JP5927951B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッド及び記録ヘッドに液体を供給するヘッドタンクを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置において、複数の記録ヘッドを主走査方向に並べて配置し、かつ、主走査方向と直交する副走査方向で位置をずらした第1記録ヘッドと第2記録ヘッドとを主走査方向に交互に配置したものが知られている(特許文献1)。
また、印字動作中でも記録ヘッド側に設けたヘッドタンク(サブタンクともいう。)にメインタンクから液体の補充供給を行えるようにするため、ヘッドタンクに液体残量に応じて変位する変位部材を有し、キャリッジには変位部材が所定の第1位置になったことを検知する第1センサを、装置本体側には変位部材が所定の第2位置になったことを検知する第2センサを設け、第1センサで検知される位置と第2センサで検知される位置との間の変位部材の変位量に対応する差分量を検出して保持しておき、装置本体側の第2センサを使用しないでメインタンクからヘッドタンクに液体を供給するとき、第1センサが変位部材を検知した後差分供給量の液体をヘッドタンクに供給する制御を行うようにしたものが知られている(特許文献2)。
特開2010−030270号公報 特開2011−207206号公報
上述した特許文献1に開示の構成にあっては、副走査方向で位置の異なる第1記録ヘッドと第2記録ヘッドが主走査方向に交互に配置されているため、特許文献2に開示されているような装置本体側の検知手段(第2センサ)として、第1記録ヘッド用及び第2記録ヘッド用の2つの検知手段を設けても、主走査方向の途中で、一方の記録ヘッドと他方の記録ヘッド用の検知手段とが干渉して、一部の記録ヘッドのヘッドタンクの変位部材を検知することができなくなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、副走査方向に位置をずらして配置された複数の記録ヘッドのヘッドタンクのすべての変位部材を装置本体側の検知手段で検知できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに一体に設けられ、前記記録ヘッドに供給する液体を収容するヘッドタンクと、
前記記録ヘッド及び前記ヘッドタンクを搭載して主走査方向に移動するキャリッジと、
前記ヘッドタンクに供給する液体を収容するメインタンクと、を備え、
前記キャリッジには、前記主走査方向と直交する副走査方向で位置をずらして1又は複数の第1記録ヘッドと、1又は複数の第2記録ヘッドとが配置され、
前記ヘッドタンクには液体残量に応じて変位する変位部材を有し、
前記第2記録ヘッドの前記ヘッドタンクの変位部材は副走査方向の前記第1記録ヘッド側に延出し、
装置本体側には、前記第1記録ヘッドの前記ヘッドタンクの変位部材を検知する第1本体検知手段と、前記第2記録ヘッドの前記ヘッドタンクの変位部材を検知する第2本体検知手段と、が設けられ、
前記第1記録ヘッドとなる前記記録ヘッドと前記第2記録ヘッドとなる前記記録ヘッドとは、主走査方向の位置が重複せず、
前記第1記録ヘッドとなる前記記録ヘッドと前記第2記録ヘッドとなる前記記録ヘッドとは、それぞれ主走査方向ですべてまとまって配置され、
かつ、前記第2記録ヘッドとなる前記記録ヘッドが、前記第1記録ヘッドとなる前記記録ヘッドに対し、前記第1本体検知手段及び前記第2本体検知手段が設けられた側に配置されている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、副走査方向に位置をずらして配置された複数の記録ヘッドのヘッドタンクのすべての変位部材を装置本体側の検知手段で検知できる。
本発明に係る画像形成装置の一例の外観斜視説明図である。 同じく機構部の要部平面説明図である。 同機構部の要部側面説明図である。 ヘッドタンクの一例を示す模式的上面説明図である。 同じく模式的正面説明図である。 同じく具体的一例を示す外観斜視図である。 同画像形成装置におけるインク供給排出系の模式的説明図である。 キャリッジセンサ及び本体センサの配置例の説明に供する側面説明図である。 同じく具体的一例を示す斜視説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する平面説明図である。 同じく具体的一例を示す斜視説明図である。 従前の比較例の構成の説明に供する平面説明図である。 本発明の第2実施形態の異なる例の説明に供する模式的平面説明図である。 