JP6011309B2 - インクカートリッジ - Google Patents
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[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、記録ヘッド21と、インク供給装置100と、記録ヘッド21及びインク供給装置100を接続するインクチューブ20とを備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。カートリッジ装着部110は、ケース101と、係合部材145と、インクニードル113と、光センサ114とを備えている。なお、図1においては、ケース101内にインクカートリッジ30が装着された状態が示されている。カートリッジ装着部110には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能であるが、図1においては、1つのインクカートリッジ30が収容可能な空間が示されている。
図2〜4に示されるように、インクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留するインク室36である。インク室36は、インクカートリッジ30の外観を形成している本体31に収納された内部フレーム35によって形成されているが、本体31そのものによって形成されていてもよい。
本体31は、幅方向51において互いに対向する側壁37、38と、高さ方向52において互いに対向する上壁39及び下壁41とが後壁42から挿入向き56に延設されて構成されており、奥行き方向53において後壁42に対向する面が開口された箱形である。本体31の内部には、開口を通じて内部フレーム35が挿入される。内部フレーム35の前壁40側の一部は、本体31から露出されている。すなわち、本体31は、内部フレーム35の後方側の一部を覆っている。
ブラケット90は、幅方向51において互いに対向する側壁143、144と、高さ方向52において互いに対向する上壁141及び下壁142とが前壁140から取出向き55に延設されて構成されており、奥行き方向53において前壁140に対向する面が開口された箱形である。ブラケット90の内部には、開口を通じて内部フレーム35が挿入される。すなわち、ブラケット90は、内部フレーム35のうちの本体31によって覆われていない前方側の一部を覆っている。
図3及び図4に示されるように、内部フレーム35は、幅方向51に対向する一対の面が開放された環状に構成されている。そして、開放された一対の面がフィルム(不図示)によって封止されることにより、その内部にインクを貯留可能なインク室36が形成される。内部フレーム35が筐体に相当する。インク室36を区画する前壁40は、内部フレーム35がブラケット90に挿入された際に、ブラケット90の前壁140に対向する壁面であり、大気連通部120、検知部33、及びインク供給部34が設けられている。
検知部33は、高さ方向52における大気連通部120及びインク供給部34の間において、内部フレーム35の前壁40から挿入向き56に突設されている。検知部33は、インク室36に連通された箱形である。検知部33は、ブラケット90の開口95を通じてインクカートリッジ30の外部へ露出されている。また、検知部33は、カートリッジ装着部110に設けられた光センサ114(図1参照)から出射されて、挿入及び取出方向50と垂直な方向(本実施形態では、幅方向51)に進行する光、例えば赤外光を透過させる透光性の樹脂からなる一対の壁を有する。なお、光は赤外光でもよいし、可視光であってもよい。
インク供給部34は、高さ方向52における検知部33より下側において、内部フレーム35の前壁40から挿入向き56、すなわち前後方向における前向きに突設されている。インク供給部34は、円筒形状の外形をなしており、ブラケット90の前壁140に設けられた孔97を通じて外側へ突出されている。インク供給部34の突出端には、インク供給口71が形成されている。また、図1に示されるように、インク供給部34の内部には、インク供給口71とインク室36とを連通させるインク流路72が形成されており、インク供給口71を開閉させるインク供給バルブ70が配置されている。
