JP2001063085A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001063085A
JP2001063085A JP24032099A JP24032099A JP2001063085A JP 2001063085 A JP2001063085 A JP 2001063085A JP 24032099 A JP24032099 A JP 24032099A JP 24032099 A JP24032099 A JP 24032099A JP 2001063085 A JP2001063085 A JP 2001063085A
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light
ink tank
prism
light receiving
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Osamu Morita
攻 森田
Yasuo Miyauchi
靖雄 宮内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット記録装置用インクタンクのイン
ク残量の検出方法として、発光素子と受光素子各1個で
構成された光学ユニットを用い、インクタンクに設けた
光透過性のプリズムを通して光学的に測定する方法が知
られている。しかし一台の記録装置に2つの記録ヘッド
を紙送り方向に位置をずらして設置する場合には、光学
ユニットを2個設置する必要があり、構造が複雑となり
部品点数も増える。 【解決手段】受光素子と発光素子2対以上からなり素子
対の発光素子または受光素子のいずれかを共通した光学
ユニットを用いかつインクタンクに設けた1個以上のプ
リズムを通して光学的に測定することにより、簡単な構
造の1台の光学ユニットでインク残量を検出可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を記録媒体に
吐出し記録を行なうインクジェット記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクを収容するインクタンク
のインク残量を検出する機器としては、インクタンク内
に電極を設けその電極間の電気伝導度を測定する方法を
採用したものや、記録ヘッドによって吐出されたインク
液滴を光学的に検出する方法を採用したものが知られて
いる。しかし電極を用いた方法は、一般的にインクタン
ク自体の構造が複雑化するため、通常は光学的にインク
残量を検出する手段を採用することが多い。
【0003】例えばインクタンクに収容されたインクを
記録ヘッドから吐出して記録を行なうインクジェット記
録装置には、一般に記録ヘッドとインクタンクと記録媒
体を搬送する搬送手段と記録ヘッドの記録動作や記録ヘ
ッドの往復移動動作などを制御するための制御手段に加
え、さらに記録動作中にインクタンク内のインクの残量
が所定の量を下回ると、記録ヘッドヘのインクの供給が
不十分となり吐出不良が生じる恐れがあるためインク残
量あるいはインクの有無を検出する装置を備えた例が多
い。
【0004】このようなインク残量を検出する機器を備
えた記録装置の例として、特開平8−112907号公
報には、吸収体や発泡材などの負圧発生部材を有するタ
ンクのインク残量検知をするために、透過性のインクタ
ンク壁面の一部を通して検出光を通過させ、その壁面と
負圧発生部材との境界部の光反射率の変化を検知する方
法を使用したインクジェット記録装置が開示されてい
る。また、特開平7−218321号公報では、インク
タンクと同一材料により形成された光透過性部材によっ
て形成されインクとの界面が検出光路に対して所定の角
度を有する光学的インク検出部を備えたインクタンクを
開示している。また、特開平9−174877号公報で
は、インクタンクの存在と、インクタンク内のインクの
レベルとを検知する感知システムを開示している。ま
た、特開平7−89090号公報などでは、負圧発生部
材を収容するとともに液体供給口と大気連通部とを備え
る負圧発生部材収容室と、その負圧発生部材収納室とを
連通する連通部を備えるとともに実質的な密閉空間を形
成する液体収容室とを有する液体収納容器に収容された
液体の有無を検出する装置を開示している。
【0005】この他、特開平9−29989号公報は、
一対の発光素子と受光素子から構成された光学ユニット
によってインクタンク中のインクの有無を検出すること
が可能なインクジェット記録装置を開示している。この
装置には、インクタンク底部付近に光透過性部材からな
るプリズムとインクタンクに隣接して一対の発光素子と
受光素子からなる光学ユニットが設置されており、発光
素子よりインクタンクに照射された入射光線は、インク
がある場合プリズム面のインクタンク壁面とインク界面
で屈折しインクに吸収され、インクが無くなるとプリズ
ム面で反射し光学ユニットに戻ってくる。この反射光量
の有無から、インクタンク中のインクの有無を検出す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したインク有
無検出機構は、低コストでインクタンク内のインクの有
無またはインクのレベルを検出する方法としては合理的
な方法であるが、 (1)一台の記録装置に2つの記録ヘッドを紙送り方向
に位置をずらして設置する場合、従来の光学ユニット
(発光素子と受光素子各1個で構成)を用いたインク有
無の検出には光学ユニット2個設置する必要があり、コ
スト増を招く。 (2)インクタンクを異なる複数種類の記録装置上で使
