JP6172440B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体噴射ヘッドの液体噴射面を封止するキャップ部材を備えた液体噴射装置に関する。
液体噴出装置の一例としては、インク滴を噴射するインクジェット式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録装置がある。インクジェット式記録ヘッドとしては、インクが供給される圧力発生室等のインク流路を備える流路部材と、流路部材に接合されて圧力発生室に連通するノズルが設けられたノズルプレートと、を備え、例えば、圧電素子等を駆動させて圧力発生室内のインクに圧力を付与することで、ノズルからインク滴を噴射させるものがある。
またインクジェット式記録装置には、一般的に、インクジェット式記録ヘッドのノズルが開口する面であるインク噴射面(液体噴射面)を封止するためのキャップ部材を備えている。キャップ部材は、インクジェット式記録ヘッドの一部に当接してインク噴射面(インク噴射面に開口するノズル)を封止(キャッピング)するものであり、例えば、インク噴射面の外周部に当接するように設けられる。またキャップ部材としては、例えば、階段状に形成された流路部材(流路ユニット)の外周側壁に当接させるようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。
このようにキャップ部材をインクジェット式記録ヘッドに当接させてインク噴射面をキャッピングすることで、例えば、待機時間が所定時間以上を超えた場合であっても、ノズル近傍のインクの乾燥や増粘を抑制することができる。
特開2008−200849号公報
ところで、上述のようなキャップ部材をインク噴射面等に当接させてキャッピングを行う場合、その間、ノズルプレートには、流路部材側に変形させる方向の応力が生じることになる。例えば、特許文献1のように流路部材の外周側壁にキャップ部材を当接させた場合でも、流路部材と共にノズルプレートには、流路部材側に変形させる方向の応力が生じてしまう。そして、このキャッピング中の応力に起因して、ノズルプレートが流路部材から剥離してしまうといった問題が生じる虞がある。
なお、このような問題は、インクジェット式記録ヘッドだけでなく、インク滴以外の液滴を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、液体噴射ヘッドを構成するノズルプレートの流路部材からの剥離を抑制することができる液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、前記移動手段は、前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成されていると共に、前記液体噴射面に対して前記キャップ部材を所定角度で傾斜させた状態で当該キャップ部材の凹部に前記液体噴射ヘッドを係合させ、この状態で前記液体噴射面と平行となるように前記キャップ部材を回転させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置にある。
ここで、前記移動手段は、前記キャップ部材の凹部に前記液体噴射ヘッドを係合させた状態で、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることが好ましい。
また前記移動手段は、前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドの一方の側面に当接して当該キャップ部材が押し広げられるように、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることが好ましい。
また本願発明は、液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、前記移動手段は、前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成されていると共に、前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドの一方の側面に当接して当該キャップ部材が押し広げられるように、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置にある。
ここで、前記当接部は、前記キャップ部材の底面に対して傾斜する傾斜部を含むことが好ましい。
また前記当接部は、前記キャップ部材の凹部を構成する内側面のそれぞれに傾斜部を含み、前記凹部の開口側を凸とする山型に形成されていることが好ましい。
さらに本願発明は、液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、前記移動手段は、前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成され、前記当接部は、前記キャップ部材の底面に対して傾斜する傾斜部を含むことを特徴とする液体噴射装置にある。
