JP2000062201A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000062201A
JP2000062201A JP23471898A JP23471898A JP2000062201A JP 2000062201 A JP2000062201 A JP 2000062201A JP 23471898 A JP23471898 A JP 23471898A JP 23471898 A JP23471898 A JP 23471898A JP 2000062201 A JP2000062201 A JP 2000062201A
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rib
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信弘 田中
Toshio Kumagai
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Hidetoshi Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立を容易になすことができ、しかも弱い押
圧力でキャップの側壁と記録ヘッドのノズルプレ−トの
密着性を良好なものとなすことができ、なおかつ吸引時
の負圧による側壁の倒れを抑制することができ、確実な
キャッピングおよび回復動作を行わせることのできるイ
ンクジェット式記録装置を提供するものである。 【解決手段】 インクを吐出して記録用紙に印刷を行う
インクジェット式記録装置において、インクを吐出して
記録用紙に印刷を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの
ノズル開口を密閉して覆うキャップ装置と、前記キャッ
プ装置のキャップを介して記録ヘッド内のインクを吸引
する負圧発生手段とを備え、前記キャップ装置のキャッ
プ65、75は、キャップ65、75が取り付けられる
キャップホルダ60、70に設けられたリブ60c、7
0cにより支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録装置に関し、詳しくは、非印刷時に記録ヘッドに対
して密着させてノズル開口におけるインクの溶媒の揮散
を防止すると共に、印刷時に記録ヘッドからのインクの
空吐出を受け、インク溶媒の揮散によるノズル開口の目
詰まりを防止するキャップ装置を備えたインクジェット
式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録ヘッドを搭載した
記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さ
なドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を含
めた多くの印刷に使用されている。このような記録装置
は、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴
として記録用紙に吐出させてドットを形成している。
【0003】このため、印字品質の向上を図るためには
記録用紙上での滲みを防止する必要があり、インク溶媒
の割合を可及的に少なくしたり、蒸発しやすい材料が使
用されている。そのため、印刷中にノズル開口からイン
ク溶媒が蒸発してインクの粘度が上昇したり、また非印
刷時においてもノズル開口からインク溶媒が蒸発してノ
ズル開口のインクの粘度が上昇し、インクの吐出に支障
を来す。
【0004】これを防止するため、従来のインクジェッ
ト式記録装置では、非印刷時には記録ヘッドに対してキ
ャップ装置を密着させ、インク溶媒の蒸発を防止すると
共に、印刷時には前記キャップ装置に対してインクの空
吐出を行い、ノズル開口の回復を行なっている。
【0005】このキャップ装置の構成を図10に基づい
て説明する。図10はキャップ装置100が記録ヘッド
110のノズルプレ−ト111に密着した状態を示す側
面断面図であって、図中、101はその先端部101a
が前記ノズルプレ−ト111に当接し密着するキャップ
である。
【0006】このキャップ101の底面には、その先端
部101aがノズルプレ−ト111に密着した状態にお
いて、キャップ101内部を負圧になすと共にキャップ
101内部に貯留されたインクを外部に排出するため、
図示しないポンプに接続された貫通穴101bと、前記
キャップ101内部と外部とを遮断、あるいは連通状態
になすバルブに接続された貫通穴101cとが形成され
ている。
