JP2002052742A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2002052742A
JP2002052742A JP2000240061A JP2000240061A JP2002052742A JP 2002052742 A JP2002052742 A JP 2002052742A JP 2000240061 A JP2000240061 A JP 2000240061A JP 2000240061 A JP2000240061 A JP 2000240061A JP 2002052742 A JP2002052742 A JP 2002052742A
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均 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッピング手段からのインクの排出(掃
け)を良好にすることができると共に、インクの表面張
力による泡の発生を低減できるようにすること。 【解決手段】 キャッピング手段9には、開口部から底
部に向かって傾斜する一対の傾斜面27a,27bが形
成されている。一対の傾斜面27a,27bが交差する
ことにより形成された谷線28がインク排出口24に接
するように構成されている。この谷線28に沿って残留
するインクに対して毛細管作用を与え、これにより、残
留するインクは排出口24に向かって効果的に誘導され
る。また、キャッピング手段の内底面を形成するホルダ
部材21と、記録ヘッドを封止するシール部材22と
が、互いに異なる素材により構成されており、両者の界
面状態の相違により、インクの表面張力による泡の発生
を抑えることができ、泡の発生に基づく印字障害の発生
度合いを低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データに基づ
いてノズル開口からインク滴を吐出することで記録用紙
に印字を行う記録ヘッドを備えたインクジェット式記録
装置に関し、特に装置の休止中における記録ヘッドから
のインク溶媒の揮散を抑制し、印字障害の発生を防止し
得るようにしたインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給
を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記
録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備
え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移
動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。
【0003】そして、キャリッジ上にブラックインクお
よびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーインクが吐
出可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテ
キスト印刷ばかりではなく、各インクの吐出割合を変え
ることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0004】前記した記録装置に搭載された記録ヘッド
は、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からイン
ク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノ
ズル開口からのインク溶媒の蒸発に起因するインク粘度
の上昇や、インクの固化により、または塵埃の付着、さ
らにはインク流路への気泡の混入などにより、印刷不良
を発生させるという問題を抱えている。このために、こ
の種のインクジェット式記録装置には、非印刷時(休止
時)に記録ヘッドのノズル形成面を封止するためのキャ
ッピング手段と、必要に応じてノズル形成面を払拭して
清掃するワイピング部材が備えられている。
【0005】このキャッピング手段は、印刷の休止時に
前記したノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋体とし
て機能し、記録ヘッドのノズル開口の乾燥による目詰ま
りを抑制させることで、印字の再開時においての印字動
作の信頼性が確保できるようになされている。さらに、
このキャッピング手段はノズル形成面を封止し、負圧発
生手段としての吸引ポンプからの負圧により、ノズル開
口からインクを吸引排出させてノズル開口のインク固化
による目詰まりや、インク流路内への気泡混入によるイ
ンク吐出不良を解消するクリーニング手段としての機能
をも兼ねるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、印刷
