JPH068457A - インクジェットプリンタのキャップ機構 - Google Patents

インクジェットプリンタのキャップ機構

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JPH068457A
JPH068457A JP16932292A JP16932292A JPH068457A JP H068457 A JPH068457 A JP H068457A JP 16932292 A JP16932292 A JP 16932292A JP 16932292 A JP16932292 A JP 16932292A JP H068457 A JPH068457 A JP H068457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
ink jet
contact
rubber
inkjet head
Prior art date
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Pending
Application number
JP16932292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takami
徹 高見
Sadao Murata
定穂 村田
Junji Kunimatsu
順二 国松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP16932292A priority Critical patent/JPH068457A/ja
Publication of JPH068457A publication Critical patent/JPH068457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャップホルダを廃止することで部品点数を少
なくし、確実にキャップゴムがインクジェットヘッドに
密着する信頼性の高いキャップ機構を提供することにあ
る。 【構成】本発明のインクジェットプリンタのキャップ機
構は、少なくとも、インクジェットヘッド16に密着す
る密着部2と、密着時の負荷では変形しない程度の剛性
を有する台座部3と、密着時の負荷で変形する程度の剛
性を有する取付部4とを有するキャップゴム1と、台座
部3と隙間を持って係合する枠6と台座部3と当接する
突起7とを有するキャップレバー5からなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
のキャップ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来キャップ機構は、図5に示すような
機構となっていた。インクジェットヘッド24と密着性
を高めるために柔軟性に富むゴム等の弾性材料からなる
キャップゴム21は、プラスチック等の剛体からなるキ
ャップホルダ22にまず固定される。さらに、キャップ
ホルダ22はキャップレバー23に若干量のガタを有し
つつ取り付けられる。キャッピング時にはキャップゴム
21がインクジェットヘッド24に密着するようにキャ
ップレバー23が移動する。インクジェットヘッド24
とキャップゴム21の位置精度が低い場合、キャップホ
ルダ22とキャップレバー23とのガタでその誤差分を
吸収していた。
【0003】このように、従来のキャップ機構は少なく
ともキャップゴムとキャップホルダとキャップレバーか
ら成り立っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本来キャップ機構は、
インクジェットヘッドと密着する部品とインクジェット
ヘッド密着状態と離脱状態とをとり得るためのキャップ
レバーの最低でも2つの部品があればよいが、従来の技
術では、上記の2部品の他にキャップホルダを有してお
り部品点数が多くなるという課題を有していた。
【0005】本発明はこのような欠点を解決すること
と、確実にキャップゴムがインクジェットヘッドに密着
できる信頼性の高い機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクを吐出
口から吐出し記録紙に印字を行なうインクジェットヘッ
ドの吐出口を覆うインクジェットプリンタのキャップ機
構において、少なくとも、インクジェットヘッドに密着
する密着部と、密着時の負荷では変形しない程度の剛性
を有する台座部と、密着時の負荷で変形する程度の剛性
を有する取付部とを有するキャップと、台座部と隙間を
持って係合する枠と台座部と当接する突起とを有するキ
ャップレバーからなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の上記の構成によれば、インクジェット
ヘッドの角度に対しキャップゴムの角度が突起を中心に
自動的に調整されるので、キャッピング時にキャップゴ
ムとキャップレバーとでインクジェットヘッドへの密着
性を確保できる。
【0008】
【実施例】以下に、図面を用いて説明を行なう。
【0009】図1は本発明の実施例におけるキャップ機
構全体の分解斜視図である。1はキャップゴムであり、
5はキャップレバーである。キャップゴム1はブチルゴ
ム等の弾性を有し、かつインクには侵されないような材
質からなる。密着部2はキャッピング状態においては、
インクジェットヘッド16のノズルを覆いインクジェッ
