JP3853921B2 - キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置 - Google Patents

キャッピング装置、及びこれを使用したインクジェット式記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、記録用紙の幅方向に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに一致してインク滴を記録用紙に噴射して画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを搭載した記録装置に適したキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させて印刷デ−タを記録するインクジェット式記録装置は、ノズル開口からのインク溶媒の蒸発に起因するインクの粘度上昇や、インクの固化、さらには塵埃の付着、ノズル開口への気泡の混入などにより印刷不良を生じるという不都合を抱いている。
このため、インクジェット式記録装置は、通常、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するためのキャッピング手段と、必要に応じてノズルプレートを清掃するクリ−ニング手段とを備えている。
たとえば、特開平6-8460号公報に見られるように、印刷領域外に配置され、記録ヘッドもしくはこれを担持するキャリッジに押圧されて非キャッピング位置とキャッピング位置とを移動するキャップと、記録ヘッドが非キャッピング位置からキャッピング位置へ移動する過程で、キャップを記録ヘッドのノズルプレート側に移動させるカム面とカムフォロア−とを備えたキャッピング装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これによればキャリッジの移動だけでキャップを確実にノズルプレートに弾接して、確実に封止することができるものの、高密度、高速印刷の要求によりブラックインクを吐出するブラック記録ヘッド、及び有色の3種類のインクを吐出するカラー記録ヘッドのノズル開口数が多くなり、紙送り方向及び紙幅方向のサイズが大きくなると、各記録ヘッドを封止するキャップのサイズも必然的に大きくなり、密封性に低下を来すなどの不都合が見られるようになった。
その上、多様な記録媒体への印刷のためにプラテンギャップが大幅に変動したり、また複数の記録ヘッド間の取り付け公差により封止面が変動して封止力に低下を来すなどの問題がある。
【0004】
本発明は、このように事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、同一のキャリッジに搭載された2つの記録ヘッドを確実に封止することができるキャッピング装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために本発明においては、記録ヘッドもしくはこれを担持するキャリッジに押圧されて移動するスライダと、前記スライダに前記キャリッジの移動方向と直交する軸により中央部を回動可能に支持されたホルダ受け部材と、前記キャリッジの移動方向の2箇所で前記ホルダ受け部材に当接するバネにより前記記録ヘッド側に付勢され、かつ前記ホルダ受け部材の移動方向の一端側が中心線上の1点を、また他端側が中心線を挟む2点を当接点とし、かつ前記他端側の2点の当接点の高さを違えて前記ホルダ受け部材に支持されて前記ホルダ受け部材に収容された第1ホルダ、及び第2ホルダと、前記第1ホルダ、及び第2ホルダにそれぞれ保持された第1キャップ、及び第2キャップと、を備えるようにした。
【0006】
【作用】
