JP3159222B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3159222B2 JP14237192A JP14237192A JP3159222B2 JP 3159222 B2 JP3159222 B2 JP 3159222B2 JP 14237192 A JP14237192 A JP 14237192A JP 14237192 A JP14237192 A JP 14237192A JP 3159222 B2 JP3159222 B2 JP 3159222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関するものである。更に詳しくは噴射ノズルのキャッ
ピング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧力室内で加圧したインクを噴射ノズル
から記録媒体上に吐出させて記録書き込みを行うインク
ジェット記録装置では、記録装置の噴射ノズルを大気中
に長期間放置した場合、微細な噴射ノズルに充填されて
いるインク溶剤が蒸発し、インク粘性の増大や気泡の混
入を引き起こしインク滴の噴射が不可能になる。また、
大気中のごみの付着等によってもインク滴の噴射が不可
能になるため、非作動時には噴射ノズルの吐出口を封止
しておく手段が設けられている。一方、印字時において
は、紙粉の付着や紙ジャムリによる噴射ノズル面のメニ
スカスの破壊等があった場合、適正な記録書き込みが行
えなくなるため噴射ノズルに充填されているインクを再
充填するためのインク吸引手段が設けられている。具体
的には特開平2ー122933にて開示されているよう
に、インク封止手段及びインク吸引手段として図6、図
7、図8に示すように、一般的にはヘッド面17とリー
クすることなく圧接せしめたゴムキャップ14により封
止し、その状態でゴムキャップ14とチューブ19を介
して連結したポンプ15を作動させることにより噴射ノ
ズル18からインクを吸引する方法がとられている。こ
の種の封止手段は、図6に示すように、ゴムキャップ1
4をキャップ固定枠20に位置決め固定し、印字領域外
のホームポジション側(図6においてゴムキャップ14
が配置されている位置)に配設し、記録書き込みを終え
てキャリッジ25がホームポジション側に戻されると、
退避位置に保持されていたゴムキャップ14がキャリッ
ジ25の停止を待って突出し封止する構造となってい
る。この突出構造としては、図8に示すように、図示し
ないモータによりカム23を時計方向に回転させること
により、キャップ押圧バネ21によりカム23に附勢さ
れたキャップ支持部材22を支持部材固定軸24を中心
にヘッド方向に回転させる。それにより、キャップ支持
部材22に回動自在に固定されたキャップ固定枠20が
ヘッド方向に突出し、ゴムキャップ14がヘッド面17
と接触する。その後、さらにカム23が回転することに
より、カム23にかかるキャップ押圧バネ21の荷重が
解かれて逆にヘッド面17に接触するゴムキャップ14
にバネ荷重が作用し、図7に示す噴射ノズル18外周を
おおう平面性を有したヘッド面17と所定の圧力を持っ
て圧接せしめ、ゴムキャップ14を変形させることによ
りヘッド面17との密着性を確保し噴射ノズル18を封
止するような構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、これまで
のキャッピング装置では、ゴムキャップ14とヘッド面
17との密着性は、キャップ押圧バネ21によりヘッド
面17と接触するゴムキャップ14を変形させてヘッド
面17と圧接せしめることにより確保されていた。しか
し、印字密度が高くなるにつれて、噴射ノズル18の縦
配列が困難になる場合には、一つの方法として噴射ノズ
ル18の配列を斜めにすることがある。その場合、噴射
ノズル18を封止するゴムキャップ14は細長いトラッ
ク形状になり、ゴムキャップ両端円弧部では急激な曲率
により平面性が確保できずに凹凸形状になりやすい。そ
の結果、ゴムキャップ14とヘッド面17との密着性が
確保されずリークが発生することにより、インク溶剤の