【0007】なお、図示していないが、前記キャップの
内部には、通常インク吸収部材が配され、ノズルから吐
出したインクがノズルプレ−ト111に付着するのを防
止している。
【0008】また、前記キャップ101はキャップホル
ダ102に収納され、前記キャップホルダ102は、図
示しないホルダ受け部材に収納されている。なお、前記
キャップホルダ102とホルダ受け部材との間には、ス
プリング103が配され、キャップホルダ102がホル
ダ受け部材に対して、揺動可能に取り付けられている。
【0009】また、キャップホルダ102には、前記貫
通穴101bと連通した貫通穴102a及び前記貫通穴
101cと連通した貫通穴102bが形成され、貫通穴
102aはチュ−ブ104を介して図示しないポンプに
接続され、貫通穴102bはチュ−ブ105を介して図
示しないバルブに接続されている。
【0010】このように構成されたキャップ装置100
は記録ヘッドの移動によって、待機位置から上昇し、図
10に示すようなキャップ101の先端部101aが前
記ノズルプレ−ト111に当接し密着する状態となる。
この状態において、前記バルブを閉じ、ポンプの吸引に
よってキャップ101内部を負圧になすことによって、
ノズルプレ−ト111のノズルからインクが吸引され、
キャップ101の内部にインクが吐出される。そして、
吐出されたインクは前記ポンプによってキャップ装置1
00の外部に排出される。
【0011】このとき、キャップ101は、塵、埃が付
着していたり、あるいはヘッド製造上の都合で段差が設
けられたノズルプレ−トに密着させるために、硬度の低
い柔らかいゴムを用いて先端を細くし、記録ヘッドのノ
ズルプレ−トにおおよそ直交する方向に変形しやすい形
状としている。
【0012】そのため、前述した負圧がキャップ101
の側壁に作用し、図11に示すようにキャップ101の
側壁がキャップ101の内側に倒れこむことが起こる。
【0013】このキャップ101の変形は、ゴム厚のば
らつき等で弱い部分が特に大きく変形する。そのため、
図11に示すように上下の短い辺の側壁101eはほと
んど変形せずに左右の長い側壁101dがキャップ10
1内部に引っ張られて倒れ込む。そして、大きく変形し
た部分では、場合によってはノズルプレ−ト111と離
れることでリークが発生する。また、リークはしなくて
も、大変形した部分がノズル列の一部を覆ってしまい、
該ノズルが吸引不良となってしまう場合もある。
【0014】なお、図11においては、キャップの側壁
の内側への倒れを図示したが、場合によっては、キャッ
プの側壁が外側に倒れ(外側に開く)ことがある。これ
はキャップの側壁の高さ方向における中間部分が内側に
傾き、その反対にキャップの側壁の先端部分は外側に開
くことがあるためである。
【0015】また、側壁が倒れるのを防止するための一
つの手段としてキャップのゴム硬度を上げればよいが、
ゴム硬度を上げることにより、先端部分のノズルプレー
トと直交方向の変形量も少なくなってしまい、ノズルプ
レート111とリークしやすくなってしまう。またキャ
ップ101の先端部分がノズルプレ−ト111から離れ
ることを防ぐためには、キャップ101を記録ヘッド1
00のノズルプレ−ト111に押し当てる力を強くしな
ければならないが、強く押し当てると別の問題が発生す
る。
【0016】すなわち、密着性を向上させるためにキャ
ップ101を過度に強い力でノズルプレ−ト111に押
し付けると、キャップ101にクリープ変形が生じさせ
るおそれがあり、使用する材料によっては応力とインク
との相互作用によってキャップ101の劣化が促進され
るなど、悪影響を与えるので望ましくないからである。
【0017】更に、キャップのノズルプレ−トに対する
押圧力を強くすると、その分駆動系の負荷が増大すると
いう問題も生ずる。
【0018】逆に押圧力を弱くするには、キャップ10
1のゴム硬度を低くすればよいが、吸引時の負圧により
側壁の倒れは大きくなってしまう。このように、密着性
の向上と側壁の倒れの抑制は相反する問題である。
【0019】かかる問題を解決するために、特開平8−
332732号公報に記載された発明が提案されてい
る。この発明は、図12に示すように金属もしくは樹脂
でできた円断面のリング120がキャップ101に設け
られた溝101fにはめ込まれた構成を備えている。そ
して、このように構成することにより、キャップ101
の側壁に負圧が働いて、側壁が内部に倒れ込もうとする
のをリング120が支えることにより、キャップ101
の変形が防止しようとするものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平8−