動作の休止中においてキャッピング手段がノズル開口に
おけるインクの乾燥を防止する蓋体として有効に機能さ
せるために、従来の記録装置においてはキャップ動作の
直前に記録ヘッドから所定量のインクをキャッピング手
段内に吐出させる制御シーケンスが採用されている。
【0007】一方、キャッピング手段においては、矩形
状に形成された内底部に、シート状に形成された多孔質
発泡体によるインク吸収材を収納し、このインク吸収材
によってインクを保持することにより、ノズル形成面を
封止した状態におけるキャッピング手段の内部空間を湿
潤状態に維持させるようになされている。
【0008】ところで、キャッピング手段内を湿潤状態
に保持させる印刷用インクには、水分の他に保湿剤とし
てグリセリンあるいはジエチレングリコールなどの多価
アルコール類が混入されている。これらの多価アルコー
ル類は空気中の水分を吸収する(抱き込む)性質を有し
ており、これをインク溶媒として用いることにより、イ
ンクの増粘および固化を抑制し、主に記録ヘッドにおけ
る微細なノズル開口の目詰まりを防止するように配慮さ
れている。
【0009】しかしながら、前記したように多孔質発泡
体によるインク吸収材がキャッピング手段内に配置され
ている状態においては、時間経過と共にインク吸収材よ
り水分は蒸発するものの、前記した保湿剤はインク吸収
材に残り、この組成比率は記録装置の使用時間の経過と
共に逐次高くなる。したがって、前記した保湿剤が組成
比率の高い状態でインク吸収材に残された場合において
は、この保湿剤は記録ヘッドのキャッピング状態におけ
る内部空間の水分をむしろ吸収するように作用し、記録
ヘッドのノズル開口におけるインクの乾燥を促進させる
という問題に発展する。
【0010】一方、昨今においては、より高精度な印刷
品質の要求が高まり、例えば顔料を用いたインクが用い
られる趨勢となっている。このような顔料を用いたイン
クにおいては、表面張力が比較的大きく、したがって泡
立ちが発生しやすいという問題を抱えている。このため
に、例えばクリーニング動作の実行によりキャッピング
手段内にインクを排出させた後に、記録ヘッドからキャ
ッピング手段の封止を解いた場合、インクの表面張力に
よりキャッピング手段と記録ヘッドとの間で、両者をつ
なぐ膜が生成される。そして、記録ヘッドが印字領域側
に移動するために、表面張力により生成された前記膜が
キャッピング手段側に大きな泡(いわゆるシャボン玉)
となって取り残されるという状態が発生する。
【0011】この大きな泡は、記録ヘッドが次にキャッ
ピング手段によって封止される際に、記録ヘッドのノズ
ル形成面との接触によって破裂して消滅する。その際に
ノズル開口に対して瞬間的に空気圧の変化をおよぼし、
このためにノズル開口に形成されたインクのメニスカス
を破壊するという問題を招来させる。このために、メニ
スカスが破壊されたノズル開口からのインク滴の正常な
吐出作用を困難にし、いわゆるドット抜けと称する印字
障害が発生する。
【0012】本発明はこの種の印刷用インクに含まれる
前記した保湿剤による悪影響に着目し、かかる技術的な
観点からキャッピング手段によって記録ヘッドからイン
クを吸引排出させた場合には、むしろキャッピング手段
内にインクが残留しないように速やかに排出できるよう
にした構成を提供しようとするものであり、これにより
記録ヘッドの印字の信頼性を確保することができるイン
クジェット式記録装置を提供することを目的とするもの
である。
【0013】さらに本発明は、インクの表面張力による
前記した泡の発生を極力低減することができるキャッピ
ング手段の構成を提供しようとするものであり、これに
より、前記したような印字障害の発生を低減することが
できるインクジェット式記録装置を提供することを目的
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を
吐出することで記録用紙に印字を行うインクジェット式
記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止
し、負圧発生手段からの負圧を受けてノズル開口から内
部空間にインクを吸引排出させることができるキャッピ
ング手段とを具備したインクジェット式記録装置であっ
て、前記キャッピング手段は、少なくともキャッピング
手段の内底面を形成するホルダ部材と、前記ホルダ部材
の開口部に突出するようにして形成され、前記記録ヘッ
ドのノズル形成面に当接して記録ヘッドを封止すること
ができるシール部材とにより構成され、且つ、ホルダ部
材の前記内底面には、前記負圧発生手段に連通するイン
ク排出口が形成されると共に、記録ヘッドより前記内部
空間に排出されたインクに毛細管作用を発生させて、内
部空間のインクを前記インク排出口に誘導するインク誘
導手段が形成されている点に特徴を有する。
【0015】この場合、前記キャッピング手段の少なく