用する場合、インクタンク内のプリズムの位置が固定さ
れるため発光素子と受光素子の位置が一義的に決まり設
計の自由度が得られない。などの不都合がある。そこ
で、本発明の目的は、簡単で安価に上記課題を解決する
ための装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクジェット記録装置は以下のような構成
を備える。インクタンクからインクの供給を受けインク
を吐出するインクジェットヘッドにより記録媒体に画像
を記録するインクジェット記録装置であって、前記イン
クタンクは少なくとも1つの光透過性のプリズムを備
え、前記プリズムに光を照射する発光素子と前記プリズ
ムからの反射光を検知する受光素子とを含む少なくとも
2つの素子対を有する光学ユニットを有し、前記少なく
とも2つの素子対の発光素子または受光素子の少なくと
もいずれかを共通にしたことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面にもとづいて本実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態である
インクジェット方式にしたがって記録を行なう記録ヘッ
ドを備えた記録装置の概略構成を示す斜視図である。こ
の実施の形態では、図1に示すように記録ヘッド1はこ
れにインクを供給するインクタンク7とともに連結され
一体となってインクカートリッジ20を構成する。な
お、この実施の形態ではインクカートリッジ20は後述
するように記録ヘッド1とインクタンク7とが分離可能
な構成となっているが、記録ヘッドとインクタンクとが
一体化したインクカートリッジを用いてもよい。また、
インクタンク7の底面にはインク残量検出を行なうため
の光学プリズムが設けられている。この構成については
後で詳述する。さらにまたこの記録ヘッドは、特にイン
クジェットヘッド記録方式の中でも、インク吐出を行な
わせるために利用されるエネルギとして熱エネルギを発
生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備
え、その熱エネルギによりインクの状態変化を生起させ
る方式を用いることにより記録の高密度化および高精細
化を達成している。
【0009】図1において、記録ヘッド1は図中下向き
にインクを吐出する姿勢でキャリッジ2に搭載されてお
り、キャリッジ2をガイド軸3に沿って移動させながら
インク液滴を吐出して記録用紙のような記録媒体(不図
示)上に画像を形成していくなお、キャリッジ2の左右
移動(往復移動)はキャリッジモータ4の回転によりタ
イミングベルト5を介して行われる。キャリッジ2には
係合爪6が設けられインクタンクの係合穴7aと係合し
て、キャリッジ2にインクタンク7は固定される。
【0010】さて、記録ヘッド1走査分の記録が終了す
ると、記録動作を中断し、プラテン8上に位置する記録
媒体をフィードモータ9の駆動により所定量だけ搬送
し、次いで再びキャリッジ2をガイド軸3に沿って移動
させながら次の1走査分の画像形成を行なう。装置本体
の右側には、記録ヘッド1のインク吐出状態を良好に保
つための回復動作を行なう回復機構10が配置されてお
り、その機構10には記録ヘッド1をキャップするキャ
ップ11、記録ヘッド1のインク吐出面を拭うワイパ1
2、及び、記録ヘッド1のインク吐出ノズルからインク
を吸引するための吸引ポンプ(不図示)などが設けられ
ている。また、記録媒体を搬送するためのフィードモー
タ9の駆動力は、本来の記録媒体搬送機構に伝達される
他に、自動給紙装置(ASF)13へも伝達される。
【0011】さらに、回復機構10の横側には、赤外L
ED(発光索子)15及びフォトトランジスタ(受光素
子)16・17から成るインク残量検出を行なうための
光学ユニット14が設けられている。これらの発光素子
15と受光素子16・17とは、記録媒体の移動方向
(矢印のFの方向)に沿って並ぶように取り付けられて
いる。インクカートリッジ20がキャリッジ2に搭載さ
れ、図1に示された位置より右方向へと移動すると、イ
ンクカートリッジ20は光学ユニット14上に位置する
ようになる。そして、インクタンク7の底面より残量イ
ンクの有無を光学ユニット14によって検出する(詳細
は後述)ことが可能となる。
【0012】次に、上述した装置の記録制御を実行する
ための制御構成について説明する。図2は、記録装置の
制御回路の構成を示すブロックである。制御回路を示す
図2において、1700は記録信号を入力するインター
フェース、1701はMPU、1702はMPU170
1が実行する制御プログラムを格納するROM、170
3は各種データ(上記記録信号や記録ヘッド1に供給さ
れる記録データ等)を保存しておくDRAMである。1
704は記録ヘッド1に対する記録データの供給制御を
行なうゲートアレイ(G.A.)であり、インターフェ
ース1700、MPU1701、RAM1703間のデ
ータ転送制御も行なう。1705は記録ヘッド1を駆動
するヘッドドライバ、1706、1707はそれぞれフ
ィードモータ9、キャリッジモータ4を駆動するための
モータードライバである。
【0013】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号がはいるとゲートアレイ
1704とMPU1701との間で記録信号がプリント
用の記録データに変換される。そして、モータドライバ
1706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライ
バ1705に送られた記録データにしたがって記録ヘッ