キャップの一隅を突出させた状態でキャップをホルダ受け部材に収容でき、記録ヘッドの封止時にはキャップの一隅から封止面積を拡大するように封止でき、記録ヘッドを封止している状態からキャップを解放する場合には、封止時とは反対にキャップが1点から離れさせることができ、封止時及び開放時にキャップ内の圧力が急激に変動するのを防止できて、記録ヘッドのノズル開口のメニスカスの破壊や、ノズル開口からのインクの飛散を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すものであって、キャリッジ1は、タイミングベルト2によりモータ3に接続されていて、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移動するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6と対向する面には、ブラックインクを吐出する記録ヘッド7と、カラーインクを吐出する記録ヘッド8が設けられ、各記録ヘッド7、8はインクカートリッジ9、10からインクの供給を受けて記録用紙6にインク滴を吐出して文字やパターンを印刷する。
【0008】
本発明が特徴とするキャッピング装置11は、記録ヘッド7、8のノズル開口面をそれぞれ独立した密封空間で封止できるサイズのキャップ12、13を備え、非印字時に記録ヘッド7、8のノズルプレートを封止してノズル開口列のインクの乾燥を防止する機能と、吐出能力回復操作時にポンプユニット14から負圧の供給を受けて記録ヘッド7、8からインクを強制的に排出させる機能とを備えている。キャッピング装置11の近傍には、記録ヘッド7、8に弾接してインクやインクカスを除去するゴム等の弾性材料からなるワイピング用のブレード15が、記録ヘッド7、8の移動軌跡上に進退可能に配置されている。
【0009】
図2(イ)、(ロ)、及び図3は、それぞれ本発明のキャッピング装置11の一実施例を示す斜視図及び組立斜視図であって、先ず概要について説明する。
スライダ20は、キャリッジ1が印刷領域から非印刷領域に移動して来たときにキャリッジ1の移動に追従して基台30の上面を非印字方向、及び記録ヘッド側、この実施例では上方向に移動するものである。
【0010】
スライダ20は、非印刷領域側の端部に当接片21が形成されていて、基台30の第1の案内面31に支持され、また中央よりも先端側(図2(イ)における右側、また図2(ロ)における左側)で、一端が基台30に回転可能に設けられたアーム50の他端により支持されている。
【0011】
スライダ20はまた当接片21の上部に、一端が基台30に固定された引っ張りバネ51の他端が固定されていて、常時印刷領域方向で、かつ記録ヘッド7、8から離反する方向、この実施例では下方に付勢されている。
【0012】
キャップホルダ受け部材40は、第1キャップホルダ60、第2キャップホルダ70を収容するもので、中心部、好ましくはキャップホルダ60を付勢する圧縮バネ61、62と、キャップホルダ70を付勢するバネ71、72とのモーメントが釣り合う位置に軸41が設けられている。
【0013】
この軸41をスライダ20の印刷領域側の先端部に設けられた受け部22により回動可能に支持され、また印刷領域側でスライダ20との間に掛け渡された引っ張りバネ53により常時、後端側(図2(イ)における左側、また図2(ロ)における右側)、つまり非印刷領域方向側で、かつ記録ヘッド7、8から離反する方向、つまりこの実施例では下方に付勢されている。
【0014】
第1キャップホルダ60、第2キャップホルダ70は、それぞれ底面をキャップホルダ受け部材40のほぼ中心線上に長手方向の2箇所に分散して挿入された圧縮バネ61、62、及び71、72により常時記録ヘッド側、つまりこの実施例では上方に付勢された状態でキャップホルダ受け部材40に収容されている。
【0015】
各キャップホルダ60、70は、それぞれ複数枚、この実施例では2枚の多孔質材からなる第1、第2のインク吸収シート63、64、及び73、74を収容したキャップ65、75が嵌装されている。
【0016】
各部材の構成についてさらに説明する。
基台30は、後端側に前述の第1の案内面31を、また先端側に第2案内面32を有し、第1の案内面31には、先端側に低所部31aが、また後端側に水平な高所部31bが、さらにこれらを接続する斜面部31cの3つの領域が形成されている。
【0017】
第2案内面32には、先端側に低所部32aが、また後端側に水平な高所部32bが、さらにこれらを繋ぐように斜面部32cの3つの領域が形成されている。
