JP5272391B2 - インクカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、インク供給装置に着脱されるインクカートリッジに関する。
インクジェット記録方式の記録装置は、画像記録に使用されるインクを供給するインク供給装置を備えている。このインク供給装置にはインクカートリッジが装着される。インクカートリッジは、その本体の内部にインクを収容するインク室を有している。また、インクカートリッジの本体の壁面には、インク室内のインクを外部へ導出するための開口が形成されている。インクカートリッジがインク供給装置に装着されると、インク室内のインクが上記開口を通じて導出されて記録装置へ供給される。記録装置は、このようにしてインクカートリッジから供給されたインクを記録ヘッドから記録用紙へ向けて選択的に噴出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。
特許文献1に記載のインクカートリッジは、その本体の側面にインク供給体が形成されている。インク供給体は、上記側面から本体の外側へ突出する筒状のものである。このインク供給体の先端には、シール部材が配置される。シール部材は、インク供給装置のインク供給管が挿入されるインク供給孔を有しており、弾性変形可能な樹脂材料で構成されている。インク供給体には、その先端にシール部材が配置された状態でキャップが装着される。キャップは、上記インク供給管が挿通可能な開口を有し、シール部材の外周面及びインク供給体の外周面を覆うように円筒形状に形成されている。インク供給体にキャップが装着されることにより、シール部材がインク供給体の先端に固定される。インク供給体の内部には、供給バルブ及び供給スプリングが設けられている。供給バルブは、供給スプリングによってシール部材へ向けて弾性的に向けて付勢されている。このため、インク供給装置にインクカートリッジが装着されていない状態では、供給バルブによってインク供給孔が閉塞される。インク供給装置にインクカートリッジが装着される過程で、インク供給管がインク供給孔に挿入される。供給バルブは、このインク供給管によって押圧されてシール部材から離隔する。このようにしてインク供給体の内部へ挿入されたインク供給管を通じて、インク室内のインクが外部へ導出される。
特開2007−144808号公報
ところで、インク供給装置に対してインクカートリッジが着脱される際に、インク供給孔やインク供給管からインクが漏れることがある。特許文献1に記載のインクカートリッジでは、漏れたインクが例えばキャップの外周面に付着する。このキャップは円筒形状に形成されているので、例えばインクカートリッジの着脱が繰り返された場合に、外周面に付着したインクが垂れ落ちてインクによる汚れが生じるおそれがあった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、漏れたインクが垂れ落ちてインクによる汚れが生じることを抑制することができるインクカートリッジを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るインクカートリッジは、本体と、孔と、インク流通部と、を備える。本体はインクが収容されるものである。孔は、インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着された装着姿勢における上記本体の側面に形成されている。インク流通部は、上記孔の周縁から上記本体の外側へ突出されている。インク流通部は、当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着された状態でインク流路を形成する筒状のものである。インク流通部の外周面のうち少なくとも上記装着姿勢における上記インク流通部の下部にインク保持部が形成されている。インク保持部は、上記インク流通部の外周面と、当該外周面に立設されて上記インク流通部の径方向及び軸線方向へ延びる一対の壁とで区画されている。また、インク保持部は、上記インク流通部の先端側が開口している。インク流通部は、上記インク供給装置に設けられた円筒形状の連結部に挿入されて、当該連結部の奥部の中心に設けられたインクニードルが挿入されるものである。インク保持部は、上記連結部に挿入された状態において上記開口からインクが進入可能であり、かつインクを保持可能な空間である
インクジェット記録方式の記録装置は、インク供給装置を備えている。インク供給装置は、インクカートリッジに収容されているインクを記録装置の記録ヘッドへ供給するものである。本発明のインクカートリッジは、このインク供給装置の収容部に装着される。収容部にインクカートリッジが装着されると、インク流通部を通じて本体から記録装置へのインクの供給が可能となる。インク流通部の外周面にはインク保持部が設けられている。インク保持部は、インク流通部の外周面と、当該外周面に立設されてインク流通部の径方向及び軸線方向へ延びる一対の壁とで区画されている。このインク保持部は、インク流通部の先端側が開口している。収容部に対してインクカートリッジが挿抜される際に、インク流通部の先端からインクが漏れてインク流通部の外周面に付着することがある。インク流通部の外周面にインクが付着すると、いわゆる毛細管現象が生じてインクがインク保持部に保持される。
インクが重力を受けているので、インク流通部の先端から漏れたインクはインク流通部の外周面の下部に付着しやすい。インク流通部の下部には上記インク保持部が設けられているので、いわゆる毛細管現象によってインク流通部からインクが垂れ落ちることが効果的に抑制される。
(2) 上記インク流通部の外周面に立設されて当該インク流通部の径方向及び周方向へ延出され、且つ上記一対の壁と交差する壁が上記インク保持部の上記本体側に形成されていることが好ましい。
インク保持部は、インク流通部の外周面、及び外周面に立設されてインク流通部の径方向及び軸方向へ延びる一対の壁に加えて、外周面に立設されてインク流通部の径方向及び周方向へ延出されて上記一対の壁と交差する壁によって区画されている。この構成により、インク保持部に保持されたインクがインク流通部の外周面に沿って本体側へ流れることが防止される。
(3) 複数の上記インク保持部が当該インク流通部の周方向に並べられていることが好ましい。
インク流通部の外周面に付着したインクは、各インク保持部に保持される。インク流通部の外周面の上側部分にインク保持部が設けられている場合、インクは、インク保持部に下から支持されるようにして該インク保持部に保持される。インク流通部の外周面の下側部分にインク保持部が設けられている場合、インクは、いわゆる毛細管現象によって上方へ引き上げられるようにしてインク保持部に保持される。したがって、インク流通部の外周面に付着したインクが垂れ落ちることが効果的に抑制される。
(4) 上記インク流通部は、上記一対の壁の上記径方向外側の端縁を含み、当該インク流通部の軸線方向へ延びて、上記収容部に対して当該インク流通部を案内するガイド面を有していてもよい。
(5) 上記インク流通部の軸線方向へ延びる所定数のリブが当該インク流通部の外周面に設けられており、上記一対の壁は、隣接する2つのリブが対向配置されて構成されている。
