JP2005153387A - インク補給装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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隆俊 土屋
Katsuyuki Fujii
克幸 藤井
Mitsuhide Soga
光英 曽我
Koji Suenaga
幸治 末永
Atsumichi Imazeki
敦道 今関
Katsushi Amarime
勝志 餘目
Takaaki Sekiyama
隆明 関山
Koji Fukumuro
浩司 福室
Eiko Watanuki
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Abstract

【課題】記録ヘッドユニット側のインク補給用ポートと、インク補給ユニット側のインク補給用ポートとの接続回数が多くなっても、そのインク補給ユニット側のインク補給用ポートからインクが垂れないようにする。
【解決手段】記録ヘッド26へ供給するインクが貯留されるサブインクタンク28を有する記録ヘッドユニット24に対応して設けられ、サブインクタンク28へインクを補給するインク補給用ポート58を備えたインク補給ユニット44と、インク補給ユニット44を、対応するサブインクタンク28に対する非補給位置と補給位置との間で変位させる変位機構140、150、158と、インク補給ユニット44が補給位置にあるときに、インク補給ユニット44とサブインクタンク28との相対位置を位置決めする手段60、74と、を有するインク補給装置40において、インク補給用ポート58のインク供給口100に、毛管力発生手段170を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録ヘッドユニットのサブインクタンクへインクを補給するためのインク補給装置と、このインク補給装置を有するインクジェット記録装置に関する。
記録ヘッドユニットの記録ヘッドから画像情報に基づいてインク滴を吐出し、記録用紙等の記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置は、従来から知られている。このようなインクジェット記録装置においては、主走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジに、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の記録ヘッドユニットが搭載される構成のものがあり、各記録ヘッドユニットには、それぞれの色のインクが貯留されるサブインクタンクが備えられている。
そして、各色のサブインクタンクへインクを補給するインク補給装置を備えたインクジェット記録装置がある。このインク補給装置は、各記録ヘッドユニットに対応して設けられ、それぞれのサブインクタンクへインクを補給するためのインク補給用ポートを備えたインク補給ユニットと、このインク補給ユニットを、対応するサブインクタンクに対してインクを供給しない非補給位置とインクを供給可能な補給位置との間で変位させる変位機構と、少なくともインク補給ユニットが補給位置にあるときに、インク補給ユニットとサブインクタンクとの相対位置を位置決めする位置決め手段とを有している(例えば、特許文献1参照)。
したがって、このインク補給装置によってサブインクタンクへインクを補給する際には、記録ヘッドユニット(サブインクタンク)側のインク補給用ポートと、インク補給ユニット側のインク補給用ポートとが正確に位置決めされて接続されるので、インク漏れ等が生じることはなく、確実にインクが補給される。
特開2002−113878号公報
しかしながら、記録ヘッドユニット(サブインクタンク)側のインク補給用ポートと、インク補給ユニット側のインク補給用ポートとを正確に位置決めして接続し、インク漏れ等の発生を防止するようにしても、両者の接続が頻繁に繰り返された場合には、インク補給ユニット側のインク補給用ポートからインクが垂れてしまうことがあり、そのインク補給用ポート周辺が、垂れたインクによって汚れてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、記録ヘッドユニット(サブインクタンク)側のインク補給用ポートと、インク補給ユニット側のインク補給用ポートとの接続回数が多くなっても、そのインク補給ユニット側のインク補給用ポートからインクが垂れないようにできるインク補給装置と、それを備えたインクジェット記録装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のインク補給装置は、画像情報に基づいてインク滴を記録媒体に吐出する記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給するインクが貯留されるサブインクタンクと、を有する記録ヘッドユニットに対応して設けられ、前記サブインクタンクへインクを補給するためのインク補給用ポートを備えたインク補給ユニットと、前記インク補給ユニットを、対応するサブインクタンクに対してインクを供給しない非補給位置とインクを供給可能な補給位置との間で変位させる変位機構と、少なくとも前記インク補給ユニットが前記補給位置にあるときに、該インク補給ユニットと前記サブインクタンクとの相対位置を位置決めする位置決め手段と、を有するインク補給装置において、前記インク補給用ポートのインク供給口に、毛管力発生手段を形成したことを特徴としている。
請求項1の発明では、インク補給ユニットに備えられたインク補給用ポートのインク供給口に、毛管力発生手段を形成したので、そのインク補給用ポートをサブインクタンクから外したときには、毛管現象(毛管作用)によって、インク供給口に残留しているインクがインク補給用ポート内に引き戻される。したがって、サブインクタンクとインク補給ユニットとの接続が頻繁に繰り返されても(接続回数が多くなっても)、そのインク補給ユニットのインク補給用ポートからインクが垂れることはない。よって、そのインク補給用ポート周辺が、インクの付着で汚れてしまうような不具合は起きない。
また、請求項2に記載のインク補給装置は、請求項1に記載のインク補給装置において、前記毛管力発生手段が、前記インク供給口の内壁に形成された複数の突条部又は溝部であることを特徴としている。
請求項2の発明では、毛管力発生手段が、インク供給口の内壁に形成された複数の突条部又は溝部であるので、インク供給口に毛管現象(毛管作用)が好適に起きる。
そして、請求項3に記載のインク補給装置は、請求項2に記載のインク補給装置において、前記突条部及び溝部が、インクの流れる方向に沿って形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明では、突条部及び溝部が、インクの流れる方向に沿って形成されているので、インクの流れを妨げることがなく、毛管現象(毛管作用)を好適に起こさせることができる。
更に、請求項4に記載のインク補給装置は、請求項2又は3に記載のインク補給装置において、前記突条部同士の間隔及び溝部の幅が、0.5mm〜1.0mmであることを特徴としている。
請求項4の発明では、突条部同士の間隔及び溝部の幅が、0.5mm〜1.0mmであるので、毛管現象(毛管作用)をより好適に起こさせることができる。
また、請求項5に記載のインク補給装置は、請求項1に記載のインク補給装置において、前記毛管力発生手段が、前記インク供給口の口部に格子状に組まれた梁部であることを特徴としている。