ヘッドタンクの変位部材の取り付け側とホーム位置(本体検知手段による検知位置)との関係の説明に供する模式的説明図である。 同じく装置全体で見た場合の説明に供する模式的説明図である。 ヘッドタンクの他の例と記録ヘッドの配置例の説明に供する模式的説明図である。 ヘッドタンクの具体的一例を示す外観斜視説明図である。 複数の記録ヘッドをヘッドホルダに取り付けてヘッドホルダをキャリッジ5に取付ける場合の例の説明に供する模式的説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同画像形成装置の外観斜視説明図、図2は同じく機構部の要部平面説明図、図3は同機構部の要部側面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体101と、装置本体101の下側に配置した給紙装置102とを備えている。
装置本体101の内部には、図示しない両側板にガイド部材であるガイドロッド1及びガイドステー2が掛け渡され、これらのガイドロッド1及びガイドステー2にキャリッジ5が矢印A方向(主走査方向、キャリッジ移動方向)に移動可能に保持されている。
そして、キャリッジ5を移動走査する主走査機構部は、主走査方向の一方側に配置される駆動モータ6と、駆動モータ6によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ8と、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け回された牽引部材であるタイミングベルト9とを備えている。
キャリッジ5には、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の液滴を吐出する複数(ここでは5個)の液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11a〜11e(区別しないときは「記録ヘッド11」という。)を、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド11aと記録ヘッド11b〜11eは主走査方向と直交する方向である副走査方向に1ヘッド分(1ノズル列分)位置をずらして配置されている。ここでは、記録ヘッド11aを本発明における「第1記録ヘッド」とし、記録ヘッド11bを同じく「第2記録ヘッド」とする。
また、記録ヘッド11a〜11eはいずれも2列のノズル列を有している。そして、記録ヘッド11aと11bはいずれも同色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド11c〜11eはそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の液滴を吐出する。
これにより、モノクロ画像については記録ヘッド11a、11bを使用して1スキャン(主走査)で2ヘッド分の幅で画像を形成でき、カラー画像については例えば記録ヘッド11b〜11eを使用して形成することができる。
また、記録ヘッド11a〜11dには、各ヘッド4に液体を供給するヘッドタンク12がそれぞれ設けられている。
ヘッドタンク12には、装置本体101に交換可能に装着されるメインタンクであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10yから供給チューブ16を介して各色のインクが供給される。このとき、同じ色の液滴を吐出する2つの記録ヘッド11a、11bには1つのインクカートリッジ10kからインクが供給される
一方、キャリッジ5の主走査領域のうち、記録領域では、ロール紙20が吸引搬送部21によってキャリッジ5の主走査方向と直交する方向(副走査方向、用紙搬送方向:矢印B方向)に間欠的に搬送される。
吸引搬送部21は、給紙装置102から給紙されるロール紙20を搬送する搬送ローラ23及び搬送ローラ23に対向配置した加圧ローラ24と、複数の吸引穴が形成された搬送ガイド部材25と、搬送ガイド部材25の吸引穴から吸引を行う吸引ファン26と、排紙側ローラ28とを有している。
さらに、キャリッジ5の主走査方向の一方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11の維持回復を行う維持回復機構30が配置され、他方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11から画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行う空吐出受け34がそれぞれ配置されている。