(6) 上記本体の上記所定の壁面側を内部に収容するカバー本体と、該カバー本体に形成され、上記インク流通部が挿通される挿通孔と、を有し、上記所定の壁面から離隔されて上記インク流通部が上記カバー本体の内側に配置された第1位置と、該第1位置よりも上記所定の壁面に近付けられて上記インク流通部が上記挿通孔から上記カバー本体の外側に露出された第2位置との間で移動可能なカバー部材と、上記本体と上記カバー部材との間に設けられ、上記カバー部材を上記第2位置から上記第1位置へ移動させる方向へ付勢する弾性部材と、を備えていてもよい。
上記構成により、インクカートリッジが収容部から取り外された状態では、弾性部材の付勢力によってカバー部材が第1位置に配置された状態が維持される。この状態では、インク流通部がカバー部材で覆われるので、万一インク保持部からインクが垂れ落ちても、カバー部材の外にインクが漏れることが防止される。
(7) 本発明は、本体と、孔と、インク流通部と、カバー部材と、弾性部材と、を備えるインクカートリッジとして具体的に実現される。本体はインクが収容されるものである。孔は、当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着された装着姿勢における上記本体の側面に形成されている。インク流通部は、上記孔の周縁から上記本体の外側へ突出されている。インク流通部は、当該インクカートリッジが上記収容部に装着された状態でインク流路を形成する筒状のものである。カバー部材は、カバー本体と挿通孔とを有する。カバー本体は、上記本体の上記側面側を内部に収容するものである。挿通孔は、該カバー本体に形成されており、上記インク流通部が挿通される。このカバー部材は、第1位置と第2位置との間で移動可能に構成されている。第1位置は、上記側面から離隔されて上記インク流通部が上記カバー本体の内側に配置されるカバー部材の位置である。第2位置は、該第1位置よりも上記側面に近付けられて上記インク流通部が上記挿通孔から上記カバー本体の外側に露出されるカバー部材の位置である。弾性部材は、上記本体と上記カバー部材との間に設けられており、上記カバー部材を上記第2位置から上記第1位置へ移動させる方向へ付勢する。インク流通部の外周面にインク保持部が形成されている。インク保持部は、上記インク流通部の外周面と、当該外周面に立設されて上記インク流通部の径方向及び軸線方向へ延びる一対の壁と、当該外周面に立設され上記インク流通部の径方向及び周方向へ延出されて上記一対の壁と交差する壁と、で区画されている。また、インク保持部は、上記インク流通部の先端側が開口している。このインク保持部は、上記装着姿勢において上記インク流通部の下部に配置される。
本発明によれば、インク流通部の外周面に付着したインクがインク保持部に保持されるので、漏れたインクが垂れ落ちてインクによる汚れが生じることが抑制される。
以下、適宜図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
まず、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の構成について説明する。
[図面の説明]
図1は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図であり、(A)は第1カバー21が第2位置に配置された状態を示し、(B)は第1カバー21が第1位置に配置された状態を示す。図2は、インクカートリッジ10の側面図であり、(A)は第1カバー21が第2位置に配置された状態を示し、(B)は第1カバー21が第1位置に配置された状態を示す。図3は、カートリッジ装着部202の内部構造を示す縦断面図である。図4は、カートリッジ本体20の内部構造を示す側面図である。図5は、カートリッジ本体20の分解斜視図である。図6は、カートリッジ本体20のインク流通部60付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が閉塞された状態を示す。図7は、弁体31の斜視図である。図8は、カートリッジ本体20のインク流通部60付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が開放された状態を示す。図9は、キャップ95の斜視図である。図10は、キャップ95の側面図である。図11は、カートリッジ本体20の背面図であり、キャップ95付近の構造を示す。なお、図5ではアーム150が省略されている。
インクジェット方式のプリンタに代表される記録装置には、インク供給装置200(本発明のインク供給装置の一例、図3参照)が設けられている。インク供給装置200は、記録装置の記録ヘッドへインクを供給するものである。インクカートリッジ10(本発明のインクカートリッジの一例、図1及び図2参照)は、このインク供給装置200に装着されて使用される。インクカートリッジ10は、インク供給装置200が備えるカートリッジ装着部202(本発明の収容部の一例、図3参照)に着脱可能に構成されている。このカートリッジ装着部202には、インクニードル49が設けられている。インクニードル49は、記録装置の記録ヘッドから導出されたインク管の先端に設けられた針状の樹脂管である。カートリッジ装着部202にインクカートリッジ10が装着されると、後述するインク供給孔91(図6参照)にインクニードル49が挿入される。これにより、インクカートリッジ10に収容されたインクがインクニードル49及びインクチューブ207を通じて記録装置の記録ヘッドへ供給可能となる。
図1及び図2に示されるように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略六面体として構成されている。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印51の方向)に細く、高さ方向(矢印52の方向)及び奥行き方向(矢印57の方向)が上記幅方向よりも長い略直方体形状に形成されている。
図1及び図2に示されるように、インクカートリッジ10は、大別して、カートリッジ本体20(本発明の本体の一例、図4参照)と、第1カバー21(本発明のカバー部材の一例)と、第2カバー22と、コイルバネ23,24(本発明の弾性部材の一例)とを備えている。インクカートリッジ10の外装は、第1カバー21及び第2カバー22で構成されている。カートリッジ本体20は、内部にインクが収容されるインク室100(図4参照)が形成されている。このカートリッジ本体20は、各カバー21,22で覆い隠されている。なお、本実施形態では、カートリッジ本体20、第1カバー21及び第2カバー22は樹脂材料により構成されている。樹脂材料としては、例えばナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。
インクカートリッジ10は、図1及び図2に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面122とし、図中の上側の面を上面123としてカートリッジ装着部202に対して矢印56(図1及び図2参照)で示される方向(以下「挿入方向56」と称する。)へ挿入される。したがって、後述するカートリッジ本体20の背面102(本発明の所定の壁面の一例、図4参照)は、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部202に装着された装着姿勢(上記起立状態)においてカートリッジ本体20の側面を構成する。