【0018】
図4に示したように第2案内面32による上昇量ΔH1は、第1案内面31による上昇量ΔH2よりも大きくなるように設定され、また第1案内面の斜面31cの水平面に対する角度αは、スライダ20の支持軸28と当接片21とを結ぶ角度βより小さくなるように設定されている。
【0019】
これにより、図5(イ)に示したようにスライダ20が斜面31cを上昇する場合の抵抗Rが斜面31cの上方に向いた成分R1を含むことになる。
これに対して、第1案内面の斜面31cの水平面に対する角度αが、スライダ20の支持軸28と当接片21とを結ぶ角度βより大きくなると、図5に示したように抵抗Rが斜面31cの下方に向く成分R3を含むため、スライダ20を移動させるキャリッジ1の負荷抵抗が大きくなる。
【0020】
一方、キャップホルダ受け部材40は、その先端側の下部に第2の案内面32にガイドされる当接片42が形成されており、また側部に各記録ヘッド7、及び8の側面に当接してキャップ65、及び75を所定の位置に案内するガイド片43、43、及び44、44が設けられている。
【0021】
ワイピング用のブレード15に対向する先端面には、記録ヘッド7、8の印字高さ程度の幅を有し、かつ記録ヘッド7、8に接触しない程度に位置決めされたインク飛沫遮蔽板45が別体、または一体に設けられている。インク飛沫遮蔽板45は、インク吸収性を有する高分子材料等により構成するのが望ましい。
【0022】
スライダ20は、その後端に非印字領域側の記録ヘッド、この実施例では記録ヘッド8の側壁、またはキャリッジ1の側壁に当接して押圧されるフラッグ片27が形成されている。また側方には後方側に2つの開口23、24を有する弁座25がホルダ26を介して固定されている。
【0023】
スライダ20は、その後端に非印字領域側の記録ヘッド、この実施例では記録ヘッド8の側壁、またはキャリッジ1の側壁に当接して押圧されるフラッグ片27が形成されている。また側方には後方側に2つの開口23、24を有する弁座25がホルダ26を介して固定されている。
【0024】
一方、スライダ20が後端部の限界点近傍に移動したとき、弁座25と対向する位置には、ガイド軸33a、33aに挿通されたバネ34、34により、常時先端側に付勢された弁体33が水平方向に進退可能に基台30に設けられている。
【0025】
第1キャップホルダ60は、図6に示したようにキャリッジ1の移動方向の一端側には中心線上に「T」字状の抜け止め部66が、他端側には「I」字状の抜け止め部67が形成されている。
【0026】
また第2キャップホルダ70は、図7に示したようにキャリッジ1の移動方向の一端側には中心線を通るように「T」字状の抜け止め部76が、他端側には「I」字状の抜け止め部77が形成されている。
【0027】
これら「T」字状の抜け止め部66、76は、キャリッジ1の移動方向に直交する方向に延びる枝片66a、66b、及び76a、76bを有し、それぞれの一方の枝片66a、及び枝片76aはその表面、つまりこの実施例では記録ヘッド側の面が他方の枝片66b、及び枝76bよりも記録ヘッド側、この実施例では上方に位置するように形成されている。
【0028】
キャップホルダ60、70は、前述したようにバネ61、62、及び71、72により上方に付勢した状態でホルダ受け部材40に収容され、これらの抜け止め部66、67、及び76、77の上端をキャップホルダ受け部材40の凹部に揺動可能に係合させて保持されている。これにより、図8(イ)に示したように後方側が記録ヘッド7、8に対してθ1、θ2で若干拡開し、また図8(ロ)に示したように横幅方向に対しても角度θ3で一端側が拡開した状態でホルダ受け部材40に収容されている。
【0029】
これらキャップホルダ60、及び70を付勢するバネ61、62及び71、72は、図9(イ)、(ロ)に示したようにその外形D1、D2が各キャップホルダ60、70の短辺の幅W1、W2の少なくとも1/3となるように選択されている。
この結果、キャップホルダ60に例を採って説明すると、図9(ハ)に示したようにキャップホルダが若干傾いた状態で記録ヘッド7に当接してもバネ61自体で記録ヘッド7に封止できるように姿勢を保持する。
