JP5380829B2 - インクカートリッジ、及びインク供給装置 - Google Patents

インクカートリッジ、及びインク供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5380829B2
JP5380829B2 JP2007311821A JP2007311821A JP5380829B2 JP 5380829 B2 JP5380829 B2 JP 5380829B2 JP 2007311821 A JP2007311821 A JP 2007311821A JP 2007311821 A JP2007311821 A JP 2007311821A JP 5380829 B2 JP5380829 B2 JP 5380829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
hole
lid
cartridge
mounting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007311821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009132120A (ja
Inventor
裕規 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007311821A priority Critical patent/JP5380829B2/ja
Priority to US12/326,078 priority patent/US7997705B2/en
Publication of JP2009132120A publication Critical patent/JP2009132120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5380829B2 publication Critical patent/JP5380829B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer
    • B41J2/17523Ink connection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インク供給装置に装着されるインクカートリッジ、及びインク供給装置に関する。
従来、インクを用いて記録用紙に画像を記録するインクジェット記録方式の記録装置は、インク供給装置及び記録ヘッドを備える。インク供給装置は、インクカートリッジから記録ヘッドへインクを供給するものである。記録ヘッドは、インク供給装置から供給されたインクを記録用紙へ向けて選択的に噴出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。
インク供給装置は、インクカートリッジが装着される装着部を備える。インクカートリッジは、上記装着部に着脱可能に装着される。インクカートリッジは、その本体の内部に、記録ヘッドへ供給されるインクを収容するインク室が形成されている。また、インクカートリッジの本体の側面には、インク室内から記録ヘッドへインクを導出するためのインク供給部や、インク室を大気に連通させるための大気連通部が設けられている(例えば特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のインクカートリッジは、インク室内のインクを外部に供給するインク供給部と、インク室内と本体の外部とを連通する大気連通部とを備える。インク供給部には、本体の側面に形成されたインク供給孔を開閉する供給バルブが設けられている。供給バルブは、樹脂からなる弾性部材によってインク供給孔を閉塞する方向へ弾性的に付勢されている。このため、上記装着部にインクカートリッジが装着されていない状態では、インク供給孔が供給バルブによって閉塞される。上記装着部にインクカートリッジが装着される過程で、インク供給孔にインクニードルが挿入される。供給バルブは、このインクニードルからの押圧力を受けて、インク供給孔を開放する方向へ移動する。これにより、インク供給部内に挿入されたインクニードルを通じて、インク室内のインクが記録ヘッドへ供給可能となる。大気連通部には、本体の側面に形成された大気連通孔を開閉する大気バルブが設けられている。大気バルブは、樹脂からなる弾性部材によって大気連通孔を閉塞する方向へ弾性的に付勢されている。このため、上記装着部にインクカートリッジが装着されていない状態では、大気連通孔が大気バルブによって閉塞される。上記装着部にインクカートリッジが装着される過程で、大気バルブが装着部によって本体の外側から押圧される。大気バルブは、この押圧力により上記弾性部材の付勢力に抗して大気連通孔を開放する方向へ移動する。その結果、大気連通孔を通じてインク室内に大気が流入し、インク供給部からのインクの供給(導出)が円滑に行われる。
特開2007−144808号公報
特許文献1に記載のインクカートリッジは、供給バルブ及び大気バルブが弾性部材によって略同じ付勢力で付勢されている。このため、上記装着部にインクカートリッジが装着された状態では、上記本体の側面が鉛直となる。この状態では、インク室内のインクの液面に対してインク供給孔が最も低い位置に配置されるので、インク漏れが生じやすいという問題点があった。
また、特許文献1に記載のインクカートリッジは、供給バルブを付勢する弾性部材の付勢力と、大気バルブを付勢する弾性部材の付勢力とが同じである。ユーザがインクカートリッジを装着しやすくなるように付勢力の弱い弾性部材を使用した場合、インク供給孔からのインク漏れが生じるおそれがある。逆に、インク供給孔からのインク漏れを防止するために付勢力の強い弾性部材を使用した場合、弾性部材の付勢力が必要以上に大きくなってユーザがインクカートリッジを装着しにくくなるという問題が生じる。
また、大気バルブを付勢する弾性部材と供給バルブを付勢する弾性部材に異なる弾性部材を使用した場合、弾性部材を取り違えるおそれがあり、弾性部材の組み付け作業が繁雑になるという問題点があった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、インクカートリッジからのインク漏れを低減することができるインクカートリッジ、及びそのインクカートリッジが装着されるインク供給装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、ユーザが容易に装着することができ、且つ、インク供給孔からのインク漏れを低減することができるインクカートリッジ、及びそのインクカートリッジが装着されるインク供給装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、弾性部材を容易に組み付けることができるインクカートリッジ、及びそのインクカートリッジが装着されるインク供給装置を提供することである。
(1) 本発明に係るインクカートリッジは、インク供給装置のカートリッジ装着部に装着されるインクカートリッジであって、本体と、大気連通部と、インク導出部と、を具備する。本体は、インクが収容されるインク室を有する。大気連通部は、上記本体の第1側壁の上部に形成された第1孔を通じて外部と連通される。インク導出部は、上記第1側壁の下部に形成された第2孔を通じて上記インク室から外部へインクを導出させる。大気連通部は、第1蓋体と第1付勢部材とを備える。第1蓋体は、上記第1孔を開放する第1位置と、上記第1孔を閉塞する第2位置とに移動可能である。第1付勢部材は、上記第1孔を閉塞する方向へ上記第1蓋体を弾性的に付勢する。上記インク導出部は、第2蓋体と第2付勢部材とシール部材とを備える。第2蓋体は、上記第2孔を開放する第3位置と、上記第2孔を閉塞する第4位置とに移動可能である。第2付勢部材は、上記第2孔を閉塞する方向へ上記第2蓋体を弾性的に付勢する。シール部材は、上記第2孔の外縁部に設けられ、上記第2孔に挿入される上記カートリッジ装着部のインク供給管の外周面に圧接する。上記第1付勢部材及び上記第2付勢部材は、同一の付勢部材で構成されている。当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着されることによって上記第1孔及び上記第2孔が開放された状態では、上記第1付勢部材の付勢力が上記第2付勢部材の付勢力よりも大きいことにより、上記第1側壁が鉛直方向に対して斜め上方に傾た姿勢維持される