第1カバー21は、カートリッジ本体20の挿入方向56の前方側の部分(以下「前方部」と称する。)を収容可能な容器形状に形成されている。第2カバー22は、カートリッジ本体20の挿入方向56の後方側の部分(以下「後方部」と称する。)を収容可能な容器形状に形成されている。第1カバー21及び第2カバー22は、カートリッジ本体20の略全体を覆う。詳細には、カートリッジ本体20の前方部が第1カバー21によって覆われ、カートリッジ本体20の後方部が第2カバー22によって覆われる。これにより、カートリッジ本体20の前方側が第1カバー21によって保護され、カートリッジ本体20の後方側が第2カバー22によって保護される。
第1カバー21は、カバー本体18(本発明のカバー本体の一例)と挿通孔19(本発明の挿通孔の一例)とを有する。カバー本体18は、カートリッジ本体20の上記前方部を覆う。カートリッジ本体20は、その背面102側がカバー本体18の内部に収容される(図2参照)。カートリッジ本体20の背面102に対応する前壁161の下部に挿通孔19が形成されている。挿通孔19にはキャップ95が挿通される。このため、挿通孔19は、キャップ95に対応する位置及び大きさに形成されている。
この第1カバー21は、カートリッジ本体20を保持する第2カバー22に対して奥行き方向(矢印57の方向)へスライド可能に構成されている(図1及び図2参照)。図1(A)及び図2(A)には、第1カバー21がカートリッジ本体20の背面102に最も近付いた第2位置にスライドされた状態が示されている。図1(B)及び図2(B)には、第1カバー21がカートリッジ本体20の背面102から最も離隔された第1位置へスライドされた状態が示されている。図1(A)及び図2(A)に示されるように、第1カバー21が上記第2位置へスライドされることによって、後述の大気連通バルブ80のロッド84が押圧され、キャップ95が外部へ露出される。すなわち、第1カバー21が第2位置に配置された状態では、キャップ95が挿通孔19からカバー本体18の外側に露出される。また、図1(B)及び図2(B)に示されるように、第1カバー21が上記第1位置へスライドされることによって、大気連通バルブ80のロッド84が元の状態(待機状態)に復帰し、キャップ95が第1カバー21内に没入する。すなわち、第1カバー21が第1位置に配置された状態では、キャップ95がカバー本体18の内側に配置される。
図2に示されるように、第1カバー21の前壁161の裏面、すなわち、カートリッジ本体20の背面102に対向する対向面に支持バー168,169が設けられている。支持バー168は、コイルバネ23を支持するとともにその伸縮方向を第1カバー21のスライド方向へ規制するものである。また、支持バー169は、コイルバネ24を支持するとともにその伸縮方向を第1カバー21のスライド方向へ規制するものである。具体的には、支持バー168は、前壁161の上端の裏面であって、バネ収容室130(図5参照)と対応する位置に設けられている。また、支持バー169は、前壁161の下端の裏面であって、バネ収容室131(図5参照)と対応する位置に設けられている。
図2に示されるように、支持バー168,169は、前壁161の裏面から本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ突出された棒状の部材で構成されている。バネ収容室130にコイルバネ23が収容され、バネ収容室131にコイルバネ24が収容された状態で、第1カバー21が本体20の前方部に嵌め入れられる。その際、支持バー168がコイルバネ23の内孔に挿通され、支持バー169がコイルバネ24の内孔に挿通される。これにより、各コイルバネ23,24が支持バー168,169で支持される。また、コイルバネ23,24の伸縮方向が支持バー168,169の延出方向、つまり、カートリッジ本体20の奥行き方向に規制される。このように、カートリッジ本体20と第1カバー21の前壁161との間にコイルバネ23,24が設けられる。
本実施形態では、コイルバネ23,24は、所謂圧縮コイルバネとして用いられる。つまり、第1カバー21が上記前方部に装着された状態で、コイルバネ23,24が圧縮されてバネ収容室130,131(図5参照)に収容される。したがって、第1カバー21のスライド位置に関係なく、コイルバネ23,24は、常に、第1カバー21をカートリッジ本体20の背面102から離隔する方向へ付勢している。すなわち、コイルバネ23,24は、第1カバー21を上記第2位置から上記第1位置へ移動させる方向へ弾性的に付勢している。
[カートリッジ本体20]
カートリッジ本体20は、図4に示されるように、大別して、フレーム110と、大気連通バルブ80と、インク供給バルブ90と、アーム150とを備える。フレーム110は、カートリッジ本体20の筐体を構成する部材であり、カートリッジ本体20の六面101〜106を形成する。したがって、カートリッジ本体20の各面101〜106は、フレーム110の六面に一致する。以下において、カートリッジ本体20の各面に付された符号(101〜106)を用いてフレーム110の各面を示す。
フレーム110は、透光性のある樹脂材料で構成されており、例えば、樹脂材料を射出成形することにより得られる。フレーム110は、透光性を有するものであれば如何なる樹脂で構成されていてもよく、例えば、透明或いは半透明の樹脂で構成することも可能である。樹脂材料としては、ポリアセタールやナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。フレーム110は、正面101、上面103、背面102、底面104に概ね沿って環状に形成されている。これにより、フレーム110の左面105及び右面106に開口が形成されている。
フレーム110の左面105、右面106それぞれに、透明な樹脂で構成された薄肉状のフィルム(不図示)が貼り付けられている。具体的には、フィルムは、フレーム110の左面105、右面106の外縁部分に超音波溶着されている。このフィルムによって左面105及び右面106の開口が閉塞される。これにより、フレーム110とフィルムとによって囲まれた空間がインク室100として区画される。このように区画されたインク室100にインクが収容される。なお、本実施形態では、フレーム110とフィルムとによってインク室100を形成することとしたが、例えば、フレーム110自体を直方体の容器状に形成することによってその内部にインク室100が形成してもかまわない。
図4及び図5に示されるように、フレーム110の正面101にインク注入部15が形成されている。インク注入部15は、背面102からインク室100側に穿設された略円筒状の孔である。インク注入部15は、インク室100に連通している。このインク注入部15は、インクをインク室100に注入するためのものであり、インク注入部15を通じてインクがインク室100へ流入する。
図4及び図5に示されるように、フレーム110の背面102の中段付近に検知窓140が形成されている。検知窓140は、インク室100に収容されているインクの量を視覚的或いは光学的に検知するためのものである。検知窓140は、フレーム110と同じ材質、つまり、外部からの光を透過することができる透明の樹脂材料で構成される。なお、検知窓140には、インク供給装置200に取り付けられたフォトインタラプタなどの発光素子及び受光素子からなる光センサ210(図3参照)によって検出光が照射される。そして、検知窓140を透過した検出光が上記受光素子に受光される。
図4に示されるように、検知窓140の内部には空間142が形成されている。検知窓140のインク室100側には壁は設けられておらず、空間142がインク室100に連続して通じている。この空間142に、アーム150のインジケータ部152が進入或いは退出する。なお、図4には、インジケータ部152が空間142に進入した姿勢が示されている。
