JP6094505B2 - 液体カートリッジ - Google Patents

液体カートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP6094505B2
JP6094505B2 JP2014023760A JP2014023760A JP6094505B2 JP 6094505 B2 JP6094505 B2 JP 6094505B2 JP 2014023760 A JP2014023760 A JP 2014023760A JP 2014023760 A JP2014023760 A JP 2014023760A JP 6094505 B2 JP6094505 B2 JP 6094505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
opening
valve
ink
sealing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014023760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015150701A (ja
Inventor
岡崎 真也
真也 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014023760A priority Critical patent/JP6094505B2/ja
Publication of JP2015150701A publication Critical patent/JP2015150701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6094505B2 publication Critical patent/JP6094505B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、内部に貯留された液体を流出させる液体カートリッジに関する。
従来より、インクカートリッジに貯留されたインクを記録ヘッドのノズルから吐出することにより、用紙に画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置において画像記録によりインクが消費されると、空のインクカートリッジが取り外されて、インクを貯留する新しいインクカートリッジが装着される。
インクカートリッジは、インクを供給するインク供給部と、インクを貯留するインク室の気体層と外部とを連通する大気連通部と、を有する。インクカートリッジが保管されているときには、大気連通部は閉塞されてインク室が閉空間にされており、インクカートリッジがインクジェット記録装置に装着されるときに、大気連通部が開放されてインク室が大気連通される。
インクカートリッジがインクジェット記録装置に装着されるときに、大気連通部は、インク供給部より先に大気開放されることが望ましい。例えば、インク室内が減圧されている状態で、大気連通部より先にインク供給部が放されると、インク供給部が接続された記録ヘッド側から減圧されたインク室へインクが流れ込み、記録ヘッドのノズルにおいてインクのメニスカスが破壊されるおそれがある。また、インク室内が減圧されていなくとも、例えば高地のようにインク室の内圧より気圧が低い場所では、インク室から記録ヘッド側へインクが過剰に供給されて、やはり記録ヘッドのノズルにおいてインクのメニスカスが破壊されるおそれがある。
インクジェット記録装置に装着されるインクカートリッジとして、インク流路及び大気流路の両方を1つの弁機構によって開閉可能なインクカートリッジが考案されている(特許文献1)。このインクカートリッジにおいて、筒状部材の貫通孔に挿入されたインク供給管は、インク供給管と筒状部材との間の摩擦力によって筒状部材を移動させ、大気流路を開放させる。その後、インク供給管は、封止膜を突き破り、コイルバネの付勢力に抗して弁体を移動させることにより、インク流路を開放させる。
特許第4506301号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成のインクカートリッジでは、筒状部材が移動した後に、インク供給管が筒状部材の貫通孔を移動して弁体を移動させるので、筒状部材の移動範囲と弁体の移動範囲とが直列に並んでおり、そのために、筒状部材や弁体を収容するための空間が比較的大きくなり、インクカートリッジの小型化が図り難い。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体が流出可能な状態となる前にカートリッジ内部を確実に大気に連通させることができ、小型化が可能な液体カートリッジを提供することにある。
(1) 本発明に係る液体カートリッジは、液体が貯留される液体貯留室と、上記液体貯留室から外方へ向かう第1向きへ延びかつ第1向きに直交する断面が環状の側壁面、及び上記側壁面の上記第1向きの上流側である第1端側に設けられた基端壁面によって区画されたバルブ室と、上記バルブ室の側壁面に設けられた第1開口を通じて、上記バルブ室と外部との間で気体が流通可能に設けられた第1気体流路と、上記バルブ室の側壁面に設けられた第2開口を通じて、上記バルブ室と上記液体貯留室との間で気体が流通可能に設けられた第2気体流路と、上記バルブ室内に配置されて上記第1向きと反対の第2向きへ移動可能な移動体と、上記バルブ室における上記移動体より上記基端壁面側と上記液体貯留室との間で液体が流通可能に設けられた第1液体流路と、上記移動体を貫通して、上記バルブ室における上記移動体よりも上記基端壁面側と上記移動体よりも上記側壁面の上記第1向きの下流側である第2端側との間で液体が流通可能に設けられた第2液体流路と、上記第2液体流路において上記第2液体流路を閉塞する閉塞位置、及び当該閉塞位置から上記第1向きへ移動して上記第2液体流路を開放する開放位置に移動可能に設けられており、上記基端壁面と当接することによって閉塞位置から開放位置へ移動する弁体と、上記移動体の外面に環状に設けられており、上記側壁面に密着して上記第2向きへ摺動可能な第1封止部と、上記第1封止部より上記第2端側において上記第1封止部との間に気体が流通可能な空間が隔てられて設けられており、上記移動体の外面に環状に設けられて上記側壁面に密着して上記第2向きへ摺動可能な第2封止部と、を具備する。上記移動体は、上記弁体が上記閉塞位置に位置し、上記第1封止部が上記第1開口と上記第2開口との間に位置し、かつ上記第2封止部が上記第1開口及び上記第2開口より上記第2端側に位置する第1状態と、上記第1状態から上記第2向きへ移動して、上記弁体が上記閉塞位置に位置し、かつ上記第1封止部と上記第2封止部との間の空間を通じて、上記第1開口と上記第2開口とが気体が流通可能に連通される第2状態と、上記第2状態より上記第2向きへ移動して、上記弁体が上記基端壁面に当接して、上記閉塞位置から上記開放位置へ移動する第3状態と、に移動可能である。
移動体が第1状態にあるときに、閉塞位置の弁体により第2液体流路が閉塞されて、液体カートリッジから液体が流出することがない。また、第1開口と第2開口とが第1封止部によって遮断されて液体貯留室が閉空間とされる。移動体が第2状態にあるときに、第1気体流路、第1封止部と第2封止部との間の空間、及び第2気体流路を通じて、液体貯留室が大気連通される。他方、閉塞位置の弁体により第2液体流路が閉塞されているので、液体貯留室から液体が流出されない。移動体が第3状態にあるときに、弁体が閉塞位置から開放位置へ移動して第2液体流路が開放され、液体貯留室から、第1液体流路、バルブ室の基端壁面側、第2液体流路、及びバルブ室の第2端側を通じて液体が流出可能となる。移動体が第2向きへ移動すると、弁体が閉塞位置から開放位置へ第2向きとは反対の第1向きへ移動するので、移動体の移動範囲と弁体の移動範囲とが第2向きへ直列に並ぶことがなく、バルブ室の第2向きに沿った寸法を短くすることができる。