とも内底面を形成するホルダ部材と、前記記録ヘッドを
封止することができるシール部材とが、互いに異なる素
材により構成されていることが望ましい。特に、好まし
くは前記キャッピング手段の少なくとも内底面を形成す
るホルダ部材が合成樹脂により成形され、前記記録ヘッ
ドを封止することができるシール部材がゴム素材により
成形される。
【0016】また、好ましい実施の形態においては、キ
ャッピング手段の開口部から内部空間の底部に向かって
傾斜する一対の傾斜面が形成されると共に、前記一対の
傾斜面が交差する谷線を、毛細管作用を発生させるイン
ク誘導手段として構成し、前記谷線の一部に接するよう
に前記インク排出口が形成された構成とされる。そし
て、前記キャッピング手段は、好ましくはその開口部が
長方形状に形成され、長方形状の長辺方向に沿って前記
谷線が形成された構成とされる。加えて、前記一対の傾
斜面が交差する谷線をさらにくりぬいた状態の溝部を形
成した構成とすることが望ましい。
【0017】そして、前記キャッピング手段の開口部か
ら内部空間の底部に向かって傾斜する一対の傾斜面によ
って形成される内角度が、160度以内に構成されてい
ることが望ましい。また、前記一対の傾斜面をそれぞれ
円弧状に凹ませた構成も好適に利用することができる。
【0018】一方、前記ホルダ部材は、キャッピング手
段の内底面と外郭部材とが一体に成形され、前記シール
部材は、ホルダ部材の開口部に突出するように成形され
ると共に、前記ホルダ部材の内底面と外側面との間に一
体に成形された構成も好適に利用することができる。
【0019】そして、前記したいずれの構成を利用する
においても、前記キャッピング手段の内底面には、撥水
処理が施されていることが望ましく、また、キャッピン
グ手段の内底面の表面粗さが、25μ以内に形成されて
いることが望ましい。
【0020】以上のように構成されたインクジェット式
記録装置によると、これに搭載されたキャッピング手段
における内部空間の底部には、負圧発生手段に連通する
インク排出口が形成され、毛細管作用を呈するインク誘
導手段により、キャッピング手段内に排出されたインク
は残留することなくインク排出口に円滑に誘導される。
【0021】したがって、インクに含まれる前記した保
湿剤がキャッピング手段内に蓄積されて、序々に高濃度
に残留するのを避けることができ、キャッピング状態に
おける記録ヘッドのノズル開口におけるインク溶媒(水
分)を吸収して固化させるという問題を回避することが
できる。
【0022】この場合、前記したようにキャッピング手
段の内面に撥水処理を施すことにより、ノズル開口から
排出されたインクをインク排出口に向かってより円滑に
誘導させることができ、また、キャッピング手段の内底
面の表面粗さを前記した数値以内とすることで、キャッ
ピング手段の内底面におけるインク残りの度合いを、さ
らに低減させることに寄与できる。
【0023】これにより、キャッピング手段の開口部か
ら内部空間の底部に向かって傾斜する一対の傾斜面によ
って形成される内角度を比較的大きく構成しても、キャ
ッピング手段の内底面におけるインク残りの度合いを低
減することができるため、キャッピング手段の外形寸
法、特に高さ方向の寸法を小さくすることができる。こ
れに伴い、キャッピング手段の開口部から内部空間の底
部に至る寸法も小さくなされるため、キャッピング手段
に向けてインクの空吐出を行なうフラッシング動作にお
いて、インクが微小滴に別れて霧状(インクミスト)に
変化する度合いを低減することができる。したがって、
インクミストの発生による汚染の発生を低減することが
できるという副次的な効果も期待することができる。
【0024】一方、キャッピング手段の内底面と、記録
ヘッドを封止するシール部材とが、互いに異なる素材に
より構成されることで、両者の界面状態が異なるため
に、インクの表面張力による前記した泡の発生を低減さ
せることに寄与することができ、泡の発生に基づく印字
障害の発生度合いを低減させることができる。また、前
記したようにキャッピング手段の内面に撥水処理を施す
ことにより、さらにキャッピング手段の内底面の表面粗
さを前記した数値以内とすることで、前記した泡の発生
度合いを相乗的に低減させることにも寄与できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は本発明が適用された記録装置本体の
基本構成を斜視図によって示したものである。図1にお
いて符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキ
ャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3
を介し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向
に往復移動されるように構成されている。
【0026】キャリッジ1における記録用紙6に対向す