332732号公報に記載された従来のキャップ装置に
あっては、リングをキャップに形成された溝に組み込む
ための新たな工程を必要とするため、以前のキャップ装
置に比べて組立て工数がかかるという技術的課題があっ
た。また、前記リングをキャップの内側に取り付けなけ
ればならず、組立性が悪いほか、組立時に前記リングを
変形させてしまう虞がある。更に、組立時にキャップの
先端部に油、あるいは異物が付着する虞がある。加え
て、リングが内側に設けられているため、キャップの側
壁の内側への倒れに対しては強いが、キャップの側壁の
外側への倒れに対してはリングとキャップの溝の係合度
合いによるため、弱いという技術的課題を有している。
【0021】本発明は、上記したような技術的課題を解
決するためになされたもので、組立が容易になすことが
でき、しかも弱い押圧力でキャップの側壁と記録ヘッド
のノズルプレ−トの密着性を良好なものとなすことがで
き、なおかつ吸引時の負圧による側壁の倒れを抑制で
き、確実なキャッピングおよび回復動作を行わせること
のできるインクジェット式記録装置におけるキャップ装
置を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明にかかるインクジェット式記録装置
は、インクを吐出して記録用紙に印刷を行うインクジェ
ット式記録装置において、インクを吐出して記録用紙に
印刷を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル開口
を密閉して覆うキャップ装置と、前記キャップ装置のキ
ャップを介して記録ヘッド内のインクを吸引する負圧発
生手段とを備え、前記キャップ装置のキャップは、キャ
ップが取り付けられるキャップホルダに設けられたリブ
により支持されていることを特徴とする。
【0023】このように、キャップ装置のキャップは、
キャップが取り付けられるキャップホルダに設けられた
リブにより支持されているため、キャップ側壁の内側及
び外側の倒れを防止することができ、吸引時の変形(倒
れ)によるリーク、あるいはノズルを覆ってしまう虞が
ない。また従前と比べて、組立性が良く、組立時に前記
リブを変形させてしまう虞もない。
【0024】また、キャップ側壁の内側及び外側の倒れ
を防止することができ、キャップ側壁の倒れを考慮する
必要がない。
【0025】ここで、前記リブは、キャップの側壁内部
に収容されていることが望ましい。このように、リブが
キャップの側壁内部に収容されているため、リブのため
のスペ−スを設ける必要がなく、キャップ自体を小型化
することができ、その結果、記録装置自体も小型化する
ことができる。
【0026】また、前記リブは、逆L字形状に形成され
ると共に、キャップの側壁内部に収容されていることが
望ましい。このようにリブが逆L字形状に形成されてい
るため、キャップホルダからキャップが脱落するのを防
止することができる。
【0027】また、前記リブの中心線は、キャップの先
端部分の中心線と同一線上にあることが望ましい。この
ようにリブと接触面の中心を同一にすることで、先端部
分の内側への倒れ及び外側への倒れの両方に対して抑制
することができる。
【0028】更に、前記キャップは、キャップホルダに
設けられたリブに対して、インサ−ト成型あるいは二色
成型によって一体に形成されていることが望ましい。こ
のように、キャップホルダに設けられたリブに対して、
キャップが一体に形成されているため、キャップホルダ
にキャップを組付ける作業等が不要となり、組立性が良
く、組立時の変形や組立時の線端部への油や異物の付着
の虞がなくなる。
【0029】また、前記リブは、キャップの側壁内側に
接するように形成されていても良い。そのとき前記キャ
ップには底面部が形成されていないことが望ましい。
【0030】また、前記リブは、キャップの側壁全周に
わたって連続的に、あるいは所定の間隔をおいて断続的
に形成されていることが望ましい。特に、キャップの側
壁が倒れ易い側壁の長辺部にのみ対応して、リブを形成
してもよい。
【0031】また、前記リブの高さ(H)と側壁の高さ
(L)の比を、H:L=(0.2〜0.67):1の範
囲内で設定することが望ましい。この範囲の高さにリブ
を形成すると、キャップ側壁の倒れを一定限度内に抑制
することができると共に、弱い押圧力でノズルプレ−ト
との密着性を良好に保つことができる。
【0032】特に、キャップを構成する材質がゴム硬度
40度相当の場合には、前記リブの高さ(H)とリブが
形成されていない先端部(L)の高さの比が、H:L=
(0.37〜0.67):1であることが望ましい。ま
た、キャップを構成する材質がゴム硬度50度相当の場