ド1が駆動され、記録が行われる。なお、1710は記
録動作や記録装置の状態に係る種々のメッセージを表示
するLCD1711や記録動作や記録装置の状態を知ら
せる種々の色のLEDランプ1712を備えた表示部で
ある。また、記録ヘッド1と一体になったインクタンク
7の残量インク有無を検出するインク残量検出部25の
動作はMPU1701によって制御される。インク残量
検出部25の詳細は後述する。
【0014】図3は、インク残量検出部25の詳細な構
成を示すブロック図である。図3(A)に示すような構
成において、MPU1701からの制御信号に基づい
て、コントローラー32は、所定のデューティ(DUT
Y)比(%)のパルス信号をLED駆動回路30に出力
して、そのデューティ比にしたがって光学ユニット14
を構成する発光素子15を駆動して赤外光をインクタン
ク7の底部に照射する。その赤外光は、インクタンク7
の底部の光学プリズム(以下、プリズムという)180
で反射され光学ユニット14を構成する受光素子16に
戻ってくる。フォトトランジスタである受光素子16
は、受光した光を電気信号に変換し、その電気信号をロ
ーパスフィルタ(LPF)31に出力する。ローパスフ
ィルタ(LPF)31は、受光素子16から入力した電
気信号のうち、高周波雑音をカットして周波数の低い信
号のみをコントローラ32に送る。コントローラ32は
ローパスフィルタ(LPF)31の信号をA/D変換し
てデジタル信号に変換する。そして、変換された値はM
PU1701に転送される。
【0015】なお、図3(B)に示しているように、発
光素子15は赤外光28を発光するLEDであり、受光
素子16・17は赤外光29を受光して、その受光強度
に応じて電気信号を出力するフォトトランジスターであ
る。これらのLEDとフォトトランジスタとは、図1に
示すように、記録媒体の移動方向に沿って並ぶように配
置される。
【0016】次に、本実施形態に適用可能なインクタン
クの構成の概要について、図4〜図5を用いて説明す
る。図4は、インクタンク7と記録ヘッド1を備えたヘ
ッドホルダ200の概観斜視図である。この図で、
(A)はインクタンク7がヘッドホルダ200から分離
している状態を、(B)はインクタンク7がヘッドホル
ダ200に取り付けられている状態を示す。160は、
インクタンク7の外側に弾性変形自在に一体に成形され
たレバー部材であり、その中間部に係止用突起が形成さ
れている。200は、上述のインクタンク7が装着され
る記録ヘッド一体型のヘッドホルダであり、この実施形
態では、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエ
ロー(Y)の各色のインクタンク7(7C、7M、7
Y)を収容する。ヘッドホルダ200の下部には各色の
カラーインクを吐出する記録ヘッド1が一体的に設けら
れている。
【0017】ヘッドホルダ200の底部には、後述する
インク有無検知部が光学ユニット14とインク残量検出
部25と協働して残量インクの有無を検知可能なように
窓が設けられている。記録ヘッド1は、その複数の吐出
口が下向きに形成されている。(以下、この吐出口が形
成されている面を吐出口形成面と称す)。そして、イン
クタンク7は、図4(A)に示す状態から、ヘッドホル
ダ200に、インク供給筒140が記録ヘッド1に設け
られたインク供給筒受け部(不図示)に係合し、かつ、
記録ヘッド1のインク通路筒がインク供給筒140内に
進入するように押し込まれる。すると、レバー部材16
0の係止用突起160Aがヘッドホルダー200の所定
箇所に形成された突起(不図示)に係合し、図4(B)
に示す正規の装着状態が得られる。なお、インクタンク
7が装着された状態のヘッド一体型のヘッドホルダ20
0は、例えは図1に示すような記録装置のキャリッジ2
にさらに搭載されプリント可能状態となる。このような
状態で、インクタンク7の底部とヘッドの吐出口形成面
とも間には所定の水頭差(H)が形成されることにな
る。
【0018】次に、インクタンク7の内部構造について
図5の側断面図を用いて説明する。本実施形態における
インクタンク7は、略直方体形状をなしており、その上
壁7Uには、インクタンク内部と通じる穴である大気連
通口120が設けられている。また、インクタンク7の
下壁7Bには、筒状に突出した形態でインク供給口を有
するインク供給筒140が形成されている。なお物流過
程では、大気連通口120はフィルム等により、また、
インク供給筒140はインク供給口密閉部材としてのキ
ャップにより塞がれて密閉されている。インクタンク7
の内部には負圧発生部材としての液体保持部材320を
収容する液体保持部材収容室340と、液体のインクを
収容する実質的に密閉されたインク収容室360とに隔
壁380により仕切られている。そして、液体保持部材
収容室340とインク収容室360とはインクタンク7
の底部付近で隔壁380に形成された連通路400を介
してのみ連通されている。
【0019】液体保持部材収容室340を形成するイン
クタンク7の上壁7Uには、内部に突出する形態で複数
個のリブ420が一体に形成され、液体保持部材収容室
340に圧縮状態で収容される液体保持部材320と当
接することにより、上壁7Uと液体保持部材320上面
との間にエアバッファ室440が形成される。液体保持
部材320は熱圧縮ウレタンフォームで形成されてお
り、後述するように所定の毛管力を発生すべく、圧縮状
態で液体保持部材収容室340内に収容されている。こ
の所定の毛管力を発生する為の液体保持部材320のポ
アサイズは、使用するインクの種類、インクタンク7の
寸法、記録ヘッド1の吐出口形成面(水頭差H)等によ