る下側面には、後述するインクジェット式記録ヘッドが
搭載され、またその上部には記録ヘッドにインクを供給
するブラックインクカートリッジ7、およびカラーイン
クカートリッジ8が着脱可能に装填されている。
【0027】図中符号9は、非印字領域(ホームポジシ
ョン)に配置されたキャッピング手段であって、このキ
ャッピング手段9は記録ヘッドが直上に移動した時に、
上方に進出して記録ヘッドのノズル形成面を封止するこ
とができるように構成されている。そしてキャッピング
手段9の下方には、キャッピング手段9の内部空間に負
圧を与えるための負圧発生手段としての吸引ポンプ10
が配置されている。
【0028】前記キャッピング手段9は、記録装置の休
止期間中において、記録ヘッドのノズル形成面を封止し
てノズル開口からのインク溶媒の蒸発を抑制させる蓋体
として作用すると共に、前記吸引ポンプ10からの負圧
を記録ヘッドに作用させて、インクを吸引排出させるク
リーニング動作を実行する機能も兼ねており、さらに記
録ヘッドに印刷とは関係のない駆動信号を印加してイン
ク滴を空吐出させるフラッシング動作時のインク受けと
しても機能する。
【0029】そして、図1に示すようにキャッピング手
段9の印字領域側に隣接して、ゴムなどの弾性板からな
るワイピング部材11が配置されていて、キャリッジ1
がキャッピング手段9側に往復移動する際に、記録ヘッ
ドのノズル形成面を払拭して清掃するワイピング動作が
なされるように構成されている。
【0030】図2は、前記キャリッジ1の移動に伴うキ
ャッピング手段9の昇降機構の例を模式図によって示し
たものである。符号1は前記したキャリッジを示してお
り、このキャリッジ1の下側面には記録ヘッド12が搭
載されている。そして、キャリッジ1のホームポジショ
ン側への進行方向の前端部には、係止突起1aが配置さ
れている。
【0031】一方、キャッピング手段9には、基台9a
に対してリンクアーム9bを介して円弧軌跡をもって上
下方向に移動できるスライダ9cが具備されており、こ
のスライダ9c上に配置された後述するホルダ部材の上
面には、ゴム素材などによりその端面がほぼ方形状に成
形されたキャップ部材9dが配置されている。また、ス
ライダ9cの上面には、前記キャリッジ1に配置された
係合突起1aによって当接されるフラッグ片9eが配置
されている。
【0032】前記リンクアーム9bは、基台9a側にお
いて支持軸9fによって軸支されており、またリンクア
ーム9bの自由端側において支持軸9gによってスライ
ダ9cを軸支している。さらに、スライダ9cの端部下
側面には突起9hが形成されており、この突起9hは、
基台9aに形成された傾斜面9iに沿って摺動されるよ
うに構成されている。
【0033】したがって、キャリッジ1がホームポジシ
ョン側、すなわち矢印A方向に移動した場合には、キャ
リッジ1に配置された係止突起1aが、キャッピング手
段9側に配置されたフラッグ片9eに当接し、キャリッ
ジ1がさらに矢印A方向に進行することにより、スライ
ダ9cを支えるレバー9bは矢印B方向に回動される。
また、スライダ9cの端部下側面に形成された突起9h
は、基台9aに形成された傾斜面9iに沿って摺動す
る。
【0034】よって、スライダ9cは、キャリッジ1の
進行に伴ってほぼ水平状態の姿勢を保持したまま上部に
移動し、これによりスライダ9cに配置されたキャップ
部材9dによって、記録ヘッド12のノズル形成面12
aが封止され、キャッピング状態になされる。
【0035】このキャッピング状態において、図示せぬ
キャリッジロック機構によってキャリッジ1の移動がロ
ックされ、キャッピング状態が維持される。そして、印
字動作に入る場合には、前記したキャリッジロック機構
が解除され、キャリッジモータによってキャリッジ1
は、矢印Aとは逆方向に移動されるため、スライダ9c
は図示せぬ戻しバネの作用によって下降する。
【0036】次に図3乃至図5は、前記した記録装置に
搭載されたキャッピング手段の第1の実施の形態を示し
たものである。なお、図3はキャッピング手段を上面方
向から視た状態の平面図であり、図4は図3におけるC
−C線より矢印方向に視た状態の断面図であり、さらに
図5は図3におけるD−D線より矢印方向に視た状態の
断面図で示している。
【0037】このキャッピング手段9は、ほぼ直方体状
に形成されたホルダ部材21と、このホルダ部材21の
上面部に配置され、ゴム素材(例えばエラストマー)に
よりその端面がほぼ方形状に成形されたキャップ部材2
2とにより構成されている。そして、このキャップ部材
22は、図4に示すようにホルダ部材21の上面部の周
縁に沿って埋め込まれた状態でホルダ部材21に取付け
られている。なお、このキャップ部材22は図2におい
て説明したキャップ部材9dと同一のものである。そし
て、このキャップ部材22は前記した記録ヘッド12の
ノズル形成面12aを封止する開口部を構成している。