合には、前記リブの高さ(H)とリブが形成されていな
い先端部(L)の高さの比がH:L=(0.2〜0.3
7):1であることが望ましい。
【0033】また、キャップを構成する材質はエラスト
マ−であることが望ましい。
【0034】以上のように、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置におけるキャップ装置は組立を容易にな
すことができ、しかも弱い押圧力でもキャップの側壁と
記録ヘッドのノズルプレ−トの密着性を良好なものとな
すことができ、なおかつ吸引時の負圧による側壁の倒れ
を抑制できるため、本発明にかかるインクジェット式記
録装置は、確実なキャッピングおよび回復動作を行わせ
ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1はインクジ
ェット式記録装置の概略を示す斜視図、図2はインクジ
ェット式記録装置のキャップ装置の概略構成示す側面図
であって、(a)乃至(c)はキャップ装置の動作を示
す図である。また図3はキャップ及びキャップホルダを
示す平面図、図4は図3の断面図である。
【0036】図1に基づいて、まず本発明のインクジェ
ット式記録装置の印刷機構周辺の概要について説明す
る。図中1は、キャリッジであって、前記キャリッジ1
はタイミングベルト2によりモ−タ3に接続されてい
て、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移動
するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6
と対向する面には、ブラックインクを吐出する記録ヘッ
ド7と、カラ−インクを吐出する記録ヘッド8が設けら
れ、各記録ヘッド7、8はインクカ−トリッジ9、10
からインクの供給を受けて記録用紙6にインク滴を吐出
して文字やパタ−ンを印刷する。
【0037】また、符号11は、キャップ装置であっ
て、記録ヘッド7、8のノズル開口面をそれぞれ独立し
た密封空間で封止できるサイズのキャップ12、13を
備え、非印字時に記録ヘッド7、8のノズルプレ−トを
封止してノズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、
吐出能力回復操作時にポンプユニット14から負圧の供
給を受けて記録ヘッド7、8からインクを強制的に排出
させる機能とを備えている。
【0038】キャップ装置11の近傍には記録ヘッド
7、8に弾接してインクやインクカスを除去するゴム等
の弾性材料からなるワイピング用のブレ−ド15が、記
録ヘッド7、8の移動軌跡上に進退可能に配置されてい
る。
【0039】次に、図2(a)に基づいて、キャップ装
置11の概要について説明する。
【0040】スライダ20はキャリッジ1が印刷領域か
ら非印刷領域に移動して来たときにキャリッジ1の移動
に追従して基台30の上面を非印字方向、及び記録ヘッ
ド側、この例では上方向に移動するものである。スライ
ダ20は非印刷領域側の端部に当接片21が形成されて
いて、基台30の第1の案内面31に支持され、また中
央よりも先端側(図2(a)における左側)で一端が基
台30に回転可能に設けられたア−ム50の他端により
支持されている。スライダ20は、一端が基台30に固
定された引っ張りバネ(図示せず)の他端が固定されて
いて、常時印刷領域方向で、かつ記録ヘッド7、8から
離反する方向、この実施例では下方に付勢されている。
【0041】キャップホルダ受け部材40は、第1キャ
ップホルダ60、第2キャップホルダ70を収容するも
ので、中心部、好ましくはキャップホルダ60を付勢す
る圧縮バネ61、62と、キャップホルダ70を付勢す
る圧縮バネ71、72とのモ−メントが釣り合う位置に
軸41が設けられている。この軸41をスライダ20の
印刷領域側の先端部に設けられた受け部22により回動
可能に支持されている。
【0042】前記第1キャップホルダ60、第2キャッ
プホルダ70はそれぞれ底面をキャップホルダ受け部材
40のほぼ中心線上に長手方向の2か所に分散して挿入
された圧縮バネ61、62、及び71、72により常時
記録ヘッド側、つまりこの実施例では上方に付勢された
状態でキャップホルダ受け部材40に収容されている。
【0043】各キャップホルダ60、70は、それぞれ
複数枚、例えば2枚の多孔質材からなるインク吸収シ−
ト(図示せず)を収容したキャップ65、75が嵌装さ
れている。
【0044】次に、図3及び図4に基づいて、キャップ
ホルダ60に対するキャップ65の取付け状態、及びキ
ャップホルダ70に対するキャップ75の取付け状態に
ついて説明する。なお、キャップホルダ60に対するキ