インクカートリッジの本体は、インクが収容されるインク室を有している。この本体の第1側壁の上部に第1孔が形成されている。大気連通部は、この第1孔を通じてインク室内と外部との間で大気を流通させるものである。第1孔は、第1蓋体の動作に伴って開閉される。第1蓋体は、第1付勢部材によって第1孔を閉塞する方向へ弾性的に付勢されている。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されていない状態では、第1付勢部材の付勢力によって第1孔が第1蓋体で閉塞される。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される過程で、カートリッジ装着部から第1蓋体に対して外力が加えられる。これにより、第1付勢部材の付勢力に抗して第1蓋体が移動して第1孔が開放される。
上記本体の第1側壁の下部に第2孔が形成されている。インク導出部は、この第2孔を通じてインク室内のインクを外部へ導出するものである。この第2孔は、第2蓋体の動作に伴って開閉される。第2蓋体は、第2付勢部材によって第1孔を閉塞する方向へ弾性的に付勢されている。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されていない状態では、第2付勢部材の付勢力によって第2孔が第2蓋体で閉塞される。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される過程で、カートリッジ装着部から第2蓋体に対して外力が加えられる。これにより、第2付勢部材の付勢力に抗して第2蓋体が移動して第2孔が開放される。
インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されることによって第1孔及び第2孔が開放される。この状態では、第1付勢部材の付勢力が第2付勢部材の付勢力よりも大きい。この第1付勢部材と第2付勢部材との付勢力の違いによって、インクカートリッジは、本体の第1側壁が鉛直方向に対して斜め上方へ傾けられた姿勢となる。第1側壁が鉛直となるように本体が配置される場合に比べて、第2孔がより高い位置に配置される。これにより、インクカートリッジからのインクの漏れが低減される。
(2) 上記第1蓋体は、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に、上記第2蓋体が上記第2孔を開放する方向へ移動し始める前に、上記第1孔を開放する方向へ移動し始めるものであって、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着されていない状態で、上記第1付勢部材の付勢力が上記第2付勢部材の付勢力よりも小さいことが好ましい。
インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されていない状態では、第1付勢部材が第1蓋体を押圧する付勢力は、第2付勢部材が第2蓋体を押圧する付勢力よりも小さい。このため、第1孔のシール荷重が必要以上に大きくなってユーザがインクカートリッジを装着しにくくなることが防止される。また、第2孔のシール荷重が第1孔のシール荷重よりも大きいので、インクカートリッジの未装着時においても、第2孔からのインク漏れが低減される。
例えば、第1蓋体にはロッド部材が設けられている。ロッド部材は、第1孔を通じて本体の外側へ突出するように第1蓋体に設けられている。カートリッジ装着部には、例えば押圧部及びインク供給管が設けられている。押圧部は、第1蓋体に外力を付与するものである。インク供給管は、第2孔を通じて導出されたインクをインク供給装置側へ導くものであり、例えば筒状に形成されている。第1蓋体にロッド部材が設けられているので、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される過程で、まず押圧部からロッド部材に押圧力が付与されて、第1蓋体が第1孔を開放する方向へ移動し始める。そして、インク供給管が第2孔に挿入されて、第2蓋体が第2孔を開放する方向へインク供給管に押圧されて移動を開始する。このため、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される過程においても、第2付勢部材が第2蓋体を押圧する付勢力よりも第1付勢部材が第1蓋体を押圧する付勢力の方が大きくなる。これにより、カートリッジ装着部に対してインクカートリッジが着脱される過程においても、本体の第1側壁が斜め上方へ傾けられた姿勢が維持されて、上述のようにインクカートリッジからのインクの漏れが低減される。
(3) 上記第1付勢部材及び上記第2付勢部材は、同一の圧縮コイルバネで構成されており、上記第1蓋体及び上記第2蓋体が外力を受けていない状態で、上記第2付勢部材が上記第1付勢部材よりも短くてもよい。
第1付勢部材及び第2付勢部材に同一の圧縮コイルバネが用いられるので、第1付勢部材と第2付勢部材とを取り違えて、第1孔のシール荷重と第2孔のシール荷重とが予め定められたシール荷重と異なるシール荷重となることがない。したがって、弾性部材の組み付けが容易になる。
(4) 上記大気連通部は、上記第1蓋体から上記第1孔を通じて外側へ突出され、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に当該カートリッジ装着部に押圧されるロッドを備えていてもよい。
(5) また、本発明は、インク供給装置のカートリッジ装着部に装着されるインクカートリッジであって、本体と、大気連通部と、インク導出部とを具備するインクカートリッジとして具体的に実現される。本体は、インクが収容されるインク室を有する。大気連通部は、上記本体の第1側壁の上部に形成された第1孔を通じて外部と連通される。インク導出部は、上記第1側壁の下部に形成された第2孔を通じて上記インク室から外部へインクを導出させる。上記大気連通部は、第1蓋体と、ロッドと、第1付勢部材とを備える。第1蓋体は、上記第1孔を開放する第1位置と、上記第1孔を閉塞する第2位置とに移動可能である。ロッドは、上記第1蓋体から上記第1孔を通じて外側へ突出されている。第1付勢部材は、圧縮コイルバネで構成され、上記第1孔を閉塞する方向へ上記第1蓋体を弾性的に付勢する。上記インク導出部は、第2蓋体と第2付勢部材とシール部材とを備える。第2蓋体は、上記第2孔を開放する第3位置と、上記第2孔を閉塞する第4位置とに移動可能である。第2付勢部材は、上記第1付勢部材と同一の圧縮コイルバネで構成され、上記第2孔を閉塞する方向へ上記第2蓋体を弾性的に付勢する。シール部材は、上記第2孔の外縁部に設けられ、上記第2孔に挿入される上記カートリッジ装着部のインク供給管の外周面に圧接する。上記第1蓋体及び上記第2蓋体が外力を受けていない状態で、上記第2付勢部材が上記第1付勢部材よりも短い。上記第1蓋体は、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に、当該カートリッジ装着部により上記ロッドが押圧されることにより、上記第2蓋体が上記第2孔を開放する方向へ移動し始める前に、上記第1孔を開放する方向へ移動し始める。当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着されることによって上記第1孔及び上記第2孔が開放された状態で、上記第1付勢部材の付勢力が上記第2付勢部材の付勢力よりも大きいことにより、上記第1側壁が鉛直方向に対して斜め上方に傾た姿勢維持される
(6) また、本発明に係るインク供給装置は、上記インクカートリッジと、該インクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部とを備えるインク供給装置である。上記カートリッジ装着部は、押圧部とインク供給管とを備える。押圧部は、上記インクカートリッジの第1蓋体と対応する位置に該第1蓋体を押圧可能に設けられている。インク供給管は、上記インクカートリッジの第2蓋体と対応する位置に該第2蓋体を押圧可能に設けられている。このインク供給管は、上記第2孔に挿入されて上記インク室内のインクを導出するものである。上記第1蓋体は、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に上記押圧部からの押圧力を受けて上記第2位置から上記第1位置へ移動する。上記第2蓋体は、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に上記第2孔に挿入された上記インク供給管からの押圧力を受けて上記第4位置から上記第3位置へ移動する。
