JP2003231266A - インクジェット印刷ヘッド用のスナウト封入キャッピング装置 - Google Patents

インクジェット印刷ヘッド用のスナウト封入キャッピング装置

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JP2003231266A JP2003018278A JP2003018278A JP2003231266A JP 2003231266 A JP2003231266 A JP 2003231266A JP 2003018278 A JP2003018278 A JP 2003018278A JP 2003018278 A JP2003018278 A JP 2003018278A JP 2003231266 A JP2003231266 A JP 2003231266A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スナウト機構を有する流体吐出装置用のキャ
ッピング装置を提供する。 【解決手段】 スナウト機構(118)を有する流体吐
出装置(110)用のキャッピング装置(116)にお
いて、剛体(410)を有するキャップ(128)と、
前記剛体(410)によって画成されたキャビティの内
周(412)を取り囲むように配置され、前記流体吐出
装置(110)の前記スナウト機構(118)の側部
(420)を弾性的に受け取ることによって前記流体吐
出装置の密封を行うグランドシール(414)と、を備
えたことを特徴とする第キャッピング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の1つの実施形態は、
包括的にはインクジェット印刷機構に、特にインクジェ
ットキャッピング作業部(capping stations)で使用でき
るキャッピング装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷ヘッドアセンブリの
クリーニングおよび保護は、プリンタまたはプロッタな
どのインクジェット印刷機構の適当なメンテナンスにか
かわる重要な側面である。一般的に、インクジェット印
刷機構は、インクジェット印刷ヘッドアセンブリのクリ
ーニングおよび保護用にプリンタシャシ内に取り付けら
れた整備作業部機構(service station mechanism)を備
えている。作動の際に、印刷ヘッドアセンブリを作業部
全体にわたって移動させることによって、一定の予め定
められたメンテナンス作業を実施することができる。
【0003】一般的に、キャッピング作業部が整備作業
部に設けられており、保管または印刷非実行期間(non-p
rinting periods)中に使用される。すなわち、キャッピ
ング装置は、実質的に印刷ヘッドアセンブリのノズルを
封止して汚染物が入らないようにすると共に、印刷ヘッ
ドアセンブリ内でのインクの乾燥を防止するように構成
されている。多くのキャッピング作業部は、気密封止を
行うために、印刷ヘッドアセンブリに押しつけられる弾
性キャップを使用している。
【0004】しかし、現在のキャップ構造は、印刷ヘッ
ドアセンブリのオリフィス板の平面に過大な面積を必要
とする。したがって、印刷ヘッドアセンブリの、インク
吐出素子を備えた基板などの一定の構成部材を、キャッ
ピングシール用の面積が小さいか、必要なかった場合よ
り大きくする必要がある。したがって、シリコンなどの
基板材料のコストは大きさに伴って増加するので、現在
のキャッピング作業部で使用されている不必要なシール
面積が、印刷ヘッドアセンブリの製造コストを増加させ
る可能性がある。
【0005】また、現在のキャッピング作業部は一般的
に、印刷ヘッドアセンブリのノズルの周囲が密封される
まで、キャップを印刷ヘッドアセンブリのオリフィス板
に密着状に押しつける。インクの蒸発を抑えるために、
この密着封止が使用される。しかし、密着封止には一般
的に比較的大きい力が必要であり、そのために印刷ヘッ
ドアセンブリがそれぞれの基準面から離脱し、それによ
って印刷ヘッドアセンブリのアラインメントが変化する
可能性がある。したがって、現在のキャッピング作業部
に関する上記問題に加えて、それらはキャップ力の変動
に敏感ではない(they are also not sensitive to vari
ations in cap force)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スナウト機