トヘッド16と密着部2の内部との間の気密を保つこと
ができる形状となっている。密着部2内部でインクジェ
ットヘッド16と対向する位置に吸収材15を取り付け
る。台座部3は密着部2と同様キャップゴム1の一部で
あり、密着時の負荷では変形しない程度の剛性を有して
いる。台座部3には上下端と左右端に4つのストッパ3
aが設けられており、背面には取付部4を有する。キャ
ップレバー5にはキャップゴム1を囲い込むように枠6
が立設している。組立完成時には各ストッパ3aは、枠
6に設けられた穴6aにそれぞれ係合するが、ストッパ
3aより穴6aが大きいため若干量のガタを有してい
る。また、台座部3の背面に当接するように、球状の突
起7が枠6の中央に設けられていて、突起7の上下には
貫通穴6bが開けられている。さらに、キャップレバー
5は軸8を有している。この軸8はプリンタに固定され
たフレーム9に設けられた長穴9aに係合し、キャップ
レバー5は矢印A方向にスライド可能となる。これによ
り、キャップゴム1がインクジェットヘッド16に密着
している状態と離脱している状態をつくり出す。キャッ
プレバー5を上方から見た形状は概略コの字形をしてお
り、その一方の辺のインクジェットヘッド16に対し最
も遠い位置に柱10が立設している。柱10にはフック
10aが形成されており、ここにバネ11の一端が取り
付けられ、他端はフレーム9に固定されてキャップレバ
ー5は矢印B方向に付勢されている。また、キャップレ
バー5を駆動させるためにカム12が設けられる。カム
12は円形で、キャップレバー5のスライド方向と直角
をなす方向に伸び、フレーム9に固定された軸13に回
動可能に取り付けられ、キャップレバー5が後方にスラ
イドしたときにも、軸13と共にキャップレバー5と接
触しない位置にある。また、カム12は図示しないモー
タ等の駆動源により駆動する。一方、ダボ14はカム1
2の側面に設けられ、カム12が回動することにより円
弧運動を行なうが、この運動によりダボ14は柱10に
接触し、キャップレバー5を移動させる。
【0010】図2はキャップゴム1と枠6周辺の断面図
である。この図を用いてさらに詳細な説明を行なう。
【0011】台座部3には2つの通気孔17、18が取
付部4を貫通して開けられており、その中心は貫通穴6
bの中心と一致している。通気孔17には貫通穴6bを
通して小径チューブ19が装着されている。通気孔17
の直径は小径チューブ19のそれより若干小さく、小径
チューブ19を装着すると密着し気密が保たれる。小径
チューブ19の他端は図示しない大気開放バルブにつな
がっており、キャップゴム1の内部圧力を調節する。も
う一つの通気孔18には、大径チューブ20が接続され
る。この接続部も通気孔17と同様に気密が保たれてい
る。大径チューブ20の他端は図示しない吸引ポンプに
接続されており、インクジェットヘッド16が印字不可
能になった場合にキャップゴム1を通してインクを吸引
する。突起7は台座部3の背面に接触しているが、取付
部4は枠6に直接接触しない。
【0012】次に図2、図3、図4を用いて本発明のキ
ャップ機構が作動するときの様子を説明する。
【0013】通常の印字状態及び非キャッピング状態に
おいては、カム12に設置されるダボ14が図2のよう
に柱10に当接して、キャップゴム1はインクジェット
ヘッド16から離脱している。
【0014】図3では、キャッピング時において、イン
クジェットヘッド16が通常より若干量傾いて取り付け
られている場合を示している。
【0015】カム12が矢印C方向に回転することによ
り、キャップレバー5はキャップゴム1と一体となって
矢印B方向、つまりインクジェットヘッド16に向かっ
てスライドする。キャップゴム1は、この場合密着部2
の下部からインクジェットヘッド16に接触する。
【0016】さらに、カム12が矢印C方向に回転し、
キャップゴム1がインクジェットヘッド16にバネ11
のバネ力によって押えられている様子を図4に示す。
【0017】インクジェットヘッド16の傾きに対応し
て、キャップゴム1は台座部3の背面が突起7に当接し
ながら、突起7を中心にして密着部2の全周がインクジ
ェットヘッド16に密着するまで傾斜する。このとき、
台座部3はバネ11のバネ力で変形しないような剛性を
有しているので、突起7を中心として反ることはない。
よって、密着部2はインクジェットヘッド16に完全に
密着し気密を保つことができる。インクジェットヘッド
16がある程度以上傾いていると、取付部4の端は枠6
に接触しキャップゴム1の首振り運動を妨げることにな
る。しかし、取付部4はバネ11のバネ力で弾性変形す
るような剛性を有しているので、図4の様に取付部4が
縮みキャップゴム1が傾くことを可能としている。この
ようにキャップゴム1とキャップレバー5の2つの部品
のみで、キャッピング時にはキャップゴム1とインクジ
ェットヘッド16とは完全に密着できる。
【0018】この実施例のように、インクジェットヘッ
ド16が上下方向の傾きを有しているときは無論のこ
と、左右方向の傾きを有している場合も同様の動きが得
られる。また、インクジェットヘッド16のみの傾きだ
けでなく、キャップレバー5のスライド方向が傾いてい
るときも同様に、キャップゴム1とインクジェットヘッ
ド16との気密は保たれる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、キャ
ップホルダを用いないで、キャッピング時にキャップゴ
