JP2009164666A - 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009164666A
JP2009164666A JP2007339048A JP2007339048A JP2009164666A JP 2009164666 A JP2009164666 A JP 2009164666A JP 2007339048 A JP2007339048 A JP 2007339048A JP 2007339048 A JP2007339048 A JP 2007339048A JP 2009164666 A JP2009164666 A JP 2009164666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image
support plate
tension
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007339048A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Uchida
進一 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2007339048A priority Critical patent/JP2009164666A/ja
Publication of JP2009164666A publication Critical patent/JP2009164666A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、支持部材の振動の防止により騒音の発生及び画質の低下を防止すると共に、走査速度の安定化による画質の向上を可能とする画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置6において、筐体102内の支持板43には、駆動出力ギア47が設けられたパルスモータ45、駆動出力ギア47と連結される駆動伝達部53aとベルト55の一端が架け渡されるプーリ53aとを有する駆動プーリ53、が配置されている。支持板43には、ベルト55のテンションにより支持板43が傾く力と反対方向に付勢する引っ張りバネ65の一端が固定されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、デジタル複写機やイメージスキャナ等に用いられる、原稿を走査して読み取る画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、ミラースキャン方式の複写機などにおいては、原稿読取部のコンタクトガラス上に原稿を載置し、コンタクトガラスの下方に設けられた光源や走行ミラー等の走査手段を所定の駆動装置で原稿面と平行に移動させることにより、原稿画像を読み取る機構のものが広く用いられている。
図10に、従来の画像読取装置の概略図を示し、図11は、図10の画像読取装置を正面側から見た断面図を示し、図12は、図11のキャリッジの内部構造を示す拡大断面図を示す。図10において、100は原稿であり、原稿100は、ここでは図示しない原稿保持部材、即ち筐体102の上部に取り付けられているコンタクトガラス(ここでは図示せず)上に原稿面を下に向けて載置されている。また、コンタクトガラスの下方の筐体102内部には案内部材としての案内レール103を固定してある。更に、この案内レール103はコンタクトガラスと平行になっている。
また、図11に示すように、案内レール103の上方にはコンタクトガラス109が設置されており、コンタクトガラス109上にはキャリッジ104により走査される原稿100(図10参照)が裏向きに載置される。キャリッジ104は、無端状のベルト55に固定されており、パルスモータ等のモータ(図示せず)からの駆動力が、ギア等(図示せず)を介してベルト55に伝達されると、ベルト55が回動し、ベルト55と共に、案内レール103上を図10及び図11の矢印A、Bの方向に往復移動することができる。
図11及び図12に示すように、キャリッジ104には、光源105と、複数のミラー106、複数のレンズから構成される集光レンズ107と、読取手段としての光電変換素子(以下、CCDという)108が備えられており、図12の一点鎖線矢印に示すように、光源105から照射された光が原稿100(図10参照)により反射され、複数のミラー106によって光路が変更された後、集光レンズ107により集光され、CCD108に導かれるようになっている。なお、CCD108は、CCD基板108aに支持されている。
上記構成においては、原稿を走査する場合、先ずキャリッジ104をスキャナホーム側(図11の左側)からスキャナリターン側(図11の右側)へ移動させる。このとき、キャリッジ104を、光源105により原稿100を照明するとともに、所定の速度で矢印A方向に移動する。その結果、光源105により形成された画像光DはCCD108上に結像される。結像された画像光DはCCD108において画素分解され、各画素の濃度に応じた電気信号に変換されて画像の読み取りが行われる。
このような画像読取装置において、キャリッジを移動させるモータ、ギアやベルトを筐体に直接固定すると、モータとギア、ギアとベルトとの噛み合いによる振動が、各部品を固定するビス等の部材を介して筐体全体を振動させる場合があった。かかる振動が発生すると、騒音が発生したり、原稿をキャリッジで読み取る際、キャリッジの移動精度が低下し、画質が低下するおそれがある。そこで、モータの駆動により発生する振動を防止する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、画像読取部(キャリッジ)を、モータ、ギア及びベルト駆動により移動させる画像入力装置(画像読取装置)において、モータ固定部材(支持部材)のモータ締結位置、及びモータ固定部材と装置筐体との締結位置にそれぞれ1個以上、防振弾性体を装着することにより、モータの駆動により生じる振動を吸収すると共に、装置全体への振動の伝播を抑制し、画像読取部の移動精度の劣化を防ぎ、読み取り画像の劣化を防止する方法が開示されている。また、特許文献1には、ギアやモータ固定部材にスリット状開口を形成することにより、ギアやベルトの噛合いによる衝撃振動を防止することも開示されている。
