JP4744243B2 - インクタンク、インクジェット記録装置並びにインク充填方法及び装置 - Google Patents

インクタンク、インクジェット記録装置並びにインク充填方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、吐出方式の記録ヘッドへ供給するインクを収納するインクタンクと、このインクタンクを使用するインクジェット記録装置と、インクタンクへインクを充填するインク充填方法及び装置に関するものである。
インクを吐出する吐出口が設けられたインク吐出方式の記録ヘッドを備え、この記録ヘッドからインクを液滴として吐出しこれを用紙に付着させて画像を記録する、いわゆるインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置には、インクを収納するインクタンクが設けられており、このインクタンクから記録ヘッドへインクが供給される。シリアル方式のインクジェット記録装置では、記録ヘッドは、例えば、主走査方向(用紙の幅方向)に往復動するキャリッジに取り付けられており、このキャリッジを往復動させながら画像をライン記録し、1往復動させる毎にその記録幅分用紙を副走査方向に送って1画面分の画像を記録する。
インクは消耗品であるため、その補充の便宜を考慮して、インクタンクは、インクジェット記録装置に交換可能に取り付けられるカートリッジタイプのものが多い。このカートリッジタイプのインクタンク(以下、インクカートリッジという)は、例えば、記録ヘッドが設けられたキャリッジに取り付けられ、記録ヘッドの上方に配置される。
インクカートリッジを記録ヘッドの上方に配置する場合には、インクカートリッジ内のインクの荷重が記録ヘッドのヘッド内圧に対して正圧として作用して記録ヘッドのノズルからインク漏れの懸念が生じる。そのため、この正圧に抗してヘッド内圧を負圧に維持するために、インクカートリッジ内には負圧発生部材が設けられる。負圧発生部材は、例えば、スポンジなどの多孔質材料であり、毛管力によってインクカートリッジ内のインクを吸収して保持する。これにより、インク供給路を通じて連通する記録ヘッドのヘッド内圧が負圧に維持される。記録ヘッドの各ノズルにはメニスカスが形成され、ノズルからインク漏れが防止される。
特許文献1には、こうしたインクカートリッジに対してインクを充填するインク充填方法が記載されている。図12(A)に示すように、特許文献1のインクカートリッジ121には、インクを収納するケース122内に負圧発生部材123が収容されており、そのケース122の下部に、記録ヘッドへインクを供給するためのインク取出口124が設けられている。インクが供給されると、インクの減少に伴って、大気導入口126からケースへ大気が導入される。大気導入口126には気体を透過し液体を透過させない気液分離フイルタが設けられている。
インク取出口にはフイルタや弁が設けられるため、流路抵抗が大きい。そこで、このインクカートリッジ121には、インク取出口124とは別に、ケース122の側壁に、インクを充填するためのインク充填口128が設けられている。インクの充填は、インク充填口128に補給タンクを接続するとともに、大気導入口126を通じて吸引ポンプでケース内の空気を吸引してその内部を減圧して、補給タンク130からケース122内部にインクを取り込む。
インク充填口128は、そこからインク取出口124までの距離L1が、大気導入口126までの距離L2よりも短くなる位置に配置される。これは、取り込んだインクが大気導入口126よりも先にインク取出口124に到達するようにすることで、インク取出口124にインクを行き渡らせて、その付近にインクが存在しない空気溜まりが生じないようにするためである。インク取出口124付近に空気溜まりが生じると、ノズル内に気泡詰まりが発生して吐出不良の原因となる。
特開2002−200774号公報
しかしながら、図12(B)に示すように、インク取出口124の周辺に残留インク132があり、インク取出口124に空気溜まりが生じている状態でインクを充填すると、空気溜まり133の部分は残留インク132が存在している部分よりも流路抵抗が大きいため、補給タンクから取り込んだインクが空気溜まりに流れ込まず、空気溜まり133が残ってしまうという懸念がある。