ムはインクジェットヘッドに確実に密着することがで
き、インクジェットヘッドの乾燥を防ぐことにより、再
使用の際に確実に印字することができるという効果を有
する。
【0020】また、キャップホルダの廃止により部品点
数が少なく、かつ信頼性の高いインクジェットプリンタ
のキャップ機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のキャップ機構の実施例を示す分解斜
視図。
【図2】 本発明のキャップ機構の実施例を示す断面
図。
【図3】 本発明のキャップ機構の動作を示す側面断面
図。
【図4】 本発明のキャップ機構の動作を示す側面断面
図。
【図5】 従来の技術を示す側面断面図。
【符号の説明】
1 キャップゴム 2 密着部 3 台座部 4 取付部 5 キャップレバー 7 突起 12 カム 16 インクジェットヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出口から吐出し記録紙に印字
    を行なうインクジェットヘッドの前記吐出口を覆うイン
    クジェットプリンタのキャップ機構において、少なくと
    も、前記インクジェットヘッドに密着する密着部と、密
    着時の負荷では変形しない程度の剛性を有する台座部
    と、密着時の負荷で変形する程度の剛性を有する取付部
    とを有するキャップと、前記台座部と隙間を持って係合
    する枠と前記台座部と当接する突起とを有するキャップ
    レバーからなることを特徴とするインクジェットプリン
    タのキャップ機構。
  2. 【請求項2】 前記キャップがブチルゴム等のゴムであ
    ることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリ
    ンタのキャップ機構。
JP16932292A 1992-06-26 1992-06-26 インクジェットプリンタのキャップ機構 Pending JPH068457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16932292A JPH068457A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 インクジェットプリンタのキャップ機構

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JP16932292A JPH068457A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 インクジェットプリンタのキャップ機構

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JPH068457A true JPH068457A (ja) 1994-01-18

Family

ID=15884402

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JP16932292A Pending JPH068457A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 インクジェットプリンタのキャップ機構

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JP (1) JPH068457A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5984451A (en) * 1996-07-16 1999-11-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet head capping device and ink jet recorder including same
US6203136B1 (en) * 1995-05-25 2001-03-20 Seiko Epson Corporation Print head capping device having an inclined cap
JP2012126044A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Seiko Epson Corp キャップ、および液体噴射装置
US9090068B2 (en) 2010-12-16 2015-07-28 Seiko Epson Corporation Capping device and liquid ejecting apparatus

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US5984451A (en) * 1996-07-16 1999-11-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet head capping device and ink jet recorder including same
JP2012126044A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Seiko Epson Corp キャップ、および液体噴射装置
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