JP7483472B2 - インクカートリッジおよび記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクカートリッジおよび記録装置に関する。
特許文献1には、インクカートリッジの装置との接続部にパッキング部材とキャップ部材とを設ける構成が記載されている。このような構成にすることで、インクカートリッジの取り外し時に、パッキング部材周辺のインクがニードルに引っ張られてインクカートリッジの外部に漏れ出ても、漏れ出たインクをキャップ部材の受け部が受けることができる。このため、インクがカートリッジから漏れることを防止することができる。
特開2019-25794号公報
しかし、特許文献1の構成では、パッキング部材のより外のキャップ部材の受け部にインクを溜めているだけなので、カートリッジを装置から取り外した後、受け部に溜まったインクがキャップ外に漏れ出る虞がある。
よって本発明は、インク漏れを抑制することができるインクカートリッジを提供することを目的とする。
本発明のインクカートリッジは、筐体に貯留したインクを外部へ供給可能な供給部と、前記供給部における開口部の周縁部に配され、外部から前記開口部に挿入されるニードルに対して封止するためのシール部材と、前記シール部材と第一の面で当接することで前記供給部と外部との連通を遮断可能なバルブ手段と、を備えたインクカートリッジであって、前記供給部を介してインクを供給する際のインクの流れ方向において、前記バルブ手段に対して下流側でインクを保持するための凹凸を前記第一の面が備えており、前記バルブ手段と前記シール部材とで一部が隔てられた空間でインクを保持するように構成される。
本発明によれば、インク漏れを抑制することができるインクカートリッジを提供することができる。
カートリッジと、仲介部材とを示した図である。 カートリッジを示した斜視図である。 記録装置に装着されたカートリッジを示した断面図である。 記録装置の装着部にカートリッジを装着する工程を順に示した断面図である。 記録装置の装着部からカートリッジを取り外す工程を示した断面図である。 第1の実施形態の特徴的構成を示した図である。 第1の実施形態の変形例のバルブを示した図である。 第2の変形例のバルブを示した図である。 第3の変形例のバルブを示した図である。 第2の実施形態におけるシール部材を示した図である。 第2の実施形態の変形例を示した図である。 第2の実施形態の変形例を示した図である。 その他の実施形態におけるシール部材とニードルとを示した図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1(a)、(b)は、本実施形態のカートリッジ100と、カートリッジ100を装着する装置の装着部において、装置とカートリッジ100との仲介をする仲介部材200とを示した図である。カートリッジ100は、不図示の記録装置に装着可能であり記録装置に装着されて用いられる。カートリッジ100は、筐体110の内部にインク130を貯留可能なインクカートリッジであり、蓋120によって内部のインク130が漏れないよう蓋がされている。カートリッジ100は、供給部140を備えており、供給部140を介して筐体110内のインク130を記録装置に供給可能となっている。
仲介部材200は、インク貯蔵部160と、ニードル150とを備えており、カートリッジ100の供給部140と、記録装置の装着部との間でインクの供給を仲介する。仲介部材200と供給部140との接続では、インク貯蔵部160から突出したニードル150を供給部140に挿入することで、接続が成される(図1(b)参照)。
図2(a)は、カートリッジ100の全体を示した斜視図であり、図2(b)は、カートリッジ100の供給部140を分解して示した分解斜視図である。図2(a)のように、カートリッジ100は、供給部140にカバー141を備えている。供給部140は、カバー141、シール部材142、バルブ143、コイルバネ144を備えている。
供給部140には、記録装置に配置されているインク貯蔵部160から突出したニードル150と連結した際に、連結部を封止するシール部材142が設けられている。カバー141は、供給部140にシール部材142を固定している。また、供給部140には、バルブ143とコイルバネ144とが設けられており、筐体110内部のインク130が外部に漏れ出さないように、コイルバネ144によってバルブ143をシール部材142に押圧している。供給部140では、仲介部材200のニードル150と連結されていない状態で、コイルバネ144が伸びることでバルブ143を押圧し、シール部材142と当接することで供給部140と外部との連通を遮断可能となっている。このように、シール部材142は、カバー141の開口の周縁部で開口からの漏出を防ぐ封止と、ニードル150との封止と、バルブ143との封止の3か所における封止を担っている。