(2) 上記液体カートリッジは、上記側壁面の上記第2端側に設けられており、上記バルブ室の内部と外部とを連通する貫通孔を有するシール部材を更に備えており、上記移動体は、上記第1状態にあるときに、上記シール部材に密着して上記貫通孔を閉塞し、上記第2状態にあるときに、上記シール部材から離隔するものであってもよい。
移動体が第1状態にあるときに、弁体により第2液体流路が閉塞されるのに加え、移動体がシール部材に密着して貫通孔を閉塞するので、液体カートリッジから液体がより流出し難くなる。
(3) 上記液体カートリッジは、上記バルブ室内において上記基端壁面と上記移動体との間に配置されており、上記移動体を上記第1向きへ付勢する第1付勢部材と、上記第2液体流路において上記弁体を上記閉塞位置へ向かって付勢する第2付勢部材と、を更に備えたものであってもよい。
移動体が第2向きへ相対的に押されることによって、第1付勢部材の付勢力に抗して、移動体が第2向きへ移動する。移動体を第2向きへ押す力が消失すると、第1付勢部材の付勢力によって、移動体が第1向きへ移動して、シール部材の貫通孔が移動体によって直ちに閉塞される。
弁体が基端壁面に当接した状態で第1向きへ相対的に押されることによって、第2付勢部材の付勢力に抗して、弁体が閉塞位置から開放位置へ移動する。弁体が基端壁面から離れると、第2付勢部材の付勢力によって、弁体が閉塞位置へ移動する。
(4) 上記弁体は、上記移動体より上記第2向きへ突出する突起を有するものであってもよい。
突起が第2向きへ突出する長さによって、弁体が閉塞位置から開放位置へ移動するタイミングが設定される。
(5) 上記基端壁面は、上記第1向きへ突出して上記弁体と当接可能な凸部を有するものであってもよい。
凸部が第1向きへ突出する長さによって、弁体が閉塞位置から開放位置へ移動するタイミングが設定される。
(6) 上記第1液体流路は、上記基端壁面に開口していてもよい。
これにより、移動体を第2向きへ基端壁面まで移動させることができる。
(7) 上記第1開口と上記第2開口とは、上記第1向きに離れて配置されていてもよい。
(8) 上記側壁面及び上記移動体の外面の上記第1向きに直交する断面は、円形状であり、上記第1封止部及び上記第2封止部は、上記移動体の外面から径方向外側に突出するフランジ形状であってもよい。
これにより、バルブ室において移動体を周方向に対して位置決めする必要がなく、製造が容易となる。
本発明によれば、液体が流出可能な状態となる前にカートリッジ内部を確実に大気に連通させることができ、小型化が容易な液体カートリッジが実現される。
図1は、第1実施形態に係るカートリッジ装着部110を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、インクカートリッジ30の外観構成を示す斜視図であって、(A)はインクカートリッジ30を右上前方から見た斜視図、(B)はインクカートリッジ30を右下後方から見た斜視図である。 図3は、インクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体77が第1状態にある。 図4は、インクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体77が第2状態にある。 図5は、インクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体77が第3状態にある。 図6は、第1実施形態の変形例に係るインクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体77が第1状態にある。 図7は、第2実施形態に係るインクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体87が第1状態にある。 図8は、第2実施形態に係るインクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体87が第2状態にある。 図9は、第2実施形態に係るインクカートリッジ30の水平断面を下方から視たバルブ室47の拡大断面図であって、移動体87が第3状態にある。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態が説明される。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、記録ヘッド21と、インク供給装置100と、記録ヘッド21及びインク供給装置100を接続するインクチューブ20とを備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30(液体カートリッジの一例)が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を通じてカートリッジ装着部110に挿入向き56(第1向きの一例)に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から取出向き55(第2向きの一例)に抜き出される。
インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能なインク(液体の一例)が貯留されている。カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了した状態において、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とは、インクチューブ20で接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。記録ヘッド21は、インクジェット記録方式によって、サブタンク28から供給されたインクをノズル29から選択的に吐出する。具体的には、記録ヘッド21に設けられたヘッド制御基板21Aから各ノズル29に対応して設けられたピエゾ素子29Aに選択的に駆動電圧が印加される。これにより、ノズル29から選択的にインクが吐出される。
プリンタ10は、以下のような用紙搬送機構を備えている。すなわち、給紙トレイ15から給紙ローラ23によって搬送路24へ給送された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対27によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インク供給装置100]
インク供給装置100は、図1に示されるように、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21にインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。カートリッジ装着部110は、ケース101と、インクニードル102(液体抽出管の一例)とを備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了した状態が示されている。カートリッジ装着部110には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。
[インクニードル102]
ケース101には、開口112が形成されている。ケース101は、開口112とは反対側に位置する奥面を備えている。図1に示されるように、インクニードル102は、ケース101の奥面から取出向き55に突出している。インクニードル102は、ケース101の奥面において、インクカートリッジ30の筒壁46に対面し得る位置に配置されている。
図4に示されるように、インクニードル102は、内部に液体流路が形成された管状の樹脂針である。インクニードル102の突出端103側の周壁には連通孔104が設けられている。インクニードル102の基端側にはインクチューブ20が接続されるが、図4においてはインクチューブ20が省略されている。連通孔104は、突出端103付近において、インクニードル102の軸線に対して対称な位置に一対が配置されている。連通孔104によって、インクニードル102の外部と内部とがインクが流通可能に連通されている。