第1蓋体は、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される過程で押圧部からの押圧力を受ける。これにより、第1蓋体は、第1付勢部材の付勢力に抗して第2位置から第1位置へ移動され、第1孔が開放されてインク室が本体の外部と連通する。インク供給管は、インク室内のインクを外部へ導出するものであり、インク導出部の第2孔内に挿入される。このため、インク供給管は、外径が第2孔よりも若干小さい筒状に形成されている。第2蓋体は、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される過程で第2孔に挿入されたインク供給管からの押圧力を受ける。これにより、第2蓋体は、第2付勢部材の付勢力に抗して第4位置から第3位置へ移動され、第2孔が開放されてインク室内のインクが導出可能となる。第2蓋体は、インクカートリッジが容器収容部に装着される過程でインク供給管からの押圧力を受ける。インクカートリッジがカートリッジ装着部に完全に装着されると、第2付勢部材が第2蓋体を押圧する付勢力よりも第1付勢部材が第1蓋体を押圧する付勢力の方が大きくなる。
本発明によれば、インクカートリッジの装着時に本体の第1側壁が鉛直方向に対して斜め上方へ傾けられるので、第1側壁が鉛直となる場合に比べて第2孔がより高い位置に配置されるので、インクカートリッジからのインク漏れが低減される。
以下、適宜図面が参照されて、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得る。
[図面の説明]
図1は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の外観構成を模式的に示す斜視図であり、(A)にはインクカートリッジ10の背面102側の構成が示されており、(B)にはインクカートリッジ10の正面101側の構成が示されている。図2は、インクカートリッジ10及びカートリッジ装着部50を示す模式断面図である。図3は、大気連通部79の拡大断面図である。図4は、インク導出部89の拡大断面図である。図5は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程を示す模式断面図であり、ロッド84の先端が押圧部66に当接した状態を示す。図6は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程を示す模式断面図であり、大気連通孔81が開放された状態を示す。図7は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程を示す模式断面図であり、インクニードル49の先端がバルブ本体97に当接した状態を示す。図8は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着された状態を示す模式断面図であり、大気連通孔81及びインク供給孔91が開放された状態を示す。なお、図2、図5〜図8ではインク注入部15が省略されている。また、図5〜図8ではインクチューブ48(図2参照)が省略されている。
まず、本発明の一実施形態に係るインク供給装置120の構成について説明する。
本実施形態に係るインク供給装置120は、不図示のインクジェットプリンタに設けられている。インク供給装置120は、インクジェットプリンタが備えるインクジェット記録ヘッド(不図示)へインクを供給するものである。インク供給装置120は、カートリッジ装着部50(本発明のカートリッジ装着部の一例)、インクカートリッジ10(本発明のインクカートリッジの一例)、及びインクチューブ48を備えている。カートリッジ装着部50に複数のインクカートリッジ10が装着される。具体的には、カートリッジ装着部50に対して、例えばブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色のインクそれぞれが充填された4つのインクカートリッジ10が装着される。このため、カートリッジ装着部50は、各色のインクカートリッジ10毎にインク供給装置120に設けられている。インクカートリッジ10は、その本体20(本発明の本体の一例)にインクを収容するインク室12(本発明のインク室の一例)を備えている。インク室12に収容されたインクは、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着された状態(図8参照)で、インクチューブ48(図2参照)を通じてインク室12から不図示の記録ヘッドへ供給される。
[インクカートリッジ10の概略構成]
図1に示されるように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略6面体として構成されている。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印51の方向)に細く、高さ方向(矢印52の方向)及び奥行き方向(矢印57の方向)が上記幅方向よりも長い略直方体形状に形成されている。インクカートリッジ10は、図1に示された起立状態で、図中の下側の面を底面104とし、図中の上側の面を上面103として、背面102(本発明の第1側壁の一例)側からカートリッジ装着部50に装着される。
インクカートリッジ10は、大別して、本体20、大気連通バルブ80、及びインク供給バルブ90により構成されている。これらの各要素は、樹脂材料で構成されている。樹脂材料としては、例えばナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。なお、インクカートリッジ10として、例えば、本体20の略全体を覆うケースや、大気連通部79(本発明の大気連通部の一例)やインク導出部89(本発明のインク導出部の一例)を覆うプロテクタなどが設けられたものにも本発明は適用可能である。
[本体20]
本体20は、フレーム110とフィルム70とによって構成されている。フレーム110は、インクカートリッジ10の筐体を構成する部材であり、インクカートリッジ10の六面101〜106を形成する。したがって、インクカートリッジ10の各面101〜106は、フレーム110の各面に一致する。以下において、インクカートリッジ10の各面に付された符号(101〜106)を用いてフレーム110の各面を示す。
フレーム110は、透光性のある樹脂材料で構成されており、例えば、樹脂材料を射出成形することにより得られる。フレーム110は、透光性を有するものであれば如何なる樹脂で構成されていてもよく、例えば、透明或いは半透明の樹脂で構成することも可能である。フレーム110は、正面101、上面103、背面102、底面104に概ね沿って環状に形成されている。これにより、フレーム110の左面105及び右面106に開口が形成されている。
フレーム110の左面105、右面106それぞれに、透明な樹脂で構成された薄肉状のフィルム70(図1参照)が貼り付けられている。具体的には、フィルム70は、フレーム110の左面105、右面106の外縁部分に超音波溶着されている。このフィルム70によって左面105及び右面106の開口が閉塞される。これにより、フレーム110とフィルム70とによって囲まれた空間がインク室12として区画される。このように区画されたインク室12にインクが収容される。なお、本実施形態では、フレーム110とフィルム70とによってインク室12を形成することとしたが、例えば、フレーム110自体を直方体の容器状に形成することによってその内部にインク室12を形成してもかまわない。
フレーム110は、大別して、インク注入部15、大気連通部79、及びインク導出部89を備える。
インク注入部15は、インクをインク室12に注入するためのものである。このインク注入部15は、フレーム110の正面101に設けられている。具体的には、インク注入部15は、フレーム110の正面101の中段付近よりやや下側に配設されている。図1(A)及び(B)に示されるように、インク注入部15は、筒部17を備える。筒部17は、正面101からインク室12側に穿設された略円筒状の孔であり、内部に筒状の内部空間が形成されている。筒部17の奥部は、外周壁で閉塞されている。筒部17の正面101側の開口は、本体20の外部に開放されたインク注入口59である。インク注入口59から筒部17の内部にインクが注入される。
[大気連通部79]