ャップ65の取付け状態とキャップホルダ70に対する
キャップ75の取付け状態とが同一であるため、同一の
図を用いて両者を説明する。また、図3は平面図であ
り、図4は図3のA−A断面図である。
【0045】図中、65、75はその先端部65a、7
5aが前記ノズルプレ−ト111に当接し密着するキャ
ップである。このキャップ65、75の底面には、従来
のキャップと同様、その先端部65a、75aがノズル
プレ−ト111に密着した状態において、キャップ6
5、75内部を負圧になすと共にキャップ65、75内
部に貯留されたインクを外部に排出するため、ポンプユ
ニット14に接続される貫通穴65b、75bと、前記
キャップ65、75内部と外部とを遮断、あるいは連通
状態になすバルブに接続される貫通穴65c、75cと
が形成されている。
【0046】なお、図示していないが、前記キャップの
内部には、通常インク吸収部材が配され、ノズルから吐
出したインクがノズルプレ−ト111に付着するのを防
止している。
【0047】また、キャップ65、75は、塵、埃が付
着していたりまたヘッド製造上の都合で段差が設けられ
たノズルプレ−ト111に密着させるために、硬度の低
い柔らかいゴム、あるいは軟質のエラストマ−を用いて
先端部を細くし、記録ヘッドのノズルプレ−トにおおよ
そ直行する方向に変形しやすい形状としている。
【0048】一方、キャップホルダ60、70の上面に
は、前記したキャップ65、75を取り付けるためのリ
ブ60c、70cが形成されている。このリブ60c、
70cは、キャップ65、75の側壁全周(短辺側壁6
5d、75d、長辺側壁65d、75e)にわたって、
形成されている。また、リブの位置であるが、その中心
線65gがキャップ65、75の先端部分の中心線65
hと同一線上に形成されている。
【0049】一方、前記キャップ65、75の底面外側
には前記リブ60c、70cが挿入係合する凹部65
f、75fが形成され、この凹部65f、75fにリブ
60c、70cが挿入係合することによって、前記キャ
ップ65、75はキャップホルダ60、70に取り付け
られる。またキャップ65、75の側壁内部にリブ60
c、70cが収容されるため、インク吸引時等に生ずる
負圧によるキャップ65、75の側壁の内側及び外側の
倒れを防止することができる。
【0050】なお、従来のキャップホルダと同様、キャ
ップホルダ60、70には、貫通穴65b、75bと連
通した貫通穴60a、70a及び貫通穴65c、75c
と連通した貫通穴60b、70bが形成され、貫通穴6
0a、70aはチュ−ブ51を介して図示しないポンプ
ユニット14に接続され、貫通穴60b、70bはチュ
−ブ52を介して図示しないバルブに接続されている。
【0051】また、前記キャップホルダ60、70とホ
ルダ受け部材との間には、スプリング61、62、7
1、72が配され、キャップホルダ102が揺動自在に
形成されている。
【0052】この実施形態におけるキャップ装置11の
動作について、図2(a)乃至(c)に基づいて説明す
ると、図2(a)に示すように、キャリッジ1が非印刷
方向に移動してスライダ20のフラッグ片23に当接し
ても、スライダ20が移動しない状態では、第1キャッ
プ65、第2キャップ75がそれぞれ封止すべき記録ヘ
ッド7、8に対して、一定の間隙Lをもって対向する。
したがって、この状態で記録ヘッド7、8に駆動信号を
供給してインク滴吐出能力を回復させるためのノズル開
口から印刷デ−タに関わりなくインク滴を吐出させる
と、これらインク滴は記録ヘッド7、8にインクの微小
インク滴を付着させることなく、各キャップ65、75
のインク吸収シ−トに吸収される。
【0053】キャリッジ1がさらに後端側(図中右側)
に移動すると、図2(b)に示すように、スライダ20
は図示しない引っ張りバネの張力に抗してア−ム50を
回動させながら斜め方向に移動し、同時にホルダ受け部
材40は、中央部をスライダ20に支持された軸41を
中心に図中矢印Bの方向に回動してキャップ75が記録
ヘッド8に当接する。
【0054】更に、キャリッジ1が移動すると、先端側
をホルダ受け部材40は、図2(c)に示すように、図
示しないガイド手段により、図中矢印Cの方向に反転し
て、略記録ヘッド7、8と平行に姿勢を修正して、スラ
イダ20とともに記録ヘッド側に移動する。そして、ホ
ルダ受け部材40が、記録ヘッド7、8の面に平行とな
るように位置決めされるため、キャリッジ1に設けられ
た2つの記録ヘッド7、8の面に若干の段差が存在して
も、バネ61、62、71、72が縮むことによってキ
ャップ65及びキャップ75がそれぞれ記録ヘッド7、