請求項5の発明では、毛管力発生手段が、インク供給口の口部に格子状に組まれた梁部であるので、インク供給口に毛管現象(毛管作用)が好適に起きる。
そして、請求項6に記載のインク補給装置は、請求項5に記載のインク補給装置において、前記梁部の間隔が、0.5mm〜1.0mmであることを特徴としている。
請求項6の発明では、梁部の間隔が、0.5mm〜1.0mmであるので、毛管現象(毛管作用)をより好適に起こさせることができる。
また、本発明に係る請求項7に記載のインクジェット記録装置は、請求項1乃至6の何れかに記載のインク補給装置と、前記インク補給装置によってインクが補給されるサブインクタンクと、該サブインクタンクから供給されたインクを画像情報に基づいてインク滴として記録媒体に吐出する記録ヘッドとが設けられた記録ヘッドユニットと、を有することを特徴としている。
請求項7の発明では、インクジェット記録装置が、請求項1乃至6の何れかに記載されたインク補給装置を有しているので、サブインクタンクへのインク補給が頻繁に繰り返されても(サブインクタンクに対するインク補給ユニットの接続回数が多くなっても)、インク補給ユニット側のインク補給用ポートからインクが垂れることはない。よって、そのインク補給用ポート周辺、即ちインクジェット記録装置が、インクの付着で汚れてしまうような不具合は起きない。
以上、何れにしても本発明によれば、記録ヘッドユニット側のインク補給用ポートと、インク補給ユニット側のインク補給用ポートとの接続回数が多くなっても、そのインク補給ユニット側のインク補給用ポートからインクが垂れないようにできるインク補給装置と、それを備えたインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1には本発明に係るインクジェット記録装置10の記録ヘッドキャリッジ12付近が拡大して示されている。なお、図1において、記録ヘッドキャリッジ12の移動方向(主走査方向)を矢印Mで表し、記録媒体P(例えば、記録用紙等)の搬送方向(副走査方向)を矢印Sで表す。また、以下において、「幅方向」と言う場合には、記録ヘッドキャリッジ12の移動方向(主走査方向)と一致する方向を指し、各部をブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色毎に分けて説明するときには、その各部の符号の後にBk、Y、M、Cの英字を付して区別する。
図1で示すように、インクジェット記録装置10は、記録媒体Pを一定の方向に搬送する搬送部材14と、この記録媒体Pの搬送経路に対向し、かつ記録媒体Pの搬送方向(副走査方向)と直交する方向に沿って設けられた1組のガイド部材16とを備えている。記録ヘッドキャリッジ12は、ガイド部材16によって支持され、そのガイド部材16に沿って往復移動可能とされている。そして、この記録ヘッドキャリッジ12には、フレキシブル基板に形成された信号線を通じて画像情報が送られるようになっている。
また、ガイド部材16の下方で、かつ記録媒体Pの搬送経路に隣接した位置にはメンテナンスステーション18が配置されており、記録ヘッドキャリッジ12に対して接離(本実施例では上下動)して、キャッピングやインクの吸引等のメンテナンス動作を行うようになっている。このメンテナンス動作は、図示しない制御回路によって制御され、所定の条件やタイミングで行われる。
更に、メンテナンスステーション18に対向する位置には、記録ヘッドキャリッジ12のホームポジションが設定されており、この位置を位置センサー22で検出するようになっている。なお、記録ヘッドキャリッジ12、搬送部材14、ガイド部材16、メンテナンスステーション18及び位置センサー22は、ハウジング20内に保持されている。
記録ヘッドキャリッジ12内には、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の記録ヘッドユニット24が着脱可能に搭載されている。この記録ヘッドユニット24は、記録ヘッド26と、その記録ヘッド26にインクを供給するサブインクタンク28とで構成されており、記録ヘッド26は、図4乃至図6で示すように、記録ヘッドキャリッジ12の下面(記録媒体Pの搬送経路に対向する面)よりも下側へ突出している。
また、この記録ヘッド26の下面(記録媒体Pの搬送経路に対向する面)には、インク吐出口(図示省略)が形成されている。したがって、記録ヘッドキャリッジ12がガイド部材16に沿って主走査方向に往復移動しながら、各色の記録ヘッド26のインク吐出口から、それぞれの色のインク滴を画像情報に基づいて吐出することにより、搬送部材14によって副走査方向に搬送されて来る記録媒体P上にフルカラーの画像を記録できる。
各色の記録ヘッドユニット24のサブインクタンク28には、図4、図5で示すように、サブインクタンク28内の空気を排出可能な排気口36を有する排気用ポート32と、この排気用ポート32よりも下方で、サブインクタンク28内へインクを補給可能なインク補給口38を有するインク補給用ポート34が設けられている。
そして、各色のサブインクタンク28には、排気用ポート32よりも上方に、サブインクタンク28の内部と外部とで空気を流通させる大気連通孔30が形成されている。この大気連通孔30を通って空気が出入りすることで、サブインクタンク28内での圧力変動が緩和されるようになっている。更に、各色のサブインクタンク28には、内部のインク量を検出するインク量センサー42が取り付けられている。インク量センサー42は、検出したサブインクタンク28内のインク量の情報を図示しない制御回路に送るようになっている。
また、図1で示すように、ハウジング20には、各色のサブインクタンク28に対応して、それぞれの色のインクを補給するインク補給ユニット44を備えたインク補給装置40が取り付けられている。そして、インク補給ユニット44によってサブインクタンク28へインクを補給可能となる位置が、記録ヘッドキャリッジ12のインク補給ポジションとされている。このインク補給ポジションも、ホームポジションと同様に、位置センサー22によって検出される。なお、インク補給ポジションは、ホームポジションと同じ位置にされてもよいが、本実施例では異なる位置とされている。
また、図4、図5で示すように、インク補給装置40の下方には、メインインクタンク50が配置されている。メインインクタンク50には、インクジェット記録装置10で使用されるインクが各色毎に予め貯留されており、インク補給装置40によって、そのインクがサブインクタンク28に補給されて画像記録に使用される。なお、メインインクタンク50は、図2で示すように、平面視でインク補給装置40と部分的に(本実施例では略全体に亘って)重なるように配置されており、インクジェット記録装置10全体としての小型化が図られている。
また、図1乃至図7で示すように、インク補給装置40は、インクジェット記録装置10のハウジング20に一体的に固定された固定フレーム46を有しており、その固定フレーム46内にガイド枠体48が配置されている。固定フレーム46とガイド枠体48との間には幅方向に所定の間隙52が構成されており、ガイド枠体48は固定フレーム46内で、記録ヘッドキャリッジ12の移動方向(主走査方向)と同方向に一定範囲内で移動可能となっている。そして、この間隙52には圧縮コイルスプリング54が配設されており、ガイド枠体48を固定フレーム46内で幅方向略中央に保持している。