図3に示されるように、フレーム110の背面102の上部には、円形の開口82が設けられている。開口82に連続してフレーム110の内部側に円筒状のバルブ収容室55が形成されている。バルブ収容室55は、本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ延設されている。バルブ収容室55は、その奥部において貫通孔27を通じてインク室12に連通している。バルブ収容室55に、大気連通バルブ80が収容されている。これにより、フレーム110の背面102の上部に大気連通部79が構成されている。大気連通部79は、後述する大気連通孔81(本発明の第1孔の一例)を通じてインク室12と外部とを連通させるものである。
大気連通バルブ80は、開口82からインク室12の空気層に至る経路を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。この大気連通バルブ80は、主として、バルブ本体87、圧縮コイルバネ86(本発明の第1付勢部材の一例)、シール部材83、キャップ85などの部材で構成されている。バルブ本体87は、バルブ収容室55において、本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へスライド可能に設けられている。このバルブ本体87は、蓋体88(本発明の第1蓋体の一例)と、ロッド84(本発明のロッドの一例)とを有する。このロッド84は、後述する大気連通孔81へ挿通される。ロッド84は、大気連通孔81より小径に形成されている。このため、ロッド84は、シール部材83からの摺動抵抗を受けることなくバルブ本体87とともに移動可能である。ロッド84が大気連通孔81よりも小径であるため、ロッド84と大気連通孔81との間に、空気が流通する隙間が形成される。ロッド84は、蓋体88の中心軸から開口82の中心を通って外側へ突出している。
バルブ本体87がバルブ収容室55内でスライドされると、そのスライド動作に伴って蓋体88がシール部材83に当接する位置(本発明の第2位置に相当)とシール部材83から離れる位置(本発明の第1位置に相当)との間でスライドする。蓋体88がシール部材83に当接すると、大気連通孔81が閉塞される。つまり、蓋体88が第2位置に配置された状態では、バルブ収容室55から上記隙間を通って外部に至る通路が閉塞される。また、蓋体88がシール部材83から離れると、大気連通孔81が開放される。つまり、蓋体88が第1位置に配置された状態では、バルブ収容室55から上記隙間を通って外部に至る通路が開放される。
開口82の外縁部分にシール部材83を介してキャップ85が取り付けられている。キャップ85及びシール部材83には貫通孔(不図示)が設けられている。キャップ85及びシール部材83が開口82の外縁部分に取り付けられると、上記貫通孔によって、バルブ収容室55の内部と外部とを連通する大気連通孔81が形成される。
バルブ収容室55に圧縮コイルバネ86が配置されている。バルブ収容室55内において、圧縮コイルバネ86は、開口82からインク室12に至る経路である大気連通孔81を閉鎖する方向(図3における右方向)へバルブ本体87を弾性的に付勢している。つまり、圧縮コイルバネ86は、蓋体88をシール部材83に近づける方向へバルブ本体87を押圧している。したがって、大気連通バルブ80は、常時は、蓋体88で大気連通孔81を閉塞している。カートリッジ装着部50に対してインクカートリッジ10が装着される過程で、ロッド84は、後述する押圧部66(本発明の押圧部の一例)によって開口82の奥部側(図3における左側)へ向けて押圧される。このようにしてロッド84が押圧部66からの押圧力を受けると、圧縮コイルバネ86の付勢力に抗してバルブ本体87の蓋体88がシール部材83から離間する。これにより、大気連通孔81が開放されて開口82からインク室12に至る経路が開放される。大気連通孔81を経てインク室12に空気が流出入することで、インク室12内の空気層が大気圧と同圧になる。
[インク導出部89]
図4に示されるように、フレーム110の背面102の下部に円形の開口92が形成されている。この開口92に連続してフレーム110の内部側に円筒状のバルブ収容室54が形成されている。バルブ収容室54は、本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ延設されている。バルブ収容室54は、その奥部において貫通孔28を通じてインク室12に連通している。バルブ収容室54にインク供給バルブ90が収容されている。これにより、フレーム110の背面102の下部にインク導出部89が構成されている。インク導出部89は、後述するインク供給孔91(本発明の第2孔の一例)を通じてインク室12から外部へインクを導出させるものである。
インク供給バルブ90は、開口92からインク室12に至る経路を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。このインク供給バルブ90は、主として、バルブ本体97(本発明の第2蓋体の一例)、圧縮コイルバネ96(本発明の第2付勢部材の一例)、シール部材93、キャップ95などの部材で構成されている。
開口92の外縁部分にシール部材93を介してキャップ95が取り付けられている。キャップ95及びシール部材93には貫通孔(不図示)が設けられている。キャップ95及びシール部材93が開口92の外縁部分に取り付けられると、上記貫通孔によって、バルブ収容室54の内部と外部とを連通するインク供給孔91が形成される。このインク供給孔91は、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50(図2参照)に装着されたとき(本発明の装着時)に、管状のインクニードル49(本発明のインク供給管の一例、図2参照)が挿入される部分である。インクニードル49の先端部には、インクニードル49の内部空間と外周面とを貫通する貫通孔が形成されている(図2参照)。
バルブ収容室54に圧縮コイルバネ96が配置されている。圧縮コイルバネ96は、圧縮コイルバネ96を構成するバネ材料、バネの線径、巻数、コイル径、及びバネ定数が圧縮コイルバネ86と同じものである。すなわち、圧縮コイルバネ86及び圧縮コイルバネ96は、同一のものである。バルブ収容室54内において、圧縮コイルバネ96は、インク経路を形成するインク供給孔91を閉塞する方向へバルブ本体97を弾性的に付勢している。つまり、圧縮コイルバネ96は、バルブ本体97をシール部材93へ近づける方向(図4における右側)へ弾性的に付勢している。したがって、インク供給バルブ90は、常時は、バルブ本体97でインク供給孔91を閉塞している。一方、インク供給孔91にインクニードル49(図2参照)が挿入されると、圧縮コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97がシール部材93から離れて、インク供給孔91が開放される。これにより、インク室12内のインクをバルブ収容室54及びインクニードル49を通じて導出することが可能となる。
図4に示されるように、バルブ収容室54の奥部には流量制御弁30が設けられている。流量制御弁30は、弁体31と、弁体31を受ける弁座37とを備えている。弁体31は、例えばシリコンゴムを射出成形することにより得られる。弁座37は、例えばポリプロピレン樹脂を射出成形することにより得られる。もちろん、このような材料以外のもので弁体31及び弁座37が構成されてもよい。
弁体31は、筒体33、内壁34、及び蓋体35を備える。筒体33は、外径寸法がバルブ収容室54の内径寸法と略等しい筒状に形成されている。筒体33は、弁座37を介して圧縮コイルバネ96に押圧されて、バルブ収容室54の奥壁53に密着する。内壁34は、筒体33の内部に筒体33の中心線と交差する方向に延設されており、断面視で屈曲形状に形成されている(図4参照)。この内壁34は薄肉に形成されている。このため、内壁34は可撓性を有している。なお、内壁34に内壁34の表裏面方向(図4の左右方向)へ貫通する貫通孔(不図示)が形成されている。内壁34の中央に蓋体35が配設されている。蓋体35は、奥壁53に設けられた貫通孔28を閉塞するものであり、貫通孔28を閉塞可能な球状に形成されている。
弁座37は、弁座基部38と弁体受け部39とを備えて構成されている。弁座基部38は、バルブ収容室54の延出方向(図4における左右方向)を長手方向とする棒状の部材である。弁座基部38の外径寸法は、圧縮コイルバネ96の内径寸法よりも若干小さく設定されている。弁座基部38は、圧縮コイルバネ96の内側に挿入されて圧縮コイルバネ96を支持する。これにより、圧縮コイルバネ96の伸縮方向がバルブ収容室54の延出方向に規制される。