インクニードル102の連通孔104が筒壁46の内部に進入すると、インク室36(液体貯留室の一例)内のインクは、筒壁46の内部に形成されたバルブ室47を通じてインクニードル102に接続されたインクチューブ20に流出される。なお、本明細書におけるニードル(針)とは、必ずしも先端の尖ったものを指す訳ではなく、細長い管状のもの一般を含む。
[インクカートリッジ30]
図2に示されるように、インクカートリッジ30は、内部にインク室36が形成されたフレーム31と、内部にバルブ室47(図3参照)が形成された円筒形状の筒壁46とを有する。このインクカートリッジ30は、インク室36に貯留されたインクをバルブ室47を通じて外部に供給する。インクカートリッジ30は、図2に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して挿入及び取出方向50に沿って挿入及び取り出される。本実施形態では、挿入及び取出方向50は水平方向である。また、起立状態におけるインクカートリッジ30の左右方向51及び前後方向53もそれぞれ水平方向である。起立状態におけるインクカートリッジ30の上下方向52は重力方向(鉛直方向)である。取出向き55及び挿入向き56は、各々が挿入及び取出方向50に沿う向きであり、且つ互いに反対の向きである。挿入及び取出方向50は、前後方向53に一致する。
[フレーム31]
フレーム31は、外形が概ね直方体であり、左右方向51に細く、上下方向52及び前後方向53の寸法が左右方向51の寸法よりも大きい扁平形状である。フレーム31は、前後方向53から平面視したときに少なくとも部分的に重なり合う前壁40及び後壁41と、上下方向52から平面視したときに少なくとも部分的に重なり合う上壁39及び下壁42と、左右方向51の一方側(図2の例では、前壁40側からフレーム31を平面視したときに左側)に配置された左壁38とで構成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着されるときに前方側となるのが前壁40であり、後方側となるのが後壁41である。フレーム31は、例えば、樹脂材料によって形成されている。
上壁39は、左壁38、前壁40、及び後壁41の上端同士を接続する。下壁42は、左壁38、前壁40、及び後壁41の下端同士を接続する。左壁38は、上壁39、前壁40、後壁41、及び下壁42の左端同士を接続する。一方、フレーム31の左右方向51の他方側(図2の例では、前壁40側からフレーム31を平面視したときに右側)は、開放されている。開放されたフレーム31の面は、フィルム43によって封止される。フィルム43の外形は、左右方向51から平面視した場合のフレーム31の外形と概ね一致する。フィルム43は、フレーム31の左右方向51の他方側(右側)に配置されて、左右方向51におけるインク室36の右壁37を構成する。フィルム43は、上壁39、前壁40、後壁41、及び下壁42の右端面に熱溶着される。これにより、左壁38、上壁39、前壁40、後壁41、下壁42、及びフィルム43で区画されたインク室36にインクが貯留可能となる。
[バルブ室47]
図3に示されるように、バルブ室47は、基端壁45の前面と、円筒形状の筒壁46の内面とによって区画された空間である。図1及び図2に示されるように、バルブ室47は、上下方向52におけるインクカートリッジ30の下部で、且つ前後方向53におけるインクカートリッジ30の前部に設けられている。基端壁45及び筒壁46は、例えば、樹脂材料によって形成されている。バルブ室47には、第1気体流路60、第2気体流路63、及び第1液体流路66が接続されている。筒壁46の先端には、シール部材70と、キャップ72とが取り付けられている。筒壁46の内部には、移動体77と、封止部材82と、コイルバネ86(付勢部材の一例)と、弁体92と、が収容されている。移動体77の内部には、第2液体流路69が形成されている。
図2に示されるように、基端壁45は、前後方向53において隣接するインク室36及びバルブ室47の間に配置されている。筒壁46は、基端壁45の前面から前方に延びている。換言すると、筒壁46は、基端壁45の前面からインクカートリッジ30の外方に向かって挿入向き56に延びている。筒壁46は、その前部が前壁40から外方に突出し、後部が前壁40より後方側に位置する。筒壁46の基端(挿入向き56の上流側の端部であって、第1端の一例)が基端壁45に接続され、先端(挿入向き56の下流側の端部であって、第2端の一例)が開口されている。筒壁46の内面は、挿入向き56と直交する断面において連続して延びている、すなわち環状である。なお、環状とは、円形状に限定されず、楕円形状や矩形状等であってもよい。筒壁46の内面は、環状の側壁面の一例である。基端壁45の前面は、基端壁面の一例である。したがって、第1端の一例としての筒壁46の基端は、筒壁46の内面の挿入向き56の上流側の端部を指す。第2端の一例としての筒壁46の先端は、筒壁46の内面の挿入向き56の下流側の端部を指す。
第1気体流路60は、バルブ室47とインクカートリッジ30の外部との間で気体を流通させる流路である。すなわち、第1気体流路60は、バルブ室47を大気に連通させる。第1気体流路60は、前壁40の右端面を上下方向52に延びる溝60Aと、溝60Aの上端から上壁39の右端面を前後方向53に延びる溝60Bとで構成される。第1気体流路60は、筒壁46の内面(すなわち、側壁面)に設けられた開口61(第1開口の一例、図3参照)を通じて、溝60Aの下端がバルブ室47に連通されている。第1気体流路60は、上壁39の右端面に設けられた開口62を通じて、溝60Bの後端がインクカートリッジ30の外部に連通されている。
第2気体流路63は、バルブ室47とインク室36との間で気体を流通させる流路である。第2気体流路63は、前壁40の右端面を上下方向52に延びる溝である。また、第2気体流路63は、筒壁46の内面に設けられた開口64(第2開口の一例、図3参照)を通じて、その下端がバルブ室47に連通されている。第2気体流路63は、前壁40の後面(インク室36側の面)に設けられた開口65を通じて、その上端がインク室36に連通されている。図3に示されるように、開口64は、開口61より筒壁46の基端側に位置している。開口65は、未使用状態のインクカートリッジ30のインク室36に貯留されたインクの液面より上方に位置している。
図2に示されるように、第1気体流路60及び第2気体流路63は、インクカートリッジ30の右壁37を構成するフィルム43によって液密的に封止される。また、開口62は、半透膜44によって封止されている。すなわち、フィルム43は、開口62に対応する位置において切欠かれている。半透膜44は、インクの通過を遮断し且つ気体の通過を許容する微小な孔を有する多孔質膜であり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体などのフッ素樹脂からなる。
図3に示されるように、第1液体流路66は、バルブ室47の基端壁45側とインク室36との間でインクを流通させる流路である。本実施形態における第1液体流路66は、基端壁45を厚み方向(すなわち、前後方向53或いは挿入及び取出方向50)に貫通する貫通孔である。第1液体流路66は、基端壁45の左右方向51の一方端付近に配置されている。なお、第1液体流路66は、後述される弁体92のロッド94が進入しない位置、すなわち弁体92のロッド94が基端壁45に当接可能となっていれば、基端壁45の任意の位置に配置されてよい。第1液体流路66は、基端壁45の前面(バルブ室47側の面)に設けられた開口67(第3開口の一例)を通じて、バルブ室47に連通されている。すなわち、開口67は、開口61、64より筒壁46の基端側に位置している。第1液体流路66は、基端壁45の後面(インク室36側の面)に設けられた開口68を通じて、インク室36に連通されている。