図3は、記録装置に装着されたカートリッジ100を示した断面図である。カートリッジ100が記録装置に装着されると、供給部140にニードル150が挿入される。ニードル150が挿入されると、シール部材142がニードル150の外周と当接することで封止される。ニードル150は、その内部に、バルブ151、シール部材152、コイルバネ153を備えている。
図4(a)から(d)は、記録装置の装着部にカートリッジ100を装着する工程を順に示した断面図である。以下、カートリッジ100の装着工程を順に説明する。
供給部140の先端のカバー141は、カートリッジ100を装着しやすいように、ニードル150の外径よりも大きな開口を備えており、装着時にニードル150を案内する形状となっている。図4(a)のように、ニードル150挿入前の供給部140では、バルブ143とシール部材142とが当接することで封止されている。
図4(b)は、供給部140を位置Aから位置Bまで移動させ、ニードル150の先端が供給部140の先端に挿入された状態を示している。ニードル150が挿入された状態では、供給部140内のシール部材142の内側にニードル150の外周が当接することで封止されている。この時、ニードル150内の凸状のバルブ151の先端は、バルブ143と当接しており、バルブ143とニードル150とシール部材142とで囲われた空間は密閉されている。
図4(c)は、供給部140を位置Bから位置Cまで移動した状態を示している。位置Cまで移動することにより、ニードル150内のバルブ151が押圧されて開く。2つのコイルバネ144、153では、ニードル150のコイルバネ153の方が弱いため、挿入過程において、カートリッジ100のバルブ143が開く前に、ニードル150のバルブ151が開く。バルブ151が開くことで、バルブ143とニードル150とシール部材142とで囲われた空間は、インク貯蔵部160と連通される。
図4(d)は、供給部140を位置Cから位置Dまで移動した状態を示している。位置Dまで移動したことにより、バルブ143が押圧されて開く。これによって、インク貯蔵部160とカートリッジ100内のインク130とが連通した状態になる。供給部140を位置Dまで移動させることで、記録装置の装着部に対するカートリッジ100の装着が完了する。
図5(a)から(c)は、記録装置の装着部からカートリッジ100を取り外す工程を順に示した断面図である。以下、カートリッジ100の取り外し工程を順に説明する。
図5(a)は、装着部に装着されたカートリッジ100を取り外すために、供給部140を位置Bまで移動した状態を示している。供給部140が位置Bまで移動することで、バルブ143がシール部材142と当接し、インク貯蔵部160とカートリッジ100内のインク130との連通が遮断される。この状態で、カートリッジ100からインク貯蔵部160へのインク130の流入はできなくなる。
図5(b)は、供給部140を位置Bから位置Eまで移動した状態を示している。供給部140を位置Eまで移動することで、バルブ151とバルブ143との当接が解除され、バルブ151は閉じた状態となる。この状態で、バルブ143とニードル150とシール部材142とで囲われた空間は、再度密閉された状態となる。この密閉された空間は、インク130で満たされた状態である。
図5(c)は、供給部140を位置Eら位置Aまで移動した状態を示している。供給部140を位置Aまで移動することで、ニードル150は、供給部140から外れる。ニードル150が供給部140から外れることで、バルブ143とニードル150とシール部材142とで囲われていた空間は、密閉状態が解除されて、密閉空間を満たしていたインク130がシール部材142の開口から露出した状態となる。この時、インク130はバルブ143とシール部材142とで形成された凹状部に、インク130の粘性によって残留した状態となる。しかし、単なるバルブ143の面とシール部材142とで形成された凹状部にインクが残留しているだけでは、インク130は安定的に残留しているのではなく、例えば外力の影響を受けることで、シール部材142の開口から漏れ出す虞もある。
そこで、本実施形態では以下のような特徴的な構成を備えることで、凹状部においてインク130を安定的に残留させる(以下、保持するとも表現する)ことを可能にしている。
図6(a)から(c)は、本実施形態の特徴的構成を示した図であり、図6(a)は、ニードル150と供給部140とを示しており、図6(b)、(c)は、バルブ143の正面図と側面図である。