また他の態様は、液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、前記移動手段は、前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる本発明では、キャップ部材を液体噴射ヘッドに装着すると、液体噴射ヘッドの側面に当接部が当接するようにしているため、液体噴射ヘッドに生じるノズルプレートを剥離する方向の応力が抑制される。したがって、この応力に起因するノズルプレートの剥離を抑制することができる。
ここで、液体噴射ヘッドの側面にキャップ部材の当接部を当接させて液体噴射面を封止しようとすると、当接部を液体噴射ヘッドに十分に密着させるために、キャップ部材の凹部の開口(当接部で形成される開口)は比較的小さく形成する必要がある。このため、液体噴射ヘッドにキャップ部材を装着する際、当接部が液体噴射ヘッドに当接することによる摩擦抵抗が大きくなってしまう虞がある。すなわち、液体噴射ヘッドにキャップ部材を装着する際、ノズルプレートを流路部材側に変形させる方向の比較的大きな応力が生じてしまう虞がある。
しかしながら、本発明の液体噴射装置では、液体噴射ヘッドにキャップ部材を装着させる際、当接部が液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、キャップ部材を液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させている。これにより、キャップ部材を液体噴射ヘッドにスムーズに装着することができる。また液体噴射ヘッドにキャップ部材を装着する際にノズルプレートに生じる応力を小さく抑えることができる。したがって、この応力に起因するノズルプレートの剥離を抑制することができる。
また前記移動手段は、例えば、前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記液体噴射面に対して前記キャップ部材を所定角度で傾斜させた状態で当該キャップ部材の凹部に前記液体噴射ヘッドを係合させ、この状態で前記液体噴射面と平行となるように前記キャップ部材を回転させるように構成される。このような構成とすることで、液体噴射ヘッドにキャップ部材を装着する際、当接部が液体噴射ヘッドの側面に当接する面積を、比較的容易に徐々に増加させることができる。
またこのような構成の前記移動手段は、前記キャップ部材の凹部に前記液体噴射ヘッドを係合させた状態で、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることが好ましい。特に、前記移動手段は、前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドの一方の側面に当接して当該キャップ部材が押し広げられるように、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることが好ましい。これにより、キャップ部材を液体噴射ヘッドによりスムーズに装着することができ、ノズルプレートに生じる応力もより小さく抑えることができる。
また前記当接部は、前記キャップ部材の底面に対して傾斜する傾斜部を含むようにしてもよい。さらに前記当接部は、前記キャップ部材の凹部を構成する内側面のそれぞれに傾斜部を含み、前記凹部の開口側を凸とする山型に形成されていることが好ましい。このような構成とすることで、液体噴射ヘッドにキャップ部材を装着させる際、当接部が液体噴射ヘッドの側面に当接する面積を、より容易に、徐々に増加させることができる。
本発明の実施形態1に係る記録装置の概略斜視図。 記録ヘッドの一例を示す概略図。 記録ヘッド本体の一例を示す断面図。 本発明の実施形態1に係る記録装置が備えるキャッピング装置の概略図。 本発明の実施形態1に係る密着キャップの概略斜視図。 本発明の実施形態1に係るキャッピング装置の動作を説明する概略図。 本発明の実施形態2に係る密着キャップの概略斜視図。 本発明の実施形態2に係るキャッピング装置の動作を説明する概略図。 本発明の実施形態2に係る密着キャップの変形例を示す概略斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、インクジェット式記録装置(以下、「記録装置」という)1は、キャリッジ2を備え、キャリッジ2には、異なる色のインクが貯留された複数のインクカートリッジ(液体貯留手段)3と、インクジェット式記録ヘッド(以下、「記録ヘッド」という)10と、が搭載されている。各インクカートリッジ3は、記録ヘッド10に接続され、各色のインクが記録ヘッド10にそれぞれ供給されるように構成されている。
またキャリッジ2は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向(主走査方向)に移動可能に設けられている。そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ2に伝達されることで、キャリッジ2はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙装置等により給紙された紙等の被記録媒体S(被噴射媒体)がプラテン8上を搬送されるようになっている。
ここで、記録ヘッド10の構成について説明する。図2に示すように、記録ヘッド10は、本実施形態では、複数(例えば、5つ)の記録ヘッド本体20と、これら複数の記録ヘッド本体20が固定される固定部材40とで構成されている。