ガイド枠体48の幅方向両端近傍には、記録ヘッドキャリッジ12に向かってスライド可能に一対の位置決めアーム60が設けられている。この位置決めアーム60は、図2で示すように、通常状態では記録ヘッドキャリッジ12に接触することがない位置に配置されている。また、位置決めアーム60の内側面60A(対向する面)同士の間隔は、記録ヘッドキャリッジ12の幅と同等とされており、その内側面60Aの記録ヘッドキャリッジ12側の端部には、斜めに切欠されたテーパー面62が形成されている(図3参照)。
したがって、図2の実線で示すように、記録ヘッドキャリッジ12がインク補給位置にて停止した状態でガイド枠体48に対して幅方向にずれていると(正規位置は2点鎖線で示されている)、位置決めアーム60が記録ヘッドキャリッジ12に向かって接近したときに、何れか一方の位置決めアーム60のテーパー面62が記録ヘッドキャリッジ12の隅角部に接触するので、この状態で更に位置決めアーム60が記録ヘッドキャリッジ12に接近すると、この接近方向の移動がガイド枠体48の幅方向への移動に変換される。すなわち、圧縮コイルスプリング54の弾性力に抗してガイド枠体48が幅方向に移動する(固定フレーム46とガイド枠体48の間の間隙52は一方が広がり、他方が狭まる)。
こうして、位置決めアーム60が記録ヘッドキャリッジ12に接近すると、図3で示すように、記録ヘッドキャリッジ12の側面と位置決めアーム60の内側面60Aとが接触し、記録ヘッドキャリッジ12とガイド枠体48とが幅方向に正確に位置決めされる。これにより、各色のインク補給ユニット44が、対応する各色のサブインクタンク28(記録ヘッドユニット24)に対して、一体的に位置決めされることになる。
また、位置決めアーム60の内部には、収容部64が形成されており、この収容部64に収容された押圧片66の一部が、位置決めアーム60の内側面60Aから突設されている。そして、この押圧片66は、収容部64内においてスライド可能に構成されるとともに、圧縮コイルスプリング68によって記録ヘッドキャリッジ12に接近する方向へ付勢されている。
そして、記録ヘッドキャリッジ12の側面と位置決めアーム60の内側面60Aとが接触し、記録ヘッドキャリッジ12とガイド枠体48とが幅方向に正確に位置決めされた状態で、更に位置決めアーム60が記録ヘッドキャリッジ12に向かって前進すると、圧縮コイルスプリング68の付勢力を受けた押圧片66が記録ヘッドキャリッジ12を押圧する。これにより、押圧片66とガイド部材16との間で記録ヘッドキャリッジ12が挟持され、記録ヘッドキャリッジ12のガタつきが防止される構成である。
また、ガイド枠体48には、各色のインク補給ユニット44が、各色のサブインクタンク28(記録ヘッドユニット24)に対応して配設されている。各色のインク補給ユニット44は、ガイド枠体48に設けられた収容部70内でそれぞれ独立してスライドし、対応するサブインクタンク28に対して接近及び離間するようになっている。
インク補給ユニット44が記録ヘッドキャリッジ12(サブインクタンク28)に対して接近又は離間するときの移動領域は、図1から判るように、記録ヘッドキャリッジ12に対してメンテナンスステーション18が接離するときの移動領域と重ならないようになっている。このため、インク補給ユニット44とメンテナンスステーション18の何れか一方を記録ヘッドキャリッジ12に対して接離させるときに、他方を退避させる必要がない。
また、図4、図5で示すように、各インク補給ユニット44のサブインクタンク28と対向する面において、サブインクタンク28の排気口36に対応した位置には排気用ポート56が設けられ、サブインクタンク28のインク補給口38に対応した位置にはインク補給用ポート58が設けられている。そして、インク補給ユニット44がサブインクタンク28に向かって移動することにより、排気用ポート56が排気口36に接続され、インク補給用ポート58がインク補給口38に接続されるようになっている。
また、それぞれのインク補給ユニット44には、サブインクタンク28の大気連通孔30に対応した位置にキャップ72が取り付けられている。したがって、インク補給ユニット44がサブインクタンク28に接近して、排気用ポート56が排気口36に接続され、インク補給用ポート58がインク補給口38に接続された後に、更にインク補給ユニット44がサブインクタンク28に接近することで、キャップ72が大気連通孔30を封止する構成である。なお、キャップ72の形状や取付位置等は、サブインクタンク28の内部と外部との空気の流通を阻止できるように設定されていれば、どのようなものでもよい。
また、インク補給ユニット44にはサブインクタンク28に向かって位置決めピン74が突設されている。一方、サブインクタンク28には、図6で示すように、位置決めピン74に対応する位置に、位置決め用ポート80が設けられている。位置決めピン74は、一定の外径を有する円柱状の位置決め部76と、この位置決め部76よりも先端側において先細りの円錐状に形成された案内部78とを有しており、位置決め部76の外径は、位置決め用ポート80の内径と略同等とされている。
したがって、インク補給ユニット44がサブインクタンク28に接近すると、まず位置決めピン74の先端側の案内部78が位置決め用ポート80内に進入する。案内部78は先細り形状とされているので、位置決めピン74の中心と位置決め用ポート80の中心とがずれていても、位置決めピン74は位置決め用ポート80内に進入する。そして、インク補給ユニット44が、サブインクタンク28に更に接近すると、案内部78によって位置決めピン74の中心と位置決め用ポート80の中心とが徐々に一致する方向へ移動させられる。こうして、位置決め部76が位置決め用ポート80に達すると、位置決めピン74の中心と位置決め用ポート80の中心とが一致し、インク補給ユニット44とサブインクタンク28とが個々に位置決めされる。
また、図3、図6で示すように、インク補給ユニット44の上面、下面、両側面と、インク補給ユニット44を収容する収容部70内の上面、下面、両側面との間には、それぞれ所定の間隙82が形成されている。また、インク補給ユニット44の上記各面からは案内ピン84が突設されており、各案内ピン84は、収容部70の上記各面に形成された案内溝90にそれぞれ収容されている。
案内溝90は、案内ピン84の外径よりも僅かに幅広に形成された保持部90Aと、サブインクタンク28に近い側の端部近傍が次第に拡開するようにテーパー状に形成された拡開部90Bとを有している。拡開部90Bの位置は、インク補給ユニット44がサブインクタンク28に接近して位置決めピン74が位置決め用ポート80に進入した状態で、案内ピン84が拡開部90B内に存在するように設定されている。したがって、位置決めピン74が位置決め用ポート80に進入していない状態では、案内ピン84が保持部90A内を移動することになるので、インク補給ユニット44は収容部70内において、ガタつきなくスライドする。
そして、位置決めピン74が位置決め用ポート80に進入した状態では、案内ピン84が拡開部90Bに達しており、案内ピン84と拡開部90Bとの間には所定の間隙が形成されるので、インク補給ユニット44は収容部70内において、上下方向及び幅方向に所定の範囲内で移動可能となる。なお、案内ピン84と拡開部90Bとの間隙は、案内ピン84がサブインクタンク28に接近するに従って大きくなるので、インク補給ユニット44の上下方向及び幅方向への移動可能な範囲も、これに伴って大きくなる。これにより、位置決めピン74が位置決め用ポート80に進入した状態では、案内ピン84と案内溝90によるインク補給ユニット44の案内は実質的に解除され、代わりにインク補給ユニット44とサブインクタンク28との位置決めが正確に行われる構成である。