アーム150は、インク室100に収容されたインクの液量を検知するための部材である。アーム150の一方端に、空間142に進入或いは退出されるインジケータ部152が設けられている。アーム150の他方端に、フロート部153が設けられている。このアーム150は、カートリッジ本体20に矢印61の方向へ回動可能に支持されている。フロート部153は、例えば、内部が中空状に形成されており、インクなどの液体に対して浮力を有する浮力体の役割を担っている。したがって、フロート部153は、インク量の増減に応じて上下に変位する。これにより、フロート部153の変位に応じてアーム150が回動して、インジケータ部152が空間142に進入或いは退出する。空間142におけるインジケータ部152の有無を検知窓140の外部から光センサ210で監視することで、インク室100内のインクの液量が一定量あるかどうかを検知することができる。
図5に示されるように、フレーム110の背面102の上部、言い換えれば、検知窓140の上方に、円形の開口82が設けられている。開口82に連続してフレーム110の内部側に円筒状のバルブ収容室55が形成されている。バルブ収容室55は、カートリッジ本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ延設されている。バルブ収容室55は、その奥部においてインク室100に連通している。バルブ収容室55に、大気連通バルブ80が収容されている。
大気連通バルブ80は、開口82からインク室100の空気層に至る経路を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。図5に示されるように、大気連通バルブ80は、圧縮コイルバネ86と、バルブ本体87と、シール部材83と、キャップ85とを有している。これらの各部材は、ポリアセタールやシリコンゴムなどの樹脂で構成されている。
大気連通バルブ80は、上記各要素(圧縮コイルバネ86、バルブ本体87、シール部材83、キャップ85)がそのその順序で係合されることによって構成される。上記各要素のうち、圧縮コイルバネ86、バルブ本体87がバルブ収容室55に収容される。また、シール部材83、キャップ85は、開口82の周縁に装着される。
バルブ本体87は、バルブ収容室55において、カートリッジ本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へスライド可能に設けられている。バルブ本体87は、蓋体88とロッド84とを有する。ロッド84は、蓋体88の中心軸から開口82の中心を通って外側へ突出している。開口82の外縁部分にシール部材83を介してキャップ85が取り付けられている。キャップ85及びシール部材83には貫通孔が設けられている。ロッド84は、この貫通孔を通じてバルブ収容室55の外側へ突出されている。
圧縮コイルバネ86は、蓋体88をシール部材83に近づける方向へバルブ本体87を押圧している。このため、蓋体88がシール部材83に密着している。したがって、大気連通バルブ80は、常時は、バルブ収容室55から外部に至る通路を閉塞している。カートリッジ装着部202に対してインクカートリッジ10が装着される過程で、ロッド84がバルブ収容室55の奥部側へ向けて押圧される。これにより、圧縮コイルバネ86の付勢力に抗してバルブ本体87の蓋体88がシール部材83から離隔する。その結果、バルブ収容室55から外部に至る通路が開放される。この状態では、開口82を通じてインク室100内に大気が流入するので、インク室100内の空気層が大気圧と同圧になる。
[連通孔98]
カートリッジ本体20の背面102の下部に連通孔98(本発明の孔の一例)が設けられている(図6参照)。この連通孔98の周縁に連続して、カートリッジ本体20の外側へ突出する円筒状のキャップ取付部99が形成されている(図5及び図6参照)。このキャップ取付部99に後述するインク供給バルブ90が取り付けられる。このキャップ取付部99によってバルブ収容室54が構成されている。バルブ収容室54は、カートリッジ本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ延設されている。バルブ収容室54は、その奥部において奥壁53に貫通孔28が形成されている。バルブ収容室54は、この貫通孔28を通じてインク室100に連通している。このバルブ収容室54にインク供給バルブ90(図5参照)が収容されている。
[インク流通部60]
図4及び図6に示されるように、カートリッジ本体20の下部にインク流通部60(本発明のインク流通部の一例)が設けられている。このインク流通部60は、キャップ取付部99にインク供給バルブ90が装着されることによって構成されている。図5に示されるように、キャップ取付部99の先端155に開口92が形成されている。インク供給バルブ90は、この開口92からバルブ収容室54を通じてインク室100に至る経路を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。インク供給バルブ90は、弁体31と、弁座37と、圧縮コイルバネ96と、バルブ本体97と、シール部材93と、キャップ95とを有している。これらの各部材は、ポリアセタールやシリコンゴムなどの樹脂で構成されている。
インク供給バルブ90は、上記各要素(弁体31、弁座37、圧縮コイルバネ96、バルブ本体97、シール部材93、キャップ95)がその順序で係合されることによって構成される。上記各要素のうち、弁体31、弁座37、圧縮コイルバネ96、バルブ本体97がバルブ収容室54に収容される。また、シール部材93とキャップ95は、キャップ取付部99の開口92の周縁に装着される。
図6に示されるように、バルブ収容室54の奥部に弁体31が設けられている。具体的には、弁体31は、第2端44(図7参照)が弁座37に保持された状態で、第1端43(図7参照)が奥壁53に密着するように配置されている。弁体31は、奥壁53の貫通孔28を開閉する逆止弁であり、例えばシリコンゴムを射出成形することにより得られる。
図7に示されるように、弁体31は、筒体33、内壁34、蓋体35、及び貫通孔41を備える。筒体33は、外径寸法がキャップ取付部99の内径寸法と略等しい筒状に形成されている。筒体33は、弁座37を介して圧縮コイルバネ96からの押圧力を受ける。この押圧力によって筒体33が奥壁53に密着する。内壁34は、筒体33の内部に筒体33の中心線46(図7参照)と交差する方向に延設されている。内壁34は、断面視で屈曲形状に形成されている(図6参照)。この内壁34は、本実施形態ではシリコンゴムが薄肉に形成されたものであるので、可撓性を有している。このため、内壁34は、インクからの動圧を受けて容易に変形する。なお、内壁34には、その表裏面方向(図7における上下方向)に貫通する貫通孔41が形成されている。貫通孔41は、インクの流路を形成するものである。すなわち、この貫通孔41を通じてインクが流れる。内壁34の中央に蓋体35が配設されている。蓋体35は、奥壁53の貫通孔28を開閉するものであり、貫通孔28を閉塞可能な球状に形成されている。