維持回復機構30は、装置本体101のフレーム部材に保持された第1維持回復部31と、維持回復機構30のフレーム部材に副走査方向に往復移動可能に保持された第2維持回復部32とを有している。第2維持回復部32は記録ヘッド11aの維持回復を行うときには図2の位置にあり、記録ヘッド11b〜11eの維持回復を行うときには第1維持回復部31と同じ副走査方向位置まで移動する。
この維持回復機構30は、例えば記録ヘッド11のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングする保湿キャップを兼ねた吸引キャップ41及び保湿キャップ42と、ノズル面を払拭するワイパ部材43、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け44などを備えている。
給紙装置102は、ロール紙20がセットされているが、幅方向のサイズが異なるロール紙がセット可能である。給紙装置102から繰り出されたロール紙20は、装置本体110の前方から後方に給紙されて、搬送ローラ23で再度前方側に向けて搬送される。
そして、キャリッジ5を主走査方向に移動し、吸引搬送部21にてロール紙20を間欠的に送りながら、記録ヘッド11を画像情報に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、ロール紙20上に所要の画像が形成される。さらに、画像形成後のロール紙20は、所定の長さにカットされ、装置本体101の正面側に配置された図示しない排紙トレイへ排出される。
次に、ヘッドタンクの一例について図4ないし図6を参照して説明する。図4は同ヘッドタンクの模式的上面説明図、図5は同じく模式的正面説明図、図6は同じく具体的一例を示す外観斜視図である。
ヘッドタンク12は、インクを保持するための一側部が開口したインク収容部を形成するタンクケース201を有し、このタンクケース201の開口部は撓むことが可能な部材であるフィルム部材203で密閉してインク収容部202を形成し、タンクケース201内に配置した弾性部材としてバネ204の復元力によってフィルム部材203を常時外方へ付勢している。このように、タンクケース201のフィルム部材203にバネ204の復元力が作用していることで、タンクケース201のインク収容部202内のインク残量が減少することによって負圧が発生する。
また、タンクケース201の外側には、一端部側を支軸206で揺れ動くことが可能なように支持され、スプリング210によってタンクケース201側に向けて付勢されているフィラからなる変位部材(以下、単に「フィラ」とも表記することがある。)205がフィルム部材203に接着などで固定され、フィルム部材203の動きに連動して変位部材205が変位する。この変位部材205をキャリッジ5に設ける後述する第1検知手段(第1センサ)251や装置本体側に配置された後述する第2検知手段(第2センサ)301などで検知することでヘッドタンク12内のインク残量や負圧などを検知することができる。
また、タンクケース201の上部には、インクカートリッジ10からインクを供給するための供給口部209があり、インク供給チューブ16に接続されている。また、タンクケース201の側部には、ヘッドタンク12内を大気に開放する大気開放機構207が設けられている。この大気開放機構207は、ヘッドタンク12内に連通する大気開放路207aを開閉する弁体207b及びこの弁体207bを閉弁状態に付勢するスプリング207cなどを備え、装置本体側の大気開放ソレノイド302によって弁体207bを押すことで開弁されて、ヘッドタンク12内に大気開放状態(大気に連通した状態)になる。
また、ヘッドタンク12内のインク液面高さを検出するための電極ピン208aと208bが取り付けられている。インクは電導性を持っており、電極ピン208aと208bの所までインクが到達すると、電極ピン208aと208b間に電流が流れて両者の抵抗値が変化するため、インク液面高さが所定高さ以下になった、すなわち、ヘッドタンク12の空気量が所定量以上になったことを検出することができる。
次に、この画像形成装置におけるインク供給排出系について図7を参照して説明する。図7は同供給排出系の模式的説明図である。
まず、インクカートリッジ(以下、「メインタンク」という。)10からヘッドタンク12に対するインク供給は、送液手段である送液ポンプ241によって供給チューブ16を介して行なわれる。なお、送液ポンプ241は、チューブポンプなどで構成した可逆型ポンプであり、インクカートリッジ10からヘッドタンク12にインクを供給する動作と、ヘッドタンク12からインクカートリッジ10にインクを戻す動作とを行なえるようにしている。
