JPH05517A - インクジエツトプリンタ - Google Patents

インクジエツトプリンタ

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JPH05517A
JPH05517A JP15161591A JP15161591A JPH05517A JP H05517 A JPH05517 A JP H05517A JP 15161591 A JP15161591 A JP 15161591A JP 15161591 A JP15161591 A JP 15161591A JP H05517 A JPH05517 A JP H05517A
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ink
cap
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atmosphere
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Yoshio Miyazawa
芳雄 宮澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニング時においてキャップ内を一回、
または複数回大気開放することにより、ヘッド内に付着
した気泡を浮遊させて排出することを可能とする。 【構成】 1)大気開放弁が閉、インク吸引ポンプが正
回転でヘッド内の気泡がインクとともに吸引される。
2)ヘッド内に付着していない気泡が排出し、残留気泡
が抜けきらない時間20後において大気開放弁が時間2
1の間、開となり、このとき負圧だったヘッド内の圧力
がノズル側からインク供給タンク側へから大気圧とな
り、ヘッド内の壁に付着していた残留気泡が、ノズル側
からインク供給タンク側の方向へ引っ張られて浮遊す
る。3)再び大気開放弁が時間22の間、閉となり残留
気泡はインクとともに全て吸引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タのクリーニング機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいてインク
滴を吐出して記録を行うためには、インクを連続的に供
給しなければならないが、例えば長時間の印字停止した
場合、インクを再充填した場合は、ヘッド内に気泡が付
着することにより、インク吐出不安定または吐出不能を
招くなどの問題点が指摘されている。
【0003】このインク供給時にヘッドに入り込んだ気
泡はクリーニングですべて排出し、インクを均一に充填
するため、インクの表面張力を小さくしたり、ヘッド内
のインクとの接液面の表面処理を施すなどで、インクに
対する濡れ性(親インク性)を上げ気泡が付着しにくく
することと、吸引圧力を大きくしたり吸引時間を長くす
ることで付着した気泡を排出しやすくことが行なわれて
いる。
【0004】しかしインクの表面張力を下げることは印
字品質を悪くすることにつながり、表面処理は生産性や
耐久性に問題があり、また吸引圧力や吸引時間を大きく
することはインクの過大消費につながる等の問題もあ
る。
【0005】図6は従来のインクジェットプリンタの実
施例におけるクリーニング時のインク吸引ポンプの作動
時間、及び大気開放弁の開閉時間を示すものである。大
気開放弁を持つクリーニング機構において、大気開放弁
が閉、インク吸引ポンプが正回転すると、キャップ内が
密閉されて、インク吸引ポンプの発生する負圧によりヘ
ッド内の気泡がインクと共に吸引される。そしてインク
供給チューブとヘッド内の気泡がすべて排出されるまで
の時間24の間インク吸引を継続し、その後大気開放弁
が開となり、キャップ内が大気開放されて、時間25後
にインク吸引ポンプが静止してクリーニングが終了す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印字
品質を悪化させたり、インクの過大消費をすることな
く、ヘッド内の気泡を排出することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタは、ノズルよりインク滴を吐出して記録を行な
うヘッドと、前記ノズルに密着するキャップと、密着状
態の該キャップ内を大気解放するための大気開放弁と、
前記ノズルより前記キャップを通してインクを吸引する
インク吸引ポンプとによりクリーニングを行なうインク
ジェットプリンタにおいて、クリーニング時に前記キャ
ップ内を前記大気開放弁により一時的に大気開放し、直
後再び前記大気開放弁を閉鎖して、インク吸引すること
を特徴とする。
【0008】
【実施例】図1はインクジェットプリンタのクリーニン
グ機構の構成の第1の実施例を示すものである。ヘッド
1はキャリッジ2に搭載され、ガイド軸3、3に案内さ