【0038】また、ホルダ部材21は合成樹脂により成
形されており、このホルダ部材21には内部空間23が
形成されており、その底部にはインク排出口24が形成
されている。そして、インク排出口24が形成されたホ
ルダ部材21の下側面には、吸引用パイプ25がホルダ
部材21と一体に成形されており、前記インク排出口2
4は吸引パイプ25に形成された管路25aに連通され
ている。また、図4に示されたように、吸引パイプ25
の下端部にはチューブ26が接続されており、このチュ
ーブ26は負圧発生手段としての前記した吸引ポンプ1
0に接続されている。また、前記したホルダ部材21の
周側壁並びに下側壁には、ホルダ部材21とは別に成形
された外郭部材31が組み付けられ、キャッピング手段
を構成している。
【0039】図3に示すように、キャッピング手段9
は、開口部が長方形状に形成され、長方形状の長辺方向
に沿って開口部から底部に向かって傾斜する一対の傾斜
面27a,27bが形成されている。そして一対の傾斜
面27a,27bが交差することにより形成された断面
V字状の谷線28の一部がインク排出口24に接するよ
うに構成されている。
【0040】前記一対の傾斜面27a,27bによって
形成される谷線28は、インク誘導手段を構成してお
り、この谷線28に沿って残留するインクに対して毛細
管作用を与え、これにより谷線28に沿って残留するイ
ンクを排出口24に向かって誘導するように作用する。
【0041】一方、図5に示されたように、前記一対の
傾斜面27a,27bによって形成される内角度θは、
160度以内で、なるべくは当該角度が大きくなるよう
に形成されていることが望ましい。換言すれば、それぞ
れの傾斜面27a,27bは、水平方向に対して10度
以上の傾斜角度をもち、なるべくは水平に近い状態とす
ることが好ましい。これは後述するような撥水処理、お
よび表面粗さ等を考慮することで、前記した傾斜角度で
あっても、インクを谷線28に向かって円滑に流すこと
ができ、またインクの一部が傾斜面に残留する問題も解
消することができる。
【0042】しかも、この実施の形態のように、開口部
が長方形状に形成されたキャッピング手段においては、
前記各傾斜面27a,27bは、長方形状の長辺方向に
沿って形成されるのが好ましい。この構成を採用すると
共に、一対の傾斜面27a,27bによって構成される
内角度θを、前記した角度のうち、なるべく当該角度が
大きくなるように形成させることで、ホルダ部材21の
高さ方向の寸法を低減させることが可能であり、装置の
小型化に寄与することができる。
【0043】また、前記した構成によりキャッピング手
段9の開口部から内部空間23の底部に至る寸法も小さ
くなされるため、キャッピング手段に向けてインクの空
吐出を行なうフラッシング動作において、インクが微小
滴に別れて霧状(インクミスト)に変化する度合いを低
減することができ、前記インクミストの発生による汚染
の発生を低減することができるという効果も期待するこ
とができる。
【0044】そして、前記したようにキャッピング手段
9の内底面、特に一対の傾斜面27a,27bには撥水
処理が施されていることが望ましい。この傾斜面27
a,27bに撥水処理を施すことにより、後述するよう
にキャッピング手段よりインクを排出させた場合におい
て、当該インクは撥水処理が施された傾斜面27a,2
7bに張り付くことなく、その表面張力により球状に近
い状態となってインク誘導手段を構成する谷線28に向
かって円滑に移動する。
【0045】前記した撥水処理を施す手段としては、ホ
ルダ部材21を構成する素材に撥水性の高い材料を用い
る手段、またはホルダ部材21の特に前記した傾斜面2
7a,27bに、例えば含フッ素重合体により後処理を
行う手段を挙げることができる。前者のように撥水性の
高い材料を用いる場合においては、ポリプロピレン、ポ
リアセタールなどの高分子樹脂を用いることにより、撥
水性を良好に維持させることができる。
【0046】また、後者のように含フッ素重合体により
後処理を行う場合においては、ポリジパーフルオロアル
キルフマレート、テフロンAF(Du Pont社商
標)、サイトップ(旭硝子株式会社商標)のような含フ
ッ素重合体、あるいは、ジパーフルオロアルキルフマレ
ートとスチレンの交互共重合体、三フッ化塩化エチレン
とビニールエーテルとの交互共重合体、四フッ化塩化エ
チレンとビニルエステルとの交互共重合体などの含フッ
素エチレンと炭化水素系エチレンとの交互共重合体もし
くはその類似体ないし誘導体、フマライト(日本油脂株
式会社商標)が好適に用いられる。
【0047】具体的な一例として、前記サイトップを用
いる場合には、サイトップCTX−100Aの3%溶液
に、前記ホルダ部材21を浸漬して引き上げた後、例え
ば90℃の雰囲気で1時間程度乾燥させることで、その
表面に撥水層を形成させることができる。
【0048】また、前記キャップ部材22においても、