【0030】
また、バネ61、62及び71、72は、図9(イ)、(ロ)に示したようにキャップホルダ60、70の長辺側の端部に位置するように配置されている。そしてこれらバネ61、62及び71、72は、好ましくは抜け止め部66、67、及び76、77がホルダ受け部材40に当接する点を結ぶ三角形状の領域(図中ハッチングにより示す領域)よりも内側、もしくはこれに掛かる位置に配置されている。
【0031】
前述のようにキャップ65、75を記録ヘッド7、8の面に対して角度θ1、θ2、θ3で一端側が拡開するように傾がせている関係上、キャップ65、75の記録ヘッド7、8に対する当接力にアンバランス、つまり記録ヘッド7、8との間隙にばらつきが生じるので、図10(イ)、(ロ)に示したよう当接力が弱くなる領域P1、P2に位置するバネ62、72を中心線からΔS1、ΔS2だけこれら領域P1、P2側にオフセットさせ、好ましくはこれらのバネ62、72に弾圧力の大きなものを用いる。
【0032】
そして、キャップホルダ60を弾圧するバネ61、62のバネ力F11、F12、及びキャップホルダ70を弾圧するバネ71、72のバネ力F21、F22とによる軸41に作用するモーメントM1=(F11×L11+F12×L12)とM2=(F21×L21+F22×L22)とがほぼ等しくなるように選択されている(図11)。
【0033】
第1キャップホルダ60は、その底部にキャップ65の係止部材とポンプユニット14、及び弁座25との接続管路を兼ねる2本の筒状体80、81が形成されている。筒状体80は、図12に示したようにこれと一体に形成されたポンプ接続部100をチューブ54によりポンプユニット14に、また筒状体81は、これと一体に形成された大気連通口接続部101をチューブ55により弁座25の開口23に接続されている。
【0034】
第2キャップホルダ70は、その底部にキャップ75の係止部材と、ポンプユニット14、弁座25との接続管路とを兼ねる2本の筒状体90、91が形成されている。筒状体90は、図13に示したようにこれと一体に形成されたポンプ接続部110をチューブ56によりポンプユニット14に、また筒状体91はこれと一体に形成された大気連通孔接続部111をチューブ57により弁体25の開口24に接続されている。
【0035】
図14は、ポンプユニット14とキャップホルダ60、70との接続関係を示すものであって、ポンプユニット14は、この実施例では2連のポンプチューブとして構成されており、その一端が吸引口側に引き出されて接続管路となるチューブ54、56を構成している。
【0036】
そしてポンプユニット14の構造上、チューブ54、56は、図15に示したようにガイド14aによりキャリッジ1の移動方向を含む平面に対して直交する平面に平行で、かつ角度γで斜め方向となるように引き出されている。
【0037】
その上、限られたスペース内に配置せざる得ず、かつポンプチューブとして機能するとともに、ローラによる扱きにも耐えるように比較的剛性の高い材質が使用されているため、チューブ54、56の反発力が大きく、キャップホルダ60、70に図中矢印Aで示す方向のモーメントを与えることになる。いうまでもなくこのモーメントはキャップ65、75と記録ヘッド7、8との密着力を阻害するように作用する。
【0038】
このような問題を緩和するため、図16に示したようにチューブ54、56のそれぞれが弾性によりキャリッジ1の移動方向を含む面に水平な姿勢となるように捻りが与えられている。このような捻りは図14(イ)に示したように相互に同一方向に向くように与えたり、また図14(ロ)に示すように相互に外方を向くように与えられている。
【0039】
このようにチューブ54、56を水平方向に癖付けすることにより、スライダ20の運動を阻害することなく、密着力を阻害するモーメントの発生を防止でき、また全体の高さを低くすることができる。
【0040】
一方、弁体25に接続するチューブの内、弁体25から離れた第1のキャップホルダ60に接続するチューブ55は、ホルダ26の側壁からスライダ20の移動方向に平行な方向に形成された接続口26aに一端55aを接続され、本体領域55bをスライダ20の側面に固定され、他端55cをホルダ60の底面に垂直に形成されている筒状体81の接続部101に装入されている。