れて印字方向に摺動し、プラテン4とプラテン軸5によ
り送られてきた印字用紙6にインク滴を飛ばして印字す
る。インクはインク供給タンク7よりインク供給チュー
ブ8を通してヘッド1に供給されるが、ヘッド1にごみ
が付着した場合、またインクを使い切りインク供給タン
ク7を再充填したり、長時間の印字休止中にヘッド1内
のインクが蒸発したりしてヘッド1内に気泡が入った場
合、印字が不安定になるため、クリーニングが必要とな
る。
【0009】この場合のクリーニングとは、キャップ9
がヘッド1に密着し、大気開放弁10を閉じることによ
って、キャップ9内が大気と遮断され、インク吸引ポン
プ11が発生する負圧により、ヘッド1内よりキャップ
9を通して、ごみや気泡をインクと共に排出することで
ある。
【0010】ヘッド1内に付着した気泡はインク吸引ポ
ンプ11によって吸引し続けても、付着したままで排出
されにくいため、吸引途中に大気開放弁10を開放しキ
ャップ9内を大気開放する。これにより付着した気泡は
逆方向へ引かれてインク中に浮遊する。
【0011】その後再び大気開放弁10を閉じてインク
吸引を行い、気泡をすべてインク排出チューブ12を通
してインク排出タンク13に排出する。その直後はキャ
ップ9内は負圧となっているため、大気開放弁10を開
いてキャップ9内を大気開放した後、キャップ9をヘッ
ドより離してクリーニングを終了する。
【0012】図2はインクジェットプリンタのクリーニ
ング機構の構成の第1の実施例の詳細を示すものであ
る。キャップ9内のインク吸収材26は、給水性に富む
スポンジなどの材質であり、ヘッド1内からのインクを
染み込ませてインク吸引ポンプ11で吸引し、キュップ
9がヘッド1より離れた時にキャップ外にインクを垂れ
流さないためのものである。
【0013】図3はインクジェットプリンタのクリーニ
ング機構の構成の第2の実施例の詳細を示すものであ
る。大気開放弁10をヘッド1内に持つ構造により、キ
ャップ9内の密閉と大気開放を行う。図4は、ヘッド1
の実施例の断面図を示す。インクはインク供給タンク7
よりインク供給チューブ8を通ってヘッド1内に入り、
共通インク室14より各供給溝15を通ってインク圧力
室16にはいる。ここで圧力を印加されてノズル17よ
り吐出する。供給溝15とインク圧力室16との段差部
18は、インク圧力室16に圧力が印加されたとき、イ
ンクをノズル17より吐出し、共通インク室14へ逆流
させないために、共通溝15の断面積を小さくする必要
において設けられたものである。
【0014】従来よりヘッド1の構成材料には、各種樹
脂、各種金属、ガラス等が利用されているが、本発明に
おいては寸方精度、生産性を考慮し、感光性樹脂を用い
た。ヘッド1内のインク流路はこの感光性樹脂をフォト
工程を経て加工されるが、段差部18を段差の無い滑ら
かな流路を作ることは成型上不可能である。
【0015】インク供給タンク13を再充填した場合等
に発生する気泡は、インク吸引時にインクと共に共通イ
ンク室14より供給溝15を通ってインク圧力室16に
はいるが、段差部18やインク圧力室16壁等に付着す
ることが多い。そして一度付着した残留気泡19はイン
ク吸引し続けても、付着したままで排出されにくいこと
が問題となっていた。しかし吸引を停止させると、残留
気泡19はノズル17とは逆方向に引っ張られ、壁より
はなれてインク圧力室16内のインク中に浮遊するた
め、再度インク吸引を行うとノズル17より排出され
る。
【0016】図5は第1の実施例におけるクリーニング
時のインク吸引ポンプ11の作動時間及び、大気開放弁
10の開閉時間を示すものである。
【0017】1)大気開放弁10を持つクリーニング機
構において、大気開放弁10が閉、インク吸引ポンプ1
1が正回転でヘッド1内の気泡がインクとともに吸引さ
れる。
【0018】2)ヘッド1内に付着していない気泡が排
出し、残留気泡19が抜けきらない時間20後において
大気開放弁10が時間21の間開となり、このとき負圧
だったヘッド内の圧力がノズル側からインク供給タンク
側へから大気圧となり、ヘッド内の壁に付着していた残
留気泡19が、ノズル17側からインク供給タンク7側
の方向へ引っ張られて浮遊する。
【0019】3)再び大気開放弁10が時間22の間閉
となり残留気泡19はインクとともに全て吸引される。
【0020】4)最後に大気開放弁10が開となり、時
間23後にインク吸引ポンプ11が静止してクリーニン
グが終了する。
【0021】クリーニング時のインク吸引ポンプ11の
作動時間及び、大気開放弁10の開閉時間はインク吸引
ポンプ11圧力等より評価を行った。時間20はインク
供給チューブ12の先端から混入した気泡が、吸引され
てノズル17から排出されるまでの時間であり、時間2
1はキャップ9内を一瞬だけ大気開放すればよい時間で
あり、また時間22はヘッド1内に浮遊した残留気泡1