弁座37(図6参照)は、弁体31を保持するものであり、例えばポリプロピレン樹脂を射出成形することにより得られる。弁座37は、弁座基部38と弁体受け部39とを備えて構成されている。弁座基部38は、弁体受け部39の裏面の中心部から突出された棒状の部材で構成されている。弁座基部38の外径寸法は、圧縮コイルバネ96の内径寸法よりも若干小さく設定されている。インク供給バルブ90の組み付け時には、バルブ収容室54に弁座37が収容されてから圧縮コイルバネ96が収容される。その際、弁座基部38が圧縮コイルバネ96の内孔に挿通される。これにより、圧縮コイルバネ96が弁体受け部39の裏面及び弁座基部38に支持される。これにより、圧縮コイルバネ96の伸縮方向がバルブ収容室54の延出方向に規制される。
弁座基部38の基端に連続して弁体受け部39が設けられている。弁体受け部39は、弁体31を保持するものである。弁体受け部39は、キャップ取付部99の内面形状に合わせて概ね円柱状に形成されている。弁体受け部39は、弁体31が嵌め入れられる凹陥部36を有している。凹陥部36の内径寸法は、弁体31の外径寸法よりも若干大きく設定されている。また、凹陥部36の深さは、筒体33の軸線方向の厚みとほぼ等しく設定されている。この凹陥部36の底面には、インクが流通する貫通孔(不図示)が設けられている。弁座37は、凹陥部36に弁体31が嵌め込まれた状態で、圧縮コイルバネ96の押圧力を受けて弁体31の筒体33を奥壁53へ向けて押圧する。
このように弁体31及び弁座37が構成されているので、バルブ収容室54内のインクが貫通孔28を通じてインク室100へ逆流すると、逆流したインクが内壁34を押圧する。この押圧力により、内壁34が伸張して蓋体35が貫通孔28へ向けて移動する。蓋体35が貫通孔28に当接すると、蓋体35が奥壁53に密着して貫通孔28を閉塞する。これにより、バルブ収容室54からインク室100へのインクの逆流が防止される。また、インク室100内のインクがバルブ収容室54へ流れる場合は、貫通孔28を通じてバルブ収容室54に流入したインクが内壁34を押圧する。この押圧力により、内壁34が収縮して蓋体35が貫通孔28から離隔する。これにより、貫通孔28が開放される。上述のように、内壁34に貫通孔41が形成され、弁体受け部39の凹陥部36の底面に貫通孔(不図示)が形成されている。このため、貫通孔28、貫通孔41、及び凹陥部36の底面の貫通孔を通じてインクが流れる。
図6に示されるように、バルブ収容室54に圧縮コイルバネ96が設けられている。圧縮コイルバネ96は、弁座37の弁体受け部39とバルブ本体97の壁78との間に収縮された状態で配置されている。このため、圧縮コイルバネ96は、弁体31の筒体33が奥壁53に密着するように弁体受け部39を弾性的に付勢している。また、圧縮コイルバネ96は、インク経路を形成するインク供給孔91を閉塞する方向(図6における右方向)へバルブ本体97を弾性的に付勢している。つまり、圧縮コイルバネ96は、バルブ本体97をシール部材93へ近付ける方向へ弾性的に付勢している。したがって、インク供給バルブ90は、常時は、バルブ本体97でインク供給孔91を閉塞している。一方、インク供給孔91にインクニードル49(図3及び図8参照)が挿入されると、圧縮コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97がシール部材93から離隔される。これにより、インク供給孔91が開放される。
シール部材93は、カートリッジ本体20の外部からバルブ収容室54にインクニードル49を挿通するものである。シール部材93は、密封性を高めるべく、弾性変形可能なゴムなどの樹脂で構成されている。シール部材93は、キャップ取付部99の内径、開口92の形状、及びキャップ95の内径に合わせて、円筒形状に形成されている。シール部材93は、シール部材本体75とインク供給孔91とを有する。シール部材本体75は、図6に示されるように、キャップ取付部99の内周面に嵌め入れられる第1円柱部72と、開口92の周縁に当接される第2円柱部73とを有する。第1円柱部72の外径寸法は、キャップ取付部99の内径寸法とほぼ等しく設定されている。第2円柱部73の外径寸法は、キャップ95の内径寸法とほぼ等しく設定されている。キャップ取付部99の先端155にシール部材93が配置された状態でキャップ95が装着されると、シール部材本体75は、キャップ取付部99の開口92の周縁に押し付けられる。これにより、シール部材本体75は、キャップ取付部99の先端155に液密的に密着する。また、第2円柱部73がキャップ95とキャップ取付部99の先端155とによって挟み込まれるよう押圧力を受けるので、第2円柱部73が拡径するように弾性変形する。これにより、第2円柱部73の外周面がキャップ95の内面112に液密的に密着する。すなわち、キャップ取付部99の先端155において、キャップ取付部99の外周面63とキャップ95の内面112との隙間が第2円柱部73によって密閉される。
シール部材本体75には、第1円柱部72及び第2円柱部73の中心を貫通するインク供給孔91が形成されている。上述のように、このインク供給孔91にインクニードル49が挿通される。インク供給孔91は、インクニードル49の外径よりもやや小さく形成されている。したがって、インク供給孔91にインクニードル49が挿通されると、インクニードル49の外周面48(図8参照)がインク供給孔91の内面を押圧して密着する。言い換えれば、シール部材本体75の第1円柱部72がインクニードル49の外周面48に液密的に密着する。これにより、インクニードル49は、バルブ収容室54と外部との密封状態を維持したまま、バルブ収容室54へ挿通される。
開口92の外縁部分にシール部材93を介してキャップ95が取り付けられている。キャップ95は、シール部材93をキャップ取付部99の先端155に固定するとともにインクニードル49をバルブ収容室54へ導くものである。
以下、キャップ95の構成について詳細に説明する。キャップ95(図9参照)は、大別して、キャップ本体113と、保持具115と、リブ124(本発明のリブの一例)とを有して構成されている。
図9〜図11に示されるように、キャップ本体113は、壁125と、挿通孔111と、第1側壁126と、第2側壁127とを有する。壁125は、キャップ95の先端133を構成する円盤状のものである。この壁125の中央に挿通孔111が形成されている。インクニードル49は、この挿通孔111を通じてインク供給孔91に対して挿抜される。このため、挿通孔111は、インクニードル49の外径寸法よりも大きく形成されている。カートリッジ装着部202にインクカートリッジ10が装着されると、挿通孔111、及びインク流通孔91を通じてキャップ取付部99にインクニードル49が挿入される。キャップ取付部99にキャップ95が装着された状態では、キャップ取付部99内に形成されるインク流路と外部とがこの挿通孔111を通じて連通する。このように、キャップ取付部99は、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部202に装着された状態でインク流路120(図8参照)を形成する。
壁125の周縁に連続して円筒形状の第1側壁126が設けられている。第1側壁126は、キャップ95の側面を形成するものである。第1側壁126の外径寸法は、第2側壁127の外径寸法よりも小さく設定されている(図9参照)。また、第1側壁126の内径寸法は、キャップ取付部99の内径寸法よりもやや小さく設定されている(図6参照)。また、図6に示されるように、第1側壁126は、第2側壁127に比べて径方向に厚く形成されている。