本発明の目的は、負圧発生部材を収納したインクタンクに対して、インク取出口に空気溜まりを発生させることなくインクを充填することにある。
本発明のインクタンクは、吐出方式の記録ヘッドへ供給するインクを収納するインク収納室が形成されたケースと、このケースに設けられ前記記録ヘッドへ通じるインク供給路と接続され前記インク収納室内のインクを前記インク供給路へ取り出すインク取出口と、前記インク収納室に収容され、毛管力によってインクを吸収して保持するとともに前記記録ヘッドのヘッド内圧を負圧に保つ負圧発生部材と、前記ケースに設けられその内部のインクの消費に伴って前記インク収納室内に大気を採り入れる大気導入口と、前記インク取出口の近傍でありかつその周囲を取り囲む周辺エリア内に配置され、前記インク収納室内にインクを注入して充填するためのインク充填口とを設けたことを特徴とする。
前記インク充填口は、前記インク取出口を略中心とする円周上に等間隔で複数個配列されることが好ましい。前記インク充填口は、例えば、長穴または円形である。例えば、2個の前記インク充填口が前記インク取出口を挟んで対向して配置される。
前記インク充填口は、例えば、前記インク取出口の周りに略円環状に形成される。前記インク充填口は、例えば、前記インク取出口の全周の半分以上を取り囲むように形成される。また、前記インク取出口の全周を取り囲むように形成してもよい。
前記インク充填口と前記インク取出口は、例えば、前記インク収納室の床面に形成される。
前記インクタンクは、前記記録ヘッドが設けられたインクジェット記録装置に着脱自在に装着されるカートリッジタイプであることが好ましい。
本発明のインクジェット記録装置は、上記インクタンクを使用することを特徴とする。
前記インクタンクへ充填されるインクを収納する補給タンクと、この補給タンクと前記前記インク充填口とを接続する補給路と、前記補給タンク内のインクを加圧して前記補給路を通じて前記インクタンクへインクを充填するポンプ手段とを備えていることが好ましい。
前記ポンプ手段は、インク充填を開始する前に、前記補給路を通じて前記インク取出口付近の残留インクを吸引して前記補給タンクへ回収することが好ましい。
前記補給路上には、補給路を通過するインクを濾過するフイルタが配置されることが好ましい。
前記補給タンクから前記インクタンクへのインク充填時期を検知するインク充填時期検知手段と、前記インク充填時期検知手段からの検知信号に基づいて前記ポンプ手段を動作させる制御手段とを備えていることが好ましい。
前記制御手段は、前記インク充填時期におけるインク残量が所定量を下回っている場合には、前記残留インクの回収をした後、インク充填を開始する第1充填モードを実行し、前記インク残量が所定量以上ある場合には、前記残留インクを回収することなく、インク充填を開始する第2充填モードを実行することが好ましい。
前記インクタンクは、前記記録ヘッドが設けられた本体に着脱不能に取り付けられており、前記補給タンクは、前記本体に着脱自在に取り付けられることが好ましい。
本発明のインク充填方法は、吐出方式の記録ヘッドへ供給するインクを収納するインク収納室が形成されたケースと、このケースに設けられ前記記録ヘッドへ通じるインク供給路と接続され前記インク収納室内のインクを前記インク供給路へ取り出すインク取出口と、前記インク収納室に収容され、毛管力によってインクを吸収して保持するとともに前記記録ヘッドのヘッド内圧を負圧に保つ負圧発生部材と、前記ケースに設けられその内部のインクの消費に伴って前記インク収納室内に大気を採り入れる大気導入口とを備えたインクタンクに対して、インクを充填するインク充填方法において、前記インク取出口の近傍でありかつその周囲を取り囲む周辺エリア内に配置されたインク充填口から、前記インク取出口付近の残留インクを吸引して排除した後、前記インク充填口から前記インク収納室へインクを送り込んでインクを充填することを特徴とする。