撥水処理を施すことが有効である。この場合のキャップ
部材22を構成する素材としては、シリコンゴム、フッ
素ゴム、エラストマ材料、あるいはフッ素系やシリコン
系の撥水剤微粉末をベースのゴム材料に内添して成形す
ることで実現させることができる。さらに、前記した含
フッ素重合体を適宜選択し、ゴム材料により形成された
前記キャップ部材22を、同様にデップコート(浸漬引
き上げ)を行った後に、所定の温度の雰囲気中で乾燥さ
せることで、撥水処理を施すことができる。
【0049】このような撥水処理が施される前記一対の
傾斜面27a,27bは、その表面粗さが25μ(ミク
ロン)以内となるように、鏡面仕上げが施されているこ
とが好ましい。このような表面処理は、ホルダ部材21
を成形する成形金型に鏡面仕上げを施すことにより実現
できる。
【0050】以上の構成において、前記キャッピング手
段によって記録ヘッドのノズル形成面を封止して負圧を
印加するクリーニング動作が実行された場合、前記記録
ヘッド12より負圧により吸引排出されたインクは、キ
ャッピング手段に形成された内部空間23に貯留され、
この状態で記録ヘッドのノズル形成面からのキャッピン
グ状態が解除される。
【0051】そして、再び負圧発生手段としての吸引ポ
ンプ10が駆動されることにより、キャッピング手段内
に貯留されたインクは、インク排出口24より排出され
る。この時、キャッピング手段内に形成された傾斜面2
7a,27bには、前記したように鏡面仕上げが施され
ていると共に、撥水処理が施されているので、排出によ
って残り少なくなったインクは、その表面張力によって
球状となって重力方向に配置された谷線28に入り込
む。そして、谷線28に入り込んだインクは、谷線28
において発生する毛細管作用によって排出口24に向か
って誘導され、前記吸引ポンプ10の吸引動作により排
出される。
【0052】この結果、キャッピング手段9内には、イ
ンク滴は殆ど残らずにインク排出口24より排出され、
これにより、インク中に含まれる前記した保湿剤がキャ
ッピング手段内に時間経過と共に高濃度で蓄積されると
いう問題を回避することができる。したがって、キャッ
ピング状態における記録ヘッドのノズル開口におけるイ
ンクは、残留する保湿剤による影響を受けることはな
く、ノズル開口におけるインクの増粘または固化に至る
度合いを効果的に低減させることができる。
【0053】また、この実施の形態においては、前記し
たとおりキャッピング手段9の内底面を形成するホルダ
部材21が合成樹脂により成形され、記録ヘッドを封止
することができるシール部材22がゴム素材により成形
されており、したがって、この構成により、両者の界面
状態が異なるために、インクの表面張力による前記した
泡の発生を低減させることに寄与することができる。し
たがって、泡の発生に基づく前記したドット抜けなどの
印字障害の発生度合いを低減させることができる。
【0054】また、前記したようにキャッピング手段の
内面に撥水処理を施すことにより、さらに、キャッピン
グ手段の内底面の表面粗さを前記した数値以内とするこ
とで、前記した泡の発生度合いを相乗的に低減させるこ
とにも寄与できる。
【0055】次に図6および図7は、前記した記録装置
に搭載されたキャッピング手段の第2の実施の形態を示
したものである。なお、図6はキャッピング手段を上面
から視た状態の平面図で示しており、また図7は、図6
におけるE−E線を矢印方向に視た断面図で示してい
る。そして、図3乃至図5に示した第1の実施の形態に
相当する各部は、同一符号で示している。
【0056】この第2の実施の形態におけるキャッピン
グ手段9は、図5に示した谷線28に、さらに矩形状の
溝部30をくりぬいた状態で構成しており、他の構成は
第1の実施の形態と同様である。このような溝部30を
構成することで、溝部30に入り込んだインクに対する
毛細管作用を助長させることができ、キャッピング手段
9内に残留するインクをインク排出口24に向かって誘
導させる作用を効果的に高めることができる。
【0057】なお、図6および図7に示した溝部30
は、断面が矩形状に形成されているが、この溝部の断面
形状はこれに限られるものではない。また、図6および
図7に示した構成においても、図3乃至図5に示した第
1の実施の形態と同様に、少なくとも一対の傾斜面27
a,27bには、鏡面仕上げが施されると共に、撥水処
理が施されていることが望ましい。
【0058】次に図8および図9は、前記した記録装置
に搭載されたキャッピング手段の第3および第4の実施
の形態を示したものである。なお、図8および図9は、
いずれもキャッピング手段を前記した図5および図7で
示した状態と同様の断面状態で示しており、図5および
図7に比較して、若干拡大した状態で示されている。
【0059】まず、図8に示す第3の実施の形態におい
ては、一対の傾斜面27a,27bを、それぞれ円弧状
