベルト30、固定部材31により構成されている。
【0012】
このようなスキャナ装置1において、原稿画像の読み取りにさいしては、駆動モータ10を駆動して第1、第2キャリッジ6、9を2:1の速度比で往復動させ、Xeランプ4を点灯することで原稿画像を露光走査する。
これにより、Xeランプ4から発光された光が、コンタクトガラス2を介して原稿面で反射されて第1ミラー5に到達した後、第2、第3ミラー7、8で順次反射されて、レンズブロック13を介して、CCD11に集光されて原稿画像の読み取りが行われる。
これらにより原稿面照度の経時変化がなく安定した画像が得られる画像読み取り装置を提供でき、また、小型で組み立て作業効率の良い安価な画像読み取り装置を提供できる。
【0013】
図9は本発明による画像読み取り装置を複写機の1実施の形態で概略的に示す縦断側面図である。以下に、本発明の複写機の1実施の形態を図9に基づいて説明する。複写機40は、上側に配置された前述の実施の形態のような構成のスキャナ装置1と、このスキャナ装置1で読み取った原稿の画像を用紙に形成するプリンタ装置41とを有している。
プリンタ装置41内には、シート状の用紙を積層保持する給紙トレイ42あるいは手差しでの用紙を受付ける手差しトレイ43から、プリンタエンジン44、定着ユニット45を介して排紙紙スタッカ部46へ至る用紙搬送路47が形成されている。
本実施の形態では、感光体(本実施の形態では有機感光体)48と、その周囲に既設された帯電器(図示せず)、露光器50、現像器51、転写器52とを有する電子写真方式のプリンタエンジン44を使用している。また、プリンタ装置41内には、片面に画像を形成した用紙を反転するための用紙反転機構53が設けられている。
このような構成において、スキャナ装置で読み取った原稿画像はプリンタ装置41により感光体48上で作像されて現像され、給紙トレイ42あるいは手差しトレイ43から給紙された用紙に転写され、その用紙に転写されたトナー画像は定着ユニット45により定着される。
なお、これらの実施の形態では、スキャナ装置1としてCCD11を備えるデジタルスキャナへの適用例を示したが、例えば、第3ミラー8により反射された原稿画像光を結像レンズ、反射ミラー等を介して感光体上に直接露光させるアナログ複写機等にも適用可能である。
これらにより原稿面照度の経時変化がなく安定した画像が得られる原稿複写方法および原稿複写装置を提供でき、また、小型で組み立て作業効率の良い安価な原稿複写方法および原稿複写装置を提供できる。
【0014】
図10は本発明の画像読み取り装置に用いるミラー保持装置を説明する部分断面図である。第1キャリッジ6に打ち抜き形成された第1の穴51にミラー保持部材50の後端側50aを差し込み、更にこの後端側50aを隣接する第2の穴52を貫通させた後、第1キャリッジ下面に設けた凸部53を、後端側50aに設けた穴部50a−1に嵌合させて固定する。第1の穴51と第2の穴52は、第1キャリッジ下面に設けた突起部材55を挟んだ両側に位置しており、第1キャリッジ6の下面と突起部材55との間に隙間に沿って後端側50aが後方へ向けて差込挿着される。
このときミラー保持部材50の先端側50bは第1ミラー5の背面中央部分に当接し、弾性力によって第1ミラー5を第1キャリッジ6に押圧して固定する。これにより確実に第1ミラー5を固定できる。またミラー保持部材50の後端側をつまみ上げて凸部53から外すことで簡単に取り外すことができる。
これらによりミラー交換のさい、簡単にミラー保持部材50を脱着できる。
またこの構成ではミラー保持部材50を幅の狭い部材で構成することができ、機械の小型化を実現することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、照明された原稿の反射光をレンズに導くためのミラーと、前記ミラーを支持するキャリッジと、前記ミラーの短手方向に設けられ、その先端側のみで前記ミラーをキャリッジに付勢して保持するとともに後端側に穴部を有し、該後端側が前記キャリッジに固定される付勢部材と、を備え、前記キャリッジは、前記付勢部材により付勢された前記ミラーが当接する当接部と、該当接部と同じ側面且つ前記ミラーの短手方向に設けられ、前記付勢部材の前記穴部と嵌合して前記付勢部材を前記キャリッジに固定する凸部と、前記当接部と前記凸部との間であって該凸部の突出方向と同じ側に設けられた突起部材と、前記当接部と同じ側面且つ前記ミラーの短手方向における前記突起部材の両側に位置するように前記キャリッジに打ち抜き形成された第1の穴と第2の穴と、を有し、前記付勢部材が、前記キャリッジの前記凸部の形成された側の面と前記突起部材との間に第1の穴と第2の穴を介して差込挿着されるので、ミラー保持装置の脱着を容易にし、かつ確実にミラーを固定することができる画像読み取り装置を提供する。
請求項2によれば、記付勢部材が第1の穴と第2の穴を貫通した後に、前記凸部と前記穴部が嵌合して固定されるので、ミラー保持装置の脱着を容易にし、かつ確実にミラーを固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読み取り装置のスキャナ装置の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1のスキャナ装置1の内部構造を示す水平断面図である。
【図3】図2の内部構造を示す縦断側面図である。
【図4】スキャナハウジング3内に設けられた各部を示す斜視図である。
【図5】図4の一部を示す斜視図である。
【図6】ベルトの係止・固定による力の作用方向を概略的に示す説明図である。
【図7】第1キャリッジ6の移動動作についての動滑車の原理を略図的に示す説明図である。
【図8】第2キャリッジ9の移動動作についての動滑車の原理を略図的に示す説明図である。
【図9】本発明による画像読み取り装置を複写機の1実施の形態で概略的に示す縦断側面図である。
【図10】本発明の画像読み取り装置に用いるミラー保持装置を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
1 スキャナ装置
5 第1ミラー(ミラー)
6 第1キャリッジ(キャリッジ)
50 ミラー保持部材
51 キャリッジの第1の穴
52 キャリッジの第2の穴
53 キャリッジの凸部

Claims (3)

  1. 照明された原稿の反射光をレンズに導くためのミラーと、
    前記ミラーを支持するキャリッジと、
    前記ミラーの短手方向に設けられ、その先端側のみで前記ミラーをキャリッジに付勢して保持するとともに後端側に穴部を有し、該後端側が前記キャリッジに固定される付勢部材と、を備え、
    前記キャリッジは、
    前記付勢部材により付勢された前記ミラーが当接する当接部と、
    該当接部と同じ側面且つ前記ミラーの短手方向に設けられ、前記付勢部材の前記穴部と嵌合して前記付勢部材を前記キャリッジに固定する凸部と、
    前記当接部と前記凸部との間であって該凸部の突出方向と同じ側に設けられた突起部材と、
    前記当接部と同じ側面且つ前記ミラーの短手方向における前記突起部材の両側に位置するように前記キャリッジに打ち抜き形成された第1の穴と第2の穴と、
    を有し、
    前記付勢部材が、前記キャリッジの前記凸部の形成された側の面と前記突起部材との間に第1の穴と第2の穴を介して差込挿着されることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 記付勢部材が第1の穴と第2の穴を貫通した後に、前記凸部と前記穴部が嵌合して固定されることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 請求項1または2記載の画像読み取り装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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