また、図7乃至図9で示すように、それぞれのインク補給ユニット44に設けられたインク補給用ポート58には、インク補給用パイプ86が配設されている。インク補給用パイプ86は、全体として略円筒状に形成され、先端に向かって次第に径が小さくなる先細り形状とされている。そして、その先細り形状とされた先端が、サブインクタンク28へ補給するインクを流出させるためのインク供給口100とされている。
また、インク補給用パイプ86内には、その長手方向に弁体88が移動可能に収容されている。この弁体88は、弾性部材によって構成された環状のパッキン96と、このパッキン96を保持するとともに、インク補給用パイプ86内をスライド可能とされたパッキンホルダー98と、パッキンホルダー98と後述するブラケット94との間に配設され、パッキンホルダー98とパッキン96をインク供給口100に向かって付勢する圧縮コイルスプリング102とで構成されている。したがって、通常、パッキンホルダー98及びパッキン96が、圧縮コイルスプリング102によってインク供給口100に向かって付勢され、そのパッキン96がインク供給口100の周囲、即ちインク補給用パイプ86の先端内壁に圧着されることにより、インク供給口100が閉塞されている。
また、パッキンホルダー98にはバルブ当接部104が突設されている。このバルブ当接部104はパッキン96内を貫通し、その先端がインク供給口100から外部に露出している。このバルブ当接部104が、後述するバルブ突起部114に相対的に押圧されることにより、図10で示すように、圧縮コイルスプリング102の付勢力に抗してパッキンホルダー98及びパッキン96がスライドし、パッキン96がインク供給口100の周囲、即ちインク補給用パイプ86の先端内壁から離間して、インクが流出可能となるように構成されている。
また、インク補給用パイプ86内に収容された弁体88の後端側には、Oリング92を介して、ブラケット94が圧入されている。そして、ブラケット94の後端には、カバー106を介して、インク補給用チューブ108の一端が接続されており、インク補給用チューブ108の他端は、図4で示すように、メインインクタンク50に接続されている。したがって、後述するように、インク補給用ポート58がサブインクタンク28のインク補給口38に接続されることにより、メインインクタンク50からサブインクタンク28へのインクの流路が形成される。
一方、サブインクタンク28のインク補給用ポート34内には、ガスケットカバー112によって脱落しないように保持されたガスケット110が所定位置に配置されている。このガスケット110の外周には、環状に膨出された膨出部110Aが2つ形成されており、この膨出部110Aがインク補給口38の周囲(インク補給用ポート34の先端内壁)に圧着することで、これらの間からのインクや空気の流動を阻止している。また、ガスケット110には、内側に向かって環状に突出するリップ部110Bが形成されており、図10で示すように、挿入されたインク補給用パイプ86の外周面に密接して、これらの間からのインクや空気の流動を阻止するようになっている。
更に、ガスケットカバー112とガスケット110との間には、環状の押さえリング116が配設されており、インク補給用パイプ86が抜き差しされたときの抜き差し方向へのリップ部110Bの変形を一定範囲に制限している。これにより、インク補給用パイプ86をインク補給口38内で移動(抜き差し)するときに、リップ部110Bが不用意に追従して抜き差しの抵抗となったり、リップ部110Bのインク補給用パイプ86外周面への密着性が低下しないようになっている。
また、ガスケット110よりも更に奥側のインク補給用ポート34内には、バルブ118が配置されている。バルブ118は、通常、圧縮コイルスプリング120によってインク補給口38へ向かって付勢され、ガスケット110に形成された環状の突起部110Cに圧着されてインクの流路を閉鎖しているが、図10で示すように、圧縮コイルスプリング120の付勢力に抗してスライドし、突起部110Cから離間すると、インクの流路を開放する。
すなわち、バルブ118には、パッキンホルダー98のバルブ当接部104に対面するバルブ突起部114が突設されており、パッキンホルダー98及びバルブ118には、連通孔98A、118Aがそれぞれ形成されている。したがって、インク補給用パイプ86をインク補給口38からインク補給用ポート34内に挿入すると、図10で示すように、バルブ当接部104の先端とバルブ突起部114の先端とが接触して互いに押圧し合い、この押圧力によって弁体88及びバルブ118がスライドして、インクの流路(矢印Fで表す)を形成する。
なお、バルブ当接部104及びバルブ突起部114の位置及び形状は、インク補給用パイプ86がインク補給口38に挿入されて、少なくともインク補給用パイプ86の外周面にリップ部110Bが密接した後に、インクの流路が形成されるように、所定の位置及び形状とされている。また、本実施例では、圧縮コイルスプリング120のばね定数が、圧縮コイルスプリング102のばね定数よりも大きく設定されているため、まず最初にインク補給用パイプ86内でインクの流路が形成され、次いでインク補給用ポート34内でインクの流路が形成される。
一方、図11には排気用ポート56及び排気用ポート32(排気口36)が示されている。排気用ポート56及び排気用ポート32(排気口36)は、後述するようにサブインクタンク28内の空気を排出するものであり、内部をインクが流通しない。このため、排気用ポート56には、排気用パイプ87の内部に弁体88等が設けられていない。すなわち、排気用パイプ87の吸気口101は常に開放されるとともに、排気用パイプ87の一部に、バルブ突起部114を押圧可能なバルブ当接部104が設けられている。
したがって、排気用パイプ87を排気口36に挿入すると、バルブ当接部104がバルブ突起部114を押圧してバルブ118を押し込むので、空気の流路が形成され、排気用チューブ122から、サブインクタンク28内の空気を排出することが可能となる。なお、排気用ポート56及び排気用ポート32(排気口36)は、上記以外は、図8乃至図10で示すインク補給用ポート58及びインク補給用ポート34(インク補給口38)と同一構成とされているので、図11において、同一の構成要素、部材等には同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、図2、図5で示すように、固定フレーム46には、インク補給装置40を駆動する駆動モーター124と、この駆動モーター124の駆動力を受けて回転するインク補給ユニット変位用ギア列126及びポンプ駆動用ギア列128と、インク補給ユニット変位用ギア列126又はポンプ駆動用ギア列128に、駆動モーター124の正転・逆転に応じて回転力の伝達を切り換えるクラッチユニット130が取り付けられている。
クラッチユニット130は、駆動モーター124の駆動ギア132と噛合する入力側ギア134と、この入力側ギア134の軸回りに揺動可能に配置された揺動アーム136と、この揺動アーム136の先端に取り付けられるとともに、入力側ギア134と噛合して回転力を受ける出力側ギア138とで構成されている。したがって、駆動モーター124が正転すると、揺動アーム136が反時計回り方向に揺動し、出力側ギア138がインク補給ユニット変位用ギア列126と噛合する。そして、駆動モーター124が逆転すると、図5で示すように、揺動アーム136が時計回り方向に揺動し、出力側ギア138がポンプ駆動用ギア列128と噛合する。