また、特許文献2には、機器の構造体に設けたボス部に支持板体(支持部材)をネジで締結し、該支持板体に構造体の駆動部を装着した構造体と駆動部の支持機構において、締結部位ではボス部と支持板体との間及び支持板体とネジとの間に、駆動部と構造体とが接触する部位近傍では構造体と支持板体との間に、弾性材からなる防振部材を装着することにより、駆動部から構造体内の可動部への振動の伝達を抑制し、騒音を防止すると共に、良質の画像を得る方法が開示されている。
特許文献3には、画像形成装置本体に装着した一対の支持部材と、該支持部材間に装着されたレール部材と、支持部材にレール部材を締結する締結部材と、該レール部材に摺動自在に装着したインクヘッドホルダなどの画像形成手段と、該画像形成手段に連接されてこれをレール部材に沿って走行させる駆動手段とを備えた画像形成装置において、支持部材と、レール部材の少なくとも一方の端部との間に防振部材を配設することにより、モータの振動の装置全体への伝播を防止し、騒音や画像の劣化を防止する方法が開示されている。
特許文献4には、現像装置において、トナー消費を検知する音叉型トナーエンドセンサをケーシングに防振部材を介して支持し、ケーシングに直接接触点を持つことなく固定することにより、外部振動の伝達を防止し、トナーエンドセンサの誤検知を防止する方法が開示されている。
特開2000−287038号公報 特開2000−284558号公報 特開平8−112957号公報 特開平4−293068号公報
例えば特許文献1〜4のように、モータと駆動プーリが配置された支持部材を、筐体にゴム等の防振部材を介してビス固定すると、支持部材は防振部材により支持され、筐体に対して浮き上がったフロート状態となる。しかし、モータからの駆動力を適切に伝達するために、ベルトには例えば約1kgf程度のテンション(張力)が与えられる、すなわち、ベルトの一端が架け渡される駆動プーリには、約500gfのベルト内側への力が作用する場合がある。
このベルトテンションにより駆動プーリにはベルト内側への引っ張り力が作用し、これにより支持部材における駆動プーリの支持部には、ベルト内側への力と上方への力が作用する。かかる合力は、支持部材をベルト内側に傾ける力となり、支持部材の内側端部を下方へ押圧する。
ここで、防振作用を有するに十分な弾性力を有する防振部材は、押圧等の力が作用すると変形し易くなっている。このため、支持部材のビス固定部において支持部材と筐体との間に挟持された防振部材が、上記押圧力により下方に押圧されて変形すると、支持部材がベルト内側へ傾くおそれがある。
支持部材が傾くと、モータや駆動プーリの筐体に対する配置がずれ、ベルトと駆動プーリとの噛み合い精度が低下する。また、筐体に対して浮き上がったベルト外側端部に共振干渉が発生して振動が生じ、騒音の発生や読取画質が低下するおそれがある。また、ベルトと駆動プーリとの噛み合わせに不具合が生じると、キャリッジの走査速度に変動が生じ、上記振動による影響に加え、読取画質をさらに低下せるおそれがある。特に、カラー画像の読取時においては、例えば4色の読取画像に色ずれが発生するおそれがある。
このように、支持部材を、防振部材を介して筐体に固定しても、支持部材が筐体に対して傾くと、動作音の低減や画質の低下を十分に防止できないおそれがある。
一方、共振干渉を抑制する方法としては、モータ自身の振動を低減させたり、モータ回転数及び減速比の調整により共振点を回避するモータ駆動制御等が考えられる。しかし近年、画像読取装置の高画質化が求められており、画質に応じて走査スピードが異なる数種のモードが設定される傾向にあり、走査スピードによって支持部材における共振点の発生位置が相違するため、かかる方法で支持部材の共振干渉による振動を防止することは困難である。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構成で、支持部材の振動の防止により騒音の発生及び画質の低下を防止すると共に、走査速度の安定化による画質の向上を可能とする画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、筐体と、該筐体に配置され、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を画像光として読み取る読取手段と、少なくとも前記光源が配置された枠体と、該枠体を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動力を伝達する無端状のベルトと、を備え、前記駆動手段からの駆動力を少なくとも前記ベルトを介して前記枠体に伝達し、該枠体が一定の走査速度で移動することにより原稿画像を読み取る画像読取装置において、前記ベルトの一端が架け渡されると共に前記駆動手段と連結され、前記ベルトを回動させる駆動プーリと、前記ベルトの他端が架け渡されると共に前記ベルトに所定の張力を付与するテンションプーリと、前記駆動手段及び前記駆動プーリを支持すると共に、複数箇所において前記筐体に固定される支持部材と、前記複数箇所のうち少なくとも1箇所以上において前記筐体と支持部材との間に介在される弾性材料からなる防振部材と、前記支持部材を、前記ベルトの張力により前記支持部材を傾ける力と反対方向に付勢する付勢手段と、が設けられたことを特徴としている。
また、本発明は、前記付勢手段は、前記支持部材を、前記ベルトの張力を相殺する方向に且つ相殺可能な力で付勢する引っ張りバネであることを特徴としている。
また、本発明は、前記引っ張りバネが、前記支持部材の異なる位置に複数設けられたことを特徴としている。