り決定される。インク供給口140Aを形成しているイ
ンク供給筒140内には、円柱状の圧接体460が配置
されている。圧接体460は、例えば、ポリプロピレン
のフェルトにより形成され、それ自体は外力により容易
に変形しないものである。圧接体460は、上述のヘッ
ドホルダ200に装着されていない図4(A)に示す状
態において、液体保持部材320を局所的に圧縮するよ
う液体保持部材320に押し込まれた状態に保持されて
いる。このために、インク供給筒140の端部には、圧
接体460の周辺に当接するフランジが形成されてい
る。
【0020】このような構成のインクタンク7において
は、記録ヘッド1(不図示)により液体保持部材320
のインクが消費されると、インク収容室360からイン
クが隔壁380の連通路400を通じて液体保持部材収
容室340の液体保持部材320に供給される。この
時、インク収容室360内は減圧されるが、大気連通口
120から液体保持部材収容室340を経由した空気が
隔壁380の連通路400を通じてインク収容室360
に入り、インク収容室360内の減圧は緩和される。し
たがって、記録ヘッド1によりインクが消費されてもそ
の消費量に応じてインクが液体保持部材320に充填さ
れ、液体保持部材320は一定量のインクを保持し、記
録ヘッド1に対する負圧をほぼ一定に保つので、記録ヘ
ッド1へのインク供給が安定する。インク収容室360
内のインクが消費されインクの供給が無くなると、次に
液体保持部材320内のインクが消費され、ついにはイ
ンクが完全に無くなりインク切れとなる。
【0021】したがって、このようなインクタンクのイ
ンク収容室360にインク残量検出機構の一部となるプ
リズム180を設け、インク収容室360内のインクを
消費したことをユーザに知らせタンクを交換させること
で、インク切れの心配をすることなく記録装置を使用す
ることが可能となる。プリズム180の断面は、直角二
等辺三角形の屋根のような形をしており、インクタンク
底面とモールド一体成形で形成され、その斜面の表面に
は、検出光をを良く反射する為に鏡面加工が施されてい
る。
【0022】次に、実施形態を用いて詳細に説明する。 (実施形態1)第1の実施形態は、発光素子1個と受光
素子2個からなる光学ユニットを用いてインクタンクの
インク有無を測定する例である。図6は、インクタンク
7(7C、7M、7Y、7LC、7LM、7Bk)と光
学ユニット14との位置関係を示す各インクタンクの底
部を図5に示す線A−A’に沿って切断し上部から眺め
た断面図である。図中、ガイド軸3に案内されるキャリ
ッジ2の上にヘッドホルダ200、そのヘッドホルダ2
00上に3個のインクタンク(7C、7M、7Y)が装
着されている。ヘッドホルダ200の隣には、紙送り方
向F(矢印)に約4mmずらした位置にヘッドホルダ2
10が、そのヘッドホルダ210上に別の3個のインク
タンク(7LC、7LM、7Bk)が装着されている。
【0023】ここで、ホルダ200とホルダ210を紙
送り方向F(矢印)に約4mmずらしたのは、インク6
色(C、M、Y、LC、M、Bk)を記録媒体の同じ位
置に続けて吐出するのをさけるためであり、インクを3
色(C、M、Y)と3色(LC、LM、Bk)に分けそ
れぞれの記録媒体上への吐出位置をずらすことでインク
の混色を防止する。したがって、各ホルダー上のインク
タンクも(7C、7M、7Y)と(7LC、7LM、7
Bk)と2つのグループで位置がずれている。なおガイ
ド軸3上で、各インクタンク(7C、7M、7Y、7L
C、7LM、7Bk)は、キャリッジのスキャン方向E
(矢印)に移動し、各タンクのプリズム180が光学ユ
ニット14の真上付近を通過するときに各タンクのイン
クの有無を検出する。
【0024】図7は、インク有無検出時のプリズムとイ
ンクタンクの外部下方に設置された光学ユニットの位置
関係を示す図であり、図7(A)は、プリズム180Y
を図6に示す線B1−B1’に沿って切断したプリズム
と光学ユニット14との位置関係を示す図であり、図7
(A)は、プリズム180を図6に示す線B2−B2’
に沿って切断したプリズムと光学ユニット14との位置
関係を示す図である。図6より、ガイド軸3上でキャリ
ッジがスキャン方向E(矢印)に移動し、インクタンク
(7C、7M、7Y)のうちの例えば7Yの底部プリズ
ムが光学ユニット14の真上付近を通過するとき、図7
(A)に示すような位置関係になる。
【0025】まずはじめに、光透過性プリズムを用いた
インクの有り無し検出機構について図7(A)を用いて
説明する。プリズム180は、インクタンクの底面18
3とモールド一体成形されたもので、発光素子15から
照射された光が入射する。図の液面102に示すように
インクタンクにインク103が十分残っていれば、入射
光は、プリズム面で屈折し、光路→光路の経路を通
りインク内でインク103に吸収されるため、受光素子
17は反射光を検出できない。一方インクタンク内のイ
ンク残量が図の液面101に示すようにほとんど無くな
っていると、入射光はプリズム面で全反射し、光路→
光路→光路の経路で戻ってくる反射光量を受光素子
17が検出できる。このように、発光素子15から照射
された光を受光素子17が検出できるか否かで、インク
の有り無しを検出できる。なお、発光素子15、受光素
子16および受光素子17は記録装置本体に設置されて
いる。この時、発光素子15と受光素子16との間の中
央線を1とし、発光素子15と受光素子16との間の中
央線mとすると、1とmの距離はヘッドホルダ200と
ヘッドホルダ210の紙送り方向F(矢印)のずれ量と