また、図2、図4から判るように、固定フレーム46には、インク補給ユニット変位用ギア列126によって伝達された回転力で回転するカムユニット140が、それぞれのインク補給ユニット44及び位置決めアーム60に対応し(本実施例では合計で6つ)、かつ同軸で一体的に回転するように配置されている。それぞれのカムユニット140は、対応するインク補給ユニット44又は位置決めアーム60を前進させるための前進用カム142と、後退させるための後退用カム144で構成されている。
また、固定フレーム46には、カムフォロワユニット150が配置されている。カムフォロワユニット150は、前進用カム142及び後退用カム144にそれぞれ対応する前進用カムフォロワ152及び後退用カムフォロワ154が一体的に設けられており、インク補給ユニット44のスライド方向と同方向にスライド可能とされている。
更に、固定フレーム46には、支軸156回りに揺動可能なリンク146と、このリンク146の先端に一端が軸支された変位用アーム148とで構成されたリンク機構158が設けられている。変位用アーム148の他端は、位置決めアーム60又はインク補給ユニット44に軸支されている。また、リンク146の略中央には、カムフォロワユニット150が軸支されている。したがって、カムフォロワユニット150がスライドすると、リンク機構158によってスライド量が増幅されて、位置決めアーム60又はインク補給ユニット44に伝達される。
各色のカムユニット140は、対応する位置決めアーム60又はインク補給ユニット44を所定のタイミングで前進又は後退させることができるように、前進用カム142及び後退用カム144の位置及び形状が決められている。また、固定フレーム46には、カムユニット140の回転位置を検出する図示しないセンサーが取り付けられており、このセンサーによって検出されたカムユニット140の回転角度に基づいて、図示しない制御回路が駆動モーター124を駆動し、カムユニット140の初期位置を設定したり、回転角度を制御するようになっている。
したがって、駆動モーター124の正転による回転力を受けてカムユニット140が所定角度回転すると、対応する前進用カム142によって、位置決めアーム60が前進し、その位置に保持される。その後、更にカムユニット140が所定角度回転すると、例えばブラック(Bk)のインク補給ユニット44Bkが前進用カム142によって前進を開始し、サブインクタンク28Bkとの接続位置に保持される。
ここで、駆動モーター124の回転を止めるか、若しくは逆転させても、カムユニット140は回転しないため、次に駆動モーター124を正転させるまで、インク補給ユニット44Bkをこの位置に保持することが可能である。そして、駆動モーター124の正転によってカムユニット140が更に回転すると、後退用カム144によってインク補給ユニット44Bkが後退を開始し、所定角度回転したところで、初期位置まで後退する。
一方、インク補給ユニット44Bkが後退を始めるのと同時に、次の例えばシアン(C)のインク補給ユニット44Cが、対応する前進用カム142によって前進を開始し、サブインクタンク28Cとの接続位置に保持される。そして、カムユニット140が更に回転すると、後退用カム144によってインク補給ユニット44Cが後退を開始し、所定角度回転したところで、初期位置まで後退する。
以後、同様にして、マゼンタ(M)のインク補給ユニット44Mがシアン(C)のインク補給ユニット44Cの次に前進及び後退を行い、更にイエロー(Y)のインク補給ユニット44Yがマゼンタ(M)のインク補給ユニット44Mの次に前進及び後退を行う。つまり、このインク補給装置40では、各色のインク補給ユニット44に対応するカムユニット140に、所定の位相差を設けている。したがって、各色のインク補給ユニット44を独立して前進及び後退させることが可能であり、同時に無くなる(枯渇する)ことが少ない各色のサブインクタンク28に対し、適切に対応してインクを補給できるようになっている。
また、図5で示すように、駆動モーター124が逆転すると、クラッチユニット130を構成する揺動アーム136が時計回り方向に揺動し、出力側ギア138がポンプ駆動用ギア列128と噛合する。これにより、駆動モーター124の回転力が、図2、図4で示すポンプユニット160を構成するポンプ軸162に伝達される。
ポンプユニット160は、各インク補給ユニット44から延びる排気用チューブ122に対応して、4つのローラーポンプ164を有する構成とされている。また、それぞれのローラーポンプ164は、ポンプ軸162と一体で回転する回転板166と、この回転板166の外周近傍に配置された1又は複数(本実施例では直径上に2つ)のローラー168とを有している。そして、排気用チューブ122は、部分的に回転板166の周囲を取り巻くように配置されており、ローラー168が排気用チューブ122を局所的に押し潰している。
したがって、回転板166が図4の時計回り方向に回転すると、ローラー168が排気用チューブ122をしごくように移動して、排気用チューブ122内の流体(本実施例では空気)を、排気用チューブ122の他端から大気中に排出する。なお、それぞれのローラーポンプ164は、ポンプ軸162の軸方向に沿って見たときに、ローラー168が全体として等間隔で配置されるように、それぞれの回転板166の取付角度が決められている。
すなわち、本実施例では4つのローラーポンプ164が配置されているので、図4からも判るように、それぞれの回転板166を45度ずつずらして配置し、ポンプ軸162に沿って見たときに、全体としてローラー168が、中心角が22.5度ずつで等間隔に配置されるようになっている。これにより、ポンプユニット160に作用する抵抗(特に、排気用チューブ122の反力でローラー168が押されることによる回転抵抗)が分散され、ポンプユニット160がスムーズに回転する構成である。
その他、駆動モーター124の駆動(正転又は逆転)によるインク補給ユニット44の前進及び後退や、ポンプユニット160の駆動は、メンテナンスステーション18によるメンテナンス動作とタイミングが重ならないように、図示しない制御回路によって制御されている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10及びインク補給装置40において、次に本発明に係る要部について説明する。図7乃至図10で示すように、インク補給用パイプ86の先端内壁、即ちインク供給口100が形成されている部分の内壁面には、インクの流れる方向(インク補給用パイプ86の軸方向)に沿って、複数の突条部170が所定高さ及び長さで凸設されている。
この突条部170は、例えば図8で示すように、インク供給口100の上下側及び左右側に2つずつ、0.5mm〜1.0mm程度の間隙Wを有して凸設され、パッキン96及びバルブ当接部104には、その突条部170を許容する溝部96A、104Aが形成されている。パッキン96の溝部96Aは、圧縮コイルスプリング102の付勢力によって突条部170に密接するように形成され、それらの間からインク漏れが生じないように構成されている。そして、バルブ当接部104の溝部104Aは、突条部170との間に微小な隙間が存在するように形成され、それらの間で毛管現象(毛管作用)が発生するように構成されている。