本発明のインク充填装置は、吐出方式の記録ヘッドへ供給するインクを収納するインク収納室が形成されたケースと、このケースに設けられ前記記録ヘッドへ通じるインク供給路と接続され前記インク収納室内のインクを前記インク供給路へ取り出すインク取出口と、前記インク収納室に収容され、毛管力によってインクを吸収して保持するとともに前記記録ヘッドのヘッド内圧を負圧に保つ負圧発生部材と、前記ケースに設けられその内部のインクの消費に伴って前記インク収納室内に大気を採り入れる大気導入口とを備えたインクタンクに対して、インクを充填するインク充填装置において、前記インクタンクへ充填されるインクを収納する補給タンクと、前記インクタンクに設けられ前記インク取出口の近傍でありかつその周囲を取り囲む周辺エリア内に配置されたインク充填口と前記補給タンクとを接続する補給路と、前記補給タンク内のインクを加圧して前記補給路を通じて前記インクタンクへインクを送り込むポンプ手段とを備えており、前記ポンプ手段により、前記インク取出口付近の残留インクを吸引して排除した後、前記インク充填口から前記インク収納室へインクを充填することを特徴とする。
本発明は、負圧発生部材を収容したインクタンクに、インク供給路と接続するインク取出口とは別に、このインク取出口の近傍でありかつその周囲を取り囲む周辺エリア内に配置され、前記インク収納室内にインクを注入して充填するためのインク充填口を設け、このインク充填口から残留インクを吸引した後、インク充填を行うようにしたから、インク取出口口に空気溜まりを発生させることなくインクを充填することができる。これにより、記録ヘッドの気泡詰まりなどが防止され、記録ヘッドの吐出安定性が確保される。
図1に示すインクジェット記録装置10は、用紙11に対してインクを吐出して付着させることにより画像を記録する記録ヘッド12を備えている。記録ヘッド12は、インクを吐出する吐出口が形成された複数のノズルを備えており、これら複数のノズルの吐出口が配列された吐出面が用紙11の記録面と対面するように配置される。記録ヘッド12は、用紙11の幅方向(主走査方向X)に移動自在なキャリッジ13に取り付けられており、キャリッジ13の底面に形成された開口から前記吐出面が露呈される。記録ヘッド12は、キャリッジ13の移動に伴って用紙11の幅方向に沿って往復動しながら、画像をライン記録する。この記録ヘッド12が1往復動する毎に、図示しない搬送ローラによって用紙11が副走査方向Yへ、記録ヘッド12の1往復動による記録幅分送られる。こうした動作が繰り返されて、1画面分の画像が記録される。
キャリッジ13は、ガイド棒14a,14bにスライド自在に取り付けられており、ベルト16と1対のプーリ17とからなるベルト機構18によって駆動される。キャリッジ13には、記録ヘッド12の上方に、例えば、Y,M,C,Kの4色のインクがそれぞれ収納された4つのインクカートリッジ21が着脱自在に装着される。キャリッジ13には、各インクカートリッジ21が差し込まれる複数のスロットが形成されている。
インクカートリッジ21は、その下面をスロットの床面に向けて装着される。インクカートリッジ21がキャリッジ13に装着されると、インクカートリッジ21と記録ヘッド12とがインク供給路を通じて接続される。記録ヘッド12には、各圧力室に対応してピエゾ素子によって駆動される振動板が設けられており、この振動板の振動による圧力変化により、インクカートリッジ21内のインクが圧力室へ吸引され、圧力室に連通したノズルの吐出口から噴射される。
キャリッジ13は、記録動作時以外は、記録紙11の搬送路外へ退避して待機する。この待機位置は、キャリッジ13のホームポジションとなり、インクカートリッジ21の交換はこのホームポジションで行われる。ホームポジションには、記録ヘッド12の吐出面を下方から覆って吐出面から漏れ出たインクを受けるヘッドキャップ26が配置されている。このヘッドキャップ26の吐出面と対面する位置には、ノズルの先端に詰まったインクを吸引するための吸引面26aが配置されている。ヘッドキャップ26には、吸引面26aを通じてノズルに詰まったインクを吸引して記録ヘッド12の吐出不良を回復する吐出不良回復用の吸引ポンプ27が接続されている。この吸引ポンプ27によって回収されたインクは、回収部28に回収される。こうした吸引ポンプ27の吸引によるヘッドクリーニングは、例えば、プリント枚数や所定期間の経過などに応じて定期的に実行される。
また、吸引ポンプ27の吸引は、ノズル内圧の調整にも利用される。後述するように、インクカートリッジ21には、ノズル内圧を負圧に維持するための負圧発生部材が収納されている。吸引ポンプ27によって吸引することで、ノズルの先端付近にインクのメニスカスが形成される適正なノズル内圧に調整される。