に凹ませた構成とされている。この図8に示す構成によ
ると、シール部材22と傾斜面27a,27bの境界線
上に稜線を無くすことができ、かつ、インクが排出口に
流れ始める初期段階においては、急傾斜面より流動する
ため、インク切れやインクの一部が傾斜面に残留するこ
となく、インクを排出口24に向かって速やかに誘導さ
せることができる。
【0060】また、図9に示す第4の実施の形態におい
ては、キャッピング手段9を構成するホルダ部材21内
に、シール部材22が連通して成形されており、さらに
前記した第1乃至第3の実施の形態と同様に、シール部
材22はホルダ部材21の開口部に突出するように成形
されている。なお、図9に示す断面状態では、ホルダ部
材21は、その内底面と、ホルダ部材21の外側を構成
する部分とが離れた状態に示されているが、この内底面
と外側部分とは、図に現れない一部において連結されて
いる。そして、ホルダ部材21の外側部分の周側壁並び
に下側壁には、前記した外郭部材31が一体となるよう
に合成樹脂により成形されている。
【0061】なお、図9においては、ホルダ部材21
と、外郭部材31との間に破線が挿入されているが、こ
れはホルダ部材21と外郭部材31とが区別できるよう
に説明の便宜上において挿入されたものであり、前記し
たようにホルダ部材21と外郭部材31が一体に成形さ
れているので、本来においては断面状態に描かれた図9
においては、前記破線は生じない。そして、前記した構
成は、二色成形法を利用し、まずホルダ部材21および
外郭部材31を図示せぬ一時の金型で一体に成形した
後、ホルダ部材21と図示せぬ二次の金型との間で、シ
ール部材22を成形することで、図9に示したキャッピ
ング手段の構成を得ることができる。
【0062】この図9に示す構成によると、ホルダ部材
21と外郭部材31を一体的に形成しているため、従来
のようにホルダ部材と外郭部材を組み付ける工数を削減
できるばかりでなく、組付け時における不良の発生を無
くすことができる。これにより、キャッピング手段の信
頼性を向上させると共に、部品点数を削減することによ
るコストダウンを実現できる。
【0063】なお、前記図8および図9に示した第3お
よび第4の形態においても、少なくとも一対の傾斜面2
7a,27bには、鏡面仕上げが施されると共に、撥水
処理が施されていることが望ましい。これにより、イン
ク滴がキャッピング手段内に幾つかの島状に残るという
現象は発生せず、インクの残留量を皆無、またはこれに
近い程度に排出させることができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるインクジェット式記録装置によると、キャッピン
グ手段における内部空間の底部には、負圧発生手段に連
通するインク排出口が形成されると共に、記録ヘッドよ
り排出されたインクに毛細管作用を発生させて、内部空
間のインクを前記インク排出口に誘導するインク誘導手
段を形成したので、キャッピング手段内のインクは毛細
管作用によりインク排出口に誘導され、負圧発生手段に
より即座に排出させることができる。
【0065】これに加えて、前記キャッピング手段の少
なくとも内底面を形成するホルダ部材と、記録ヘッドを
封止することができるシール部材とが、互いに異なる素
材により構成されているので、両者の界面状態の相違に
より、インクの表面張力による泡の発生を低減させるこ
とができ、泡の発生に基づく印字障害の発生度合いを低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録装置の基本構成を示し
た斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に搭載されたキャッピング
手段における昇降手段の概略構成を示した模式図であ
る。
【図3】キャッピング手段の第1の実施の形態を示した
平面図である。
【図4】図3におけるC−C線部分より矢印方向に視た
状態の断面図である。
【図5】図3におけるD−D線部分より矢印方向に視た
状態の断面図である。
【図6】キャッピング手段の第2の実施の形態を示した
平面図である。
【図7】図6におけるE−E線部分より矢印方向に視た
状態の断面図である。
【図8】キャッピング手段の第3の実施の形態を示した
縦断面図である。
【図9】キャッピング手段の第4の実施の形態を示した
縦断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録用紙 7 ブラックインクカートリッジ 8 カラーインクカートリッジ 9 キャッピング手段 10 吸引ポンプ(負圧発生手段) 11 ワイピング部材 12 記録ヘッド 12a ノズル形成面 21 ホルダ部材 22 キャップ部材(開口部) 23 内部空間 24 インク排出口 25 吸引パイプ 25a 管路 26 チューブ 27a,27b 傾斜面 28 谷線(インク誘導手段) 30 溝部(インク誘導手段) 31 外郭部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データに基づいてノズル開口からイ