したがって、インク補給用パイプ86の先端(インク供給口100)付近に残留しているインクは、その毛管力によってインク補給用パイプ86内へ引き込まれるので、インク補給ユニット44とサブインクタンク28との接続が頻繁に繰り返されても、インク補給用パイプ86(インク供給口100)から外部へインクが垂れることはなく、インクジェット記録装置10のインク補給装置40周辺が、インクの付着で汚れるような不具合が発生しない。しかも、この突条部170は、インクの流れる方向(インク補給用パイプ86の軸方向)に沿って形成されているので、インクの流出を妨げることもない。
また、インク補給用パイプ86の先端内壁、即ちインク供給口100が形成されている部分の内壁面に突条部170を凸設するのではなく、図12で示すように、0.5mm〜1.0mm程度の幅Wを有する断面視凹状等の溝部172を、インクの流れる方向(インク補給用パイプ86の軸方向)に沿って複数(図示のものは上下左右側に1つずつ)形成し、パッキン96には、その溝部172と密接する突条部(図示省略)を、バルブ当接部104には、その溝部172に微小な隙間を有して嵌合する突条部104Bをそれぞれ凸設するようにしてもよい。このような構成にしても、溝部172と突条部104Bとの間に毛管現象(毛管作用)が発生するので、上記と同様な作用効果が生じる。
また、図13で示すように、インク補給用パイプ86の先端部、即ちインク供給口100の口部に、0.5mm〜1.0mm程度の間隙Wを有するようにして格子状に組まれた梁部174を架設し、バルブ当接部104に、その梁部174を許容し、梁部174との間に微小な隙間が存在する溝部104Cを形成するようにしてもよい。このような構成にしても、梁部174と溝部104Cとの間に毛管現象(毛管作用)が発生するので、上記と同様な作用効果が生じる。なお、梁部174(溝部104C)の形状は、図示の格子状に限定されるものではなく、毛管力が発生し、かつバルブ当接部104をバルブ突起部114が押圧できるようになっていれば、どのような形状のものでもよい。
次に、本実施例のインク補給装置40及びインクジェット記録装置10の作用と、インク補給装置40によるインク補給方法について説明する。画像情報に応じて記録ヘッド26からインク滴を吐出しながら、記録ヘッドキャリッジ12が主走査方向に、記録媒体Pが副走査方向にそれぞれ移動することで、記録媒体P上に画像が記録される。インク滴は、サブインクタンク28から記録ヘッド26に供給されたインクによって生成されるため、画像記録に伴って、サブインクタンク28内のインクは減少する。
記録ヘッド26が、メンテナンスを必要とする所定の状態になると、図示しない制御回路は、記録ヘッドキャリッジ12をホームポジションへと移動させ、メンテナンスステーション18を記録ヘッド26に対して接近させて、所定のメンテナンス動作を行う。これにより、記録ヘッド26はインク吐出に最適な状態へと回復し、結果的に常にインク吐出に最適な状態が維持されるので、高画質の画像を記録媒体Pに記録できる。
特定のサブインクタンク28内のインクが所定量まで減少したことをインク量センサー42が検出し、その情報を図示しない制御回路に送ると、制御回路は、記録ヘッドキャリッジ12をインク補給ポジションへと移動させる。このとき、制御回路は、メンテナンスステーション18は動作しないように制御している。
次いで、制御回路は、特定のサブインクタンク28に対応した角度だけ、カムユニット140が回転するように、駆動モーター124を正転させる。このとき、まず、カムユニット140を所定角度回転させると、位置決めアーム60が前進を開始するので、記録ヘッドキャリッジ12とガイド枠体48とが幅方向にずれている場合には、何れか一方の位置決めアーム60のテーパー面62が記録ヘッドキャリッジ12の角部に接触する。そして、この状態で更に位置決めアーム60が記録ヘッドキャリッジ12に接近すると、この接近方向の移動が、ガイド枠体48の幅方向への移動に変換されるため、圧縮コイルスプリング54の弾性力に抗して、ガイド枠体48が幅方向に移動する。
更に、位置決めアーム60が記録ヘッドキャリッジ12に接近すると、図3で示すように、記録ヘッドキャリッジ12の側面と位置決めアーム60の内側面60Aとが接触し、記録ヘッドキャリッジ12とガイド枠体48とが幅方向に正確に位置決めされる。例えば、記録ヘッドキャリッジ12の停止位置(インク補給ポジション)が僅かにずれていたり、その他の種々の要因による位置ずれが生じていても、この位置ずれが解消され、各色の(4つの)インク補給ユニット44が、対応するサブインクタンク28に対して、一体的に位置決めされる。
その後、更にカムユニット140が回転することにより、位置決めアーム60が前進し、その押圧片66が記録ヘッドキャリッジ12に接触すると、圧縮コイルスプリング68の付勢力を受けて記録ヘッドキャリッジ12を押圧する。これにより、押圧片66とガイド部材16との間で記録ヘッドキャリッジ12が挟持されるため、記録ヘッドキャリッジ12は不用意にガタつかない。
また、このとき、例えばブラック(Bk)に対応したカムユニット140の前進用カム142によって前進用カムフォロワ152がサブインクタンク28への接近方向へ押される。つまり、インク補給ユニット44Bkが前進し、サブインクタンク28Bkに対して接近し始める。なお、前進途中(位置決めピン74が位置決め用ポート80に進入していない状態)では、案内ピン84が保持部90A内を移動し、インク補給ユニット44はガイド枠体48の収容部70内において、ガタつきなくスライドする。
インク補給ユニット44Bkのサブインクタンク28Bkへの接近により、位置決めピン74は位置決め用ポート80への挿入を開始する。なお、この挿入前の状態では、インク補給用パイプ86内においてパッキン96がインク供給口100を封止しており(図9参照)、インク補給用パイプ86内は密閉されている。同様に、インク補給口38内においても、バルブ118がガスケット110の突起部110Cに密着しており、大気との連通が阻止されている。
位置決めピン74が位置決め用ポート80内へ挿入されると、位置決めピン74先端の案内部78は先細り形状とされているので、位置決めピン74の中心と位置決め用ポート80の中心とがずれていても、位置決めピン74は位置決め用ポート80内に挿入される。また、このとき、案内ピン84が拡開部90Bに達しており、案内ピン84と拡開部90Bとの間に所定の間隙が形成されているので、インク補給ユニット44Bkは収容部70内において、上下方向及び幅方向に一定範囲内で移動可能になっている。
したがって、インク補給ユニット44Bkが更にサブインクタンク28Bkに接近すると、案内部78によって位置決めピン74の中心と位置決め用ポート80の中心とが一致する方向へと徐々に移動し、位置決め部76が位置決め用ポート80に達すると、位置決めピン74の中心と位置決め用ポート80の中心とが一致し、特定のインク補給ユニット44Bkと、これに対応するサブインクタンク28Bkとが正確に位置決めされる。