図2に示すように、インクカートリッジ21は、インクを収納するケース34を備えており、このケース34は、インクを収納するインク収納室35が形成されたケース本体32と、このケース本体32の上部開口を閉じる蓋部材33とからなる。蓋部材33は、例えば、ケース本体32にインクを充填した後、上部開口からのインク漏れが生じないようにケース本体32に溶着される。ケース本体32は、例えば、透明なプラスチックで形成されており、インクカートリッジ21内のインクの残量を目視で確認できるようになっている。
インク収納室35には、インクを吸収して保持するインク吸収体36が収容される。このインク吸収体36は、毛管力を発生する微細な空隙を含むスポンジ状の部材である。具体的には、ウレタンフォームなどを発泡させた発泡材料や、フエルトなどの繊維材料などの各種の多孔質材料が使用される。インク吸収体36は、その幅及び奥行がインク収納室35の寸法とほぼ同様であり、上面を除く外周面がインク収納室35の内壁と接触した状態で収容される。
ケース34は、記録ヘッド12の上方に配置されるので、ケース34内のインクの荷重は、記録ヘッド12に対して正圧として作用する。インク吸収体36は、その毛管力によってインクを吸収することにより、記録ヘッド12のノズル内圧を負圧(大気に対して)に維持する負圧発生部材である。これにより、記録ヘッド12内のインクが不用意にノズルから漏れ出ないようにしている。
蓋部材33には、大気導入口41が形成されている。この大気導入口41は、インクの消費量に応じた空気をインク収納室35内に取り込む。蓋部材33の下面には、大気導入口41を塞ぐように気液分離フイルタ42が設けられている。気液分離フイルタ42は、液体を透過させずに気体のみを透過させる性質を持つフイルタであり、インク収納室35内のインクが大気導入口41を通じて外部に漏れ出ることを防止する。
また、蓋部材33の下面には、下方に突出する複数のリブ46が設けられている。各リブ46は、蓋部材33がケース本体32に取り付けられると、インク収納室35内に進入して、そこに収容されたインク吸収体36の上面と当接して、インク吸収体36を押し込み、その下面をインク収納室35の床に押しつける。こうしてインク吸収体36の位置決めを行うことで、インク吸収体36と蓋部材33との間に空間が確保される。インク吸収体36は、リブ46によって位置決めされるので、インク吸収体36が位置ずれして大気導入口41を塞いでしまうことはない。
インク収納室35の床面には、インク収納室35からインクを取り出して、記録ヘッド12へ供給するインク取出口51が形成されている。ケース34の下面には、インク取出口51に対応する位置にスピンドル状に下方に向けて突出し、キャリッジ13と嵌合する嵌合部52が形成されている。
図3に示すように、インク取出口51は、嵌合部52の内部を貫通してその下端に突き抜けている。インク収納室35の床面には、このインク取出口51の位置に、略平板形状のフイルタ54が配置される。フイルタ54は、インク取出口51を通ってインク供給路へ取り出されるインクを濾過する。このフイルタ54を設けることにより、例えば、インク収納室35内で凝固したインクや異物が記録ヘッド12内へ流入することが防止される。
図4に示すように、インク取出口51が設けられたインク収納室35の床面には、インク収納室35内にインクを注入して充填するための複数のインク充填口59が形成されている。各インク充填口59は、インク取出口51の近傍でかつその周囲を取り囲む周辺エリア58内に配置される。各インク充填口59は、例えば、円形をしており、インク取出口51を略中心とする円周上に等間隔で配列されている。インク取出口51は、口径も小さく、また、フイルタ54や図示しない逆流防止弁などが配置されるので、流路抵抗が大きく、インクを充填しづらい。インク充填口59を、インク取出口51とは別に設けることで、インク充填時の流路抵抗が軽減され、インクが充填しやすくなる。
また、インク収納室35内のインクは、記録ヘッド12の吸引によってインク取出口51からインク供給路へ流出するが、従来技術において述べたとおり、インク取出口51付近にはその周辺に、記録ヘッド12の吸引による取り出しができないインクが残留してしまう場合が多い。周辺エリア58にインク充填口59を配置することにより、インク取出口51付近の残留インクを吸い出して排除することが可能になる。この残留インクを排除した後、インクを充填することでインク取出口51付近の空気溜まりの発生が防止され、記録ヘッド12の吐出安定性が向上する。