また、本発明は、前記枠体には、前記光源と、前記読取手段と、前記光源により照明された原稿からの反射光を画像光として導く複数のミラーと、前記画像光を集光する集光手段と、が配置され、前記読取手段は、前記集光手段により集光された画像光を読み取るものであり、前記枠体が、前記ベルトに固定されることを特徴としている。
また、本発明は、上記画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、少なくとも光源が配設され枠体に、駆動手段からの駆動力を少なくとも無端状のベルトを介して伝達し、枠体を一定の走査速度で移動することにより原稿画像を読み取る画像読取装置において、駆動手段と駆動プーリとを支持部材により支持し、該支持部材の複数の箇所を、防振部材を介して筐体に固定すると共に、付勢手段により支持部材を、ベルトの張力により該支持部材を傾ける力と反対方向に付勢することとした。
これにより、支持部材には、ベルトテンションによって駆動プーリを介して支持部材に作用するベルト内側へ傾ける力を相殺する力を与えることができ、該駆動プーリと共に支持部材がベルト内側に傾くことを防止することができるため、防振部材が支持部材と筐体との間に介在していても、駆動手段の振動による支持部材の共振干渉による振動の発生を防止すると共に、ベルトの噛み合せの不具合を防止することができる。
従って、簡単な構成で、騒音の発生の防止と画質の低下を防止すると共に、読み取り速度の安定化による高画質化を可能とする。また、特にカラー画像読取時の画像ずれを防止することができる。また、ベルトの特性が経時的に変化しても、これに対応して支持部材の傾きを防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像読取装置において、付勢手段を、支持部材を、ベルトの張力を相殺する方向に且つ相殺可能な力で付勢する引っ張りバネとすることにより、より簡単な構成で、より容易に支持部材の筐体に対する傾きを防止することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像読取装置において、引っ張りバネを支持部材の異なる位置に複数設けることにより、より精度良く支持部材を付勢し、その傾きを防止することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれか構成の画像読取装置において、枠体に光源と、複数のミラーと、集光手段と、読取手段と、を配置すると共に、枠体をベルトに固定することにより、装置の小型化を図ると共に、ベルトの振動が直接伝わり易い構成の画像読取装置においても、支持部材の傾きを防止し、騒音の発生及び画質劣化を防止することができ、効果的である。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の画像読取装置を搭載した画像形成装置とし、画像読取装置によって読み取られた画像情報に基づき画像形成を行うことにより、読み取りの不具合が防止された画像を形成することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像読取装置が搭載される画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1において、1は画像形成装置であり、ここでは一例としてデジタル複合機を示している。画像形成装置1では、コピー動作を行う場合、複合機本体2内の画像形成部3において、帯電ユニット4により図中のA方向に回転する小径の感光体ドラム5が一様に帯電され、画像読取装置6で読み取られた原稿画像データに基づく走査装置7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙機構10から用紙搬送路11及びレジストローラ対12を経由して画像形成部3に搬送され、この画像形成部3において転写ローラ13(画像転写部)により感光体ドラム5の表面におけるトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラ対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した用紙搬送路15に送られて、用紙搬送路15の分岐点に設けられた複数の経路切換ガイドを有する経路切換機構21、22、23によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、用紙搬送路16に送られて両面コピーされた後に)、第1排出トレイ17a、第2排出トレイ17b又は第3排出トレイ17cの用紙排出部に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置がクリーニング装置18の下流側に設けられている。さらに、給紙機構10は、複合機本体2に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する複数の給紙カセット10a、10bと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)10cと、を備えてなり、これらは用紙搬送路11によって感光体ドラム5及び現像ユニット8等からなる画像形成部3に繋がっている。
用紙搬送路15は、具体的には、定着ローラ対14aの下流側において、まず左右二股に分岐し、一方の経路(図1では右方向に分岐する経路)は第1排出トレイ17aに連通するように構成されている。そして、他方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は搬送ローラ対19を経由して、上下二股に分岐し、一方の経路(図1では上方向に分岐する経路)は第2排出トレイ17bに連通するように構成されている。これに対し、他方の経路(図1では下方向に分岐する経路)は、上記分岐点の直下において二股に分岐し、一方の経路は排出ローラ対20を経由して第3排出トレイ17cに用紙を排出するように構成されている一方、他方の経路は用紙搬送路16に連通するように構成されている。