上述のように、第2側壁127の外径寸法よりも第1側壁126の外径寸法が小さいので、第1側壁126の外周面166は、第2側壁127の外周面167よりもキャップ95の中心側に設けられている。このため、第1側壁126と第2側壁127との間に段差が生じている。この段差が生じた部分を繋ぐように、第1側壁126と第2側壁127との間に壁132(本発明の壁の一例、図9参照)が形成されている。この壁132によって第1側壁126と第2側壁127とが連続している。壁132は、第1側壁126の外周面166に径方向の外側へ突出するように立設されている(図9参照)。キャップ95は、第1側壁126の中心軸と第2側壁127の中心軸とが一致するように構成されている。このため、壁132は、第1側壁126におけるキャップ95の後端138側の周縁に沿って周方向157へ延びるように設けられている。すなわち、壁132は、キャップ95の外周面166に立設されてキャップ95の径方向及び周方向157へ延出されている。
壁132に連続して、円筒形状の第2側壁127が設けられている。第2側壁127は、第1側壁126とともにキャップ95の側面を形成するものである。第2側壁127の内面は、キャップ取付部99の外周面63(図6参照)の形状と対応するように形成されている。第2側壁127の内径寸法は、キャップ取付部99の外径寸法、及びシール部材93の第2円柱部73(図6参照)の外径寸法とほぼ等しく設定されている。このため、キャップ取付部99にキャップ95が装着されると、キャップ取付部99の外周面63及びシール部材93の第2円柱部73の外周面が第2側壁127で覆われる。その際、シール部材93は、キャップ95の第1側壁126からの押圧力を受けて拡径するように弾性変形する。これにより、シール部材93の第2円柱部73の外周面がキャップ95の内面112に密着する。その結果、キャップ取付部99の外周面63とキャップ95の第2側面127の内周面との隙間が密閉される。
図9〜図11に示されるように、第2側壁127の外周面167に保持具115が設けられている。本実施形態では、保持具115は、第2側壁127の中心を挟んで第2側壁127の外周面167の2箇所に設けられている。保持具115は、弾性変形部135及び鉤部136を有して構成されている。弾性変形部135は、第2側壁127の外周面167から径方向外側(図9では、上方向又は下方向)へ突出されてからキャップ95の後端138(図9及び図10参照)へ向けて延出された概ねL字形状に形成されている。鉤部136は、後述する被係合部107,109(図6及び図11参照)に係合されるものであり、弾性変形部135の先端から第2側壁127の径方向の外側へ突出されている。弾性変形部135は、鉤部136が第2側壁127の径方向の外側及び内側(図9及び図11では上下方向)へ変位するように、第2側壁127の外周面167に対して弾性変形可能に構成されている。
図6及び図11に示されるように、カートリッジ本体20の背面102には、キャップ95の2つの鉤部136と対応する位置に被係合部107,109が設けられている。被係合部107,109は、保持具115の鉤部136と係合するものである。被係合部107は、背面102に立設された壁108からキャップ取付部99の外周面63へ向けて下方へ突出されている(図6参照)。被係合部109は、バネ収容室131を形成する筒体129の外周面からキャップ取付部99の外周面63へ向けて上方へ突出されている(図6参照)。
図11に示されるように、カートリッジ本体20の背面102には、被係合部107,109と近接する位置にガイド部材67,69が設けられている。ガイド部材67,69は、保持具115を被係合部107,109へ案内するものであり、被係合部107,109よりも背面102から外側へ突出するように設けられている。ガイド部材67,69は、弾性変形部135及び鉤部136が当接するガイド面68,70(図11参照)を有している。
キャップ95は、後端138(図9及び図10参照)側からシール部材93及びキャップ取付部99を覆うように装着される。キャップ95が装着される過程では、2つの鉤部136がそれぞれ被係合部107,109に当接する。この状態からキャップ95がカートリッジ本体20の背面102側へ押し込まれると、2つの鉤部136が被係合部107,109に押圧される。この押圧力によって、弾性変形部135がキャップ取付部99の外周面63に近付くように弾性変形する。キャップ95がさらに押し込まれると、弾性変形部135の弾性力により鉤部136が元の位置に復帰して、鉤部136と被係合部107,109とが係合する(図6参照)。これにより、図6及び図11に示されるように、保持具115がキャップ取付部99の上部148及び下部149に配置された固定姿勢でキャップ取付部99に対してキャップ95が保持される。
キャップ95の先端133側にリブ124が設けられている。本実施形態では、10個(本発明の所定数の一例)のリブ124が第1側壁126の外周面166に設けられている。リブ124は、外周面166からキャップ95の径方向外側へ突出するとともに、キャップ95の軸線159の方向(本発明の軸線方向の一例)に延出されている。リブ124は、壁132及び第2側壁127と連続するように形成されている。これにより、キャップ95の先端133側、すなわち、壁125、第1側壁126、及び第2側壁127が補強されている。各リブ124は第3側壁162(本発明の一対の壁の一方に相当)を有している。リブ124が上述のように構成されているので、第3側壁162は、外周面166及び壁132と交差する。図9及び図11に示されるように、リブ124は、第3側壁162が隣接する他のリブ124の第3側壁162と対向するように並んで配置されている。なお、リブ124の数は複数であれば10個に限定されるものではない。例えば、外周面166に15個のリブ124が並んで配置されていてもよい。
リブ124の突出端には、突出端面172が形成されている。突出端面172は、後述する第3側壁162の端縁を含む面である。突出端面172は、リブ124の延出方向、すなわち、インク流通部60の軸線159の方向へ延びるように設けられている。本実施形態では、突出端面172は、第2側壁127の外周面167と同一平面を構成するように形成されている(図9及び図11参照)。キャップ95の外側には、外周面167及び突出端面172から構成されるガイド面174(本発明のガイド面の一例)が設けられている。ガイド面174は、カートリッジ装着部202に対してインク流通部60を案内する面である。図3に示されるように、カートリッジ装着部202には円筒形状の連結部208が設けられている。連結部208は、その内側にインク流通部60が挿入されるものである。この連結部208によってインク流通部60のキャップ95が保持される。このため、連結部208の内面205は、キャップ95のガイド面174と合致する形状及び大きさに形成されている。連結部208の内径寸法は、キャップ95の外径寸法よりも若干大きく設定されている。連結部208の奥部の中心にインクニードル49が設けられている。インクニードル49は、連結部208の奥部から連結部208の外側へ突出するように設けられている。インクニードル49の基端には、インクチューブ207が連結されている。カートリッジ装着部202に対してインクカートリッジ10が装着される際に、第1カバー21がカートリッジ装着部202の奥壁によって押圧される。これにより、第1カバー21が第1位置から第2位置へスライドして、インク流通部60のキャップ95が挿通孔19を通じて第1カバー21の外側へ露出される。このキャップ95が連結部208の内部に挿入される。連結部208の先端には、キャップ95を連結部208の中心へ案内する傾斜面203が設けられている。キャップ95のガイド面174は、この傾斜面203に案内され、インクニードル49の延長線上に挿通孔111が配置される。そして、インクカートリッジ10がさらに押し込まれることによってガイド面174が連結部208の内面205に沿って摺動する。これにより、連結部208に対してインク流通部60が位置決めされて、インクニードル49が挿通孔111を通じてインク供給孔91内に挿入される。