構を有する流体吐出装置用のキャッピング装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つの実施形
態として、スナウト機構を有する流体吐出装置用であっ
て、剛体を有するキャップと、剛体によって画定された
キャビティの内周を取り囲むように配置されて、流体吐
出装置のスナウト機構の側部を弾性的に受け取ることに
よって流体吐出装置の密封を行うグランドシールとを備
えたキャッピング装置を提供している。
【0008】本発明は、好適な実施形態を示す以下の説
明および図面を参照すれば、さらに十分に理解されるで
あろう。他の特徴および利点は、例示として本発明の原
理を説明する添付図面と組み合わせた好適な実施形態の
以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の以下の説明で、その一部
を形成する添付図面を参照し、図面には、説明のため
に、本発明を実施する特定例が示されている。他の実施
形態を使用することができ、また、添付の請求項によっ
て定義される本発明の範囲から逸脱することなく、構造
変化を加えることができることを理解されたい。
【0010】全体的概要図1は、1つの実施形態の印刷
システム全体のブロック図を示している。印刷システム
は、入力データ108と、印刷ヘッド本体111を有す
る印刷ヘッドアセンブリ110と、インク供給源112
(印刷ヘッドアセンブリ110から遠隔位置に設けて
も、それと一体化することもできるので、点線で示
す)、印刷媒体114と、キャッピング装置116とを
備えている。印刷ヘッド本体は、離脱可能にキャッピン
グ装置116に連結されるスナウト機構118も備えて
いる。
【0011】印刷作業中、インクがインク供給源112
から印刷ヘッド本体111の内部(インクタンクなど)
へ送られる。印刷ヘッド本体111の内部は、インクを
インクチャネルおよび室120を通してノズル部材12
2に供給する。すなわち、インクヘッドアセンブリ11
0は、プロセッサ(図示せず)からコマンドおよび入力
データ108を受け取って、インクを印刷して印刷媒体
(114)上にテキストおよび像を生じる所望パターン
を形成する。
【0012】印刷ヘッドアセンブリが印刷中でない時、
スナウト機構118はキャッピング装置116に固定的
に連結される。キャッピング装置は、剛体を有するキャ
ップ128と、剛体のキャビティの内周を取り囲むよう
に配置されて、印刷ヘッドアセンブリのスナウト機構の
側部を弾性的に受け取ることによって印刷ヘッドアセン
ブリを面外密封する被せ成形(overmolded)グランドシー
ル130(図4を参照しながら詳細に後述する)とを備
えている。グランドシールの断面は、好ましくは円形で
あって、スナウト機構118とはめ合わされる。このは
め合わせによって、スナウト機構118の各側に直交す
るシール力が生じる。この構造では、シール力が互いに
対向し、したがって、スナウト機構118をキャッピン
グ装置116とはめ合わせるために使用されるキャッピ
ング力を減少させるため、印刷ヘッドアセンブリ110
をそれぞれの基準面から離脱させようとしないであろ
う。また、このキャッピング装置116によって、小型
で、したがってコスト効率のよいシリコン印刷ヘッドが
可能になる。さらに、このキャッピング装置116は、
ノズルオリフィス板と接触して密封する補助的な、すな
わち「面内」キャッピング面を必要としない。
【0013】キャッピング装置はまた、変更例として、
幾つかの他の機械的機構132を備えることができる。
すなわち、それは、シール力の調節を高めるために、水
平面にノッチを設けた傾斜シール(図5および図6を参
照しながら詳細に後述する)を備えることができる。こ
れはまた、インク路からの垂れ落ちによる汚染の可能性
も低減させる。キャッピング処理中または環境条件の変
化時の空気圧増加に対処するために、傾斜シールは垂直
面にノッチを付けることもできる。これらの機械的機構
は、キャップ付け時のシールを維持しながら、キャッピ
ング力を制御する。均一なシールがインクの蒸発を防止
し、半径方向に作用する力が、より均一なシールを容易
にする。
【0014】印刷システムの例 図2は、本発明の実施形態を組み込んだインクジェット
印刷機構、ここでは高速プリンタの1つの実施形態であ
って、説明のためだけに示されている。一般的に、プリ
ンタ200は、図1の印刷ヘッドアセンブリ110を組
み込むことができ、さらに、印刷媒体を保持するための
トレイ222を含む。印刷作業を開始すると、紙などの
印刷媒体が、好ましくは用紙フィーダ226を使用して
トレイ222からプリンタ200に送り込まれる。用紙