図2は本発明の第1実施形態の画像形成装置に搭載される画像読取装置を示す斜視図であり、図3は、図2の駆動機構をX方向から見た部分斜視図であり、図4は、図2の支持板周辺を示す拡大部分斜視図であり、図5は、図4の防振部材周辺を示す部分前面図である。図11及び図12と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、図2では、コンタクトガラスを取り外した状態を示した。
図2及び図3に示すように、画像読取装置6の筐体102には、キャリッジ104が配置されている。キャリッジ104の幅方向一端部には支持部104a及び固定部104bが形成されており、支持部104aは、駆動プーリ53及びテンションプーリ57の間において走査方向(矢印A方向)に配設された案内レール103に摺動可能に支持されると共に、固定部104bはベルト53に固定されている。筐体102には、ベルト55を駆動するためのパルスモータ45、駆動出力ギア47、駆動プーリ53が配設された支持板(支持部材)43が固定されている。なお、案内レール103の一端は、固定部材44を介して支持板43に固定されている。
また、支持板43は、樹脂や金属材料から形成されており、図4に示すように、3箇所においてビス50a、50b、50cによりビス孔51a、51b、51cを介して筐体102に固定されている。また、支持板43の表面側とビス50a〜50cとの間、及び支持板43の裏面側と筐体102との間には、防振部材49が挟まれている。
防振部材49は、ゴム等の弾性材料から形成されており、図5に示すように、支持板43のビス孔51a表面から裏面側に貫通しており、該表面及び裏面に沿って突出した両端部には、表面側において支持板43とビス50a〜50cの頭部との間に挟まれた表面部49aと、裏面側において支持板43と筐体102とに挟まれた裏面側部49bとから形成されている。なお、ビス孔51b、51cにおいても同様の防振部材49が配設されている。また、ここではビス孔51a〜51cに防振部材49を配設したが、防振部材49は、ビス孔51a〜51cのうち少なくとも1箇所以上に配置することができ、その数量は装置構成等に応じて適宜設定することができる。
また、ビス50a〜50cの数量や配置は、特に限定されるものではないが、ビス50a〜50cが多くなれば支持板43を筐体102に対してより安定して固定することができる一方、筐体102との振動伝達部が増えるため、防振部材49を介しても十分に支持板43の振動を防止することができないおそれがある。また、ビス50a〜50cの配置によっては、支持板43の振動を十分に防止できないおそれもある。従って、例えばこれらを考慮してビス50a〜50cの数量や配置を決定することができる。
支持板43の裏面には、キャリッジ104を駆動するパルスモータ(駆動手段)45が、モータ固定用ビス52により支持板43に固定されている。パルスモータ45としては、速度制御が容易でコスト面でも有利なステッピングモータを用いることができる。パルスモータ45のシャフト(図示せず)は、支持板43の図示しない貫通孔を通して表面に突出しており、シャフトの先端部には、駆動出力ギア47が設けられている。
駆動出力ギア47には、駆動プーリ53の下端部に形成された駆動伝達部53aが連結されている。駆動プーリ53の上端部にはプーリ部53bが形成されており、プーリ部53bにはベルト55の一端が架け渡されている。一方、ベルト55の他端は、図3に示すように、筐体102に支持されたテンションプーリ57に架け渡されている。テンションプーリ57は、筐体102に設けられた固定部材58に回動自在に軸支されており、固定部材58は、コイルバネ59によりベルト外側に付勢されている。
これにより、テンションプーリ57は、ベルト55に所定のテンションを付与している。このテンションは、例えば約1kgfであり、駆動プーリ53、テンションプーリ57には、それぞれ約500gcmfの力がベルト内側方向に作用している。また図4に示すように、ベルト55の内面には、回動方向に所定間隔を隔てて幅方向沿ったベルト溝55aが形成されており、駆動プーリ53のプーリ部53b及びテンションプーリ57の表面には、ベルト溝55aが嵌合するプーリ溝61が形成されている。
そして、プーリ部53aが回転軸53cを中心に回転すると、プーリ溝61にベルト溝55aが順次嵌合及び離脱することにより、ベルト55が回動する。上記ベルト溝55aの間隔は、キャリッジ104の移動精度に応じて例えば1mm〜2mm程度とすることができる。また、さらに移動精度を高める場合には、これより小さくすることもできる。
このように構成することにより、パルスモータ45に図示しない制御部からの制御信号に基づいて駆動電流が供給されると、駆動出力ギア47を介して駆動プーリ53が回転駆動し、ベルト55が回動することにより、キャリッジ104は往復運動することができる。原稿読み取り時には、パルスモータ45、駆動出力ギア47及び駆動プーリ53によって、ベルト55を図3の矢印C方向に回動すると、キャリッジ104は、図2及び図3のA方向に移動する。
そして、前述の図10〜図12に示すように、キャリッジ104が光源105により原稿100を照明するとともに所定の速度で矢印A方向に移動すると、光源105から照射された光が原稿100により反射され、複数のミラー106によって光路が変更され、集光レンズ107により集光された後、CCD108上に結像され、画像の読み取りが行われる。読み取り終了後はベルト55を逆回転させてキャリッジ104を図2及び図3の矢印B方向に移動して、元の位置に復帰させることができる。
図6は、図4においてベルトテンションにより支持板が傾いた状態を示す模式的な部分正面図である。ここでは説明の便宜上、駆動プーリ53におけるベルトテンションFの作用する点をPと、支持板43における支持板固定用ビス50aにより固定された点(支点)をP1とし、P1において、支持板43と垂直な平面上(図の紙面と平行方向)に作用する力を示した。