各記録ヘッド本体20は、図3に示すように、インク滴を噴射する複数のノズル21が穿設されたノズルプレート22と、このノズルプレート22が一方面側に接合され各ノズル21に連通する複数の圧力発生室23が形成された流路形成基板24と、流路形成基板24のノズルプレート22とは反対側の面に設けられる圧力発生手段としての圧電素子25とを有する。流路形成基板24には、本実施形態では、圧力発生室23と共に、ノズル連通孔26、マニホールド27及びインク供給孔28が形成されている。圧力発生室23は、流路形成基板24の一方面側の表層部分に設けられており、隔壁29によって区画されてその幅方向で複数並設されている。
流路形成基板24のノズルプレート22とは反対側の面、すなわち、圧力発生室23の開口面側には、振動板30が接合されており、各圧力発生室23の一方面はこの振動板30によって構成されている。この振動板30上には、圧電素子25が設けられていると共に、この圧電素子25が収容されるヘッドケース31が固定されている。なお圧電素子25の構成は、特に限定されないが、本実施形態では、圧電材料32と電極形成材料33,34とを縦に交互にサンドイッチ状に挟んで積層することによって構成されている。
そして、このような構成の各記録ヘッド本体20は所定位置に位置決めされ、その状態でノズルプレート22が固定部材40に接着剤等によって固定されている。
固定部材40は、図2に示すように、底面部41と、底面部41の周囲に亘って連続して設けられる側壁部42と、で構成され、記録ヘッド本体20のノズルプレート22側の一部が収容される凹部を形成している。底面部41には、各記録ヘッド本体20に対向する位置に開口部43が形成されており、各記録ヘッド本体20は、各ノズル21がこの開口部43内に露出された状態で固定部材40に固定されている。
詳しくは後述するが、側壁部42は、密着キャップ部材の当接部が当接するため、底面部41の周囲に亘って連続的に形成されている。すなわち、全ての側壁部42が隙間なく一体的に形成されている。例えば、本実施形態では、絞り加工によって固定部材40が形成され、底面部41と、その周囲の4面を構成する各側壁部42と、が一体的に形成されている。
そして、このような構成の記録ヘッド10を有する記録装置1は、記録ヘッド10のノズル21が開口するインク噴射面(液体噴射面)を封止するキャッピング装置50を備えている(図1参照)。なお本実施形態では、記録ヘッド10を構成する各記録ヘッド本体20のノズルプレート22が固定部材40の底面部41に固定されているため、この固定部材40の底面部41が、記録ヘッド10のインク噴射面となる。
キャッピング装置50は、キャリッジ2の移動方向の端部であるプラテン8の側方に設けられている。キャッピング装置50は、図4に示すように、記録ヘッド10に装着されてインク噴射面10aを封止する密着キャップ(キャップ部材)51と、この密着キャップ51を記録ヘッド10に対して相対的に移動させる移動機構部(移動手段)52とを備えている。本実施形態では、移動機構部52は、密着キャップ51自体を移動させるように構成されている。なお移動機構部52は、記録ヘッド10のみを移動させるあるいは記録ヘッド10と密着キャップ51との両方を移動させることで、密着キャップ51を相対的に移動させるように構成されていてもよい。
密着キャップ51は、図5に示すように、記録ヘッド10(本実施形態では、固定部材40)が係合する係合凹部53を備える。この係合凹部53の内側面54には、係合凹部53の内側に突出する当接部55が、係合凹部53の全周に亘って連続して設けられている。またこの当接部55は、本実施形態では、係合凹部53の開口面に沿って設けられている。
そして、詳しくは後述するが、密着キャップ51の係合凹部53内に記録ヘッド10が挿入されると、記録ヘッド10のインク噴射面10aとは交差する面である側面10bに当接部55が当接する。本実施形態では、記録ヘッド10を構成する固定部材40の側壁部42に当接部55が当接する。これにより、記録ヘッド10のインク噴射面10aが密着キャップ51内に封止されるようになっている。なお当接部55を形成する材料は、特に限定されないが、本実施形態では、記録ヘッド10に確実に密着して記録ヘッド10の表面を傷つけないように、ゴム等の弾性材料を用いている。
移動機構部52は、記録ヘッド10に密着キャップ51を装着する際、当接部55が記録ヘッド10の側面10bに当接する面積が徐々に増加するように、密着キャップ51を移動可能に構成されている。本実施形態では、移動機構部52は、記録ヘッド10に密着キャップ51を装着させる際、インク噴射面10aに対して密着キャップ51を所定角度で傾斜させた状態で密着キャップ51の係合凹部53内に記録ヘッドを係合させ、この状態でインク噴射面10aと略平行となるように密着キャップ51を移動(回転)させるように構成されている。具体的には、移動機構部52は、一端側が密着キャップ51に連結される一対の連結部材56A,56Bと、例えば、モーター等の駆動源を備えて各連結部材56A,56Bを個別に昇降させると共に水平方向に移動させる昇降移動手段(図示なし)と、を有する。各連結部材56A,56Bは、例えば、記録ヘッド本体20の並設方向における密着キャップ51の対角部近傍に、回動自在に連結されている。なお本実施形態では、各連結部材56A,56Bは、若干の遊びを持った状態で密着キャップ51に連結されている。
このような密着キャップ51及び移動機構部52を備えるキャッピング装置50の動作について説明する。