図3に示されるように、シール部材70は、外径寸法が筒壁46の外径寸法と概ね一致する円盤形状である。シール部材70は、筒壁46の先端に液密的に密着される。シール部材70には、中央部を厚み方向(すなわち、前後方向53或いは挿入及び取出方向50)に貫通する貫通孔71が形成されている。貫通孔71は、バルブ室47の内外を連通させる。なお、貫通孔71の直径は、インクニードル102の外径寸法より僅かに小さい。貫通孔71の周囲には取出向き55へ突出する凸部71Aが形成されている。凸部71Aは、貫通孔71を囲むように連続する環状の突起である。凸部71Aの取出向き55の先端面(当接面の一例)は、挿入向き56と直交しており、移動体77が当接する。シール部材70は、例えば、ゴム等の弾性材料によって形成されている。
図3に示されるように、キャップ72は、円盤形状の蓋部73と、蓋部73の厚み方向(すなわち、前後方向53或いは挿入及び取出方向50)の一方側の壁面から突出する円筒形状の円筒部74と、円筒部74の突出端から蓋部73と反対向きに突出する係合部(不図示)とで構成される。蓋部73には、中央部を厚み方向に貫通する貫通孔76が形成されている。貫通孔76の直径は、貫通孔71より大きい。円筒部74は、貫通孔76を囲む位置に設けられている。キャップ72は、例えば、樹脂材料によって形成されている。
蓋部73は、筒壁46と反対側からシール部材70に当接する。すなわち、シール部材70は、前後方向53において筒壁46の先端と蓋部73とに挟まれている。円筒部74は、シール部材70の外周面及び筒壁46の外面の一部を覆う。不図示の係合部75は、前壁40に設けられた被係合部40A(図2参照)に係合される。キャップ72は、シール部材70を筒壁46の先端に保持する。
移動体77は、概ね円柱形状の弁78と、封止部材82と、で構成されている。移動体77は、前後方向53に移動可能にバルブ室47内に配置されている。弁78は、封止部材82より剛性の高い材料(例えば、樹脂材料)によって形成されている。
弁78は、シール部材70の凸部71Aの先端面に密着し得る前面78A、及び基端壁45と対向する後面78Bを有する。弁78は、前面78A側が大径であり、後面78B側が小径である。前面78A側の弁78の外径寸法は、貫通孔71の直径より大きく且つ筒壁46の内径寸法より小さい。後面78B側の弁78の外径寸法は、封止部材82の内径寸法より若干大きい。弁78には、後面78B側に形成され基端壁45と対向する開口75と、前壁78A側に形成され筒壁46の内面と対向する開口80とを連通する貫通孔81が形成されている。貫通孔81は、第2液体流路69の一部を形成する。
封止部材82は、弁78の後面78B側の外周面に外嵌される円筒形状の円筒部83と、円筒部83の外面から径方向外側に突出するフランジ形状(環状の一例)の第1封止部84及び第2封止部85とで構成される。封止部材82は、例えば、ゴム等の弾性材料によって形成されている。第1封止部84及び第2封止部85は、前後方向53に離間して設けられている。具体的には、第1封止部84は、第2封止部85より筒壁46の基端側に配置されている。換言すれば、第2封止部85は、第1封止部84より筒壁46の先端側に配置されている。封止部材82は、弁78と共に移動体77としてバルブ室47内を前後方向53に移動する。第1封止部84及び第2封止部85は、弁78が移動することによって、筒壁46の内面に対して摺動する。
第1封止部84及び第2封止部85は、筒壁46の内面に気密的に密着する。封止部材82がバルブ室47に挿入されていない状態において、第1封止部84及び第2封止部85の外径寸法は、筒壁46の内径寸法より大きい。すなわち、筒壁46の内面に密着した第1封止部84及び第2封止部85は、外径寸法を減じる向きに弾性変形する。すなわち、バルブ室47の基端側の空間と、バルブ室47の先端側の空間とは、移動体77の外側において遮断されている。第1封止部84と第2封止部85との間の空間は、気体が流通可能な閉空間である。
円筒部83の内部空間は、シール部材70側の前面に設けられた開口83Aを通じて、円筒部83の外部と連通する。円筒部83の内径寸法と開口83Aの寸法は、弁78の後面78B側の外径寸法より若干小さい。開口83Aを介して、弁78の後面78B側が円筒部83の内部空間に挿入されている。弁78の後面78B側は、円筒部83の内面に液密に接触している。円筒部83の基端壁45側の後面には開口83Bが形成されている。開口83Bを通じて、円筒部83の後面側の壁を前後方向53に貫通する貫通孔79が円筒部83の外部と連通する。貫通孔79は、円筒部83の内部空間の一部である。貫通孔79の寸法及び開口83Bの寸法は、開口83Aの寸法より小さく、弁体92の弁93の外径寸法より小さく、且つロッド94の外径寸法より大きい。円筒部83の内部空間及び貫通孔79が第2液体流路69の一部を構成している。
封止部材82の円筒部83の内部空間及び貫通孔79には、貫通孔79を開閉する弁体92が設けられている。弁体92は円盤形状の弁93と、弁93から突出するロッド94(突起の一例)とを有する。弁93の外径は、貫通孔79の寸法より大きく、かつ円筒部83の内径寸法より小さい。弁79が貫通孔79を区画する周縁部分に当接することによって貫通孔79が閉塞される。この弁体92の位置が閉塞位置である。弁体92が貫通孔79から挿入向き56へ離れた位置が開放位置である。
ロッド94の外径寸法は、貫通孔79の内径寸法より小さい。ロッド94は、弁93から取出向き55へ、つまり基端壁45へ向かって突出している。弁体92が閉塞位置であるときに、ロッド94は、貫通孔79から基端壁45へ向かって移動体77の外部へ突出している。このロッド94の突出端95と基端壁45との間の挿入及び取出方向50に沿った距離は、後述されるように、移動体77が第1状態であるときの封止部材82の第1封止部84と開口64との挿入及び取出方向50に沿った距離より長い。つまり、第1状態の移動体77が閉塞位置の弁体92と共に取出向き55へ移動すると、ロッド94の突出端95が基端壁45に当接する前に、第1封止部材82が開口64を通過する。
コイルバネ96(第2付勢部材の一例)は、封止部材82の円筒部83の内部空間において、弁78の後面78Bと弁体92の弁93との間に配置されている。具体的には、コイルバネ96は、一端が後面78Bに当接され、他端が弁93に当接されている。コイルバネ96は、弁体92を取出向き55へ、つまり貫通孔79へ向けて付勢する。これにより、弁体92は、弁93が貫通孔79の周縁部分に当接した閉塞位置に保持される。なお、コイルバネ96に代えて、板バネ等の他の付勢部材が用いられてもよい。
コイルバネ86は、基端壁45と移動体77との間に配置される。具体的には、コイルバネ86は、一端が基端壁45の前面に当接され、他端が移動体77の基端壁45に対面する面(より具体的には、封止部材82の円筒部83の後面)に当接されている。コイルバネ86は、移動体77を筒壁46の先端側へ向けて付勢する。これにより、バルブ室47において、移動体77は、シール部材70に当接した第1状態(図3参照)に保持される。なお、コイルバネ86に代えて、板バネ等の他の付勢部材が用いられてもよい。
[インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着される動作]
以下、図3から図5が参照されつつ、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程における移動体77の動きが説明される。
図3に示されるように、カートリッジ装着部110に装着される前のインクカートリッジ30において、移動体77は、コイルバネ86の付勢力によってシール部材70に当接した第1状態にある。移動体77が第1状態にあるときに、弁78の前面78Aは、シール部材70の貫通孔71の周縁部の当接面71Aに液密的に密着する。これにより、貫通孔71が閉塞される。弁体92はコイルバネ96に付勢されて、弁93が封止部材82の貫通孔79を閉塞した閉塞位置に保持されている。つまり、第2液体流路69は閉塞されている。