嵌合部52の根元部分には、その周囲を取り囲むようにインク充填口59を覆う略ドーナツ形状のキャップ61が設けられている。キャップ61の底板には、インクを補給路と接続する接続口61aが形成されている。キャップ61内は、略ドーナツ形状の空洞61bになっており、この空洞61bを介して各インク充填口59と接続口61aとが連通する。
図5は、インク充填装置66の概略構成図である。インク充填装置66は、インクカートリッジ21へ補給するインク70を収納する補給タンク67と、インクカートリッジ21のインク充填口59と補給タンク67とを接続する補給路を構成する補給管68と、補給タンク67内のインクを加圧することにより、補給管68を通じてインクカートリッジ21へインクを送り込むポンプ機構69とを備えている。補給タンク67の下部には、補給管68と接続する接続口67aが設けられており、上部には、ポンプ機構69が接続される接続口67bが設けられている。
ポンプ機構69は、ポンプユニットとこれを駆動する駆動モータとからなり、補給タンク67内に空気を送り込むことでその内部のインクを加圧してインクカートリッジ21へのインク充填を行うとともに、駆動モータを逆回転させることで、補給タンク67内の空気を吸引してその内部を減圧することにより、インクカートリッジ21からインクを吸引する。補給路上には、インクを濾過するフイルタユニット71と、補給管68内にインクが流れているか否かを検知する流れ検知センサ72とが配置される。流れ検知センサ72は、例えば、補給管68内のインクを光学的に検知する光学センサや、超音波によってインクの有無を検知する超音波センサなどが用いられる。コントローラ73は、インク充填装置66の各部を統括的に制御する。
図6は、インクカートリッジ21へのインク充填手順を示す。図6(A)に示すように、インクが消費されて交換時期に達した使用済みのインクカートリッジ21には、インク取出口51付近に、残留インク75が残る。インク充填装置66は、インクの充填を行う前に、ポンプ機構69の駆動モータを逆転させて、インク充填口59及び補給管68を通じて、インク収納室35に残存するインクを吸引して、補給タンク67に回収する。
これにより、図6(B)に示すように、残留インク75がインク取出口51付近から取り除かれる。コントローラ73は、流れ検知センサ72からの信号によって、補給管68内のインクの流れがなくなったことを検知すると、インク収納室35に残留インク75が存在しないと判定し、残留インク75の回収を終了する。
この回収の後、コントローラ73は、ポンプ機構69の駆動モータを正転させて、図6(C)に示すように、補給管68,インク充填口59を通じて、補給タンク67からインク収納室35へインクを送り込んで充填する。インク取出口51付近の残留インク75は取り除かれているから、インク取出口51に空気溜まりが生じることなくインクが充填される。
また、インクの回収とインクの充填とを行う際に、補給管68内をインクが流れる向きが逆転するので、補給管68の途中に設けられたフイルタユニット71の目詰まりが生じしにくい。これにより、フイルタユニット71の寿命を延ばす効果が得られる。また、従来のインク充填方法では、大気導入口に吸引ポンプを接続して、その吸引によってインクを充填するようにしているが、その場合には、気液分離フイルタに高い圧力が掛かり、最悪の場合、破損するという懸念があるが、本発明では、補給タンクを加圧してインク充填口を通じてインクを送り込むのでそうした心配がない。
また、流れ検知センサによって残留インクの回収の終了時期を判定しているが、こうしたセンサによらず、残留インクの回収を確実に行える程度の吸引時間を予め設定しておき、その吸引時間の経過をもって回収の終了時期を判定してもよい。
上記実施形態では、インク取出口の周囲に、円形のインク充填口を8個等間隔で配列した例で示したが、インク充填口の数は、8個に限らず、8個以下でも以上でもよい。また、インク充填口の形状も円形に限らず楕円形や長穴など他の形状でもよい。また、複数個のインク充填口を等間隔で配置しているが、等間隔でなくてもよい。