[インク保持部180]
第1側壁126の外周面166の外側にインク保持部180が設けられている。後述するが、インク保持部180は、キャップ95の先端133や第1側壁126の外周面166に付着したインクを保持する空間である。インク保持部180は、本実施形態では、外周面126、隣接する2つのリブ124の第3側壁162(本発明の一対の壁に相当)、及び壁132で区画されている。このインク保持部180は、本実施形態では、壁132よりもキャップ95の先端133側に設けられている。言い換えれば、壁132は、インク保持部180よりもカートリッジ本体20側に形成されている。このインク保持部180よりもキャップ95の先端133側には壁が設けられていない。すなわち、インク保持部180は、キャップ95の先端133側が開口している。インク保持部180は、外周面166に付着したインクに対して所謂毛細管現象が作用する大きさに形成されている。すなわち、リブ124の間隔や突出高さ、先端133から壁132までの軸線159方向長さは、インク室100に収容されるインクに応じて設定される。
本実施形態では、壁132が第1側壁126の周方向157に連続するように設けられている。また、第1側壁126の外周面166には、10個のリブ124が周方向に並べられている。このため、本実施形態では、リブ124と同数の10個(本発明の複数の一例)のインク保持部180が外周面166に沿って周方向157に並べられている。このため、インク保持部180は、インクカートリッジ10の上記装着姿勢において、インク流通部60(キャップ95)の上部148、中部147、及び下部149に配置される。
なお、本実施形態では、キャップ95の上部148、中部147、及び下部149にインク保持部60が形成されるようにリブ124が設けられているが、例えばキャップ95の下部149のみにインク保持部180が形成されるようにリブ124が設けられていてもよい。
インク保持部180の構成は、以下の要領で変更可能である。本実施形態ではインク保持部180がリブ124で区画されているので、外周面166に設けられるリブ124の数を変更することにより、インク保持部180の数を変更することが可能である。また、隣接する2つのインク保持部180がリブ124で区画されているので、インク保持部180の周方向157の幅は、リブ124の厚みや間隔、位置を変えることによって変更可能である。また、軸線159方向における壁132の位置、すなわち、第1側壁126の軸線159方向長さを変更することにより、軸線159方向におけるインク保持部180の幅を変更することが可能である。
以下、インク供給装置200のカートリッジ装着部202に対するインクカートリッジ10の装着過程について説明する。カートリッジ装着部202にインクカートリッジ10が挿入される過程では、第1カバー21(図1及び図2参照)がカートリッジ装着部202の奥壁に押圧されて、第1位置(図1(B)及び図2(B)参照)から第2位置(図1(A)及び図2(A)参照)へ向けてスライドする。その際、まず第1カバー21によってロッド84が押圧されて大気連通バルブ80が作動する。これにより、インク室100と外部との間で大気の流通が可能となる。これに伴い、カートリッジ装着部202に設けられているインクニードル49(図8参照)がキャップ95の挿通孔111に挿通される。
インクカートリッジ10が更に挿入されると、インクニードル49の先端がインク供給孔91に挿入されてバルブ本体97に当接する。この状態からカートリッジ装着部202に対してインクカートリッジ10が更に挿入されると、圧縮コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97が押し込まれてバルブ収容室54の奥側へ移動する。これにより、インク供給孔91が開放される。このようにしてバルブ収容室54内(キャップ取付部99内)に挿し込まれると、バルブ収容室54及びインクニードル49を通じてインク室100内のインクが導出可能となる。インク室100内の圧力がバルブ収容室54内の圧力よりも高い場合、弁体31の蓋体35が貫通孔28から離隔される。このため、図8に示されるように、貫通孔28、貫通孔41、弁体受け部39に設けられた貫通孔(不図示)、及びインクニードル49を通じてインクが流れるインク流路120(図8参照)が形成される。
ところで、カートリッジ装着部202に対してインクカートリッジ10が着脱に伴ってインク供給孔91及び挿通孔111に対してインクニードル49が挿抜される。インク保持部180は、キャップ95の先端133側が開口している(図9参照)。このため、インクカートリッジ10の着脱時にインク流通部60の先端、すなわちキャップ95の先端133からインクが漏れて外周面166に付着することがある。漏れたインクが外周面166に付着すると、インクに対していわゆる毛細管現象が生じる。このため、インクは、インク保持部180に保持される。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、本実施形態に係るインクカートリッジ10では、インクカートリッジ10の着脱時に漏れたインクがインク保持部180に保持される。このため、漏れたインクがキャップ95から垂れ落ちてインクによる汚れが生じることが抑制される。
ところで、インクには重力が作用している。このため、キャップ95の先端133から漏れたインクはキャップ95の外周面166の下部149に付着しやすい。下部149にはインク保持部180が設けられているので、いわゆる毛細管現象によってキャップ95からインクが垂れ落ちることが効果的に抑制される。
本実施形態では、外周面166、及び対向する一対の第3側壁162に加えて、壁132によってインク保持部180が区画されている。このため、インク保持部180に保持されたインクが外周面166に沿ってカートリッジ本体20側へ流れることが防止される。
また、本実施形態では、10個のインク保持部180がインク流通部60の周方向157に並べられている。インク流通部60の上側の外周面166にインクが付着した場合、インクは、上部148に形成されたインク保持部180に保持される。インク流通部の下側の外周面166にインクが付着した場合、インクは、下部149に形成されたインク保持部180に保持される。したがって、外周面166に付着したインクが垂れ落ちることが効果的に抑制される。
また、本実施形態では、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部202から取り外された状態では、コイルバネ23,24の付勢力によって第1カバー21が第1位置に配置された状態(図1(B)及び図2(B)参照)が維持される。この状態では、インク流通部60が第1カバー21で覆われるので、万一インク保持部180からインクが垂れ落ちても、第1カバー21の外にインクが漏れることが防止される。