第1封止部84は、開口61、64の間に位置している。具体的には、第1封止部84は、開口61より筒壁46の基端側で且つ開口64より筒壁46の先端側において、筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と第2気体流路63との間の連通が遮断される。なお、第1気体流路60と第2気体流路63との間の連通が遮断されていれば、第1封止部84が開口61、64の一部に重なっていてもよい。第2封止部85は、開口61より筒壁46の先端側において筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と貫通孔71との間の連通が遮断される。なお、第1気体流路60と貫通孔71との間の連通が遮断されていれば、第2封止部85が開口61の一部に重なっていてもよい。
図4は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される途中の(インクニードル102がバルブ室47内に途中まで挿入された)バルブ室47内の状態を示す。カートリッジ装着部110に装着される途中のインクカートリッジ30において、移動体77は、貫通孔76、71を通じてバルブ室47に進入したインクニードル102に押圧されることによって、コイルバネ86の付勢力に抗して第1状態より筒壁46の基端壁45側(取出向き55)へ移動した第2状態となる。
移動体77が第2状態にあるときに、弁78の前面78Aは、シール部材70から離間している。インクニードル102は、連通孔104がバルブ室47へ進入している。弁体92は、ロッド94が基端壁45に当接しておらず、コイルバネ96に付勢されて閉塞位置に保持されている。したがって、第2液体流路69は閉塞されており、インク室36とインクニードル102の内部空間とは連通されていない。
移動体77が第2状態にあるときに、第1封止部84は、開口64、67の間に位置する。具体的には、第1封止部84は、開口61より筒壁46の基端壁45側で且つ開口67より筒壁46の先端側において、筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と第2気体流路63とが連通され、かつ、第2気体流路63と第1液体流路66との間の連通が遮断される。したがって、第1気体流路60、第1封止部84と第2封止部85との間の空間(バルブ室47)、及び第2気体流路63を通じてインク室36が大気に連通される。第2封止部85は、開口61より筒壁46の先端側において筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60及び第2気体流路63と貫通孔71との間の連通が遮断される。
図5は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着完了された(インクカートリッジ30からインクが流出可能な状態)バルブ室47内の状態を示す。カートリッジ装着部110に装着完了されたインクカートリッジ30において、移動体77は、バルブ室47にさらに進入したインクニードル102に押圧されることによって、コイルバネ86の付勢力に抗して、第2状態より筒壁46の基端壁45側の第3状態にある。
移動体77が第3状態にあるときに、弁78の前面78Aは、シール部材70から離間している。弁体92のロッド94は、突出端95が基端壁45に当接し、弁体92は基端壁45に押されてコイルバネ96の付勢力に抗して閉塞位置から開放位置、すなわち封止部材82の貫通孔79から離間した開放位置へ移動する。これにより、第2液体流路69が開放され第1液体流路66、第2液体流路69、及びインクニードル102を通じて、インク室36内のインクがインクカートリッジ30の外部に流出可能となる。
第1封止部84は、開口64、67の間に位置する。具体的には、第1封止部84は、開口64より筒壁46の基端側で且つ開口67より筒壁46の先端側において、筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と第2気体流路63とが連通され、かつ第2気体流路63と第1液体流路66との間の連通が遮断される。したがって、第1気体流路60、第1封止部84と第2封止部85との間の空間(バルブ室47)、及び第2気体流路63を通じてインク室36が大気に連通されている。第2封止部85は、開口61より筒壁46の先端側において筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60及び第2気体流路63と貫通孔71との間の連通が遮断される。
[第1実施形態の作用効果]
前述された実施形態によれば、移動体77が第1状態にあるときに、閉塞位置の弁体92により第2液体流路69が閉塞されて、インクカートリッジ30からインクが流出することがない。また、開口61,64が第1封止部84によって遮断されてインク室36が閉空間とされる。移動体77が第2状態にあるときに、第1気体流路60、第1封止部84と第2封止部85との間の空間、及び第2気体流路63を通じて、インク室36が大気連通される。他方、閉塞位置の弁体92により第2液体流路69が閉塞されているので、インク室36からインクが流出されない。移動体77が第3状態にあるときに、弁体92が閉塞位置から開放位置へ移動して第2液体流路69が開放され、インク室36から、第1液体流路66、バルブ室47の基端壁45側、第2液体流路69、及びバルブ室47の先端側を通じてインクが流出可能となる。これにより、インクが流出可能な状態となる前にインク室36を確実に大気に連通させることができる。また、移動体77が取出向き55へ移動すると、弁体92が閉塞位置から開放位置へ取出向き55とは反対向きの挿入向き56へ移動するので、移動体77の移動範囲と弁体92の移動範囲とが取出向き55に直列に並ぶことがなく、バルブ室47の取出向き55に沿った寸法を短くすることができ、小型化が容易なインクカートリッジ30が実現される。
また、移動体77が第1状態にあるときに、弁体92により第2液体流路69が閉塞されるのに加え、移動体77がシール部材70に密着して貫通孔71を閉塞するので、インクカートリッジ30からインクがより流出し難くなる。
また、移動体77が取出向き55へ相対的に押されることによって、コイルバネ86の付勢力に抗して、移動体77が取出向き55へ移動する。移動体77を取出向き55へ押す力が消失すると、コイルバネ86の付勢力によって、移動体77が挿入向き56へ移動して、シール部材70の貫通孔71が移動体77によって直ちに閉塞される。
また、弁体92のロッド94が基端壁45に当接した状態で移動体77が取出向き55へ相対的に押されることによって、コイルバネ96の付勢力に抗して、弁体92が閉塞位置から開放位置へ移動する。弁体92のロッド94が基端壁45から離れると、コイルバネ96の付勢力によって、弁体92が閉塞位置へ移動する。
また、弁体92のロッド94が取出向き55へ突出する長さによって、弁体92が閉塞位置から開放位置へ移動するタイミングが設定される。
また、第1液体流路66が基端壁45に設けられているので、移動体77を取出向き55へ基端壁45まで移動させることができる。
また、筒壁46の内面及び移動体77の外面の挿入向き56に直交する断面が円形状であり、第1封止部84及び第2封止部85が、移動体77の外面から径方向外側に突出するフランジ形状なので、バルブ室47において移動体77を周方向に対して位置決めする必要がなく、製造が容易となる。
[第1実施形態の変形例]
前述された第1実施形態では、弁体92のロッド94が貫通孔79から移動体77の外部へ突出して、ロッド94が基端壁45と当接可能に構成されているが、弁体92のロッド94に代えて、図6に示されるように、基端壁45から封止部材82の貫通孔79を挿通可能であって、弁体92の弁93へ突出する凸部97が設けられていてもよい。