インク充填口は、インク取出口付近に残留する残留インクを取り除きやすい位置に配置されていればよいので、上記例の他にも種々の形態が考えられる。図7(A),(B)は、それぞれ2つのインク充填口76,77をインク取出口51を挟んで対向して配置した例である。インク充填口76は、円形であるのに対して、インク充填口77は、長穴形状をしている。各インク充填口76,77は、それぞれ180°間隔で配置されているが、そのように配置することで、一方に偏って配置した場合と比べて、インク取出口51の周囲に残存する残留インクを取り除きやすい。
図7(C),(D)は、インク取出口51の周りに、それぞれ略円環状のインク充填口78,79を設けた例である。インク充填口79は、インク取出口51の全周を取り囲んだドーナツ状をしているのに対して、インク充填口78は、全周のうちの一部を取り囲むC字形状をしている。インク充填口78は、全周のうち半分以上を取り囲むことが好ましい。
また、上記実施形態では、インクジェット記録装置に着脱式に取り付けられるカートリッジタイプのインクタンクを例に説明したが、本発明をインクジェット記録装置に着脱不能に取り付けられるインクタンクに適用することも可能である。この場合には、インクジェット記録装置にインク充填機能を設けることが必要になる。
図8は、インク充填機能を備えたインクジェット記録装置81の例である。インクジェット記録装置81には、インクタンク82が着脱不能に設けられており、このインクタンク82のインク取出口82aがインク供給路を通じて記録ヘッド83と接続される。インク取出口82aの周辺エリアには、上記実施形態と同様のインク充填口82bが設けられている。このインク充填口82bが、補給管84を通じて補給タンク86と接続される。補給管84の途中には、流れ検知センサ87,フイルタユニット88が設けられる。
符合89は、記録ヘッド12の吐出不良を回復するためのヘッドキャップである。ヘッドキャップ89は、吸引ポンプ90に接続されており、吸引ポンプ90の駆動により、記録ヘッド12のノズル内のインクを吸引する。符合91,92は、それぞれインクタンク82,補給タンク86のインク残量を検知する残量検知センサである。補給タンク86は、インクジェット記録装置81に着脱自在にセットされる。この補給タンク86が、インクジェット記録装置81に取り付けられると、補給タンク86の接続口86aが補給タンク86内の圧力を加圧及び減圧するポンプ機構94と接続される。コントローラ96は、これらインクジェット記録装置81の各部を統括的に制御する。
そして、インクタンク82のインク残量の減少を残量検知センサ91によって検知することにより、コントローラ96は、インクタンク82の充填時期を検知する。インク充填時期に達すると、ポンプ機構94を制御して、上述した手順(図6参照)で、インクタンク82内の残留インクの回収を行い、この回収の後、補給タンク86からインクタンク82へのインク充填を行う。
インク充填を終了した後、吸引ポンプ90を作動させて、ヘッドキャップ89によってノズル内のインクを吸引してノズル内圧を調節する。また、コントローラ96は、残量検知センサ92によって補給タンク86の交換時期を検知すると、警告を発して補給タンク86の交換を促す。
また、図9に示すように、インク充填時期において、インク残量が所定量を上回っている場合には、残留インクの回収を行わずに、インク充填を行ってもよい。残留インクによってインク取出口82aが満たされている場合には、直ちにインク充填を行っても、空気溜まりが発生する懸念がない。
また、コントローラ96が、インク充填時期におけるインク残量に応じて、図6に示すインク充填モードと、図9に示すインク充填モードとを切り替えるようにしてもよい。なお、インク充填時期を、インクタンク82内のインク残量を調べて検知するようにしているが、残量検知センサによらずに、例えば、記録ヘッドの吐出回数、プリント枚数などインクジェット記録装置の稼働量をカウントして検知するようにしてもよい。また、ヘッドキャップによるヘッドクリーニングを所定期間で実行する場合には、ヘッドクリーニング回数と稼働量との間に相関関係が認められるので、ヘッドクリーニング回数をもとにインク充填時期を検知してもよい。