蒸発によりインク滴の噴射が不可能になるばかりでなく
ポンプ15によるインク吸引も不可能になる。その対策
としてキャップ押圧バネ21のバネ荷重を大きくせざる
を得ず、その結果、長期における使用においてヘッド面
14の破損、あるいはゴムキャップ14の塑性変形によ
りヘッド面17との密着性が維持できなくなり、リーク
が発生してしまうという問題を有していた。
【0004】本発明はこのような問題に顧みてなされた
もので、その目的とするところは、ゴムキャップ面が細
長いトラック形状の場合でも、ゴムキャップとヘッド面
との密着性を確保し、リークすることなくゴムキャップ
をヘッド面を圧接せしめる封止手段とインク吸引手段を
兼ね備えたインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインクジェット記録装置は、印字ヘッド内
にある圧力室の容積を急激に変化させることによってイ
ンク滴を噴射ノズルより噴出させる形式のインクジェッ
ト記録装置において、前記噴射ノズルをキャッピングす
るゴムキャップ部材を備え、該ゴムキャップ部材は、直
線部と円弧部とからなる細長いトラック形状の壁体によ
り形成されるキャップ面を有し、該壁体は、断面が略円
形に膨らんだ端部と、壁体の根元から該端部に向う立ち
上がり部とからなり、該立ち上がり部の内壁面は前記端
部に向って拡開するように傾斜を持つとともに、該壁体
の肉厚は根元から端部に向って漸次肉厚が薄くなるよう
に形成され、前記端部と前記立ち上がり部との境は肉厚
の薄いくびれた形状をなし、かつ、前記トラック形状の
壁体により形成されるキャップ面の両端部である前記円
弧部の壁体の肉厚を、前記直線部の壁体の肉厚に対して
薄くしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の上記の構成によれば、ゴムキャップを
押圧する押圧バネのバネ荷重を上げることなくヘッド面
とゴムキャップ面の密着性が確保できるため、長期間の
使用においてもヘッド面の破損が起こらず、またゴムキ
ャップの塑性変形もない。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本発明の実施例の封止解除状態を示
したインクジェット記録装置の部分平面図である。
【0009】図2は本発明の実施例の封止状態を示した
インクジェット記録装置の部分平面図である。
【0010】図1、図2においてキャップフレーム1
は、フレーム2に位置決め取付られている。この位置は
印字領域外のホームポジション(キャリッジ10が図2
に示す状態の位置)近傍にあたる。このキャップフレー
ム1には、インクジェットヘッド9の噴射ノズル13を
封止するゴムキャップ3と、このゴムキャップ3を支持
するキャップ固定枠4と、図1に示すゴムキャップ3を
噴射ノズル13から離隔した位置と図2に示すゴムキャ
ップ3を噴射ノズル13に密着させる位置へと移動させ
るために、キャップ固定枠4に連結されたキャップ支持
レバー8がキャップフレーム1に回動自在に取り付けら
れている。また、このキャップ支持レバー8には、キャ
ップ支持レバーを付勢するキャップリターンバネ6およ
びキャップ押圧バネ7が取り付けられている。
【0011】このように構成されたキャッピング装置に
おいて、ゴムキャップ3は、インクジェットヘッド9を
搭載したキャリッジ10のホームポジションへの走行に
伴って図2に示される封止状態に移動できるよう、キャ
ップ固定枠4にはキャリッジ10の外端と当接するよう
に凸部11がキャリッジ10の走行領域内に突出形成さ
れている。また、封止状態ではキャップ押圧バネ7によ
り、ゴムキャップ3とヘッド面12との間にバネ荷重が
作用し、ゴムキャップ3が変形してヘッド面12と常時
圧接するような構造となっている。またキャリッジ10
がホームポジションから印字領域へと移動した場合に
は、図1に示される封止解除状態へと移動することがで
きるようキャップリターンバネ6により、キャップ支持
レバー8を常時封止解除方向に付勢することにより、キ
ャリッジ10がホームポジションから印字領域に移動す
ることにより凸部11も連動して動作し、封止解除位置
までゴムキャップ3を移動させる構造となっている。