駆動プーリ53は支持板43に固定され、これらは一体となっている。このため、図6に示すように、ベルト55により、駆動プーリ53のP1にベルト内側方向(実線矢印方向)に引っ張る力(ベルトテンション)Fが作用すると、支持板43におけるP1には、PとP1とを結ぶ直線上(二点鎖線)においてベルト内側方向且つ下方に力F1が作用する。
P1に作用する力F1の垂直成分(配設面Tと垂直方向)F2により、支持板43の内側端部43aが支持板固定用ビス50aに用いられた防振部材49を下方へ押圧すると、防振部材49の裏面側部49bが、その弾性率に応じて押し潰されるように変形し、内側端部43aは外側端部43bに対し下方に沈み込む。
これにより、駆動プーリ53は、支持板43と略垂直な所定位置Sからベルト内側(図の左側)に例えば角度θだけ傾き(一点鎖線)、支持板43は、筐体102に対する所定の配置面T(破線、ここでは筐体102底面に対して略平行とする)に対し、例えば角度θだけ内側に傾く(一点鎖線)。
ここでは、支持板43と垂直方向の力のみを示したが、P1には、支持板43と水平方向にも力が上記同様に作用しているため、P1における垂直方向と水平方向の力を合成することにより、P1に作用する力を得ることができる。また、支持板43の支持板固定用ビス50b、50cにおいても同様にして、該ビス固定部に作用する力を得ることができ、支持板固定用ビス50a、50b、50cにおいて作用する力を合成した力が、支持板53に作用する、ベルトテンションにより支持板53を傾ける力となる。
このとき、他のビス50b、50cにおける防振部材49も、その配置に応じて裏面側部49bが下方に押し潰されたり、或いは、表面側部49aが上方に押し潰されたりする場合がある。また、支持板43の外側端部43bが上方に移動する場合もある。なお、角度θは、防振部材49の材質、大きさや、ビス50a〜50cの締め付け力やベルトテンションによって種々の角度を取りうる。
このように支持板43が配置面Tに対して角度θ傾くと、支持板43にはパルスモータ45の振動による共振干渉による振動が発生し、騒音が発生したり、画質が低下するおそれがある。また、ベルト55のベルト溝55aと駆動プーリ53のプーリ溝61との噛み合せに不具合が生じるおそれがある。ここで、例えばCCD108での画素幅は、20μm〜100μm程度であり、読み取りの高精度化を図るにつれて画素幅は小さくなる傾向にある。
このため、上述のように微小の溝幅を有するベルト55と駆動プーリ53との噛み合いに不具合が生じると、キャリッジ104の走査速度が変動し、読み取り画像の画質が低下するおそれがある。特に、カラー画像の読み取りにおいて、例えばシアン、マゼンタ、イエローブラックの4色画像にずれが生じ、各色間で画像が一致しないおそれがある。
図7は、支持板が引っ張りバネにより付勢された状態を示す斜視図であり、図8は側面図である。そこで、図7及び図8に示すように、支持板43の外側端部43b中央部に固定用孔64を形成し、引っ張りバネ65の一端を固定用孔64に固定し、他端を装置本体102に固定することにより、支持板43を傾ける力と反対方向に付勢することとした。
すなわち、支持板43における固定用孔64が形成された部分をP2とするとき、P2に、力F1と垂直成分において同方向(下方)であるが、水平成分において反対方向(図8の右側)に、P2において下方にF2の力が作用するようF1と同じ力F3で付勢することとした。
このように、支持板43に作用する内側端部43aを押し下げる力F1と水平方向において反対方向に、内側端部43aと外側端部43bとで同じ力で防振部材49を押圧するよう付勢する、すなわち支持板43を傾ける力F1を相殺する方向に付勢することにより、外側端部43bを内側端部43aと水平にすることができ、支持板43を配置面Tと略平行にすることができる。
なお、ここでは支持板固定用ビス50aについてのみ説明したが、支持板固定用ビス50b、50cに作用する力を考慮し、これらの合力によって得られる内側端部43aを傾ける力を相殺し、外側端部43bを内側端部43aと水平にするよう引張りバネ65の付勢方向及び付勢量を設定すればよい。また、支持板43における引っ張りバネ65の付勢方向は、防振部材49の材質や物性等に応じて適宜設定することができ、特に限定されるものではない。
また、引っ張りバネ65の付勢力も、上記ベルトテンションを相殺し、支持板43を配置面Tと略平行とし、ベルト55のベルト溝55aと駆動プーリ53のプーリ溝61とが十分に噛み合うことが可能であれば、特に限定されるものではなく、上記支持板43を内側に傾ける力に応じて適宜設定することができる。
そして、引っ張りバネ65により、上記のように支持板43を付勢することにより、上記支持板43を傾ける力を相殺する力を支持板43に与えることができ、支持板43を配置面Tに対して略平行にすることができる。この際、支持板43に設けられた3つの防振部材49は下方に押し潰されるように変形し、図8に示すように、配置面Tより下方において配置面Tと略平行となる。なお、これに対応して、テンションプーリ57におけるベルト55の架け渡し面も下方に移動できるようになっている。なお、防振部材49は、この下方への移動も考慮して適宜設計すればよい。
また、支持板43におけるパルスモータ45の振動による共振点は、支持板43の材質やビス50a〜50cの位置や、傾き具合によって異なるため、共振点の振動を防止するのに効果的な位置を予備試験等で設定しておき、この位置に引っ張りバネ65の一端を固定して所定テンションにより付勢すればよい。
ここでは、引っ張りバネ65の付勢力を1.2Nとすることにより、支持板43を配置面Tと略平行にすることができ、十分に支持板43の共振干渉を防止し、騒音の発生や画質の低下を防止することができた。また、ベルト55と駆動プーリ53との噛み合わせに不具合は生じず、キャリッジ104の走査速度の変動を防止することができた。