8を確実に封止する。
【0055】これにより、キャップ65、75を押圧す
るバネ61、62及び71、72のバネ力が平均化さ
れ、記録ヘッド7、8の取り付け誤差等を吸収してキャ
ップ65、75により確実に封止できる。
【0056】このようにして、キャップ65、75に封
止が完了した段階で、図示しないバルブは閉じられ、キ
ャップ65、75は大気との連通が断たれて気密状態と
なり、ノズル開口からのインクの蒸発を抑制して長期に
わたって、目づまりを防止する。
【0057】一方、記録ヘッド7、8のノズル開口に目
づまりが生じた場合や、またカ−トリッジの交換等によ
り、記録ヘッド7、8から強制的にインクを排出する場
合には、叙述したキャッピング状態でポンプユニット1
4を作動させる。
【0058】ポンプユニット14からの負圧は、チュ−
ブ51、52、キャップ65、75の貫通穴65b、7
5bを介して、キャップ65、75内に作用して、ノズ
ル開口からインクが吸い出される。これによりノズル開
口の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらに
は記録ヘッド7、8内の気泡がインクと共にキャップ6
5、75に排出される。
【0059】このとき、キャップ65、75の側壁内部
にリブ60c、70cが収容されているため、負圧によ
ってキャップ65、75の側壁が倒れることはない。
【0060】そして、記録ヘッド7、8からのインクの
強制排出が終了するとキャリッジ1を移動させてバルブ
を開放し、キャップ65、75の貫通穴65b、75b
を大気に連通させる。
【0061】次いでポンプユニット14を作動させる
と、記録ヘッド7、8のノズル開口に無用な負圧を作用
させることなく、キャップ65及びキャップ75に残留
しているインクをポンプユニット14に連通する貫通穴
65b、75bに吸い寄せて外部に排出する。
【0062】キャップ65、75内の廃インクの排出が
終了した段階でポンプユニット14を停止させ、記録ヘ
ッド7、8を印刷領域に移動させると、この移動の過程
でスライダ20は、後端側を当接片21により基台30
の斜面31を摺動し、先端部を図示しないガイド手段に
案内される共に、中央部をレバ−50の回動で支持され
ながら降下し、初期状態に復帰する。
【0063】なお、上記実施形態にあっては、キャップ
をキャップホルダと別体に形成し、その後キャップをキ
ャップホルダに取り付ける場合について説明したが、キ
ャップとキャップホルダをインサ−ト成形、二色成形等
により、予め一体に形成しても良い。
【0064】次に、第2の実施形態について図5に基づ
いて説明する。この実施形態にあっては、基本的に前記
した第1の実施形態と同様であるため、相違している点
について説明する。
【0065】この実施形態にあっては、キャップ65、
75はキャップホルダ60、70に対してインサート成
形あるいは二色成形等により一体に形成される。このよ
うな場合、リブ60c、70cの形状を逆L字型に形成
すると共に、キャップ65、75をキャップホルダ6
0、70に一体に形成されるため、キャップ65、75
をキャップホルダ60、70に対して、強固に固定する
ことができる。
【0066】特に、キャップの引抜力に対して、第1の
実施形態のものより強固であり、キャップがキャップホ
ルダに対して、一体に形成されるため組み立て作業を省
略することができる。
【0067】また、リブ60c、70cの形状は逆L字
型に形成されていてもよい。また、キャップホルダ6
0、70の上面部には、前記したキャップ65、75の
脱落を防止するための貫通穴60d、70dが設けられ
ていてもよい。そして、このキャップは65、75はキ
ャップホルダ60、70に対して、インサ−ト成形、あ
るいは二色成形等により一体に形成されるため、更に強
固に固定することができる。
【0068】更に、第3の実施形態について図6乃至図
8に基づいて説明する。
【0069】この実施形態にあっては、キャップを構成
する材質のゴム硬度とリブの高さについて考察した。
【0070】通常、キャップはゴム硬度60程度のもの
が用いられ、図6に示す形状を備えている。すなわち、
キャップは、キャップ底面部の厚さ1mm、側壁の高さ
3mm、そして側壁幅1.6mmに形成され、また側壁
の途中から30度の角度をもって先細り形状をなし、そ
の最先端部の幅は、0.25mmに形成されている。
【0071】ここで、キャップがノズルプレートに対し
てシールされる条件であるが、一般的にノズルプレート
の平坦度が0.05mm、キャップのシール面の平坦度
0.05mmであるので、キャップをノズルプレートに
押圧した場合、先端部がノズルプレート直交方向に0.