第1実施形態と同様に、移動体77が第1状態及び第2状態であるときには、凸部97は、弁体92の弁93に当接しないので、コイルバネ96に付勢されて弁体92が閉塞位置に保持される。移動体77が第3状態になると、凸部97が封止部材82の貫通孔79に進入して弁体92の弁93に当接し、コイルバネ96の付勢力に抗して、弁93を相対的に挿入向き56へ移動させる。これにより、弁体92が閉塞位置から開放位置へ移動して第2液体流路69が開放される。
このような変形例によっても、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
なお、弁体92にロッド94が設けられ、かつ基端壁45に凸部97が設けられて、ロッド94と凸部97とが当接することによって、閉塞位置の弁体92が開放位置へ移動するように構成されてもよい。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態の説明がされる。第1実施形態では、インクニードル102の突出端103が移動体77の弁78の前面78Aに当接する構成であったが、第2実施形態では、インクニードル102は突出端103に開口しており、突出端103が保持体88の貫通孔91内に進入可能に構成されている点において、第1実施形態と異なる。その他の構成は第1実施形態と同様なので、詳細な説明が省略される。また、図7から図9において第1実施形態と同じ参照符号を付した部材について説明が省略された構成は、第1実施形態と同様の構成である。
図7に示されるように、シール部材98は、外径寸法が筒壁46の外径寸法と概ね一致する円盤形状である。シール部材98は、筒壁46の先端に液密的に密着される。シール部材98には、中央部に厚み方向(すなわち、前後方向53或いは挿入及び取出方向50)に貫通する貫通孔99が形成されている。貫通孔99は、シール部材98自身の弾性によって閉塞されている。インクニードル102がシール部材98に押圧されることによって、貫通孔99を画定する周壁面がインクニードル102に弾性的に押し拡げられ、インクニードル102が貫通孔99を通過する。。
図7に示されるように、移動体87は、概ね円筒形状の保持体88と、封止部材82と、で構成されている。移動体87は、筒壁46において前後方向53に移動可能にバルブ室47内に配置されている。第1実施形態の弁体78とは異なり、保持体88は、ゴム等の弾性部材によって形成されている。
保持体88は、シール部材98に密着し得る前面88A、及び基端壁45と対向する後面88Bを有する。保持体88には、後面88Bに設けられた開口89と、前面88Aに設けられた開口90とを連通する貫通孔91が形成されている。貫通孔91は、第2液体流路69を形成する。貫通孔91内には、開口89側が小径であり、開口90側が大径となる段差面91Aが形成されている。段差面91Aは、挿入向き56側を、つまりシール部材98側を向く面である。段差面91Aより開口90側の貫通孔91の内径は、インクニードル102の外径より大きく、段差面91Aより開口89側の貫通孔91の内径は、インクニードル102の外径より小さい。したがって、開口90から貫通孔91へ進入したインクニードル102は、突出端103が段差面91Aに当接する。
保持体88の貫通孔91であって段差面91Aより開口89側は、さらに、径の異なる大径部58と小径部59とに分けられている。貫通孔91の大径部58は、貫通孔91の段差面91Aより開口90側の部分に連続しており、貫通孔91の小径部59は、開口89を通じて保持体88の外部と連通している。貫通孔91の大径部58及び小径部59には開口89を開閉する弁体92が設けられている。弁体92は、円盤形状の弁93と、弁93から突出するロッド94とを有する。弁93の外径寸法は、貫通孔91の小径部59及び開口89の内径寸法より大きく、かつ貫通孔91の大径部58の内径寸法より小さい。弁体92が貫通孔91の小径部59を区画する周縁部分に当接することによって小径部59が閉塞される。この弁体92の位置が閉塞位置である。弁体92が貫通孔91の小径部59を区画する周縁部分から挿入向き56へ離れた位置が開放位置である。
ロッド94は、貫通孔91の小径部59に挿入されている。ロッド94の外径寸法は、貫通孔91の小径部59の内径寸法より若干大きいので、弾性材料で形成されている保持体88の貫通孔91の小径部59を区画する周縁部分がロッド94の外周面に密着している。この貫通孔91の小径部59を区画する周縁部分とロッド94の外周面との密着によっても、貫通孔91の小径部59が閉塞されている。ロッド94は、弁93から取出向き55へ、つまり基端壁45へ向かって突出している。弁体92が閉塞位置であるときに、ロッド94は、開口89から基端壁45へ向かって移動体87の外部へ突出している。このロッド94の突出端95と基端壁45との間の挿入及び取出方向50に沿った距離は、移動体87が第1状態であるときの封止部材82の第1封止部84と開口64との挿入及び取出方向50に沿った距離より長い。つまり、第1状態の移動体87が閉塞位置の弁体92と共に取出向き55へ移動すると、ロッド94の突出端95が基端壁45に当接する前に、第1封止部材82が開口64を通過する。
ロッド94には、突出端95から長手方向に沿って溝105が設けられている。溝105は、インクが流通可能な流路である。溝105は、弁93付近まで延出されており、弁体92が閉塞位置であるときには、溝105は移動体87の外側に位置しており、弁体92が開放位置であるときには、溝105が開口89から貫通孔91の大径部58まで進入して、開口89を通じて貫通孔91をバルブ室47に開放する。
[インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着される動作]
以下、図7から図9が参照されつつ、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程における移動体87の動きが説明される。
図7に示されるように、カートリッジ装着部110に装着される前のインクカートリッジ30において、移動体87は、シール部材98に当接した第1状態にある。弁体92は、弁93及びロッド94が保持体88の小径部59を閉塞した閉塞位置にある。つまり、第2液体流路69は閉塞されている。
第1封止部84は、開口61、64の間に位置している。具体的には、第1封止部84は、開口61より筒壁46の基端側で且つ開口64より筒壁46の先端側において、筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と第2気体流路63との間の連通が遮断される。なお、第1気体流路60と第2気体流路63との間の連通が遮断されていれば、第1封止部84が開口61、64の一部に重なっていてもよい。第2封止部85は、開口61より筒壁46の先端側において筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と貫通孔71との間の連通が遮断される。なお、第1気体流路60と貫通孔71との間の連通が遮断されていれば、第2封止部85が開口61の一部に重なっていてもよい。
図8は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される途中の(インクニードル102がバルブ室47内に途中まで挿入された)バルブ室47内の状態を示す。カートリッジ装着部110に装着される途中のインクカートリッジ30において、移動体87は、シール部材98を弾性変形させて貫通孔99へ進入し、かつ保持体88の貫通孔91へ進入したインクニードル102の突出端103が段差面91Aに当接して押されることによって、第1状態より筒壁46の基端壁45側(取出向き55)へ移動した第2状態となる。
移動体87が第2状態にあるときに、弁体92は、ロッド94が基端壁45に当接しておらず、閉塞位置にある。したがって、第2液体流路69は閉塞されており、インク室36とインクニードル102の内部空間とは連通されていない。