大気連通部120は、高さ方向52における検知部33より上側において、内部フレーム35の前壁40から挿入向き56に突設されている。また、大気連通部120は、内部フレーム35内にも延びている。すなわち、大気連通部120は、前壁40を貫通するように挿入及び取出方向50(前後方向)に延びる筒状の部材であるといえる。大気連通部120は、インク室36をインクカートリッジ30の外部とを連通させるためのものであり、その突出端が開口され、且つ奥行き方向53に延びる気体通路121が内部に形成されている。また、大気連通部120の奥行き方向53に延設された壁面には、気体通路121とインク室36とを連通させる連通口122A、122Bが設けられている。
本実施形態1によれば、スライダ123をスライド向きにスライドさせるだけで大気連通部120の状態を切り換えることができるので、弁機構を用いる場合と比較して、簡素な構成でインク室36を外気に連通させる大気連通部120を実現することができる。より詳細には、スライダ123を第1位置に位置させて連通口122A、134を連通させることにより、インク室36を外気圧に維持した状態でインクを注入できる。また、スライダ123を第2位置に位置させて連通口122A、122Bを閉塞させることにより、インク室36を外気に対して封止することができる。さらに、スライダ123を第3位置に位置させて連通口122B、134を連通させることにより、インク室36を外気圧に維持した状態でインクをインク供給部34から流出させることができる。なお、インク室36内へのインクの注入は、インク供給部34を通じて行ってもよいし、図示しないインク注入口を通じて行ってもよい。インク室36内からの空気の吸引についても同様である。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態2が説明される。なお、実施形態1との共通点の詳しい説明は省略され、相違点を中心に説明がされる。実施形態1では、大気連通部120の壁面の2箇所に連通口122A、122Bが形成され、スライダ123の1カ所に連通口134が形成されている。これに対して実施形態2では、大気連通部120Aの1カ所に連通口122が形成され、スライダ123Aの2カ所に連通口134A、134Bが形成されている点で、実施形態1と相違する。
34・・・インク供給部
35・・・内部フレーム
36・・・インク室
96・・・孔
96A・・・切り欠き
120,120A・・・大気連通部
121・・・気体通路
122,122A,122B・・・連通口
123,123A・・・スライダ
124・・・スライダ本体
125・・・キャップ
126A,126B,126C・・・Oリング
127・・・半透膜
128・・・大径部
129・・・小径部
130・・・フランジ部
132・・・大径孔
133・・・小径孔
134,134A,134B・・・連通口
135・・・蓋部
135A・・・突起
136・・・円筒部
137・・・貫通孔
Claims (9)
- 内部にインクが貯留されるインク室を有する筐体と、
上記筐体に設けられており、上記インク室に貯留されたインクを外部へ流出させるインク供給部と、
上記筐体に設けられており、上記インク室に連通され且つ外部に開口された気体通路を内部に有する大気連通部と、
上記大気連通部の内壁面に密着され且つ上記気体通路内を開口側から奥側へ向かうスライド向きにスライド移動可能に配置されており、上記スライド向きの上流側において開口する内部空間を有するスライダと、を備え、
上記大気連通部には、上記スライド向きに沿って延設された壁面において開口し且つ上記インク室に連通する孔であって、
上記スライド向きに離間した第1孔及び第2孔、
または、
第3孔のうちの一方が形成されており、
上記スライダには、上記スライド向きに沿って延設された壁面において開口し且つ上記内部空間に連通する孔であって、
上記第1孔及び上記第2孔、
または、
上記第3孔のうちの他方が形成されており、
上記スライダは、上記気体通路内を、上記第1孔と上記第3孔とが連通される第1位置から、上記第1位置より奥側で且つ上記第1孔及び第2孔と上記第3孔とが連通されない第2位置を経て、上記第2位置よりさらに奥側で且つ上記第2孔と上記第3孔とが連通される第3位置へスライドされるインクカートリッジ。 - 上記第1孔は、上記大気連通部に設けられており、
上記第2孔は、上記大気連通部の上記第1孔より奥側に設けられており、
上記第3孔は、上記スライダに設けられており、