キャッピングが実行される際には、まず記録ヘッド10が密着キャップ51に対向する所定位置に位置決めされる(図4参照)。すなわち記録ヘッド10が搭載されたキャリッジ2がキャリッジ軸5に沿って所定位置まで移動される。この状態で、移動機構部52は、図6(a)に示すように、一方の連結部材56Aを所定位置まで上昇させる。なお実際には、連結部材56Aは、上昇すると共に連結部材56B側へ若干水平移動する。これにより密着キャップ51は、係合凹部53の開口面が傾斜しながら上昇し、密着キャップ51の係合凹部53内に記録ヘッド10の一部が挿入される。そして当接部55の一部を記録ヘッド10の側面10b、本実施形態では、固定部材40の側壁部42に当接させる。
このとき、例えば、密着キャップ51を連結部材56B側に若干移動させるか、或いは記録ヘッド10を連結部材56A側に若干移動させて、密着キャップ51が記録ヘッド10の一方の側面10bに当接させて密着キャップ51が押し広げられるようにすることが好ましい。
そして、図6(c)に示すように、この状態で連結部材56Bを上昇させる。これにより、当接部55が記録ヘッド10の側面10bに当接する面積が徐々に増加しながら、密着キャップ51内に記録ヘッド10の全てが挿入される。密着キャップ51が押し広げられている場合は、その後、押し広げを解除して、密着キャップ51が記録ヘッド10に装着される。すなわち、当接部55が記録ヘッド10の側面10bに周方向に亘って当接して、記録ヘッド10のインク噴射面10aが密着キャップ51内に封止される。
このように本実施形態では、記録ヘッド10に装着された密着キャップ51は、当接部55が記録ヘッド10の側面10bに当接して保持されている。このため、ノズルプレート22に生じる流路形成基板24から剥離する方向の応力は小さく抑えられる。したがって、ノズルプレート22の剥離を抑制することができる。
また密着キャップ51を記録ヘッド10に装着する際、密着キャップ51を傾斜させて、記録ヘッド10の側面に密着キャップ51を当接させた状態から回転させることで、当接部55が記録ヘッド10の側面10bに当接する面積が徐々に増加するようにしている。すなわち当接部55が記録ヘッド10に当接することによる摩擦力が徐々に増加するようにしている。これにより、密着キャップ51を記録ヘッド10の上方にかかる力を抑制しながらスムーズに装着することができる。特に、上述のように密着キャップ51を記録ヘッド10に装着する際、密着キャップ51が押し広げられるようにすることで、密着キャップ51を記録ヘッド10によりスムーズに装着することができる。
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係る記録装置が備えるキャッピング装置の概略構成を示す図である。なお同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る密着キャップ51Aに設けられる当接部55Aは、密着キャップ51Aの開口面に対して傾斜する傾斜部57で構成されている。具体的には、図7に示すように、当接部55Aは、4つの各内側面54のそれぞれに一方向に傾斜して設けられ、且つ係合凹部53の周方向に亘って連続して設けられている。すなわち当接部55Aは、各内側面54に設けられた傾斜部57が連続することで構成されている。
そして、本実施形態に係る移動機構部52は、図8に示すように、記録ヘッド10に密着キャップ51を装着する際、密着キャップ51を傾斜させることなく上昇させる。すなわち、各連結部材56A,56Bを同時に上昇させて、密着キャップ51Aを記録ヘッド10に装着する。このとき、例えば、密着キャップ51を連結部材56B側に若干移動、或いは記録ヘッド10を連結部材56A側に若干移動させて、密着キャップ51が記録ヘッド10の一方の側面10bに当接させて密着キャップ51が押し広げられるようにすることが好ましい。
上述のように、当接部55Aが傾斜部57で構成されていることで、密着キャップ51Aを傾斜させることなく上昇させても、当接部55Aが記録ヘッド10の側面10bに当接する面積が徐々に増加する。したがって、密着キャップ51Aを記録ヘッド10にスムーズに装着することができ、ノズルプレートの剥離も抑制することができる。
なお本実施形態では、すなわち各内側面54の傾斜部57が、一方向に傾斜して設けられた構成を例示したが、この傾斜部57の構成は、特に限定されず、例えば、二方向に傾斜するように設けられていてもよい。具体的には、図9に示すように、各内側面54の傾斜部57が、係合凹部53の開口側を凸とする山型に形成されていてもよい。このような傾斜部57で当接部55Aが構成されていることで、密着キャップ51を記録ヘッド10によりスムーズに装着することができる。
また本実施形態では、当接部55Aが傾斜部57のみで構成された例を説明したが、当接部55Aの一部のみが傾斜部57で構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば上述の実施形態では、二つの連結部材を備える移動機構部によって密着キャップを移動させるようにしたが、この移動機構部の構成は特に限定されるものではない。また上述の実施形態では移動機構部52が密着キャップ51自体を移動させているが、密着キャップ51の代わりに記録ヘッド10を移動させ、結果として密着キャップ51を記録ヘッド10に対して相対的に移動させるようにしてもよい。勿論、移動機構部52は密着キャップ51及び記録ヘッド10のそれぞれを移動させるように構成されていてもよい。