移動体87が第2状態にあるときに、第1封止部84は、開口64、67の間に位置する。具体的には、第1封止部84は、開口61より筒壁46の基端壁45側で且つ開口67より筒壁46の先端側において、筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と第2気体流路63とが連通され、かつ、第2気体流路63と第1液体流路66との間の連通が遮断される。したがって、第1気体流路60、第1封止部84と第2封止部85との間の空間(バルブ室47)、及び第2気体流路63を通じてインク室36が大気に連通される。第2封止部85は、開口61より筒壁46の先端側において筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60及び第2気体流路63と貫通孔71との間の連通が遮断される。
図9は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着完了された(インクカートリッジ30からインクが流出可能な状態)バルブ室47内の状態を示す。カートリッジ装着部110に装着完了されたインクカートリッジ30において、移動体87は、バルブ室47にさらに進入したインクニードル102に押圧されることによって、第2状態より筒壁46の基端壁45側の第3状態にある。
移動体87が第3状態にあるときに、弁体92のロッド94は、突出端95が基端壁45に当接し、弁体92は基端壁45に押されて閉塞位置から開放位置へ移動する。弁体92が開放位置に移動すると、ロッド94の溝105が開口89から貫通孔91の大径部58まで進入して、第2液体流路69がバルブ室47の基端壁45側に対して開放され、第1液体流路66、第2液体流路69、及びインクニードル102を通じて、インク室36内のインクがインクカートリッジ30の外部に流出可能となる。
第1封止部84は、開口64、67の間に位置する。具体的には、第1封止部84は、開口64より筒壁46の基端側で且つ開口67より筒壁46の先端側において、筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60と第2気体流路63とが連通され、かつ第2気体流路63と第1液体流路66との間の連通が遮断される。したがって、第1気体流路60、第1封止部84と第2封止部85との間の空間(バルブ室47)、及び第2気体流路63を通じてインク室36が大気に連通されている。第2封止部85は、開口61より筒壁46の先端側において筒壁46の内面に気密的に密着している。これにより、第1気体流路60及び第2気体流路63と貫通孔71との間の連通が遮断される。
前述された第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
[第1実施形態及び第2実施形態の変形例]
なお、半透膜44の取り付け位置は開口62に限定されず、第1気体流路60の経路上の任意の位置であってもよい。また、開口61から半透膜44に至る第1気体流路60の任意の位置にラビリンス構造を設けることにより、インクが半透膜44に付着することによって気体の流通が阻害されるのを抑制することができる。
また、筒壁46の内面、円筒部83の外面、第1封止部84及び第2封止部85の外面の前後方向53に直交する断面は、円形状となっているが、当該断面は円形状に限定されず、楕円形状や矩形状等であってもよい。同様に、筒壁46の外面及びその他の構成要素の断面形状も円形状に限定されない。
また、第1封止部84及び第2封止部85は、例えば、弁体78,87の周壁に設けられた円周溝に嵌まり込むOリング等であってもよい。
また、開口61、64は、筒壁46の周方向の同一の位置で且つ前後方向53に離間して設けられているが、開口61、64の位置関係はこれに限定されない。例えば、開口61、64は、前後方向53の同一の位置で且つ筒壁46の周方向に離間した位置に設けられていてもよい。また、前後方向53及び筒壁46の周方向に離間した位置に設けられてもよい。なお、この場合の第1封止部84は、第1状態の移動体77において開口61、64の間を遮断できれば(すなわち、円筒部83の外周面を一周する環状であれば)、どのような形状であってもよい。
例えば、第1封止部84は、前後方向53と交差(上記の実施形態では、直交)する平面に沿って円筒部83の外周面を一周していてもよい。すなわち、当該平面上における円筒部83の接線は、奥行き方向53と交差する。また、第1封止部84は、単一の平面に沿って設けられている必要はなく、途中で蛇行或いは屈曲していてもよい。この場合において、第1封止部84の一部が前後方向53に沿って延びていてもよい。第2封止部85についても同様である。また、開口61,64のいずれか一方が、筒壁46ではなく、基端壁45に配置されていてもよい。同様に、開口67が、基端壁45ではなく、筒壁46に設けられていてもよい。
また、バルブ室47の位置は上記の実施形態の例に限定されない。例えば、前壁40の前面から筒壁46を突出させてもよい。この場合の基端壁45は前壁40が兼ねることになる。また、前壁40を厚み方向に貫通する貫通孔の内部をバルブ室47としてもよい。この場合、当該貫通孔の内面が側壁面となり、筒壁46は省略される。
また、シール部材70は必ずしも設けられなくてもよい。例えば、インクニードル102により破断可能なフィルムにより筒壁46の先端側が封止されていてもよい。
30 インクカートリッジ
36 インク室
45 基端壁
46 筒壁
47 バルブ室
60 第1気体流路
61,64,67,80,83A,83B,89,90 開口
63 第2気体流路
66 第1液体流路
69 第2液体流路
70,98 シール部材
71,76,81,91 貫通孔
77,87 移動体
84 第1封止部
85 第2封止部
86,96 コイルバネ
92 弁体
94 ロッド
97 凸部
102 インクニードル

Claims (8)

  1. 液体が貯留される液体貯留室と、
    上記液体貯留室から外方へ向かう第1向きへ延びかつ第1向きに直交する断面が環状の側壁面、及び上記側壁面の上記第1向きの上流側である第1端側に設けられた基端壁面によって区画されたバルブ室と、
    上記バルブ室の側壁面に設けられた第1開口を通じて、上記バルブ室と外部との間で気体が流通可能に設けられた第1気体流路と、
    上記バルブ室の側壁面に設けられた第2開口を通じて、上記バルブ室と上記液体貯留室との間で気体が流通可能に設けられた第2気体流路と、
    上記バルブ室内に配置されて上記第1向きと反対の第2向きへ移動可能な移動体と、
    上記バルブ室における上記移動体より上記基端壁面側と上記液体貯留室との間で液体が流通可能に設けられた第1液体流路と、
    上記移動体を貫通して、上記バルブ室における上記移動体よりも上記基端壁面側と上記移動体よりも上記側壁面の上記第1向きの下流側である第2端側との間で液体が流通可能に設けられた第2液体流路と、
    上記第2液体流路において上記第2液体流路を閉塞する閉塞位置、及び当該閉塞位置から上記第1向きへ移動して上記第2液体流路を開放する開放位置に移動可能に設けられており、上記基端壁面と当接することによって閉塞位置から開放位置へ移動する弁体と、
    上記移動体の外面に環状に設けられており、上記側壁面に密着して上記第2向きへ摺動可能な第1封止部と、
    上記第1封止部より上記第2端側において上記第1封止部との間に気体が流通可能な空間が隔てられて設けられており、上記移動体の外面に環状に設けられて上記側壁面に密着して上記第2向きへ摺動可能な第2封止部と、を具備しており、
    上記移動体は、
    上記弁体が上記閉塞位置に位置し、上記第1封止部が上記第1開口と上記第2開口との間に位置し、かつ上記第2封止部が上記第1開口及び上記第2開口より上記第2端側に位置する第1状態と、
    上記第1状態から上記第2向きへ移動して、上記弁体が上記閉塞位置に位置し、かつ上記第1封止部と上記第2封止部との間の空間を通じて、上記第1開口と上記第2開口とが気体が流通可能に連通される第2状態と、
    上記第2状態より上記第2向きへ移動して、上記弁体が上記基端壁面に当接して、上記閉塞位置から上記開放位置へ移動する第3状態と、に移動可能である液体カートリッジ。