【0041】
弁体25に近い側に位置する第2のホルダ70に接続するチューブ57は、ホルダ26の側壁からキャリッジ1の移動方向に直交する方向に形成された接続口26bに一端57aを接続され、スライダ20の移動方向に直交する面にほぼ平行となるように彎曲部57bを形成するように曲げられて、他端57bをホルダ70の底面に垂直に形成されている筒状体91の接続部111に装入されている。
【0042】
サイズが大きな第2キャップホルダ70は、インク吸収シート73、74を確実に保持するために鋲92、92を保持する受け部93、93が、ノズル開口列N2に対向しない位置で鋲92、92を固定できるように形成され、さらに筒状体90、91と対称な位置にダミーの筒状体90’、91’が形成されている。
【0043】
第1キャップホルダ60は、内周面に複数の爪68、68が形成されており、またキャップ65はその外周側面に爪68に係合する凹部69、69と、底面に前述の筒状体80、81に係合する通孔84、85が形成され、これらが係合してキャップ65がホルダ60に保持されている。
【0044】
そしてワイピング用のブレード15に対向する側面には図17(イ)、(ロ)に示したように先端46aがキャップ65の封止面を形成する薄肉部102に接するようにインク吸収板46が配置されている。このインク吸収板46は、ホルダ60の底面に折り込まれてキャップ65とにより挟持されている。
【0045】
キャップホルダ70は、内周面に複数の爪78、78が形成されており、またキャップ75はその外周側面に爪78に係合する凹部79、79と、底面に前述の筒状体90、91、ダミーの筒状体90’、91’に係合する通孔94、95及び94’、95’とが形成され、これらが相互に係合してキャップ75がホルダ70に保持されている。
【0046】
キャップ65は、その開口面を封止部として機能できるように他の領域よりも剛性が小さくなるように薄肉部102が形成され、ここに撥インク処理が施されている。また薄肉部よりも底面側には上層のインク吸収シート63の表面を係止する複数の爪87、87が形成されている。また、底面には筒状体81に連通する凹部86形成されている。
【0047】
キャップ75は、その開口面を封止部として機能できるように他の領域よりも剛性が小さくなるように薄肉部112が形成され、ここに撥インク処理が施されている。また薄肉部112より底面側にはインク吸収シート73の表面を係止する爪98、98が形成されている。
また底面には筒状体90、91にそれぞれ連通する細長い凹部95、96が形成されている。
【0048】
また、キャップ65、75に収容される複数のインク吸収シートの内、最上層に配置されるインク吸収シート63、73は、舌片107、107、‥‥、及び117、117、117、117、‥‥が形成されている。
【0049】
この実施例において、図18に示したようにキャリッジ1が非印刷方向(図中矢印Dで示す方向)に移動してスライダ20のフラッグ片27に当接しても、スライダ20が移動しない状態では、第1キャップ65、第2キャップ75がそれぞれ封止すべき記録ヘッド7、8に対して一定の間隙ΔLをもって対向する。したがって、この状態で記録ヘッド7、8に駆動信号を供給してインク滴吐出能力を回復させるためのノズル開口列N1、N2から印刷データに関わりなくインク滴を吐出させると、これらインク滴は記録ヘッド7、8にインクの微小インク滴を付着させることなく、各キャップ65、75の上層のインク吸収シート63、73に吸収される。
【0050】
キャリッジ1がさらに後端側(図中、右側)に移動すると(図19(I))、スライダ20は、引っ張りバネ51の張力に抗してアーム50を回動させながら斜め方向に移動し、同時にホルダ受け部材40は、中央部をスライダ20に支持された軸41を中心に図中矢印Bの方向に回動してキャップ75が記録ヘッド8に当接する(図19(II))。
【0051】