バルブ143の面とシール部材142とで形成される凹状部では、バルブ143の面とシール部材142の面とにおける表面張力によってインク130が保持されている(図6(a)参照)。本実施形態のバルブ143におけるインク130を保持する保持面145には、保持面145と同心円の凹部170が形成されている。このように、バルブ143の保持面145に凹部170を形成することで、凹部170の溝において、表面張力により毛細管現象が生じる。これにより、凹部170にインクが溜まる効果があり、保持面145においてインク130を保持する保持力が強くなる。
凹部170における溝の幅が広い場合、毛細管現象が生じにくくなるため、凹部170は、溝の幅を細くし、溝における容積は大きい方が好ましい。このため、形状が環状に設けられている(図6(b)参照)。なお、図6(c)のように、保持面145と同心円の複数の凹部170を形成してもよい。また、凹部170の各部の寸法や表面粗さは、インク130の粘性等の性質を考慮して適宜設定することが好ましい。
(第1の変形例)
図7(a)、(b)は、本実施形態の変形例のバルブ143を示した図である。第1の変形例のバルブ143は、保持面145の一部を突出させた凸部171を備えている。このような凸部171では、表面張力によってインク130が、保持面145から立ち上がる凸部171の面に対してぬれ上がり、保持面145と凸部171との接続部にインク130を保持する効果が生じる。これによって、保持面145においてインク130を保持する保持力が強くなる。保持する部分は多い(広い)方が保持力は強くなるため、凸部171は形状が環状に設けられている(図7(a)参照)。ただし、保持面145の中心部は、ニードル150のバルブ151の先端が当接するため、凸にならないようにする。また、保持面145の外周は、シール部材142と当接するため、凸にならないようにする。なお、図7(b)のように、保持面145と同心円の複数の凸部171を形成してもよい。また、凸部171の各部の寸法や表面粗さは、インク130の粘性等の性質を考慮して適宜設定することが好ましい。
(第2の変形例)
図8は、本実施形態の第2の変形例のバルブ143を示した図である。第2の変形例のバルブ143は、保持面145に放射状の凹部172を備えている。このような凹部172でも、前述した凹部170と同様の効果を得ることができ、保持面145においてインク130を保持する保持力が強くなる。
また、凹部172は放射状に設けられていることから、保持面145の中心に近い部分でインク130を保持する保持力が働く。これにより、保持面145の中心にインク130が移動しやすくなり、カバー141から離れた中心部により集まりやすくなる。そのため、インク130は飛び散りにくくなる。
(第3の変形例)
図9は、本実施形態の第3の変形例のバルブ143を示した図である。第3の変形例のバルブ143は、保持面145に放射状の凸部173を備えている。このような凸部173でも、前述した凸部171と同様の効果を得ることができ、保持面145においてインク130を保持する保持力が強くなる。
また、凸部171は放射状に設けられていることから、保持面145の中心に近い部分でインク130を保持する保持力が働くことから、保持面145の中心にインク130が移動しやすくなり、カバー141から離れた中心部により集まりやすくなる。そのため、インク130は飛び散りにくくなる。
なお、本実施形態では、バルブ143の保持面145に凹凸を設けた例を説明したが、これに限定するものでなく、供給部140の開口部においてインクを留まらせる(保持する)インク残留(保持)手段が設けられていればよい。
このように、カートリッジ100における供給部140の開口部で、インク供給時の流れ方向において、バルブ143の下流側にインクを保持するインク保持手段を設ける。これによって、インク漏れを抑制することができるインクカートリッジを提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成について説明する。
図10(a)は、本実施形態におけるシール部材300を示した図であり、図10(b)は、本実施形態における供給部140とニードル150とを示した図である。本実施形態のシール部材300は、シール部材300とバルブ143とが当接した際に封止されるバルブシール部301と、ニードル150との接続時にニードル150との封止を行うニードルシール部302と、供給部140の開口を塞ぐ膜体303とを備えている。シール部材300の膜体303には、直線状に切込み304が設けられており、ニードル150との接続時に、ニードル150が切込み304を通して供給部140へ侵入することを可能にしている。
図10(b)は、供給部140とニードル150とが接続された状態から接続が解除された状態を示している。本実施形態では、シール部材300が備える膜体303によって供給部140の開口が塞がれていることから、ニードル150と接続されていない状態では、シール部材300とバルブ143とで密閉空間305が形成される。そして、ニードル150との接続が解除されると、図のように、密閉空間305はインク130で満たされた状態となる。膜体303には切込み304が形成されているが、ニードル150と接続されていない状態では、インク130のメニスカスにより、密閉空間305が形成されインク130を保持することができる。