同じ4mmである。インクタンク(7LM、7LC、7
Bk)のうち例えば7LMの底部プリズムが光学ユニッ
ト14の真上付近を通過するとき、図7(B)に示すよ
うな位置関係になる。ここでもし、インクタンク内のイ
ンクが無くなっているならば、発光素子15から照射さ
れた光はプリズムの斜面で全反射して受光素子16に返
ってくる。そこでこの時の検出信号を読み取ることによ
り、インクの有無を判断するのである。以上のことか
ら、本実施形態の発光素子1個と受光素子2個からなる
光学ユニットを用いれば、一つの光学ユニットで紙送り
方向にずらした複数の位置のインクタンク内のインクの
有り無しをそれぞれ連続的に検知することが出来る。し
たがって、発光素子1個と受光素子1個からなる光学ユ
ニットを複数個用いる場合に比べ用いる部品点数や光学
ユニット制御系の部品点数を低減できるため部品コスト
および組立てコストを下げることができる。
【0026】なお図8は、本実施の形態1のインクジェ
ット記録装置におけるインク残量の検知方法を示すフロ
ーチャートである。本インクジェット記録装置には3個
のインクタンクを有する記録ヘッドが2個搭載されてお
り、合計6種類のインク残量を2個の受光素子、1個の
発光素子からなる光学ユニット1個を用い測定する。こ
の処理を実行するプログラムは、例えば図2のROM1
702に記憶され、MPU1701の制御の下に実行さ
れる。尚、このフローチャートで示された処理は所定時
間ごと、或は記録ヘッド1が所定回数走査される毎に実
行されてもよい。まずステップS1で、記録ヘッド1を
搭載したキャリッジをホーム位置に移動する。次にステ
ップS2に進み、ポインタn(どのインクタンクのイン
ク残量を検知するかを示すポインタで、DRAM170
3に設けられている)に“1”をセットする。次にステ
ップS3に進み、キャリッジモータ4を駆動してキャリ
ッジに搭載されている記録ヘッド1のインクタンク7Y
を、インク残量を検知するための発光素子15と受光素
子16,17を備えた光学ユニットの真上に位置付け
る。これはホーム位置からこの光学ユニットまでの距
離、各インクタンクの間隔などが予め知られているため
であり、キャリッジモータ4の駆動ステップ数を制御す
ることにより、正確に各色のインクを含むインクタンク
を、この光学ユニットの位置に対応付けることができ
る。こうしてまず最初に、光学ユニットにもっとも近い
インクタンク7Yが光学ユニットの真上に位置付けられ
るとステップS4に進み、発光素子15をオンして光を
発光させる。
【0027】次にステップS5で、受光素子17がイン
クタンクから反射光を検知するかどうかをみる。これは
前述したように、インクタンク7Y〜7Cは他のインク
タンク群7LM〜7LCと、キャリッジの走行方向に略
直交する方向に所定量ずれて配置されているために、そ
の反射光が受光素子17で検知されるためである。こう
して受光素子17が反射光を検知するとステップS6に
進み、n番目のインクタンクがインク無しであることを
示すランプを点灯してステップS7に進む。一方、ステ
ップS5で反射光が検知されないときは、そのインクタ
ンクにインクが存在している状態であるため何もせずに
ステップS7に進み、ポインタnを+1し、ステップS
8で、そのポインタnの値が“4”になったかどうか、
即ち、インクタンク群7Y〜7Cのインク残量検知が終
了したかをみる。“4”でないときはステップS9に進
み、キャリッジモータ4を駆動して記録ヘッド1を、そ
のインクタンクの配置間隔に合わせた所定量だけ移動さ
せて次のインクタンクを光学ユニットの位置に位置付け
てステップS5に戻り、前述の処理を実行する。
【0028】一方、ステップS8でポインタnの値が
“4”になったときはステップS10に進み、次の記録
ヘッド群のインクタンク7LMまでの距離に相当する距
離だけキャリッジを移動させて、インクタンク7LMに
光学ユニットに位置付ける。そしてステップS12で、
こんどは受光素子16が発光素子15からの光の反射光
を検知するかどうかを調べ、反射光を検知するとステッ
プS12に進み、そのn番目のインクタンクがインク無
しであることを示すランプを点灯させる。一方、ステッ
プS11で反射光が検知されないときはステップS13
に進み、ポインタnを+1し、ステップS14でポイン
タnの値が“7”、即ち全てのインクタンクのインク残
量検知が終了したかを調べ、そうでないときはステップ
S15に進み、キャリッジを所定量移動させて次のイン
クタンクを光学ユニットに位置付けてステップS11に
戻り、前述の処理を実行する。またステップS14でポ
インタnの値が“7”になると、発光素子15の点灯を
オフにして、このインク残量検知処理を終了する。
【0029】(実施形態2)図9、図10、図11およ
び図12は、第2の実施形態を説明する図である。第2
の実施形態は、第1の実施形態で使用した光学ユニット
における発光素子と受光素子の位置関係を逆転させ、発
光素子2個と受光素子1個を用いた光学ユニットを使用
してインクタンクのインク有無を検出する例である。図
9(A)は、真ん中に受光素子116をその両側に発光
素子115、117を配置した光学ユニット114であ
り、図9(B)はその回路図である。
【0030】図10は、インクタンク7(7C、7M、
7Y、7LC、7LM、7Bk)と光学ユニット114
との位置関係を示す断面図である。ガイド軸3上で、各
インクタンク(7C、7M、7Y、7LC、7LM、7
Bk)は、キャリッジのスキャン方向E(矢印)に移動
し、各タンクのプリズム180は光学ユニット114の
真上付近を通過するときに各タンクのインクの有無を検
出するのである。