さらにキャリッジ1が移動すると、先端側をホルダ受け部材40は、その当接片42を基台30の斜面部32cに案内されるため、図中矢印Cの方向に反転して略記録ヘッド7、8と平行に姿勢を修正して、スライダ20とともに記録ヘッド側に移動する。そして第1の案内面31と第2の案内面32との高所部31b、32bによりホルダ受け部材40が、記録ヘッド7、8の面に平行となるように位置決めされるため、キャリッジ1に設けられた2つの記録ヘッド7、8の面に若干の段差ΔHが存在してもキャップ65及び75がそれぞれ記録ヘッド7、8を確実に封止する(図19(III))。
【0052】
このようにホルダ受け部材40が記録ヘッド7、8の面に平行に位置決めされるため、図20(イ)に示したように記録用紙の厚みに応じてプラテンギャップに変化分ΔPが生じた場合、つまり記録ヘッド7、8がキャップ65、75に対して相対的に変移させられている場合にも記録ヘッド7、8を確実に封止する。
【0053】
また、2つの記録ヘッド7、8のキャリッジ1への取り付け精度のばらつきにより、両者間の封止面にギャップΔNが生じている場合には、図20(ロ)に示したように今度は軸41の両側で記録ヘッド7、8から受ける反力にバランスするようにホルダ受け部材40が角度η分回動する。これにより、キャップ65、75を押圧するバネ61、62、及び71、72のバネ力が平均化され、記録ヘッド7、8の取り付け誤差を吸収してキャップ65、75により確実に封止できる。
【0054】
なお、記録ヘッド7、8との当接直前においては、それぞれ前後に配置されたバネ61、62及びバネ71、72により上方に付勢されたキャップ65及びキャップ75は、図8に示したようにそれぞれ後端側を下方とし、また幅方向の一端側を下方とするように若干傾いた状態姿勢を取っているから、薄肉部102、112が先端側の一端から徐々に当接面積を拡大しながら記録ヘッド7及び記録ヘッド8に当接する。
【0055】
このようにしてキャップ65、75に封止が完了した段階では、図21に示したように弁座25が基台30に設けられている弁体33に弾接して、キャップ65、75は大気との連通が断たれて気密状態をとなり、ノズル開口列N1、N2からのインクの蒸発を抑制して長時間の間、目詰まりを防止する。
【0056】
この封止状態では、前述したように比較的剛性が高いチューブ54、56は、記録ヘッド7、8の移動方向を含む平面に平行に癖付けされているため、キャップ65、75を記録ヘッド7、8から引き剥がす力は作用せず、また弁座25に接続するチューブ55、57は、キャップホルダ60、70に垂直に接続されているから、やはりキャップ65、75を記録ヘッド7、8から引き剥がす力は作用しない。なお、チューブ54、56による水平方向の力はホルダ受け部材40により受け止められるから、封止力を阻害することにはならない。
【0057】
一方、記録ヘッド7、8のノズル開口列N1、N2に目詰まりが生じた場合や、またカートリッジの交換等により記録ヘッド7、8から強制的にインクを排出する場合には、上述したキャピング状態でポンプユニット14を作動させる。
【0058】
ポンプユニット14からの負圧は、キャップ65、75の開口84、94を介してキャップ65、75内に負圧が作用して、ノズル開口列N1、N2からインクが吸い出される。これによりノズル開口列N1、N2の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには記録ヘッド7、8内の気泡がインクとともにキャップ65、75に排出される。
【0059】
記録ヘッド7、8から排出されたインクは、上層のインク吸収シート63、73に吸収され、ついでこのシート63、73よりも細孔の径が小さな下層のインク吸収シート64、74に毛細管力により吸い取られる。これにより、上層のインク吸収シート63、73のインク含浸量を可及的に少ない状態にして吸収力を向上させ、もって記録ヘッド7、8へのインクの付着を防止するとともに、また強制吐出時のインクの跳ね返りを減少させることができる。
【0060】
このような強制的なインクの排出時には、インク吸収シート63、73からの跳ね返りや、またしぶきによりキャップ65、75の薄肉部102、112の近傍やまた爪87、98にインクが溜まりやすいが、ここには舌片107、117が接しているから、舌片107、117により吸収されて残留することはない。これにより、記録ヘッドのノズルプレートなどにインクが無用に付着するのが防止される。