上記実施形態では、補給タンクの加圧と減圧を、空気を吸排気するポンプ機構によって行う例で説明しているが、図10及び図11に示すように、補給タンク101をシリンダーとして使用し、その内部にピストンとして機能する稼働部102を設けて、これらによってポンプ機構を構成してもよい。稼働部102は、補給タンク101内で上下方向に昇降自在に設けられている。稼働部102が下降すると、補給タンク101のインク収納容積が減少してその内圧が高まり、インクが加圧される。これにより、インクが補給路を通じてインクタンクへ送り込まれる。反対に、稼働部102が上昇すると、補給タンク101のインク収納容積が増加してその内圧が減少する。これにより、インクタンクから補給路を通じてインクが回収される。
稼働部102には、支柱103の一端が取り付けられ、支柱103の他端には、補給タンク101の外部に配置される押圧板104が取り付けられる。この押圧板104は、1対のカム部106が設けられたカムシャフト107と当接する上方に向けて、バネ108によって付勢される。カムシャフト107が回転すると、カム部106が回転して、押圧板104が上下動し、これに伴って稼働部102が上下動する。
インクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。 インクカートリッジの分解斜視図である。 インク取出口とインク充填口を示す断面図である。 インク充填口の配置を示す説明図である。 インク充填装置の概略構成図である。 インク充填手順を示す説明図である。 インク充填口の他の実施形態を示す説明図である。 インク充填機能を備えたインクジェット記録装置の説明図である。 回収を行わないインク充填手順の説明図である。 補給タンクのポンプ機構を示す斜視図である。 補給タンクのポンプ機構を示す断面図である。 従来のインク充填方法の説明図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
11 用紙
12 記録ヘッド
13 キャリッジ
21 インクカートリッジ
34 ケース
35 インク収納室
36 インク吸収体
41 大気導入口
51 インク取出口
52 嵌合部
54 フイルタ
58 周辺エリア
59 インク充填口
64 補給管
67 補給タンク
69 ポンプ機構
73 コントローラ

Claims (19)

  1. 吐出方式の記録ヘッドへ供給するインクを収納するインク収納室が形成されたケースと、
    このケースに設けられ前記記録ヘッドへ通じるインク供給路と接続され前記インク収納室内のインクを前記インク供給路へ取り出すインク取出口と、
    前記インク収納室に収容され、毛管力によってインクを吸収して保持するとともに前記記録ヘッドのヘッド内圧を負圧に保つ負圧発生部材と、
    前記ケースに設けられその内部のインクの消費に伴って前記インク収納室内に大気を採り入れる大気導入口と、
    前記ケースにおいて前記インク取出口が設けられる面と同じ面に設けられ、前記インク収納室内にインクを注入して充填するためのインク充填口であり、前記インク取出口の近傍でかつ前記インク取出口を略中心とする円周上に形成された複数の開口からなるインク充填口とを設けたことを特徴とするインクタンク。
  2. 前記複数の開口は等間隔で配列されていることを特徴とする請求項1記載のインクタンク。
  3. 前記インク充填口は2個の前記開口からなり、それらが前記インク取出口を挟んで対向して配置されることを特徴とする請求項1又は2記載のインクタンク。
  4. 前記開口は、長穴または円形であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のインクタンク。
  5. 吐出方式の記録ヘッドへ供給するインクを収納するインク収納室が形成されたケースと、
    このケースに設けられ前記記録ヘッドへ通じるインク供給路と接続され前記インク収納室内のインクを前記インク供給路へ取り出すインク取出口と、
    前記インク収納室に収容され、毛管力によってインクを吸収して保持するとともに前記記録ヘッドのヘッド内圧を負圧に保つ負圧発生部材と、
    前記ケースに設けられその内部のインクの消費に伴って前記インク収納室内に大気を採り入れる大気導入口と、
    前記ケースにおいて前記インク取出口が設けられる面と同じ面に設けられ、前記インク収納室内にインクを注入して充填するためのインク充填口であり、前記インク取出口の近傍でかつ前記インク取出口を略中心とする円周上において、前記インク取出口を取り囲むように略円環状に形成された1つの開口からなるインク充填口とを設けたことを特徴とするインクタンク。