次いで、インク補給用ポート58が前進してインク補給用パイプ86の先端がインク補給口38内に入り、図10(A)で示すように、バルブ当接部104とバルブ突起部114とが接触する。そして、更にインク補給用パイプ86が挿入されると、バルブ当接部104とバルブ突起部114とが互いに押圧し合う。ここで、インク補給用パイプ86内の圧縮コイルスプリング102は、インク補給用ポート34(インク補給口38)内の圧縮コイルスプリング120に対して、ばね定数が小さく設定されているので、まず、圧縮コイルスプリング102が縮みつつ、インク補給用パイプ86のみが前進し、弁体88がインク供給口100を開放する。このとき、インク補給用パイプ86の外周面にリップ部110Bが密接し、これらの間がシールされる。
そして、更にインク補給用パイプ86がインク補給口38内に挿入されると、図10(B)で示すように、インク補給用パイプ86の先端部がバルブ118に接触するので、圧縮コイルスプリング120がバルブ118を介してインク補給用パイプ86に押されて縮み始める(弁体88とインク補給用パイプ86とは相対的に略一定の位置を保ちつつ、一体的にインク補給口38内に進入する)。これにより、バルブ118がガスケット110の突起部110Cから離間し、これらの間が開放され始める。
そして、図10(C)で示すように、インク補給用パイプ86が最も奥まで進入した状態で、インク補給ユニット44Bkはインク補給位置となり、インク補給用ポート58とサブインクタンク28のインク補給口38との接続が完了して液体連結され、メインインクタンク50からサブインクタンク28Bkへのインクの流路が形成される。これと同時に、排気用ポート56と排気口36との接続も完了し、更に図6で示すように、キャップ72が大気連通孔30を封止し、サブインクタンク28の内部と外部との空気の流通が阻止される。
次いで、図示しない制御回路により駆動モーター124を逆転させる。すると、クラッチユニット130の揺動アーム136が図4の時計回り方向に揺動し、駆動モーター124の回転力は、インク補給ユニット変位用ギア列126に代わって、ポンプ駆動用ギア列128に伝達されるように切り換えられる。これにより、インク補給ユニット44Bkの位置がインク補給位置に保持されたまま、ポンプユニット160を構成するローラーポンプ164が駆動されるので、インク補給ユニット44Bkによって、サブインクタンク28Bkの排気口36から内部の空気が排出される。
このとき、サブインクタンク28Bkの大気連通孔30はキャップ72によって封止されているので、大気連通孔30から不用意に空気がサブインクタンク28Bk内へ入ることはなく、確実にサブインクタンク28Bk内から排気できる。なお、インク補給位置へ前進していない他のインク補給ユニット44C、44M、44Yについても、対応するローラーポンプ164が駆動されることになるが、排気用ポート56は開放されているので、ローラーポンプ164の駆動に抵抗が生じることはない。
こうして、制御回路が所定時間だけ駆動モーター124を逆転させることにより、所定量のインクがサブインクタンク28に補給される。つまり、サブインクタンク28Bk内が負圧になることにより、メインインクタンク50内のインクが吸い上げられて、サブインクタンク28Bk内に供給される。なお、この駆動モーター124の逆転駆動時間は、予め設定した一定の時間としてもよいし、インク量センサー42からのインク量情報に基づいたフィードバック制御によって決めるようにしてもよい。
サブインクタンク28Bkへのインクの補給が終了すると、図示しない制御回路により駆動モーター124を正転させる。すると、リンク146が図4の反時計回り方向に揺動し、駆動モーター124の回転力が再度インク補給ユニット変位用ギア列126に伝達されてカムユニット140が回転する。そして、カムユニット140が所定角度回転したところで、インク補給ユニット44Bkが後退を開始する。なお、このとき、キャップ72が大気連通孔30から離間して、サブインクタンク28内を大気圧に開放する。
また、それと同時に、インク補給用パイプ86もインク補給口38から後退し始めるため、バルブ118が圧縮コイルスプリング120の弾性力でスライドして、ガスケット110の突起部110Cへ接近する。そして、バルブ118が初期位置まで戻って突起部110Cに密着すると、インク補給用パイプ86内の弁体88が圧縮コイルスプリング102の弾性力(復元力)を受けてスライドし、弁体88はインク供給口100に向かって移動する。なお、この動作の途中でインク補給用パイプ86の外周面がリップ部110Bから離間し、これらのシールが解除される。
そして、弁体88が初期位置まで戻ってインク供給口100を封止し、インク補給用パイプ86がインク補給口38から抜き出される。このとき、インク補給用パイプ86の先端内壁には、毛管力を発生させる突条部170(又は溝部172、又は格子状の梁部174)が形成されているので、インク供給口100付近(インク補給用パイプ86の先端付近)に残留しているインクはインク補給用パイプ86内に引き戻される。したがって、インク補給用パイプ86のインク供給口100からインクが垂れるような不具合はなく、インク補給装置40と記録ヘッドキャリッジ12の間の周辺部位が、インクの付着によって汚れる心配はない。
その後、更に駆動モーター124が正転し、カムユニット140が所定角度回転すると、インク補給ユニット44Bkの後退が終了し、インク補給ユニット44Bkは初期位置に戻る。これにより、ブラック(Bk)に対応するサブインクタンク28Bkへのインクの補給は終了するが、更に他のサブインクタンク28C、28M、28Yにインクを補給する必要がある場合には、カムユニット140の回転角度が、補給するサブインクタンク28C、28M、28Yに対応する角度となるように、制御回路が更に駆動モーター124を正転させればよい。
つまり、カムユニット140の回転角度が、インクを補給する必要がないサブインクタンク28に対応する角度になったときには、駆動モーター124を逆転させず、インクを補給する必要があるサブインクタンク28に対応する角度になったときには、駆動モーター124を逆転させてインクを補給するようにすればよい。駆動モーター124を逆転せなければ、インク補給ユニット44が前進及び後退をするのみで、ポンプユニット160は駆動されないため、サブインクタンク28へインクを補給することはない。
こうして、所望とする全てのサブインクタンク28へのインク補給が終了したら(本実施例の場合には、インク補給ユニット44Yの後退動作と同時に)、位置決めアーム60に対応する後退用カムによって、その位置決めアーム60が後退され、初期位置へと戻る。以上により、サブインクタンク28へのインク補給動作が全て終了する。
次に、インク補給装置40のインク補給用ポート58において、インク補給用パイプ86内に弁体88等が設けられていない場合の実施例を説明する。図14乃至図16で示すように、このインク補給用パイプ86内には、弁体88等、即ちパッキン96、パッキンホルダー98、圧縮コイルスプリング102、バルブ当接部104が設けられていない。そして、サブインクタンク28側のインク補給用ポート34(インク補給口38)内において、バルブ118には、バルブ突起部114が設けられていない。なお、これ以外の点は、上記と同一構成とされているので、同一の構成要素、部材等には同一の符号を付して、その説明を省略する。
さて、このような構成のインク補給用パイプ86及びバルブ118で、サブインクタンク28内にインクを補給するときには、図16で示すように、インク供給口100が形成されているインク補給用パイプ86の先端が直接バルブ118を押し込むことによって、インクの流路が形成される。したがって、サブインクタンク28内へのインクの補給が完了して、インク補給用パイプ86をインク補給口38から抜き出したときには、上記したものよりも、そのインク補給用パイプ(インク供給口100)からインクが垂れやすくなる傾向がある。