【0012】次にこのように構成された場合の本発明の
キャップ形状について説明する。図3は本発明の実施例
を示すヘッドの外観図である。ヘッド9のヘッド面12
は噴射ノズル13外周をおおう平面性を有したステンレ
ス板である。噴射ノズル13の吐出口は直径0。04m
mの微細な円形状をしており、高印字密度(360DP
I)を実現するために7。125゜傾斜した斜め配列と
なっており、縦方向のノズル間ピッチ(1/360イン
チ)を実現している。このように構成されたヘッド構造
を封止するキャップ形状を図4、図5に示す。図4は本
発明の実施例を示すキャップ形状の上面図、図5は図4
におけるAーA´方向の断面図である。ヘッド面12に
密着するキャップ面は噴射ノズル13外周をおおうため
に細長いトラック形状をしている。この形状において、
図4に示すように両端の円弧部3bのゴム肉厚は直線部
3aのゴム肉厚に比べ10%〜30%程度薄くしてお
り、封止時において直線部及び円弧部3bのゴム変形を
大きくさせることにより、円弧部での急激な曲率による
凹凸形状を吸収することができ、その結果、バネ荷重を
増大させることなくヘッド面12との密着性を確保する
ことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置におい
ては、以上説明したように、キャップの円弧部の肉厚を
薄くすることにより、ゴムキャップ面をヘッド面に圧接
するバネ荷重を上げることなくヘッド面とゴムキャップ
面の密着性を確保し、リークすることなくゴムキャップ
面とヘッド面を圧接せしめる封止手段を備え、弊害なし
に噴射ノズルの封止とともにインク吸引による噴射ノズ
ルのインク再充填が可能なインクジェット記録装置を提
供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の封止解除状態を示したインク
ジェット記録装置の部分平面図である。
【図2】本発明の実施例の封止状態を示したインクジェ
ット記録装置の部分平面図である。
【図3】本発明の実施例を示すインクジェットヘッドの
外観図。
【図4】本発明の実施例におけるゴムキャップの上面
図。
【図5】本発明の実施例を示すゴムキャップの断面図。
【図6】従来例を示すインクジェット装置の斜視図。
【図7】従来例を示すインクジェットヘッド及び封止手
段の斜視図。
【図8】従来例を示すキャッピング装置の側面図。
【符号の説明】
1.キャップフレーム 2.フレーム 3.ゴムキャップ 3a.直線部 3b.円弧部 4.キャップ固定枠 6.キャップリターンバネ 7.キャップ押圧バネ 8.キャップ支持レバー 9.ヘッド 10.キャリッジ 11.凸部 12.ヘッド面 13.噴射ノズル 14.ゴムキャップ 15.ポンプ 16.ヘッド 17.ヘッド面 18.噴射ノズル 19.チューブ 20.キャップ固定枠 21.キャップ押圧バネ 22.キャップ支持部材 23.カム 24.支持部材固定軸 25.キャリッジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッド内にある圧力室の容積を急激
    に変化させることによってインク滴を噴射ノズルより噴
    出させる形式のインクジェット記録装置において、前記噴射ノズルをキャッピングするゴムキャップ部材を
    備え、 該ゴムキャップ部材は、直線部と円弧部とからなる細長
    いトラック形状の壁体により形成されるキャップ面を有
    し、 該壁体は、断面が略円形に膨らんだ端部と、壁体の根元
    から該端部に向う立ち上がり部とからなり、該立ち上が
    り部の内壁面は前記端部に向って拡開するように傾斜を
    持つとともに、該壁体の肉厚は根元から端部に向って漸
    次肉厚が薄くなるように形成され、前記端部と前記立ち
    上がり部との境は肉厚の薄いくびれた形状をなし、 かつ、前記トラック形状の壁体により形成されるキャッ
    プ面の両端部である前記円弧部の壁体の肉厚を、前記直
    線部の壁体の肉厚に対して 薄くしたことを特徴とする、 インクジェット記録装置。
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