はU字形に旋回した後、逆方向に出口トレイ228に向
かって移動する。直線的紙経路などの他の紙経路も使用
することができる。
【0015】用紙は、印刷ゾーン230内で停止し、1
つまたは複数の印刷ヘッドアセンブリ236を支持して
いるスキャニングキャリッジ234が、用紙を横方向に
走査して、それにインクスウォースを印刷する。1回ま
たは複数回の走査の後、たとえば、ステップモータまた
は送りローラを使用して、用紙を段階的に印刷ゾーン2
30内の次の位置へ移動させる。キャリッジ234が再
び用紙を走査して、次のインクを印刷する。像全体が用
紙に印刷されるまで、処理を繰り返して、それが印刷さ
れた時点で、用紙が出口トレイ228へ排出される。
【0016】印刷ヘッドアセンブリ(print assemblies)
236は、スキャニングキャリッジ234に着脱式に取
り付けることも、永久的に取り付けることもできる。ま
た、印刷ヘッドアセンブリ236は、図1のインク供給
源112のような自蔵インクタンクを有することができ
る。あるいは、各印刷カートリッジ236をたわみ管路
240で、図1のインク供給源112として機能する複
数の固定式または着脱式インク容器242の1つに流体
接続することができる。
【0017】図3は、説明のためだけに、インクジェッ
ト印刷カートリッジ(図1の印刷ヘッドアセンブリ11
0の一例)の斜視図を示す1つの実施形態であるが、当
面の個々の実施に応じて、他の印刷ヘッドおよびプリン
タ構造を使用してもよい。
【0018】図1および図2を図3と共に参照すると、
印刷ヘッドアセンブリ110は、スナウト機構118に
ノズル部材122を配置した印刷ヘッド本体111から
なる。印刷ヘッドアセンブリ110はフレキシブル回路
320を有し、これは、カバー層322によって印刷ヘ
ッドアセンブリ110に接合させた、一般的にテープオ
ートメーテッドボンディング(TAB)回路と呼ばれる
可撓性材料にすることができる。フレキシブル回路32
0は、図2のキャリッジ234上の電極(図示せず)と
整合して電気接続する相互接続接点パッドを備えた相互
接続領域324も備えている。図示の印刷ヘッドアセン
ブリ110は、印刷ヘッド面を形成するオリフィス板3
25を末端に有するスナウト機構118を有する。
【0019】フレキシブル回路320内の回路は好まし
くは、複数のオリフィスまたはノズル326に対応した
インク吐出素子(図示せず)の発射を制御する電気信号
を介して通信するデジタル回路を備えている。ノズル3
26は、インク滴の生成を行うために、レーザーアブレ
ーションなどによってオリフィス板325に貫設されて
いる。サーマルインクジェット印刷ヘッドの図示の実施
形態では、1つまたは複数の抵抗器が電圧印加されるこ
とによって、印刷ヘッド内のインクが泡を生成し、それ
が対応のノズルを通ってはじける。圧電印刷ヘッドなど
の他のインクジェット印刷ヘッド技法を用いてもよい。
【0020】構成部材の詳細 図4は、説明のためだけでに、グランドシールおよびス
ナウト機構118がキャッピング装置116に係合した
状態にあるキャッピング機構の側部断面図を示す1つの
実施形態である。キャッピング装置116は、好ましく
は従来型射出成形技法で製造されて内部機構412に連
結された剛体410を有する。内部機構412は、(シ
ール130と同様の)グランドシール414を有する。
好ましくは、内部機構412およびグランドシール41
4を被せ成形して、剛体の内壁上およびその内部に軟質
弾性機構を形成する。被せ成形機構の軟度の好適な範囲
は、ショアA硬度計尺度で30〜80、さらに好適な範
囲はショアA尺度で50〜70(50-7-)である。
【0021】あるいは、グランドシール414は、内壁
410に接着された別体の軟質弾性機構にすることもで
きる。グランドシール414は、剛体410の内周を取
り囲むように延在する円形断面を有する。グランドシー
ル414の全体形状は好ましくは、スナウト機構118
の形状に一致している。グランドシール414は、楕円
形、卵形、角に丸みを付けた矩形、角に丸みを付けた正
方形などの全体形状を有することができる。
【0022】グランドシール414は好ましくは、軟質
エラストマーで形成され、軟質エラストマー部材片をス
ナウト機構118の側部420とシール414との間に
捕らえることによって密封が行われ、したがって半径方
向寸法の差が、シールの断面より小さい。たとえば、該
シール414の断面は、(一定縮尺ではないが点線で示
された)未圧縮状態421で約1mmであり、直径方向
の圧縮率が約29%である。スナウト機構118の側部