【0061】
記録ヘッド7、8からのインクの強制排出が終了すると、図22に示したようにキャリッジ1を若干量ΔV先端方向(図中矢印E方向)に移動させて弁座25を弁体33から離間させてキャップ65、75の通孔85、95を大気に連通させる。
【0062】
次いでポンプユニット14を作動させると、キャップ65、75に作用した負圧は、通孔85、95から弁座25の通孔23、24から空気を取り込んで、記録ヘッド7、8のノズル開口列N1、N2に無用な負圧を作用させることなく、インク吸収シート63、64、及び73、74や、またキャップ65及びキャップ75に残留しているインクをポンプユニット14に連通する通孔84、94に吸い寄せて外部に排出する。
【0063】
キャップ65、75内の廃インクの排出が終了した段階で、ポンプユニット14を停止させ、記録ヘッド7、8を印刷領域に移動させると、この移動の過程でスライダ20は、後端側を当接片21により基台30の斜面31cを摺動し、また先端側をホルダ受け部材40の当接片42を基台30の斜面32cにガイドされて、中央部をレバー50の回動で支持されながら降下する。
【0064】
この降下の過程で、それぞれ前後に配置されたバネ61、62及びバネ71、72により上方に付勢されたキャップ65及びキャップ75は、それぞれ後端側を下方とし、また幅方向の一端側を下方とするように若干傾いた状態姿勢を採るように倣い性が与えられ、かつホルダ受け部材40の中央の軸41を中心とした回動により先端側、及び後端側の高さや圧接力のバランスを取られつつ、凸片66、67、及び76、77により3点で支持されたホルダ60、及びホルダ70の揺動により封止面である薄肉部102、112を記録ヘッド7、8に倣うように運動させる。これにより、キャップ65、75は、後端側の一端から徐々に開口面積を拡大しながら記録ヘッド7及び記録ヘッド8の表面から離間する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャピング装置を使用したインクジェット式記録装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のキャピング装置の一実施例を示す両側から見た斜視図である。
【図3】同上キャッピング装置の組立斜視図である。
【図4】同上キャッピング装置の第1、第2案内面による上昇量、第1案内面の角度、及びスライダの回動軸と第1案内面との角度との関係を説明する図である。
【図5】図(イ)、(ロ)は、それぞれ第1案内面の角度と、スライダの回動軸と第1案内面との角度とによるスライダの負荷抵抗の関係を示す説明図である。
【図6】第1キャップの一実施例を組立斜視図である。
【図7】第2キャップの一実施例を示す組立斜視図である。
【図8】図(イ)、(ロ)は、それぞれ非キャッピング時における第1キャップ及び第2キャップのキャリッジの姿勢を、移動方向に直角な方向、及び平行な方向における記録ヘッドに対する傾きを示す図である。
【図9】図(イ)(ロ)は、それぞれ第1、第2キャップホルダを弾圧支持するバネの当接位置を示す図であり、また図(ハ)はバネによりキャップホルダの支持状態を示す断面図である。
【図10】図(イ)(ロ)は、それぞれ第1、第2キャップホルダを弾圧支持するバネの当接位置の他の実施例を示す図である。
【図11】第1、第2キャップホルダを弾圧支持するバネによるモーメントを説明する図である。
【図12】図(イ)、(ロ)は、それぞれ第1キャップの上面構造、及びA−A線での断面構造を示す図である。
【図13】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ第2キャップの上面構造、B−B線、C−C線における断面構造を示す図である。
【図14】図(イ)、(ロ)は、それぞれポンプとキャップホルダとを接続するチューブの形態を示す上面図である。
【図15】ポンプからのチューブの引出形態、及びこのチューブがキャップホルダに及ぼす力を説明する側面図である。