また、維持回復機構30は、前述したように記録ヘッド11のノズル面をキャッピングする吸引キャップ41と、吸引キャップ41に接続された吸引ポンプ812を有し、吸引キャップ41でキャッピングした状態で吸引ポンプ812を駆動することで吸引チューブ811を介してノズルからインクを吸引することによってヘッドタンク12内のインクを吸引することができる。なお、吸引された廃インクは廃液タンク100に排出される。
また、装置本体側にはヘッドタンク12の大気開放機構207を開閉する部材である大気開放ソレノイド302が配設され、この大気開放ソレノイド302を作動させることで大気開放機構207を開放することができる。
さらに、キャリッジ5には変位部材205を検知する光学センサからなるキャリッジセンサ251が設けられ、装置本体側には変位部材205を検知する光学センサからなる本体センサ301が設けられている。これらのキャリッジセンサ251と本体センサ301の検知結果を使用してヘッドタンク12に対するインク供給動作を制御する。
なお、上述した送液ポンプ241、大気開放ソレノイド302、吸引ポンプ812の駆動制御、インク供給制御動作は、制御部500によって行なわれる。
次に、キャリッジセンサ及び本体センサの配置例について図8及び図9を参照して説明する。図8が同は一例の説明に供する側面説明図、図9は同じく具体的一例を示す斜視説明図である。
ヘッドタンク12の変位部材205には支軸206(支点)からの長さの異なる検知部205Aを上方側に、検知部205Bを下方側に設けている。
そして、キャリッジ5に設けたキャリッジセンサ251で検知部205Aを、装置本体側の部材(ベース部材)101Aに設けた本体センサ301で検知部205Bを検知する構成としている。
次に、本発明の第1実施形態について図10及び図11を参照して説明する。図10は同実施形態の説明に供する平面説明図、図11は同じく具体的一例を示す斜視説明図である。なお、図10では記録ヘッド11はヘッドタンク12を含む部材として符号を表記している(以下でも同様とする。)。また、図11は4ヘッド構成で示している。
前述したように、キャリッジ5には、副走査方向で位置をずらして、副走査方向下流側に位置する第1記録ヘッドである記録ヘッド11aと、副走査方向上流側に位置する第2記録ヘッドである記録ヘッド11b〜11eとが配置されている。
ここで、第2記録ヘッドを構成する複数の記録ヘッド11b〜11eはまとまって配置されている。言い替えれば、主走査方向において、第2記録ヘッドの間には第1記録ヘッドが配置されていない構成としている。
一方、装置本体側には、記録ヘッド11aの変位部材205の検知部205B(以下では、単に「変位部材205」と表記する。)を検知する第1本体検知手段である第1本体センサ301aと、記録ヘッド11b〜11eの変位部材205を検知する第2本体検知手段である第2本体センサ301bとが、センサ取付け部材303に取り付けられている。
センサ取付け部材303は、キャリッジ5のホーム位置側である維持回復機構30側に配置され、キャリッジ5をホーム位置側にすることで、第1、第2本体センサ301a,301bによる変位部材205の検知を行うことができる。
つまり、第1記録ヘッドである記録ヘッド11aと第2記録ヘッドである記録ヘッド11b〜11eとの主走査方向における配置関係は、第2記録ヘッドとなる記録ヘッド11b〜11eが、第1記録ヘッドとなる記録ヘッド11aに対し、第1本件センサ301a及び第2本体センサ201bが設けられた側(ここでは、「キャリッジのホーム位置」側)に配置されている。
このように構成したので、例えば図10(a)の状態からキャリッジ5をホーム位置側(維持回復機構側)に移動させるとき、図10(b)に示すように、第1記録ヘッドである記録ヘッド11aが第2本体センサ301bと干渉することなく、第2記録ヘッドである記録ヘッド11b〜11eのすべての変位部材205を第2本体センサ301bによる検知位置まで移動させることができ、更にキャリッジ5をホーム位置側に移動させることで第1記録ヘッドである記録ヘッド11aの変位部材205を第1本体センサ301aによる検知位置まで移動させることができる。
ここで、図12を参照して従前の比較例の構成について説明する。
この比較例では、8個の記録ヘッド511a〜511hをキャリッジ5に搭載している。記録ヘッド511a、511bはそれぞれ同じ色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド511c〜511eと記録ヘッド511f〜511hはいずれもカラーの液滴を吐出する。