また上述の実施形態において記録ヘッド10の一例を説明したが、記録ヘッド10の構成は特に限定されるものではなく、記録ヘッド10としては既存の構成を適宜採用することができる。
1 記録装置、 2 キャリッジ、 3 インクカートリッジ、 4 装置本体、 5 キャリッジ軸、 6 駆動モーター、 7 タイミングベルト、 8 プラテン、 10 記録ヘッド、 10a インク噴射面、 10b 側面、 20 記録ヘッド本体、 21 ノズル、 22 ノズルプレート、 23 圧力発生室、 24 流路形成基板、 25 圧電素子、 26 ノズル連通孔、 27 マニホールド、 28 インク供給孔、 29 隔壁、 30 振動板、 31 ヘッドケース、 32 圧電材料、 33 電極形成材料、 40 固定部材、 41 底面部、 42 側壁部、 43 開口部、 50 キャッピング装置、 51 密着キャップ、 52 移動機構部、 53 係合凹部、 54 内側面、 55 当接部、 56A,56B 連結部材、 57 傾斜部

Claims (7)

  1. 液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、
    前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、
    前記移動手段は、
    前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成されていると共に、
    前記液体噴射面に対して前記キャップ部材を所定角度で傾斜させた状態で当該キャップ部材の凹部に前記液体噴射ヘッドを係合させ、この状態で前記液体噴射面と平行となるように前記キャップ部材を回転させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項に記載の液体噴射装置において、
    前記移動手段は、前記キャップ部材の凹部に前記液体噴射ヘッドを係合させた状態で、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることを特徴
    とする液体噴射装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体噴射装置において、
    前記移動手段は、前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドの一方の側面に当接して当該
    キャップ部材が押し広げられるように、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動
    させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  4. 液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、
    前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、
    前記移動手段は、
    前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成されていると共に、
    前記キャップ部材が前記液体噴射ヘッドの一方の側面に当接して当該キャップ部材が押し広げられるように、前記液体噴射面に沿って前記キャップ部材を移動させるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記当接部は、前記キャップ部材の底面に対して傾斜する傾斜部を含むことを特徴とする液体噴射装置。
  6. 請求項5に記載の液体噴射装置において、
    前記当接部は、前記キャップ部材の凹部を構成する内側面のそれぞれに傾斜部を含み、
    前記凹部の開口側を凸とする山型に形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  7. 液体を噴射するノズルを有するノズルプレートを備える液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドに装着されて前記ノズルが開口する液体噴射面を封止するキャップ部材と、
    前記キャップ部材と前記液体噴射ヘッドとの少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記キャップ部材は、前記液体噴射ヘッドが装着される凹部を備え、該凹部の内側面には、前記液体噴射面とは交差する前記液体噴射ヘッドの側面に当接する当接部が、その周方向に亘って連続的に設けられ、
    前記移動手段は、
    前記液体噴射ヘッドに前記キャップ部材を装着させる際、前記当接部が前記液体噴射ヘッドの側面に当接する面積が徐々に増加するように、前記キャップ部材を前記液体噴射ヘッドに対して相対的に移動させるように構成され、
    前記当接部は、前記キャップ部材の底面に対して傾斜する傾斜部を含むことを特徴とする液体噴射装置。
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