420とグランドシール414とをはめ合わせることに
よって、シールは、図4に点線で示されている未圧縮状
態でのシールの断面直径より小さい寸法の容積内に捕ら
えられる。
【0023】特に、部材のはめ合いによってシールが部
材間で押し潰されて、シール力を生じる。したがって、
部材を合体保持するためにシール面に直交する方向の力
を必要としないで、密封が行われる。このことは、スナ
ウト機構のオリフィス板325をキャップと接触させて
密封する現在のキャッピング装置と異なっている。これ
によって、小型化した印刷ヘッドアセンブリ110とは
め合わせることができるため、システムのコスト効率が
高くなると共に、さまざまな形状の印刷ヘッドアセンブ
リに対応することができる。
【0024】図5は、説明のために、ノッチ付きの傾斜
シールリップ508を離脱位置に示す変更実施形態であ
る。傾斜シール508は、図1の機械的機構132の1
つである。シール508は、複数のノッチ520を有
し、好ましくは、キャッピング中にノッチ520が押し
潰される時にシール508を屈曲および圧縮することが
できるように、角度530を付けて成形されている。そ
の結果、シール508は、キャッピング処理における印
刷ヘッドアセンブリ110の密封を容易にする。
【0025】図6は、説明のために、ノッチ付きの傾斜
シールを、キャッピング処理を行った後のキャップ付き
位置に示す変更実施形態である。ノッチ520は、係合
中に圧縮されて、シール508がスナウト機構118の
側部420と弾性的に接触できるようにする。これによ
って、(オリフィス板325の水平向きに対して)垂直
方向に印刷ヘッドアセンブリ110を押しつける圧力
が、したがって、図2のプリンタ200のキャリッジ2
34に加わる垂直圧力が最小限に抑えられる。キャップ
128からスナウト機構118に作用する力610は、
キャッピング処理が完了するまで、垂直方向から水平方
向に変換される。さらに、スナウトの各側に加えられた
対向力は、矢印610で示されているように、互いに打
ち消し合うので、キャッピング中に印刷ヘッドアセンブ
リ110が離脱する危険を最小限に抑えることができ
る。
【0026】両実施形態は、印刷ヘッドアセンブリ11
0のノズル122に加えられる力をなくすだけでなく、
力を面325ではなく、むしろスナウト機構118の側
部420に向かわせる。力が半径方向に加えられるの
で、十分な密封を確保できるように、力を強めることが
できる。また、シール414および508の形状から、
印刷ヘッドアセンブリ110から漏れたインクの経路に
入る確度が低減する。
【0027】図7Aは、説明のために、ノッチ状通気チ
ャネルを有する通気路を備えたシールを示す変更実施形
態である。図7Bは、図7AのAAから見たシールの部
分図である。図5および図6を図7Aおよび図7Bと共
に参照すると、ノッチ状チャネル550として構成され
た通気路は、スナウト機構118と接触するシール縁部
552に組み込むことができる。ノッチ状通気チャネル
550は、スナウト機構118がシール508に係合す
る時に圧縮された空気圧510を、シール552の縁部
がスナウト機構118と接触する前に、(矢印708で
示されたように)逃がすことができる。
【0028】言い換えると、この構造により、初期圧縮
およびキャッピング中にスナウト機構118の下方に閉
じ込められた容積から空気圧510を放出することがで
きる。好ましくは、チャネル550の深さは、完全にキ
ャップを付けた時に気密封止が得られるように、構成さ
れる。そのため、チャネル550の深さは、好ましくは
スナウト機構118をシール508とはめ合わせた時の
シール508の寸法に対応させて決められる。これによ
って、初期キャッピング処理中にキャップ128内の空
気圧510を減じることができ、印刷ヘッドアセンブリ
100の不必要な排気(depriming)が避けられる。図
5、図6、図7Aおよび図7Bの変更実施形態では、通
気路はわずかに開いたままであって、たとえば、異なっ
た高度へ移動する時など、環境の変化に対応するために
周囲雰囲気に通じた通気チャネルを設けるようにしてい
る。
【0029】図4、図5、図6、図7Aおよび図7Bの
実施形態の各キャップ128は、好ましくはそれぞれの
キャッピング装置が、蒸発によってインクからの過剰な
水分損失を防止しながら、必要に応じて空気の取り込み
および追い出しを行うことができるようにする通気シス
テムを有する。通気システムは、たとえば、本出願の譲
受人であるヒューレットパッカード社(Hewlett-Packard
Company)にすべて譲渡されている米国特許第5,86