この場合、記録ヘッド511a、511c〜511eが第1記録ヘッドとなり、記録ヘッド511b、511f〜511hが第2記録ヘッドとなる。つまり、第1記録ヘッドとなる記録ヘッド511a、511c〜511eは主走査方向で分けて配置され、同様に第2記録ヘッドとなる記録ヘッド511、511f〜511hも主走査方向で分けて配置され、第2記録ヘッドとなる記録ヘッド間に第1記録ヘッドとなる記録ヘッドが挟まれて配置されている。
このように構成すると、例えば図12(a)の状態からキャリッジ5をホーム位置側(維持回復機構側)に移動させるとき、図12(b)に示すように、第2記録ヘッドである記録ヘッド511h〜511fまでは第2本体センサ301bによる検知位置まで移動させることができるが、更にキャリッジ5をホーム位置側に移動させようとすると、第1記録ヘッドである記録ヘッド511eが第2本体センサ301bと干渉して移動することができなる。
その結果、記録ヘッド511d以降の記録ヘッド511d〜511aについて、第1本体センサ301aあるいは第2本体センサ301bによる検知を行うことができなくなる。
これに対し、本実施形態では、前述したように、第2記録ヘッドのすべてを第2本体センサで検知可能な位置にした後に第1記録ヘッドを第1本体センサで検知可能な位置に移動するので、すべての記録ヘッドの変位部材を本体センサで検知することができる。
次に、本発明の第2実施形態の異なる例について図13を参照して説明する。図13は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。
図13(a)は、複数の記録ヘッド11a〜11fを副走査方向に位置をずらして3列で配置した例である。つまり、記録ヘッド11aが副走査方向で最も下流側の位置、記録ヘッド11bが副走査方向で中間の位置、記録ヘッド11c〜11fが副走査方向で最も上流側の位置に配置されている。本件検知手段は、各記録ヘッドの副走査方向位置に応じて3個配置される。
このとき、記録ヘッド11aを第1記録ヘッドとすれば記録ヘッド11bが第2記録ヘッドとなり、記録ヘッド11bを第1記録ヘッドとすれば記録ヘッド11c〜11が第2記録ヘッドとなる(第1記録ヘッドと第2記録ヘッドとは相対位置関係である。)。
このように構成しても、キャリッジ5のホーム位置側(本件検知手段が配置される側)を図の右側とすれば、すべての記録ヘッド11a〜11fの変位部材205を検知することができる。
図13(b)は、複数の記録ヘッド11a〜11iを副走査方向に位置をずらして3列で配置した例である。各列の記録ヘッド数が上記とことなるだけであり、同様に、キャリッジ5のホーム位置側(本件検知手段が配置される側)を図の右側とすれば、すべての記録ヘッド11a〜11iの変位部材205を検知することができる。
次に、ヘッドタンクの変位部材の取り付け側とホーム位置(本体検知手段による検知位置)との関係について図14及び図15を参照して説明する。
上述した実施形態では、図14(a)に示すように、ヘッドタンク12の変位部材205はホーム位置側の側面(キャリッジ移動方向における)に取付けられている。
これに対し、図14(b)に示す例は、ヘッドタンク12の変位部材205はホーム位置と反対側の側面に取付けられている。
この図14(b)の構成では、記録ヘッド11aと記録ヘッド11bの変位部材205との干渉を避けるために、記録ヘッド11bと記録ヘッド11aとの間隔を図14(a)の構成よりも離す必要がある。
そのため、図14(b)の構成ではキャリッジ5の主走査方向の幅が図14(a)の構成よりも長さLだけ広くなる。
また、図15(a)、(b)に示すように、用紙の幅を基準として、キャリッジ5の移動範囲を比較した場合でも、図14(b)の構成ではキャリッジ5の主走査方向の移動範囲として必要になる長さが長くなり、装置本体の大型化につながることになる。
したがって、図14(a)の構成とすることで、キャリッジの小型化及び装置本体の小型化を図ることができる。
次に、ヘッドタンクの他の例と記録ヘッドの配置例について図16及び図17を参照して説明する。
ここでは、ヘッドタンク12として、図17にも示すように側面に2つの変位部材205を有するものを使用している。このヘッドタンク12は、1つの記録ヘッド11に設けられた2つのノズル列から異なる色の液滴を吐出させるために、内部に2つのインク収容部などを設けたものである。