9を吸引するだけの時間であり、これらのためのインク
吸引時間は従来例によるインク吸引時間24(図6)に
比べ短いことを確認した。また吸引圧力もより小さくて
すみ、インク供給ポンプ11の小型化と少ないインク消
費量も可能となった。さらにインクの表面張力を小さく
したり、ヘッド1内のインクとの接液面の表面処理を施
す必要がないため、印字品質や生産性、耐久性の問題も
克服できた。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のインクジ
ェットプリンタは、ヘッドクリーニング時に、吸引によ
ってヘッド内に発生する負圧をキャップ内を大気開放し
て急激に取り除くことにより、ヘッド内の壁に付着して
いた残留気泡が逆方向に引っ張られて浮遊する。その後
再度吸引することにより、壁に付着し続けようとする気
泡を素早く排出することができる。
【0023】この結果、気泡排出性を上げるためのヘッ
ド内の表面処理を施す必要がなく、また表面張力の大き
く印字品質はよいが気泡排出性の悪いインクが使用可能
となる。さらに気泡排出のためインク吸引ポンプの性能
を上げて吸引圧力を上げたり、インク吸引時間を多くす
る必要がなくなり、クリーニングによるインク消費量を
少ないものにできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェットプリンタのクリー
ニング機構の構成の第1の実施例を示した説明図であ
る。
【図2】本発明によるインクジェットプリンタのクリー
ニング機構の構成の第1の実施例の詳細を示した説明図
である。
【図3】本発明によるインクジェットプリンタのクリー
ニング機構の構成の第2の実施例の詳細を示した説明図
である。
【図4】本発明によるヘッドの実施例の断面を示した説
明図である。
【図5】本発明の実施例におけるクリーニング時の吸引
ポンプの作動時間及び、大気開放バルブの開閉時間を示
した説明図である。
【図6】従来のインクジェットプリンタにおけるクリー
ニング時のインク吸引ポンプの作動時間および大気開放
弁の開閉時間を示す説明図。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 キャリッジ 3 キャリッジガイド軸 4 プラテン 5 プラテン軸 6 印字用紙 7 インク供給タンク 8 インク供給チューブ 9 キャップ 10 大気開放弁 11 インク吸引ポンプ 12 インク排出チューブ 13 インク排出タンク 14 共通インク室 15 供給溝 16 インク圧力室 17 ノズル 18 段差 19 残留気泡 20〜25 時間 26 インク吸収材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ノズルよりインク滴を吐出して記録を行
    なうヘッドと、前記ノズルに密着するキャップと、密着
    状態の該キャップ内を大気解放するための大気開放弁
    と、前記ノズルより前記キャップを通してインクを吸引
    するインク吸引ポンプとによりクリーニングを行なうイ
    ンクジェットプリンタにおいて、クリーニング時に前記
    キャップ内を前記大気開放弁により一時的に大気開放
    し、直後再び前記大気開放弁を閉鎖して、インク吸引す
    ることを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP15161591A 1991-06-24 1991-06-24 インクジェットプリンタ Expired - Lifetime JP3052432B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6158172A (en) * 1997-09-09 2000-12-12 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Weatherstrip
US7044579B2 (en) 2002-06-24 2006-05-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Maintenance method and maintenance apparatus for ink jet head
JP2008201094A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Seiko Epson Corp 流体噴射装置におけるクリーニング装置、流体噴射装置及びクリーニング方法
JP2011161687A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Seiko Epson Corp クリーニング方法及び流体噴射装置

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