7,184号、第5,712,668号、第5,21
6,449号、第5,146,243号および第5,4
48,270号に見られるものなどの、いずれの適当な
ものでもよい。
【0030】本発明を、構造的と方法的特徴に関してあ
る程度特定的な言葉で説明したが、本明細書に開示した
手段は本発明を実施する好ましい形態を含むものであ
り、本発明はこれら図示し記載された特定の特徴に制限
されないことを理解されたい。したがって、本発明は、
均等の原則に従って適切に解釈される特許請求の範囲に
記載された範囲内におけるいかなる形態または変更につ
いても含むものである。
【0031】本発明は、以下に要約される。
【0032】1. スナウト機構(118)を有する流
体吐出装置(110)用のキャッピング装置(116)
において、剛体(410)を有するキャップ(128)
と、前記剛体(410)によって画成されたキャビティ
の内周(412)を取り囲むように配置され、前記流体
吐出装置(110)の前記スナウト機構(118)の側
部(420)を弾性的に受け取ることによって前記流体
吐出装置の密封を行うグランドシール(414)と、を
備えたことを特徴とする第キャッピング装置。
【0033】2. 前記グランドシール(414)と前
記キャビティの前記内周(412)との間に位置する成
形部分を備えたことを特徴とする第1項に記載のキャッ
ピング装置。
【0034】3. 前記グランドシール(414)は、
前記シール(414)の前記側部(420)と接触する
縁部に組み込まれたノッチ状チャネル(550)を有
し、キャッピング中に前記スナウト機構(118)の下
方に閉じ込められた容積から空気圧を放出できるように
したことを特徴とする第1項に記載のキャッピング装
置。
【0035】4. 前記グランドシール(414)は、
前記流体吐出装置(110)の前記スナウト機構(11
8)の側部(420)を弾性的に受け取るためのノッチ
(550)付き弾性傾斜シールであることを特徴とする
第1項に記載のキャッピング装置。
【0036】5. 前記ノッチ(550)は、キャッピ
ング中の空気圧増加に対処するために、垂直面に配置さ
れていることを特徴とする第4項に記載のキャッピング
装置。
【0037】6. スナウト機構(118)を有する流
体吐出装置(110)のキャッピング方法において、前
記スナウト機構(118)の側部(420)をキャップ
機構(128)の剛体(410)のキャビティの内周
(412)を取り囲むように配置されたグランドシール
(414)で弾性的に受け取ることステップと、前記グ
ランドシール(414)で面外密封を行うステップと、
備えることを特徴とする第方法。
【0038】7. キャビティの前記内周(412)上
に前記グランドシール(414)としてエラストマーを
形成するステップを備えることを特徴とする第6項に記
載の方法。
【0039】8. 軟質エラストマー部材片を前記スナ
ウト機構(118)の側部と前記グランドシール(41
4)との間に捕らえることによって密封を行うステップ
を備えることを特徴とする第6項に記載の方法。
【0040】9. 前記スナウト機構(118)の前記
側部(420)を前記グランドシール(414)とはめ
合わせることにより、前記シール(414)の断面直径
より小さい寸法の容積内に前記シールを捕らえるステッ
プを備えることを特徴とする第8項に記載の方法。
【0041】10. 前記グランドシール(414)
の、前記側部(420)と接触する縁部に組み込んで前
記グランドシール(414)に設けられたノッチ状チャ
ネル(550)を通して、キャッピング中に前記スナウ
ト機構(118)の下方に閉じ込められた容積から空気
圧を放出するステップを備えることを特徴とする第7項
に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システム全体の一実施形態を示すブロック
図である。
【図2】典型的なインクジェット印刷機構の一実施形態
を示す図である。本明細書において、本発明の一実施形
態を組み込んだプリンタは、例を示す目的のためだけに
示される。
【図3】スナウト機構によって支持された印刷ヘッドア
センブリを備えた典型的なインクジェット印刷カートリ
ッジの例示目的のためだけの一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図4】被せ成形されたグランドシールを備えたキャッ
ピング機構の例示目的のためだけの一実施形態を示す側
部断面図である。
【図5】離脱位置にノッチを有する傾斜シールの、例示
目的のための別の実施形態を示す図である。