弁座基部38の一端側に弁体受け部39が設けられている。弁体受け部39は、弁体31を支持する部分である。弁体受け部39は、弁体31が嵌め入れられる凹陥部36を有している。弁体受け部39は、バルブ収容室54の形状に合わせて外観形状が略円柱状に形成されている。この弁体受け部39の凹陥部36の底面には、貫通孔(不図示)が設けられている。弁座37は、凹陥部36に弁体31が嵌め込まれた状態で、圧縮コイルバネ96の付勢力を受けて弁体31を奥壁53へ向けて押圧する。
このように流量制御弁30が構成されているので、バルブ収容室54内のインクが貫通孔28を通じてインク室12へ逆流した場合は、逆流したインクが内壁34を押圧する。この押圧力により、内壁34が伸張して蓋体35が貫通孔28へ向けて移動する。蓋体35が貫通孔28に当接すると、貫通孔28が閉塞される。これにより、バルブ収容室54からインク室12へのインクの逆流が抑制される。また、インク室12内のインクがバルブ収容室54へ流れる場合は、インクが内壁34を押圧して蓋体35を貫通孔28から離隔させる。これにより、貫通孔28が開放される。内壁34及び弁体受け部39の凹陥部36の底面には貫通孔(不図示)が形成されているので、これらの貫通孔と貫通孔28とを通じてインク室12からバルブ収容室54へのインクの流通が可能となる。
以下、図3及び図4を参照しながら、圧縮コイルバネ86及び圧縮コイルバネ96について説明する。ロッド84が外力を受けていない状態では、図3に示されるように、蓋体88がシール部材83に当接する。また、バルブ本体97が外力を受けていない状態では、図4に示されるように、バルブ本体97がシール部材93に当接する。バルブ収容室55の奥壁58と蓋体88との離間距離L1は、弁体受け部39とバルブ本体97との離間距離L2よりも長く設定されている。本実施形態では、圧縮コイルバネ86,96として同一の圧縮コイルバネが使用されているので、圧縮コイルバネ96は、圧縮コイルバネ86に比べて収縮されている。すなわち、バルブ本体88及びバルブ本体97が外力を受けていない状態では、圧縮コイルバネ96が圧縮コイルバネ86よりも短くなるように、大気連通部79及びインク導出部89が構成されている。したがって、蓋体88が大気連通孔81を閉塞する第2位置に配置されたときの圧縮コイルバネ86の付勢力は、バルブ本体97がインク供給孔91を閉塞する第4位置に配置されたときの圧縮コイルバネ96の付勢力よりも小さい。言い換えれば、大気連通孔81及びインク供給孔91が閉塞された状態では、圧縮コイルバネ86の付勢力が圧縮コイルバネ96の付勢力よりも小さい。これにより、インクカートリッジ10の未装着時に、インク供給孔91からのインク漏れが防止されるとともに、大気連通孔81を閉塞するシール荷重が必要以上に大きくなることが防止されている。
なお、本実施形態では、本発明の第1付勢部材及び第2付勢部材が圧縮コイルバネ86,96である形態について説明するが、第1付勢部材及び第2付勢部材はこれに限定されるものではない。第1付勢部材及び第2付勢部材は、例えば樹脂からなる弾性部材であってもよい。
[カートリッジ装着部50]
図2に示されるように、カートリッジ装着部50の奥部の上部に押圧部66が設けられている。押圧部66は、大気連通バルブ80のロッド84と対応する位置に設けられている。押圧部66は、ロッド84の先端を受け止める部材である。インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に挿入される過程で、ロッド84の先端が押圧部66に当接する(図5参照)。この状態からカートリッジ装着部50に対してインクカートリッジ10が更に挿入されると、バネ86の付勢力に抗してロッド84が大気連通バルブ80内へ押し込まれて、ロッド84及び蓋体88がバルブ収容室55の奥側へ移動する。これにより、大気連通口81が開放する(図6〜図8参照)。このように、押圧部66は、蓋体88と対応する位置に蓋体88を押圧可能に設けられている。
カートリッジ装着部50の奥部の下部にインクニードル49が設けられている。インクニードル49は、インクカートリッジ10のインク供給バルブ90と対応する位置に設けられている。インクニードル49は、カートリッジ装着部50の奥面から正面側へ突出された中空管である。インクニードル49は、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に挿入される過程において、インク供給バルブ90のインク供給孔91に挿入されてバルブ本体97に当接する。このように、インクニードル49は、バルブ本体97と対応する位置にバルブ本体97を押圧可能に設けられている。なお、インクニードル49がインク供給孔91に挿入された際にインクニードル49の外周面とシール部材83とが密着するように、インクニードル49の外径寸法は、インク供給孔91よりも若干大きく設定されている。このため、インク供給孔91にインクニードル49が挿入された場合に、インクニードル49にシール部材93が圧接する。上述のように、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に挿入される過程で、インク供給孔91に挿入されたインクニードル49の先端がバルブ本体97に当接する。この状態からカートリッジ装着部50に対してインクカートリッジ10が更に挿入されると、圧縮コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97が押し込まれてバルブ収容室54の奥側へ移動する。これにより、インク供給孔91が開放する(図6及び図7参照)。このようにしてインクニードル49がバルブ収容室54内に挿し込まれると、バルブ収容室54及びインクニードル49を通じてインク室12内のインクが導出可能となる。
以下、図2、図5〜図8を参照して、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10を装着する動作について説明する。
図2に示されるように、インクカートリッジ50の未装着時には、蓋体88及びバルブ本体97が以下の位置に配置されている。すなわち、蓋体88が大気連通孔81を閉塞する第2位置に配置され、バルブ本体97がインク供給孔91を閉塞する第4位置に配置されている。
カートリッジ装着部50の奥部の重力方向における上方には、インクカートリッジ10をカートリッジ装着部50に装着した状態でロッド84と対応する位置に押圧部66が設けられている。また、カートリッジ装着部50の奥部の重力方向における下方には、インクカートリッジ10をカートリッジ装着部50に装着した状態でバルブ本体97と対応する位置にインクニードル49が設けられている。インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に挿入されると、まずロッド84の先端が押圧部66に当接する(図5参照)。このロッド84の先端が押圧部66に当接したとき、インクニードル49はバルブ本体97にいまだ当接していない。このため、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に対して更に挿入されると、本体20の背面102が若干上昇するように、本体20が水平方向に対して角度θだけ傾けられた状態となる(図6参照)。すなわち、本体20の背面102が鉛直方向に対して斜め上方へ傾けられた姿勢になろうとする。
本体20が鉛直方向に対して斜め上方に傾けられた状態からインクカートリッジ10がカートリッジ装着部50の奥部へ向けて更に挿入されると、ロッド84が圧縮コイルバネ86の付勢力に抗してバルブ収容室55の奥側へ移動される。ロッド84が蓋体88に設けられているので、蓋体88がシール部材83から離隔する方向へ移動する。これにより、大気連通孔81が開放される(図6参照)。このように、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される際に、蓋体88は、ロッド84を介して押圧部66からの押圧力を受ける。この押圧力によって、蓋体88が大気連通孔81を閉塞する第2位置(図5参照)から大気連通孔81を開放する第1位置(図6参照)へ向けて移動する。なお、図6に示されるように、インクニードル49はバルブ本体97から離隔されているので、バルブ本体97が外力を受けていない。このため、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に装着される際に、バルブ本体97がインク供給孔91を開放する方向へ移動し始める前に、蓋体88が大気連通孔81を開放する方向へ移動し始める。これにより、圧縮コイルバネ86の付勢力が増大する。
インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50の更に奥まで挿入されると、インクニードル49の先端がバルブ本体97に当接する(図7参照)。このとき、バルブ本体97は、インク供給孔91を閉塞する第4位置に配置されている。ロッド84が押圧部66に当接してからインクニードル49の先端がバルブ本体87に当接するまでの間、圧縮コイルバネ86は、収縮されることにより付勢力が増大する。一方、圧縮コイルバネ96は、外力を受けていないので付勢力は変化していない。このため、インクニードル49の先端がバルブ本体97に当接するまでに、圧縮コイルバネ86の付勢力が圧縮コイルバネ96の付勢力よりも強くなる。
カートリッジ装着部50に対してインクカートリッジ10が更に挿入されると、バルブ本体97は、インクニードル49に押圧されて圧縮コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ収容室54側へ移動する。このように、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に装着される際に、バルブ本体97は、インク供給孔91に挿入されたインクニードル49からの押圧力を受けて、インク供給孔91を閉塞する第4位置(図7参照)からインク供給孔91を開放する第3位置(図8参照)へ向けて移動する。これに伴って、圧縮コイルバネ96が収縮されて、圧縮コイルバネ96の付勢力が増大する。なお、圧縮コイルバネ86も同じように収縮されるので、インクカートリッジ10が挿入される過程で、圧縮コイルバネ86の付勢力が圧縮コイルバネ96の付勢力よりも強い状態が維持される。つまり、インクカートリッジ10の背面102が斜め上方へ傾けられた姿勢になろうとする。
カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が完全に装着されると、蓋体88が大気連通孔81を開放する第1位置に配置され、且つ、バルブ本体97がインク供給孔91を開放する第3位置に配置される(図8参照)。蓋体88が第1位置に配置された状態では、バルブ収容室55の奥壁58と蓋体88との離間距離がL3となる。バルブ本体97が第3位置に配置された状態では、弁体受け部39とバルブ本体97との離間距離がL4となる。上述のように、カートリッジ装着部50に対するインクカートリッジ10の装着過程では、バルブ本体97よりも蓋体88が先に移動し始める。ロッド84の先端が押圧部66に当接してからカートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着されるまでの間に蓋体88が移動する距離L1−L3は、バルブ本体97が移動する距離L2−L4よりも長い。このため、上述のように、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程で、圧縮コイルバネ86の付勢力と圧縮コイルバネ96の付勢力とが逆転する。その結果、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着された状態では、圧縮コイルバネ96の付勢力よりも圧縮コイルバネ86の付勢力の方が大きくなる。すなわち、蓋体88が大気連通孔81を開放する第1位置に配置されたときの圧縮コイルバネ86の付勢力は、バルブ本体97がインク供給孔91を開放する第3位置に配置されたときの圧縮コイルバネ96の付勢力よりも大きい。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に装着された状態では、圧縮コイルバネ96がバルブ本体97を押圧する付勢力よりも圧縮コイルバネ86が蓋体88を押圧する付勢力の方が大きい。この圧縮コイルバネ86と圧縮コイルバネ96との付勢力の違いによって、インクカートリッジ10は、本体20の背面102が鉛直方向に対して斜め上方へ傾けられた姿勢となる。インクカートリッジ10の装着時に背面102(第1側壁)が鉛直となるように本体20が配置される場合に比べて、インク供給孔91がより高い位置に配置される。これにより、インクカートリッジ10からのインクの漏れが低減される。
また、本実施形態では、インクカートリッジ10の未装着時における圧縮コイルバネ96が圧縮コイルバネ86よりも短く設定されている。これにより、蓋体88が大気連通孔81を閉塞する第2位置に配置されたときの圧縮コイルバネ86の付勢力よりもバルブ本体97がインク供給孔91を閉塞する第4位置に配置されたときの圧縮コイルバネ96の付勢力の方が大きい。このため、本発明の第1付勢部材及び第2付勢部材に同一の圧縮コイルバネ86,96を使用する場合であっても、インク漏れのおそれがあるインク供給孔91のシール荷重を大きくしてインク漏れを防止しつつ、大気連通孔81のシール荷重を小さくして、大気連通孔81のシール荷重が必要以上に高くなってユーザがインクカートリッジ10を装着しにくくなることを防止することができる。
また、上述のように、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に装着される過程で、まず押圧部66からロッド84に押圧力が付与されて、蓋体88が大気連通孔81を開放する方向へ移動し始める。そして、インクニードル49がインク供給孔91に挿入されて、バルブ本体97がインク供給孔91を開放する方向へ移動し始める。このため、インクカートリッジ10がカートリッジ装着部50に装着される途中の過程においても、上述のように、圧縮コイルバネ96がバルブ本体97を押圧する付勢力よりも圧縮コイルバネ86が蓋体88を押圧する付勢力の方が大きい。これにより、本体20の背面102が斜め上方へ傾けられた姿勢が維持されるので、カートリッジ装着部50に対してインクカートリッジ10が着脱される過程においても、インクカートリッジ10からのインクの漏れが低減される。
また、本実施形態では、本発明の第1付勢部材及び第2付勢部材に同一の圧縮コイルバネ86,96が用いられる。このため、第1付勢部材と第2付勢部材とを取り違えて、大気連通孔81のシール荷重とインク供給孔91のシール荷重とが予め定められたシール荷重と異なるシール荷重となることがない。したがって、第1付勢部材及び第2付勢部材の組み付けが容易になる。
なお、本実施形態では、圧縮コイルバネ86,96に同一の圧縮コイルバネを使用し、インクカートリッジ10の未装着時に圧縮コイルバネ96が圧縮コイルバネ86に比べて収縮されている形態について説明した。ただし、圧縮コイルバネ86,96は必ずしも同一の圧縮コイルバネである必要はない。すなわち、インクカートリッジ10が未装着時の圧縮コイルバネ86の付勢力が圧縮コイルバネ96の付勢力よりも小さくなるように、圧縮コイルバネ96として圧縮コイルバネ86よりもバネ定数の大きい圧縮コイルバネを使用してもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の外観構成を模式的に示す斜視図であり、(A)にはインクカートリッジ10の背面102側の構成が示されており、(B)にはインクカートリッジ10の正面101側の構成が示されている。 図2は、インクカートリッジ10及びカートリッジ装着部50を示す模式断面図である。 図3は、大気連通部79の拡大断面図である。 図4は、インク導出部89の拡大断面図である。 図5は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程を示す模式断面図であり、ロッド84の先端が押圧部66に当接した状態を示す。 図6は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程を示す模式断面図であり、大気連通孔81が開放された状態を示す。 図7は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着される過程を示す模式断面図であり、インクニードル49の先端がバルブ本体97に当接した状態を示す。 図8は、カートリッジ装着部50にインクカートリッジ10が装着された状態を示す模式断面図であり、大気連通孔81及びインク供給孔91が開放された状態を示す。
10・・・インクカートリッジ(本発明のインクカートリッジの一例)
12・・・インク室
20・・・本体
49・・・インクニードル(本発明のインク供給管の一例)