【0031】図11は、その時のプリズムと光学ユニッ
トの位置関係を示す図であり、図11(A)は、プリズ
ム180Yを図10に示す線B1−B1’に沿って切断
したプリズムと光学ユニット14との位置関係を示す
図、図11(B)は、プリズム180LMを図9に示す
線B2−B2’に沿って切断したプリズムと光学ユニッ
ト114との位置関係を示す図である。ガイド軸3上で
キャリッジがスキャン方向E(矢印)に移動し、インク
タンク(7C、7M、7Y)のうちの例えば7Yの底部
プリズムが光学ユニット114の真上付近を通過すると
き、図11(A)に示すような位置関係になる。もし、
インクタンク内のインク残量が液面101に示すように
ほとんど無くなっているならば、発光素子117から照
射された光はプリズムの斜面で反射されて受光素子11
6に返って来るのでこの時の検出信号の有無を読み取っ
てインクの有無を判断するのである。このとき、受光素
子116と発光素子117との間の中央線を1とし、受
光素子116と発光素子115との間の中央線mとする
と1とmの距離はヘッドホルダー200とヘッドホルダ
ー210の紙送り方向のずれ量と同じ4mmである。
【0032】インクタンク(7LM、7LC、7Bk)
のうち例えば7LMの底部プリズムが光学ユニット11
4の真上付近を通過するとき、図11(B)に示すよう
な位置関係になる。もし、インクタンク内のインク残量
が液面101に示すようにほとんが無くなっているなら
ば、発光素子117から照射された光はプリズムの斜面
で反射されて受光素子116に返って来るのでこの時の
検出信号の有無を読み取ってインクの有無を判断するの
である。以上のことから、本実施形態の発光素子2個と
受光素子1個からなる光学ユニットを用いれば、一つの
光学ユニットで紙送り方向にずらした複数の位置のイン
クタンク内のインクの有り無しをそれぞれ連続的に検知
することが出来る。したがって、発光素子1個と受光素
子1個からなる光学ユニットを複数個用いる場合に比べ
用いる部品点数や光学ユニット制御系の部品点数を低減
できるため部品コストおよび組立てコストを下げること
ができる。
【0033】図12は、本実施形態2のインクジェット
記録装置におけるインク残量の検知方法を示すフローチ
ャートである。本インクジェット記録装置には、3個の
インクタンクを有する記録ヘッドが2個が搭載されてお
り、合計6種類のインク残量を1個の受光素子、2個の
発光素子からなる光学ユニット1個を用い測定する。な
おこの処理を実行するプログラムは、実施形態1と共通
するため説明を省く。また図12のフローチャートのう
ち実施形態1と共通する点についても説明を省略する。
図8と図12の違いは、実施形態1では受光素子を2個
(17と16)使用してインク残量を検知するのに対し
て、実施形態2では受光素子を1個(116)を共用し
て6種のインク残量を検知する点であり、それゆえ図8
のインクタンク(7C、7M、7Y)のインク残量を検
知するステップS5とインクタンク(7LC、7LM、
7Bk)のインク残量を検知するステップ11が図12
ではそれぞれステップS50とS110に変更した点だ
けである。
【0034】(実施形態3)図13〜図15は、本実施
形態3を説明する図である。本実施形態例3は、実施形
態例1におけるタンク7の液体収容室360の中のプリ
ズムを複数個上下に位置をずらして液体収容室360の
側面に配置したものである。図13は、インクタンク7
の内部構造を示し、光学ユニット14との位置関係を示
す側断面図である。ガイド軸3上で、各インクタンク
(7C、7M、7Y、7LC、7LM、7Bk)は、図
4のキャリッジのスキャン方向E(矢印)に移動し、各
インクタンクが光学ユニット14の側面付近を通過する
ときに各タンクのインクの有無を検出するように、側面
に設けたプリズム181と182に対向して光学センサ
14が図13のように上から受光素子16、発光素子1
5、受光素子17の順になるように配置してある。図1
3は、液体収容室360にインクが満タンになっている
状態である。このとき、発光素子15からの光はプリズ
ム181もプリズム182も透過してしまい、受光素子
16と受光素子17のいずれにも返ってこない。
【0035】図14は、液体収容室360のインクが消
費されてゆきプリズム181が液面からとびだしてきた
状態である。このとき発光素子15からの光は、プリズ
ム181の斜面に反射して受光素子16には返ってくる
が、プリズム182は透過してしまい受光素子17には
返ってこない。
【0036】図15は、液体収容室360のインクがさ
らに消費されてゆきプリズム181もプリズム182も
液面からとびだしてきた状態である。このとき発光素子
15からの光は、プリズム181およびプリズム182
の斜面に反射して受光素子16と受光素子17のいずれ
にも返ってくる。以上述べた図13〜図15の3種の受
光パターンよりユーザにインクタンクのインク残量が”
十分有る”、”残り少ない”、”無い”の状態を知らし
めることが可能となる。以上のことから、本実施形態の
発光素子1個と受光素子2個からなる光学ユニットをイ
ンクタンクの深さ方向と平行にお互いに深さ方向に対す
る高さを変更して設置する簡単な方法でインクの残量を
検知できることから、発光素子1個と受光素子1個から
なる光学ユニットを複数個用いる場合に比べ部品点数を
低減できさらに光学ユニット制御系の部品点数低減や組
立工程の簡略化によるコスト削減も可能となる。
【0037】なお図16は、本実施形態3のインクジェ
ット記録装置におけるインク残量の検知方法を示すフロ
ーチャートである。本例では、3個のインクタンクを有