    ンク滴を吐出することで記録用紙に印字を行うインクジ
    ェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面
    を封止し、負圧発生手段からの負圧を受けてノズル開口
    から内部空間にインクを吸引排出させることができるキ
    ャッピング手段とを具備したインクジェット式記録装置
    であって、 前記キャッピング手段は、少なくともキャッピング手段
    の内底面を形成するホルダ部材と、前記ホルダ部材の開
    口部に突出するようにして形成され、前記記録ヘッドの
    ノズル形成面に当接して記録ヘッドを封止することがで
    きるシール部材とにより構成され、且つ、ホルダ部材の
    前記内底面には、前記負圧発生手段に連通するインク排
    出口が形成されると共に、記録ヘッドより前記内部空間
    に排出されたインクに毛細管作用を発生させて、内部空
    間のインクを前記インク排出口に誘導するインク誘導手
    段が形成されていることを特徴とするインクジェット式
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャッピング手段の少なくとも内底
    面を形成するホルダ部材と、前記記録ヘッドを封止する
    ことができるシール部材とが、互いに異なる素材により
    構成された請求項1に記載のインクジェット式記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記キャッピング手段の少なくとも内底
    面を形成するホルダ部材が合成樹脂により成形され、前
    記記録ヘッドを封止することができるシール部材がゴム
    素材により成形された請求項2に記載のインクジェット
    式記録装置。
  4. 【請求項4】 キャッピング手段の開口部から内部空間
    の底部に向かって傾斜する一対の傾斜面が形成されると
    共に、前記一対の傾斜面が交差する谷線を、毛細管作用
    を発生させるインク誘導手段として構成し、前記谷線の
    一部に接するように前記インク排出口が形成された請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェット式
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャッピング手段は、その開口部が
    長方形状に形成され、長方形状の長辺方向に沿って前記
    谷線が形成された請求項4に記載のインクジェット式記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の傾斜面が交差する谷線をさら
    にくりぬいた状態の溝部を形成した請求項4または請求
    項5に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記キャッピング手段の開口部から内部
    空間の底部に向かって傾斜する一対の傾斜面によって形
    成される内角度が、160度以内に構成された請求項4
    乃至請求項6のいずれかに記載のインクジェット式記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の傾斜面をそれぞれ円弧状に凹
    ませた請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のインク
    ジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ホルダ部材は、キャッピング手段の
    内底面と外郭部材とが一体に成形され、前記シール部材
    は、ホルダ部材の開口部に突出するように成形されると
    共に、前記ホルダ部材の内底面と外郭部材との間に一体
    に成形された請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
    インクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記キャッピング手段の内底面には、
    撥水処理が施された請求項1乃至請求項9のいずれかに
    記載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記キャッピング手段の内底面の表面
    粗さが、25μ以内に形成された請求項1乃至請求項1
    0のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
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