50・・・カートリッジ装着部(本発明のカートリッジ装着部の一例)
66・・・押圧部
79・・・大気連通部
81・・・大気連通孔(本発明の第1孔の一例)
84・・・ロッド
86・・・圧縮コイルバネ(本発明の第1付勢部材の一例)
88・・・蓋体(本発明の第1蓋体の一例)
89・・・インク導出部
91・・・インク供給孔(本発明の第2孔の一例)
96・・・圧縮コイルバネ(本発明の第2付勢部材の一例)
97・・・キャップ本体(本発明の第2蓋体の一例)
102・・・背面(本発明の第1側壁の一例)
120・・・インク供給装置

Claims (6)

  1. インク供給装置のカートリッジ装着部に装着されるインクカートリッジであって、
    インクが収容されるインク室を有する本体と、
    上記本体の第1側壁の上部に形成された第1孔を通じて外部と連通される大気連通部と、
    上記第1側壁の下部に形成された第2孔を通じて上記インク室から外部へインクを導出させるインク導出部と、を具備し、
    上記大気連通部は、
    上記第1孔を開放する第1位置と、上記第1孔を閉塞する第2位置とに移動可能な第1蓋体と、
    上記第1孔を閉塞する方向へ上記第1蓋体を弾性的に付勢する第1付勢部材と、を備え、
    上記インク導出部は、
    上記第2孔を開放する第3位置と、上記第2孔を閉塞する第4位置とに移動可能な第2蓋体と、
    上記第2孔を閉塞する方向へ上記第2蓋体を弾性的に付勢する第2付勢部材と、
    上記第2孔の外縁部に設けられ、上記第2孔に挿入される上記カートリッジ装着部のインク供給管の外周面に圧接するシール部材と、を備え、
    上記第1付勢部材及び上記第2付勢部材は、同一の付勢部材で構成されており、
    当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着されることによって上記第1孔及び上記第2孔が開放された状態で、上記第1付勢部材の付勢力が上記第2付勢部材の付勢力よりも大きいことにより、上記第1側壁が鉛直方向に対して斜め上方に傾た姿勢維持されるインクカートリッジ。
  2. 上記第1蓋体は、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に、上記第2蓋体が上記第2孔を開放する方向へ移動し始める前に、上記第1孔を開放する方向へ移動し始めるものであって、
    当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着されていない状態で、上記第1付勢部材の付勢力が上記第2付勢部材の付勢力よりも小さい請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 上記第1付勢部材及び上記第2付勢部材は、同一の圧縮コイルバネで構成されており、
    上記第1蓋体及び上記第2蓋体が外力を受けていない状態で、上記第2付勢部材が上記第1付勢部材よりも短い請求項2に記載のインクカートリッジ。
  4. 上記大気連通部は、上記第1蓋体から上記第1孔を通じて外側へ突出され、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に当該カートリッジ装着部に押圧されるロッドを備える請求項1から3のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  5. インク供給装置のカートリッジ装着部に装着されるインクカートリッジであって、
    インクが収容されるインク室を有する本体と、
    上記本体の第1側壁の上部に形成された第1孔を通じて外部と連通される大気連通部と、
    上記第1側壁の下部に形成された第2孔を通じて上記インク室から外部へインクを導出させるインク導出部と、を具備し、
    上記大気連通部は、
    上記第1孔を開放する第1位置と、上記第1孔を閉塞する第2位置とに移動可能な第1蓋体と、
    上記第1蓋体から上記第1孔を通じて外側へ突出されたロッドと、
    圧縮コイルバネで構成され、上記第1孔を閉塞する方向へ上記第1蓋体を弾性的に付勢する第1付勢部材と、を備え、
    上記インク導出部は、
    上記第2孔を開放する第3位置と、上記第2孔を閉塞する第4位置とに移動可能な第2蓋体と、
    上記第1付勢部材と同一の圧縮コイルバネで構成され、上記第2孔を閉塞する方向へ上記第2蓋体を弾性的に付勢する第2付勢部材と、
    上記第2孔の外縁部に設けられ、上記第2孔に挿入される上記カートリッジ装着部のインク供給管の外周面に圧接するシール部材と、を備え、
    上記第1蓋体及び上記第2蓋体が外力を受けていない状態で、上記第2付勢部材が上記第1付勢部材よりも短く、
    上記第1蓋体は、当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に、当該カートリッジ装着部により上記ロッドが押圧されることにより、上記第2蓋体が上記第2孔を開放する方向へ移動し始める前に、上記第1孔を開放する方向へ移動し始めるものであり、
    当該インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着されることによって上記第1孔及び上記第2孔が開放された状態で、上記第1付勢部材の付勢力が上記第2付勢部材の付勢力よりも大きいことにより、上記第1側壁が鉛直方向に対して斜め上方に傾た姿勢維持されるインクカートリッジ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のインクカートリッジと、該インクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部とを備えるインク供給装置であって、
    上記カートリッジ装着部は、
    上記インクカートリッジの第1蓋体と対応する位置に該第1蓋体を押圧可能に設けられた押圧部と、
    上記インクカートリッジの第2蓋体と対応する位置に該第2蓋体を押圧可能に設けられ、上記第2孔に挿入されて上記インク室内のインクを導出するインク供給管と、を備え、
    上記第1蓋体は、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に上記押圧部からの押圧力を受けて上記第2位置から上記第1位置へ移動し、
    上記第2蓋体は、上記インクカートリッジが上記カートリッジ装着部に装着される際に上記第2孔に挿入された上記インク供給管からの押圧力を受けて上記第4位置から上記第3位置へ移動するインク供給装置。
JP2007311821A 2007-12-01 2007-12-01 インクカートリッジ、及びインク供給装置 Active JP5380829B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311821A JP5380829B2 (ja) 2007-12-01 2007-12-01 インクカートリッジ、及びインク供給装置
US12/326,078 US7997705B2 (en) 2007-12-01 2008-12-01 Ink cartridges and ink supply systems

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311821A JP5380829B2 (ja) 2007-12-01 2007-12-01 インクカートリッジ、及びインク供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009132120A JP2009132120A (ja) 2009-06-18
JP5380829B2 true JP5380829B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=40675288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007311821A Active JP5380829B2 (ja) 2007-12-01 2007-12-01 インクカートリッジ、及びインク供給装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7997705B2 (ja)