する記録ヘッドが2個搭載されており、合計6種類のイ
ンク残量を各インクタンクに設置された2個のプリズム
と2個の受光素子、1個の発光素子からなる光学ユニッ
ト1個を用いて測定する。ここでこの処理を実行するプ
ログラムは、実施形態1と共通するため説明を省く。ま
た図16のフローチャートのうち実施形態1と共通する
点については説明を省略する。
【0038】まずステップS300でキャリッジモータ
4を駆動して、キャリッジに搭載されている記録ヘッド
1のインクタンク7Yの上部プリズムをインク残量を検
知するための発光素子15と受光素子16、17を備え
た光学ユニットの真横に位置付ける。これはホーム位置
からこの光学ユニットまでの距離、各インクタンクの間
隔などが予め知られているため、キャリッジモータ4の
駆動ステップ数を制御することにより正確に各色のイン
クを含むインクタンクをこの光学ユニットの位置に対応
付けることができる。こうしてまず最初に、もっとも近
いインクタンク7Yが光学ユニットの真横に位置付けら
れるとステップS4に進み、発光素子15をオンして光
を発光させる。
【0039】次にステップS500で、インクタンクの
上部測定位置にインクが存在するかどうかを受光素子1
6が反射光を検知するかどうかで調べる。受光素子16
が反射光を検知するときは上部測定位置にはインクが存
在しない状態であるためステップ510に進み下部プリ
ズムを光学ユニット真横まで移動しステップ520で下
部測定位置にインクが存在するかどうかを調べる。受光
素子17が反射光を検知するときは下部測定位置にはイ
ンクが存在しない状態であるためステップS6に進み、
n番目のインクタンクがインク無しであることを示すラ
ンプを点灯してステップS7に進む。またステップS5
20で反射光が検知されないときは下部測定位置にはイ
ンクが存在する状態ではあるがインク残量が少なくなっ
ている状態であるためステップS530に進み、n番目
のインクタンクのインク交換を要請するランプを点灯し
てステップS7に進む。
【0040】一方、ステップS500で反射光が検知さ
れないときは、そのインクタンクにインクが存在してい
る状態であるため下部プリズムを光学ユニット真横まで
移動後何もせずにステップS7に進む。ステップS7で
はポインタnを+1し、ステップS8で、そのポインタ
nの値が“4”になったかどうか、即ち、インクタンク
群7Y〜7Cのインク残量検知が終了したかをみる。
“4”でないときはステップS90に進み、キャリッジ
モータ4を駆動して記録ヘッド1を、そのインクタンク
の配置間隔に合わせた所定量だけ移動させて次のインク
タンクを光学ユニットの位置に位置付けてステップS5
に戻り、前述の処理を実行する。
【0041】インクタンク群7Y〜7Cのインク残量の
検知がすべて終了するとステップS1000に進み、次
の記録ヘッド群のインクタンク7LMまでの距離に相当
する距離だけキャリッジを移動させて、インクタンク7
LMに光学ユニットを位置付ける。そしてステップS1
100で、インクタンクの上部測定位置にインクが存在
するかどうかを受光素子16が発光素子15からの光の
反射光を検知するかどうかで調べる。受光素子16が反
射光を検知するときは上部測定位置にはインクが存在し
ない状態であるため下部測定位置にインクが存在するか
どうかを調べるステップ1200に進みキャリッジを移
動して下部プリズムを光学ユニットの真横に位置付けス
テップ1300で下部測定位置にインクが存在するかど
うかを調べる。
【0042】受光素子17が反射光を検知するときは下
部測定位置にはインクが存在しない状態であるためステ
ップS12に進み、n番目のインクタンクがインク無し
であることを示すランプを点灯してステップS13に進
む。またステップS1300で反射光が検知されないと
きは下部測定位置にはインクが存在する状態ではあるが
インク残量が少なくなっている状態であるためステップ
S1400に進み、n番目のインクタンクのインク交換
を要請するランプを点灯してステップS13に進む。
【0043】一方、ステップS1100で反射光が検知
されないときは、そのインクタンクにインクが存在して
いる状態であるため何もせずにステップS1500に進
み、下部プリズムを光学ユニット真横まで移動しステッ
プ13に進む。ステップS13ではポインタnを+1
し、ステップS14で、そのポインタnの値が“7”に
なったかどうか、即ち、インクタンク群7Y〜7Cのイ
ンク残量検知が終了したかをみる。“7”でないときは
ステップS150に進み、キャリッジモータ4を駆動し
て記録ヘッド1を、そのインクタンクの配置間隔に合わ
せた所定量だけ移動させて次のインクタンクを光学ユニ
ットの位置に位置付けてステップS5に戻り、前述の処
理を実行する。インクタンク群7LM〜7Bkのインク
残量の検知がすべて終了すると発光素子16、17の点
灯をオフにして、このインク残量検知処理を終了する。
【0044】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。また、本発明の目的は、
前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し実行すること
によっても、達成されることは言うまでもない。この場
合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が
前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する
ことになる。
【0045】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。さら