上記の通り、キャリッジ104と、パルスモータ45と、ベルト55と、駆動プーリ53と、テンションプーリ57と、を設け、パルスモータ45からの駆動力を、ベルト55を介してキャリッジ104に伝達し、該キャリッジ104が、一定の走査速度で移動することにより原稿画像を読み取る画像読取装置6において、パルスモータ45及び駆動プーリ53を支持する支持板43を、防振部材49を介してビス50a〜50cにより筐体102に固定すると共に、該支持板43を、ベルト55の張力により支持板43を傾ける力と反対方向に付勢する引っ張りバネ65を設けた。
これにより、支持板43には、ベルトテンションによって駆動プーリ53を介して支持板43に作用する支持板43を傾ける力を相殺する力が与えられ、駆動プーリ53と共に支持板43がベルト内側に傾くことを防止することができるため、防振部材49が支持板43と筐体102との間に介在していても、パルスモータ45の振動による支持板43の共振干渉による振動の発生を防止すると共に、ベルト55の噛み合せの不具合を防止することができる。
従って、簡単な構成で、騒音の発生の防止と画質の低下を防止すると共に、キャリッジ104の読み取り速度の安定化による高画質化を可能とする。また、特にカラー画像読取時の画像ずれを防止することができる。また、ベルト55の特性が経時的に変化しても、これに対応して支持板43の傾きを防止することができる。
また、キャリッジ104に光源105と、ミラー106と、集光レンズ107と、CCD108とを配置すると共に、キャリッジ104をベルト55に固定し、該ベルト55と共に移動することとしたため、装置の小型化を図ると共に、ベルト55の振動が直接伝わり易い構成の画像読取装置6においても支持板43の傾きを防止し、騒音の発生及び画質劣化を防止することができ、効果的である。
しかし、その他、例えば、光源と第1ミラーを有し、走査方向に移動する照明ユニット(第1枠体)と、第2ミラー及び第3ミラーを有し、照明ユニットの1/2の速度で同一方向に移動するミラーユニット(第2枠体)と、これら照明ユニット及びミラーユニットとは別途、集光レンズ107と、CCD108と、を筐体102に設けることもできる。
この場合、例えば、照明ユニット及びミラーユニットを走査方向に略平行に配設された2本の案内レール103に摺動可能に支持すると共に、シャフトの両端に連結されたワイヤプーリと複数のプーリとに架け渡されたワイヤに固定する。一方、ベルト55を駆動プーリ53と、支持板43から所定距離隔てた位置に設けられたテンションプーリ57と、に架け渡す。そして、パルスモータ45を駆動することにより、テンションプーリ57を介して上記シャフトを回転することにより、ワイヤの巻き取り量に応じて、照明ユニット及びミラーユニットを走査方向に移動させることができる。
また、上記実施形態では、引っ張りバネ65を用い、支持板43を、ベルト55のベルトテンションを相殺する方向に且つ相殺可能な力で付勢したため、より簡単な構成で、より容易に支持板43の傾きを防止することができる。なお、ここでは引っ張りバネ65の一端を、支持板43における駆動プーリ53の回転軸53cを挟んでテンションプーリ57と反対側に支持したが、引っ張りバネ65の固定位置や付勢力、若しくは支持板43の大きさ等は、支持板43の材質や傾き状態、防振部材49の材質、厚みや大きさや、共振点の位置や、ベルト55のテンション等に応じて適宜設定することができる。
図9は、第2実施形態に用いられる支持板及び引っ張りバネの周辺を示す図である。本実施形態では、2つの引っ張りバネ65の一端を、それぞれ支持板43の外側端部43bに2箇所固定し、他端を筐体102における支持板43の下方かつ外側の所定位置に、支持板43の外側端部43bにおける端部同士の間隔より広い間隔で固定した。また、引っ張りバネ65の付勢方向及び付勢力は、2つの引っ張りバネ65による付勢力の合力が、ベルト55のベルトテンションを相殺する方向に且つ相殺可能な力となるよう設定されている。この他の構成は、上記第1実施形態に用いた引っ張りバネ65と全く同様のため、説明を省略する。
このように、引っ張りバネ65を2つ設け、支持板43の異なる2箇所を付勢することにより、支持板43に、支持板43を傾ける力を相殺する力をより精度良く与えることができ、より精度良く支持板43の傾きを防止することができる。なお、引っ張りバネ65を3つ以上設けることもできる。また、複数の引っ張りバネ65で支持板43を付勢する場合には、各引っ張りバネ65の合力がベルト55のベルトテンションを相殺する方向となり、且つベルトテンションを相殺する力で支持板43を付勢することができる。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態で示した支持板43に対するパルスモータ45、駆動伝達ギア47、駆動プーリ53の配置は一例に過ぎず、装置構成等に応じて適宜設定することができる。また、装置構成に応じて例えば、支持板43に対してパルスモータ45を下方に、駆動伝達ギア47及び駆動プーリ53を上方に配置した場合には、筐体102において支持板43の上方に引っ張りバネ65の一端を固定することもでき、支持板43の下方からコイルバネ等で支持板43を付勢することもできる。
また、上記実施形態では、キャリッジ104内に光源105、ミラー106、集光レンズ107及びCCD108を配置したが、その他光電変換素子としてCCD108の代わりにCIS(コンタクトイメージセンサ)を用い、キャリッジ104内に光源105、集光レンズ107及びCISを配置することもできる。また、例えばこのようにCISを用いる場合等には、集光レンズ107を用いない構成とすることもできる。また、本発明の画像読取装置6が搭載される画像形成装置として、ここではデジタル複合機についてのみ示したが、本発明はアナログ方式の複写機やイメージスキャナ等の他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろん、中間転写方式や直接転写方式のタンデム型画像形成装置にも適用できる。