JP (1) JP5380829B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5310394B2 (ja) 2009-08-31 2013-10-09 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
WO2011093527A1 (en) * 2010-01-29 2011-08-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge, recording device, and method for controlling recording device
JP5381757B2 (ja) 2010-01-29 2014-01-08 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ
JP5340240B2 (ja) 2010-04-02 2013-11-13 キヤノン株式会社 タンクおよびこれを備えたプリンタ
JP2012000858A (ja) 2010-06-17 2012-01-05 Brother Industries Ltd インクカートリッジ
JP5845561B2 (ja) * 2010-08-06 2016-01-20 セイコーエプソン株式会社 液体収容容器、封止部材、及びキャップ
CN102615985A (zh) * 2011-02-01 2012-08-01 兄弟工业株式会社 墨盒、记录装置和用于控制记录装置的方法
EP2505363B1 (en) * 2011-03-30 2015-07-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and recording apparatus
JP5846200B2 (ja) * 2011-03-31 2016-01-20 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
EP2708362B1 (en) 2011-05-09 2020-06-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and recording device
JP2013049168A (ja) 2011-08-30 2013-03-14 Brother Industries Ltd 印刷流体カートリッジ及び記録装置
CN103042831B (zh) * 2012-12-27 2015-03-25 苏州佳世达光电有限公司 打印装置及其墨盒
EP2783862B1 (en) * 2013-03-28 2019-05-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid cartridge
JP6212903B2 (ja) * 2013-03-28 2017-10-18 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ
JP6016707B2 (ja) * 2013-04-26 2016-10-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 液体容器およびこれを備えたインクジェット式画像形成装置
ES2877194T3 (es) * 2014-07-13 2021-11-16 Stratasys Ltd Procedimiento y sistema para la impresión 3D rotativa
JP6734063B2 (ja) * 2016-01-29 2020-08-05 理想科学工業株式会社 インクカートリッジ
EP3984756A1 (en) * 2018-01-22 2022-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Ink cartridge
CN111761941B (zh) * 2020-08-05 2021-10-08 威海恒科精工有限公司 一种彩色打印机用墨盒

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3450643B2 (ja) * 1996-04-25 2003-09-29 キヤノン株式会社 液体収容容器への液体補充方法、該補充方法を用いる液体吐出記録装置、液体補充容器、液体収容容器およびヘッドカートリッジ
JPH11179932A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Canon Aptex Inc 画像形成方法およびその装置
JP3804340B2 (ja) * 1999-06-17 2006-08-02 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
JP4344713B2 (ja) * 2005-03-30 2009-10-14 富士フイルム株式会社 インクカートリッジ及びインクジェット記録システム
US7828421B2 (en) 2005-09-29 2010-11-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge arrangements
JP2007144808A (ja) 2005-11-28 2007-06-14 Brother Ind Ltd インクカートリッジ包装体およびインクカートリッジ包装体の製造方法
US7419254B1 (en) * 2007-01-30 2008-09-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridges

Also Published As

Publication number Publication date
US7997705B2 (en) 2011-08-16
JP2009132120A (ja) 2009-06-18
US20090141106A1 (en) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5380829B2 (ja) インクカートリッジ、及びインク供給装置
JP5573397B2 (ja) インクカートリッジ及び画像記録装置
US6938997B2 (en) Ink cartridge and vacuum-packaging product containing the same
JP4591466B2 (ja) インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体
US7354143B2 (en) Inkjet recording apparatus
US20150224780A1 (en) Liquid Cartridge Having Valve Chamber In Which Movable Body Is Disposed
JP7081373B2 (ja) 液体カートリッジ及び液体供給装置
JP4277276B2 (ja) 液体容器
JP5104256B2 (ja) インクカートリッジ
JP6098291B2 (ja) 液体カートリッジ
US9150028B2 (en) Liquid cartridge capable of reducing force required to open air channel and liquid channel
CN100509406C (zh) 墨盒
JP6011309B2 (ja) インクカートリッジ
JP2009132115A (ja) インク供給装置およびカートリッジ収容装置
JP2009132117A (ja) インクカートリッジ
JP2005231220A (ja) インクカートリッジ
JP4670335B2 (ja) インクカートリッジ
JP4172428B2 (ja) インクカートリッジ
US20230109391A1 (en) Ink replenishment container
JP2015089627A (ja) 印刷流体供給装置
JP7276558B2 (ja) 液体カートリッジ及び液体供給装置
JP6212903B2 (ja) インクカートリッジ
JP2022018712A (ja) 液体収容容器
JP6020126B2 (ja) インクカートリッジ
JP6020125B2 (ja) インクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5380829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150