に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コ
ンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータ
に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込ま
れた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機
能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
簡単かつ低コストな方法で、一つの光学ユニット内に発
光素子と受光素子いずれかを複数個ならべて配置するこ
とで、インクタンク内のインクの有無またはインクの残
り具合をを精度よく検知することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット方式で記録を行う記録ヘッドを
備えた記録装置の概略を示す斜視図である。
【図2】記録装置の制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】(A)は、インク残量検出部の詳細な構成を示
すブロック図、(B)は、2個の受光素子と1個の発光
素子を備えた光学ユニットを説明する図である。
【図4】インクタンクと記録ヘッドを備えたヘッドホル
ダーの概観斜視図である。
【図5】インクタンクの内部構造を示す側断面図であ
る。
【図6】インクタンク(7C、7M、7Y、7LC、7
LM、7Bk)と光学ユニット14との位置関係を示す
各インクタンクの底部を上部から眺めた断面図である。
【図7】プリズム180Yおよびプリズム180LMを
図6に示す線B1−B1’およびB2−B2’に沿って
切断したプリズムと光学ユニット14との位置関係を示
す図である。
【図8】各インクタンクのインク切れを発見し表示する
作業を示すフローチャートである。
【図9】(A)は、1個の受光素子と2個の発光素子を
備えた光学ユニット、(B)はその構成を示すブロック
図である。
【図10】インクタンク7(7C、7M、7Y、7L
C、7LM、7Bk)と光学ユニット114との位置関
係を示すインクタンク底部を上部から眺めた断面図であ
る。
【図11】プリズム180Yおよびプリズム180LM
を図10に示す線B1−B1’およびB2−B2’に沿
って切断したプリズムと光学ユニット114との位置関
係を示す図である。
【図12】各インクタンクのインク切れを発見し表示す
る作業を示すフローチャートである。
【図13】インクタンクの液面と光学ユニットとの位置
関係を示す側断面図である。
【図14】インクタンクの液面と光学ユニットとの位置
関係を示す側断面図である。
【図15】インクタンクの液面と光学ユニットとの位置
関係を示す側断面図である。
【図16】各インクタンクのインク残量を表示する作業
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 3 ガイド軸 7 インクタンク 7C シアンタンク 7M マゼンダタンク 7Y イエロータンク 7LC 薄シアンタンク 7LM 薄マゼンダタンク 7Bk ブラックタンク 14 光学ユニット 15 発光素子 16 受光素子 17 受光素子 114 光学ユニット 115 発光素子 116 受光素子 117 発光素子 180 プリズム 181 プリズム 181 プリズム 200 ヘッドホルダー 210 ヘッドホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA24 EA29 EB03 EB20 EB52 EC03 EC11 EC26 EE18 FA03 FA10 HA37 HA38 KC04 KC11 KC16 KC22 KC30 KD06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクからインクの供給を受けイ
    ンクを吐出するインクジェットヘッドにより記録媒体に
    画像を記録するインクジェット記録装置であって、前記
    インクタンクは少なくとも1つの光透過性のプリズムを
    備え、前記プリズムに光を照射する発光素子と前記プリ
    ズムからの反射光を検知する受光素子とを含む少なくと
    も2つの素子対を有する光学ユニットを有し、前記少な
    くとも2つの素子対の発光素子または受光素子の少なく
    ともいずれかを共通にしたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記プリズムは前記インクタンクの側面
    のインク深さ方向のお互いに異なる位置に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記
    録装置
  3. 【請求項3】 前記プリズムは前記インクタンクの底部
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェットヘッドはお互いに異
    なる種類のインクを収納する第1と第2のインクタンク
    群を有し、前記第1と第2のインクタンク群のそれぞれ
    は、前記インクジェットヘッドの走査方向に直交する方
    向に偏位して設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のインクジェット記録装置。
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