本発明は、筐体と、該筐体に配置され、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を画像光として読み取る読取手段と、少なくとも前記光源が配置された枠体と、該枠体を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動力を伝達する無端状のベルトと、を備え、前記駆動手段からの駆動力を少なくとも前記ベルトを介して前記枠体に伝達し、該枠体が一定の走査速度で移動することにより原稿画像を読み取る画像読取装置において、前記ベルトの一端が架け渡されると共に前記駆動手段と連結され、前記ベルトを回動させる駆動プーリと、前記ベルトの他端が架け渡されると共に前記ベルトに所定の張力を付与するテンションプーリと、前記駆動手段及び前記駆動プーリを支持すると共に、複数箇所において前記筐体に固定される支持部材と、前記複数箇所のうち少なくとも1箇所以上において前記筐体と支持部材との間に介在される弾性材料からなる防振部材と、前記支持部材を、前記ベルトの張力により前記支持部材を傾ける力と反対方向に付勢する付勢手段と、が設けられたものである。
これにより、支持部材には、ベルトテンションによって駆動プーリを介して支持部材に作用するベルト内側へ傾ける力を相殺する力を与えることができ、該駆動プーリと共に支持部材がベルト内側に傾くことを防止することができるため、防振部材が支持部材と筐体との間に介在していても、駆動手段の振動による支持部材の共振干渉による振動の発生を防止すると共に、ベルトの噛み合せの不具合を防止することができる。
従って、簡単な構成で、騒音の発生の防止と画質の低下を防止すると共に、読み取り速度の安定化による高画質化を可能とする。また、特にカラー画像読取時の画像ずれを防止することができる。また、ベルトの特性が経時的に変化しても、これに対応して支持部材の傾きを防止することができる。
また、付勢手段を、支持部材を、ベルトの張力を相殺する方向に且つ相殺可能な力で付勢する引っ張りバネとすることにより、より簡単な構成で、より容易に支持部材の筐体に対する傾きを防止することができる。また、引っ張りバネを支持部材の異なる位置に複数設けることにより、より精度良く支持部材を付勢し、その傾きを防止することができる。
また、枠体に光源と、複数のミラーと、集光手段と、読取手段と、を配置すると共に、枠体をベルトに固定することにより、装置の小型化を図ると共に、ベルトの振動が直接伝わり易い構成の画像読取装置においても、支持部材の傾きを防止し、騒音の発生及び画質劣化を防止することができ、効果的である。上記構成の画像読取装置を搭載した画像形成装置とし、画像読取装置によって読み取られた画像情報に基づき画像形成を行うことにより、読み取りの不具合が防止された画像を形成することができる。
は、本発明の第1実施形態の画像読取装置が搭載される画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本実施形態の画像形成装置に搭載される画像読取装置を示す斜視図である。 は、図2の駆動機構をX方向から見た部分斜視図である。 は、図2の支持板周辺を示す拡大部分斜視図である。 は、防振部材周辺を示す部分前面図である。 は、図4において支持板がベルトテンションにより傾いた状態を示す部分前面図である。 は、支持板が引っ張りバネにより付勢された状態を示す斜視図である。 は、支持板が引っ張りバネにより付勢された状態を示す前面図である。 は、第2実施形態に用いられる支持板及び引っ張りバネの周辺を示す図である。 は、従来の画像読取装置を示す概略図である。 は、従来の画像読取装置を正面側から見た断面図である。 は、従来の画像読取装置のキャリッジの内部構造を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
6 画像読取装置
43 支持板(支持部材)
45 パルスモータ(駆動手段)
47 駆動出力ギア
49 防振部材
50a〜50c ビス
51a〜51c ビス孔
53 駆動プーリ
53a 駆動伝達部
53b プーリ部
53c 回転軸
55 ベルト
57 テンションプーリ
65 引っ張りバネ(付勢手段)
100 原稿
102 筐体
103 案内レール
104 キャリッジ(枠体)
105 光源
106 ミラー
107 集光レンズ(集光手段)
108 CCD(読取手段)
109 コンタクトガラス

Claims (5)

  1. 筐体と、該筐体に配置され、原稿を照明する光源と、原稿からの反射光を画像光として読み取る読取手段と、少なくとも前記光源が配置された枠体と、該枠体を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動力を伝達する無端状のベルトと、を備え、
    前記駆動手段からの駆動力を少なくとも前記ベルトを介して前記枠体に伝達し、該枠体が一定の走査速度で移動することにより原稿画像を読み取る画像読取装置において、
    前記ベルトの一端が架け渡されると共に前記駆動手段と連結され、前記ベルトを回動させる駆動プーリと、
    前記ベルトの他端が架け渡されると共に前記ベルトに所定の張力を付与するテンションプーリと、
    前記駆動手段及び前記駆動プーリを支持すると共に、複数箇所において前記筐体に固定される支持部材と、
    前記複数箇所のうち少なくとも1箇所以上において前記筐体と支持部材との間に介在される弾性材料からなる防振部材と、
    前記支持部材を、前記ベルトの張力により前記支持部材を傾ける力と反対方向に付勢する付勢手段と、
    が設けられたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記付勢手段は、前記支持部材を、前記ベルトの張力を相殺する方向に且つ相殺可能な力で付勢する引っ張りバネであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記引っ張りバネが、前記支持部材の異なる位置に複数設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記枠体には、前記光源と、前記読取手段と、前記光源により照明された原稿からの反射光を画像光として導く複数のミラーと、前記画像光を集光する集光手段と、が配置され、前記読取手段は、前記集光手段により集光された画像光を読み取るものであり、