  6. 前記インク充填口は、前記インク取出口の全周の半分以上を取り囲むことを特徴とする請求項5記載のインクタンク。
  7. 前記インク充填口は、前記インク取出口の全周を取り囲むことを特徴とする請求項6記載のインクタンク。
  8. 前記インク充填口と前記インク取出口は、前記インク収納室の床面に形成されたことを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のインクタンク。
  9. 前記ケースの外面から前記インク充填口を覆うキャップであり、前記インク充填口と連通し前記インク収納室に前記インクを補給するための補給路が接続される1つの接続口が形成されたキャップを備えていることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載のインクタンク。
  10. 前記インクタンクは、前記記録ヘッドが設けられたインクジェット記録装置に着脱自在に装着されるカートリッジタイプであることを特徴とする請求項1〜9いずれか記載のインクタンク。
  11. 前記請求項1〜10いずれか記載のインクタンクを使用することを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 前記インクタンクへ充填されるインクを収納する補給タンクと、この補給タンクと前記前記インク充填口とを接続する補給路と、前記補給タンク内のインクを加圧して前記補給路を通じて前記インクタンクへインクを充填するポンプ手段とを備えていることを特徴とする請求項11記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記ポンプ手段は、インク充填を開始する前に、前記補給路を通じて前記インク取出口付近の残留インクを吸引して前記補給タンクへ回収することを特徴とする請求項12記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記補給路上には、補給路を通過するインクを濾過するフイルタが配置されることを特徴とする請求項13記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記補給タンクから前記インクタンクへのインク充填時期を検知するインク充填時期検知手段と、前記インク充填時期検知手段からの検知信号に基づいて前記ポンプ手段を動作させる制御手段とを備えていることを特徴とする請求項11〜14いずれか記載のインクジェット記録装置。
  16. 前記制御手段は、前記インク充填時期におけるインク残量が所定量を下回っている場合には、前記残留インクの回収をした後、インク充填を開始する第1充填モードを実行し、前記インク残量が所定量以上ある場合には、前記残留インクを回収することなく、インク充填を開始する第2充填モードを実行することを特徴とする請求項15記載のインクジェット記録装置。
  17. 前記インクタンクは、前記記録ヘッドが設けられた本体に着脱不能に取り付けられており、前記補給タンクは、前記本体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項11〜16いずれか記載のインクジェット記録装置。
  18. 請求項1〜10いずれか記載のインクタンクに対して、インクを充填するインク充填方法であり、
    前記インク充填口から、前記インク取出口付近の残留インクを吸引して排除した後、前記インク充填口から前記インク収納室へインクを送り込んでインクを充填することを特徴とするインク充填方法。
  19. 請求項1〜10いずれか記載のインクタンクに対して、インクを充填するインク充填装置であり、
    前記インクタンクへ充填されるインクを収納する補給タンクと、
    前記インク充填口と前記補給タンクとを接続する補給路と、
    前記補給タンク内のインクを加圧して前記補給路を通じて前記インクタンクへインクを送り込むポンプ手段とを備えており、
    前記ポンプ手段により、前記インク取出口付近の残留インクを吸引して排除した後、前記インク充填口から前記インク収納室へインクを充填することを特徴とするインク充填装置。
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