【図16】ポンプとキャップホルダとを接続するチューブの形態を示す側面図である。
【図17】図(イ)、(ロ)は、それぞれワイパブレード側に配置されるキャップ及びキャップホルダの一実施例を示す斜視部、及び拡大断面図である。
【図18】記録ヘッドがフラッシング位置に移動した状態を示す図である。
【図19】図(I)乃至(III)は、それぞれキャップホルダの運動を示す図である。
【図20】図(イ)、(ロ)は、ぞれぞれプラテンギャップの変更に伴うキャピング動作、及び記録ヘッドの取り付け公差に対応したキャッピング動作を示す説明図である。
【図21】記録ヘッドがキャッピング位置に移動した状態を示す図である。
【図22】記録ヘッドがキャッピング装置からインクを排出する位置に移動した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
7、8 記録ヘッド
11 キャピング装置
12、13 キャップ
14 ポンプユニット
15 ワイピング用のブレード
20 スライダ
21 当接片
25 弁座
30 基台
31、32 案内面
33 弁体
40 ホルダ受け部材
42 当接片
45 インク飛沫遮蔽板
51、53 引っ張りバネ
54、56 ポンプユニットに接続するチューブ
55、57 大気開放弁に接続するチューブ
60、70 キャップホルダ
63、64、73、74 インク吸収シート
65、75 キャップ

Claims (8)

  1. 記録ヘッドもしくはこれを担持するキャリッジに押圧されて移動するスライダと、前記スライダに前記キャリッジの移動方向と直交する軸により中央部を回動可能に支持されたホルダ受け部材と、
    前記キャリッジの移動方向の2箇所で前記ホルダ受け部材に当接するバネにより前記記録ヘッド側に付勢され、かつ前記ホルダ受け部材の移動方向の一端側が中心線上の1点を、また他端側が中心線を挟む2点を当接点とし、かつ前記他端側の2点の当接点の高さを違えて前記ホルダ受け部材に支持されて前記ホルダ受け部材に収容された第1ホルダ、及び第2ホルダと、前記第1ホルダ、及び第2ホルダにそれぞれ保持された第1キャップ、及び第2キャップと、
    からなるキャッピング装置。
  2. 前記軸が第1ホルダ、及び第2ホルダを付勢する前記バネのモーメントが釣り合う位置に設けられている請求項1に記載のキャッピング装置。
  3. 前記バネが、前記ホルダの中心線上に位置し、かつ前記ホルダの両端近傍に当接するように配置されている請求項1に記載のキャッピング装置。
  4. 前記バネの直径が、前記ホルダの短辺の1/3以上である請求項1に記載のキャッピング装置。
  5. 記録ヘッドもしくはこれを担持するキャリッジに押圧されて移動するスライダと、前記スライダに前記キャリッジの移動方向と直交する軸により中央部を回動可能に支持されたホルダ受け部材と、前記キャリッジの移動方向の2箇所で前記ホルダ受け部材に当接するバネにより前記記録ヘッド側に付勢され、かつ前記ホルダ受け部材の移動方向の一端側が中心線上の1点を、また他端側が中心線を挟む2点を当接点とし、かつ前記他端側の2点の当接点の高さを違えて前記ホルダ受け部材に支持されて前記ホルダ受け部材に収容された第1ホルダ、及び第2ホルダと、前記第1ホルダ、及び第2ホルダにそれぞれ保持された第1キャップ、及び第2キャップと、からなるキャッピング装置を非印字領域に備えたインクジェット式記録装置。
  6. 前記軸が第1ホルダ、及び第2ホルダを付勢する前記バネのモーメントが釣り合う位置に設けられている請求項6に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 前記バネが、前記ホルダの中心線上に位置し、かつ前記ホルダの両端近傍に当接するように配置されている請求項6に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 前記バネの直径が、前記ホルダの短辺の1/3以上である請求項6に記載のインクジェット式記録装置。
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