1mm以上つぶれることがシール条件である。図6に示
す形状でゴム硬度60度の場合、0.1mmのつぶれを
発生させるためには、約450gの押圧力が必要であ
る。
【0072】また、前記キャップ内をポンプユニット1
4により大気圧から0.5気圧程度まで減圧した場合の
側壁の倒れ量(キャップ側壁の幅の中心のずれ量)は
0.73mmである。
【0073】ゴム硬度40度、50度に相当する軟質エ
ラストマ−を用い、上記寸法形状を有するキャップを、
高さの異なるリブに一体成型により形成し、その倒れ量
及びつぶれ量が前記許容範囲内にあるか検証した。な
お、リブの先端部の幅を0.5mmとし、キャップ全周
の側壁内部にリブを形成したものを用いた。
【0074】その結果、ゴム硬度40度相当のキャップ
の場合、図7に示すように、リブの高さ(キャップ底面
部上面からリブ先端までの高さ)が1.1mmのとき、
倒れ量は0.72mmとなり、またつぶれ量は0.17
mmとなり、前記した許容範囲内であることが判明し
た。一方、リブの高さが1.1mm未満の場合には、倒
れ量が許容範囲外となるため、適さないことが判明し
た。
【0075】また、リブの高さが2.0mmのとき、倒
れ量は0.35mmとなり、またつぶれ量は0.10m
mとなり、許容範囲内であることが判明した。一方、リ
ブの高さが2.0mmを越える場合には、つぶれ量が許
容範囲外となるため、適さないことが判明した。
【0076】ここで、ゴム硬度40度相当のキャップに
おけるリブの高さ(H、キャップ底面部上面からリブ先
端までの高さ)と側壁の高さ(L、キャップ底面からキ
ャップ最先端までの高さ)の比を求めると、H:L=
1.1:3となり、H:Lは、略0.37:1となる。
また、リブの高さが最大の場合には、H:L=2.0:
3となり、H:Lは、略0.67:1となる。
【0077】したがって、ゴム硬度40度相当のキャッ
プにおけるリブの高さ(H、キャップ底面部上面からリ
ブ先端までの高さ)と側壁(L、キャップの底面からキ
ャップの最先端までの高さ)の高さの比を、(0.37
〜0.67):1の比率の範囲内で設定すれば、ゴム硬
度60度と同等かそれ以上の剛性が得られて、なおかつ
弱い押圧力でもノズルプレートとの密着性の良いキャッ
プを形成することができる。
【0078】同様に、ゴム硬度50度相当のキャップの
場合、図8に示すように、リブの高さ(H、キャップ底
面部上面からリブ先端までの高さ)が0.60mmのと
き、倒れ量は0.72mmとなり、またつぶれ量は0.
12mmとなり、前記許容範囲内であることが判明し
た。一方、リブの高さが0.6mm未満の場合には、倒
れ量が許容範囲外となるため、適さないことが判明し
た。
【0079】また、リブの高さが1.1mmのとき、倒
れ量は0.49mmとなり、またつぶれ量は0.10m
mとなり、許容範囲内であることが判明した。一方、リ
ブの高さが1.1mmを越える場合には、つぶれ量が許
容範囲外となるため、適さないことが判明した。
【0080】ここで、ゴム硬度50度相当のキャップに
おけるリブの高さ(H、キャップ底面部上面からリブ先
端までの高さ)とゴム部(L、リブの先端からキャップ
の最先端魔での高さ)の高さの比を求めると、H:L=
0.75:(3−0.75)となり、H:Lは、略0.
3:1となる。また、リブの高さが最大の場合には、
H:L=1.5:(3−1.5)となり、H:Lは、
1:1となる。
【0081】したがって、ゴム硬度が50度相当のキャ
ップの場合、(H、キャップ底面部上面からリブ先端ま
での高さ)とゴム部(L、リブの先端からキャップの最
先端魔での高さ)の高さの比を(0.3〜1):1の比
率の範囲内でで設定すれば、ゴム硬度60度相当の剛性
が得られて、なおかつ弱い押圧力でもノズルプレートと
の密着性の良いキャップを形成することができる。
【0082】以上のように、キャップを構成する材質が
ゴム硬度40乃至50度相当の場合、リブの高さ(H、
キャップ底面部上面からリブ先端までの高さ)とゴム部
(L、リブの先端からキャップの最先端魔での高さ)の
高さの比を、H:L=(0.3〜3.3):1に設定す
るのが良い。
【0083】また、第4の実施形態について図9に基づ
いて説明する。この実施形態にあっては、キャップホル
ダ60、70に形成されるリブ60c、70cをキャッ
プ65、75の側壁の内側に接するように形成した点に
特徴がある。
【0084】このキャップ65、75は図示されている
ようにキャップ側壁内面がリブ60c、70cに接して
いるため、前記側壁の内側の倒れを防止することができ
る。なお、図9に示されたキャップは底面部を備えてい
ないが、底面部を形成すると共に、リブを挿通させるた
めの貫通穴を形成しても良い。
【0085】なお、上記第1乃至第4の実施形態にあっ
ては、2つのキャップを備えているインクジェット式記
録装置を用いて説明したが、特にこれに限定されるもの
ではなく、キャップが1つのインクジェット式記録装
置、あるいはまた3つ以上のキャップを備えているイン
クジェット式記録装置にも適用することができる。
【0086】また、上記第1乃至第4の実施形態にあけ
るリブは、キャップ側壁全周にわたって連続的に形成し
ても良く、また所定の間隔をおいて断続的に形成しても
良く、さらには、倒れ量の大きい長辺の側壁部部のみに
形成してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるインクジ
ェット式記録装置におけるキャップ装置は組立を容易に
なすことができ、しかも吸引時の負圧によるキャップの
側壁の倒れを抑制することができ、密着性の向上あるい
は吸引不良の防止が可能となり、本発明にかかるインク
ジェット式記録装置は、確実なキャッピングおよび回復
動作を行うことができる。
【0088】特に、本発明にかかるインクジェット式記
録装置におけるキャップ装置は、ゴム硬度の小さい材質
のものを用いることができるため、キャップをノズルプ
レ−トに対して、弱い力で押し当てても良好な密着性を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式記録装置の概略を示す斜視図
である。
【図2】図1に示されたインクジェット式記録装置の回
復機構部分を示す側面図であって、(a)〜(c)はそ
の動作状態を示す図である。
【図3】図2に示されたキャップ及びキャップホルダを
示す平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】他の実施形態を示す断面図である。
【図6】キャップの寸法形状を示す断面図である。
【図7】キャップとリブとの関係を示す断面図である。
【図8】キャップとリブとの関係を示す断面図である。
【図9】他の実施形態を示すキャップの断面図である。
【図10】従来のキャップ装置を示す断面図である。
【図11】キャップの変形状態を示す断面図である。