カートリッジ100の記録装置への装着時には、ニードル150により、切込み304が押し広げられ、ニードルシール部302によってニードル150の外周を封止する。
このように、供給部140の開口をシール部材300の膜体303で塞ぐことによって、インク130がカバー141の開口から外に飛び散ることを抑制することができる。
図11(a)から(c)は、本実施形態の変形例を示した図である。インク130は重力方向下方に溜まることから、インク130が外部に漏れ出ないようにするためには、カートリッジ100の使用時の姿勢において、供給部140の開口の下方部を膜体303によって塞ぐことが好ましい。したがって、切込み304は、供給部140の開口の下方部を避けて設けることが好ましい。
(第1変形例)
図11(a)は、本実施形態における第1変形例のシール部材400を示した図である。シール部材400の膜体303には、十字状の切込み301が設けられている。十字状の切込み301は、カートリッジの使用時(記録装置への装着時)において、鉛直方向に延在する切込みと水平方向に延在する切込みから成るものでなく、切込みを垂直方向、水平方向に対して傾けている。このようにすることで、切込み301は、供給部140の開口の下方部を避けて設けている。なお、十字状とは、実質的な十字状を意味する。実質的に直線である2本の線分が略垂直に交わってできた形状は、十字状である。
(第2変形例)
図11(b)は、本実施形態における第2変形例のシール部材410を示した図である。シール部材410の膜体303には、T字を逆さにした切込み411が設けられている。逆さにしたT字状の切込み411とすることで、供給部140の開口の下方部を避けて設けている。なお、T字状とは、実質的なT字状を意味する。実質的な直線の中点付近から、別の実質的な直線が突き出さないように略鉛直に延びてできた形状は、T字状である。
(第3変形例)
図11(c)は、本実施形態における第3変形例のシール部材420を示した図である。シール部材420の膜体303は、開口の下半分にだけ設けられている。このように、膜体303を開口の下半分にだけ設けても、開口の下半分にインク130を貯留することが可能であり、開口から外に飛び散ることを抑制することができる。
(第4変形例)
図12(a)から(e)は、本実施形態の変形例を示した図である。前述のとおり、ニードル150の先端には凸状のバルブ151が設けられており、カートリッジ100の挿入時に、ニードルシール部302によってニードル150の外周をシールする前に、凸状のバルブ151が膜体303と接触し、膜体303が変形する。この膜体303の変形によって、膜体303で保持されていたインク130が漏れ出す虞がある。そこで、凸状のバルブ151と当接する膜体303の中央部に逃げ孔431を設けることで、カートリッジ100の挿入時に、ニードルシール部302によってニードル150をシールする前に、バルブ151と膜体303とが接触することを防ぐ。これによって、供給部140の開口からのインク130の飛散を抑制することができる。
図12(a)は、本実施形態における第4変形例のシール部材430を示した図である。シール部材430は、膜体303の中央部に逃げ孔431を備えている。ニードル150との接続時には、膜体303の逃げ孔431がニードル150の径まで広がることで、ニードル150に対する封止を兼ねつつ、供給部140とニードル150との接続を可能にしている。
(第5変形例)
図12(b)は、本実施形態における第5変形例のシール部材440を示した図である。シール部材440は、膜体303の中央部に円形の逃げ孔431を備え、且つ水平の切込み441を備えている。これは、図10(a)で説明した実施形態と、図12(a)で説明した第4変形例とを組み合わせた変形例である。
(第6変形例)
図12(c)は、本実施形態における第6変形例のシール部材450を示した図である。シール部材450は、膜体303の中央部に円形の逃げ孔431を備え、且つ十字状の切込み451を備えている。これは、図11(a)で説明した第1変形例と、図12(a)で説明した第4変形例とを組み合わせた変形例である。
(第7変形例)
図12(d)は、本実施形態における第7変形例のシール部材460を示した図である。シール部材460は、膜体303の中央部に円形の逃げ孔431を備え、且つT字を逆さにした切込み461を備えている。これは、図11(b)で説明した第2変形例と、図12(a)で説明した第4変形例とを組み合わせた変形例である。
(第8変形例)