上記スライダは、スライダ本体と、上記スライダ本体の外周面に取り付けられて上記大気連通部の内壁面に密着される封止部材と、を有しており、
上記封止部材は、上記スライド向きにおいて、上記第3孔より下流側に位置する第1封止部材と、上記第3孔より上流側に位置する第2封止部材と、上記第2封止部材より上流側に位置する第3封止部材と、を含み、
上記第1位置は、上記第1封止部材が上記第1孔及び上記第2孔の間で上記大気連通部の内壁面に密着され、上記第2封止部材及び上記第3封止部材が上記第1孔より開口側で上記大気連通部の内壁面に密着される位置であり、
上記第2位置は、上記第1封止部材及び上記第2封止部材が上記第1孔及び上記第2孔の間で上記大気連通部の内壁面に密着され、上記第3封止部材が上記第1孔より開口側で上記大気連通部の内壁面に密着される位置であり、
上記第3位置は、上記第1封止部材が上記第2孔より奥側で上記大気連通部の内壁面に密着され、上記第2封止部材が上記第1孔及び上記第2孔の間で上記大気連通部の内壁面に密着され、上記第3封止部材が上記第1孔より開口側で上記大気連通部の内壁面に密着される位置である請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 上記第1孔は、上記スライダに設けられており、
上記第2孔は、上記スライダの上記第1孔より開口側に設けられており、
上記第3孔は、上記大気連通部に設けられており、
上記スライダは、スライダ本体と、上記スライダ本体の外周面に取り付けられて上記大気連通部の内壁面に密着される封止部材とを有しており、
上記封止部材は、上記スライド向きにおいて、上記第1孔より上流側で且つ上記第2孔より下流側に位置する第1封止部材と、上記第1封止部材より上流側で且つ上記第2孔より下流側に位置する第2封止部材と、を含み、
上記第1位置は、上記第1封止部材及び上記第2封止部材が上記第3孔より開口側で上記大気連通部の内壁面に密着される位置であり、
上記第2位置は、上記第1封止部材が上記第3孔より奥側で上記大気連通部の内壁面に密着され、上記第2封止部材が上記第3孔より開口側で上記大気連通部の内壁面に密着される位置であり、
上記第3位置は、上記第1封止部材及び上記第2封止部材が上記第3孔より奥側で上記大気連通部の内壁面に密着される位置である請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 上記スライダ本体の外周面には、上記第3孔より開口側で上記大気連通部の内壁面に密着される封止部材であって、上記第2孔より上記スライド向きの上流側に位置する第3封止部材が更に取り付けられている請求項3に記載のインクカートリッジ。
- 上記大気連通部は、上記筐体の外壁から突出する円筒形状の部材であって、その先端が外部に開口されており、
上記スライダは、上記開口を封止する半透膜を有する請求項1から4のいずれかに記載のインクカートリッジ。 - 上記スライダは、上記半透膜を有する円筒形状のスライダ本体と、上記スライダ本体の開口側の端部を覆うキャップと、を備える請求項5に記載のインクカートリッジ。
- 上記キャップは、厚み方向に貫通する貫通孔を有する蓋部と、上記貫通孔を囲む位置において上記蓋部から突出して上記スライダ本体の外周面を覆う円筒形状の円筒部とを有しており、
上記スライダ本体は、上記蓋部の壁面と上記半透膜とが離間した状態で上記円筒部の先端と当接する位置において、その外周面からの径方向外向きに突出するフランジ部を有する請求項6に記載のインクカートリッジ。 - 上記円筒部によって覆われる位置における上記スライダ本体の外径は、上記円筒部の内径より大きい請求項7に記載のインクカートリッジ。
- 上記大気連通部及び上記筐体の一部を覆うブラケットを更に備えており、
上記ブラケットには、上記大気連通部の開口に対向する位置に上記蓋部の直径より大きい開口と、当該開口を構成する外縁部の一部に切り欠きとが形成されており、
上記キャップは、上記蓋部の外周面から上記ブラケットの開口径より外側の位置まで径方向外側に突出し、且つ上記切り欠きに対応する形状の突起を更に有しており、
上記スライダが上記第2位置にある状態において、上記突起は、上記ブラケットの開口を構成する外縁部に当接し得る請求項7又は8に記載のインクカートリッジ。
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