なお、本実施形態では、インク保持部180のカートリッジ本体20側に壁132が設けられている形態について説明したが、壁132が必ずしも設けられている必要はない。すなわち、第1側壁126の外周面166と第2側壁127の外周面167とが同一平面を形成するようにキャップ95が構成されていてもよい。
また、本実施形態では、外周面166に立設された一対のリブ124によってインク保持部180が形成される形態について説明した。ただし、インク流通部60の外周面に中心側へ凹むように設けられた凹部によってインク保持部180が形成されてもよい。
また、本実施形態では、インクカートリッジ10が第1カバー21及び第2カバー22で覆われている形態について説明した。ただし、本発明は、第1カバー21及び第2カバー2を有しないインクカートリッジ10にも適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図であり、(A)は第1カバー21が第2位置に配置された状態を示し、(B)は第1カバー21が第1位置に配置された状態を示す。 図2は、インクカートリッジ10の側面図であり、(A)は第1カバー21が第2位置に配置された状態を示し、(B)は第1カバー21が第1位置に配置された状態を示す。 図3は、カートリッジ装着部202の内部構造を示す縦断面図である。 図4は、カートリッジ本体20の内部構造を示す側面図である。 図5は、カートリッジ本体20の分解斜視図である。 図6は、カートリッジ本体20のインク流通部60付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が閉塞された状態を示す。 図7は、弁体31の斜視図である。 図8は、カートリッジ本体20のインク流通部60付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が開放された状態を示す。 図9は、キャップ95の斜視図である。 図10は、キャップ95の側面図である。 図11は、カートリッジ本体20の背面図であり、キャップ95付近の構造を示す。
10・・・インクカートリッジ(本発明のインクカートリッジの一例)
18・・・カバー本体
19・・・挿通孔
20・・・カートリッジ本体(本発明の本体の一例)
21・・・第1カバー(本発明のカバー部材の一例)
23,24・・・コイルバネ(本発明の弾性部材の一例)
60・・・インク流通部
95・・・キャップ
98・・・連通孔(本発明の孔の一例)
99・・・キャップ取付部
102・・・背面(本発明の所定の壁面の一例)
120・・・インク流路
124・・・リブ(本発明のリブの一例)
132・・・壁(本発明の壁の一例)
133・・・先端
149・・・下部
157・・・周方向
159・・・軸線
162・・・第3側壁(本発明の一対の壁の一方に相当)
166・・・外周面
174・・・ガイド面
180・・・インク保持部
200・・・インク供給装置
202・・・カートリッジ装着部(本発明の収容部の一例)

Claims (7)

  1. インクが収容される本体と、
    当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着された装着姿勢における上記本体の側面に形成された孔と、
    上記孔の周縁から上記本体の外側へ突出され、当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着された状態でインク流路を形成する筒状のインク流通部と、を備え、
    上記インク流通部の外周面と、当該外周面に立設されて上記インク流通部の径方向及び軸線方向へ延びる一対の壁とで区画され、且つ上記インク流通部の先端側が開口するインク保持部が上記インク流通部の外周面のうち少なくとも上記装着姿勢における上記インク流通部の下部に形成されており、
    上記インク流通部は、上記インク供給装置に設けられた円筒形状の連結部に挿入されて、当該連結部の奥部の中心に設けられたインクニードルが挿入されるものであり、
    上記インク保持部は、上記連結部に挿入された状態において上記開口からインクが進入可能であり、かつインクを保持可能な空間であるインクカートリッジ。
  2. 上記インク流通部の外周面に立設されて当該インク流通部の径方向及び周方向へ延出され、且つ上記一対の壁と交差する壁が上記インク保持部の上記本体側に形成されている請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 複数の上記インク保持部が当該インク流通部の周方向に並べられている請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
  4. 上記インク流通部は、上記一対の壁の上記径方向外側の端縁を含み、当該インク流通部の軸線方向へ延びて、上記収容部に対して当該インク流通部を案内するガイド面を有する請求項3に記載のインクカートリッジ。
  5. 上記インク流通部の軸線方向へ延びる所定数のリブが当該インク流通部の外周面に設けられており、
    上記一対の壁は、隣接する2つのリブが対向配置されて構成されている請求項1から4のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  6. 上記本体の上記所定の壁面側を内部に収容するカバー本体と、該カバー本体に形成され、上記インク流通部が挿通される挿通孔と、を有し、上記所定の壁面から離隔されて上記インク流通部が上記カバー本体の内側に配置された第1位置と、該第1位置よりも上記所定の壁面に近付けられて上記インク流通部が上記挿通孔から上記カバー本体の外側に露出された第2位置との間で移動可能なカバー部材と、
    上記本体と上記カバー部材との間に設けられ、上記カバー部材を上記第2位置から上記第1位置へ移動させる方向へ付勢する弾性部材と、を備える請求項1から5のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  7. インクが収容される本体と、
    当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着された装着姿勢における上記本体の側面に形成された孔と、
    上記孔の周縁から上記本体の外側へ突出され、当該インクカートリッジが上記収容部に装着された状態でインク流路を形成する筒状のインク流通部と、
    上記本体の上記側面側を内部に収容するカバー本体と、該カバー本体に形成され、上記インク流通部が挿通される挿通孔と、を有し、上記側面から離隔されて上記インク流通部が上記カバー本体の内側に配置された第1位置と、該第1位置よりも上記側面に近付けられて上記インク流通部が上記挿通孔から上記カバー本体の外側に露出された第2位置との間で移動可能なカバー部材と、
    上記本体と上記カバー部材との間に設けられ、上記カバー部材を上記第2位置から上記第1位置へ移動させる方向へ付勢する弾性部材と、を備え、
    上記インク流通部の外周面と、当該外周面に立設されて上記インク流通部の径方向及び軸線方向へ延びる一対の壁と、当該外周面に立設され上記インク流通部の径方向及び周方向へ延出されて上記一対の壁と交差する壁と、で区画され、且つ上記インク流通部の先端側が開口するインク保持部が上記インク流通部の外周面に形成されており、
    上記インク保持部は、上記装着姿勢において上記インク流通部の下部に配置されるインクカートリッジ。
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