図12(e)は、本実施形態における第8変形例のシール部材470を示した図である。シール部材470の膜体303は、開口の下半分にだけ設けられており、且つ開口の中央部に対応する膜体303の部分には、半円形の切込み471を備えている。これは、図11(c)で説明した第3変形例と、図12(a)で説明した第4変形例とを組み合わせた変形例である。
(その他の実施形態)
以下、図面を参照して本発明のその他の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成について説明する。
図13(a)は、その他の実施形態におけるシール部材500とニードル150とを示した図である。本実施形態のシール部材500は、ニードルシール部302と膜体303とが離れて設けられており、膜体303は、ニードルシール部302よりも外側に設けられている。なお、膜体303をニードルシール部302よりも外側に設ける場合、ニードル150の挿入時に、図13(b)のように、膜体303がニードルシール部302とニードル150との間に挟み込まれてしまう虞がある。そのため膜体303の先端部がニードルシール部302と干渉しない位置関係となるよう、ニードルシール部302と膜体303との距離を確保することが好ましい。
図13(c)は、その他の実施形態におけるシール部材510とニードル150とを示した図である。本実施形態のシール部材510は、ニードルシール部302の内側に膜体303が設けられている。このように、ニードルシール部302の内側に膜体303が設けられている場合、カートリッジ100の取り外しの際に、ニードルシール部302と膜体303との間にインク130が取り残される。そのため、インクが漏れ出るのを防ぐために、ニードルシール部302と膜体303とは離れつつも一体で形成されていることが好ましい。
図13(d)は、その他の実施形態におけるシール部材520とニードル150とを示した図である。本実施形態のシール部材520は、ニードルシール部302を備えたニードルシール部材521と、膜体303を備えた膜部材522とを備えている。このように、シール部材520が、ニードルシール部材521と、膜部材522との別体で構成されてもよい。なお、シール部材520の場合も、膜体303の先端部がニードルシール部302と干渉しない位置関係となるよう、ニードルシール部302と膜体303との距離を確保することが好ましい。
100 カートリッジ
130 インク
140 供給部
141 カバー
143 バルブ
145 保持面
150 ニードル
160 インク貯蔵部
302 ニードルシール部
305 密閉空間

Claims (9)

  1. 筐体に貯留したインクを外部へ供給可能な供給部と、前記供給部における開口部の周縁部に配され、外部から前記開口部に挿入されるニードルに対して封止するためのシール部材と、前記シール部材と第一の面で当接することで前記供給部と外部との連通を遮断可能なバルブ手段と、を備えたインクカートリッジであって、
    前記供給部を介してインクを供給する際のインクの流れ方向において、前記バルブ手段に対して下流側でインクを保持するための凹凸を前記第一の面が備えており、前記バルブ手段と前記シール部材とで一部が隔てられた空間でインクを保持するように構成されたインクカートリッジ。
  2. 前記第一の面に凹部が形成されている請求項に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記第一の面に環状の凹部が形成されている請求項に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記第一の面に、前記第一の面の中心から放射状に広がる凹部が形成されている請求項に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記第一の面に凸部が形成されている請求項に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記第一の面に環状の凸部が形成されている請求項に記載のインクカートリッジ。
  7. 前記第一の面に、前記第一の面の中心から放射状に広がる凸部が形成されている請求項に記載のインクカートリッジ。
  8. 前記凹凸は、前記ニードルが挿入された際に前記ニードルと当接する前記バルブ手段の部材に設けられている、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のインクカートリッジを装着可能な記録装置。
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Citations (10)

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