【図6】キャップ付き位置にノッチを有する傾斜シール
の、例示目的のための別の実施形態を示す図である。
【図7】Aはノッチ状通気チャネルを有する通気路を備
えたシールの、例示目的のための別の実施形態を示す図
である。BはAのAAから見たシールの部分図である。
【符号の説明】
110 流体吐出装置 116 キャッピング装置 118 スナウト機構 128 キャップ 410 剛体 412 キャビティの内周 414 グランドシール 550 ノッチ状チャネル、ノッチ
フロントページの続き (72)発明者 ルイス シー バリネガ アメリカ合衆国 オレゴン97306 サレム ビンテージアベニュー エスイー 2763 (72)発明者 キッツ エル ハーパー アメリカ合衆国 ワシントン98664 バン クーバー エスイー97番アベニュー 1916 (72)発明者 ジェリミー エー デイビス アメリカ合衆国 ワシントン98604 エス イー6番サークルバトルグランド 204 (72)発明者 デイビット ジェイ ウォラー アメリカ合衆国 ワシントン98664 バン クーバ エヌイー13番ストリート 8909 Fターム(参考) 2C056 EA17 JA03 JA06 JA09 JA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スナウト機構を有する流体吐出装置用の
    キャッピング装置において、 剛体を有するキャップと、 前記剛体によって画成されたキャビティの内周を取り囲
    むように配置され、前記流体吐出装置の前記スナウト機
    構の側部を弾性的に受け取ることによって前記流体吐出
    装置の密封を行うグランドシールと、を備えたことを特
    徴とするキャッピング装置。
  2. 【請求項2】 前記グランドシールと前記キャビティの
    前記内周との間に位置する成形部分を備えたことを特徴
    とする請求項1記載のキャッピング装置。
  3. 【請求項3】 前記グランドシールは、前記シールの前
    記側部と接触する縁部に組み込まれたノッチ状チャネル
    を有し、キャッピング中に前記スナウト機構の下方に閉
    じ込められた容積から空気圧を放出できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャッピング装置。
  4. 【請求項4】 前記グランドシールは、前記流体吐出装
    置の前記スナウト機構の側部を弾性的に受け取るための
    ノッチ付き弾性傾斜シールであることを特徴とする請求
    項1記載のキャッピング装置。
  5. 【請求項5】 前記ノッチは、キャッピング中の空気圧
    増加に対処するために、垂直面に配置されていることを
    特徴とする請求項4記載のキャッピング装置。
  6. 【請求項6】 スナウト機構を有する流体吐出装置のキ
    ャッピング方法において、 前記スナウト機構の側部をキャップ機構の剛体のキャビ
    ティの内周を取り囲むように配置されたグランドシール
    で弾性的に受け取ることステップと、 前記グランドシールで面外密封を行うステップと、備え
    ることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 キャビティの前記内周上に前記グランド
    シールとしてエラストマーを形成するステップを備える
    ことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 軟質エラストマー部材片を前記スナウト
    機構の側部と前記グランドシールとの間に捕らえること
    によって密封を行うステップを備えることを特徴とする
    請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記スナウト機構の前記側部を前記グラ
    ンドシールとはめ合わせることにより、前記シールの断
    面直径より小さい寸法の容積内に前記シールを捕らえる
    ステップを備えることを特徴とする請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記グランドシールの、前記側部と接
    触する縁部に組み込んで前記グランドシールに設けられ
    たノッチ状チャネルを通して、キャッピング中に前記ス
    ナウト機構の下方に閉じ込められた容積から空気圧を放
    出するステップを備えることを特徴とする請求項7記載
    の方法。
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