    前記枠体が、前記ベルトに固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの画像読取装置を備えた画像形成装置。
JP2007339048A 2007-12-28 2007-12-28 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2009164666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339048A JP2009164666A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339048A JP2009164666A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009164666A true JP2009164666A (ja) 2009-07-23

Family

ID=40966821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007339048A Pending JP2009164666A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009164666A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188079A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Nisca Corp 画像読取装置
JP2014138240A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188079A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Nisca Corp 画像読取装置
JP2014138240A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5597906B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
US8482815B2 (en) Image reading apparatus
US8243345B2 (en) Scan unit having EMI noise blocking unit and image forming apparatus having the scan unit
EP2773095B1 (en) Image reading apparatus with reduced vibration transmission between scanning shaft and scanning carriage, and composite apparatus including said image reading apparatus
JP5907932B2 (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009164668A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009164666A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
EP1265432B1 (en) Image reader and imaging apparatus capable of reducing vibration and fluctuation in image reading
JP5075087B2 (ja) 画像読み取り装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5504043B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2009153125A (ja) 画像読取ユニットと、画像読取ユニットを有する画像形成装置
JP2006189697A (ja) 梁振動減衰装置
JP5392365B2 (ja) 光走査装置
JP4266315B2 (ja) 光学部材支持装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5910854B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4351499B2 (ja) 読取キャリッジ駆動機構並びにこれを備えた画像読取装置及び複写機
JP6176594B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2005323053A (ja) スキャナ装置、および画像形成装置
JP4830818B2 (ja) 光走査光学装置
JP2024008226A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4928658B2 (ja) 画像形成装置用の駆動装置、画像形成装置
JP4940913B2 (ja) 光走査光学装置
JP2010063005A (ja) 自動原稿読取装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2004240339A (ja) 画像読み取り装置
JP2013106244A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置