  2. 上記側壁面の上記第2端側に設けられており、上記バルブ室の内部と外部とを連通する貫通孔を有するシール部材を更に備えており、
    上記移動体は、上記第1状態にあるときに、上記シール部材に密着して上記貫通孔を閉塞し、上記第2状態にあるときに、上記シール部材から離隔する請求項1に記載の液体カートリッジ。
  3. 上記バルブ室内において上記基端壁面と上記移動体との間に配置されており、上記移動体を上記第1向きへ付勢する第1付勢部材と、
    上記第2液体流路において上記弁体を上記閉塞位置へ向かって付勢する第2付勢部材と、を更に備えた請求項2に記載の液体カートリッジ。
  4. 上記弁体は、上記移動体より上記第2向きへ突出する突起を有する請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  5. 上記基端壁面は、上記第1向きへ突出して上記弁体と当接可能な凸部を有する請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  6. 上記第1液体流路は、上記基端壁面に開口している請求項1から5のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  7. 上記第1開口と上記第2開口とは、上記第1向きに離れて配置されている請求項1から6のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  8. 上記側壁面及び上記移動体の外面の上記第1向きに直交する断面は、円形状であり、
    上記第1封止部及び上記第2封止部は、上記移動体の外面から径方向外側に突出するフランジ形状である請求項1から7のいずれかに記載の液体カートリッジ。
JP2014023760A 2014-02-10 2014-02-10 液体カートリッジ Active JP6094505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014023760A JP6094505B2 (ja) 2014-02-10 2014-02-10 液体カートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014023760A JP6094505B2 (ja) 2014-02-10 2014-02-10 液体カートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015150701A JP2015150701A (ja) 2015-08-24
JP6094505B2 true JP6094505B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=53893480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014023760A Active JP6094505B2 (ja) 2014-02-10 2014-02-10 液体カートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6094505B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6582661B2 (ja) * 2015-07-21 2019-10-02 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
KR102543783B1 (ko) * 2017-02-01 2023-06-15 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 비정질 산화물 반도체막, 산화물 소결체, 및 박막 트랜지스터
JP7215020B2 (ja) 2018-08-31 2023-01-31 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ及びシステム
WO2020100278A1 (ja) * 2018-11-16 2020-05-22 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ及びシステム
JP7413684B2 (ja) 2019-09-03 2024-01-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 液体流路の接続機構及びインクジェット記録装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3747678B2 (ja) * 1999-03-05 2006-02-22 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンタ用インクカートリッジ
JP2003300330A (ja) * 2002-04-08 2003-10-21 Seiko Epson Corp インク供給システム、インクタンクおよびインクジェットプリンタ
JP4506301B2 (ja) * 2003-09-30 2010-07-21 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ
JP2010132001A (ja) * 2003-12-08 2010-06-17 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
DE102007001084A1 (de) * 2006-12-12 2008-06-19 Pelikan Hardcopy Production Ag Tintenpatrone für Tintenstrahldrucker
JP5104256B2 (ja) * 2007-12-01 2012-12-19 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015150701A (ja) 2015-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6112032B2 (ja) 液体カートリッジ
JP6128004B2 (ja) 液体供給装置及び液体カートリッジ
JP5223740B2 (ja) 液体容器
JP5195561B2 (ja) 液体容器
JP6094505B2 (ja) 液体カートリッジ
JP5573397B2 (ja) インクカートリッジ及び画像記録装置
US9469119B2 (en) Liquid cartridge
JP6107696B2 (ja) 液体カートリッジ
JP2014189011A (ja) 液体カートリッジ
JP6011309B2 (ja) インクカートリッジ
JP6210313B2 (ja) 液体消費装置及び液体カートリッジ
JP6094506B2 (ja) 液体カートリッジ
JP6582661B2 (ja) 液体カートリッジ
JP6327015B2 (ja) 液体カートリッジ及び液体カートリッジのキャップ取付方法
JP6020125B2 (ja) インクカートリッジ
JP6020126B2 (ja) インクカートリッジ
JP6531535B2 (ja) 液体カートリッジ
JP6079365B2 (ja) 液体供給装置及び液体カートリッジ
JP2005238576A (ja) インクカートリッジ
JP6212903B2 (ja) インクカートリッジ
JP2017024237A (ja) 液体カートリッジ、液体吐出装置、及び液体カートリッジの製造方法
JP6212889B2 (ja) 印刷流体カートリッジ及び印刷流体供給装置
JP2014189009A (ja) 液体カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6094505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150