そのため、この場合には、インク補給用パイプ86の先端内壁、即ちインク供給口100が形成されている部分の内壁面に、毛管力発生手段としての突条部170を凸設することが極めて有効となる。つまり、このような毛管力発生手段(突条部170)を設けることによって、弁体88等が設けられていないインク補給用パイプ86であっても、そのインク供給口100からインクが垂れないようにできる。なお、毛管力発生手段としては、図17で示すように、複数の溝部172であってもよいし、図18で示すように、格子状に組まれた梁部174であってもよいことは上記と同様である。
また、図示しないが、排気用ポート56側においても、同様に排気用パイプ87内にバルブ当接部104がなく、サブインクタンク28(排気用ポート32)側にバルブ突起部114がない構成にしてもよい。つまり、吸気口101が形成されている排気用パイプ87の先端がバルブ118を押し込むことによって、空気の流路が形成される構成にしてもよい。このような構成にすると、排気用ポート56とインク補給用ポート58とを同一の部品で組み立てられるので、製造コストの低減が図れる。
以上、何れにしても、インク補給用パイプ86の先端内壁、即ちインク供給口100が形成されている部分の内壁面に、毛管力発生手段(突条部170又は溝部172又は格子状の梁部174)を形成したので、インク補給口38からインク補給用パイプ86を抜き出したときに、そのインク供給口100付近に残留しているインクはインク補給用パイプ86内に確実に引き戻される。したがって、インク補給口38(サブインクタンク28)とインク補給用パイプ86(インク補給ユニット44)との接続が頻繁に繰り返されても、そのインク補給用パイプ86のインク供給口100からインクが垂れるような不具合は生じない。
また、本発明に係る毛管力発生手段は、当然ながら図示の突条部170、溝部172、梁部174に限定されるものではなく、インク補給用パイプ86のインク供給口100に毛管力を発生させて、そこからインクが垂れないようにできるものであれば、どのような構成のものでもよい。
インク補給装置を備えたインクジェット記録装置の一部を示す概略斜視図 インク補給装置を備えたインクジェット記録装置の一部を示す概略平面図 インク補給ユニットと記録ヘッドユニットを示す一部破断概略平面図 インク補給装置の概略構成を示す一部破断概略側面図 インク補給装置の概略構成を示す一部破断概略側面図 インク補給ユニットと記録ヘッドユニットを示す一部破断概略側面図 インク補給装置を示す概略斜視図 突条部が形成されたバルブ当接部付きインク補給用パイプを示す概略斜視図 図8のインク補給用パイプとサブインクタンクのインク補給口との接続構造を示す概略断面図 図8のインク補給用パイプとサブインクタンクのインク補給口とが接続される過程を断面で示す説明図 排気用ポートとサブインクタンクの排気口との接続構造を示す概略断面図 溝部が形成されたバルブ当部付きインク補給用パイプを示す概略斜視図 格子状の梁部が形成されたバルブ当接部付きインク補給用パイプを示す概略斜視図 突条部が形成されたバルブ当接部なしのインク補給用パイプを示す概略斜視図 図14のインク補給用パイプとサブインクタンクのインク補給口との接続構造を示す概略断面図 図14のインク補給用パイプとサブインクタンクのインク補給口とが接続される過程を断面で示す説明図 溝部が形成されたバルブ当部なしのインク補給用パイプを示す概略斜視図 格子状の梁部が形成されたバルブ当接部なしのインク補給用パイプを示す概略斜視図
符号の説明
10 インクジェット記録装置
12 記録ヘッドキャリッジ
24 記録ヘッドユニット
26 記録ヘッド
28 サブインクタンク
32 排気用ポート
34 インク補給用ポート
36 排気口
38 インク補給口
40 インク補給装置
44 インク補給ユニット
50 メインインクタンク
56 排気用ポート
58 インク補給用ポート
60 位置決めアーム(位置決め手段)
74 位置決めピン(位置決め手段)
80 位置決め用ポート
86 インク補給用パイプ
87 排気用パイプ
88 弁体
96 パッキン
100 インク供給口
101 吸気口
104 バルブ当接部
114 バルブ突起部
140 カムユニット(変位機構)
150 カムフォロワユニット(変位機構)
158 リンク機構(変位機構)
170 突条部(毛管力発生手段)
172 溝部(毛管力発生手段)
174 梁部(毛管力発生手段)

Claims (7)

  1. 画像情報に基づいてインク滴を記録媒体に吐出する記録ヘッドと、該記録ヘッドへ供給するインクが貯留されるサブインクタンクと、を有する記録ヘッドユニットに対応して設けられ、前記サブインクタンクへインクを補給するためのインク補給用ポートを備えたインク補給ユニットと、
    前記インク補給ユニットを、対応するサブインクタンクに対してインクを供給しない非補給位置とインクを供給可能な補給位置との間で変位させる変位機構と、
    少なくとも前記インク補給ユニットが前記補給位置にあるときに、該インク補給ユニットと前記サブインクタンクとの相対位置を位置決めする位置決め手段と、
    を有するインク補給装置において、
    前記インク補給用ポートのインク供給口に、毛管力発生手段を形成したことを特徴とするインク補給装置。
  2. 前記毛管力発生手段は、前記インク供給口の内壁に形成された複数の突条部又は溝部であることを特徴とする請求項1に記載のインク補給装置。
  3. 前記突条部及び溝部は、インクの流れる方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載のインク補給装置。
  4. 前記突条部同士の間隔及び溝部の幅は、0.5mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項2又は3に記載のインク補給装置。
  5. 前記毛管力発生手段は、前記インク供給口の口部に格子状に組まれた梁部であることを特徴とする請求項1に記載のインク補給装置。
  6. 前記梁部の間隔は、0.5mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項5に記載のインク補給装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のインク補給装置と、
    前記インク補給装置によってインクが補給されるサブインクタンクと、該サブインクタンクから供給されたインクを画像情報に基づいてインク滴として記録媒体に吐出する記録ヘッドとが設けられた記録ヘッドユニットと、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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US8162452B2 (en) 2006-12-29 2012-04-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharge device
JP7483472B2 (ja) 2020-04-13 2024-05-15 キヤノン株式会社 インクカートリッジおよび記録装置

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