【図12】従来のキャップ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ガイド部材 5 プラテン 7 第1記録ヘッド 8 第2記録ヘッド 9 黒色インクカートリッジ 10 カラーインクカートリッジ 20 スライダ 40 キャップホルダ受け部材 41 軸 50 ア−ム 51 チュ−ブ 52 チュ−ブ 60 第1キャップホルダ 60a 貫通穴 60b 貫通穴 60c リブ 60d 貫通穴 61 圧縮バネ 62 圧縮バネ 65 キャップ 65a 先端部 65b 貫通穴 65c 貫通穴 65d 短辺側壁 65e 長辺側壁 65f 凹部 65g リブ中心線 65h キャップ先端部中心線 70 第2キャップホルダ 70a 貫通穴 70b 貫通穴 70c リブ 70d 貫通穴 71 圧縮バネ 72 圧縮バネ 75 キャップ 75a 先端部 75b 貫通穴 75c 貫通穴 75d 短辺側壁 75e 長辺側壁 75f 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 典広 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 田中 信弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 熊谷 利雄 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 佐藤 秀俊 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA17 EA21 EA24 EC24 EC57 JA08 JA09 JA13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して記録用紙に印刷を行う
    インクジェット式記録装置において、インクを吐出して
    記録用紙に印刷を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの
    ノズル開口を密閉して覆うキャップ装置と、前記キャッ
    プ装置のキャップを介して記録ヘッド内のインクを吸引
    する負圧発生手段とを備え、 前記キャップ装置のキャップは、キャップが取り付けら
    れるキャップホルダに設けられたリブにより支持されて
    いることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記リブは、キャップの側壁内部に収
    容されていることを特徴とする請求項1に記載されたイ
    ンクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記リブは、逆L字形状に形成されると
    共に、キャップの側壁内部に収容されていることを特徴
    とする請求項1に記載されたインクジェット式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記リブの中心線がキャップの先端部
    分の中心線と同一線上にあることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載されたインクジェット式
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャップは、キャップホルダに設け
    られたリブに対して、インサ−ト成型あるいは二色成型
    によって一体に形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載されたインクジェット
    式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記リブは、キャップの側壁内側に接す
    るように形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載されたインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記キャップには底面部が形成されてい
    ないことを特徴とする請求項6に記載されたインクジェ
    ット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記リブは、キャップの側壁全周にわた
    って連続的に、あるいは所定の間隔をおいて断続的に形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    いずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記リブの高さ(H)と側壁の高さ
    (L)の比が H:L=(0.2〜0.67):1 であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    かに記載されたインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 キャップを構成する材質がゴム硬度4
    0度相当の場合には、前記リブの高さ(H)と側壁の高
    さ(L)の比が H:L=(0.37〜0.67):1 であることを特徴とする請求項9に記載されたインクジ
    ェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 キャップを構成する材質がゴム硬度5
    0度相当の場合には、前記リブの高さ(H)と側壁の高
    さ(L)の比が H:L=(0.2〜0.37):1 であることを特徴とする請求項9に記載されたインクジ
    ェット式記録装置。
  12. 【請求項12】 キャップを構成する材質はエラストマ
    −あるいはゴムであることを特徴とする請求項1乃至請
    求項11のいずれかに記載されたインクジェット式記録
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007118582A (ja) * 2005-09-27 2007-05-17 Brother Ind Ltd 画像記録装置
US7510266B2 (en) 2005-03-01 2009-03-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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JP2017100361A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、および、液体噴射装置の製造方法

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