そして、図16(a)は1つの記録ヘッドについて上述した図17のヘッドタンク12を使用した例、図16(b)は3つの記録ヘッドについて上述した図17のヘッドタンク12を使用した例である。
次に、複数の記録ヘッドをキャリッジ5に取付けるときに記録ヘッドをヘッドホルダに取り付け、ヘッドホルダをキャリッジ5に取付ける場合の例について図18を参照して説明する。
図18(a)は、記録ヘッド11a、11bを1つのヘッドホルダ111aに取り付け、記録ヘッド11c〜11eを1つのヘッドホルダ111bに取り付けてキャリッジ5に取り付けた例である。
図18(b)は、記録ヘッド11aをヘッドホルダ111a1に、記録ヘッド11bをヘッドホルダ111a2に取り付け、記録ヘッド11c〜11eを1つのヘッドホルダ111bに取り付けてキャリッジ5に取り付けた例である。
図18(c)は、記録ヘッド11a〜11eをそれぞれ、1個ずつ、ヘッドホルダ111a1、111a2、111b1〜111b3に取り付けてキャリッジ5に取り付けた例である。
図18(d)は、記録ヘッド11a〜11eを1つのヘッドホルダ111に取り付けてキャリッジ5に取り付けた例である。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
10 インクカートリッジ(メインタンク)
5 キャリッジ
11、11a〜11i 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
12 ヘッドタンク
30 維持回復機構
205 変位部材
301a 第1本体センサ(第1本体検知手段)
301b 第2本体センサ(第2本体検知手段)

Claims (4)

  1. 液滴を吐出する複数の記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに一体に設けられ、前記記録ヘッドに供給する液体を収容するヘッドタンクと、
    前記記録ヘッド及び前記ヘッドタンクを搭載して主走査方向に移動するキャリッジと、
    前記ヘッドタンクに供給する液体を収容するメインタンクと、を備え、
    前記キャリッジには、前記主走査方向と直交する副走査方向で位置をずらして1又は複数の第1記録ヘッドと、1又は複数の第2記録ヘッドとが配置され、
    前記ヘッドタンクには液体残量に応じて変位する変位部材を有し、
    前記第2記録ヘッドの前記ヘッドタンクの変位部材は副走査方向の前記第1記録ヘッド側に延出し、
    装置本体側には、前記第1記録ヘッドの前記ヘッドタンクの変位部材を検知する第1本体検知手段と、前記第2記録ヘッドの前記ヘッドタンクの変位部材を検知する第2本体検知手段と、が設けられ、
    前記第1記録ヘッドとなる前記記録ヘッドと前記第2記録ヘッドとなる前記記録ヘッドとは、主走査方向の位置が重複せず、
    前記第1記録ヘッドとなる前記記録ヘッドと前記第2記録ヘッドとなる前記記録ヘッドとは、それぞれ主走査方向ですべてまとまって配置され、
    かつ、前記第2記録ヘッドとなる前記記録ヘッドが、前記第1記録ヘッドとなる前記記録ヘッドに対し、前記第1本体検知手段及び前記第2本体検知手段が設けられた側に配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ヘッドタンクは、主走査方向の一方の側に前記変位部材が設けられ、
    前記ヘッドタンクの前記変位部材が設けられた側に、前記キャリッジのホーム位置が配置され
    前記第1本体検知手段及び前記第2本体検知手段は前記キャリッジのホーム位置側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 主走査方向の両方の側に前記変位部材が設けられた前記ヘッドタンクと、
    主走査方向の一方の側に前記変位部材が設けられた前記ヘッドタンクと、を有し、
    前記主走査方向の一方の側に前記変位部材が設けられた前記ヘッドタンクの前記変位部材が設けられた側に、前記キャリッジのホーム位置が配置され
    前記第1本体検知手段及び前記第2本体検知手段は前記キャリッジのホーム位置側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1記録ヘッドは、黒色の液滴を吐出する記録ヘッドであり、
    前記第2記録ヘッドは、黒色及びカラーの液滴を吐出する記録ヘッドである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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